名南市、天道。
 高級住宅の並ぶこの街に『矢野(やの)』家と『戸鳴(となり)』家は並ん
で建っている。
 ――この夜、矢野家では狂宴が催されていた。
 テレビではいまだに墜落した航空機のニュースが流れ続け、電話の受話器は
棚から垂れ落ちている。
 宴の参加者は四人だったが、主催者はといえば不幸を運んできた電話といえ
よう。
「あっ、あっ、あっ、お兄ちゃん、もっと、もっと奥までちょうだいっ……あ、
ああっ!」
「すえちゃん、こうか?」
 少年の声と共に、幼い少女の声が跳ね上がる。
「ふあっ、ん、それぇっ! それがいいのっ! 奥、奥に当たるの、気持ちい
いのぉ!」
 小柄で黒髪おかっぱ頭の少女、矢野すえは、幼馴染の少年である戸鳴均(と
なり ひとし)に懸命にしがみつきながら、ついさっき覚えた拙い腰使いを駆
使して、自分の官能をさらに引き起こそうとする。
 涙と涎で顔をぐしょぐしょにしながらも、すえの可憐な顔立ちは損なわれる
事はない。
 どちらも全裸だ。ソファや絨毯の敷かれた床のあちこちに衣服や下着が散ら
ばっている。

 二人の結合部では、愛液と破瓜の血にまみれた野太い男のシンボルが、何度
も幼い淫唇を巻き込みながら出ては、容赦のない勢いですえの中に埋まってい
っていた。
「すえちゃん、やらしいな……! 自分から、腰振ってるじゃないか……さっ
きまで処女だったくせにっ!」
 ソファに腰掛け、年下の少女を対面座位で貫いている均は、狭いながらも潤
沢な膣穴を容赦なく責め上げる。先端が何度も行き止まりを突き上げ、すえは
喜悦の悲鳴を上げ続けた。
「やんっ、ああっ、ら、らって、気持ちよすぎるのぉ! ん、んんっ、と、止
まんらいろぉっ!」
 ろれつの回らない舌っ足らずな口調で喋りながら、すえは均の肌のあちこち
にキスの雨を降らし、子猫のように皮膚を舐め上げる。
 小さく尖った乳首が均の胸板に擦れるたび、ビクビクッと小さく痙攣を繰り
返していた。
「すごいよ…っ…もう、俺、出ちゃいそうだ……」
「はっ、うん、出してっ! すえの中に、いっぱい、いっぱいらしてぇっ! 
お姉ちゃん達みたいにっ、んっ、はぁっ! せーえき、お腹にちょうだいっ」
 淫らな言葉を吐くたびに、すえは自分の頭の中が麻薬にでも犯されたような
心地よさを味わっていた。胎の中が濡れる。身体を串刺しにしている逸物がも
うじき、粘液を放つことに期待し、下腹部は切なく疼いた。

「いいの? 中に出しちゃって、いいの? すえちゃん、中学生だよ? まだ
子供なのに腹ボテになっちゃっていいの?」
 均の言葉に、すえの背筋をぞくぞくと電流が駆け巡る。
「あっ、らって、欲しいもん! お兄ちゃんの、子供ぉっ、んんっ!  欲し
いのぉ! だ、だから、お願いぃぃ……も、もう、すえ……あっ、あぁっ、や
っ、ああぁっ!」
 身体の制御が聞かず、もはやすえは無我夢中で腰を振るうだけだ。一刻も早
く、二人の姉のように精液を子宮で受け止めてみたい。この人の分身を宿すの
だ。期待と妊娠の背徳感に、すえはそれだけでイッてしまいそうになる。
「ん……じゃあ、このままいくぞ……すえちゃん……っ」
 ガクガクガクと脳までシェイクされるような勢いで、均の亀頭がすえの子宮
を何度も強く突き上げる。腹の中で、肉棒が大きくなってきた。
「んっ、んんっ……あ、来る、来ちゃうっ……お兄ちゃん、あっ、あ、や、や、
や、あ、あああぁぁーーーーーっ!!」
「んんっ!」
 均はギュッと、華奢な少女の身体を抱きしめた。これまで堪えていた精液が
尿道管を駆け抜け、勢いよく少女の胎内に放出される。
「あうっ……!」
 すえも、確かに均が射精しているのを感じていた。
 子宮口に密着した鈴口から何度も放たれる白濁液が、未使用だった子宮を汚
していく。

「は……ぁ……ああっ……来てる……お腹の中、びゅくびゅくって……来てる

……おにいちゃんの精子で、いっぱいだよぉ……」
「ん……まだ、出てる……」
 均もすえも、互いに抱き合ったまま、小刻みな痙攣を繰り返す。
 均は膣内射精の余韻に集中し、すえは自身の腹を満たす愛しい人の体液の感
覚に酔いしれていた。
「うん、うん……注いでぇ……はっ……あぁっ……こ、これ……絶対、妊娠、
出来てるよね……お兄ちゃん……」
「うん、きっと出来てる……可愛い子供な……」
 ようやく射精の収まった均は、すえの身体をゆっくりと引き離そうとした。
 それを素早く察知したすえは泣きそうな表情をしながら、均にしがみつく。
「は……ぅ……ゃあ……お兄ちゃん、離れちゃ、いやぁ……」
「大丈夫だよ。次は、三人同時にしてあげるから。お姉ちゃん達も愛してあげ
ないと、可哀想だろ? それに、すえちゃんはしばらく動けなさそうだし」
「はぁ…っ…ずるいー……ん……すえも、するぅ……」
 宥めすかしながら、均は腕に力を込めてすえの膣内から半萎えになった自分
自身を引きずり出した。
 開いたままのすえの小さな秘唇から、ドロリと大量の精液があふれ出す。
 矢野家の三姉妹の中でも、最も小柄なすえの身体は軽く、均は大した腕力も
使うことなく彼女をソファに横たえさせた。

「はいはい、ちゃんとしてあげるから。順番にね。じゃあ、次はもう一回最初
から?」
 まだ、肉欲の火照りが収まらないらしい末っ子に苦笑しながら、均は視線を
移動させる。
 が、そこにいたはずの人物はいなく。
「はむ……」
 いつの間にか、自分の股間の前にひざまずいていた。
 長い黒髪と、切れ長の瞳を持った色白の美人だ。たわわに実った乳房が、均
の肉棒をしゃぶるたびに大きく揺れ動く。黒いガーターベルトが扇情的だった。
「って、ちょっと淑恵(としえ)さん!?」
 均の制止などどこ吹く風で、矢野家長女の淑恵は貪欲に少年のモノを舐め続
ける。
「んっ……んむ……すえと、ご主人様の味が、する……んん、おいしい……」
 鈴口を吸い上げ、尿道口に残る精液を飲み下すと、淑恵はそれだけで軽くイ
ッたらしく、頬を紅潮させながら体をぶるりと震わせた。
 それでも飽き足らず、均のモノをアイスクリームのように舐めながら、少し
不満そうに上目遣いで均を睨んだ。
「それと、呼び捨てにしてって、さっき……言った……」
 そうだった、と均は思い出した。
 そういえば、さっき初めて抱いた時、そういう事になっていたのだ。

 普段、どこまでも穏やかで知的な長女は、実は被虐体質の変態女だった。
 均の肉棒が復活してきたのを察すると、口全体で頬張り舌を駆使する。まだ、
均が教えたばかりでぎこちないが、温かな口腔粘膜に刺激されながらの舌での
攻撃は、均のモノをさらにいきり立たせる。
 手と口で奉仕しながら、淑恵のもう一方の手が自身の股間に伸びている事に、
均は気がついた。
「やらしいな、淑恵。しゃぶりながら、指でいじってるのか」
「だって、我慢が出来ない……これ、欲しい……また、私の中に……これ、突
っ込んで……いっぱい掻き回して……子宮いっぱいに精液……欲しい……」
 濡れた目で訴えられ、均の身体を快感が駆け抜ける。
 だが、二人の間にもう一人の少女が割って入った。ポニーテールでしなやか
な体つきの女の子だ。均と同年代の幼馴染、矢野家次女の瑤子(ようこ)だっ
た。地元の高校、秋陽高校の制服は、乱暴にはだけていた。
「ず、ずるいよ、お姉ちゃん……ボクだって、ひ、均の……欲しいんだから…
…ひんっ!?」
 瑤子の身体が膝立ちのまま、ピンと跳ね上がった。スカートの中に、均が手
を突っ込んだのだ。そのまま、精液で満たされた膣腔に指を二本挿入され、グ
リッと抉られたのだから、瑤子はたまらない。二本の指がドリルのように回転
し膣粘膜を掻き回す快楽に耐え切れず、歓喜の涙をこぼしながら均の腕にしが
みつく。

「淑恵、もっと足を開け」
 次女への愛撫を続けたまま、均は長女に命じる。
 尻餅をついた淑恵は、胸を高鳴らせながら、今日契約を結んだばかりの年下
の主に見えるように、大きく足を開いた。薄い繊毛の下に息づく花弁は愛液と
精液で汚されていた。血がごくわずかなのは、先刻自慰していたためだろう。
 均の視線が、女にされたばかりの秘処に集中しているのを察し、自然女の部
分が熱く潤ってくる。割れ目からは、ドロリとした白濁粘液があふれ出した。
「ん、んんっ……や、ああっ……!?」
 目を涙で滲ませながら、尻の割れ目を伝う粘液の感触に、淑恵は全身を震わ
せる。
「おいおい、命令されただけでイッたのか?」
「ひ……あっ……と、止まらないの……ごめん、ごめんなさいぃ……」
 断続的な絶頂が止まらない。何もされていないのに感じてしまう自分の身体
に、淑恵は戸惑いながら主に謝り続けるしかなかった。
「ったく、いつものクールな淑恵さんはどこへ行ったのやら」
「だ、だって……すごく気持ちがいいからぁ……もっと、もっと命令して……」
「……それにしても、我ながら、いっぱい出したなぁ」
 均は空いている方の腕を伸ばすと、淑恵の割れ目を指で押し開いた。
 トロトロと溢れていた体液が、一気に増加して外へとこぼれ落ち、ポタポタ
と絨毯に染みを作っていく。

「ひうっ……あっ、ああっ、は、はい……あっ、いっぱい、出していただきま
した……っ!」
「もう一回、欲しい?」
 分かってやっているのか、均は指を一本だけゆっくりと淑恵の中に挿入する。
 そして入れた時と同じ速度で、指を引き抜き、また挿入を繰り返す。
「い、一回だけなんて……」
 均の意地悪な責めに足を震わせながら、淑恵は唇を尖らせた。
 股間を突く細長い指を精一杯感じるため、膣内は自然均の指を締め付け舐め
上げる。
「じゃあ、何回?」
 均はちょっと、指の速度をあげた。
「ご主人様の望むままに……オマ○コも、お尻の穴も、お口も、全部…っ……
ご主人様のもの、ですから……」
「へえ、こっちも、いいんだ」
 すい、と均の指が引き抜かれたかと思うと、秘処の下にある小さな窄まりを
撫で上げた。愛液に濡れた指で刺激され、淑恵の腰が浮き上がる。
「は、う……! も、もちろんです……で、でも、でもぉ……」
 均の股間には、いつの間にか瑤子がうずくまっていた。
 瑤子の股間から引き抜かれた均の手は、彼女のポニーテールを握り、乱暴に
手綱を操るかのように引っ張り上げる。だが、当の本人である瑤子はそんな事
はちっとも気にせず、恍惚とした表情で幼馴染の男根の味に酔いしれていた。

 妹の小さな口の中で、均のモノは完全に復活をとげているようだった。
「分かってるよ。今日はずっと、こっちを責めてやる。確実に妊娠するように、
たっぷり種付けしてやるよ。ほら、足抱えてもっと俺が入れやすいようにしろ」
 命じるままに太股を抱え上げ、Vの字開脚で淑恵は絨毯に寝そべった。
 均は無造作に瑤子のポニーテールを引っ張り、肉棒を取り上げた。
 瑤子の唾液に濡れて光る亀頭が、自分の粘膜に近づくのを瞬きもせずに、彼
女は見詰め続ける。
「う、嬉しい……んっ……あ……はああぁぁ……」
 熱い塊が胎内に入ってくる感触に、淑恵は安堵と喜びの悲鳴を上げた。奥ま
で届いたかと思うと、そのまま激しく抽送を開始され、淑恵はまた絶頂に達し
ようとしていた。
 瑤子は、姉を犯す幼馴染の腰にしがみついた。
「ひ、均ぃ、ボ、ボクも、我慢、ん、もう……限界……」
「瑤子は、何してくれるんだ?」
 年上の女性を組み敷き激しく腰を振るいながら、均は瑤子に尋ねた。
「な、な、何でもする……何されてもいい。どんな命令でも従うっ……だ、だ
からっ、これ以上、焦らさないで……」
 瑤子はボロボロと涙をこぼす。我慢できないのか、跪いた太股から愛液が滴
り落ちていた。いつもの勝気な表情からは、クラスメイトは想像も出来ないだ
ろな、などと均は思いながら、そんな幼馴染の様子を観察していた。

「何でも?」
「うっ、うん、うん! もう殴らないし、怒鳴ったりもしないから……ね、は、
早く……っ」
「馬鹿だな。お前はそこがいいんじゃないか。昼間はいつも通りにしててくれ
ていいよ。じゃあ、淑恵に重なれ」
 頭を撫でながら均が言うと、瑤子の表情がパァッと明るくなった。尻尾があ
ったら、千切れるほどに振っていただろう。
「う、うん……お、お姉ちゃん、ごめんね?」
 言いながらも、ほとんど躊躇なく、瑤子は淑恵の身体に覆いかぶさった。姉
の柔らかく滑らかな肌の感触に、一瞬理性のよみがえった瑤子は頬を赤くした
が、すぐに均を挑発するように尻を高々と上げた。
「淑恵、分かっているな?」
「は、はいっ……んんっ……」
 均の言葉に淑恵は頭を動かし、妹の乳首を口に含んだ。
「はうっ!? お、お姉ちゃん!?」
 完全な不意打ちに、瑤子の身体が大きく仰け反った。しかし、淑恵は休むこ
となく妹の胸を吸い続ける。
「ん、ちゅぷ……瑤子の、美味しいよ……んんっ!」
 口の中で舌を使われ、瑤子は激しく動揺した。ミルクなんか出る訳ないのに
……まだ。そう、まだ出ない。いずれ、後ろの男の子供を産む時に……吸われ
たいなぁと瑤子は妄想する。

「淑恵の中は、ドロドロだな。こっちの締まり具合はどうかな」
 淑恵に激しく肉欲を叩きつけながら、均は再び指を二本、瑤子の膣内に挿入
した。膣内で指を回転され、瑤子の下半身がビクビクと自分の意思に反して痙
攣し続ける。
「ああっ、ひんっ、あ、あっ、指、あっ、指よりっ、均のおちん○ん、ちょう
だいよぉ!!」
「もう少し待て。淑恵を味わってからだ」
 均は淑恵の膝に手を沿え、力強く肉棒を彼女の膣内へ抉り込んだ。ガツンガ
ツンと、何度も亀頭が子宮口を叩き、淑恵の表情は官能に蕩けていく。
「あっ、ん、もっと、もっと奥、抉って、掻き回してぇっ!」
「そうしたいところだけど、瑤子がそろそろ壊れそうなんでね」
 無慈悲にも均は抽送を中断した。
「い、いや、いやぁ……抜いちゃ、いやぁ……! ご主人様の、もっと欲しい
のにぃ……!」
 肉棒が引き抜かれる事を察した淑恵は、妹の前だという事にも構わず、玩具
を取り上げられた子供のように泣きじゃくった。
 悲しそうに嗚咽を上げ続ける姉を気遣いながらも、瑤子はこれから満たされ
る肉欲への期待に胸を高鳴らせ股間を濡らしていた。
「待たせたな、瑤子。いくぞ」
 その言葉に、瑤子は彼が挿入しやすいように尻を持ち上げた。

「ん、んんっ、来て、来て来て来て……あ、ああっ、入って、入ってくる……
あああ、ああっ!!」
「そんなにいいのか?」
 ブレーキが壊れたかのように、ガクガクと瑤子は腰を振るわせ続ける。激し
く前後するたびに、亀頭が膣襞を引っ掻き上げ、瑤子の脳を快楽がスパークさ
せる。
「やだ、やだぁ、腰、止まらない、あ、ひあっ、すごいすごいっ、ひっ、あっ、
んんっ、均の太いの、あ、あっ、頭、おかしくなっちゃいそうだよぉ!!」
 嬉し涙をこぼしながら腰を揺らす瑤子の下で、淑恵も腰を突き上げた。見え
ないが、彼女の割れ目はお漏らしでもしたかのように、愛液が吹き零れている
のを淑恵は悟っていた。
「ご、ご、ご主人様ぁ……私も、私も、お情けください……た、耐えられない
……っ」
「さっきの今だぞ。少しは我慢しろ。ちゃんと、入れてやるから」
 ズボッと瑤子の中から引き抜かれた肉棒が、一気に淑恵を貫いた。
「ひいいぃぃっ……! あっ、ああっ! き、来たっ、来たの、これが欲しか
ったのっ!」
「ふああぁぁっ、また、あっ、んんっ! や、やっ、まだ抜いちゃ駄目っ! 
もっと、締めるから、まだ抜かないでぇっ!」
 均は一突きごとに姉妹の締め付けの違いを味わいながら、交互にその肉の味
を楽しんだ。

 ふと尻の割れ目に、ゾクリと快感が走った。
 振り返ると、そこにはいつの間にか復活したすえが四つん這いで、均の尻穴
を舐めていた。
「お兄ちゃぁん……すえも、ちょうだい?」
 猫のように頭を擦り付けたかと思うと、再び舌を伸ばしてすえは、均の不浄
の穴を舐めるのに没頭する。
「ん、しばらく待ってな。今は指で可愛がってやるからな」
 均に誘われ、すえは嬉しそうににじり寄る。無毛の股間に指を挿入すると、
さっき迸らせた重い精液がこぼれ出した。
「キスも、ちょうだい……」
「ああ。お安い御用」
 さっきまで自分の尻を舐めていたすえの唇に、均は躊躇いもなく吸い付いた。
舌を絡め唾液を送り込むと、すえはとろんとした目でそれを飲み下していく。
「んむ……ん……は……お姉ちゃん達、すごく気持ちよさそうだよぉ……」
「うん、俺も……また、そろそろ、かな……」
 すえとのキスを楽しみながら、均は絶頂感を堪えて激しく姉妹の肉穴を行き
来する。
「あっ、あっ、あぁっ、来て! ボクの中に来てっ、ひぁうっ、均専用の子宮
にぃっ、んんっ、精子ぶっかけて孕ませてぇっ!」
「らめぇっ、ご主人様のせーえきは、わ、私のなのぉっ! びゅくびゅくって、
出してっひぃっ、赤ちゃん、授かるのぉっ! 何度でも、子供産むんだからぁ!」

 あられもない声を上げながら、瑤子と淑恵は射精を均に要求する。
 均はその痴態に肉棒をさらに硬くさせ、どちらに精を注ぎ込もうか迷った。
そうこうするうちにも、どんどんと射精欲求は高まっていく。
「お兄ちゃん、出るの……もう、出ちゃうの?」
 姉二人が受精する様は、さっきも一度見たがやはり胸の動悸は抑えられない。
 今から、お兄ちゃんがお姉ちゃん達に種付けするんだ……。
「ああ、出す……お前のお姉ちゃん達に、注ぎ込むぞ……次は、すえちゃんが
こうなるんだからな、よく見てろよ……っ!」
「う、うん……っ」
 んんっ、と均の身体が硬直する。
 それと同時に、下半身が小刻みに痙攣を開始した。それですえは今正に、均
が瑤子の子宮に向けてに射精しているのが分かった。
「あっ、ひっ、あああぁぁっ! あ、ああっ、出てる……濃いの、いっぱい出
てるのぉ……!」
 涙を滲ませ涎を口の端から滴らせながら、瑤子は激しく絶頂に達した。胎内
にまた、熱い液体が広がっていく……子宮内を満たす精液の感触に、瑤子は自
身の妊娠を確信していた。
 一方、その恩恵を受けられなかった淑恵は。
「あ、ああ……ひ、ひどい……私、私も欲しいのにぃ……いいいぃぃっ!?」
 まだ硬い肉棒を急に根元まで突き入れられ、語尾が跳ね上がった。

「心配しなくても、ちゃんと出すって。お前の腹も、俺専用なんだろ」
 淑恵の膣粘膜が均の肉棒の脈動を感じとり、さらに精液を搾り取ろうと締め
上げる。
「あ、は、はい、生涯、均様のっ、ものだから……あ、ああっ……す、すごい
の、まだ出るのぉ……?」
 とても半分を妹に分け与えたとは思えない量が、淑恵の胎を満たしていた。
重なる妹と自分の身体の隙間に手を差し込み、淑恵は下腹部を撫でた。
 ここに今、ご主人様の子供がいるんだ……。
 繋がった部分から、精液と愛液のブレンドされた体液が滲み出していた。
 均が淑恵の秘処から肉棒を引き抜くと、重なり合った二人の姉妹の股間から、
大量の精液が溢れ出る。そのあまりに卑猥な光景に、すえは生唾を飲み込んだ。
「ごくっ……お、お兄ちゃん……すえ、また……お腹がきゅんってなってるの
……」
「うん、じゃあ、もう一ラウンドいこうか、すえちゃん」
「よ、よ、呼び捨てに、して……すえも、お姉ちゃんみたいに奴隷がいい」
 下腹部を両手で押さえながら、すえは均に強請った。
 そうすることが、すえには当然のように思えた。
 均はすえに向けるいつもの優しい微笑を浮かべると、奴隷に向ける鋭い目つ
きに変化した。
「分かったよ、すえ。そこに四つん這いになれ。お前らも、動けるようになっ
たら、すえの横に並べ。順番に犯す。一番締め付けたやつに、精液を注いでや
るぞ?」
 奴隷に堕ちた身体に電気が走るのを感じながら、すえはいそいそと四つん這
いになり、精液を滲ませた割れ目を均に向けるのだった。