この国の学園に通う男子は女子を奴隷として扱う制度がある。
小中高一貫の学校に設けられた制度で、普通科に所属する男子だけが主人となり、
奴隷を持つ資格があり、奴隷となるのは”奴隷科”の生徒である女子だけである。
主人間の合意であれば奴隷を交換することも可能。
奴隷は主人の子供を産むために存在し、産まれ子は性奴隷や娼婦として売買される。
そのため、生まれる子供はすべて女性でなければならず、奴隷少女たちの祖先は
子宮を改造され、代々遺伝子改良された女性しか産めない体になった。
むろん、生まれた子も同じである。
奴隷は寿命が20〜30歳と比較的短く設定され、
また10歳までには子供を産める体になるようになっている。
この学園の男子はほとんどが奴隷を持つ主人であり、皆子供がそれぞれ4,5人存在する。
柊唯(ひいらぎ ゆい)は中等部奴隷科の2年生、14歳である。
唯はもともと普通課の生徒だったが、あるとき両親が失踪し、身寄りのない唯を
学園が引き取ったのだ。
学園に引き取られることは奴隷科に入れられることと同義である。
腰まで届く長い髪、すらっとした華奢な体、胸は小ぶりで形は良く、
本人は自覚していないが、同姓から羨望のまなざしを向けられている存在だった。
しかし今はただの一人の奴隷に過ぎなかった。
唯は毎日、元クラスメートで主人である日野祐一の子を産むべく、日野に調教されている。
(…日野君…どうして…)
唯のように普通科から奴隷化へ転属する例は少なくない。
その場合、子宮を改造され、生まれつきの奴隷と同じく女子しか産めない体にされる。
手術を受け、目が覚めたとき、唯の前に日野の奴隷となる契約書が差し出された。
ちなみに奴隷には決定権はないため、ただの確認である。
そしてそのまま学園の男子トイレに連れて行かれた。
奴隷は主人の自宅か、学園内の専用牢獄に入れられる。
しかし日野は唯を男子トイレで飼いたいと申し出、唯の寝床はそことなった。
全裸に首輪、鎖でつながれ、手に枷、靴下と上履きのみ身に着けている。
「さあ、唯ちゃん、ご飯の時間だよ」
日野は笑顔でそういってペット用の餌入れを唯に出す。
「全部食べ終わったら僕の精液も飲ませてあげる。あ、それともオシッコのほうが良いかな?」
(日野君…あんなに優しかったのに…)
唯は四つんばいになって餌入れに顔を近づけて食事を取る。
普通に食事を取ることを日野は許さなかった。
長い髪に食べ物が付着しそうになると、日野が髪をあげてくれる。
食事が終わり、
「さあ、飲み物も飲まないとね。はい」
椅子に座った日野はペニスを差し出す。
「…は、はい…日野く…ごしゅじんさまの精液、飲ませて…いただきます…」
唯が日野のペニスを加えると、日野はペットをさするように唯の頭をなで始めた。
「うんっ……ふっ……くうっ……」
「おいしい?僕のちんちん」
「ふぁい…おいっひひへふう……」
「そう…そろそろ…」
唯は口の中で精液を受け止め、くちゅくちゅと味わってから飲み込む。
(ううう……にがいよう……)
唯は日野に好意を寄せていた。日野がどう思っていたかわからないが、
少なくとも嫌ってなどいないはずだ。
日野は人当たりがよく、少しあどけないところあるので母性本能をくすぐる。
中等部男子のほとんどが奴隷を持つ中で珍しく日野は奴隷を持たなかった。
好みの問題でなく、奴隷に子を産ませることは、外国に輸出する性奴隷を作ることになるので
国に貢献するための税金のようなものなのだ。
唯は奴隷制に以前から疑問を感じていたので、
そんな日野のことが好きだったのかもしれない。
だから日野が自分を奴隷に持とうとしたのが唯には驚きであった。
日野は唯の体をじっとみつめる。
恥かしくてたまらないが、主人に逆らうことは出来ない。
「顔、真っ赤だよ。おっぱいもっと見せてよ」
などと、いろいろなじってきたりもする。
不意に、日野が唯の乳首に吸い付く。
「ひゃんっ!?」
「おっぱい吸わせてよ。唯ちゃんのミルク飲みたいなあ」
ちゅうちゅうと音を立て、唯の乳房をむさぼるように吸い付く。
やがて、日野の口に白い液体が満たされる。
「はっ、あぁっ…んんっ!」
「おいしいよ、唯ちゃんの母乳。とっても甘くて、濃い…唯ちゃんも飲ませてあげる」
唯は日野に口移しで自分の母乳を飲まされた。
(日野君の…くちびる……)
日野にキスされたのは初めてではなかったが、
できれば、奴隷になる前にこういう関係を持ちたかった。
「どう?自分のおっぱいは」
「ふぁあい……おいしいです…」
どんな味かは覚えていなかった。
キスされたことで、かつての思い出や、願望が脳裏をよぎったのだ。
「早く産まれないかなあ、僕たちの赤ちゃん」
唯の母乳が垂れた胸をもみしごき
大きなお腹をさすりながら、日野はつぶやく。
唯は日野の言葉に驚いた。
「は、はい!きっと元気な赤ちゃん産んで見せます!」
「あっはははは!早く産まれないかなって言っただけなのに、唯ちゃん変なの」
無邪気に日野は笑う。
「ううう、す、すみません、ご主人様」
気恥ずかしかったが、自分と日野の子が産まれる事はうれしいと感じていた。
たとえ、奴隷になるとわかっていても。
「でもさ、ほんと元気な子を産んでよね。この子にも
僕の子を産ませてやりたいからさ。早く育ってほしいね。この子が大きくなるまでに
また唯ちゃんを孕ませてあげるよ」
「……はい…がんばり…ます…」
唯はずっと男子トイレで飼われている。
初めてのキスも、セックスも、調教も、種付けもここで行われた。
たまに痛いこともされるし、ときどき他の男子生徒らの便器にされ、小便をかけられる。
放尿、排便は必ず日野の見ている前で行わなければならず、
恥かしさで死んでしまいそうになるが、それも快感に変わりつつある。
きっとお腹の子もここで産むのだろう。
(うん…日野君…ご主人様の子供だもん、どこでも元気に育つよ…)