私立マタニティ女学院、幼稚園から大学までエスカレーター式のこの学校は様々な特色がある。
その中の一つに女中科というものあり、一言で表すならばメイド養成コースである。
この話はメイドを目指す少女達と一人の熱血教師の汗と涙の青春ドラマである。

僕の名前は山田清、よくありきたりで平凡な名前だねと言われる25歳の高校教師だ。
教師を目指し大学を出ていざ就職と意気込んでみたが教師はすでに余っているのが現状で、2年間バイトしながら就職活動に励んだ。
地道な努力が実を結んだのかこの春、このマタニティ学院で教鞭をとる事になった。
この学院はエスカレーター式のお嬢様学校でランクも中々高い為、採用試験にはだいぶてこずったが入ってしまえばこっちのもの。
女子生徒だけというのは厳しいものがあるがさすがにわがままも言ってられないだろう。
「山田先生は女中科2年の担任をしてもらいます。」
「え?ちょっと待ってください。僕は新卒みたいなものでいきなり担任というのは・・・」
「女中科というのは他の学科とは違うところがありましてな、逆にあなたのようにやる気あふれる
 教師の方が担任として適任なのですよ。」
「は、はぁそういう事でしたら。」
という流れで担任になってしまった、はぁなってしまったからには仕方が無い頑張るか。
「えー、今日から皆の担任をすることになった山田清です。実はまだ教師としての経験は0でむしろ君達の方から
 教わる事の方が多いと思う、ただ相談とかには乗れてやれるので悩み等があったらガンガン相談しに来ていいぞ。」
はーいと息を合わせて返事する生徒達、うーんなかなかいいものだな。と、感動していると出席番号10番関谷から
「質問があります、先生は何歳ですか?」
と質問を浴びせられた、やはりきたか・・・恒例の質問タイム。
まずは軽いジャブとして年齢から聞いて様子見ということか、僕も高校の頃はクラス一丸となって新任の教師をからかっていたものだ。
とりあえず「25歳、2年間プーやってたぞ」と答えて、これから来る質問に対してどうさばこうか脳をフル回転させていた。

それから半年後、すっかり僕も学校に慣れ担任としての自覚も出てきた。
この女中科というものは主任からの説明があった通りちょっと特殊な学科だった。
女中科自体は中・高と6年間メイドとしての技能と心構えを養成し、僕が担当する2学年時から隣に併設されてある「ジェントルマン学院」
という男子校の食堂の切り盛りと一部の教室の清掃という実習が始まる。
(ジェントルマン学院もこの学校と基本は一緒であり、上流階級であったり秀才・天才が集まる進学校である。)
この実習においてここの生徒達の眼鏡にかなったメイド候補生達は3年時からその生徒専属のメイドになるというシステムである。
ちなみに専属にならずとも卒業はでき、そういった生徒達は学校が責任を持って就職先を斡旋している。
とはいえ、メイド候補生達としてやはりジェントルの生徒の専属になる事が一種のステータスであるため、色々と必死のようである。
「先生、私の料理たべてくれませんか?」
「ん、日高か。ほう、料理の特訓かい?」
毎週土曜の昼には料理勝負というものがあり、候補生達としてはジェントル達に対しての良いアピールの機会になっている。
今僕に料理の味見を頼んでいるこの子は日高夏美、メイドとしての技量はなかなからしく評価もいい。
そんな日高でもまだ専属奉公先が確定していない。
「うわぁ、カレーかぁ。すげぇ美味そう。」
「えへへ、ありがとうございます。・・・・味はどうですか?」
「ホフッホフッ、おうぅ辛さもちょうど良い。美味い、美味いよこれ。」
「わぁ本当ですか。」
「ん・・・プハァ。ご馳走様っと、うんカレーとしてのコクもちゃんとでてるし下手な店よりもおいしかったよ。」
「ありがとうございます、あと先生ちょっとお話したいことが・・・・」
「おう、なんだ。先生に話してみなさい。」
「えー来年の事なんですけどね、私を専属メイドとして雇いたいっていってくれる方達がいまして。」
「お、とうとうご指名がはいったか。お前の実力なら雇いたいって奴ごろごろいるだろう?」
「えぇ、今のところ5名から指名されているんですが。」
「5人もか、凄いなぁ。どんな人達だい?」
「いいえ、指名してきた方達はどうでもいいんです。」
「ちょっと待てよ、5人も指名してきたんだろ?もしかしてお前それよりも上のレベルの奴を狙ってるとか?」
「違います!うぅぅ、あのぅ・・・先生?私の事どう思います?」
「ん?メイドとしてはいい筋してるんじゃないか、実際評価高いぞー」
「そういう事じゃないんです、女としてどう思われますか?」
「お、女としてか。う、うーんどうなんだろうな・・・日高に限った事じゃないが君らの事そんな風に見たことないからな」
「・・・じゃぁ、これでどうですか」
スッと立ち上がると日高はスカートと上着を脱ぎ、ブラに手をかけ・・・
「ってやめーい、ちょ、ちょっと待て日高。あああ、えーっとと。とりあえず服をき」
「先生!先生はこの格好でも、女として魅力がないっていいますか。」
慌ててるとこにいきなり飛び込むように抱きついてきたため後に倒れこむ。目の前には日高の白いブラと胸の谷間があった。
「ちょ、落ち着け。日高、君の気持ちはよくわかったから。」
ぐっと上体を起こし日高を引き剥がそうとした時、日高の顔が近づいてきて不意をつかれた。
「ん、あむぅ、ちゅっ、ふぅぅ」
日高の舌が口の中に入ってきて舌同士を絡めあうように掻き回し、吸い付く。
「じゅるる、むぅ、じゅ、ずずずずず」
その官能的な舌技に頭がぼぅっとなる、日高が口を離すとお互いの間に唾液の橋ができ、崩れた。
「先生ぇ、好き・・・・」
小悪魔的な笑みを浮かべ、ほうけたようにつぶやく。
「ひ、日高。なにを・・・・」
「だって私先生の専属になりたいんだもん。」
「な、なんだって・・・」
「専属になるって事の意味、知ってます?事前に書かされる誓約書って厳しいらしいですけど。先輩達の話聞いたら
 それだけに深い絆ができるんですって。」
耳元に顔を近づけ、ささやく。
「在学中にでき婚しちゃった人も毎年何人かいるみたいで、うちのクラスでもう専属確定した子もやっちゃったって言ってましたよ。」
背中からぞくぞくする寒気ににたものが這い上がってくる。気づけば僕のシャツは脱がされていた。

「や、やめろ。日高、今ならなんとか止める事ができる。」
「ふふ、嬉しい。先生のモノこんなになってる。ズボン越しでもこんなに。」
日高はマウントの体制で今度はズボンに手をかける、僕はそれをやめさせようとしたが思うように力が入らず抵抗できぬまま脱がされた。
「あは、大きい。すごい、ぴくぴくいってる」
そそり立った僕のものをいとおしげに見つめ、チュッチュとキスをし咥えた。
「あむ、んじゅる、んふひぇんひぇいのぉ。じゅ」
下腹部から心地よい刺激が感じる。日高の奴・・・なんでこんなに上手いんだ。
「ひ、日高。」
「ひぇんひぇい、ひぇんひぇい」
じゅぽじゅぽと上下運動を加えながら僕の名前を呟く、そんな日高が急に愛らしくを思ったので頭を撫でてあげた。
「あふぅ、うれひぃ。ひゃんへ・・・」
「でるぞ、日高」
ドピュぅっとついに我慢できなくなったモノが日高の口内を汚す。日高は少し顔をしかめたがすぐに恍惚の表情を浮かべ
ゴクンとのどを鳴らし、後始末とばかりにチュウ〜と吸い付き最後の一滴まで搾り取っていく。
「っく、はぁはぁ。すまん日高」
「あぁおいしい、先生のすっごい濃いの」
片紐がずり落ちピンクの乳首がチラリと見え、日高の口元には少し漏れた精液が垂れその姿がとても扇情的に見えた。
「あは、先生の出したばっかなのにもう大きくなってる。」
「日高ぁ、これ以上はやめろ。もう我慢が。」
「いいの、初めては先生にってきめたんだから」
そのまま全裸になり、僕にまたがった日高はモノを掴み自分の秘部に狙いをさだめ。
「ん、あぁぁぁぁ」
腰を落とした。
「ぁあああ、はぁ、やっと一つになれった。」
「うぉお、日高、締め付けが」
きゅうときつい日高の中がさらにきつくなり、ぬるりとした感触が心地いい。
「せんせ、動くよ。」
「あ、おお」
まだ破瓜の痛みが収まっていないだろうが、健気にも腰を動かす日高。
「日高、こっちにこい・・・」
「あぅ先生、名前で呼んでぇ・・・」
上体を起こし抱きしめる。少し涙でくしゃっとなった顔にキスをし、こちらも腰を動かした。
「んああ、下から、ずんってえ」
「をおおおいいぞ、夏美、夏美」
「ああ、いいのぉせんせ、いっちゃうぅ」
「お、僕もまた出る」
「あ、いいの今日は『大丈夫』な日だから、中に、中にだしてぇ」
最後とばかりにひときわ強く突き上げ、最奥で一気に射精した。
「あ、ぴゅぴゅって一杯でてる・・・、あふぅ・・・」

「日高、その、なんでこんな事したんだ?」
お互い仰向けの体勢で聞いてみる。
「誰かの専属になったら、きっと抱かれちゃうもん。それなら好きな人に初めてあげたいと思って。」
「そこらへんの罰則ってかなり厳しいはずだろ、拒否すればいいじゃないか」
「先生はわかってない、やろうと思えば力ずくでやられちゃうんだから。私はそれで泣いた先輩知ってる。」
確かに、やるだけやって後は金を掴ませればって事できるような階級の生徒がいるからなぁあの学院。
「それに、今専属契約しちゃったら実習以外の時間にも呼ばれたりしちゃうのよ。そうなったらますます危ないの。
 だから先生、今年一杯でいいの。今年の間だけ先生の専属にさせてください。」
「・・・わかったよ、日高。今日からお前は僕のメイドだ。」
「嬉しいです。ありがとうございます・・・・」
日高は僕の胸にすがりつき泣いた、その姿を見て僕は・・・
「あぅ、先生またおっきくなってる。」
「・・・・今日は宿直だったなぁ」
夜通し、このメイドを躾た。
それから3ヶ月が過ぎた。僕と日高の関係は専属契約をしたとはいえ、一応生徒と教師であるわけだから禁断の関係なわけで。
要は学校には知られてはいけないのである、表立った行動はできない為必然的に活動時間は夜がとなり夜伽がメインとなった。
時には教室を替え、着衣を替え僕好みに日高を調教していった。そしてある日、日高が実習中に倒れるという事件が起きた。
〜マタニティ学院保健室にて〜
「先生、日高夏美なんですが・・・」
「日高の調子はどうなんですか?」
「どうやら妊娠しているようです、詳しく検査してないので何ヶ月かはわかりませんが。」
「え・・・・」
「日高さんは今ベットで休んでいます、ちょっと私は席をはずしますのでお話を聞いてあげて下さい。」
日高が・・・妊娠?やばい、避妊は完璧だったはずなのに・・・
「日高、大丈夫か?」
「あ、先生・・・。私今妊娠してるんですよね。先生の赤ちゃん。」
「ああ、そうだな。・・・兆候とかそういうのはなかったのか?」
「うん、実は生理が一月前から止まってたの」
「な、なんでそういうこと教えてくれなかったんだ。」
「ちょっとした生理不純かも・・・ってちょっと思ってて、でも先生の赤ちゃんいるならそれでもいいかなって」
「・・・・きちんと避妊していたのにな。」
「あ、あれですか、危険日はゴムして安全日は中って。うふふ、先生私『大丈夫』とはいったけど『安全』とはいってませんでしたよ」
「え、そ、それどういうことだい?」
「んーとですね大丈夫っていうのは『妊娠しても大丈夫』って意味で何も安全日ってわけじゃなかったわけですよ」
「な!」
僕は息が詰まった、確かに日高の言葉だけ信じて大丈夫な日は何発も中で出してしまっていた。
「うふふ、クラスの皆より先にママになっちゃった♪」
日高はお腹をさすって喜びの笑みを浮かべていた。
日高妊娠の件はすぐにばれてしまい、僕は理事長室に呼びだされた。
「山田先生、あなた生徒に手を出しましたね。」
やっぱりきたか・・・と内心思った、僕も呼ばれた時点で覚悟はしていたのでこうなれば玉砕するしかないだろう。
「はい、しかし彼女とは不純な気持ちで交際していたわけではありません。僕なりに彼女に・・・」
「おめでとう、山田先生」
「惹かれたところもあり、彼女もってあれ、おめでとうって・・・」
「いやー、とりあえず女中科の内定が一人決まったなー。あ、どうぞ突っ立てないでそこにかけてかけて。」
「は、はぁ」
呆気にとられた僕はとりあえず言葉通りに椅子に腰をかけた。
「どうせ生徒に手を出したからってお考えでしょう?そりゃあ、別の科なら問題ですが。
 女中科は別ですよ、元々『主人の為に働く』事をモットーにしていますからな。
 主がそのメイドの子を望み、メイドも望んでいたら私達が関与すべき問題ではない。
 それに、あの科自体もお嫁修行の場として使う家もありますし。事前承諾があるなら別に問題ないのですよ。」
「へ、へぇ」
「先生も責任もってやってたんでしょ?まぁ違うというなら・・・・我が校の教育理念に反する罰則として去勢するとこですが」
ちょっと横の棚に目をやる、そこには鎧武者の置物と刀が納められている。
「い、いやぁ。もちろんじゃないですか。そろそろ奥さん欲しいなーって思ってたり年頃だったりしますし」
滝のような汗を背中で流しながらなんとか冷静を保つ。
「まぁその特色の為か風俗かなんかと勘違いした奴らもいましてね、その点先生はご立派ご立派。」
その後ガハハと笑った理事長から祝い金をもらって理事長室を後にした。

「いやー、おめでとうございます山田先生」
「ハハハハ、アリガトウゴザイマス香山先生」
彼女は香山先生、国語担当の女教師(32歳、既婚)だ。
「あはは、実は私も女中科出身でねぇ。17の頃に旦那様に孕ませてもらったのよ」
確かこの人の旦那さんも教師でジェントルで教鞭とってるはずだ。
「あの時は彼教育実習中でねぇ・・・・ああ、思い出してきたらもう一人欲しくなってきちゃったわ」
実習生同士でなにやってんだ、あんたら。
「それで山田先生、子どもは男?女?」
「いへ、まだわかりませぬるが」
「そう、ま、どっちにしても産まれたらここかジェントルのどっちかに通わせる事になるかわ変わらないか・・・」
「え、どういうことですか?」
「ここのシステムね、学院内でこういった事がある場合は子どもは強制的にここの系列校に通わせる事になってるの。
 実際に私の子どももここの普通科にいるし、私自身も母がここ出身だから通ってたのよ」
「へ、へぇ」
「ここの職員って大体そうよ?利点としての授業料が安くなるってとこもおいしいし」
そうなんだぁと適当にあいづちをうって混乱する頭を抱えながら、とりあえず実家の母に「嫁が出来た」と報告するかな
と暢気に考えていた。

私立マタニティ・ジェントル学院、この学院はリピーターが他の学校に比べ多いのも特徴の一つと数えられている。