プロローグ
自慢じゃないが俺は下半身には自信がある
え、じゃあ上半身はって?
聞くなよ、そんなこと。
わざわざ『下半身には』って断ってるだろ?
察してくれよ…
ともあれ、その立派すぎる下半身のおかげで…
めでたく前の彼女にフられ、傷心旅行に出かけた先で、見つけたんだ
あの店を

それは山奥の秘湯、といった風情の店舗だった。

「いらっしゃいませ、一名様ですね。ポイントカードはお持ちですか?」
「あ、いや…初めてなんで…」
「そうですか。それでは料金とは別に入会金が3000円かかりますが、よろしいですか?」

青年は面食らっていた。

「あの、ここは…その、そういう店って事で…?」

友人から在ると聞いてはいたが、とても信じられず一笑に伏した噂。
童貞連中が面白半分に流した都市伝説みたいなものだろうと思っていた。

「ええ、当、種妊館は種付け・妊婦専門店です。」

頭がクラクラした。
まさか、こんな冗談みたいな店が本当に存在するなんて!

「それで、本日はどちらのコースで遊ばれますか?」

この店のシステムは少し変わっているが、至ってシンプルだ。
二つのコースのうちから一つを選び、プレイ回数を決めるだけ。
『時間』ではなく『回数』という点が普通の風俗店とは大きく異なる。
このシステムにより、在籍する女の子は、客を取るたびに最低一回の射精を受けることになる。
それも店の性質上、まず間違いなく膣内に…

「え、と…少し考えさせてください。」

青年は迷っていた。
プレイが長引きやすく、客の回転が悪いことも手伝ってか、料金は下手なソープよりも高い。
それだけに、ハズレを引いたときのダメージも大きい…しかし

「それじゃあ種付けコースで。」

警戒心よりも好奇心が勝った



「はい、ありがとうございます。えぇ、今おなかの空いてる娘は…と、こちらになります。」

店員が差し出したアルバムを見て、また迷う。
どれも不細工…という訳ではない。
かなり幅広い年齢層をカバーしており、しかも目移りするほど美人ぞろいなのだ。
それだけに、不信感も沸く。
一体どれだけ激しく写真を加工してあるのか、と。
そんな青年の心配を察したのか、店員が水を向けた

「なんなら、実物を見てからお決めになりますか?」
「あ、はい。そうします。」

長い廊下を歩きながら、周りを観察してみる。
見れば見るほど「そういった店」とは思えない、ごく普通の温泉旅館のような建物だ。

「それで、どの娘に会ってみたいですか?」
「えと、それじゃあこの娘で。」

ゆき、と書かれた写真を指差す。
写真に書き添えられた年齢が最も低く、店側も冗談のつもりなのだろう。
ふたを開ければ、どこにでも居る小柄な女性なのだろう。
少しばかり下半身の立派すぎる青年としては冷やかし半分の選択だったのだが…

「なっ…」
「ゆきです、指名していただけるんですか?」

『ゆき 11歳』
その記述に偽りはなかった


この店の料金は回数で決まる、ということはすでにお話したとおりである。
しかしながら店の性質上、『本当に自分の子を孕んだのか』ということを気にする客は非常に多く、
また3回・4回と延長して金を落として言ってくれる客はそう多くない。
そこで考え出されたのが、『泊まり料金』というシステムである。
旅館のような店舗は、カムフラージュのためだけではないのだ。
青年は1週間滞在する予定をギリギリまで切り詰め、種付けコースの2泊3日料金でここに宿を取った。

「ありゃ?もうこんな時間か。」
「ずいぶん話し込んじゃいましたねー」
あれから会話の弾んだ二人は、店員が出て行った後もずっとお互いのプロフィールなどをしゃべり続け、気がつけばとっぷりと日が暮れていた。「

食堂は9時までですけど、ご飯行きますか?それとも先にお風呂にします?ここ、温泉引いてるんですよ。」
年の割りにしっかりした少女がテキパキと必要な情報を提示してくる。
青年は感心しながらも、その幼い声に背徳的な欲望を煮えたぎらせていた。
「えーと、そうだな…どうしようか。」
「今日のメニューは筍ご飯と山菜汁とウナギって言ってました!」
色気よりも食い気、という表現は正しいだろうか。
目をキラキラさせる少女に合わせて食堂に行こうとした、その時

「ぁぁぁぁ…」

「!?」
分厚い壁の防音を突き破って嬌声が漏れ聞こえてきた。
この壁の向こうで、アルバムに載っていた女性のうち誰かが孕まされている…
「あー、その…なんだ。」
「…それとも、あたしにしますか?」


……
………
…………
……………

「ひゃあああああん♪」
「ふぬっ、く…ふっ、ふっ、ふっ…!」
「あ、あ、あぁぁ、あ、あひっ!」

青年は内心驚いていた。
どんな事情があるにせよ、見ず知らずの男に孕まされて喜ぶ女など居ない。
ましてや、まだ小学校も出ていないような年頃である。
泣き出す、マグロか、いずれにせよ普通のセックスにはならないと思っていたのだが…

「きゃあああああーっ♪おっきぃっ!おっきぃっ!」
「うわっ、くぅぅ…」

彼女は悦んでいるのだ。
演技ではなく、どう考えても大きすぎる青年のペニスを易々と受け入れて、ただ快感に善がり狂っている。

「ぐぁ…きつ…」
「あっ、あっ、ゴメンなさい。痛かったですか?」
「いや、平…気ッ…!っ!」

あっという間だった。
彼女の強烈な締め付けと扇情的な姿に当てられて、青年は5分とたたずに達してしまった。
ドクドクと注がれてゆく精液を感じながら、ゆきは事も無げに言い放つ。

「へへっ、あたし今日危険日なんです。当るといいですね♪」
「………」

結局、抜かずに三度放った後、風呂で汗を流し、遅めの夕食に向かう頃には8時を過ぎていた。
垂れてくる精液を流す必要はなかった。
備品として、ご丁寧に『栓』と書かれた張型が置かれていたからである。

次の朝、青年は股間に刺激を感じて目を覚ました。
昨日の妙な夢はこれが原因か、と手を伸ばし、股間に鎮座する何かを押しのけようとする。

「んふっ♪」

頭をなでられた、とでも思ったのだろうか。
嬉しそうに鼻を鳴らすゆきの姿に、青年の意識は一瞬で覚醒した。

「おはようございます、お客様。」

夢ではなかった、それを確認するかのように少女に手を伸ばす青年

「…?」

薄い胸、せまい背中、小さな胴、そして…

「やぁん、こんな時間からするんですかぁ?」

幼い体に不釣合いな、使い古しの性器
誘っているとしか思えない声色で囁くゆきは、一体何人の男に抱かれたのだろうか。
赤黒く爛れた肉襞は完全にはみ出し、毛も生えていない真っ白な股間に映える。
そこは、青年の指に敏感に反応して瞬く間に濡れそぼり、10分後には一足早い朝食を無理やり注がれた。

「お客様って、結構乱暴ですよね。」
「え、そう…かな?」

言いにくいことをはっきりと言う、青年は少女のそんな一面に好感を持っていた

「だって、今朝なんか何も言わずに、いきなり突っ込んだじゃないですかぁ!」

頬を赤らめて口を尖らせるゆき

「ああ、ゴメンな。嫌だった…よな?」

シュンとしてしまった青年に、ゆきは思わず噴き出していた

「あはははははっ!ご、ご、ごめんなさい、お客様。あたし、ぜんぜん気にしてませんから!」
「…無理、しなくていいんだよ?」
「ホント、ホント!だってあたし」

声のトーンが一段低くなった

「激しいの、大好きですから…」
「…客をからかうなんて悪い子だな、ゆきは。」
「はい…だから、お客様ぁ」

ゆきは、蕩けるような声を出して青年にしなだれかかった

「お仕置き、して?」


「ぐっ!あぐぅっ!ぐぅぅぅぅっ!ア゛ア゛ア゛ッ!」

お仕置き、では済まない。
体罰か、虐待か。
四つんばいで巨大なぺニスを受け入れ、深いストロークで突き上げられながら、尻に痛烈な平手打ちを受ける…
そんな過激な攻めにも、ゆきはひたすら悦んでいた。

「いだっ!いだっ!いだぃぃの好きぃ…」
「ふう!今までで一番乱れてるじゃないか!尻叩きがそんなに好きか!」

彼女が特別マゾヒストなのか、それともマゾでなければやって行けないような仕事なのか
いずれにせよ、その媚態が青年の射精を強烈に促したことは間違いない。
そして

「好きっ!好きっ!もっとお尻ペンペンしてぇっ!お兄ぃちゃぁぁぁぁん!」

他人行儀な『お客様』ではない呼びかけ、少女のキツい膣にも慣れ、何とか10分は持つようになっていた青年も、これは堪らなかった。

「うううっ!出すぞっ!出すぞっ!おおおおおおっ!」
「ふぁ…ぁ、ぁ…っ!あぁぁぁ〜〜〜…」

最後に思い切り、真っ赤に腫れた尻肉を掴み、彼女をいたぶる青年。
その荒々しい性行為は、ゆきの動物としての本能…すなわち主の保存本能を着実に引き出してゆく…。

「ふぅ…どうだ、気持ちよかったか?」
「あぅぅ、足りない…足りないよぉ…せーし足りないよぉ…」

青年は、正直言ってもう満足していたのだが
幼い体を震わせて、涙さえ流しながらすがりつく彼女を、邪険になど出来なかった。

「…そっか。じゃあ今日は子宮が破裂するくらい仕込んでやるからな!」
「あ…ありがとうございますっ!ありがとうございますっ!ありがと…」

感謝の言葉を叫び続ける少女の口をキスでふさぎ、青年の責めが再会される

「じゃあ今度は、おっぱいで遊ぼうな。」
「え、でも…あたし」

悲しそうに自分の胸を見下ろす少女、その薄いふくらみに青年の手が添えられ…

「いぎゃっ!?」

彼女の乳首をひねりつぶした

「気に入ったみたいだね、ゆきちゃん?」

言いながら下半身の動きを再開する。
布団に立てていた膝を伸ばし、ペニスに捉えられた子宮にグッと体重をかけた
その状態で開始される腰のグラインドに、彼女は玩具のように飛び跳ねる。

「ひぎ、あぎゃっ!がっ!がぁっ!ぎゃぁぁっ!」

一突きごとに痛めつけられる子宮、瞬く間にアザだらけになって行く乳房…
ゆきの興奮をあおるのに、これ以上のものはなかった。

「ひぃぃっ、イク!おにぃちゃん、イク!イク…ッ!」

よだれを撒き散らしながらガクガクと痙攣するゆき、だが青年はこの2日間で理解していた。
彼女はこの程度では満足しない。

「そらぁ!」

子宮を押しつぶしながら、さらにグッと腰を突き出す。

「ひっ!?」

腰を回転させながらグリグリと押し進み、そしてついに

「くふぁぁぁぁ…」

子宮口が、攻め破られた

「お、にぃ…ちゃん…」
「ん?」
「そ、こで…だしてぇ…」

全身に走る激痛に生命の危機を感じた体は、すでに準備を整えていた。
もちろん、青年の方にも拒む理由などない。

「くっ……ぅぅぅぅ…」

子宮口から攻め入った子種は瞬く間に幼い膣を占領した。
勢いに乗った精子は少女の新鮮な卵子を寄ってたかって強姦し…

「あ…でてるぅ……♪」

あっけなく、妊娠させた

翌日、宿を発つ青年はいまさらのように罪悪感を感じ、少女に質問した

「なあ、怖くないのか?その…見ず知らずの、もう会わないかもしれない男の子供を妊娠するなんて…」

ゆきは青年を安心させるようにふっと笑い、応えた

「大丈夫、あたしこれでもリピーター多くて褒められるんですよ。
お客様も、とっても上手だから、またきてくれると嬉しいな。」
「はは、もうお兄ちゃんとは呼んでくれないのかい?」
「あ、あれは…そのぅ…忘れてくださいっ!」

はははと笑いながらも、どこか心配そうな青年の様子を察して、ゆきは言葉を続けた

「あの、あたし本当に大丈夫です。慣れてますから、堕ろすのだって三回目だし…」

過酷な状況に置かれながらも逞しく生きる少女
その子宮が使い物にならなくなり、なじみの客に買われて行ったのは
青年と別れた日からちょうど2年後のことだった