隣の共和国軍との戦争は開戦からはや10年、戦況は優勢とはいってもまだまだ終わる気配はなかった。
僕は一応帝国軍の軍人……まだ兵卒だけどね。初めていった戦地では今回の戦争でも5本の指に数えられる程の激戦となった。中でも僕のいたところは一番ひどかったらしく死者数も多く生存者も軽症者は少なかった。
5体満足で生き延びたのは僕だけだったというのだから恐ろしい。
「よぉ、今日で退院かい?」
病院で隣同士になった僕の戦友、ヒラリーが声をかけてくれた。彼は僕と同じ所に配属され生き残ったのだが右足脚が根元からごっそりやられている。
「また、銃を撃ちにいくさ」
僕は身辺整理をしながら答える。それを聞いてヒラリーは死ぬなよと言った。
「女の腹の中に銃弾を撃ち込むまでは死にきれないさ」
僕達は共に笑いあい、荷物をまとめ終えた僕は病室を後にした。途中、かかりつけだったナースが顔を赤らめながら、僕達のいた病室に入っていった。
「ヒラリーの奴、手をだしたか。」
ヒラリーははっきりいって手の早い奴だ、大方僕がリハビリに励んでいる間に口説き落としたのだろう。
脚が一本なくなったとはいえ、あの調子なら大丈夫そうだな。
「トナリ兵、退院おめでとう」
「は、大尉。ありがとうございます。」
この人はブショウ大尉、今回の戦いの指揮を務めた方だ。そして隣には、鬼軍曹として名高いソラ曹長がいる。
ショートヘアーで均整のとれた体、端整な顔の女性軍人だ。ちなみに曹長なのに鬼軍曹なのはこの戦いで昇進したからだ。
「良く言いつけを守った、これで貴様も立派な帝国軍人だな。」
「ありがとうございます」
彼女は僕の部隊の教官でもあった、『便所に吐かれたタンカスな貴様らだがそれでも生きるの価値はあるらしいな価値があると思うなら死ぬな、生きてこそ貴様らは真の価値のあるタンカスになれる』は彼女が最後の訓練の時にいったセリフだ。どうやら僕は生き残れたので価値のあるタンカス程度にはなれたらしい。
「退院直後とはいえ、急な事とは思うがトナリ君。」
「はい、何でしょうか大尉殿」
「これから君にはこのソラ曹長とある任務についてもらう事になった。受けてもらえるな?」
な、よりにもよってソラ曹長とかよ。
「私では不満か?トナリ君。」
「い、いえ。めっそうもございません」
「それでは受けてもらえるな。病院の外に車が置いてある、それに乗って向かって欲しい。」
では、と言いのこしブショウ大尉は病院の中へと入っていった。
「それでは行くとするか。」
「ソ、ソラ曹長殿。任務地はご存知で?」
「詳しくは車の中のMDに入っているそうだ。もたもたするな行くぞ。」
とソラ曹長はすたすたと歩いていった。
「ちょっと、待ってくださいよー」

新しい任務先は閑静な新興住宅街だった。
「ここだ。」
まだ新築の雰囲気を残す一軒家に僕とソラ曹長は入っていった。
「ここで、君と一緒に暮らす。それが新しい任務だ。」
「は、はぁ!?どういうことですか?それは。」
リビングよりまず先に2階にある一室へと連れてこられた僕はソラ曹長より衝撃の言葉が待っていた。
彼女と一緒に住むだって?思い出される数々の訓練という名の拷問、その綺麗な唇から発せられるM属性を刺激させられるような罵声の数々。おおよそ思い起こされるトラウマの多くは彼女の手によって作られたものだ。
そんな彼女と一緒に生活しろと?僕の新しい任務はどんな戦場よりも地獄となりそうだった。
「とりあえず、ここに座るがいい。」
一回り大きなベットに誘導され腰掛ける、これから一体なにが始まるというのだろうか。
「正確にいうと、君と夫婦となってここで暮らせとのお達しだ。」
「はぃぃぃい?」
軍服を脱ぎながら曹長は話を続ける。
「この地で夫婦として生活をし、子どもを作り新しい時代の人材を育成しろという事だ、ちなみにここらにいる
 人間も皆同じような命令を受けている。」
「ちょ、ちょっと待ってくだ。うわ、曹長。なにやってるんですか。」
そこには既に服を脱ぎ終え下着姿になった曹長の姿が。
「何をと、ああ君も服を脱げ。まだ明るいが仕方あるまい」
「何を言っているんですか!」
「新婚初夜だ、夫婦なのだから当たり前だろう。」
さも当然というように言い放つ。あ、曹長のパンツってすごいシンプルなんだって
「ちょっと、初夜って。夫婦って」
「なんだ、もしかして君はそのケの人か?どら、脱がんのなら脱がしてやる。」
やれやれとため息をつきながら、僕の服を脱がしにかかる。当然ながら抵抗するが彼女の柔らかい肌とすべすべとした感触、そしてたまに当たる胸の感触にドキっとしてしまい体が思うように動かず気付けば素っ裸になっていた。
「なんだ、勃っているではないか。予想よりも中々大きいものだな。」
ソラ曹長の綺麗な瞳が僕の陰茎をしげしげと見つめる。
「おお、そうだ。私も脱がなければな。」
「いや、まっ……うわぁ……」
かつて鬼軍曹と恐れていた彼女の肢体はすごく美しいものだった、そのまま額縁にかざってもいいくらいだった。
「それでは、始めるか」
そして、そのままソラ曹長はぽすっと僕に向かって飛び込んできた。
「うわあ!」
「ふむ、訓練生の頃から見てきたが貴様の体は鍛えられているな。」
曹長の体の感触を体全体で感じ取る、急に心臓がバクバク言い出し頭に血が昇る。
「ソ、ソ、ソ、ソラ曹長。離れてください。」
「おや?何だ、その言い草は。」
「お、お、おかしいですよ。こんなの。」
「うるさいのはこの口か……ふむ」
不意に唇を奪われる、僕は呆然としてしまい口を閉じ忘れてしまった為。いとも簡単に曹長の舌の侵入を許してしまった。
曹長の柔らかい舌が僕の口内を駆け回り僕の舌を絡めとる。
「ん…ん…ん…、ちゅっ」
曹長が口を離すと、お互いの唾液が橋を作った。
「どうだ…、その気になったか?」
少し紅潮した顔の曹長が僕に問いかける。
「そ、曹長殿ぉ。」
「本来ならば貴様がリードするものなのだぞ、ほら。私は横になるからきちんとしてみろ。」
もう僕には自身の劣情を抑える理性はなかった。


ちゅぷっと曹長の乳首を口に含む、もう片方にはしっかりと胸を掴んで指先で乳首を弄ばせる。
乳首を押しつぶしたり、舌でちろちろとつついたりしていると「はぁん…う」っとうめき声があがる。
きちんと感じてくれているだろうなぁ。
「ふぅ、寝技は下手でもこういう技は中々のものだな。」
ほとんどはAVから見た知識とヒラリーから聞かされたテクを実践しているだけだが通用しているらしかった。
「凄い、濡れていますね。」
股に手を伸ばすとねっとりとした感触がした、すでに曹長の秘裂は濡れているようだった。試しに中指をゆっくりといれるときゅうっと絞めつめてきた。小刻みに動かす度にキュッキュッと律動を始める。
「はぁ、はぁぁ。貴様の中指は、なかなかごつごつしているな」
ゆっくりと中指を抜くとやはりべっとりと曹長の愛液が絡み付いていた。
「曹長殿、すいませんが。腰を上げて、そうそう、そうです。うはぁ、綺麗だなぁ。」
綺麗に生えそろいしっとりと濡れた陰毛、そしてたっぷりと蜜を溜めている綺麗な秘所を見て僕は感嘆の声をあげた。
「あ、あまり見るな。恥ずかしい……」
顔を赤らめ、目を細める曹長。やはり鬼軍曹として知られる彼女も女ではあった。僕は目の前の蜜に誘われるようにして口を近づけ、舌を伸ばした。
「ひゃぅ」
クリトリスを舐めあげると甲高い声があがった、僕はそんな事も気にせず。そのままばっくりとむしゃぶりついた。
まるで蜜を吸い尽くす様に吸い上げては舌で舐め上げた。
「ひゃぁ、あぁ、くぅぅ」
体を軽く捻らせ、曹長が悶える。そして、僕がクリトリスを少し勢いつけて吸うと。
「………〜〜〜〜〜!!!」
体がピンと硬直して曹長はイった様子だった。陰部から口を放すとピュッと潮がふいた。
「曹長…イったんですね」
「ん、はぁぁぁ。な、なんだぁ。今のはぁ……」
目元に少し涙が浮んでいる曹長の姿を見ると鬼軍曹であった姿とは影も形もなかった。
「やばっ、曹長凄い可愛い」
そのまま、曹長の唇を奪う。ちょっと優しく、何度も何度も口づけた。
「ああぁ、トナリぃ。そろそろ……」
腰をくねらせ、要求してきた。
「はい、もう僕も我慢できません。」
曹長は自分から股を開くと手を伸ばし僕を抱き寄せてきた。僕も少し開いている股に手をやってもっと曹長の近くに入れるように体をいれる。そして、自分のイチモツを手に取り照準を合わせると。
「行きますよ。」
「ん、来て。はぁんんんんんん!」
一気に曹長を貫いた。曹長の中はかなりきつくぐいぐいと締め付けてきたのだが、僕にはそれだけで達しかけそうになった。
なんとか歯をくいしばり耐え切り、曹長の方を見やると

「ふぅ、んんんんんん」
目をがしっとつぶり何か痛みに耐えているようだった。僕はあっと思い結合部分に目をやると、そこには血の一筋が。
「曹長、貴女は……」
「ああ、初めてだ。私は今まで男というものを受け止めた事はない」
なんとか声を振り絞って曹長が答える。
「噂にたがわぬな、破瓜の痛みというのは……」
「す、すいません」
「ぬ、抜くなぁ。ぐっそうだ、奥に、もっと奥に入れろ。ん!」
一旦抜きかけた陰茎を再び奥にやり曹長の最奥に突き入れる。
「こ、これが。男が…確かに雄雄しいな。お前のだからさらに格別か。」
いつものような大声ではないが熱の篭った声で呟く、うっとりとした目つきに一筋涙がこぼれた。
僕はそんな曹長の様子を見て、今にも荒々しく彼女を犯そうとしている自分を押さえ込んでいた。
「ううう、曹長の中。凄く熱くて気持ちいいです。」
「そうか、気持ちいいか。嬉しいな…」
その言葉を聞いて僕は少し抑えきれなくなって腰を少し動かしてしまった。
「はぅぅぅ」
軽くしか動いていないのに出してしまいそうになる。このままではヤバイと思い、動きを止めようとするがブレーキがかからない!
「あ、ああああ曹長、曹長!」
「名前、名前で呼べ。トナリ」
「ん、ソラ、ソラ出る。出しちゃうよ。」
「あ、くっ出せ、中に出せ馬鹿者、遠慮なく出せ。全部受け止めてやる。んんんんん」
「おおおおおおおおお」
ピュっと頭の奥で音がすると、溜まっていたものが曹長の中に吐き出されていった。病院にいる間、溜めに溜めた分の精液だ。
自分でもおかしくなったんじゃないかと思うくらい、よく出た。
「くぅ、熱いぃぃ、中で出され……あぁ汚されるぅ…」
しかし、曹長は言葉とは裏腹に脚も腕も腰に絡み付けて離そうとはしなかった。
「ん、はぁはぁ。すごい、ですよ。曹長の中」
というとポカリと頭をこづかれた。
「名前で呼べといただろうトナリ。」
お互い、息を荒げて些細なやりとりをする。
「…抜きますよ。」
「ぬ、ちょっと待て。お前の物、いまだ硬いぞ。」
「いやぁ、そりゃ。まだしたりないですけど、曹ちょ……ソラ初めてのようですから。」
「ダメだ、まだ始まったばかりだろ。」
「いや、しかし。」
「やはり私じゃ、嫌か」

「え……」
「訓練生時代から、お前を一目みてからお前の事が離れなかった。お前が病院に収容されたと聞いたとき、狂いそうにもなった。」
「それは……」
「上の命令だから見ず知らずの男、それも下の人間に処女を捧げ連れ添いになる?馬鹿馬鹿しい、お前でなければ首を括っていた。」
「そ、曹長殿」
「ソラと呼べ、馬鹿者。自分から、服を脱いで裸をさらすか?男の服を剥ぎ取って唇を奪うか?私はそこまでいやらしい女ではない。」
「…………」
「キ、キスだって初めてだ。肌を触れさせたのだってお前が初めてだ、こうして男の胸に抱かれるのも初めてならば、種付けをされる
 のも初めてだ。」
「も、もういい。止めてください。」
「私の全てをお前に捧げた。だから私はお前のものだ、もう好きにしていいんだぞ。それでもお前は嫌…」
ブチリと理性の音が切れる音を僕は確かに耳で感じ取った。
「ぼ、僕だってねぇ。女の人抱いたの初めてなんですよぉぉぉぉぉ。」
一度大きく腰を引いて、叩きつけてやった。
「あくあぁぁ、そ、それは」
「あなたが初めてなんですよ、ですからもう!抑えきれない!。」
「あはぁ、嬉しい、嬉しいなぁ。」
もうなりふり構っていられない、ソラの腰を掴んでひたすら腰を振る。
「ずっとね、抱きたいと思っていたさ。仲間内じゃああんたがオナペットだったよ。」
「ん、私で、抜いていた、のか。この馬鹿者め。」
「その馬鹿者に処女膜捧げて、自分の初めて全部捧げた女は誰だ!」
「や、はぁぁ、私だ、トナリに全部初めてを捧げたのは私だ」
「この、だったら所有物だ。今日からソラは僕の、僕だけの女になるんだ。」
「はい、私はトナリの物だ。トナリに抱かれ、トナリの精を受け、トナリの子を孕む、トナリだけの物になる。」
「よし、わかった。じゃあ、受け止めろ。きちんと受け止めて、受精卵にして着床させろよ。」
「はいぃぃ。ん、あぁぁぁぁあ。」
どぐん、とさっきより多い精液をソラの中に吐き出して。僕は気をうしなっていった。おそらく目をさましたら、またソラを襲ってしまう
だろう。でも、それは別に悪い事ではないのだ。ソラは上官だけども、それ以前に僕の妻なのだから、子作りする事になんの罪もないのだから。

場所は変わって帝国本部。
「ふむ、例の男は無事にソラ曹長の元にいったのだね。」
このたびの戦争で捕虜になった共和国軍側の大統領の娘を抱き犯しながらジュー総督がブショウ大尉の報告を聞く。
「はい、今頃はソラ曹長と子作りに励んでいる事と思われます。」
総督と同じように先ほど捕まえたばかりの共和国軍側の女スパイを犯しつつ大尉は答える。
「まったく恐ろしいものだよ、我々があの地区に赴いた時には敵の死体の山の山頂で気絶したあの男を見たときは。」
「ええ、あのような男を戦場で死なすのは惜しいですからなぁ。なるべく良い遺伝子は増やしていかないと損といものです。」
ウッと総督と大尉が同時に果てると彼らが抱いていた女達から悲鳴があがった。
「この女共も、その遺伝子の担い手になってくれますかな?」
「させるさ、まぁ我々専用のだがね。ハッハッハッハッハ。」
これより20年後、ある狂戦士部隊の奮闘により戦争は終結。そして、彼らと他優秀な遺伝子を持つ者達の手により帝国はより発展を遂げていく事となる。