「ふむ、巷ではそのような噂が流れているのか」

教会の一室にそぐわない喪服のように黒い服を着た女性が呟く。

「そのようなって、お前わかっているのか?魔女認定されてるんだぞ」

女の吐いた台詞に神父と思われる男が反応する。
女の名前はクーリエ・ブラックウッド、村の近くの森の奥深くで生活を営む薬師。
男の名前はジャン・ジャック、この村の教会で神父をしている若者だ。
普段は森にいるクーリエが教会に来ているのはジャンから「話がある」と誘われたからである。

「魔女狩りなんて今日び流行らない風習じゃないか。心配することじゃあない。」
「お前だって少しは知っているだろう、最近新しい疫病が流行りそうだって。とうとう隣の村
 にまで流行の兆しが見えてきて村の人たちはこっちにもくるんじゃないかって、不安なんだ。」
「その疫病は私が流行らせている、と。まったく単純な考えだな」

ふふん、とジャンの話を聞きワインを傾けるクーリエ。

「いいか、クーリエ。お前があの森で色々な薬を作っているのを知っているのは私を含めて一部の住民
 しかいない。他の人達にとってはお前は得体の知れない怪しい人物なんだ。」
「そうは言っても原料を手っ取り早く採るにはあそこで生活するのが一番なんだよ」
「単なる人間嫌いなだけだろ社会不適合者」
「うっぐ…いくら幼馴染でも言っていい事と悪い事があるぞ。それに、村の連中がなんのかんの言っても
 私にはお前という理解者がいるからな。お前が魔女ではないと言ってくれればそのまま通るだろ。」
「んーところがな、そうでもないんだよ。今年は作物の実りも悪いからな、皆ぴりぴりしている。」
「だったら、どうすればいいんだ?」
「ここで暮らせ」
「は?」
「ここで暮らして、周りの人たちの不信感を少しでも解消させろ。一応、薬師なんだから小さい療養所
 を開けば村の人達も信用してくれるだろ。」
「ば、馬鹿を言うな。お、お前と一緒に暮らせだと!」
「もちろん部屋は別に用意してある、なぁ頼むよ。お前をむざむざ見殺しにしたくないんだよ」
「ふっう、ぐむむ………。わ、わかったよ。お前がそんなに言うんなら。しばらく一緒に生活してやるよ。
 い、いいか!勘違いするなよ、あくまでもお前がそんなに頼むからだからな!」

顔を真っ赤にさせて必死に答えるクーリエを見て、笑顔を浮かべるジャン。
ひとまず、この日はクーリエが必要なものを整理してくるという事で別れる事になった。

そして、数日後
「え、えっと。そ、その症状にはこれがき、き、き、効きます!」

教会の1スペースで患者を相手にするクーリエの姿が。

「クーちゃん、大人気だねぇ」
「いや、まったくそのとおりですね」

ちょうど、教会にお祈りに来たおばちゃんが玄関先を掃除していたジャンに話しかける。
このおばさんはジャンとクーリエの幼き日を知る、理解者の一人だ。

「いやいや、あいつもあれがなけりゃもっと早く馴染めるんだけどね」
「まぁ、クーちゃんあなた以外になついてないからね」
「犬猫ですか、あいつは」
「はっはっは、まぁよろしくやりなさいな」

豪快に笑いながらその場を後にするおばちゃんにジャンは「やれやれ」と首を軽く揺らした。

「うううう、今日も疲れたー」

日が沈み、療養所を閉めるとクーリエは一目散に浴場に向かう。そんな彼女を横目にジャンは薬瓶や調合に使っていた機材をかたずけ始めた。ここ数日のクーリエの様子を見てジャンは笑みをこぼした。
彼女とは隣近所の幼馴染で、遊ぶときはいつも一緒でジャンの近くにいた。これは単純に彼女が対人恐怖症なだけなのだが、何故かジャンだけは平気だった。他の人が寄るとジャンの陰に隠れていた幼かった当時を振り返るとまぁ、成長したなぁと思うジャンなのであった。

「あ、そういえば。タオルを置くの忘れていたなぁ」

と、浴場にタオルを置いておくのを忘れていた事を思い出したジャンは浴場に向かう事にした。

「WAWAWA忘れ物〜」
「オワッ!!」

ガラッと引き戸を引くとそこにはすでに湯浴みを終えた全裸のクーリエの姿が。

「す、すまん。ごゆっ」

ミシリと、思わずその場を後にしようとしたジャンの後頭部に痛みが走る。

「ジャン、何か言い残す事はあるか?」
「タ、タオルを持ってきただけなんだ。決して故意にやったわけじゃない」
「そうか、なら仕方ないな。でも許せるか!ジャンのっっっ変態っ!」

後頭部を鷲つかんだクーリエは華麗な足払いをきめジャンを床に叩き付けた。ジャンの手元からバスタオルをすかさずひったくると
「もうお嫁にいけない!!」
と叫びながら自室へと泣きながら走っていった。
ジャンは薄れ行く意識のなか
「ああ、クーリエは精神的以外に肉体的にもしっかり成長していたんだな」
と幼かった頃の彼女の肢体とすっかり女らしくなった彼女の肢体を比べてそう一人ごちていった。


クーリエがジャンと同せ・・・もとい魔女という誤解を断ち切るために同居し始めてはや4ヶ月ほどの月日が流れた。その間に様々な事件が村内で起こったものの、クーリエへの被害は最小限に抑えられ今では魔女の嫌疑は晴れていっている。元々、彼女が疑われた原因である疫病をなんとか抑えた為だ。
一時は発症者が出始め、魔女裁判にかけろと殺気だった雰囲気があったが。これをジャンがなんとか説得、クーリエは原因追及と治し方を研究し、疫病の蔓延を阻止したのだ。そして、不作だろうと思われていた
作物もなんとか実るものを実らせ、豊作と言わないまでも今年の冬を乗り切るだけの分は収穫できたので、これまで抱えていた不安が一気に解消されたというのも村人達のクーリエに対する心証を良くしていたのだ。
とはいっても、

「な、な、長いもありがとうございます!!」

クーリエの対人恐怖症はいまだにこんな感じである、まぁこれでも村の人たちに最低限の挨拶を出来るようになっただけ成長しているとも言えるが。

「なんだ、長いももらってきたのか」
「あ、ああ。今日は特に寒い日だからこれでも食べて精をつけて、だそうだ。」
「なんで寒い日に精をつけなければいけないのだろうか・・・」
「まぁ、なんにせよ長いもはおいしい。今晩は楽しみにしておけ」

といって厨房に向かうクーリエ、元々森で一人暮らしをしていた彼女はもちろん料理だって人並みには出来るし、こういった野菜の調理方法も良く知っている。彼女が来てからというもの、彼女の料理を食べるのがジャンの楽しみの一つになっていた。

「お前が来てから。もう4ヶ月か……早いもんだな」

食事を終え、紅茶を口にしながらジャンは言った。

「ああ、なぁジャン。村の人達は何ていっているんだ?」
「概ね、良好だよ。療養所の評判もいいし、もう魔女だなんて言う者はいないだろうな。
 ま、これで口が良ければ一躍人気者になっているんだけどな」
「う、うるさいわね。仕方ないじゃない」

ジャンの要らぬ一言にぷぅ、と頬を膨らますクーリエ。

「ま、だけどそれならもういいわね。」
「いいってなにが?」
「ここに住むことよ、もう信頼を得ているなら森に帰ってもいいでしょう」
「うーん、それなんだけど。ちょっと待ってくれないかな」
「え?ちょっと、それ何。」

ジャンの意外な一言にクーリエは思わず戸惑う。

「いや、確かにもう帰ってもいいんだけさ。こう、療養所の評判がいいんだから続けてみてもいいん
 じゃないか?」
「う、うん。まぁ、それは……」
「でもそうなると森からここへの往復ってきついだろ?だったらいっその事、ここに住まないか?」
「え?いや、そ、それは……いい考えかもしれないけど、ジャ、ジャンはそれで、いいの?」
「ん?ああ、別にかまやしないよ。お前が社会に馴染むいい機会が出来たんだ、だったら私はそれを
 支援してやりたい。」
「………まぁ、考えておくわ。」
「ま、でも後3、4ヶ月はここにいろよ?」
「はぅ、な、何で!?」
「もう冬の季節だろう?いまさら備蓄も整っていないところに帰るよりはマシだろうさ」
「そ、そうね……。わかったわ、春が空けるまで考えておくわ。じゃ、私はお風呂先に入ってくるから。」

といってクーリエは食器をかたずけ浴室へと向かっていった。

「(ジャンの奴、一緒に住もうって……深い意味あるの……かなぁ)」

ちょっと乙女な思考をしながら。

そして、夜もふけ寝る時間となった。

「うーさびさび。」

ちょっとした事務仕事を終わらせ寝室へ向かうジャン。今日の寒さは少し厳しく、風呂に入った後で仕事をしていた事をちょっと後悔していた。

「ん?なんだベッドの様子がおかしいぞ?」

寝室にはいり、早速横になろうとすると何故かベッドに膨らみが出来ていた。不審に思ったジャンはそーっとベッドを覗きこむとそこには可愛らしい寝息を立てるクーリエの姿が。

「おい、クーリエ!なんでお前が人のベッドに寝ているんだ!」

ばっと掛け布団を剥いでジャンは叫んだ。

「ん?んー、ちょ、ジャン、寒い、寒いじゃないの。早く布団戻してよ!」
「戻してよ!じゃない、なんでお前がここで寝ているんだよ」
「いや、寒いから。」
「だったら自分の部屋で寝ろ、自分の部屋で。」
「嫌よ、あの部屋。寒いのよ、隙間風入ってきてやばいのよ。」
「だったら私はどこで寝れというんだ!床か、床に寝れといのか!」
「あーもう、うるさいわね。だったら一緒に寝ればいいじゃない」
「あーはい、わかりました。一緒にね……はい!?」
「ば、馬鹿、何度もいわせるんじゃないわよ。い、一緒のベッドで寝ればいいじゃないっていってるの!」
「い、一緒ってお前。自分が何を言ってるかわかってるのか?」
「わ、わかってるわよ。そんな事!で、でもあんたなら別に変な事しないし、暖もとれるし、一挙両得じゃない」
「い、いや。はなしてる事はわかるが、お前本当にそれで。」
「何よ、わ、私じゃ嫌だって言うの。い、一緒に女の子が寝ようって言ってるんだから。従いなさいよ。」

結局、クーリエに押されてしまった形でジャンは一緒に寝ることになってしまった。

「おい、あまりくっつくなよ」
「仕方ないじゃないか、狭いんだから」

当然ベッドは一人用なので、自ずと密着する形になってしまう。

「(う、い、いい匂いがしてたまらない・・・)」

ジャンは一応、神父という神職についてはいるものの、中身は立派な年頃の男。性に関しては興味もあるし
実際、堪らない時は一人で慰めた事だって何回もある。実際、クーリエと同居するようになってからは、
その回数も多くなったような気がする。その時いつも頭に浮かぶのは自分の物で汚されるクーリエの痴態。
普段自分に対しては強気で接するクーリエを犯し、また村の人たちに大して不器用に接するクーリエの姿でも犯し、まだ幼かった頃にいつも自分の背を追いかけ遊んでいた頃のクーリエを今のクーリエに脳内変換し犯した。処女膜を破り、嫌がるクーリエに種付けもしたし、逆にいちゃいちゃしながら子種をねだるクーリエに種付けもした。この4ヶ月間、数多くのクーリエの痴態を妄想しながら自分を慰めた、もちろんその後は強い自己嫌悪に悩まされるのだが。溜まったものを吐き出さなければ本物のクーリエを傷つけてしまう。
ジャンにとってはそっち方が怖かったのでなんとか自分に強く言い聞かせ、湧き上がる欲求を解消していたのであった。しかし、今目の前にはその性欲の対象である相手がいるのだ。

「(こ、このままだったらいつかは理性がもたなくなるかもしれん。ちょっと体勢を変えよう。)」

クーリエを抱きしめ包むかのようにしていた体勢から、背を向ける体勢にかえる。それでも背中からは女性特有の柔らかい感触が寝巻きごしに伝わってくるが、それでもダイレクトに芳しい匂いと柔らかい感触に伝わってくるあの体勢よりはいくばくかマシにはなった。しかし……

「ジャン……」

クーリエがせつなそうなか細い声をあげて、自分から背を向けたジャンに手を回し、体を押し付けるように抱きついた。
そうしたクーリエに対しジャンの心臓の音は激しく高鳴り、今まで耐えに耐えてきた愚息がついに我慢しきれなくなりムクムクとみなぎってくる。

「ク、クーリエ。そんなに体をくっつけるな」
「ジャン、ジャンは私のこと、嫌……?」
「い、嫌いではないが……」

クーリエはジャンの耳元で囁くように呟き、ジャンは自分の理性を必死に押しとどめていた。

「ねぇ、一緒に住もうって言ってくれたけど。あれって私に療養所続けさせたいだけで言ってくれただけなの?」
「そ、それは、だな。」
「あなたにとって私はなんなの?ただの人と関わるのが苦手な幼馴染?ただ、それを治させたいからそう言って
 くれてるだけなの?」
「し、正直に言うと。それもある。」
「……そう」

ジャンのその言葉を聞いたクーリエは辛そうに呟いた。ジャンはそんなクーリエの声を聞くと今度は向かい合うようにまた向きを変えて、話を続けた。

「でも、それだけじゃない。心配…だったんだ、森の奥深いところで一人で暮らしてるのが。ここらは比較的治安がしっかり
 してるけど、なにかあって悪い奴が森に逃げ込んだらどうなるか、とか。獣に襲われてしまうんじゃないか、とか。色々と
 心配だった。」
「…………」
「君が人と付き合うのは苦手なのはわかっていたから、今まで見る事しかできなかくてふんぎりがつかなかったけど。魔女の
 嫌疑が出てきた時に、ようやく決心したんだ。」

しばらく、沈黙する二人。ちょっとした強い風が寒い音を立てているのが外から聞こえてきた。

「魔女裁判のひどさっていうのはよく知ってる。これでも一応神父だからね。」

この村では行われてはこなかったが、他の村では行われていた所もあった。教会同士の情報網からそういった裁判の様子というのがたまに入ってくる、大抵どっちに転がっても死ぬ死刑の様な話もあるが、中には子供を妊娠するかしないかという様な理由をつけ陵辱する、という話もあった。

「どちらにしても、私は君を守りたい。そういう気持ちもあった。けど、それよりも純粋に一緒になりたいっていう気持ちの方が
 大きい。」
「ジャン、私は……」
「ごめんなクーリエ。もう、抑えが利かないんだ。これから私は君を傷つけてしまうかもしれない、でももう我慢できないんだ。
 クーリエ、私の……妻になってくれ。」

ジャンはクーリエの言葉を聞かずにそのまま彼女の唇を奪った。少し、押し付けた後強引に舌をねじこみ彼女の口内を蹂躙した。
クーリエの口内の感触をしばらく楽しみ口を離すとお互いの唾液が絡み合って糸をひいた。

「はぅ……ジャン……」

完全に蕩けきった表情でクーリエはジャンを見つめた。

「クーリエ、抵抗してももうだめだからな………」

ジャンはクーリエの寝巻きに手を伸ばし、ボタンを一つづつ丁寧に外していった。


「ふ…んぅ…」

チュプチュプとクーリエの胸に赤子の様に吸い付くジャン。しかし、その口の動きは赤子の乳をねだる動き
ではない。舌で転がし、押しつぶし、時には軽く吸い付く。その度クーリエからは甘い声が漏れ出す。
そして、彼女の胸の可愛らしい突起を少し強めに吸った時、彼女の体がピクンと軽く痙攣した。

「軽くイッたのかい?」
「ふ……ん……」

顔を真っ赤にしてクーリエは軽く頷いた。その様子をみてジャンは理性の糸がプッツンしそうになるが
それをなんとか押しとどめた。

「それじゃあ、脚広げて……。うわぁ、凄い濡れてるね。」

クーリエはジャンの指示に従い、脚を開いて自分の大事な所を最愛の人の目の前に晒した。薄い陰毛の奥には
すでに泉が潤っていた。ジャンの中指がズプズプと泉の中に埋まっていく。

「ここが…クーリエの処女膜だね」

中指の動きが止まると、ジャンはそこがクーリエが長年守ってきたものだと確認すると今度は中指を引き抜いた。

「これだけ濡れてると、もういじる必要ないかな…。」
「ジャン…お願い。もういれて。早く一緒になりたい…」
「でもダメかなぁ」

とジャンは言い終わると今度は人差し指と中指を一緒にクーリエの中に突き入れた。

「いやぁん……!」
「やっぱり、一本の時より二本の方がきついか。」

うっすらと目じりに涙を浮かばせていたので、そこに優しく口付けをした後。ジャンは耳元で囁いてみた。

「そういえば、初めてなのに。なんでこんなに受け入れやすくなってるの?」
「そ、それは……」

ゆっくりとクーリエの膣内に入れている指を動かしながら、クーリエに聞く。

「おっぱいの時もそうだけど、クーリエちょっと感じやすいんじゃない?」
「はう…、ち、違う…!」
「違わないじゃない」

と指を曲げて壁を擦るように激しく動かした。

「ひゃうっ!」
「ほら」
「はぁ、はぁ、だって。ジャンに抱かれてるから何だもん。」

クーリエが泣きそうな声で絞るように声をだした。

「いつも…我慢できなくなった時は一人でしてるけど……。いつも途中であなたが出てきて……。
 ずっと…ジャンを思い浮かべて自分を慰めて……。終わった後はいつもせつなくてむなしくなるけど。
 今は幻想じゃない、本物のジャンに抱かれて。可愛がってもらってるから……だから……」

そう、思いのたけを吐き出すように言うと。もう我慢できなくなったのかぽろぽろと涙が溢れ出した。
ジャンはクーリエの膣内から指を引き抜くと、彼女を抱きしめた。

「うった、うっ、うえええええ、ジャン好きなのぉ…」
「クーリエ、私もだよ」

ジャンとクーリエの唇が再度重なった。今度は一回ではなく、何度も何度も舌を絡めあい唇を吸いあった。

「クーリエ、もういくよ」
「うん、早く…頂戴…」

ジャンは自分の手を股間にあてがい照準を定めると、ゆっくりと体重をかけクーリエの中に入っていった。

「ん…っはぁっ……」

さすがに、男性のそれになると大きさが違うのかクーリエからは何かを耐える声が聞こえる。
そして、ジャンは先が完全に埋まった事を確認するとクーリエの腰を軽く持ち上げ体重をかけやすい体勢に
すると、一気に腰を下ろした。

「ひっ、ぐぅ……!」
「くっ……」

クーリエの最奥を守リ続けていた膜はジャンの物によって突き破られ、ジャンの物はいとも簡単にクーリエの
最奥に到達する。クーリエは純潔を捧げた痛みによる喘ぎ声をだし、ジャンは最奥に達した時に来た急な締め
付けに対して思わず射精しそうになったのを耐える為の声をだした。

「痛っ…んん、これで…ジャンの奥さんになったんだね」
「ああ、これでクーリエは私の妻だ。」

二人は見つめあい、軽いキスをした。

「クーリエ、絶対幸せにしてやるからな。」
「もう、幸せだよ……」

ジャンはゆっくりと腰を動かし始めた。

「ん…ん……、ジャンの熱い…よぉ」
「クーリエ、痛くないかい?」
「大丈夫、だよ。それよりジャンは?ジャンは気持ちいい?」
「凄い、気持ちいいよ。気を抜くとイッてしまいそうだ」
「我慢しなくていいよ。好きなだけ私の中で出して、だって…私はジャンの奥さんなんだかキャッ!」

クーリエの言葉が半分以上言い終わると、ジャンのゆっくりとした動きが急に激しい動きに変わる。
急な変化にクーリエは可愛らしい悲鳴をあげた。

「んっ、ふ…、はぁ、ジ、ジャン」
「もうダメだ!可愛すぎるよクーリエ!」

ジャンは腰と肩に手を回して、がっちりと抱きしめる。クーリエもそれに負けじと腰を脚で押さえつけ
両手を背中に回した。

「や、ん、はげし……、ジャン!」
「ほら、中に出すよ!クーリエの中に出すよ!」
「あん、出して…!中に出して、ジャンの奥さんだって証明し……んん!」

クーリエの膣が一番強く収縮し、彼女の意識が快感を一番強く知覚すると、時を同じくしてクーリエの
子宮に熱く、どろりとした白濁の粘液が大量に吐き出された。

「はぁー、はぁー……、すご……いぃ」
「クー、リエ……」

二人はまた、お互いをみつめて口付けを交わした。

「えへへ、これで。本当の夫婦になったんだね」

クーリエが幸せそうな顔でジャンの胸に顔を擦り付ける。

「ほら、あんまりうごくなよ。せっかく布団をまいたのにズレ落ちるだろ。」

現在の彼らはちょうど抱き合いながら……繋がったままの状態で対面座位の体勢でいる。
とはいえ、裸の状態なので周りの毛布やら布団やらをひっつかんで寒くないように包まっている。
おそらく、次の日にはジャンとクーリエの愛液やら精液やらで汚れてしまっているので取替えないと
いけなくなるだろう。

「んふふふふ……」
「凄い幸せそうだな。お前」
「幸せだよ?だってずっと好きだったジャンと一緒になれたんだもん。」
「ぐっ、お、お前なぁ…」
「それよりさ、ジャンはいいの?」
「何がだ?神職についてるからってか。馬鹿馬鹿しい、本部の方々ならともかくしがない田舎の神父だぞ?
 問題はないよ、隣村の神父さんだってシスターと結婚してるぞ」
「そっか、じゃ。問題ないんだね」
「ま、いざとなれば魔女認定すればいいだけだからね」
「もう!冗談やめてよ。」
「そうだなー、判決は『赤ちゃんができれば良し、できなければ魔女』かな?もちろん、君は無罪だから
 赤ちゃんできるまで裁判続行するけど。」
「……じゃあ、無罪判決勝ち取ってくれる?」
「ゆっくり時間をかけて無罪を立証してあげるよ。」

そういうとジャンはクーリエに腰を強く打ちつけた。




なお余談ではあるが、この村には春の種まき祭りと秋の収穫祭がある。この二つの祭りは農作物の豊作祈願と
感謝の為の祭りという意味だけでなくもう一つ別の意味がある。まぁ、それはこの祭りに参加している夫婦
の様子と新たな家族が増えている様子をみるだけで答えは自ずから導き出されるだろう。