2059年の日本。
少子高齢化はその極に達し、歪な人口構成により日本そのものが存続の危機に瀕していた。
他方で医学・生物工学は目覚ましい進歩を遂げ、遺伝子治療が普及し、平均寿命は97歳に達していた。
「生めよ増やせよ」「子どもたちの未来を」がマスコミで喧伝され、高齢出産が推奨される状況で、国会では圧倒的多数の下、民法の近親婚禁止規定が撤廃されるに至った。
兄と妹、姉と弟、父と娘、母と息子の間での婚姻、妊娠、出産が当たり前となり、むしろ少子化解消のため推奨された。

これは、2072年の父母姉弟のごくありふれた四人家族の日常である。

「ただいま」
仕事を終えて帰宅した清水賢三(50歳)は疲れた表情で帰宅し、ネクタイを緩めながらダイニングに入った。
「あっ、あなた、お帰りなさい・・」
夕食が並べられたテーブルに、賢三の妻・美穂(45歳)が両手をついて尻を突き出し、フレアスカートは大きくたくし上げられ白い尻が露わになっている。
美穂の腰を下半身をむき出した息子・真(18歳)が両手でしっかりと抱え、「グチョッ!グチッ!」と湿った音を立てながら腰を動かしている。
怒張した息子の陰茎は、母の膣液によって鈍くテラテラと光り、自らが産まれた母の膣に、パン、パンと打ち込まれている。
「パパ、お帰りなさい!」と言い明るく父を出迎えた息子・真は、なおも母・美穂の膣への挿入を止めない。

「おおっ、頑張ってるな」
賢三は目の前の行為を諫めることもなく、妻・美穂と息子・真の交尾の様子を眺めている。
妻・美穂は、脚を震わせ次第に喘ぎ声を大きくしながら、息子の激しい動きに必死に耐えていた。
「ううっ!ママあぁ!」
息子・真は母の膣に深く陰茎を挿入したところで腰の動きを止めた。
母・美穂の子宮口に押し付けられた息子・真の亀頭からおびただしい量の精液が「ドピュッ、ドピュッ」と間欠的に噴き出される。
息子・真の精液は母・美穂の子宮に注ぎ込まれ、息子の無数の精子は、彼自身を育んだ母の子宮の中で、早くも卵を求めて泳ぎ回り始める。


妻・美穂と息子・真はしばらくの間、繋がったままじっとしていたが、ようやく息子は母から陰茎を抜きとった。
妻・美穂は、尻を突き出したまま無言でティッシュペーパーを数枚引き抜き、重ねて股間にあてがいながら、数枚のティッシュペーパーを息子に渡した。
脚を広げ前かがみになりじっとして、膣から垂れる息子の精液をティッシュペーパーに吸わせながら、夫に向かい「ちょっと待ってて。すぐに夕食にするから」と言う妻・美穂。
自らの精液と母の膣液で濡れた陰茎をティッシュペーパーで拭いながら、父に向かい「ごめんなさいパパ。今日はママの『子作り日』だったから」と言う息子・真。
椅子に腰掛けた父・賢三は「いいよ。お前はもう立派な大人だ。ママに元気な赤ちゃんを産ませてあげなさい。ところで今日のママの具合はどうだった?」と言い微笑む。


「やだあ!あなたったら」
息子との交尾の後始末を終えた妻・美穂は頬を赤らめ笑いながら、夫のコップを渡しビールを注ぐ。
「亜希子の次の『子作り日』はいつだったかな?」
賢三はビールを飲みながら、真の姉である娘、亜希子(21歳)の話を始めた。
「確か一番いいのは、来週の水曜日ぐらいからじゃなかったかな?おととい、姉さんとした時の話だと」
ジーンズのベルトを締めながら言う息子・真。
「そうか。じゃあ、パパもひと頑張りするか。ハハハハハ!」
「まあ!元気だこと」
家族の笑い声が食卓に響いた。

「ただいま」
亜希子が帰宅してダイニングに入る。
「お帰りなさい。今日の子作りコンパはどうだったの?」と問う母・美穂。
「うん。4人だったけど、まあまあだったよ」
娘・亜希子は冷蔵庫からお茶のボトルを取り出してコップに注ぎ一気に飲み干した後で母に答える。
「浅井くんの子種の量は凄かった。高田くんもまあまあの量だったし。あと、樋口くんのオチンチンの大きさにはびっくりした。小林くんはオチンチンと子種の量は並みだったけど、凄く上手だったよ」
大学の同級生との子作りの様子を家族に得意げに語る亜希子。
「姉さん、また友達から子種をたっぷり搾りとって、お腹いっぱいなんじゃないの?」
弟・真からの軽口に「真の子種の量には及びませんけどねえーだ」と姉・亜希子が答え、「まあ、そうねえ」と母・美穂がたたみかけると、明るい笑い声が食卓に響いた。
この家族団欒の時にも、姉・亜希子の子宮の中では4人の同級生の無数の子種が、母・美穂の子宮の中では息子・真の子種が、卵に受精すべく活発に泳ぎ回っていた。

父・賢三はひとしきり笑った後で娘・亜希子に言う。
「おい亜希子、次の『子作り日』は来週の水曜日あたりらしいな。どうだ、その日はパパと頑張って子作りしないか?」
「ええっ・・いいけど・・真はどうする?」と弟・真の顔色を窺う亜希子。
「僕はいいよ。パパの後で。でも、2回は子作りさせてもらうけど」
ご飯を頬張りながらそう答える弟・真。
「じゃあ、いいよパパ。来週の水曜日はどんな格好がいいの?娼婦風?セーラー服とか?」
娘・亜希子に問われた父・賢三はビールをゴクリと飲み干して、「シンプルに黒のシースルーのネグリジェがいい。もちろん下着は黒のスキャンティだけでな」と答える。
「僕は、あの青紫のレースのビスチェとスキャンティと、黒のストッキングがいいな」
姉・亜希子にそうリクエストする弟・真に、「ああ、あれね。とても似合ってるもの」と合いの手を入れる母・美穂。

「真、亜希子と頑張るのはいいけど、翌日のママの分の子種もちゃんと残しておいてね」と言い、淫靡な微笑みを浮かべながら息子に視線を送る母・美穂。
「わかってるって、ママ。ママの好きな、ママの両脚を僕の肩に掛けたままのしかかる体位で、ちゃんと上から突き込んで、ママの子宮の中にたっぷり息子の子種を注入してあげるから」
息子・真はそう言いながら味噌汁をすすった。
「ああ、ママの大好きな、あの体位だな。あの体位でママとすると、ママはしがみついてきて大変だろ、真。真をこしらえた時もママとその体位だったからな。あの体位でする時のママの具合は格別だな」と息子・真に話を合わせる父・賢三。
「やだ、あなた、恥ずかしい、そんなこと」と言って頬を赤らめる母・美穂。

「じゃあ、今週から来週は精のつくメニューにしないと。亜希子も考えてね」
「うん、ママ。大学の生殖学の勉強の参考にもなるから。いろいろ教えて」
顔を見合わせて笑う母・美穂と娘・亜希子。
「生殖学は難しいから苦手だよ。僕は人体生理学や性技学の方が好きだな。女性性器の外観と膣の構造の分類とか、男性性器の相性とかおもしろいし。女の先生との実技試験もあるから。すんげえ色とか形した先生もいるんだもん」
お茶を飲みながら真剣な表情でこう語った息子・真の言葉に、他の三人は思わず吹き出してしまい、食卓は明るい笑い声に満たされた。