響子さんには部屋で待っている様に言われたが、ここで待つ事にした。
ただベタつく汗が不快だった為、近くにある更衣室のシャワーで洗い流す事にした。
シャワーを浴びた後、受付に戻り、響子さんを待つ事しばらく。
どの位経っただろうか。
長い様な気がしたが、案外短い間だったかもしれない。

「お待たせ♪」

そう響子さんに呼ばれて壁にかけてある時計を見ると、響子さんと別れてから、たった15分しか経っていなかった。

「さっ、いきましょ」

響子さんはそう言って、手をそっと握ると、奥へと歩き出した。

 奥へと歩いていくとそこは工場内とは打って変わった光景が広がっていた。
工場内よりも心なしか女性の姿を多く見かける。
むしろ、男性の姿が全く見えないのが不思議だった。
道すがら、疑問に思った事を尋ねる事にした。

「工場内と違って女性の方が多いですけど……皆さん孕み係なんですか?」
「違うわ、彼女たちはここで働いている社員よ。孕み係として雇う女性はね、全て経産婦なの。
 でも彼女たちの多くは経産婦じゃないわ。それは孕み係りになるには、一度家庭か公営で孕ませてもらうか、こういった民間の社員になるかだけだからなの」
「民間の社員だと何かあるんですか?」
「ここもそうだけど、大抵の民間企業は福利厚生の一環として、経産婦以外でも孕み係になることができる様になっているの。だから求人倍率も高いし、この業界は性別に関わらず超人気の職業になっているわけね」
「そうなんですか……」

その超人気の職業に図らずもアルバイトとしてなれたというのは、実は豪運な事だったのかもしれないなぁと思い至った。
そんな風に会話をしている間に、エレベーターに乗り込み、最上階まで上がっていた。
そこにとある部屋へと辿り着いた。

「さっ、ここよ。入って♪」

 響子さんに促されるまま中へと入るとは、そこは綺麗に整理整頓されているかなり広い空間だった。
それもまだ奥の部屋があるのが見て取れてこの部屋の豪華さを物語っている。

「凄いですね……」

あまりの豪華さに、思わず声に出てしまった。

「あら、女性の部屋に入るのは初めて?」

きょろきょろしているのを面白く思ったのか、響子さんが微笑みながら問いかけてきた。
ここが響子さんの部屋らしい。
若い様に見えて、実はかなり偉い立場なのかもしれない。

「え、えぇ…まぁ…」
「ふふっ、これから慣れるわよ……さぁ、こっちにいらっしゃい」

響子さんに促されるまま、隣室に移動すると、そこはキングサイズのベッドがある寝室だった。

「さっ、座って」

妖艶な声で響子さんにそう囁かれると、無意識的に首を縦に振っていた。
響子さんの妖艶な声で囁かれると、鼓動が早くなり少し意識が朦朧としてしまう。
ベッドに腰掛けると眼の前で、響子さんがスーツを素早く脱ぎ、ブラウスのボタンを上から一つずつ外していた。
黒のブラジャーに支えられた、たっぷりと甘そうな二つの果実、タイトスカートを脱ぐと、そこには黒のガーターベルトとぐっしょりと濡れている黒のショーツ。
今まで見た事もない様な女性の半裸がそこにはあった。


「綺麗だ……」

乾いた喉を鳴らして、思わず声に出してそう呟いていた。
そう響子さんの裸はとても美しかった。
豊満な果実は垂れる事なくその形を保ち、細く括れた腰とすらりと伸びた美脚は綺麗な曲線を描いていた。
それを見ただけで、股間の肉棒が臍まで反り返り、自己主張をし始める。

「そんなに見つめないで……恥ずかしいわ」
「だって、響子さんがすごく………綺麗だから……」

その言葉に響子さんは瞳を潤ませる。
瞳を潤ませる響子さんを見て、思わず生唾を飲み込んだ。
響子さんの手を引いて、ベッドに引き寄せようと、手を伸ばした瞬間。

「シャワーを浴びるまで待ってて、覗いたらなしだからね」

響子さんはそう言うと、こちらの反応を待たずにそそくさと浴室に入り、シャワーを浴び始めた。
……お預けを食らった形になった。
さて、一緒にシャワーを浴びるか、それともこのまま待っているか…どちらにしようかな。
しばらく考えて、どうせ後で見るのだから、今見ても問題ないだろうと自分を納得させた。
忍び足で浴室に素早く近づくと、浴室のドアノブをゆっくりと握る。
すると浴室からシャワーの音と共にドアノブを注視している響子さんの気配が朧気ながらぼんやりと感じられた。
ゆっくりとドアノブを下ろし、後は引くだけというところで、なんとなく入られるのを響子さんが嫌がっている気がしてきた。
しばらくそのまま、じっとしていた。
思いっきり開け放って中に入るのか、臆病風に吹かれて、ベッドに戻るのか。
天使と悪魔が頭上でしばらく喧嘩をして、片方がもう片方を叩きのめし、決心を固めさせた。
そう、臆病風に吹かれるわけがないじゃないか。

 ……結局、ベッドに戻ることにした。
どうせ後で見るのだから、今見ても今見ないのも一緒だ、そう気持ちを切り替えたのだ、決して臆病風に吹かれたわけではない。
ただ正直言うと、もし浴室に入った事でさせてくれないかもしれないという可能性が結構大きいのではないかと、思っただけだ。
ここまで来てたった数分の前後した為、最後まで出来ないなんてなったら我慢できるはずがあろうか? いやない。
そうしている内に、シャワーを浴び終わった響子さんが浴室から頭と身体にタオルを巻いて現れ、隣に腰掛けた。
ボディーシャンプーの香りが薄らと漂う。

「我慢してくれたんだ、ありがとう」

そう言って、頬にチュッ、とやさしく接吻をしてくれた。

「……約束しましたから…」

憮然とした声で言ったものの、接吻に嬉しそうにびくっ、と股間の肉棒が反応していては本心は見え見えだ。
やはりあそこで引き下がったのは正しい判断だったのだ、我ながらよく我慢したものだ、自分を褒めてやりたいね。

「……水も滴るいい女って響子さんの事いうんでしょうね」

頭に巻いたタオルを解き、髪を乾かし始めた響子さんを横目で見つつ、そう呟く。

「あら? 褒めても、何も出ないわよ?」
「えぇ、出すのはこっちですから」
「ふふっ」

二人の視線が緊密に絡み合い、お互いの顔を近付けるにつれ閉じられていった。

「んっ……」

どちらからということもなく唇を重ね合わせると、響子さんの甘い匂いが鼻腔を擽った。
こちらを導くかの様に開かれた口内へ、舌を挿し入れると、熱くざらついた舌に自分の舌を絡ませ、温かく潤っている口内を嘗め回す。
こちらが動くだけ、響子さんの方も自分の舌を絡ませるので、くちゅ、くぢゅ、と湿った音が唇から漏れ聞こえた。


「んっ、ふぅん……」

響子さんは一心不乱に舌を動かしながら、鼻にかかった声をあげる。
それが妙に嬉しくて、より貪欲に響子さんの口内を舌で犯す様に嘗め回すと――。

「んっ!?」

不意に股間から起こった感触に、口を離して声をあげる。
視線を下に向けると、響子さんの指が肉棒にかかっていた。

「……すごい」

響子さんはそう言って、潤んだ瞳で肉棒を見つめつつ、綺麗な指で肉棒を握りしめると、右手で肉棒を扱きたて、左手で睾丸を包み込んで優しく揉みしだいた。

「んっ、あぁっ」

背筋まで突き抜ける様な快感に、思わず女性の様な嬌声をあげてしまう。

「あっ、響子さん、待って、ちょっと、待っ、あっ、あぁ、あぁぁっ」
「だーめ♪」

激しく扱きたてられ、射精感が高まっていく。
こちらの制止の声に対して、響子さんは妖艶に微笑むだけで一向に止める気配がない。

「うっうぅっ、響子さんのも、いじってあげる、ね?

最初が手の中だなんて、我慢できない。
反撃の意味も込めて、響子さんの太ももに手を這わせると、陰毛の茂みに指を潜り込ませた。

「あっ、ん、んふぅ、だめ、そこはぁ、そこ、だめぇ」

ぷっくりとした肉豆に指の腹を擦り付け、捏ね繰り回し、肉襞を割り広げると甘美な声をあげて喘ぐ。

「あ、あ、そこ、そこだめぇ……」

響子さんはがくがくと身体を震わせながら喘いだ。
その隙に、肉襞を割り広げていた指で、中を突き上げると、濡れた肉がまるで誘う様に指を呑み込んでいく。
そのまま中を突き上げるすぐに、きつい場所にぶつかった。
温かな蜜を垂らし続ける蜜壺の入り口はきつく、指一本潜り込ませようとしても、肉壁が指をぎゅっ、と締めつけてくる。
一瞬の思案の後、思い切って中指をそこに捩じ込んだ。

「ひぁっ」

びくんっ、と響子さんの全身が反応すると、口を半開きのまま、そのまま静止する。
蜜壺の中は温かい蜜でいっぱいで、肉壁を思いっきり捏ね繰り回すと、どんどん蜜が溢れてくる。

「あ、あ、あんっ」

響子さんの身体がまたがくがくと震えると、急にこちらに倒れかかってきた。
残った左手で優しく抱き止めたものの、勢いを殺しきれず、ベッドに二人して倒れ込んでしまう。

「はぁ、はぁ……ねぇ……しよぉ」

響子さんのその言葉に無言で頷くと、響子さんを抱え上げ、ベッドに寝そべらした。

「ねぇ……きて…」

響子さんはベッドに寝そべると、脚を左右に大きく開き、大事な部分を両手を使って広げた。
その肉棒を強請る様な姿勢に、がちがちに勃起した肉棒はもう我慢がきかなかった。
括れた腰をぐっと右手で掴み、左手で肉襞を広げると、圧し掛かる様にして蜜壺の入り口に肉棒の先端を宛がう。

蜜液に塗れた淫唇は挿入を強請るかの様に鈴口に吸いつき、ひくついていた。

「挿れるよ」
「うん、来て、裕也くんの、あ、あっ――あっぁぅぅぅぅっ」

返事を待たず、括れた腰をがっちりと押さえたままで腰を送り出した。
亀頭に最初に突き当たった抵抗感は、ぶつりっ、という何かが切れた様な感触とともに唐突に消え去り、ずぶぶぶぶぶぶっ、と熱い泥濘の中に肉棒が根元まで呑み込まれた。

「あぁぅうううぅ……っ」

堪らない快楽にだらしなく舌を突き出して声を漏らしてしまう。
肉棒をぴっちりと包む込む蜜壺はひくひくと蠢いて快感を送り込んでくる。
腰が勝手に動いて、熱い泥濘の中に肉棒を深く、更に深く突き入れようとする。

「すごいよ、あ、あぁ」

むしゃぶり尽くす様に貪欲に腰を突き上げながら口走るが、薄らと涙を浮かべ、唇を震わせている響子さんの様子に気づき、腰の動きを緩めた。

「……もしかして。……響子さん…は、はじめて、だったの?」
「うん。…でも、大丈夫。好きな様に動いていいよ」

響子さんの一言で、最後の理性は跡形も無く吹っ飛んだ。
腰が再開前よりも激しく抉る様に動き始める。
まだ誰にも汚された事の無い美貌の女性の蜜壺を、自分が最初に征服したのだ。
響子さんが、処女喪失の痛みに唇を噛みしめて耐えているのは分かっていた。
しかし、それでも、響子さんの蜜壺を奥まで味わい尽くしたいという欲望には抗えなかった。

「ンぁああーーっ」

押し殺せない蠱惑的な喘ぎ声が響子さんの口から漏れた。

「い、いいよ、膣内があったかくて、ぴったり吸いついてくる、すごく……きつくて」

荒い吐息をつきながら、じゅぼ、じゅぼ、と腰を叩きつけ、蜜壺の奥深くまで挿し込んだ肉棒の先端が、蜜壺内の肉壁をごりごりと何度も抉る。
蜜壺と肉棒の結合部からはぐぽっ、ぐぽっ、と泡立つ蜜液に混じって、かすかに赤いものが溢れてくるのが分かった。

「んっ……は、はぅっ、くぅっ」
「響子さん、ごめん、腰、止まんないよ、気持ち、良すぎて、まだ、い、痛い?」
「んっ、あんっ、あぁっ……き、気にしなくて良いよ、裕也くんの好きに、動いて良いから」

許しを得た事で、動きに加減が無くなった。
括れた腰を掴んで、腰を激しく叩きつけ、きつい蜜壺を凶暴に何度も深く抉った。
肉棒を抜き挿しする度に、蜜液が飛び散る。
何度突いても、送り込む時のずぶぶぶぶぶぶっ、という圧迫感は衰えなかった。
亀頭から肉棒の付け根まで全体で響子さんの蜜壺をたっぷりと味わい尽くす様に激しく抜き挿しする。

「あ、あんっ、あふぅ、裕也くん、激しい、そ、そこぉ、もっと激しく、激しく突いてぇ」
「裕也」
「んっ、裕也、い、ひぃあああん、い、いい」

腰の動きに合わせて、響子さんもまた腰を振り始めた。
じゅ、じゅぼ、じゅぽ、と濡れた蜜壺を肉棒が激しく出入りすると、二人の淫靡な腰の踊りが同調してお互いの快楽を高まる。

「裕也、裕也ああああああ、そこ、そこもっと、激しく、あっ、だめ、あぁ」

猛り狂った肉棒を奥までびっちりと咥え込んだ蜜壺は、豊潤な蜜液でぐぽっ、じゅぽ、と泡立ついやらしい音をたてながら、肉棒を扱きあげる。
蜜壺から齎される快楽の海に溺れながら一心不乱に響子さんを貫き、子宮口を何度も何度も突き上げた。

「あっ、あぁ、おっ、奥だめ、だめ、くる、きちゃう」
「あっ、響子さん、も、もうだめ、でる、でちゃうよ」

「なかっ、なかに、膣内にちょうだい、裕也の膣内に、膣内にたっぷり注いでぇ」
「あ、も、もう、いいいいくよ、いくいく、でるぅ」

眼の前で真っ白な火花が散った。
細く括れた腰をしっかりと掴んで引き寄せると、最奥へと肉棒を突き込み、そこで解放した。

ドプウッ! ドプウッ! ドプッドプッドプッドプッ

熱い精液が肉棒の先端からどぷどぷ、っと溢れて、響子さんの体内に、子宮の中に注ぎ込まれていく。

「あああああぁ、裕也のぉ、膣内で、膣内で出てるぅ、あっ、あっ、はっ、激しい、んくぅ」

響子さんの蜜壺はぞわっ、と来る感覚で肉棒に絡みつき、最後の一滴まで精液を搾り取ろうといやらしく蠢く。
大量にぶちまけられた精液を受け止めきれず、繋がった部分からはごぽごぽっ、と精液と蜜液の混合液が垂れていた。

 体中の体液を残らず流し込んだかの様な長い射精を終えた時、頭の中にあったのは、もっとしたい、響子さんともっとしたい、そんな思いで一杯だった。
その思いに呼応するかの様に肉棒に力が漲り始め、むらむらと性欲も湧いてくると、腰も勝手に動き始めた。

「はぅんっ……あっ、あっ、ああんっ……凄い、凄いぃっ……あんっ、あっ、はぁんっ」
「(したい……もっとしたい……響子さんを自分だけのものにしたい)」

そんなとてつもないどす黒い欲望が、頭と身体を支配して、響子さんの腰を掴んで激しく突き動かし続けさせる。

「あぅんっ、あっ、あっ……ああんっ、あっ、あっ……はぁんっ」

激しく悶える響子さんの様子に射精感が強まり、一気に腰の動きを加速させる。
腰を動かす度に喘ぎ声が漏れる口からは、ちろちろと舌が蠢いているのが見え、その動きに堪らなくなって、桜色の唇をお互いに絡み合わせると、舌を絡ませ、口内を貪った。
もちろんその間も休む事なく、リズミカルに肉棒を打ち込み続けるのを忘れない。
鼻先から零れる甘い吐息を浴びながら、激しく唇を合わせていると、響子さんが空気を求めて、喉を鳴らして喘ぐ。

「んっ、んんっ、あっ、ああんっ」

唇を解放した隙に、今度は首筋へと舌を這わせ、激しく吸ったり舐めたりを繰り返す。

「んんんっっっっっあああああぁ」

響子さんの歓喜の悲鳴と共に膣内がきゅぅ、と収縮すると、肉棒に肉の輪が纏わり付いてくる様な極上の締め付けが襲い来る。
それと共に怒涛の射精感が押し寄せ、ぱんぱんに膨れた亀頭から精液が迸った。

ドプッ! ゴプッ! ブビュルルッビュッビュッドプッ

「ああ、あああぁぁぁ出てる膣内に出てるぅぅぅ、ああああぁ」

射精が終わる前に、戦慄き震える豊かな乳房に目をやると、鷲掴みにした。
響子さんの胸は、吸い込まれる様な柔からさではなく、押すと跳ね返してくる様な若い張りに満ちており、気持ちの良い弾力を持っていた。
桜色の硬くしこった乳首が美しく、舌を這わせ、吸い付くとぽんっ、と放す。
ぽよよんっ、と揺れる乳房が堪らなく、吸っては放し、吸っては放しを何度も繰り返した。

「あっ、あっ、あんっ……いいぃんっ……んっ……まだ膣内で硬いままびくびくしてる…」

響子さんのうっとりした艶のある声を聞き、再び肉棒に力が漲る。

「(こんなんじゃだめだ……もっと、もっとしないと……)」

どす黒い欲望が、再び首を擡げると、全身に力が漲ってきた。
響子さんの足首を両手で持ち上げると、そのままベッドの上で引っ繰り返す。

「んっ、あああああぁ」



肉棒を蜜壺に入れたまま身体を回転させると、肉棒のカリの部分が蜜壺の肉壁に擦れてとても気持ちが良い。
細く括れた腰をしっかりと掴み、高く美尻を掲げさせると、一心不乱に激しく突いた。

「い、いぃぃあぁぁん、い、いい、ゆ、裕也、裕也ぁぁぁ」

獣の様に後ろから圧し掛かられ、蜜液を生み出す膣を激しいピストンで犯され、涎を垂らしながら、自分の名前を何度も呼ぶ。
見事なまでに細く括れた腰を掴んで、容赦なく打ち込み続け、きつい膣内を何度も深く抉る。
その度に、ぱんっぱんっ、という乾いた音が辺りに響く。
響子さんも膣肉で肉棒を懸命に締め付け、さかった雌犬の様に腰を振って、咥え込んだものを扱いた。
互いに激しく腰をぶつけ合い、呼吸を荒げていく。
汗が突き込む反動で、響子さんの身体に滴り落ちて、響子さんの汗と一つになって身体を伝い、シーツへと流れていく。

「あっ、あっ、んぁんっ!」

豊かな双乳を形が変わる位に揉みしだき、硬くしこった乳首を指先で弾く。
耳に息をかけ、甘噛みすると、そのまま舌を中に入れて愛撫する。
もちろんその間も腰は絶えず打ち込み続けたままだ。
突き入れる速度を変え、円運動を混ぜたりしながら腰を激しく打ち付ける。

「んっんっ、こんなに凄いなんて……あっんぁっ、ねぇ、私を裕也だけのものに、んっ、してぇ」
「あっ、うっ、うぅん、いいよ、響子さんはもう俺のものなんだからねっ、もう誰にも触らせない」
「んんっ、あっ、き、響子って、響子って呼んで」

響子は切なそうな顔で首に両腕を回し、抱き締められた。
肌を密着させると、至近距離で響子の濡れた瞳が愛しげに見詰めて来た。
その潤んだ瞳で強請られた瞬間、今まで絶えず動かしていた腰の動きが止まる。
愛しているとか、一生君だけを愛すとか、理想はいくらでも誰でも語れるし、口ではどうとでも言える。
睦言での告白は信用できないから注意しろとは母親から娘がまず最初に教わる性交指南でもある位だ。
だから言葉ではなく、響子の瞳を見て、今はっきりと実感することができた。
この人は自分だけのものになったのだと。

「あんっ……なんで、止まるのぉ? やめないで、ねっ、ねっ♪」
「止める…わけないでしょ!」
「んっ、裕也、い、ひぃあああん、い、いい」

また体勢を整え、正常位の格好にすると今までの大きなグラインドから、小刻みピストンへと変えていく。

「んんっ、きょ、響子ぉ!」
「んっあっ……裕也! 裕也ぁぁ!」

腰をぶつけ合いながら、互いに愛しい相手の名前を呼び合う。
結合部分は既に精液と蜜液でぐちゃぐちゃになっており、突き込む度にずちゃ、ずちゃ、という音と共に弾けた。
もう何がなんだか分からない状態になってきた。
ただひたすらに腰をぶつけ合い、時折、骨同士がぶつかって鈍い痛みを生むが、痛覚さえ快感に繋がってしまうのか、その痛みが心地良い。
腰を打ちつけ合う速度が増すにつれ、段々と呼吸の間隔が短くなっていく。

「きょ、響子…もう、うぅぅ」
「んっ、いいよ、私も。んぁ、出して! 膣内に出してぇぇぇ! あっ、あぅうああああっ」

もの凄い勢いで快楽の波が押し寄せて来た。
2人の嬌声が重なり、これで最後と言わんばかりに、ギリギリまで引き抜いてから、一気に腰を叩き込み、濡れた蜜壺の一番奥にまで肉棒を捻じ込む。
その瞬間に響子は美脚を腰へと絡ませ、ぐっと引き寄せ、それと同時に腕も背中に回して引き寄せると口付けを交わす。
亀頭が子宮口の柔らかい肉に埋められた瞬間、精液が迸った。

ドプッ! ゴプッ! ブビュルルッビュッビュッ! ドプッ、ドプッ、ドプッ!

収まりきらなかった液体が溢れ出して肌を伝い、シーツへと零れて落ちていった。