==白の牢獄==


「ほら、乱暴にされるのがいいんだろ?嫌々言いながら腰振ってよぉ」
醜く黒光りする肉杭が、真っ白い肌の少女の媚肉に深々と突き刺さる。
遠慮なく突き上げられるその腰の勢いに、少女は仰け反らせて声を上げる。
「いやぁっ!違っ…違う!違うのっ!」
最初は無理矢理だったハズなのに。
「違うの…違うの…っ、違うけど…凄くイイの…っ!」
無理矢理開かれた筈の身体はヌチヌチと粘着質な音を立てて陰茎を受け入れていた。


食料を求めて平原を彷徨っていた少女が出会ったのは、本来決して出会う筈のない男。
その男と少女は異種族であると一見してわかる外見の違いがあった。
少女の種族は銀糸の髪に陶磁のような肌、極寒の北の島を統べるポーラ族、
そして男の種族はアッシュグレイの髪に褐色の肌、海を隔てた南の肥沃な大陸を統べるグリー族。

不文律ではあるが、海が二つの種族を隔てる侵さざる境界線であった。

グリー族は食料も多く気候も安定した南の大陸から
食料に乏しく寒さ厳しい北の島へ向かう理由もなく
ポーラ族は極端に暑さに弱く、僅かな環境の変化にも弱く
北の島でしか生きられない為に大陸に向かう理由もなかった

しかし、その境界線は脆くも破られてしまった。


初めてみる異種族に少女は足元を竦ませた。
ガクガクと身を竦ませて震える少女を力づくで押さえつける事など
大柄な男には花を手折る位に容易い事で。
泣き叫ぶ少女を捻り上げて無理矢理背後から犯したのが、この凌辱の始まりだった。
しかし、少し前までは悲鳴だったその声はもうトロトロに蕩けきっていた。

「くぅっ…キュゥキュゥ締め付けてきやがって、そんなにこのチンポがいいのか?」
「うん、イイのぉ!おっきくて硬くて…奥まできて…このオチンチンイイっ
 こんなの初めてなのっ!一番奥の壁にガンガンくるのっ!気持ちいいのっ」
「何だ処女じゃなかったのか…まぁいい。お前らの種族はマンコはちっさいからな」
 俺達のデカチンポの味を知ったら、もうポーラ族の男じゃ満足出来ねぇな」
「いいっ!…違う種族でっ…こんな事したらダメなのにっ…いぃ…イイのっ!
 グリ―族のオチンチンイイっ!ポーラ族のっ…オチンチンよりずっとイイよぉっ!」
男の雄の昂りは少女の同族の雄のモノとは大きさが全然違った。
何度かの巡る春で少女は性交を経験していたが、その経験が全て綺麗に払拭される程に。
男の猛る陰茎は少女の膣の深い所までも犯し、先走りと愛液の入り混じった液体は泡立ち
少女の太股にまで伝い行く筋もの跡を作った。

裂けるギリギリ位までミチミチと押し広げられているのに。
痛みなんか感じない。
愛撫もなんて施されていなかったのに。
押し倒されてイキナリ挿入されたのに。

「ナカぁ…ナカ、イイっ!一番奥も、中も、オチンチンゴシゴシしてぇっ…ゴリゴリいいのっ!
 もっと掻き回してっ他のオチンチンなんていららいのぉっ!」

キノコのように大きくカサの張ったエラが、肉茎にビキビキと浮かび上がった太い血管が
少女の戦慄く肉襞を残酷に擦り上げる。
感じる所全部を一気に刺激される衝撃に少女の口からはだらしなく涎が垂れた。

「もっと味わえよ?俺ので無いとイケなくしてやるからなっ」
「この…っ、この太いのじゃないとイヤなの…このおっきいのじゃないとダメなの
 この硬いのじゃないとっ奥までゴリゴリしてくれないと切ないの…!」
男のリズムに合わせて、少女の腰も淫らに動く。
突きいれられるのと同時に腰を押しつけると子宮口に雄が口付られ
ビリビリとした鋭い刺激が走った。

少女はもうこの野太い凶器が与えてくれる快楽以外考えられなくなっていた。
脳髄の奥が性欲の本能に焼き切れそうだ。
「もう無理なのっ…このオチンチン以外挿れたくない、このオチンチン以外考えられないよぉっ
 このオチンチンじゃないと妊娠したくないのぉ!」
「ああ、孕め。お前に…褐色の子供を孕ませてやる。」
「ぅうん、産むのっ!アナタの子供産むのぉっ…このオチンチンで妊娠するの
 違う種族の子供産んじゃうのっ…褐色でもいいの、妊娠させてぇ…っ!」

尻を高くあげ涎を垂らし、身をくねらせて懇願する少女の痴態に、
興奮を高まらせた男の陰茎が尚漲る。
突き入れる速さは増し、パンパンとグチュグチュという音が大きく辺りに響く。
「あぁああっ!奥でびゅってして、このおっきいので孕ませてぇっ!
 妊娠させて、アタシを妊娠させてっ!いっぱい出してぇっ……!!!!!」
「っ…さあ中に出してやる、ちゃんと孕めよっ…っく」
「ひっ…ぃぃいん!んっ!イっくぅううう!」
ビュクビュクと男のネットリとした精が少女の膣に無遠慮に注ぎ込まれる。
「は…ぁあ…出てるぅ…出てるよぉ…いっぱい中にぃっ」
膣内を侵食する男の精の熱さに、少女は恍惚とした表情で酔いしれた。

ぐぷりと音を立てて陰茎を抜き去ってもその大きなモノを受け入れていた紅い膣口は
白い精を漏らしながらぽっかりと口を開いたままだった。




「ふ…ちょっと脅かせばこんなにヤラしく腰を振って歓迎してくれるなんてなぁ…」 
すっきりとした様な顔した男は、
くたりと横たわったままの少女の尻を撫でながら感心した様に呟いた。
「ち…違うもん…そんなんじゃ…」
「わざわざ海を渡ってここまで来た甲斐があったぜ」
「…そ…そういえば、グリー族が何で…この島に…」
「大陸は女が足りねぇんだよ、一か八かで北に渡った奴らがうまくやってるってのを
 風の噂で聞いたから俺も試してみたんだがこんなに簡単に女が手に入るとはね」

未だ快楽に少し霧掛かった少女の頭に、男の言葉が流れ込んでくる。
そういえば数日前から村の長から近隣の村の女が何者か連れ去られる事件が頻発しているから
気をつけろという話を聞いたばかりだったという事を思い出した。

ひょっとしたら他の女達もこうしてグリー族の男に凌辱されているのかもしれない。

「……まさか、他にも…あんた達の種族が…この島に来てるの?」

「ああ、そうさ。今はまだ噂程度だが、これからどんどんこの島にやってくるさ
 この島が思っている以上に寒くもないのが大陸の男共が知ればもっと増えるだろう」
「そ……そんな……」
そしてまるで何の感情もないように男は恐ろしい事を口にした。
「そうなりゃお前ら一族なんて数もタカが知れてる。男共も俺達よりも弱いからなぁ…皆殺しだ」
「い…いや…そんなの……そんな恐ろしい事…っ」
真っ青になった少女の表情など意に介さない男はニヤリと鋭い歯を覗かせて笑う。
「ああ、心配しなくてもお前ら女は殺さないさ…」
地に上がった魚のように暴れ始めた少女を片手で押さえつけると
酷薄な笑みを浮かべ下肢を無理矢理開く。

「俺達が全部孕ませてやる」
「いっ!ああああああっ!」
小休止を挟んだとはいえ出したばかりの筈なのに硬く滾る男の肉杭は
最初と同じ様に…いや、滑りを借りて尚勢いよく少女の中を犯した。


「楽しみだなぁ…この大地が、混血児で溢れるのが!」
「ひ……い…イヤぁ!いやぁあああああっ!」

荒涼とした白い大地に少女の悲鳴が虚しく響き渡った。


end.