「せっかくの夏休みに入院なんて可哀相ね。
彼女と遊ぶ予定あったんじゃないの?」

そう話し掛けながら青年の体をタオルで拭く看護士。
白く清潔感溢れるナース服がよく似合っている。

「彼女なんていませんよ。女の子なんて見舞いに来ないから分かってるくせに」

七月の後半、夏休みに入ってすぐの頃、織田利明は事故に合い入院をした。

「あ〜あ、せっかくの休みが台無しだよ。中学最後の夏休みだってのについてませんよ」

ハハハと笑い、そしてため息を吐く。

「ホントに災難だったわね。右手右足の骨折…けど命が助かったんだからヨシとしなきゃね。
そのうちいいことあるわよ、元気出しなさいな!」

バシッと背中を叩かれ驚く利明。

「うお!い、痛いじゃないですか!衝撃が折れた骨に響く…ヒドイですよ、マヤさん!」

利明に睨まれた上杉マヤは軽く微笑んだ。

「うふふ…たいぶ元気出てきたね。男の子は元気じゃなきゃね。
そうね…今夜あたりいいことがあるかもね?」


そう言って意味深な笑みを浮かべるマヤ。

「は?…何言ってるんですか?」

「これでヨシッ!っと。前は自分で拭いてね。キチンと拭かなきゃダメよ」

利明の問い掛けには答えずに体を拭き終えたマヤは、
新しいタオルをお湯で濡らして利明に手渡す。

「ねぇ利明くん…あたしが前も拭いてあげようか?」

「な、なに冗談言ってるんですか!」

突然の提案に驚く利明。その様子を見ていたマヤが思わず吹き出す。

「プッ!…君ってホントにカワイイね。いいリアクションしてるわよ」

そう言いながらベッドの周りにカーテンをひき、カーテンの外に出るマヤ。

利明は「またからかわれたよ」と呟きながらも体を拭いている。

「ねぇ利明くん…この病室も利明くんだけになっちゃったね。
夜一人きりだからって泣かないでよ?」

「泣きません」と言いながらも内心は少し怖い利明。
それもそのはず、今日退院した相部屋だった人に、
病院特有の怖い話をさんざん聞かされていたのだ。

「うふふ…ま、怖くなったら言いなさいね?今日はあたし、当直だからね」

タオルを受け取りながら話すマヤ。その目は妖しく輝いている。
そんなマヤの様子に気付かない利明は体を拭いてすっきりしたのか満足そうだ。

「じゃ、利明くんまた今晩ね」

妖しく微笑みながら病室を出ていくマヤ。
その表情は優しい看護士の顔てはなく、女としての顔をしていた。

そう、彼女は今日という日を待ち望んでいたのだ。
利明が病室で一人きりになる日を…


コッ…コッ…コッ…コッ…コッ…

誰かが廊下を歩く音が聞こえる。
深夜の病院…昼間には気にならない音も、何故か不気味に聞こえる。
時折聞こえる物音や、何者かが廊下を歩く音。
実際は病院の外の騒音や、トイレに行く人の足音なのだろう。
しかし病院独特の雰囲気が、不気味な音に思わせる。
織田利明にとってもそうだった。
普段は気にもしなかった音が、今夜に限り彼を臆病にさせた。

(う〜…お化けなんていないって分かってても、少し怖いなぁ)

ベットの中で布団を頭から被っている利明。
昼間に聞かされた怪談話が、かなりこたえている様子だ。

コッ…コッ…コッ…コッ…コッ。

廊下からは相変わらず人の歩く音がする。
利明は、なんで夜中に歩く人がこんなにいるんだよ…とぼやいている。
しかしその足音が利明の病室の前で止った。

(え?ええ?な、なんで止るんだ?なんで僕の部屋の前で?)

動揺する利明。
不安げな表情で廊下の方向を見る。
どっか行け!さっさと行け!と、心の中で呟きながら。
そんな利明を無視するように病室の扉が開いた。
そして白い人物が病室に入って来て扉の鍵を閉める。

「う、うわぁぁぁぁ〜!お助けぇぇぇ!」

利明は恐怖のあまり思わず叫んでしまった。
殺される!そう思った利明に部屋に、入ってきた白い人物がしたこと…それは大爆笑だった。

(なんでだ?どうしてこうなったんだ?)

織田利明は困惑している。
ベットで寝ている彼の隣には、白いナース服を着た上杉マヤが添い寝をしている。
そう、病室に入ってきたのはマヤだったのだ。

「あっはははは!利明くん、『オタスケェェ〜!』って何?君ってほんっとにカワイイねぇ」

しばらくの間お腹を抱えて笑っていたマヤは、満足したのかベットに腰をかける。

「やっぱり一人で怖かったんだ?お主、まだまだ子供よのぅ」

ニヤニヤと話すマヤ。ナースキャップを脱ぎ、綺麗な黒髪を整える。

「ま、今日はきみが寝るまでお姉さんが一緒にいてあげる。感謝しなさいよ?」

そう言いながら利明の横に潜り込んだ。
文句を言おうにも、情けない叫び声を聞かれているので強く言えない。
これがマヤに添い寝をしてもらっている経緯だ。

利明は(狭いのになんで入って来るんだよ)と文句を言おうとしていた。
しかし、マヤの体から漂う女の匂い。
初めて身近に感じる女の体温に戸惑っている。
そんな戸惑いを無視するかのように、マヤは利明の頭を軽く撫でながら話をしてくる。

「きみって実は怖がりなんだね?ホント笑っちゃったよ。…いい思い出だね」

ニコリと微笑み、嬉しそうに話すマヤ。
利明は弁解をしようとマヤのほうに顔を横に向ける。
顔を向けたすぐ横には、綺麗なマヤの顔があった。
彼は今まで母親以外の女性とこんなに接近した事がない。
恥ずかしくなり思わず視線を下げる。
視線を下げた彼の目に、ナース服の上からでも分かる豊満な胸が飛び込んできた。
服の上からとはいえ、彼はこんなに近くで女性の胸を見たことなどない。
だから凝視してしまうのも無理はない。悲しいかな、利明も男なのだ。
彼は入院してから一度も自慰行為をしていない。
しかも中学3年生という時期は、性的な欲求がかなり強くなっている時期だ。
そんな思春期真っ只中の彼にはこの刺激は強すぎた。
甘い女の香り…体に感じる温かい女の体温…視線に飛び込んでくる豊満な胸。
その全てが彼を刺激した。
そしてその刺激は彼の意思に反し、下半身に血液を集中させた。


(やばい!やばい!やばすぎる!!)

いきり立つ下半身を必死に収めようとする利明。
しかし彼の焦りは表情に表れ、マヤに悟られた。

「うふふふ。きみって怖がりで…エッチなんだね?
あたし、お昼に『今夜あたりいいことあるかも?』って言ったよね?いいことしよっか?」

妖しく微笑み、利明の大きくなった下半身を撫でる。

「中学生最後の夏休み…いっぱい思い出作ってあげるね?」

突然の展開に戸惑う利明を無視し、マヤは一度ベットから降りてナース服を脱ぎだす。
夜目にも分かる白い肌に、豊満な胸。
利明は目の前で起きている現実に頭を混乱させている。
気がつけばマヤは、一糸まとわぬ姿へとなっていた。

「マヤさん…な、なんでこんなことを」

ゴクリッ…利明は、そう言いながらも思わず唾を飲み込んでしまう。

「きみ、もちろん初めてだよね?お姉さんが優しく教えてあげるから。
…いっぱい気持ちいい思い出作ろうね?」

そういいながら利明の左手を手に取り、自分の胸へと導く。

「ん…どう?柔らかいでしょ?きみの好きに揉んでいいよ。
そのかわりあたしも好きに触らせてもらうから」

左手に感じる感触に頭がぼやけていた利明は、自分の下半身に伸びるマヤの手に気づかない。
気がつけばお互いに、相手を激しく揉みあっていた。

「あぁマヤさん…うぅ、きもちいいです…あ、もうダメだ」

利明はマヤのズボンの上からの軽い愛撫で、絶頂を迎えそうになっていた。
無理もない。彼は女性経験もない上に、入院してからは禁欲生活を送っていたのだから。
利明が自分以外の手での始めて絶頂を迎えようとしたその時、マヤの手の動きが止まった。

「はいストップ。うふふ、簡単にはイカせて…あ・げ・な・い」


あと少し…というところで手を止めるマヤ。
そんなマヤに利明は泣きそうな顔で抗議をする。

「な、なんで止めちゃうんですか!あと少しだったのに…」

抗議してきた利明に妖しく微笑むマヤ。

「ズボンの中で出しちゃっていいの?もっと気持ちいいところで出したくない?
たとえば…こんな所ではどうかな?」

マヤはそう言いながら自分の胸を掴んだままの利明の左手を胸の谷間に挟む。
そしてその豊満な胸でしごきだした。
さらに胸の間から出ている指の一本一本に舌を這わす。
利明は思わぬ刺激にうめき声を上げてしまう。

「この指がきみのだったとしたら…とっても気持ちいいと思うよ?
どうする?きみはどうしたいのかな?」

妖しい笑みを浮かべながら指に舌を這わすマヤ。
利明は必死にウンウンと頷いている。

「それとも…こっちがいいのかな?」

胸に挟んでいた左手を、自分の下半身へと誘うマヤ。
そこは熱く潤んでいた。マヤは利明の指を取り、自分の中に軽く差し入れた。
クチュッ…小さな音と共に今まで感じた事のないような暖かさを感じる指先。
利明はもう何がないやら分からない。
ただ少しでも早くイキたい!その一心だ。

「ふふふ、もう必死ね。カワイイわぁ…きみカワイイから両方してあげるね?…何度でもね」

マヤは利明の指を抜き取り、指先に付いた自分の愛液を舐め取る。
そして利明のズボンに手を掛けて、パンツごと一気に脱がした。


マヤの目の前にはそそり立った利明の下半身がある。中学生とは思えない大きさだ。
思わず唾を飲み込んでしまう。

「き、きみのここはあまり可愛くないんだね。…いい意味で裏切られたよ」

そう言いながら手で軽く擦り、頬をすり寄せる。
利明の先からは我慢汁がどんどん溢れている。
それに気がついたマヤは、嬉しそうに利明を見る。

「もう、こんなに濡らしちゃって…舐めちゃうぞ?」

ペロッ…利明の下半身をマヤの舌が這う。
先から出ている我慢汁を丁寧にペロペロと舐め取っている。
そんなマヤの愛撫に利明は、シーツを掴んで歯を食いしばり、つま先をギュッと丸めて快楽に耐えている。
そんな利明の表情を見て満足そうな笑みを浮かべるマヤ。

「はい、準備運動終わり。まずは胸で挟んでペロペロしてあげるね」

マヤがそう言ったすぐ後に、利明の下半身は温かくて柔らかい何かに包まれた。
利明が視線を下半身に向けてみると、マヤの胸に包まれた自分の下半身があった。
挟まれた胸の間からは亀頭がわずかに見えているくらいだ。
そのわずかに覗いていた亀頭もマヤの口の中に吸い込まれた。
そして…マヤが動き出す。
亀頭を舐め回す舌、柔らかく包みながらも利明を挟み、しごき続ける胸。
マヤが動き出してからほんの数秒で、利明は今までの人生で感じた事のないほどの射精を迎えてしまった。

ドクン!ドクン!ドクドクドク…ドピュ!…ピュピュ…ドプ!

全てを吐き出すかのように始まった強烈な射精。
腰から全てを持っていかれたかのような快楽。
利明はあまりの気持ちよさに「うわぁぁ!」と軽い悲鳴をあげてしまった。
その様子に満足げな表情のマヤ。
マヤはその口で利明が吐き出した全てを受け止めていた。

コク…コク…コク…コクン。

利明の強烈な射精が終わった後に顔を離したマヤは、口の中に出された全てを飲み込む。
そしてあれだけ出したにもかかわらず、今だ勢いを衰えずにそそり立つ利明のものにキスをする。


「ふぅ〜、いっぱい溜まってたね。どう?気持ちよかったでしょ?」

マヤの問い掛けに、強烈な快楽のために虚ろな表情で頷く事しかできない利明。
それを見たマヤは満足げな顔を見せた。

「じゃあ次はさ、二人で気持ちよくなろうね?」

利明の顔を跨ぐマヤ。

「どう?これが女の子よ。始めてみるでしょ?ここにきみのが入るのよ」

利明は思わず手を出し、無造作に指を入れてみた。

「んん!こら、そんな乱暴にしちゃダメよ。そこは優しく触るものなのよ」

マヤの言葉にゆっくりと指を入れてみる利明。
入れた指は温かく、柔らかい壁にきつく締め付けられる感触がした。

(こんなところに僕のが入ったらどうなるんだ?)

利明は未知の感触に胸を躍らせる。

「あ、んん、はぁん…きみ、なにげに指使うの上手いね。ん、AVか何かで勉強でもしてるの?」

期待に胸を躍らせていた利明は、知らないうちに指でマヤを攻めていた。
マヤの中で指をグニグニと曲げてみる。その度に切なそうな声を上げるマヤ。
指を曲げながら軽く出し入れをしてみる。
マヤは体を軽く震わせ、濡れた瞳で見つめてくる。
気がつけば利明の指は、マヤの愛液でグショグショになっていた。

「ん…もういいわよ。きみのおかげでいっぱい濡れてきたし…二人で気持ちよくなりましょうね?」

そう言ってマヤは利明の指を抜く。
そして顔を跨ぐのをやめて、そそり立ったままの利明の下半身に十分に濡れた自分をあてがう。
利明に手を添えて、愛液で濡れた自分に擦り付けるようにする。

「ん、んん!あぁ、すごい興奮しちゃう…あたしピル飲んでるからいっぱい出してね?
きみの中の精子、全部出していいよ。全部受け止めてあげるから。じゃ、入れるね?」

グチュ…小さな水音とともに腰を下ろすマヤ。
利明は自分の下半身がマヤに飲み込まれていくのを感じていた。
そして全てを飲み込まれた瞬間に2度目の絶頂を迎えた。

「う、ううう…マ、マヤさん、凄いです。僕、またイッちゃいました…」

ドクドクと射精を続ける利明。あまりの気持ちよさに体中の力が抜けてぐったりとしている。

「ん、んん!あぁスゴい…いっぱい出てるわ…お腹の中いっぱいになってる…
いいわよ、どんどん出していいわよ。あたしに全部出して!」

その言葉に硬さを取り戻す利明。
それを感じたマヤは、嬉しそうに再び腰を動かし始めた。




「どうだった?中学生最後の夏休みの思い出は。いい思い出になったかな?」

後処理を終えたマヤは、ナース服に身を包み問いかける。

「はい…すごかったれす。さいこうのおもいれれす」

ヘロヘロになっている利明。
それもそのはず、利明はマヤが満足するまでイカされ続けたのだ。

「うふふふ…きみのもなかなか凄かったよ。初めてだったのにあんなにやるとはね。
これからたくさんの女の子がきみので泣いちゃいそうだね」

そう言って微笑むマヤ。
しかしこの時マヤは気づいていない。
これから利明ので泣かされる女の子とは、自分自身だという事を。

「ねぇ利明くん、明日から体を拭く時どうしよっか?」

「え?どうするって何をですか?」

妖しく微笑むマヤ。

「前もあたしが拭いて…舐めて綺麗にしてあげたいんだけど、どうかな?」

見せ付けるように舌で唇を軽く舐めるマヤ。
そのマヤの表情に利明は激しく頷いた。
マヤはそれを見て満足そうに微笑む。

「よしよし、お姉さんが綺麗にしてあげよう。お尻の穴まで全部綺麗にしてあげるからね。
そうだ、また寂しくて寝れないときは添い寝してあげるからいつでも言ってね?」

嬉しそうに利明の頭を撫でながら額にキスをするマヤ。



織田利明の中学生最後の夏休み…思い出作りはまだまだ続きそうだ。