「おし、今日の練習はここまで!一年、グランド整備とボールの手入れ、しっかりしとけよ!」
夜7時、ラグビー部の練習が終了した。
部活動において、上級生からの命令は絶対である。
それがたとえ、一年生が二人しかいなくてもだ。
先輩に後片付けを命令された東野一樹はため息を吐く。
公立高校の弱小ラグビー部に入部するような物好きは、彼と彼の友人の二人しかいなかった。
しかもその友人は風邪を引いたといって学校を休み、とある歌手のライブに行っている。
つまりはこの広いグラウンドの整備と転がっているボールの手入れを、彼一人でしなければならないのだ。
「はぁぁぁ〜、これ全部を一人で片付けるなんてありえないだろ?
オレ、なんでラグビー部なんて入っちゃったんだろ?…もう辞めよっかなぁ」
そう言いながらもトンボでグラウンドをならす。
悲しいかな、この3ヶ月間で先輩命令を拒否できない体質に変化してしまっていたのだ。
「東野君〜!ボールはあたし達が片付けとくからぁ〜!さっさと終わらせなさいよ〜!」
愚痴を言いながらトンボ掛けをしているところへ天使の声が聞こえてきた。
声の方向を見てみると、200メートルほど離れたところでジャージ姿の2人の女性がボールを拾っていた。
「ありがとうございますぅ〜!助かります〜!西崎せんぱ〜い!」
嬉しさのあまり、叫びながらトンボを振る一樹。
その様子を見た女性の一人が叫び返す。
「コラ〜!そんな元気があるならさっさと終わらす〜!」
「す、すんません!すぐ終わらせます〜!」
ダッシュでトンボ掛けをする一樹。
あまり綺麗にはなっていないが、どうせ明日には体育の授業で荒らされてしまうので気にしない。
先輩の命令通りにトンボ掛けをしたという事実だけが欲しいのだ。
一樹がいい加減なトンボ掛けを終わらせた時には、ボールは綺麗に磨かれており、収納も終わっていた。
「いやぁ〜、ホント助かりました!いつもありがとうございます!サキ先輩にイズミ先輩!」
一樹が頭を下げた先にはジャージを着た2人の女性がいた。
「まったく…東野君は感謝の気持ちが足りないよ?
普通は『サキ先輩ありがとうございます!これ、飲んでください!』ってジュースぐらいくれるんじゃないの?」
ボール片づけを手伝ってくれた女性…ラグビー部マネージャー西崎サキは軽く文句を言う。
ショートカットでなかなかの美人、高校2年にしてはかなりの大きさの胸だ。
「あっはっはっは!…ごめんなさい、金欠でお金なんてないんです。
水でよければいくらでも持ってきますよ!」
握りこぶしで語る一樹にサキはため息を吐く。
彼女達の後輩はかなり図太い性格をしているようだ。
「サキ、ため息なんて吐くんじゃない。
せっかく水を汲んできてくれると言っているんだ、その言葉に甘えようじゃないか。
一樹、早速だがこのバケツに校舎の4階から水を汲んで来てくれないか?そうだな…50杯ほど頼もうか」
少しずり落ちたメガネを中指で持ち上げながら、サラッとんでもない事を言う西崎イズミ。
黒い長髪が美しく、サキと同じく巨乳美人だ。
ただ彼女は目が悪く、メガネを使用している。
メガネをはずすと双子なだけあってサキと瓜二つ。
弱小ラグビー部、名物マネージャーの美人姉妹だ。
「………なんでそんなに水がいるんです?まさか全部飲んじゃうんですか?」
「はぁ?君は馬鹿か?私達のこの細いお腹のどこにそんな水が入るというんだ?」
一樹の問い掛けに何を言っている?という表情でため息を吐くイズミ。
「じゃ、どうするんです?」
「む?…サキ、どうしようか?側溝にでも流すか?」
「うん、それでいいと思うよ、イズミちゃん。じゃ、東野君頑張ってね」
流石は双子、息が合っている。
ニコニコとバケツを渡すサキと、表情を変えずにバケツを差し出すイズミ。
これぞ体育会名物の意味の無い無茶な先輩命令だ。
マネージャーとはいえ、彼女達は先輩。命令は絶対なのだ。
「…ごめんなさい、無理です勘弁してください。他の事なんでもするんで許してください」
平謝りをする一樹。さすがにこの命令には無理がある。
それに本気で言ってない事は分かっている。…イズミは本気かもしれないが。
「なんでもするの?…イズミちゃん、あれ頼んじゃおっか?」
「……ふむ、彼ならちょうどいいかな。うん、私は賛成だ」
妖しい顔を見せるサキに少し頬を染めたイズミ。
姉妹揃って何かを企んでいるようだ。
二人の表情を見た一樹は、これから自分の身に何かが起こることを予感した。
「はぁはぁはぁはぁ…くぅっ!っつあ!…はぁはぁはぁ、もう無理!もう限界!もう腰が痛い!」
一樹は汗だくになって二人のために働いている。
あの後『ちょっと家まで来てくれるかな?』とサキに言われ、二人の部屋へと案内された。
イズミに『両親が旅行でいない』と言われたときには甘い予感にドキリとした。
しかし世の中そんなに甘くないようだ。
「だいたい一人でベットやタンスを動かすなんて、無理があるんだよ。腰がイテェよ〜」
そう、一樹は部屋の模様替えの為に呼ばれたのだ。
部屋の主の二人は部活でかいた汗を流すため、シャワーを浴びている。
『東野君、私達シャワー浴びるけど変なとこ開けちゃだめよ?』
『一樹、もし変なことしたらツラいお仕置きが待っているからな』
そう言って二人は仲良くシャワーを浴びている。
健全な男子なら覗きに行こうか悩むところだが、一樹は後々のことを考えて断念した。
一時の欲望の為、高校生活を棒に振るのは馬鹿げているからだ。
どうにかベットを動かした一樹は最難関のタンスへと向かう。
「にしてもこれ、どうすりゃ動かせるんだ?……ピンポーン!閃いた!」
ポン!と手を叩く一樹。そしてタンスの引き出しを取り出し始めた。
タンスから引き出しを抜き、軽くしてから動かそうという考えのようだ。
「いや〜、オレって天才?ノーベル賞モンだよな?…こ、これはぁ!」
一樹が取り出した引き出しには、綺麗に折りたたまれ収納されている下着が入っていた。
その始めてみる圧倒的な光景に、ゴクリと唾を飲み込む。
思わず手に取り匂いを嗅ぐ一樹。
「すっげ〜いい匂いがする…ってわけでもないんだな。にしても先輩達ってこんな小さいパンツをはいてるのか。
よくこんなんで入るな……被り心地はいいんだな」
頭に下着を被りウンウンと頷く一樹。誰がどう見ても変態だ。
「いけね、こんな事してる場合じゃねぇよ。さっさと終わらせて家に帰って飯を食わないと」
頭に被っていた下着を元通りの位置に戻し、作業に戻る。
10分後、難関だったタンスの移動が終了した。
「ふぅ〜、やっと終わった…あぁ腹減った」
ふらつく足取りでリビングへと向かう一樹。
早く終了の報告をして帰らないと、次に何を命令されるか分からないからだ。
リビングの扉を開けると、ピンクのパジャマのサキと青いパジャマのイズミがいた。
お互いの髪をドライヤーで乾かしているのか、今はサキがイズミの長い黒髪を乾かしているところだ。
風呂上りの美女二人が仲良くじゃれあう様に髪を乾かしている。
一樹はそんな二人の姿に鼓動が早くなる。
「東野君、模様替え終わったの?ご苦労様、お礼に美味しいもの食べさせてあげるね」
「どれ、さっそく私が見てこよう。サキ、ご飯の準備は任せた」
そう言ってリビングを出て行くイズミ。サキはパジャマの上からエプロンをして料理に取り掛かる。
「あ、そうだ、東野君ってかなり汗臭いからシャワー浴びてきてね。その間にご飯作るから」
「へ?い、いや、いいですよ、家に帰ってからゆっくりと…」
「君がよくてもアタシ達がイヤなの!さっさと浴びてくる!」
サキに怒鳴られた一樹は渋々シャワーを浴びに行く。
「洗濯もしてあげるから下着を洗濯機に入れといてね」
サキの提案に戸惑う一樹。
いくら部活のマネージャーとはいえ、母親以外の女性に下着を洗わせるなど恥ずかしくてとても出来ない。
しかし、サキの一度言い出したら聞かない性格は、ラグビー部でも有名だ。
逆にしっかりしていそうなイズミのほうがあまり物を考えない。
一見何かを考えているような神秘的な表情は、実はただ単にボ〜っとしてるだけなのだ。
「まさかこんな展開になろうとは…これってラッキーなんだよな?」
ブツブツ言いながらも下着を洗濯機に放り込もうと蓋を開ける。
この家の洗濯機は乾燥機も一体となっているドラム式の高級品だった。
で、その中には他の洗濯物もある訳で…ついさっきまでは美女二人がお風呂に入っていた訳で…
「ど、どっちがサキ先輩のなんだ?この黒いのはイズミ先輩がはいてそうだな。
ということはこっちの白いのがサキ先輩のか…ハァハァハァハァ」
右手に黒のショーツ、左手に白のショーツを持ち、息荒く交互に匂いをかぐ一樹。誰がどう見ても変態です。
しばらくの間ヘンタイ行為を楽しんだ一樹は、満足した顔でシャワーを浴びに風呂場へと入っていく。
『着替えココに置いとくから〜!乾燥が終わるまでの間これを着ててね〜!』
サキが着替えを持って来たついでに洗濯機のスイッチをONにする。
一樹は『ブラも着けてみるべきだったか』と自問自答している。
風呂場の外ではサキがしばらくゴソゴソとしていたが『うまくいってるかな〜?』と呟き出て行った。
「いや〜、いい湯でした!遅くなってすみませ……んん?」
風呂上りの一樹の目に飛び込んできたのは美味しそうな料理の数々!…ではない。
サキとイズミの二人が見ているテレビの画面には、頭に下着を被っているヘンタイが映っていた。
「ずるい〜!なんでイズミちゃんのパンツだけ被ってるの?」
「サキのは子供っぽいのが多いからな。しかし洗っている下着の匂いをかいでも楽しくないだろうに…」
「じゃ、次はさ、脱衣所でのビデオ見ようよ。きっとすごい事してるよ?」
ニコニコと話すサキ。その手にはDVDビデオカメラがある。
一樹は何が起きているのかまったく理解できていない。
混乱する一樹の目の前で、両手に持ったショーツの匂いをかぐ自分の姿がテレビに映し出された。
「うわぁ〜、一心不乱に嗅いでるねぇ〜。東野君ってヘンタイさんだね」
「ま、そのほうが楽しみがいがあるというものだ。どうする?脅す材料も押さえたし、今からするか?」
「ん〜?ご飯食べてからでいいんじゃないの?
夜は長いし、東野君には明日は風邪を引いたってことで、学校を休んでもらう事にするつもりだしね」
「ふむ、まずは腹ごしらえか。しっかり食べて体力をつけないとな。
一樹もいつまで唖然としているんだ?さっさと席に着きなさい!」
イズミの声にハッと我に帰る一樹。
「こ、こここれは一体、何なんですか?」
慌てて問い質す一樹にイズミが答える。
「見て分からないのか?私達がいないのをいいことに、パンツを頭に被り、
脱衣所では一心不乱に私達の脱いだパンツの匂いを嗅いでいる、一樹のヘンタイ行為を収めた映像だよ」
「だからなんでそんなものがあるんですか!」
「あはははは、何でって言われてもねぇ…隠しカメラで撮ってただけだよ。うまくいったね、イズミちゃん」
「あぁ、さすがはサキ。いい位置にカメラを隠したな。全部バッチリ映っている」
ここに至って一樹は二人にはめられた事に気づいた。
そう、一人で部屋の模様替えをさせたのも、二人の後にシャワーを浴びさせたのも、
全てはこの映像を撮るためだったのだ。
「は、嵌められた…ちくしょう!オレは嵌められたんだ!オレは嵌められてしまったんだぁ〜!」
悔しさのあまり頭を抱え、絶叫する一樹。
二人はそんな一樹を無視して脱衣所の映像に夢中だ。
「ね、言ったとおりでしょ?東野君って結構いいもの持ってるでしょ。勃起したらもっと凄くなると思うよ?」
「あぁ、このサイズなら十分だな。…今日は久しぶりに楽しめそうだ」
クックックと妖しく笑う二人。一樹はまだ頭を抱えている。
「いつまでそうしてるんだ?ほら、これで冷や汗を拭きなさい」
イズミが小さい布地の物を手渡す。
一樹は素直に受け取って汗を拭き、椅子に座って二人と向かい合い、言い訳を言い出した。
「違うんです!あれはワザとじゃないんです!あれはですね、え〜っとですね…霊です!
悪い霊が取り付いてきて無理やりやらされたんです!」
汗を拭きながらの必死な言い訳。しかしこんな言い訳が通用するわけがない。
「そんな言い訳を汗ぐっしょり掻きながら言われてもねぇ。…ハイ、これで汗拭いたほうがいいよ」
一樹はサキから渡された小さい布地で吹き出る冷や汗を拭く。
イズミに渡されたのはもうグショグショになっている。
そんな一樹を見て二人は正座をするように促した。
言われるがままに正座をし、土下座をする一樹。
「ゴメンなさい!魔が差したんです!許してください!何でもしますからこのことは黙っててください!」
一樹は頭を床にゴンゴンとぶつけながら土下座をする。二人はそんな一樹の前に仁王立ちをしている。
「一樹、顔を上げるんだ。黙っていてほしいのなら、君にしてもらいたい事があるんだ」
「東野君、私達怒ってないから顔上げてよ」
二人の言葉に恐る恐る顔を上げた一樹。
顔を上げた視線の先には予想だにしなかった光景があった。
「うををを!な、なんでズボン脱いで…っていうか下、裸なんですか!う、うわ〜!」
慌てて目を伏せる一樹。
「なんでって言われても…アタシ達のパンツ、東野君が汗拭くのに使っちゃったからね。
いいじゃない、どうせ裸になるんだから」
サキの言葉に手に持っている物を見る。
ハンカチだと思っていたそれは…二人のショーツだった。
「どうだった?私達の脱ぎたてパンツで汗を拭いた気分は?…次は君が脱ぐ番だよ」
表情を変えずに大胆な事を言い出すイズミ。
「ふ、二人とも何考えて…オ、オレも脱ぐんですか?な、なんでそんなことしなきゃいけな…ゴクリッ」
思わず生唾を飲み込む一樹。それもそのはず、目の前では二人の美女が互いの服を脱がせ合っている。
「東野君にはこれからアタシ達のおもちゃになってもらうね。
心配しなくていいよ、気持ちいいことしかしないからね」
「ということだ。では早速君のものをじかに触りたい。早く裸になってくれ」
正座をしたままの一樹を後ろに突き倒し馬乗りになる裸のイズミ。
イズミが馬乗りになり押さえている隙にサキがズボンを脱がす。
「な、な、な、なあぁぁ〜!!何が何でどうしてこんなこと…んん!」
うるさい一樹をキスで黙らせるイズミ。
一樹は自分の口の中に入り込んできたイズミの舌の感触に頭が働かなくなり、抵抗が出来なくなった。
「わっ!イズミちゃん、やっぱり凄いよ!お兄ちゃんのよりおっきい!ちゅ、ぺろ、ちゅちゅ…
うん、しっかり洗ってるね。じゃ、イズミちゃん、お先に頂くね?」
パクッ…一樹の下半身に生暖かく、それでいて痺れる様な感触。
一体何をされているのか確認しようとするも、イズミとのキスにより顔を動かす事ができない。
柔らかい何かが口の中に入ってきた。イズミの舌だ。
口の中に入って来て動き回る舌に、負けじと一樹も舌を絡めていく。
イズミとのキスに夢中になっている一樹の下半身に甘い感触が広がった。
ちゅ…ちゅぱ…れろ…ちゅちゅ…じゅぽ…
一樹はイズミとのキスに夢中になりながらサキに何をされているのかを悟った。
(フェラチオだ。オレ、サキ先輩にフェラされてるんだ。イズミ先輩にはキスされてるし…オレ、あの先輩達と…うう!)
あのラグビー部皆の憧れの的、西崎姉妹にエッチな事をされている。
正直な話、一樹は二人をオカズにオナニーをしたことは何回もある。
その二人が…あのサキの口に咥えてもらってるのかと思った瞬間、一樹は爆発した。
爆発の瞬間、イズミを払い除け、サキの頭を押さえつける。
「サキせんぱ…う、ぐおぉ!でるぅ!」
ドピュ!ドピュドピュ!ドクン…ドクドク…ピュピュ…
一樹は今まで感じた事のない射精感のに酔いしれた。
「んん〜!ごほっ!東野君、けほっ、量がすっごいねぇ。溜まってた?」
大量に出されてむせるサキ。その口からは一樹の出した精液が溢れ出ている。
「サキ、口から溢れ出ているぞ。もったいないな、私にも分けてくれ」
イズミがサキの顔を引き寄せる。そしてサキの口から溢れ出ている精液を舐め取る。
「ん、イズミちゃん…んん、ちゅ…んん、んぁ…んん!」
心地よい脱力感に浸っていた一樹は、目の前の光景に釘付けになる。
イズミがサキの唇を奪い、激しく舌で犯している。
先ほどまで自分に行われていた激しいキスを、サキ相手にしている。
思わず唾を飲み込む一樹。
「ふぅ、これで綺麗になった。ん?ふふふ、次は私が頂く番だな」
サキとのキスを終えたイズミが手を伸ばす。
そこには先ほど出したばかりだというのに、完全に勃起した一樹の物があった。
「うわ!イズミ先輩なにを、ちょっ…うぅ」
「ふふふ…ビクビクしているな。一樹は初めてなんだろう?私達で童貞を捨てれるとは良かったな」
イズミの手が一樹を握ったまま上下する。その速度は徐々に速くなっている。
その度に軽く反応する一樹。初めての経験に、早くも限界に達しようとしているようだ。
「イ、イズミ先輩、オレもうダメで…え?な、なにを?」
手を止めて立ち上がるイズミ。そして妖しい笑みを一樹に見せる。
「一樹、次は私を楽しませてくれ。私達はピルを飲んでいるからどんどん出していいぞ」
妖しく微笑むイズミは、一樹に馬乗りになり、ゆっくりと腰を下ろす。
一樹は今から行われるであろう行為を想像し、息が荒くなっている。
そして一樹の想像通りの行為が行われようとしていた。
ぬちゅ…ズズズ…ズズ!……ズッチュ…ズッチュ…ズッチュズッチュズッチュ…
ゆっくりと腰を下ろしてきたイズミの中に吸い込まれていった一樹。
一樹を飲み込みながらまるで生き物のように締め付けてくるイズミ。
こうして一樹の童貞は、イズミによって奪われてしまった。
一樹は初めて感じる女の感触に、言葉にならない声を上げる。
「あ、ああぁぁ…イ、イズミせんぱ…う、くぅぅ〜!」
イズミの中は柔らかく、それでいて生き物の用に一樹を絞めつける。
ついさっきまで童貞だった一樹に耐えれるわけもなく、イズミが2、3度腰を振っただけで達してしまった。
ドピュ!ドピュドピュ!ドクン…ドクドク…ピュピュ…ビュク!
サキの口に出したばかりだというのに大量の精液をイズミに送り込む。
イズミは自分の中に出されたのを感じたのか、一度動きを止めた。しかし一樹が出し終えた後、再度動き出す。
「ん、ん、んん!お、奥まで当たってる!凄い、お兄ちゃんのより大きい!」
自分で胸を揉みくだしながらも腰を振るイズミ。
そんなイズミに射精したばかりの一樹は辛そうな声を上げる。
「せ、せんぱいオレ、イキましたから!すんませんオレ、イッちゃいましたから!」
大抵の男は、出したばかりのペニスを触られるのは辛い、一樹もそうだ。
だから動きを止めてもらおうと声を上げたのだ。
しかし一樹の声に反応したのはイズミではなく、サキだった。
「東野君、イズミちゃんばかりズルイよ…アタシも気持ちよくしてよ!
ここ、舐めて。アタシ、優しく舐めてもらうのが好きなの。だから優しくね?」
そう言って顔を跨ぐサキ。自分の手でアソコを広げて一樹に押し付けている。
一樹は初めて間近で見る女性器に圧倒された。
「どう?君、女の子のここ見るの初めてでしょ?…小さいイボみたいのがあるの分かる?
そこ、優しく舐めて。そこが一番気持ちいいの。感じちゃうの」
サキの言葉のままに舌を伸ばす一樹。
その舌先がまだ皮を被っているサキのクリトリスに触れる。
「ひゃあ!そ、そこなの!もっと!もっと舐めて!そう、あぁぁ…イズミちゃん気持ちいいよぉ」
サキは息荒く腰を振っているイズミの顔を引き寄せてキスをする。
先ほどされたお返しとばかりに激しく舌を使い、イズミの口を犯す。
舌でイズミを犯しているサキも、一樹の舌に犯されている。
一樹はサキの言うとおりにクリトリスを舌でなぞり、時折軽く吸い付く。
その度にサキは体を反応させ、キスをしているためくぐもった喘ぎ声を上げる。
その一樹もイズミに飲み込まれ、犯されている。
三人が三人とも犯して合い、互いを求め合う。
三人の中で一番先に限界に達したのは、一樹ではなくイズミだった。
「あ、あ、あ、スゴイ、東野君うまいよ…ダメ、我慢出来ない!イズミちゃん変わって!もうイッちゃって!」
一樹の舌だけでは満足できなくなったサキが、一樹とイズミとの結合部に手を伸ばす。
そしてイズミのクリトリスを摘まみ、軽くねじる。さらに胸に吸い付き乳首を噛んだ。
「ひゃ?ダ、ダメェ!そんなことされたら……や、やぁぁぁ〜!」
イズミは一樹によって、限界近くまで上り詰めていた。その時に不意を付いてのサキの攻撃。
クリトリスを捻りながら胸を噛まれたイズミは、体全体を激しく震わせ、達してしまう。
しばらく痙攣をし、グッタリとサキに寄りかかってしまった。
激しく達してしまった為、息荒く目も虚ろだ。そんなイズミによって一樹もイッてしまった。
イズミが達した時、強烈な絞め付けで一樹を絞め上げたのだ。
「ま、また出ま…ううう!」
強烈な絞め付けに耐え切れず、イズミの一番奥に叩きつけるように射精をする。
一樹は今日三度目だとは思えない量の精液をイズミに吐き出した。
いくら若いとはいえ、短時間の間に三回も出すのはさすがにキツイ。そのためぐったりとする一樹。
サキはそんな一樹からグッタリとしながらも、つながったままのイズミをどけてベットに寝かせる。
そして自分は四つんばいになり、自分の濡れたものを広げて一樹を誘惑する。
「お願い、次はアタシを犯して!君の好きに動いていいから…早く犯して!」
あのサキ先輩が目の前で四つんばいになり、お尻を振っている。オレのを入れて欲しくて自分で広げて待っている。
そう考えただけで一樹は復活をした。
全開になった物を濡れてヒクヒクと動いているサキにあてがう。
「サキ先輩…行きます!」
グチュ!一気に腰を突き入れる一樹。その勢いに任せて腰を叩きつける。
パン!パン!パン!パン!パン!パン!
「あ、あ、あ、ああ!い、いい!スゴイぃ!お、奥まで届いて…ふぁぁぁ!」
一心不乱に腰を打ちつける一樹。
引き抜くたび、突き入れるたびサキが喘ぐ。その喘ぎ声に、ますます速度を速めていく。
「サキぃ…ずるいよぉ…わたしもしてよぉ」
そんなサキの喘ぎ声で気がついたイズミが、サキの顔に自分の下半身に押し当てる。
「あ、あ、ああ!い、いずみちゃ…ふあぁぁ!い、いっぱい垂れてきて、んん!きれいにしてあげる…じゅじゅ」
サキは後ろから犯されながら、イズミの股間に垂れてきている一樹の精液を舐め取り始めた。
そんな光景を見ていた一樹は興奮のあまりにいっそう早く腰を打ちつけ始めた。
「あ、すご…サキ、私もうイッちゃいそ…サキ、わたしイッちゃうのぉ〜!ひゃぁぁぁ!」
サキにより、クリトリスを噛まれ、きつく吸い上げられていたイズミが達してしまう。
しかしサキも一樹の狂わんばかりの腰の突き上げに後を追うように達してしまった。
「っはぁ!ああ!あ、あたしもぉ!イズミちゃんイッちゃうよ!あたしもうダメ…ひゃぁぁぁ!」
サキは口からイズミの下半身から吸い上げて飲みきれなかった一樹の精液を垂れ流し、体を痙攣させ、達した。
そして同じく痙攣しているイズミにかぶさる様に倒れこむ。
そんな二人を見ながら一樹も、今日最後となろう射精を迎えた。
「う、うう!出る!出します!ウオオォォ!」
最後の力を振り絞ってサキの一番奥に突き刺し、そのまま射精を開始する。
一樹はドクドクとサキに精液を流し込み、一滴残らず送り込むように軽く腰を振った。
そして全てを出し終えた後二人を抱きしめるように倒れこんだ。
「あ、母さん?オレ、一樹だけど。今、先輩の家なんだ。もうすぐ帰るから心配しないでよ。
…うん、次からは遅くなるようだったら電話するから。うん、じゃ、すぐ帰るから」
母親への電話を終えた一樹はフゥ〜っと息を吐く。
電話の感じからすると、そんなに怒ってはないようだ。
「東野君、おばさん怒ってた?大丈夫そう?」
「大丈夫ですよ…さすがに少しは怒ってるみたいでしたけど」
「ふむ、少し張り切りすぎたかな?もう0時を過ぎているしな」
現在の時刻は午前0時20分。
あの後三人でお風呂に入り、一樹はそこでも2回、イかされてしまった。
「ところで先輩達、なんでこんな事をしたんですか?…まさか二人とも前からオレの事が好きだったなんて?」
冗談交じりで聞く一樹。内心はドキドキだ。
「あはは、ないない、そんなバカなことありえないよ。
私達はお兄ちゃんが大好きなんだから。ね、イズミちゃん?」
「そうだとも。一樹、君はお兄ちゃんが帰ってくるまでの代役だよ」
サキとイズミは二人して即答する。一樹はその答える速さにガックリとする。
「やっぱりですか?ところでそのお兄ちゃんって、さっき風呂場で言ってた隣に住んでた10歳上の人?」
一樹は風呂場での2回戦が終わった時、どこでこんな技を覚えたのかと質問をした。
二人の口から出てきたのは『お兄ちゃんに教えてもらっている』との答えだった。
「うん、いろんな事教えてもらってるんだ。今は海外に行ってるけど、帰ってきたらいっぱいしてもらうんだよ」
「ま、その時は一樹も入れてあげようか?…なに喜んでいるんだ。嘘に決まっているだろ?」
イズミの言葉にガックリと肩を落とす一樹。
そんな一樹に二人は怪しい笑みを浮かべこう言った。
「そうだよ、お兄ちゃんはお兄ちゃん。東野君は東野君で楽しまなきゃね!ね、イズミちゃん?」
「あぁ、せっかくいいおもちゃを手に入れたんだからな。ふふふ、一樹、お前を私達の色に染めてあげるよ」
二人の言葉に顔を青くする一樹。
しかし下半身は何故か少し大きくなってきた。これからも二人とのみだらな関係が続くのかと思うと…
東野一樹の高校性活は始まったばかりである。