軽快なチャイムの音。

「こんにちわっ♪」

「はじめ、まして…」

男が玄関のドアを開いた先にはスマートなスーツ姿の二人の女性。
片方は艶やかなロングの髪、もう片方はぽわぽわとした髪質のショートヘアー。

男がドアを開けたのを確認すると、ロングの方の女性は鞄から書類を取り出し
くりくりとした切れ長の瞳で書類と男の顔を見比べる。

「ん〜、……うん、間違いないわね」

ロングの女性は書類と男の顔を見比べうんうんと頷くと、キリっと表情を引き締め男に向き直った。

「キミを逮捕します」

マジで!?と大きなリアクションを返す男。

「せ、先輩っ!?」

慌てるショートの女性。

「あはははっ♪キミ、ノリいいね〜」

ロングの女性はけらけらと笑い男の肩をとんとん叩くと、また表情を引き締める。

「わたしは春原さくら。スリーサイズは上から90、60、85。今日の下着は黒とピンクのレース。
童貞喪失補助委員会から君の担当として派遣されました。よろしくね♪」

さくらと名乗った女性はほら、と後輩らしきショートの女性の背中をぽんぽんして自己紹介を促す。

「は、はい…!私は小川陽菜です!」

陽菜は勢い良く言い切るとあわあわと慌てて言葉を繋ぐ。

「え、えっと、春原先輩と同じ童貞喪失補助委員会所属です!よろしくお願いします…」

何とか自己紹介を終えると、陽菜は顔を真っ赤に染めながら深く頭を下げた。

「あはは…ゴメンね〜。この子、今日が初仕事だから」

「ま、つまりは…」

さくらはそこで言葉を切り、男を流し目で見つめながら手を差し出す。

「君は選ばれた…!」

厨二病的台詞にくらくらしながらも、男はなんとかさくらの手を取った。

「それじゃ、そーゆーわけで、お邪魔していいかな?」

「おや、けっこー綺麗なお部屋」

賛辞の台詞に照れたのか、男はあらぬ方向に目線を外した。

「あはは、カワイイねー♪キミってば」

さくらだけでなく、陽菜も明るい先輩と穏やかな男に緊張がほぐれたのかくすくすと笑っている。

笑顔の時間が一段落すると、さくらと陽菜は男に案内されてクッションの上に腰を下ろした。

「ありがと。………ん〜、それじゃ、ちょっと質問いいかな?」

出されたお茶に口をつけると、さくらはお仕事モードに切り替える。

「状況は、わかってる?」

頷く男に、最小限の解説でいいなと判断し、さくらは言葉を続ける。

「売春や性犯罪の軽減のため、はけ口として重要な性的な産業は政府によって全て管理保護されることになったの」

さくらに続きをと目線で促され、陽菜
が解説を続ける。

「性に対する誤解や思い込みをなくすため、性教育にも力を入れられることになりました」

「性教育の一環として、性の喜びや自分とは違う性別の事を
深く理解してもらうために童貞の男の子の所に派遣されるのが…」

「わたしたち童貞喪失補助委員会ってわけね」

おバカ極まりないネーミングだが一応公的機関だ。

「………ということで、キミにはこれから色々と女の子とのアレコレについて学んでもらっちゃいます」

もちろん性的な意味で。と軽く話を締めると、さくらは優しく微笑んだ。

「大切な思い出になるように、とびっきり、素敵な初体験にしようね…」

「はい、私たちに、何もかも任せて下さい…」

「それじゃ、早速…」

陽菜はしばらく見ていてね、と後輩に告げ、さくらは男の上着に手をかける。

「はい、ばんざーい」

恥ずかしそうにする男に構わず、さくらは上着を脱がせる。

「こ〜ら、キミはビギナーなんだから、私たちに全部任せちゃえばいいの!おーけー?」

もっともかも、と感じたのか、男は素直に体から力を抜いた。

「…よしよし♪」

さくらが同じ手順でインナーも脱がし、男は上半身裸になる。

「じゃ、聞き分けのいい子にはごほうびあげなきゃねー」

そう言うと、さくらはそっと男の手を取り自分の胸へと運ぶ。

スーツの上からも分かる豊かな隆起に手が触れ、男は息を呑んだ。

「ふふ…乱暴じゃないの、好印象だよ〜♪まずは、そっと触ってみてね」

促されるままに、男はそっと指を動かす。スーツ越しでも、沈んだ指をそっと押し返す弾力のある感触は極上だった。

「んっ……そう、まずは優しく、ね…」

傍らでは陽菜が固唾を呑んで見つめている。

さくらはちら、と目をやると

「ひな、おいで〜♪」

こいこい、と手招きで後輩を呼んだ。

「は、はい!」

意図を察すると、陽菜はもう片方の男の手を取り、自分の胸に押し当てた。

「……っ、はぁ…」

自分の胸に男の指がめり込む感覚に、陽菜は息を吐く。

陽菜の胸もまた大きく、見比べるとさくらよりも大きい。

さくらの弾力のある胸とはまた違う、ひたすらに柔らかくふわふわと指が沈み込む感触がまた男を興奮させる。

「私の胸の感触は、どうですか…?」

不安げな顔で、陽菜は男に訊ねる。

「あはは、嬉しそうな顔しちゃって〜♪」

楽しそうに笑うと、さくらは次のステップへと移る。

いったん男に手を離すように言うと、スーツの上着をすとんと肩から落とし、シャツの前を開く。

スーツの上からでも見て取れた豊かなふくらみと、それを包むブラが露わになる。

「言ったでしょー、黒とピンクのレースだって…」

そう言うと、改めて男の手を取り胸に置く。

陽菜も同じようにして上着を脱ぎ、シャツの前を開いていた。

「はい、どうぞ……」

ささやかなフリルがついたミントグリーンのブラに包まれた、さくらより豊かな胸の上に男の手を導く。

「せっかく二人なんだし、いいよ…好きなだけ、揉み比べてね…」

本来は童貞男性一人につき一人の担当官が派遣されるのだが、
新人はまず実地教育として先輩と一緒に派遣されることになっている。

つまり、派遣される側からすれば担当官が二人に増えるのだ。

「く、あっ、もう…幸せものめ〜♪」

「んっ……あぅ……」

積極的に揉み比べ始めた男に対し、それぞれの反応を返す二人。

「………ん、はぁい、じゃあそれまで!」

しばらく好きに揉ませていたが、さくらはそう言うと次のステップに進むため揉み比べを止めさせた。

「そ、そんな悲しそうな顔をしないで下さい…」

「そうだよ、次のステップも大切なんだから」

そう言うとさくらは、ふふ、と楽しげに微笑む。

「…じゃあ、こっちも脱ぎ脱ぎしよっか♪」

「失礼、しますね…」

男は立ち上がると、座ったままの二人にまずベルトを外され、そしてズボンを下ろされる。

「おお、ズボンの上からでもおっきいのは分かってたけど、スゴいねえ…」

「わ……」

トランクスを突き破るかのような勃起に、二人は目を丸くする。

「んふふ…じゃあ、見せてもらっちゃおうかな…」

そう言うと、さくらは優しい手つきで、トランクスの隙間から男の男性器を引っ張り出した。

「あはは、すっかり勃起してるね♪」

「スゴイ、です…」

男性器は勢い良く飛び出すと、見目麗しい二人の女性からの視線に身じろぎするようにビクっと動いた。

独特の臭いが三人の間に広がる。

「ちょこっとだけ、被ってるんだね……ん…すぅ……あはは、スゴイ臭い♪」

さくらは男性器をしげしげと観察すると、大きく臭いを吸い込み鼻を突く臭いに笑みをこぼした。

「それじゃあ、こんにちは…」

さくらはそうつぶやくと、ちゅ、と優しく亀頭に口付ける。

予想外の行動に、男は激しく興奮した。

「あはは、もう、暴れないの♪」

けらけらと笑うと、さくらは男の男性器を掴んで今度は至近距離で観察する。

「ん〜〜〜、結構、チンカスが溜まってるねえ」

さくらの言う通り、男の男性器には汚れが目立った。所々に白いカスがこびりつく様に付着している。

注意の言葉に小さくなる男を見て、さくらは真面目な顔で話を続ける。

「ん、反省してるならよろしい。でも、病気の原因にもなったりするからちゃんと気を使わなきゃダメだよ?」

「せっかく立派なチンポ持ってるんだから、大切にして、女の子をいっぱい喜ばせてあげなきゃ♪」

そして、最後は笑顔で締めくくった。

「ん…じゃあ今日は、キミのチンポをさくらおねーさんがきれいきれいしてあげましょー!」

さくらはそう言うと、あ〜ん、と大きく口を開けて一気に男性器を咥え込んだ。

「…ん……ほぉうや、あばえないの…」

そして舌を激しく動かしながら、ゆっくりと薄い唇で男性器の表面をこそぎ取るように頭を引いていく。

その刺激にビクビクとする男の腰を、待機を命じられている陽菜が後ろから優しく撫でる。

「……ぷはぁっ!…ん、しょっぱいね」

自分のチンカスの味を聞かされて、男は赤面する。

「あはは、かわいいね、もう」

さくらが根元に置いた手をゆっくりと動かすと、唾液でやわくなった包皮がむけて完全な男性器が露わになった。

「じっくり、しっかり…綺麗にしようね…」

そう言うと、さくらは今度は亀頭部分だけを咥え込む。

「んう……えれえろ…ちゅばっ…ちゅぷ」

亀頭だけをカリ首に合わせて舐め回す。柔らかい舌と、その上のつぶつぶが白いカスを撫で取ってゆく感触に男は腰を震わせて応えた。

「ん、かわいい声…♪」

さくらは一旦口を離すと、残ったカスを狙い撃つ様に舌で舐め擦って男性器を掃除していく。

「ちゅ…ちゅ…えろえろえろ…ぷぁ、ちゅぱ…ちゅえろ…」

だが、一ヶ所だけ、皮で隠れていたカリ首にこびりついている物だけがどうしても取れない。

「ん…んん……」

さくらはもう一度咥え込むと、自分の口内に唾液を貯めて行く。

そして、口内の唾液のプールにその汚れた部分を浸すようにして、舐め回した。

「ちゅぱちゅば…んんっ…、んっ…!」

唾液で徐々に柔らかくふやけてゆくチンカスを、少しずつ少しずつ、舌でこそぎ取っていく。

「ん…んっんっ…!えろ…ぷはぁっ…はぁ…!」

次にさくらが口を離した時、汚れは何処にもなくなっていた。

「はい、きれいになりましたー♪」

ぱちぱち、と喜ぶさくらに男は完全に荒くなった息で返事をする。

お疲れ様です、と男の手を取りまた胸を揉ませていた陽菜が男の耳元で囁く。

「ん、そうそう。今してあげたのを、フェラチオ、って言うんだよ…」

忘れないうちに、とさくらは男の目を見上げながら解説する。

「…む、知ってるって?」

すけべー、とさくらは男の男性器をちょんと小突いた。

「ん…じゃあ、わたしのフェラチオ、堪能しなさい♪」

そう言うと、さくらは先ほど自分が掃除した男性器を再び咥え込んでゆく。

「ん………」

男の腰を両手で掴み、しゃぶりつくように咥え込んで男を楽しませる先輩の姿を見ながら、陽菜は悩んでいた。

見ているだけでいいのだろうか、と。確かに腰を撫でたり背中に舌を這わせたり胸を揉ませたりと
今もサポートはしているが、なんだかそれだけでは足りないような…
いくら自分が今日デビューの新人といえど、やるべき事はしたい。
この男性に、少しでも沢山気持ちよくなってもらい、もっと素敵な初体験にしてあげたい。

「あ」

そういえば先輩の邪魔にならない場所で、この男性をもっと気持ちよくさせてあげられそうな場所があるではないか。

思い当たるのと同時に、陽菜は行動に移る。

立ったまましゃぶられ続けている男の後ろにそっとしゃがみこむと、目の前に来た尻肉をそっと割り開いた。

「それじゃ……失礼、しますね」

そうつぶやくと、陽菜はちゅ、と露わになった男の尻穴に挨拶のキスをした。

そしてそのまま、尻穴をほぐすように舐めしゃぶると、舌を内部へも這わせていく。

熱い舌が、男の尻穴を勢い良くほじくりかえす。

「ぶっ、ん…!」

勢い良く喉を突かれ、さくらは思わず男性器から口を離す。

「…けほっ、こほ……こぉら、ダメだよ。チンポ奥まで咥えて欲しいなら、ちゃんと言えばしてあげるから……」

とそこまで言って、男の股間を通した向こうにいる後輩に気がついた。

「あれま」

さくらはふふん、と笑うと、

「なるほど、ね。キミは気持ちよくってしょうがないわけだな♪」

男の顔を見上げ、いたずらっぽく微笑む。

「そうだね、チンポも大分ビクビクしてたし、初体験の前に、一回スッキリしちゃおうね」

よし決まった、とばかりにさくらは根元を手でシゴきながら、男性器に再び舌を這わせていく。

「あはは…すごい、先走り…んちゅ……ちゅ…」

先端から溢れるプクっとした液体を、楽しそうに舌先で舐め取りながら、男性器へ繰り返しキスをする。

「えろ……いい、よ…ちゅ、いつでも、わたしの、口の……ちゅぱ…中ひ」

前と後ろからの熱烈な奉仕に、男はただでさえ高まっていた快感が一気に加速するのを感じた。

「…んぐっ、んっ……出す?出しちゃう?いいよ……!」

男性器の脈動にさくらは射精の気配を感じ取り、また男性器を口内に収めた。

両手を男の腰へ回し、抱きつくようにして勢い良く頭を前後させる。
腕は股間の下から頭を潜り込ませている陽菜のちょうど頭上に巻きついており、後輩の奉仕を邪魔することもない。

頬をすぼめ、柔らかにぬかるんだ舌を動かし、唇と頬の内側の肉で男性器を前後に激しくしゃぶり尽くす。

後ろでは尻穴の中、直腸で熱い舌が激しく動き回り壁を擦り上げている。

男の快感はすぐに頂点に達した。

「んっ!ん……ん……」

口の中で男性器が爆発してビュクビュクと勢い良く精液を吐き出し始めるのと同時に
さくらは頭の前後運動を緩やかに、大きくする。

激しい刺激ではなく、優しく、強く口内の吸引で搾り出す動き。
目を瞑り、喉を勢い良く打つ精液を飲み下しながらさくらは頭を動かし続けた。

「んん……ぷ、はぁっ!」

射精が完全に終わったのを確認してから、さくらは男性器から口を離した。そしてけほけほと軽く咳き込む。

「はぁ…はぁーっ……けほけほ……出しすぎだよ、もう。わたし、キミの精液で溺れちゃうかと思った…」

こいつめ、とさくらは満足げにピクピクしていた亀頭に軽くキスをした。

「気持ちよくなってくれました…?」

後ろからのひそやかな声に、男は息も絶え絶えで返事を返す。

「ふふ…うれしい、です…」

ちゅ、と尻肉に口付けて陽菜は男から離れた。

「じゃあ、今度はまたお待ちかね…」

そう言うと、さくらは下半身を覆うスカートに手をかけて、ジッパーを下ろす。

すとん、と重力に引かれてスカートが落ちる。隠されていたショーツは、ブラとおそろいの黒とピンクのレースだ。

その面積の小ささに、男は目を奪われる。

「わたしたち、今日はストッキングを履いてこなかったけど、履いてる女の子の時は脱がしてあげてね♪」

乱暴に破ったりしちゃダメだぞ、と男の唇を人差し指でちょん、とつつくと、

さくらは前を開いたままのシャツの脇から手を入れて、ブラのホックを外す。

ぷち、という静音と共に鍵は開かれ、真っ直ぐにした手からブラが音も立てずにカーペットに着地した。

「ふふん…どうですか〜〜?お・に・い・さ・ん?」

さくらはぷよん、と露になった豊かな胸を隠そうともせずに、両手を胸の下で組んで強調した。

「…あはは、熱い視線が答えだね♪」

隣では陽菜がさくらと同じようにミントグリーンのブラを床に落として、さらに豊かな二つのふくらみを見せていた。

少し手が隠そうとする動きを見せるも、すぐに両手は合わせて股間の前に下げられる。

「ん……」

陽菜は目を閉じて、くい、と両肩を引き胸を張った。

ふにふにとしたふくらみが突き出され、男はそのボリュームに圧倒される。

「ん〜、ブラつけないで素肌にシャツって、なんか凄くえっちだね」

片手でショーツのサイドをくいくいと引っ張りながらさくらはつぶやく。

そして陽菜に視線を向けると、じゃ、と目配せをする。

「は、はい……それでは、お待たせしました。私たちのおっぱい、を…直に、好きなだけ揉み比べてくださいね…」

そう言うと陽菜は三度男の手を取り、何もさえぎる物の無くなった自分の胸へと触れさせた。

どこまでも柔らかく、指が沈み込むような感触は何度目でも素晴らしい。

男は夢中になって、だけど注意された通り乱暴にはならないような強さで陽菜の胸を揉みしだく。

「こらこら〜、こっちのおっぱいも忘れちゃダメだぞ、キミ」

そう言うとさくらは片手を奪い、自分の胸にも男の手を押し付ける。

「どうかな……おねーさんの、生おっぱいは」

陽菜のどこまでも受け入れてくれるよう柔らかさとはまた違う、ぽよぽよとした弾力のもたらす快感に男は目を細めた。

全体を確かめるように揉み上げ、さらに先端で立ち上がりそのささやかな姿で自己主張をする乳首を撫で擦る。

「んっ!あはは、こぉら……!」

上手いぞ、キミ。とお褒めの言葉を頂戴し、男は陽菜の乳首も同じように弄る。

「ひゃ!うっ……」

親指の先ほどの乳首を、円を描き軽く押しつぶすようにして刺激する。

その愉悦に、陽菜は懸命に大きく漏れそうだった声を堪える。

「あはは、そういえばひなは乳首が弱いんだよねー♪」

ちなみにおねーさんはどこでもおっけーだよー♪とさくらは頬の染まった笑顔で男の手をさらに強く自分の胸に押し付けた。

「じゃあ、キミ。今度は、口で、してあげて」

それと同時に間合いを詰めると、さくらは男の耳元で囁きかける。

「せ、先輩っ!……きゃっ」

陽菜の抗議の声も空しく、陽菜は男に抱き寄せられるまま、ベッドに座り込んだ。

ベッドの上に座り込み向かい合う形になると、男はすぐに陽菜の胸へとしゃぶりつく。

その大きな胸を両サイドから中央に向け寄せて、近づいた両先端に口付けた。

「ひゃっ、うう……」

ぬめる舌が乳首を交互に撫で回す感覚に、陽菜は声を漏らす。

目を開けると、少し不安そうにしている男の顔が目に入った。

そうだ、この人ははじめて、なんだから……私が、しっかり、ちゃんと、しないと…!

「い、いいですよ。どうぞ……好きなだけ、私のおっぱいを味わって、満足してください…」

陽菜はなすがままになりながら、つぶらな瞳で男を見つめた。

その小動物的な可愛さに男の鼓動は跳ね上がる。乳首を唇で咥え、舌で舐め回す。

「くすぐったいですよ、もう…」

決して非難する口調ではなく、そっと男の頭を撫でながら陽菜は優しくつぶやいた。

「…む〜〜、私があぶれてるぞ」

そんなに陽菜のおっぱいが美味しいか。とほっておかれる形になったさくらは不満げにつぶやく。

自分でけしかけたこととはいえ、少々不本意だった。だが、することがないなら見つけるのが先輩の貫禄だ。

「ほら、キミ。ちょっとお尻を上げて〜」

「きゃっ!?」

さくらは座わった状態で向かい合って胸を吸い、吸われていた二人の体をまとめてベッドにうずめるように倒すと、
男の尻を持ち上げた。そして、男の尻を大きく開く。

「さっきはひなにペロペロされてたもんね〜?」

意地悪な笑みを浮かべると、ちゅっとあらわになった男の尻穴に口付けた。

「んっ…ちゅ、ちゅ、ちゅ」

尻穴を中心とした近辺に、キスを繰り返す。

「んふふ…♪んん…えろ、ん…」

挨拶を済ませると、さくらは舌で尻穴を舐め回し始める。
柔らかな舌が、尻穴をぐるっと一周。その次は、シワの一本一本に沿って優しく上下する。

同時に股の間から手を通し、男性器を優しくシゴくのも忘れない。

「あっ……もう」

自分にのしかかったまま身じろぎする男を優しく抱きしめながら、自由な先輩に対し陽菜は暖かな苦笑を浮かべた。

「えろ…んんっ、ん、ちゅぱ…えろえろ〜♪」

「んふふ…ほぐれてきたねえ〜?」

ぷはっと、尻穴から口を離し、体は正直だのう、とさくらはからかう。

「…じゃ、そろそろ…、お邪魔しま〜す♪」

そう言うと、さくらは舌を男の尻穴に突き入れた。

「んっ、え〜〜、んっ、れおれおえお〜♪」

入り口から奥に、奥から入り口に。ぐるっと一周。トントンと舌の先端で優しくノック。

柔らかなさくらの舌が直腸内を縦横無尽に撫で回す感覚に、男は激しく身悶えする。

「あっ、先輩…!」

男の様子に気付いた陽菜は、慌ててさくらを止める。

「んっ、ぷはっ。…あはは、出ちゃいそう?」

「…そうだね、それじゃちょっとお休みしようか♪」

そう言うと、さくらは片足を順番に上げて両足のソックスを脱ぎ、白いシャツを肩から落とす。

「あはは、パンツいっちょだ……」

そして、ゆっくりとショーツを引き下ろしていった。

魅惑的な太ももを抜け、くるくると紐状になったショーツが両足から抜かれる。

陽菜も遅れずに同じ行動を取り、フリルの可愛いミントグリーンのショーツが両足を抜けてその手に握られる。

男は陽菜の体から離れ、夢見るような目で二人を見つめていた。

「それじゃ」

「じ、じっくり、見てくださいね…」

二人は間隔をあけ、並んで腰を下ろすと同時にMの字に大きく足を広げた。

二人の女性器が、同時に露になる。大きく足を広げても、まだぴったりと閉じられたそこはまさに秘められた場所だ。


「予習開始、ね。いくよー……」

さくらの声と共に、二人は片手を股間の上部にあてがうと、人差し指と中指で閉じた縦スジを大きく押し広げた。

「あはは…キミの視線、凄く感じるよ…」

「…あ、やぁ…」

それぞれ二本の指で大きく開かれて、二つの女性器がその中身を露にする。

「はぁ、い…これが、おねーさん達のおまんこ、です」

「ど、どうぞ…好きなだけ、見てくださいね」

二人が開いて見せ付けるその部位は、男の目には誘うように美しく輝いて見えた。

男は這うようにして、二人の秘部に顔を近づけて見比べる。

「あは…は、うん、ちょっと濡れてるね…キミのおっきなチンポ咥えたりしながら、感じてた…」

さくらの秘部は、さらさらとした蜜が全体を湿らせ、上側を薄い陰毛が飾っていた。

「あや……やぁ……」

息の掛かる至近距離で観察される感覚に、陽菜は身悶えする。

さくらとはまた違う、ぽわぽわした陰毛の生えた陽菜の秘部は次から次へと蜜を溢れさせる。

とろっとした液体が、糸を引いて床に落ちた。

「あ〜、ひな、見られて感じてるでしょ…」

「う、うう………」

先輩の指摘を否定することも出来ず、陽菜は顔を真っ赤に染めてうつむかせた。

代わりに体が素直に蜜を吐き出し続ける事でそれに答える。

「わかる…?とろとろ、とろとろって愛液が溢れ出してるここが、膣口。おまんこ、だよ…」

「し、しっかり、予習してくださいっ………!」

腰を突き出し教える二人の秘部を、男は気が済むまで見つめ続けた。


そして二人に促されるまま、男はベッドに大の字に寝そべる。

「ん、それじゃ…陽菜はサポート、お願いね」

「はい」

先輩の言葉に応え、陽菜は男隣に並んで寝そべり、ちゅと男の胸に口付けた。

「大丈夫ですよ…何も、怖いことなんてありませんから」

男の身体にそのまま横から舌を這わせながら、耳元で優しく囁く。

「あはは、気持ちよさそうな顔して♪でも、これからもっと気持ちよくなるんだよ…」

そう言いながら、さくらはヒザ立ちの体勢で全身が緊張でこわばっている男の腰に股がると、男性器を手でそっと握る。

そして腰を軽く落とし膣口に亀頭をちょんちょん、と触れさせた。

「力を抜いて…全部わたしたちに任せて、ね♪」

男の緊張が和らいだのを確認すると、さくらはゆっくりと腰を落とす。

準備は整いぬかるんだままだった膣口が、待ちかねたとばかりに熱いヒダで男性器を丸呑みにしていく。

「ん、っ…!わかる…?キミのおっきな童貞チンポが、わたしのおまんこ、めりめりっ、て広げて入ってきてる…!」

そしてさくらはコツン、と最奥に触れられるのを感じた。

「…あははっ、おめでと…これで童貞そつぎょー、だね」

「おめでとうございます…」

二つの優しい声、そして初めての女性の感触に、男は身悶えた。

煮えるように熱く、うねうねとしたヒダがぴったりと絡みつく感触。

「ん…っ、ちょうど腰を落としきったところでピッタリ入ったね」

くっ、くっ、と確かめるように腰を動かして、さくらはつぶやく。

「わたしとキミの体、相性バツグンだねー♪」

あはは、と楽しそうに腰を軽く揺すると、

「フュージョンジャック…なんちて」

下らないことを口にした。

「フュージョンって…先輩…」

苦笑する後輩と、男。もうそこに緊張は微塵も見られない。

「あはは、16ビートなふたりだね♪」

それを確認すると、さくらは楽しそうに笑った。

「じゃ…、動かすよ…!」

思いっきり行くよとばかりに、さくらは腰を前後に激しく動かしだす。

ぬるんだ感触と、うねうねとした膣肉による前後左右、時に上下への立体的な熱烈歓迎に翻弄され、
先ほどの予習から昂ぶっていた男は即座に限界を感じてしまう。

「んっ…!あっ…!すごいよっ、キミの、童貞卒業チンポ!」

「わたしの、なかっ!ゴリゴリってひっかいてぇ…!」

さくらは激しく腰を振りながら、自分の中でビクビク、と男性器が脈動するのを感じた。

「ああっ、出す?出しちゃう、ならっ!いいよ、わたしの、なかにっ…!」

「最高に気持ちよくっ、射精、しちゃって…!」

体を優しく撫でる陽菜の舌と、自分の膣の感触に懸命に耐えている男の顔を見つめながらさくらは叫ぶ。

「全部、おまんこで受け止めてあげる、からっ!わたしの、いちばんっ…奥でぇっ!!」

その言葉と同時に、男性器が限界を迎える。

「んんっ、あっ…!あっ、すごい……ビュク、ビュクって…」

しっかりと搾り出すように、腰の動きを遅く、大きくしながら、さくらは自分の中に精液が溢れていく感覚に目を細めた。

「………んっ…!お疲れ、さま。ちゃんと、できたね…」

よしよし、と前に体を倒してさくらは男の頭を撫でる。搾り取るように、まだゆるゆると腰は前後に動かしながら。

「お疲れ様です…立派でしたよ」

陽菜にもいたわるように肩を撫でられながら、男は恥ずかしそうにまた目線を外した。

「こらこら、ちゃんと、女の子の目を見る!」

「………ん、よろしい♪」

男の目がちゃんと自分に向き直るのを見て、さくらは満足げに微笑んだ。

「ん…あっ…!」

そして、ゆっくりと腰の動きを止めて、浮かせていく。

ブルン、とまだ大きいままのモノが姿を現すと、久しぶりの外気に身悶えるようにぴくぴくと動いた。

「うわ、すごい出したね…」

男性器が抜けるのと同時に自分の中を精液が逆流し溢れ出すのを感じ、さくらはその量に驚く。

「わたしのおまんこ、キミので溢れちゃってるぞ…」

慌てる男を見て、さくらは愛しげに言葉を返す。

「あははっ、違うよ♪嬉しいよ…わたしのおまんこで、こんなに、気持ちよくなってくれて」

「満足、した?」

男の頷く仕草と表情に喜びを覚え、さくらは顔を綻ばせた。

「んん…だけど、まだまだビンビンだね。まだまだ、イケちゃう?」

男のリアクションを確認すると、もうしょうがないなあ♪とさくらは心底楽しそうにまた男の上に跨ると

「ダメですよ、先輩。次は私です」

即座に陽菜に止められた。

「ええーー」

不満を表すさくらを男の上からどかすと、今度は陽菜が男に跨る。

「今度はゆっくり、味わって下さいね…」

そう言いながら、腰を落とす。

「んっ…!」

陽菜はズン、と最奥まで貫かれる感覚に耐えると、大きく息をついた。

「ふぅ…はぁ……」

陽菜の膣はさくらよりも小さく、またきゅっきゅっという締め付けで男を歓迎する。

さくらのうねうねとした膣肉にピッタリと包まれる膣内の悦楽とはまた違う快感に、男は身悶える。

「入り、ましたね…あなたのおちんぽが、私の、おまんこをギチギチって、広げてますよ…!」

「それじゃあ、私のおまんこ、じっくり感じてくださいね…」

言葉と同時に陽菜はそっと腰を動かし出した。

「無理しないで、ゆっくり、楽しみましょうね」

男は動きに合わせてゆさゆさと揺れる大きな胸を視覚で楽しみ、ネットリとした蜜で溢れる膣内で、
断続的に時には不規則に締め付けられる感触も楽しむ。

腕を、胸を、耳を舐め、さくらも自分に奉仕してくれている。

男は快感に溶けそうになる自分を感じた。

「あなたのおちんぽっ、逞しくて!私のおまんこ…ゴリゴリされちゃってます…!」

陽菜は加速しそうになる腰の速度を抑えながら、自らの内側の敏感な部分に男性器が当たる感覚に酔う。

ああ、ここ、ここに当たると…!

「ひゃっ!」

危く自分の快楽のために腰を振りそうになったところで、下から突き上げられる。

「どう、どうしたんですか…?」

タイミングが良すぎて自分への抗議のように感じられたため、陽菜は自分の声が上ずるのを感じた。

「………あ…はい、そうですね、男の人が動く形も、あります…」

「い、いいですよ!ちょっとビックリしちゃっただけですから…」

陽菜は自分への抗議ではなくて安心するのと同時に、改めて自分は教える立場なのだと認識する。

「でも、急に動くんじゃなくて、ちゃんと断ってから…ですよ?
 動いて、あなたも、女の子も気持ちよくならなきゃダメですから…
 はい、大丈夫です。私が、あなたに合わせて動きますから…好きなペースで、突き上げてくださいね」

先輩の温かい視線を感じながら、陽菜は懸命に教師をこなす。

「あっ、ん……!いいですよ、あなたの突き上げがっ、私の奥をっ…!」

男の動きはまだ拙いが、一生懸命に突き上げてくる。

たまらない愛しさを感じ、陽菜も男の動きに合わさるように懸命に腰を振った。

男の表情が、ビクビクと脈動する男性器と共に限界が近いことを伝えてくる。

あ、ああっ、いいですよ、出して、出してっ…!

陽菜は腰を強く動かそうとし

「お二人さーん、そこまでー」

「ふぁっ!?」

さくらに止められた。

「陽菜、男の子が自主性に目覚めたら…ね?」

「は、はいっ!ごめんなさい…」

さくらの言葉にハッとなると、陽菜は腰を浮かせて結合を解く。

ちゅぽん、と抜けた男性器は湯気を放つような熱気と共に物足りげにうごめいた。

「そ、そんな泣きそうな顔をしないで下さい…」

「そうだよー。イジワルしてるわけじゃないから、ね♪」

はいはい、とさくらが場を整えていく。


「どうぞ、来てください…」

仰向けに寝そべった陽菜が、両手を広げて誘う。

男は手と共にM字に開かれた足の間に身を入れて、突き入れる。

「あっ…っ!も、もう少し…ゆっくり…ですよ?」

めっ、と微笑みながら陽菜は叱る。

「………はい、いい子ですね」

男の返事を聞くと、少し身を起こし男の唇に軽く口付ける。

「キス、しますか?いいですよ……もっと、深く」

お互いの体に手を回し、お互いの口内に舌をそっと忍ばせる。

「や……ぷぁ、ん…ちゅ……」

奥まで繋がったまま、二人はしばらくの間舌を絡ませる。

「おおー、激しい」

ベッドの傍らから、立て膝で見守るさくらがつぶやいた。

「ぷは、ぁ…ん……もう、先輩。からかわないでください…」

つぅ、とお互いの口を繋ぐ唾液の糸もそのままに陽菜が抗議する。


「……あ、はい。いいですよ…あなたのペースで好きなように動いて、私のおまんこ、好きなだけ味わって…」

陽菜の言葉を受けて、男は懸命に腰を振り始める。

「んっ…これが、正常位、です…あ、はぁ……ひゃっ、ん…!」

その拙い動きの中でも、偶発的に快感のポイントを責められて、声が漏れる。

体と共に大きな胸もふるふると揺らしながら、陽菜も無軌道な男の動きに出来る限り合わせようと腰を振る。

「あ、んっ…!うう……はぁっ…!」

その内に男も慣れて来たのか二人の動きは同調を始め、突き込む動きも陽菜の弱点を攻めるものへ変わり、

「……っ、あ…」

陽菜は口に手を当て声を堪えようとする。

「ダメだよ、ひな。ちゃんと教えてあげないと。彼が、不安になっちゃうよ」

「ん…あ…ごめん、なさい……」

先輩からの注意に、陽菜は素直に男に謝る。

「は、はい…気持ち、いいですよ…その、入り口とか、奥の上の方、とか……」

顔を真っ赤にしながら、もはやバレバレの自分の弱点を告白する。

「んっ!ああっ…!」

その言葉を受けて、男は勢いを増して突き込みを始める。

弱点を攻められながら、陽菜は男の限界が近いのを感じた。

「い、いいですよ、いつでもっ!」

言葉で男を誘う。だが、男の返事は意外なものだった。

「え…?わ、たしが、気持ちよくなる、まで…?」

突き込まれながら、陽菜はその言葉に感動する。

「…はい…私を、イカせてくださいね……私もっ、もう少しです…!」

陽菜は遊んでいた両手に気付くと、男の手を取り自分の胸にあてがう。

「おっぱい、おっぱいもっ!いいですよ、弄って、乳首、こね回してっ!!」

可憐な声で響く卑猥な言葉に答え、男は腰を突き入れながら陽菜の胸を握る。

「あっ、やぁっ!ち、乳首、もっ…おまんこもっ、気持ち、気持ちいいです!」

叫びながら、陽菜はスラリと伸びた足をベルトのように男の腰に腰に巻きつける。

男の脈動はいよいよ限界だろう。そして自分も。

「いいです、よ!大丈夫ですから、一番、奥にっ、くださいな…!わ、私っ、もっ…!もう!」

「イ、イキますっ!おまんことぉっ、乳首でっ、ふぁっ、やぁっ!!」

一際大きい声を上げると、陽菜は自分の膣内が、そして男の男性器が大きく脈動するのを感じた。

「…あっ、ああっ…!おちんぽ、びくびくっ、ってぇ…!…せーえき、すご……い…」

自分が両腕と両足で男に力一杯しがみついているのに、男は腰を止めない。

最奥を突かれる度、自分の中に熱い液体が注ぎ込まれるのを感じる。

「あっ、ああっ……」

男も放出を終え、腰の動きを止める。

「…お、お疲れ様…です……とても、素敵でしたよ」

そう言うと、陽菜は両腕と両足で抱きついたまま男に口付けた。


(う〜ん、二回目の方がオトクだったかなあ)

そして長く楽しんでいた二人を見ながら、さくらは先輩らしからぬことを考えていた。


「…うわぁ、まだまだ元気だね…スゴイね、キミのチンポ」

「逞しい…です…」

「……ん?リクエストが、あるの?」

陽菜との行為を終え、一休みした後。男は、さくらの耳元で囁いた。


「…まったく、童貞喪失したと思ったら次は味比べとか、贅沢なチンポだね〜」

分かってるのかねチミ、とさくらは人差し指でちょんちょんと亀頭を小突く。

「せ、先輩!」

「んふふ…じょーだん♪それじゃあ陽菜とわたしのおまんこ、じっくり味比べしてね♪」

そう言うと、さくらは四つんばいになり男に向けて尻を高く上げる。陽菜もそれに倣い同じ体勢をとった。

男の目の前に、何も隠すもののない二つのお尻と、女性器が並んだ。

それぞれの女性器から、すでに出された精液が垂れている。

「も、もう、すっごくエッチな目で見てるなぁっ…」

「は、恥ずかしいん、ですよ…?」

余裕ありげに振舞うさくらの顔も、新人だと言う陽菜の顔も、等しく興奮と羞恥で赤く染まっている。

「でも……そんなに熱い視線を送ってくれるなら、サービス、しなきゃ、ね♪」

そう言うと、さくらは片手を自分の股間に回し、くいっ、と人差し指と中指で自らの女性器を割り開いた。

狭かった入り口も左右に引っ張られて広げられ、とろっ、と流れ出す精液が勢いを増す。

「ほら、陽菜も…」

「は、はい……っ…」

さくらに促され、消え入りそうな声で答えながら陽菜もまた同じように女性器を開く。

「…や、やんっ……」

精液が流れ出す、それをじっくりと見られているのを感じ、陽菜は顔をベッドにうずめた。

おや、とさくらはそんな陽菜の様子を確認すると、ふふと笑う。

「キミ♪最初はさくらおねーさんのおまんこに、入れてね…」

そう言うとさくらは誘うように腰を軽く揺すった。

「えっ!?」

先輩の行動に陽菜は慌てて顔を上げる。

「ほら、こっちのおまんこは美味しいぞー♪」

蛍でも取るかのように、明るく誘うさくら。

「わ、私のおまんこっ、いつでも、どうぞ…!」

たどたどしい言葉で、必死に誘う陽菜。

…男は、さくらに突き入れた。

「…んっ、ああ…っ…あはは、いい子だねー♪」

「うう……」

さくらの膣内は、さらさらとした液体で溢れ、弾力のある壁がぴったりと侵入者を押し包んでくる。

さらにその壁はうねうねと蠢き、絡みついて擦り上げる。その感触にたまらない愉悦を男は味わう。

「ん、いいよー♪キミは、頑張ったもんね…ごほーびに、好きなだけ、わたしたちを後ろから、犯して…!」

「サイッコーに、気持ちよくなっちゃって♪」

膣内を確かめるように、ゆっくりと、そして時に勢い良く。男はまさに味わうように、楽しむために、動く。

「んっ、あ、くっ…!……ああっ……もう……」

そしてしばらく楽しむと今度は、四つん這いで尻を突き出したまま隣に並ぶ陽菜の中に突き入れた。

「やっ、あっ…あ、ありがと、ぉっ…!ございますっ…」

膣を押し広げながらやってくる、ゆっくりとした不意打ちに陽菜は感謝の言葉を返す。

陽菜の膣内はさくらに比べて小さくて狭く、その上きゅっきゅっとネットリとした液で濡れた壁が締め付ける。

さくらと比べられるものではなく、どちらも突き入れた時の感触は極上だった。

先ほどさくらでしたように、今度は陽菜を楽しむ男。なんとも贅沢な味比べだった。


「あー、いいなー♪」

手持ち無沙汰なさくらが、おどけた調子でちょんちょんと隣の陽菜の乳首を弄る。

「ひゃぁっ!」

思いがけない方向からの不意打ちに、陽菜は体を震わせ大きな嬌声を上げてしまう。

それと同時に、膣内も激しく締まったのか男の表情が快楽で歪んだ。

「せ、先輩っ!」

「あはは♪いーじゃない、気持ちいいんだから」

心の準備というものが、と抗議する陽菜をさくらは笑って受け流す。


そしてしばらく男は味比べを続けていたが、その内にまた限界が訪れる。

「ん……いいよ…♪いつでも、わたしのおまんこで、ね♪」

「わ、私のおまんこに、出してくださいね…!」

射精の予兆を感じ、何故か張り合う二人を他所に、男はまたリクエストをした。

「…んー?また吸って欲しいの?」

どうやら最初の射精の時にされたバキュームが忘れられないらしい。

「おーけー♪さくらおねーさんにまかせなさいね♪」

「……うう」

さすがに一日の長がある、と言う事でさくらが担当にすんなりと決まった。

激しい突きこみを止め、男がその時入れていた陽菜の中から男性器を引き抜く。

そしてそのまま、あー、と口を開け舌を動かして誘うさくらの口内に突き入れる。

「んっ!んーー、じゅぱっ、ちゅ…」

頬を窄め、両手を腰に巻きつけて喉奥まで飲み込みながら、さくらは激しく頭を前後させた。

「ちゅばっ、じゅるるる…、ん、ちゅ…えろえろえろ…」

舌で男性器を撫で回すのも忘れない。そして次の瞬間、口内で男の快感は限界を迎えた。

「ん、ん…じゅる…っ、じゅぷっ、ん…ちゅ…んん…!」

男がビュクビュクと勢い良く精液を吐き出し始めるのと同時に、さくらは前したのと同じように頭の前後運動を緩やかに、大きくする。

優しく、強く口内の吸引で搾り出す。だが、今回は飲み込まずそのまま男の精液を口内に貯めてゆく。

腰を震わせ、射精する男の動きが止まるまで、何度も頭を前後させて優しく搾り取る。


「ん、ちゅーーーーぷぁ」

そして口を離すと、口淫の激しさにまた顔を赤くして見つめていた陽菜に口付ける。

「んん!?」

驚き戸惑いながらも、陽菜はすぐに先輩の考えを察して口を開く。

「ふぁ……んむ。ん…」

繋がった二つの唇の間で、精液が半分に分けられていく。

「ん…んっ……」

「ごく…ちゅ…」

二人は、口を離すと同時に口内の粘つく白い液体を飲み干した。

「…はい、ごちそうさま♪」

ちゅ、とさくらが男の先端にお別れのキス。

そのとたん、男の男性器はまた力を取り戻す。

「………」

「………」

「………」

ふむ、とさくらは頷いた。次の瞬間、明るく腕を突き上げる。

「朝まで生本番ーー!」

「ふぁ、ふぁいと……ぉ?」

凸凹なお姉さんたちとの夜は長くなりそうだった。