122 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/05/31(日) 22:22:35 ID:f+b8k7V6
>>120じゃん。なにやってんの俺。小ネタで誤魔化す。

「坊ちゃま、そこは>>120にアンカするんですよ」
耳元で囁く涼やかな声に少年は肩越しに振り返る。
そこには彼より僅かに年上のメイドが頬を寄せるように近づけていた。
白い肌や赤い唇長い睫毛の細やかさが瞳に焼きつく。
「わ、あっ……うん。ごめん。間違えたよ」
香水の甘い香りにくらくらしながら慌てて前を向いて訂正する。
驚く様子がおかしいのかメイドはクスッと小さく笑った。
「女性上位で優しく愛撫される小説……ですか」
背筋を伸ばしたメイドが背後で言う声に少年の顔が赤く染まる。
俯く少年の肩に手をするりと乗せたメイドは耳元で囁いた。
「坊ちゃま、こういったものがお好きなんですね……」
吐息が産毛をくすぐり、敏感になった耳が唇の小さな水音を拾う。
身体を小刻みに震わせていると、メイドは熱っぽく言葉を続けた。
「もし坊ちゃまがお望みになるのでしたらお相手いたしますよ?」
肩に置いた手が後れ毛を優しく撫で、小さな舌で唇を湿らせる。
そしてもういっぽうの手を少年のズボンの膨らみにゆっくり這わせた。
優しい刺激に固くなりつつあった少年の陰茎に心地良い痺れが走る。
「さあ、どうしますか坊ちゃま」
とろけるような声で言うメイドに少年は

もう誤魔化せたかな。連レスゴメン。

123 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/06/01(月) 00:50:13 ID:4/W0Et3o
>122
「おねがい、もっと」

124 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/06/01(月) 01:43:02 ID:/0S5PSlO
>>123頑張ってみる。>>122続き。

「おねがい、もっと」
少年は消え入りそうな小さな声でそれだけを言う。
耳まで真っ赤にしながらそれだけ言うのがやっとだった。
少年は小説を通して性の知識は持っている。
たとえば露出した陰茎を柔らかな手でさすってもらったり。
たとえばしっとりとした唇に咥えてしゃぶってもらったり。
そういった行為を知っていたし何度も想像して自慰をした。
相手はもちろんいま彼に誘いをかけている美少女メイドだ。
だけどそれらをして欲しいとは言えなかった。
まだまだ幼い少年は、恥ずかしかったし、怖かったのだ。
続きを要求しながらも少し脅えたような少年の言葉。
それを察しながらメイドが安心させるように囁く。
「かしこまりました、坊ちゃま」
すぅ、としなやかな手が動く。それはとても優しい愛撫だった。
まるで衣服を皮膚にみたて、それを優しく慰撫するような。
刺激としては弱く儚いものだったが、それでも少年には充分すぎた。
まだ精通して間もない、一度も女性をしらない年若い雄の細茎。
ピンと尖ったそれはあまりに敏感で、ズボンを押し上げていた。
いらずらに刺激を強くしては痛がって腰を引いてしまう。
メイド少女の愛撫はいまの少年に最も適したものだった。
するすると白魚の手がズボンの膨らみを撫でる。
「はぁ……はぁ……あぅぅっ……」
ゆるやかに快楽の坂を上りつつある少年は熱っぽい息をあげた。
もはや陰茎だけでなく、少年の全身が火を通したように熱を帯びている。
肩に置いた手からそれを感じた美少女メイドは悦びに瞳を潤ませた。
「よろしいのですか? 坊ちゃま。身体が熱くなっていますよ?」
クスクスと笑うような、淫らに誘うような、ねっとりとした甘い囁き。
少年はメイドをちらりと見やり、目が合うと恥ずかしげに顔を伏せた。
なにも喋ることなどできやしない。
ただ身体が熱くて気持ちよくて恥ずかしくてドキドキしていた。
「ふふ……可愛らしいですわ、坊ちゃま」
いい子の頭を撫でるような優しい言葉。
メイドは囁きながら、ズボンを押し上げる陰茎を指先で摘まむ。
「あぅっ」
半ば包皮に包まれてるとはいえ、敏感な陰茎の先っぽへの刺激。
その鮮烈な心地良さに、少年の身体が椅子の上で小さく跳ねた。
細茎を摘まんだ指は、左右にくりくりと動き、敏感な先端を刺激する。
まるで優しくいじめるような愛撫はとろけそうなほど気持ちが良かった。
少年の腰がくくっと前にせりだし、更なる愛撫を求めてくる。
メイドは陰茎をズボン越しに包むように手を添え、軽く握りこんだ。
やわやわと揉みながら、ほんの少しだけ前後にしごきだす。
幼い性感を満たすささやかな刺激と、陰茎本来の動きを感じる前後動。
それはまだ未熟な雄としての昂ぶりを目覚めさせ、快楽を加速させた。
少年に意識の中でまだ眠っていた何かが開かれるような感覚がよぎる。
「ふぁぁっ……! あっ……ううっ……あぁぁ……っ……!」
びゅぐっびゅぐぅぅびゅぅっびゅぅぅぅ……
少年は椅子に座りながら下肢を覆う衣服の中に性の猛りを解き放った。
目尻に涙を浮かべ、内股になって、震えながら射精感に翻弄される。
美少女メイドはその脈動が終わるまで、陰茎を優しく掴んだままじっとしていた。
少年の震えが収まるにつれ、じわりと染み出した水分がメイドの手を汚していく。
少年の身体から快楽が引き疲労がゆっくりと広がる頃、メイドが形の良い唇を開く。
「たくさん出されましたね、坊ちゃま。……お召し物を取り替えなくては」
その言葉に、落ち着きを取り戻しはじめた少年の顔が再び真っ赤になる。
「あっ、あのっ、そのっ、……ご、ごめっ……」
おろおろとしながら涙目を向けてくる少年。
メイドはその唇に、肩に置いていた清潔なほうの人差し指を添える。
そうして謝ろうとする少年の言葉を止め、慈愛に満ちた微笑みを浮かべた。
少年はいっそう恥ずかしくなってしまい、彼女に頭が上がらなくなるのだった。  おわり。