「うわ、両腕ガチガチで全然動かせないよ……」
「そっか、上手に縛れてよかった」
興味本位でSM雑誌を参考に、彼女の理奈を後ろ手に縛ってみた聡。
一糸まとわぬ姿の上からの緊縛で理奈は軽い縄酔いを起こしており顔が火照っている様子だった。
「理奈……」
そんな彼女の様子が愛おしくなった聡は、自らも全ての衣服を脱ぐと理奈に歩み寄りそっちキスをする。

「む、むぐぅ!?」
だが次の瞬間、理奈は自ら聡の口の中へ舌を入れその中を巧みな舌捌きで犯しつくしてきた。
予想だにしなかった理奈の反撃にされるがままにされる聡。

「ぷはっ」
「聡……なんだか私の体変になっちゃったよ〜」

何とか離れた聡だったが、理奈は縛られたまま自由な足でにじり寄ってくる。
「り、理奈、ちょっとおちついてっ う、うわぁ!」
慌てて静止する聡だったが、次の瞬間理奈に密着されると体重をかけられベッドの上に倒れこまされてしまった。
すかさずその上に馬乗りになる理奈。

「聡……もう1回キスするね」
理奈より少し身長が低いく、体格的な問題から振り解けないでいる聡の口の中は再び犯されはじめる。
「む、むふぅ……」
手が使えないもどかしさからか、理奈の攻めは更にエスカレートし今度は聡の乳首やうなじを舐めながら太ももで股間を攻めだす。

「聡ってば縛られた女の子相手に一方的にやられちゃって悔しくないの? ほら、聡も反撃しなさいよ」
「む、無理……理奈の攻めキツすぎるよ……」
「もうっ!」
業を煮やした理奈は一旦起き上がると聡に背中を向け、仰向けに盛大にダイブした。

「ぐぅっ!」
そして聡の真上に落ちると、その股間を縛られた後ろ手で激しくシゴき出す。

「うあぁ! あぁ――!」
こうして聡は理奈に、厳重に後ろ手に縛られているにもかかわらず一方的に犯され軽く意識を失うのであった。


・・・・・・・・

「あ……あれ? 理奈?」
「あ、聡起きた?」
数十分後、目が覚めた聡を迎える理奈。
解いてくれる相手が眠っていたため、その腕は後ろ手に縛られているままだ。

「ご、ごめん、すぐに解くから」
慌ててそういい起き上がろうとする聡だったが体のバランスを崩してベッドの上に再び倒れこんだ。
「う、うわっ どうしてこっちまで縛られてるの!?」
「私も縛られた状態で聡を縛るの、本当に大変だったんだからっ」

どうやら悟は気を失ってる間に、理奈に背中合わせになって縛られていたようだった。
手首のみのシンプルな縛りだったが結構キツめで、自力では道具を使わなければ到底解けそうにない。

「今度は火照った私の体をどうにかして貰おうと思ったのに一人だけ先に満足して寝ちゃうんだもん!
 私縛られてるから自分で弄る事は出来ないし最悪だったんだから!」
「つ、机の上にあるハサミ使えばよかったんじゃ……?」
「そんなんでせっかくの長縄を切ったらもったいないじゃないっ。居眠り君にはお仕置きだよ!」
そう言いながら上半身だけ起き上がらせている聡に襲い掛かると「舐めなさい」と言わんばかりにあそこを顔面にくっつけてくる理奈だった。
「う、うわぁっ」
当然、自由の身であった時も縛られた理奈に負けていた聡に、今の状態で攻め勝つ事は出来そうになくされるがままになるしかなかった。

オワリ