其処は暗く、湿った空気が充満した重苦しい雰囲気の場所だった…。
石造りの壁を蜘蛛や百足が這い回り、同じく石造りの床を、一定の間隔で水滴が小さな穴を穿っている…
普段なら静寂が辺りを支配している筈なのだが、今回は違う様相を程していた。
『ぬぷっ…ぬちゅ…ぬぷ…ぬぷちゅっ…』
湿った音と共に、淫らな嬌声が辺りに響き渡る…
「アァン…いいのぉっ!!この子のチ〇ポ凄くイイのぉっ!!
太くっ…てぇ…カタッ…くってぇ…先っぽがっ…奥に当ってぇ…
膣(ナカ)でキュンキュンッて響くのぉっ!!」

声は、奥の部屋から漏れていた…
周囲の牢獄の様な部屋とは違い、その部屋だけは様子が違った。
狭く、物が乱雑に置かれている物置の様な他の部屋とは違い、その部屋は広く、底冷えする石の床とは違い、木目の浮き出た綺麗なマホガニー材を敷き詰めた床に、質の良い豪勢な絨毯が敷かれ、何より暖かであった。
まるで何処かの貴族の謁見室の様な趣きの部屋なのだが、其処で行なわれていた光景は
余りにも淫惨だった。壁から垂れ下がる鎖…その先に、首輪と腕帯で拘束された一人の少年が繋がれていた

仰向けに寝転がされた少年の目は虚ろで、
まるで人形の様に動かない。
顔立ちや体付きはどこか中性的で、これに女装でもさせれば一見して少女と見間違えても不思議では無い…
が、その体中には、噛み跡や蚓腫れ、擦り傷や火傷の跡が至る所に残り痛々しくある。
周囲ではエルヴァーンの女性やミスラ、ヒュームの女性達が少年を囲む様に寝転び、座り、それぞれの淫蕩に耽っている。
少年の上では金髪のエル♀がまたがり腰を振り続けていた。