「リフレシュ」という魔法スクロールが発見された時。
ヴァナ・ディールはかつてないほどの大騒ぎになった。
それまで吟遊詩人の呪歌にのみ許されていた、魔力の回復。
その効果のある赤魔道士専用の魔法だという。
どこで発見されたのか。
どのモンスターが持っているのか。
噂が噂を呼び、闇の中の真実を求め、多くの冒険者が奔走した。
「ラングモント峠のTaisaiが落とす」という噂も、そのひとつだった。
その噂に一縷の望みを託した赤魔道士がいた。
名前は、サラ。サンドリア出身のヒュームの娘だ。
だが、この噂を信じたことが、サラの悲劇のはじまりだったのだ…。
「もう、本当におとすのかなぁ…」
息がつまりそうな洞窟の中で、ひとりチョコドリンクを口にしながらサラはため息をついた。
Taisaiの棲家付近にキャンプを張り、もう一昼夜になる。
手に入ったのは、1ダース近い水銀と、激しく「キモチワルイ」ヘクトアイズの目。
目当ての品は一向にやってこない。
最初は大勢いたライバルもひとりへり、ふたりへり、つい先ほど最後の一人も帰っていったところだ。
みな一様に疲れ果て、深い絶望の表情で肩を落として去っていったところをみると、誰も僥倖には預かっていないようだ。。
「まぁせっかく狩り放題になったんだし、もうちょっとがんばらなきゃね…」
時計を見ると、午前3時を回っていた。
「こんな時間なんだ…人もいなくなるはずだわ」
チョコドリンクを一気に喉に流し込み、立ち上がる。
「朝になったらまたライバル増えそうだし、今が勝負よ!っと」
自分に気合を入れ、サラはTaisaiの棲家に目をやった。
3匹のTaisaiがもぞもぞと蠢いている。
「とりあえず手前からいくかな…」
一番手前の鈍重そうなヤツに狙いをつけ、ディアのスペルを詠唱する。
短いスペルの後、白い光がTaisai目がけて放たれた。
「あ、まずい!」
距離が近かったのか、たまたま視界にはいってしまっていたのか、
3匹のTaisaiがくるりとサラの方を向いた。
濁った黄色い無数の目が、サラを上から下まで嘗め回すように視る。
Taisaiは、アクティブでかつリンクする厄介なモンスターだ。
1匹ならサラの練習相手にもならない脆弱な生物だが、束になってこられると話が違う。
まして、今はサラ以外誰もいない。救援は期待できないのだ。
3匹と1人は、一瞬、対峙したまま凍りついた。
緊張が、高まる。
「逃げなきゃ…!」
場の空気を先に破ったのはサラ。くるりと背をむけ、地面を蹴った。
だが時既に遅く。
愚鈍そうなモンスターは、地を這いずり、見る見る間合いを詰めてくる。
「きゃぁっ!」
足首にTaisaiの触手が絡みつく。
スライム状の不定形な身体を持つTaisaiは、その場の状況に応じて身体の一部を触手化して、
獲物を補足する事が出来るのだ。
足をとられて転倒したサラに、3匹のTaisaiが争うように触手を伸ばした。
粘着質の青黒いそれは広げた掌の如く形を変え、手首、腕、太腿、足首へと掴みかかる。
「い、いやっ!!」
ぬるぬるとした冷たい感触にサラが悲鳴をあげた。
べとべとした青黒い粘液がサラの四肢にまとわりつく。
粘液から放たれる腐敗臭に、サラは激しくむせ返った。
その隙にも、触手はサラを確実に拘束する。
両腕を確保したtaisaiは、その触手を高く掲げ、サラを万歳の姿勢で絡め取った。
腹部から太腿に纏わりついたtaisaiは、サラの腰を地面に繋ぎとめた。
そして、サラの足を最初に掬ったtaisaiが、両足首を捕らえた触手を高く天井に掲げ、
サラをM字に開脚した。
白い太腿と(装備で守られたとはいえ)股間を暴かれ、サラは赤面した。
「…ちょっと…やめて…!!」
サラの自由をすっかり奪うと、3匹のTaisaiは示し合わせたように、新たな触手を伸ばし始めた。
四肢を束縛する触手よりは細い無数の触手がぞわぞわとせりあがる。
人間の指ぐらいの細さのそれが、サラの身体に一斉に襲い掛かった。
「い、い、いやぁぁぁっ!!」
最初に狙われたのは、胸元だった。数え切れないほどの触手がサラの柔肉に殺到する。
器用な触手が装備を外しにかかった。留め金を外し、紐を引きちぎり、皮や布を裂く。
「やっ、やだっ、やだぁっっ!!」
青黒い触手の海の中に、白い乳房がぷりんとまろび出るまで、ものの10秒もかからなかった。
形のいいふたつの柔肉に、醜悪な触手が先を争うようにからみついた。
「いやぁ……あぁっ!!」
ある触手は根元に巻きつき、ぎりぎりと締め上げる。
搾乳でもするが如く、根元から先端へ力が込められた。
みるみる鬱血し、いびつに張り詰めた乳房を別の触手が撫でまわす。
汚らしい粘液をまた別の触手がふくらみ全体に満遍なく塗りたくり、桜色の先端にも、丹念に塗りこめる。
「……ひっ……はぁぅ……っ…!」
もう片方の乳房は、複数の触手によって揉みしだかれた。
それぞれ不随意に蠕動し、乱暴に柔肉をこねまわす。
触手に縄がけされた如く歪み、こねまわされる乳房。
触手の間からこぼれた桜色の先端を、別の触手がつつきまわす。
触手の先端が花弁のように複数に割れ、ぱくりと乳首を咥えこんだ。
細い細い触手がひとつずつ意思をもつかの如く動き、乳首を挟み、力を込めて捻り上げ、すり潰す。
「はぁぁっ あぁぅ いやぁぁっっ…!」
サラが涙声でかぶりを振った。だが、敏感な部分を執拗に弄られ続け、その声に力はない。
絡めとられた腕は動かそうとしてもびくともせず、身をよじっても触手を振り切ることはできない。
嬲られるままの乳首は少しずつ固くなり、芯を持ち、熱を帯び始める。
「はぁっ………あぁっ……っ…」
湿り気を含み始めたサラの吐息に気をよくしたように、触手がまた、姿を変えた。
ごくごく細い紐のように変化し、、両の乳首に巻きつき、きりきりと締め上げる。
そのままぐいとひっぱり、、乳首をきつく挟んで、乳房全体を振り立てた。
「あっ!あぁぁあぁっ!!」
きつく摘まれた痛みと、快楽の電流が先端からサラの全身に駆け抜けた。
摘み上げた乳首の上を、別の細い触手が粘液を吐き出しながら撫で上げる。
乳房はたぷんたぷんと音を立てて上下にひしゃげた。
「いやぁぁっ!あぁっ!ひぁぁぅっ!!」
サラは泣きながら喘いだ。モンスターに陵辱されながらも激しい快感を感じる自分自身に嫌悪した。
だが、思いとは裏腹にピンク色の乳首はぴんと屹立し、どんな些細な刺激も逃すまいと貪欲だ。
触手に締め上げられた乳房もパンパンに張り詰めて敏感になり、別の触手にひと撫でされるだけで、
目の奥が一瞬、白くなるほどに気持ちがいい。
「…うぅ…こんなの……はぁぅ……いやぁ…っっ…」
触手の先端が吸い口のように変化し、勃ちあがった乳首を咥え込む。
「……はぁあぁぅ…あんっ……うくぅぅ…」
ぬるぬるとした粘液を先端にぬりたくり、激しく擦り、吸い上げる。
「やぁっ……あぁぁっ……ひくくぅ…っ…はぁうんっっっ……!」
サラの身体がびくびくと跳ね、表情が快楽に歪む。
押し流されまいと必死に堪えながらも、その唇からは
絶え間なく泣き声とも喘ぎ声ともつかないものが、漏れ続けている。
「いやぁああぅ…あぁっあぁ……だめぇ……はぁぁっ…はぁぁぁぁぁっぁっ……!っ…」
無数の触手に弄り回されながら、サラは最初の絶頂を迎えた。
快楽の表情の中、絶望の涙が目じりをつーっと、伝って落ちる。
大きく開脚された股を覆う三角形の布地に、じわりと大きなシミが広がった。
サラの身体が温まったことを認識したのか、乳房と乳首に集中していた触手が、ざわざわと下に降りはじめた。脇腹を擦り、臍を穿りながらゆっくりと腰と尻に標的をうつす。
「…いや…!」
腰と脚を覆う装備のホックが狙われていることを悟ったサラは激しく身をよじったが、
「はぁぅ!…いた……いたぁぃ…!」
じっとしていろ、といわんばかりに乳首に残った触手に強く締め上げられ、抵抗は叶わなかった。
「いやぁ……あぅぅ…うぅ…」
胸元の時と同様、器用な触手がホックを外し、ばりばりと布や皮を破る。
脚を持ち上げられ、尻を浮かせた格好のM字開脚で、秘所を全て暴かれるまで、やはり10秒もかからなかった。
依然、乳首と乳房は弄られ続けている。
「やめてぇ……おねがいっ……あぁっ…」
執拗な責めにサラの身体はすっかり屈服していた。
薄い陰毛は三角形に濡れそぼり、襞はぱっくりと口をあけ、既にクリトリスも勃起させている。愛液はとめどなく溢れ続け、襞も太腿の内側もてらてらと濡れ、尻側に伝って地面にぽたぽた、伝って落ちた。
触手たちは、先ほどのようにがっつくことなく、ゆっくり楽しむように、サラに取り付いた。
じらすように、太腿の内側、膝の裏側などを絨毛のような触手がくすぐる。
「ひっ……ひぁっ……」
柔らかい刷毛でくすぐられるような感覚にサラは息を呑んだ。
ぞわぞわと、粟立つように快感が立ち上ってくる。
別の触手が掌の如く形を変え、尻たぶを鷲掴みにした。
「きゃぁっ……あっ…」
そのまま力任せに揉みしだいてくる。丘の谷間を別の触手がつつーっとなぞり、後ろからゆっくりと菊門を弄り、膣口をくすぐる。蕩けた膣口は待ちわびたように、くちゅくちゅと音を立てた。
「やっ……あぁっ…!」
同時に前から、陰毛をかきわけ、何本もの触手が侵略を開始する。
「はぁぅぅぅぅんん!?」
襞の中にいち早く滑り込み、ぶちゅぶちゅ音を立てながら往復する触手。
さらに奥に分け入り、後ろから到達している触手と争うように、膣口をこねまわす触手。
協力してクリトリスを剥き、露出させた芽を擦り、ぐりぐりと押しつぶしにかかる触手。
「はぁぅ!あぁあぁっ あぁっ いやぁぁぁぁっ!!」
無意識に逃れようとする腰は押さえつけられ、動かすことも許されない。
膣口を弄っていた2本の触手が融合し、じゅぶじゅぶと膣内へ侵攻を開始した。
「いやぁぁぁぁっっ!やめてぇ!!」
サラの叫びを無視し、蕩けた膣口はもぐもぐと触手を咥えこんだ。ひやりとした硬質な感覚が、サラの熱い胎内を抉る。ぶちゅん、ぶちゅんと音を立てながら、サラの最奥まで難なく到達した。
「…やだぁ……こんなのいやぁ……やぁっ…あぅぅっ…!!」
赤黒い襞と、青黒い触手のコントラストが酷く淫靡だ。
触手は膣内で再び複数に分裂し、膣壁を不規則に擦った。かと思うと1本にまとまり、奥まで刺し貫き、中で激しく暴れまわる。
「はぁぅ……あぁっ…あぁぁっ…あふぅんっ……」
サラの膣から、愛液と、触手の分泌する青黒い粘液が混じって溢れ出た。びちゃびちゃ、ねちゃねちゃと粘っこい音を立て、触手が出入りを繰りかえす。
尻肉を揉みしだいていた触手の先端が細い円錐状に変形した。
円錐の先端で双丘の谷間をつつーっとなぞり、セピア色のすぼまりを軽くつつく。
「……やっ……そこは…」
別の触手が膣口から溢れる愛液と粘液の混合液を掬い、すぼまりに塗りこめる。くちゃくちゃ音を立ててしばらくこね回したあと
「……ひぃっ………!」
ひんやりした円錐の楔が、サラに打ち込まれた。
「はぁぅぅぅっ…!」
激しい異物感が捻じ込まれる感覚。体中が総毛だって侵入を抗う。
「い、いや、やめて…!」
だが、円錐状の触手はじゅぶじゅぶ、ぐちゅぐちゅと少しずつ少しずつ、沈み込んでくる。
「いや……やだぁっ……はぁっ…」
ぬちゅり、ぬちゅりと、微妙に出入りを繰り返しつつ、触手はサラの肛門を征服した。
「くふぅぅぅぅぅ………はぁぁぁっっ………」
サラの口から苦悶とも快楽ともつかない呻き声が漏れる。
その声を合図に、全身にとりついた全ての触手が一斉に激しく蠢き始めた。
ある触手は太腿の内側を撫で、腋をくすぐり、耳たぶの中に粘液を流し込んだ。
最初から嬲られていた乳房と乳首は既にアザが出来、青黒い粘液でベタベタだったが、ここを好んで責め続ける触手もあった。こりこりにそそり勃った乳首をぴんぴんとはじき、のけぞるサラの反応を楽しんでいるようだ。
「あぁっ……ああんぅ……あっ…あぁぁっ」
動きを弱めて様子を伺っていた膣の触手も、再び突き上げ始める。
「はぁぅ!!あぁっっっっ!!!」
少し遅れてクリトリスを剥き、擦る触手。尻たぶを力まかせにこねる触手。
「ひぁぁぁぁっ!あぁっ!あぁぁぁぁぁんっ!」
もう声を堪えることなど出来なくて、サラは嬌声をあげ続けていた。
その口に、牡の性器を醜悪にデフォルメしたような触手が押し込まれる。口腔内に広がる粘液の腐敗臭と饐えた味に、サラは苦悶の涙を浮かべ、無意識に顔を背けようとした。
「うぐぐぅぅぅ…」
が、別の触手が顎を押さえる。逃れられない口へ触手の容赦ない突き上げが始まった。
「んぐ…むぅ………んっぅ…」
生気を失いかけた唇に、ビチビチと生きのいい性器型触手が、何度も何度も出入りする。
サラの口の端から涎と粘液が溢れた。
勿論、責め立てられ続けている膣口からは愛液と粘液が垂れ流されている。
追い討ちをかけるように、肛門に打ち込まれた触手が抽送を開始した。
「−−−−−−っ!?」
ぶちゅ ぶちゅ ぶちゅっっ
汚らしい音を立て、汚らしい液を飛び散らせながら、青黒い触手が尻肉の奥に出入りする。
競うように膣を犯す触手も、内壁を擦りあげ、最奥まで深く突き上げた。胎内で薄い筋肉を隔て、ふたつの触手が好き勝手に暴れまわる。
「むぅぅぅぅっ! −−−っっ!−−んぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ありえない感覚、少しの痛み、屈辱。そして認めたくない快楽がサラを苛む。
喉の奥まで蹂躙されているのに、触手を咥えこんだ膣から、堪えきれないキモチヨサが立ち上ってくる。
涙を流し涎を流し、呻きと嬌声と喘ぎ声をあげ、腰を揺すられ自分で振りたてて。
「んぁっ…!−−っぅ!−−ぁぁぁ!−−ぁ!−−−んっ!」
死ぬほどの屈辱と快楽の中、サラは絶叫し痙攣し、その膣が触手をきつく締め上げた。
同時にサラの身体を蹂躙していた触手が、一斉に脈打つ。
どぴゅ どぴゅっ どぴゅぴゅぴゅっ…
触手の先から粘液が勢いよく放出される。
全身に青黒い飛沫を浴びせかけられながら、サラは意識を失った。
「……う……うぅ……」
絡めとられていた身体が自由になりつつある感覚に、サラは気がついた。
うっすら目をあけると、身体中に這い回っていた触手がずるずると引き上げていくのが見えた。
…助かった……んだ…
不意に、どさりと地面に放り出される。
痛みをこらえて顔をあげると、自分からすっかり離れ、巣のほうへ移動をはじめたTaisaiたちが見えた。
サラはあらためて自分の身体を見下ろした。
悪夢ではないことを物語るように、全裸に剥かれた身体。
いたるところに青黒い粘液がこびりつき、吸い上げられた痕が乳房と太腿の内側を中心に赤く散っている。鉛を埋め込まれたように、身体の奥が熱い。
「うぅ……」
サラは無意識に、先ほど散々嬲り尽くされた秘所に指を伸ばした。背筋にぞくりと、電流が走る。
ぐちゅり、という音が響き、指先に青黒い粘液と、サラ自身の愛液が纏わりつく。
「……あぅぅ……」
自身の分泌した、快楽に屈服した証を見て、サラは膝を抱え、頭を埋めしゃくりあげて泣いた。
「お♪」
と、膝に埋めたその頭に、何かが触れた。
「…?…き、きゃぁっ!」
「何か」が出し抜けに髪をつかみあげる。
「何か」は背を丸めたサラの身体を広げ、後ろから覆いかぶさった。
「な、なに!?」
まだ火照りの覚めやらぬ乳房と乳首を、脇の下からまわった新たな手が揉みしだき、こね回し始める。
「……いっ……いやっ……!?」
すかさず立ち上り始めた快楽の電流に唇を噛みながら、サラは必死に振り仰いだ。
「あのTaisaiどもにヤられちゃったの〜?僕がカタキとってあげるからね♪」
「なっ…………?」
背後にいたのは、赤魔道士のアーティファクトに身を包んだ、にやついた男。
片手で再びしこりはじめたサラの乳首を摘みながら、もう片方の手を巣にもどりかけているTaisai達にかざす。
「よっ、と」
ごく短いスペルのあと、かざした掌からものすごい質量の炎が噴出した。
「………うそ…」
男は片手だけで器用に反動を吸収しながら連射し、あっという間に3匹のTaisaiを燃やし尽くす。
後に残ったのは、ほんの少しの燃え残りと、恨みがましく蠢くヘクトアイズの目。
「ちっ、スカか」
それを一瞥すると、男は茫然とするサラの耳にかじりつき、乳首を本格的に責め始め、もう一方の手を濡れそぼった股間に滑り込ませた。
「……あふぅっ……」
ぐちゅ、ぐちゅと濡れた音が、サラの身体をみるみる燃え上がらせる。
「いやぁ、リフレ狙いでココきたんだけど、キミみたいなコをヤれるんなら、リフレでなくてもいいかな♪」
「ちょ…ちょっ……はぁぁ………いやぁぁぁぁんっっ…」
夜明けがほど近いラングモント峠の中に、再びサラの喘ぎ声が響きはじめた。
蹂躙の2幕目の開幕を告げるように。
現在では「リフレシュ」は入手方法が確立され、競売でもギルさえ積めば気軽に購入できるようになったのは皆さんご存知のとおりである。
その影に、無意味に虐殺されたTaisaiや、噂に躍らされたサラのような冒険者の悲劇があったことを、我々は後世に、伝えなければならないのではないだろうか。