あたしはそのエルナイトに「ヴァーミリオクローク欲しいなぁ」と冗談で言ったことはあったけれど、
それを本当に買ってきて、あたしのポストに勝手に入れるとは思わないじゃない?
そんな高価な物、受け取れないと言ったら「君のために買ってきたんだから受け取ってよ」と言われ、
それでも送り返したら怒り出して、LSで借りパクだのなんだのとあらぬ事を吹聴しはじめて。
そのLSのリーダーはそのエルナイトだったんだけれど、LSの人達はあたしよりもリーダーであるエルナイトの味方をしはじめた。
それであたしも逆ギレしてリンクパールをエルナイトの目の前で割り、彼の言葉は聞こえないようにしてテレポで遠くに逃げた。
あの時のエルナイトの表情は忘れられない。
あれ以来、エルナイトには会ってない。
でも結局、あたしの手元にはヴァーミリオクロこの世界とは同じようで微妙に違う世界へ。
そんなふれ込みの広告がモグハウスにメッセージで届けられたのを見ると、あたしはワクワクした。
きっと新しい友達だって出来るだろうし、それに……。
この最悪な環境を作ってくれた元彼氏と縁を切るいい機会だった。
その元彼氏のエルナイトは最悪だった。女をモノとしてしか扱わないような。
付き合って、すぐに身体を求めてきた。キスだって数えるほどしかしたことの無い初心なあたしを、ロランベリーの草叢に押し倒し、奪ったのだ。
勿論そのころのあたしは、エルナイトの事を好きだったから、素敵な星空だねなんて言われてメロメロになってたんだけれど。
それからというもの、エルナイトは所構わず手を出してきた。そして段々と変態的な行為にも及ぶようになった。
PTの間中ずっと、あそこにモルボルのつるを入れさせられた事もあった。修道士の荒縄で縛られたこともあった。
ボストーニュ監獄で拷問に近いSMプレイをされたこともあった。
そんな事をされても、最後にエルナイトが優しく微笑んでくれるだけで、ポニーテールにしたあたしの自慢の黒髪を梳いてくれるだけで、その頃は幸せだった。
それにそういう行為も、始めは嫌だったし、感じたふりをするだけだったけれど、最後には快感になってきてもいた。
今思えば、良いように調教されていたのだろう。
結局、エルナイトが他の女に手を出して、派手に喧嘩して別れたんだけれど。
その原因は自分にあったにもかかわらず、エルナイトは根に持ってジュノや三国であたしの悪口を言いふらしたのだ。
しかも、その言い様たるや、あたしがまるで借りた物を返さない泥棒みたいな言われようで。
確かに!
ークどころか、ヴァーミリオクロークを借りパクした女という
汚名だけが残って、ヴァーミリオクロークはそのナイトの手元にあって。
とんだ濡れ衣。こんなことなら、いっそホントに貰っておけば良かった。
それ以来、あたしは見も知らぬ人から、臼姫だのなんだのと言われ、しつこくじっと見つめられ、ポストは魔法商店のちらしで一杯になり、あげくのはてには禿げガルカたちを引き連れてジュノを歩くことになった。
あたしは無視を決め込んでいたけれど、いい加減疲れてもきていたし、そんな時にこのメッセージが届いたら、渡りに船と思わない方がおかしい。
あたしは早速、その手続きをした。
身内も一緒に連れて行こうと思って、手続きをしたけれど、あたしの時と微妙に違う。
おかしいなと思いながらも、レベルの差か、あたしの名前が良くある名前だったからかな、と思い直した。
今思えば、その時に気がつくべきだったのだ。
いよいよ、世界を移動するという日の前日。
その日は、噂を信じないでいてくれた友達の黒魔ちゃんが会いたいって言うから、最後のお別れだし、二人が出会った思い出の場所で会おうということにしていた。
はじめて黒ちゃんと出会ったのはジャグナーの湖のほとりだった。
あたしは始めてのジュノへの旅の途中で道に迷い、湖のほとりに辿り着いたのだった。
そこでぽ〜〜〜〜っと釣りをしていたのが黒ちゃんだった。
「あの、ジュノってどうやって行くんですか?」
ちょっとたれ目ぎみの優しそうな目をパチパチして、黙ってもと来た道を指差す黒ちゃん。
「やっぱり間違えてたのね……」
泣きはじめたあたしに、黒ちゃんは優しく聞いた。
「一緒に行く?」
勿論、首を縦に振るあたし。すぐに二人でPTを組んで、ジャグナーを抜け、バタリアへ。
道中はドキドキの連続だった。あたしよりもレベルが高いとはいえ、黒ちゃんだってまだバタリアの虎に絡まれる位のレベルだった。
危険があればデジョンで帰れるからいいやという位の気持ちで居たのだから。
二人でコソコソと移動して、絡まれたらすぐに古墳に逃げ込んで。
道中、何度となく色んな人に助けられたか知れない。
でも、なんとか無事にジュノについて、あたしたちは友達になった。
黒ちゃんはあたしよりも冒険歴は長いけれど、あたしよりも年下だった。あたしたちはすぐに仲良くなった。
そしてあたしは黒ちゃんが入っているリンクシェルに誘われた。そこで出会ったのが、あのエルナイトだった。
あたしは、黒ちゃんと一緒に冒険がしたくて、必死に追いつこうとレベルを上げた。
黒ちゃんはのんびり屋さんだったから、あたしが追いつくのを待っててくれたと言うのもあるけれど。
ようやっと追いついて、一緒にレベル上げやクエスト、ミッションを出来るようになった時、黒ちゃんはあたし以上に喜んでくれた。
AFも一緒にとったし、どこに行くのも常に一緒だった。
エルナイトに告白されて、付き合うようになったときも、黒ちゃんはおめでとうと言ってくれたのだ。
でもその頃から、あたしと黒ちゃんの間に距離が出来た。エルナイトはあたしを束縛してたし。
黒ちゃんと二人で遊ぶのも許してはくれず、エルナイトと黒ちゃんとあたしの3人でどこかに行くことはあったけれど、エルナイトは黒ちゃんの前でもイチャイチャしたがったから、黒ちゃんだって居辛かっただろうし、仕方が無い。
でも、あたしは黒ちゃんといつまでも友達だと信じていたし、実際、黒ちゃんだってあたしを友達だと思っていたと思う。
エルナイトと別れたとき、エルナイトが吹聴したことを否定して、あたしをかばってくれた唯一の人が黒ちゃんだった。
そんな黒ちゃんをおいて、別の世界に行ってしまうのは心苦しかったけれど、あたしの決心は変わらなかった。
釣りをしながら待っていると、黒ちゃんから
「今から行くね」
と声がかかった。あの時とは逆だった。あの時は、黒ちゃんが釣りをしていたのだから。
待つことしばらく。黒ちゃんはチョコボにのって来た。
しかし、その格好と言えば。
あたしは目を疑った。
「黒ちゃん……そのヴァーミリオ……」
そうだ。それは間違いなく、あたしがエルナイトに返したヴァーミリオクロークだった。
「これ?ああ、貰っちゃった」
事もなげに、黒ちゃんは言った。チョコボから降りると、黒ちゃんは大きな木の根っこに腰掛ける。
「だって、白姫ちゃんは要らないんでしょう?」
「まさか、エルナイトに……?」
「うん。今、私たち付き合ってるんだ」
血の気がひいた。あたしは何か言おうとしたが、何も言葉に出来なかった。
おめでとう、とも、やめときなよあんな奴、とも言えなかったのだ。
「私が、ずっと彼のこと好きだったなんて、白姫ちゃん知らなかったでしょう?」
「ええ?!」
「そうだと思った。白姫ちゃんって、周りが全然見えてないもんね」
黒ちゃんはあたしを理解出来ないような仕草をした。
「そんな……そんな」
裏切られた気分だった。いや、あたしが裏切ったのだろうか?心は渦を巻き、何も考えられなかった。
「それに……」
黒ちゃんはいつものぼーっとした瞳であたしを見つめ、ニヤリとした。
その瞳の奥には、何か狂気とも思える光が宿っていた。
「あなたが考えてる以上に、世界はあなたの思うとおりにはいかないのよ?」
「ど……どういうことよ……?」
搾り出した声にはもはや虚勢を張る力もなかった。
うーんと、ちょっと考える仕草をする。黒ちゃんの肩で揃えた髪が風に流れた。
それから頷くと黒ちゃんは口をひらく。
「いいのよ。どうせもう二度と会えないんだから」
黒ちゃんは微笑んだ。
「でも、最後なんだから、今までのお礼をしてもらわなくちゃね」
え?と思うまもなく、彼女は不思議な呪文というか、言葉を言った。
「……!それは!」
あたしは愕然とした。それはあたしの本当の名前。この世界に居るためのあたしだけの呪文。
生まれてから、誰にも教えてはならないと言われ続けてきた、その名前。
「な……なんで……」
「さぁ?でも、白姫ちゃんはこれであたしに逆らえないわね?」
確かにそうだった。あたしは黒ちゃんに、あたしの命を握られているに等しい。
この名前が知られている以上、あたしは黒ちゃんに逆らえなかった。
「大丈夫。今日だけよ。どうせ白姫ちゃんとはもう、二度と会えないし。今日を限りにこの呪文の事は忘れてあげるわ」
にっこりと微笑んで、黒ちゃんはあたしに言った。
「私の言う事を、今日だけ聞いてくれればいいの。私の言うこと判るよね?」
あたしに選択権は無かった。あたしは、黙って頷いた。
「じゃあ、まず、そこに跪いて」
あたしは言われた通りに、一段高いところに座った黒ちゃんの足元に跪く。目の前には、すらりと伸びた黒ちゃんの足。
「靴を脱がせなさい」
え?黒ちゃんの言葉に思わず躊躇すると、黒ちゃんは言った。
「別に、あたしはここでシャウトしても良いんだけど?」
「わ……わかったわ」
黒ちゃんの編み上げの靴紐を解き、少しずつ靴紐を緩めていく。
左足から恭しく脱がせていくあたし。言われるままにブーツを脱がし、ソックスを取る。
「舐めて」
「……」
思わず黒ちゃんを睨みつけるが、何も言わずその足の指を口に含んだ。
あたしは親指から、指と指の間に舌を伸ばし、丹念に舐る。
ヒーラーパンタロンの真っ白い膝小僧がジャグナーの土で黒くなる。
足の指を丁寧に舐め上げ、足の裏に舌を伸ばす。
足の匂いが咽にむせたが、文句も言えず、土踏まずにキスをし、再び舐め始めた。
「白姫ちゃん、彼にもこうしてあげたんでしょう?すっごくキモチイイよ」
目を上げると、黒ちゃんの顔が少し上気していた。くるぶしを舐め、足の甲を更に舐め始める。
黒ちゃんは脚装備をカスタムパンツにしていた。そのまま、ふくらはぎを舐め、段々と太ももの方に近づいていく。
始めは屈辱を感じていたあたしも、脅迫されている状況と共に、被虐的な快感が目覚め始めていた。
たぶん、あたしも根っからのマゾなんだと思う。
これをしなければあたしの本当の名前を叫ばれてしまうと言い聞かせ、だから仕方が無くやっていることなのだ、
と自分自身に言い訳をし。それは自分を納得させていると共に自分の快感を高める儀式でもあった。
エルナイトにそういう風に調教されたからだ、と思うが、実際どんな心持で居ても状況は変わらないのだから、
そうやって自分も快感に浸れるのであればその方がいい。
「今日一日は、白姫ちゃんはあたしの奴隷だからね」
黒ちゃんは、足を舐められただけでかなり感じ始めたようだった。
付け根まで舐め上げると、しかしあたしは焦らすようにカスタムパンツに隠された部分には触れないように、
今度は黒ちゃんの右足を舐め始める。
「白姫ちゃん、奴隷はそんな可愛らしい服を着てちゃいけないよね?」
黒ちゃんはサッと呪文を唱える。
「え?……いやぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」
激痛が走った。風が刃となり、あたしの白AFを引き裂いていく。エアロ4
。引き裂かれたAFの下から、あたしの真っ白い素肌が真っ赤な鮮血と共に露になる。
痛みに耐えて舌がおろそかになると、黒ちゃんの足の指があたしの頬を抓る。
「誰がやめていいって言ったの?」
「だって……」
「口答えしないの」
そう言って親指を無理矢理口に突っ込んでくる黒ちゃん。涙が頬を伝う。しかし、再びその親指を舐め始めた。
じょじょに右足も太ももまで到達すると、黒ちゃんは両の手で優しくあたしの両頬を包むと、
一段高いところに座ってる自分の目線まで優しく導く。そして、膝立ちのあたしの唇に顔を近づけると
「ケアる」
とキスをした。徐々に癒されるあたしの傷。そして、無残に引き裂かれたAFを引きちぎるように剥ぎ取り、
あたしの身体を露にする。
「そのまま動いちゃ駄目だよ」
そう言うと黒ちゃんは、白い肌に引き裂かれた痛々しい傷一つ一つに唇をつけ、ケアルをしながら舐め上げる。
痛みと傷が癒える時のむず痒さにあたしは身を捩った。やがて黒ちゃんは段々と傷以外の部分にも唇を滑らせる。
その舌のそよぎにあたしの身体は一々ピクっと反応してしまう。
「感じちゃってるんだ、白姫ちゃん」
「そんなこと……」
「こうやって彼に愛されたんでしょ?知ってるよ。もっと凄いこともしてたんでしょ?」
「言わないで……」
黒ちゃんは、あたしの両手を上げさせると、持っていたリボンで両手を軽く縛る。
「これは解いちゃ駄目。解けたら、お仕置きだからね」
「そんな……あっ!」
黒ちゃんはあたしの腋を舐め上げる。そのくすぐったさに身を捩ると、リボンは簡単に手から外れてしまった。
「あ〜あ。言ってるそばから取っちゃった。お仕置きだね」
わざとらしく言って、黒ちゃんがリボンを拾い上げる。
「だって、黒ちゃ……」
「奴隷が口答えしない」
あたしの科白を聞かず、問答無用と黒ちゃんはまた呪文を唱える。バイオ。
毒素を持つ緑色のアメーバ状の魔法成分があたしに絡みつく。
身体がだるくなり、あたしの中から徐々に力が失われていく。
アメーバ状のそれは、まるで意思があるかのように、あたしの身体を這いあたしの身体を蝕んでいった。
アメーバが皮膚を這うその感覚に、あたしは更に感じてしまう。
「いや、いやぁ……」
黒いロングポニーを振り乱して身悶えるあたしの手をとって、黒ちゃんは後ろ手に今度はきつく縛り上げる。
「いやらしい奴隷ね。感じちゃってるでしょう?」
後ろから両方の乳房を揉みながら、黒ちゃんはあたしの硬く尖った乳首をつねった。
「つっ……」
痛みは、すぐに快感に変わる。優しく揉みしだくのと、乳首に爪をたてるのは交互に行われた。
手首を縛られたあたしは何も出来ず唇をかみしめたが、耳朶から首筋を通って背筋まで舐められると、
思わず仰け反り淫靡な声が出てしまう。
「いやらしい声ね、白姫ちゃん。でも、誰が動いていいって言ったの?」
黒ちゃんは更に、切れてしまったバイオをかけなおすと、そのアメーバ状の魔法成分を乳房に塗りたくる。
乳首には特に念入りに。
肌に直接触れるその感覚はヌルヌルしてまるでスライムオイルでも塗りたくられているようだった。
「感じてるんでしょ?正直に答えなさい」
「うん……」
「うん、じゃなくて『ハイ、御主人様』でしょ」
「ハイ、御主人様」
あたしは素直に言った。その言葉は、更にあたしを被虐的に苛む。
そしてそれは、あたしのマゾ性を更に引き出していく。
「もっと感じさせて欲しいでしょ?」
「ャ……は、はい、御主人様……」
逆らったら何をされるか判らないと思ったから、イヤ、という言葉を飲み込んだが、
黒ちゃんはその言葉を聞き逃さなかった。
「イヤ?イヤなの?ふーん」
黒ちゃんは、左手で胸を揉みながら、右手でパンツの上からあたしのあそこに指を滑らせた。
勿論、そこは泉のようにいやらしいあたしの蜜が溢れ、見ればすぐにわかる程、布に染み出ていた。
「こんなに濡れてるのに?イヤだって言うのね?」
黒ちゃんは指をあたしの秘部の上を往復させ、布に更にあたしの蜜を染み込ませていく。
そしてその指はクレバスの上で硬くしこった芽を探り当てる。
その瞬間、ぴくっとあたしの身体は正直に反応してしまった。
「ここもこんなに硬くしてるのに、こんなにぴくって感じちゃってるのに、白姫ちゃんはイヤだって言うんだ」
恥かしさで何も言えないあたしの耳朶に囁きながらクリトリスを苛む黒ちゃんの指に、
あたしの身体は意思とは別に反応する。
いや、心の奥底では、もっと責め感じさせられることを期待している自分が居ることは判っていた。
そうだ。『イヤ』という言葉を飲み込んだように自分では言い聞かせているけれど、それを口に出すことで
更に虐められる事を期待していたのだ。お仕置きを期待しているのだ。
「嘘つきな奴隷には、お仕置きが必要よね?」
「お許しください……御主人様……」
自然にその言葉が出た。それはナイトの調教の賜物だろうか。自分を犠牲にして癒す事を仕事としている白魔道士、
守ってもらわなければ何も出来ない白魔道士の本能、悲しい性だろうか。
「駄目よ。嘘つき奴隷には罰が必要……でしょ?」
じっと見つめる黒ちゃんに、あたしはうなだれるだけだった。
「返事は?」
「は……はい、御主人様……」
あたしは答えた。
「どうか、私に、罰をお与えください……」
満足気に頷くと、黒ちゃんは、モルボルのつるを取り出して見せた。
「これ、白姫ちゃん大好きなんでしょ?」
「は……はい……」
あたしは頷いた。実際、それを使ってエルナイトに何度責められたか判らない。
「入れてあげるね♪」
黒ちゃんは嬉々としてあたしのパンツを横にずらし、洪水になったあたしの秘部にそれを押し当てた。
つる自体も粘液が絡み付いている上にあたしのそこも蜜が溢れていたから、すんなりと中に潜り込んでいく。
「は、ぁぁあん」
あたしの中に潜り込んだそれは、急に動いた。モルボルのつるは生命力が強く、切り取られた後も時折動くのだ。
つるがビクっと動くたびにあたしの身体は跳ね上がった。
パンツを元にもどしてつるが落ちないようにすると、黒ちゃんは言った。
「キモチイイの?白姫ちゃん」
「はい……いぃっ……御主人さま……ぁああんっ」
つるはあたしの中でビクッビクッと動く。その不定期で予想の出来ない動きは、あたしの泉から更に蜜を引き出していく。
あたしは、後ろ手に縛られ膝立ちの姿勢のまま。動いてはいけないと言われていても、自然と腰が動いてしまう。
黒ちゃんは満足げにあたしが身悶える様子を眺めると、邪笑を浮かべる。
「でもね、白姫ちゃん、これじゃ満足できないでしょ?あたしね、もっと凄いこと出来るんだよ♪」
黒ちゃんはまた呪文を唱え始めた。ショック…?
「……!い、いやぁぁぁぁぁぁぁああああ!」
急に、あたしの中のモルボルのつるが動きを激しくした。そうだ。ショックはあたしにかけられたのではなかった。
モルボルのつる自体にかけられたのだ。ただでも生命力が強く切り取られても動くモルボルのつるだ。
電気ショックを与えられたら……。
「凄いでしょ?今までそのつるで味わえなかった快感が味わえるんじゃない?」
「あ……あぁぁああああ!」
本当だった。ついにあたしは同じ姿勢を保つことが出来なくなり、ジャグナーの湿った土の上に突っ伏した。
泥混じりの土が顔につき、豊満な胸が土に押し付けられ押し潰されるが、あたしはもはや、あたしの中で蠢く触手の動きに翻弄されるだけで、何も気にならなかった。
「この格好で、もしもデジョン2なんてかけられたら、白姫ちゃん、どうなっちゃうかなぁ」
悪戯っぽく笑う黒ちゃん。
「きっと、ジュノのモグハウス前がホームポイントになってるんでしょう?あそこ、人通り激しいもんね、
みんな見るよ、きっと。」
黒ちゃんは、快楽に溺れて動けないあたしを見て、そんな恐ろしいことをしれっと言う。
「でもどうせ居なくなっちゃうんだし、いいかもね。最後にみんなに見てもらうのも」
ふふふっと笑う。
冗談ではない。たとえここから居なくなる事が決まっているとしても、そんな事だけは絶対に嫌だった。
だが、そんな理性さえも蕩けさせるほど、あたしの中でつるは暴虐無尽に暴れていた。
つるの動きにあわせ、犬のように高く上げたあたしの腰が動く。
「お返事無いけど、試して、みる?」
黒ちゃんはあたしの前にしゃがんで、快楽と苦悶に歪んだあたしの顔を上から見つめて言った。
あたしが返事出来ない位悶えていることは承知の上だが、黒ちゃんは本気だった。
「ふぁああっ……ぉゅ……るし……あぁっ……くださ……ぃいっ……ご……しゅじんんっ……さまぁぁぁぁああああ!」
何とか言い切ったあたしを見て、黒ちゃんはにっこり笑う。
「よく聞こえないなぁ。どうして欲しいの?」
「おゆっ!……るし、くぅぅぅだ……ぁぁぁっ!さ……ぁああいいいっ」
「どうしようかなぁ……じゃあ、私が十回そのお尻を叩く間にいかなければ、やめてあげてもいいかな♪」
「ぁ……ぁりがとぅ……ございますぅぅぅっ」
とは言うものの、あたしはすでに限界近かった。
だが、これに耐え切れなければ、あたしはジュノで晒し者になってしまう。
十回もスパンキングされる事も耐えられるか判らなかったが、あたしは覚悟を決めた。
だが、すぐにお尻から来る鋭い痛みに、後悔していた。
「一回目〜」
ぱしーん!
ジャグナー中に響き渡るのではないかと思うほどの良い音が黒ちゃんの手とあたしのお尻から生まれる。
「二回目〜」
ぱしーーん!
唇をかみしめ、必死に堪えるあたし。前からは物凄い快楽の渦が、そして後ろからは物凄い痛みが、あたしを責める。
「三回目〜」
ぱしーーーん!
縛られ、握り締めた手に爪が食い込む。
四回目、五回目。この痛みすら、じょじょに快楽にしてしまうあたしの身体が恨めしかった。
体中に汗をかき、快楽を必死に堪えるが、一秒が永遠のようにも思えた。
あたしの秘部をもるぼるのつるは狂ったようにかき回す。
「ふぁあ!ああああぁぁぁぁあんっ」
「まだ駄目よ、白姫ちゃん?」
痛みにと快楽に身悶えるあたしに優しく言って、黒ちゃんはスパンキングを再開する。六回目、七回目、八回目。
あたしのお尻は赤く腫れ上がり、その痛みは熱さと共に快感に変換される。
「九回目〜」
ぱしーーーーーーーーーん!
頭の中で、火花が散る。
もう駄目かも……。あたしの身体から力が段々抜けていくのが判る。
朦朧とした意識の中で、あたしは、最後の一発を待った。
「十回目〜」
最後の痛みがお尻に響いたその瞬間、快楽は、限界を超えた。
「あ……ああぁぁあっ!いっちゃう、いっちゃうよぅぅぅぅぅぅうううううっ!」
ガクガクと身体を痙攣させ、あたしは暗闇の中へと堕ちていった。
……
……
……
……
何か、周りがざわめいていた。
「なに、このヒュム。いやらしい」「うはw俺、やっちゃってもいいのかなぁ」「不潔よね」
「ちょっと、GM呼びましょうよ」「あ、こいつ例の借りパクした臼姫じゃね」「うわ、ホントだ」
「みwなwぎwっwてwきwたwぜwww」「ま た 臼 姫 か w」「このままやっちゃおうぜ」
「だから臼だって言われるんだよ」「前にPT組んだ時はそんな悪いやつじゃなかったけどな」「臼姫擁護ウザ」
「TPたまりました〜」「最悪よね」「ヴァーミリオなんて借りパクするからだよ」
「そんなもん、ちょっと金貯めれば買えるだろうにさ」「そんな金があるんなら俺にくれw」「まぁ自業自得だよ」
ここは……ジュノ?!
気がつくと、あたしはジュノのモグハウスの前であられもない姿を曝していた。
後ろ手に縛られたままだったが、あたしの肩には件のヴァーミリオがかけられ、辛うじて胸やあそこは隠されていた。
が、あそこにモルボルのつるを入れ、恍惚としたあたしの顔を見れば全て納得してしまうというものだ。
あたしは、嘲笑と侮蔑の中、自分の格好も見ずに脱兎のごとくモグハウスに逃げ込んだ。
モーグリに後ろ手に縛られた手を自由にしてもらい、黒ちゃんに連絡をつける。
「だって、十回目と同時にイっちゃったら、十回目に耐えられたことにはならないでしょお?」
しれっと言う黒ちゃん。
「でも、今日はまだ終わってないから、口答えは駄目よ。白姫ちゃんは奴隷なんだから」
そうだった。耐えなければ、全てが終わってしまう。
「ねぇ、白姫ちゃん、もうすぐ今日も終わるね。最後に良いこと教えてあげるよ」
「な……なに?」
「どうして、あたしが白姫ちゃんの知られちゃいけない名前を知ってると思う?」
「え?」
そこだった。あたしが疑問だったのは。その名を誰かに言った事はない。
エルナイトにすら教えたことはなかった。不可能な筈なのだ。でも……。
「そうよ。エルナイトから教えてもらったの。白姫ちゃんを自由に操れる不思議な呪文」
「なんで!?あたし、教えたことなんてない!」
「だから。言ったでしょ?」
嘆息交じりに黒ちゃんは言った。
「あなたが考えてる以上に、世界はあなたの思うとおりにはいかないのよ。あなたが思い通りに行かないと感じるよりも
もっともっと、見えないところで、あなたは思い通りに行かない運命なの」
意味がわからなかった。
あたしが思い通りに行かないと感じるよりももっと、思い通りにいかないって言うのはどういう意味?
あたしがそう感じなければ、それは思い通りに行かないってことじゃないんじゃないの?
「彼ね、GMなの」
ああ。
その一言で全てが理解できた。
何故、エルナイトに教えてないものをエルナイトから黒ちゃんは聞けたのか。
何故、禿げガルカを引き連れて歩いたときも禿げガルカ達に何もお咎めがなかったのか。
こんなに噂が流れるのが速かったことも、そもそもこのヴァーミリオだってどうやって手に入れたものか……。
全ての糸がつながった気がした。そしてその瞬間、全てが終わった気がした。
「さようなら、白姫ちゃん。あなたにはもう二度と会えないでしょうけれど、私はそれでも貴女が好きだったわ。
一緒に冒険したことも、はじめて会ったときのことも、私は忘れないよ」
黒ちゃんが言った言葉と共に、周りが歪んだ。時間だ。あたしが他の世界に行く時間がきてしまったのだ。さようならも何も言えず、あたしの、この世界での時間は終わってしまうのだ。そして。
気がつくと、いつもと変わらないモグハウス……。
の、筈だった。
黒ちゃんが最後にかけてくれたヴァーミリオ……あれはきっと、黒ちゃんの優しさだったに違いない。
結局、エルナイトの手から、ヴァーミリオを奪い、あたしに渡すつもりだったのだろう……を着て、
あたしは、周りを見渡した。
しかし。何かがおかしい。
違和感の原因はすぐにわかった。
モーグリが、居ないのだ。
そしてもう一つ。
ここには、出口が無かった。
「ど……どういうこと?」
呟いた瞬間、部屋の中のある一点が光りを放ち、その光の中から、何かが現れた。
GM……。
「久しぶりだな」
GMは言った。見なくても判っていた。エルナイトだ。
「なんなのよ、この部屋は」
「オマエの為に特別に用意した。オマエはもう、冒険にはでることが出来ない」
エルナイトは、GMの頭装備を脱ぐと、ゆったりと椅子に座った。
「卑劣な男。全て、全てあんたが仕組んだことだったのね」
「そうだ。判っていると思うが、ここは、昨日までオマエが居た世界とは違う」
ニヤリと笑ってエルナイトが言う。
「この部屋には、俺か、俺と同様の力を持つ者、つまりGMしか来る事が出来ない。
オマエは、GMのためにここで一生をすごすこととなるのだ」
いかにも権威という名の虎の威を借る狐のように、偉そうな態度でエルナイトはあたしに宣言した。
あたしはフンっと鼻をならす。
もともとGMのような権威を笠に着るタイプは大嫌いなあたしは、きっとそこに居るのがエルナイトじゃなくてもそうしていただろう。
大体、自分の非を認めずにあたしだけをこんな目に遭わせたエルナイトにはそうでなくても恨み辛みが募っているのだ。
「いやよ!あたしは冒険に出たいの!」
あたしは言った。
「第一、あたしが移動するのを知ってる人たちが騒ぐわよ。あたしが居ないって。身内だって移動してるんだし」
「何、オマエが世界を移動するときに居なくなったとしても誰も気がつかんさ。
白姫は、この世界に生きるのが嫌になったんだろう。あんなことがあったんだし、な」
「自分が仕組んだくせにっ!」
思わずあたしは近くにあった植木鉢を投げつけた。しかし、エルナイトにあたる寸前、それはもとの位置に戻っていた。
「オマエはもう逆らうことは出来ないんだよ」
物でも見るような冷たい視線でエルナイトは言った。
「試してみるか?……白姫、服を脱げ」
あたしは、その通りにした。していた。うそよ、こんなこと、あたししたいと思ってないのに!
「その場で回って、俺にその身体を見せてみろ。そして、そのベッドに座れ」
何も言わずに一糸纏わぬ姿になったあたしは、エルナイトが言う通り、煽情的にその場で一回転して
エルナイトにその染一つない身体を見せ付けてから、ノーブルベッドに腰を下ろす。
いや!あたしの身体、どうなっちゃってるの?
「そこで自分を慰めろ」
エルナイトが言うと同時に、あたしの左手は胸を揉み始め、そして右手は惜しげも無く開いた太ももをさすり、
徐々に大事な部分へと近づいていく。いつものように。駄目。そんな風にしたら、感じちゃう。
太ももを通って、焦らすように右手は動く。あたしがいつも自分でする時と同じように。
左手は持ち上げるように胸のふくらみをもみしだいていく。
乳首が尖って上を向いてくる。あたしはその乳首を摘む。背筋に快感が走る。あぁ……感じちゃうぅ……。
「はぁ……ん」
声を出しちゃいけないと思っていても、身体と同じように勝手に甘い声が半開きの口からこぼれてくる。
こんな風に、感じちゃうなんて……。
あたしの右手は、やがて太ももの内側を通り、その奥まで辿り着いた。
くちゅ……。
エルナイトに見せるために開かれたそこは、愛撫されるのを待ち望んでいたかのように蜜を滴らせていた。
恥かしさと悔しさとそして快楽に溺れていく感覚がごちゃ混ぜになり。
そして、あたしは、快楽に負けた。
「あぁ……いいよぅ……」
その言葉は、勝手にこぼれ出た言葉ではなかった。
あたしの手は、あたしの敏感な部分を、判りすぎるほど判っている部分を次々と愛撫していく。
そしてあたしの快楽のスイッチを次々と入れていく。
あたしの指は、あたしがいつもしてるのとまったく同じやり方であたしの快楽を引き出していく。
それはすでに、あたしの意思と連動しているも同じだった。
「あっ……あっ……あっ……あぁんっ」
あたしはついに両手で触り始めた。あたしの身体が、ビクっとはねる。
そして跳ねるたびにあたしの指は更に貪欲にあたし自身を愛撫する。
左手でクリトリスを刺激しながら、右手の指は泉の奥へと差し入れていく。中をかき混ぜていく。
クチュクチュという音が淫らに響き、あたしの指は蜜を絡めてあたしを高みへと攫っていく。
「んっ!んっ!んっ!ふあぁぁあっ!いっちゃう、いっちゃうよぉぅっ」
昔エルナイトに教えてもらったとおりに、あたしの指は、あたしを快楽の渦へと誘っていく。あと少し。もうあと少しでイ
「そこまでだ」
ク、というところで、エルナイトは命令した。あたしの指は動かなくなり、自分自身への愛撫は止まった。
どうして?あと少しで、あたし、いけるのに?!
「いや、もっと!」
思わず叫んだあたしは、愕然とした。その叫びは、あたしの本心だった。あたし自身が発した言葉だったのだ。
「もっと、だって?」
くくく、と笑いながらエルナイトは言った。
「そうか、もっとして欲しいのか?じゃあ、どうすればいいのか、わかるな?」
「いや……いやぁ……」
首を横にふり、自分の身体が自分の意志で動くことに気がついた。
あさましく自分を慰めようとする指を理性が押さえつける。
でも、でもっ。歯を食いしばるあたし。
「操られながらも、オマエは快楽に溺れていた。ここに居れば、その快楽に一生身を任せていられる。」
あぁ。いや。あたしは冒険に出たいの。ずるいよ。こんなの。
でもぉ……。
イ カ セ テ ヨ ゥ … …
その願いは、かなった。
数日後。
かつて白姫が居た世界では、もう、白姫というヒュムの女性が居たと言うことすら忘れ去られていた。
ときおり、エルナイトに黒魔が聞くくらいだった。
「ねぇ、白姫ちゃん、元気にしてるのかなぁ?」
「さぁな。俺にはもう判らないな」
エルナイトは、黒魔に言う。
「そうだよね。もう会えないもんね」
同じ頃。別の場所で。
エルナイトとは別のGMたちの前で、丁寧におじぎをしている女がいた。
黒いポニーテールが弾む。女は目を潤ませ、GMを見つめていた。
そして女は口をひらいた。
「白姫です。御主人様の端女です。なんなりと御用を御申しつけください」
白姫だった。しかし、これがあの白姫だろうか?
数日前とは別人のように、濃厚で妖艶なオーラを放っている、この女が?
「じゃあ、俺のを舐めて」「おい、順番だぞ」「いいじゃねーか、速いもん勝ち」
髭ヒュムのGMが自分の物を出すのを白姫は素直に咥えた。
口を窄め、口の中全体を使って、扱いていく。
段々と口の中で硬くなるそれをチュパっと出し、今度はカリの部分に舌を這わせていく。
髭ヒュムは、うっとりとその舌使いに酔った。
その周りでは、順番待ちをしているGMたちが白姫を見ながら言っていた。
「エルナイト、うまくやるよなぁ」
「これで何人目の女だ?10や20じゃ効かないんじゃねぇの?」
「世界移動の度に、目をつけた女を何人もこのメンバーズクラブの専属にしてるんだろ」
「ま、ぶっちゃけ人攫いかつ売りなんだけどな」
「まぁ、俺たちはそのおかげで良い目を見れるってわけだけどさ」
髭ヒュムの命令に従い、白姫はヒーラーパンタロンだけを脱ぎ、ベッドに腰を下ろし足を広げる。
髭ヒュムは下着の上から貪るように白姫を嘗め始めた。たちまちはしたない声を漏らす白姫。
「あらら。もう感じ始めちゃったよ」「今回の娘はすげぇ淫乱だよな」
「でもこいつあれだろ、禿げガルカ軍団の苛めにも耐えたって女だろ」
「お、気の強い女がこうやって従順に奉仕するってシチュエーションかよ」
「うはwwwそれ、俺のツボwwww」
GMたちは下卑た笑いを上げた。
「感じじゃってるの?いいねぇ、白魔導師が呪文じゃなくて、こうやって癒してくれるってのは」
髭ヒュムは、太ももの内側をひとしきり舐め、白姫に言うと下着を下ろした。
そこは髭ヒュムの唾液と白姫の蜜が絡まりあい、いやらしく光っていた。白姫は頷く。
「はい……。御主人様に舐められて感じる白姫はいやらしい白魔導師です」
そう言う白姫の目は、物欲しそうに潤んでいた。
「欲しいの?欲しいんだろ?」
「はい……。御主人様のものであたしを犯してくださいませ」
「それじゃあ判らないなぁ。俺の何でオマエのどこをどうして欲しいのさ?」
髭ヒュムは意地悪そうに聞いたが、すぐにでも入れる気満々である。
「いや……。お許しください……恥かしい……」
白姫は目をそらし、顔を赤らめる。その仕草に髭ヒュムは更にグラっとくる。
「は……はやく言えよっ!」
「ご……御主人様の、逞しいおち○ぽを、白姫のいやらしいおま○こに、突き入れて下さいぃっ」
もう我慢できないと髭ヒュムは、白姫に突き入れた。
「あぁん!」
上半身にヒーラーブリオーをつけただけの白姫の身体が跳ねる。
「そうです!御主人様ぁ!あ……あぁん!」
「うわ、こいつの中、キモチイイ……」
白姫の中に突き入れた髭ヒュムが、思わずうめく。
実際、白姫のそこは、髭ヒュムのモノをくわえ込むと絶妙な締め付けで刺激を与えていた。
髭ヒュムは思わず腰を動かさずには居られなかった。白姫もそれにあわせて、腰を使う。
髭ヒュムはヒーラーブリオーを捲り上げ、白姫の乳房が見えるようにした。
二人の腰がぶつかりあう度に、服を着たままでは着痩せして見えるのか、想像以上に大きな乳房がプルン、プルンと揺れる。
「あぁ、いい、あああぁんっ」
髭ヒュムが突き上げるたびに、白姫は歓喜の声をあげた。
その声は、髭ヒュムを更に高ぶらせる。そして高ぶった髭ヒュムは更に白姫を突き上げる。
もはや髭ヒュムは何も考えられなかった。白姫の躯に溺れ、欲望を白姫に叩きつける事しか頭の中になかった。
それほど、白姫の身体は男を狂わせる何かがあったと言っていい。
「あ、あ、あ」
思わず声を上げたのは髭ヒュムの方だった。
「いく!いくぞ!あ、あ、ああああああっ!」
その声と同時に、髭ヒュムは白姫の腹の上で射精していた。
大量の精液が白姫のすべすべの肌の上にぶちまけられる。
「あーあ、もう出しちゃったよ」「やだやだ、余裕が無いこって」
「あいつ、ここはじめてだろ?仕方ねーよ」「ていうか早すぎw」
「ま、このクラブに入るのも一苦労だからなぁ」
はぁはぁはぁ、と荒い息と共に、髭ヒュムはベッドに仰向けで寝転んだ。
白姫は、おなかの上で精液を引き伸ばすように擦り付けると、上半身を起こし、
「ご満足いただけましたでしょうか、御主人様……」
と髭ヒュムに聞くと、手についた精液を美味しそうに舐めた。
そして、髭ヒュムの萎えかけたモノに舌をのばし、その自らの愛液でヌメヌメと光るモノを舐め取り始める。
うぅ、とうめく髭ヒュム。しかし勿論、まだ白姫はイってはいなかった。
「御主人様たちも……御奉仕いたしますけれども……」
白姫の貪欲な目で見つめられた他のGMたちは呆れたように目配せしていたが、
やがて一人、また一人と、白姫に奉仕させるため、ベッドに上がっていった。
その後、ヴァナディールで白姫を見たものは、居ない。
しかし、白姫は幸せだったという。
3スレ45氏によるアナザーストーリー
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何故なら・・・その一ヵ月後。
白姫に骨抜きにされた若いGMの数人が、彼女にそそのかされ彼女を監禁部屋から脱出させることになる。
結果的に脱出を手助けしたことになったそのGM達は、当然捕まったが、司法取引により罪は軽減された。
その取引とは、エルナイトが一年余りの間攫って来た少女達の居場所であり、見つかった彼女等の証言、そしてもちろん白姫の告発もありエルナイトは厳罰に処せられた。
そしてエルナイトの厳罰が決まると同時に、白姫はヴァナから姿を消したのであった。
「ヴァナに嫌気がさしたのだろう」
彼女を知る者はそう語る。
そして、同時にヴァナから姿を消した人物がいた。
それは、この事件の共犯ではないかと疑われ、エルナイトからも共犯だという証言が口にされた少女である。
彼女-黒姫は、不思議なことに白姫自ら「無関係である」と証言が取られた為無罪となったのだ。
が、裁判が終わると忽然とその姿を消したのである。
「一部報道で灰色の決着とされ、黒姫も第三者達からの嫌がらせを多く受けた為、彼女もヴァナが嫌になったのだろう。」
これが一般の意見であった・・・
ー某日某所ー
「あっ…あはぁ……んっ…」
寂れた小屋に少女のあえぎ声が響き渡っていた。
「気持ちいいでしょ?黒ちゃん」
手首を荒縄で縛られ、天井へ繋ぎ止められた少女へ、「彼女」は呼びかけた。
「あたしもすっごく気持ちよかったんだよ、コレ。」
そういうと彼女は、片足を限界まで天井にむけて拘束された少女のアソコへと目をやった。
そこには、緑色のグロテスクな物体が挿入されていて、これでもかと言うほど彼女の中をかき回している。
そう、モルボルのつるである。それも、普通のものではなかった。
「大変だったんだから、コレ手に入れるの」
そういってそのツルをさらに彼女の奥へと押し付ける。
「やっ…やだぁ…!……んぁっ!あひぃ…!!」
「普通のモノの二倍の大きさ、そしてすっごい生命力をもってるんだって」
そう、それはただのモルボルのつるではない。「モルボルガーのつる」だった。
「し、しろっ…姫ちゃ…ん…お願い……も…う…許して…」
激しい快楽に負けまいと、少女ー黒姫は必死で彼女ー白姫へ哀願する。
「イヤだわ、黒ちゃん…そんなふうに言ったらまるでアタシが拷問してるみたいじゃない」
白姫は薄く笑うと、空いていたもう片方の手に持った普通のつるを、黒姫のお尻へと差し込んだ。
「あ、あひぃ…!そ、こ、はダメぇぇぇ……!!」
「黒ちゃんったらぁ。こんなにおま○こぐしょぐしょにしといて、何言ってるの?」
「あ、あはぁぁぁん…そんな…だって…お、お尻なのに……お尻なのに……ひぃぃん!!」
「アタシはただ、黒ちゃんにもアタシとおなじように気持ちよくなってほしいだ・け」
そういうと、白姫は両手で、前と後ろの穴に入ったツルをそれぞれコレでもかというほどピストンさせてみた。
「あふぅ…ダメ、ダメ……、イ…イッちゃう……!こんなことされて…わたし……」
「イッちゃうのね、黒ちゃん。おま○ことお尻ぐっちょぐっちょに犯されて、こんな変態みたいなことされてイッちゃうのね。」
「はぁぁぁん、おま○こも…お尻も…ダメ…!…気持ちイイ…イク…こんな変態みたいなことされて…あひぃっ!…イ、イクイクイクイクイクイク!!イッちゃうよぉぉぉ!!」
黒姫は激しく身体を痙攣させてそのまま達してしまった。
「黒ちゃん、もっともっと気持ちよくしてあげるからね」
「は……はいぃぃ……」
彼女達の長い長い夜はまだ始まったばかりであった。
FIN