クフタルの入り口で、ヒューム少女とエルヴァーン青年の2人が蟹を狩っていた。
「サリーさん、そろそろ帰りませんか?」
エルヴァーンの青年が、サリー(Sarie)(ヒュームの少女)に問い掛ける。
「そうですね、もう3時間もいますし、帰りましょうか」
サリーはそう言って、青年にデジョン2を唱えた。
「パーンさん、今日は……許して下さいね」
デジョン2を唱え終え、ワープ最中に青年に向かって、サリーは言った。
パーン(Pirn)と呼ばれた青年は、何も言わずに微笑んだ。
サリーは、その顔を見てうなだれた。
どうやら、これから自分に起こることを分かっているようだ。
分かっているせいか、帰る足取りも重くなるようで、デジョンを詠唱しだすのに時間がかかった。
「サリーさん、どうしました?」
帰りが遅いサリーを気にしてか、パーンは訊ねる。
「いえ、なんでもないです」
そう答え、デジョンを詠唱し、ジュノに帰還した。

ジュノに戻った、サリーとパーンは、ロランベリーの人気のない場所へと移動した。
「さぁ、サリーさん……服を脱いで」
サリーは、パーンの言うとおりに服を脱ぎだす。
パーンはその姿を眺めつつ、優しく微笑んでいる。
服を全部脱ぎ、サリーは一糸纏わぬ、生まれた姿で訊ねる。
「これで……いいでしょうか?」
その台詞を聞いたパーンが、マントを地面に敷く。
「サリーさん、ここに座ってくださいな」
そう言いながら、敷いたマントを指差す。
サリーは頷き、言われたとおりに座る。
恥ずかしそうに、手で胸や大事なところを隠す。
「さて、それじゃ……一人でしてください」
それを聞いたサリーは、顔を紅潮させた。
「何を……すればいいんでしょう?」
その表情から察するには、分かっている。
「何をって、オナニーに決まってるじゃないですか」
敢えて、恥ずかしさを煽るように、ハッキリとした口調で言い放つ。
その言葉に、サリーは耳まで真っ赤にさせた。
「いつもは、そんなことさせないじゃないですか……」
消え入りそうな声で、意見を言う。
「たまには、そういうのも一興ですよ」
微笑むながら返すパーン。
何を言っても無駄と悟ったか、サリーは言われたとおりにすることにした。

「ん…」
小さめの胸を、揉みしだく。
最初は優しく、痛くないように優しく…。
小さいながらも、揉んでは形を変え、また元に戻る。
「んぅ…ふぅ…」
ひんやりとした手で触っているせいか、少し鳥肌も立っている。
「ん……んっ……」
しかし、その冷たい手も快楽へと変わっていく。
「声、我慢しないで…その可愛い声を聞かせてよ」
黙って傍観していたパーンが、サリーに発言する。
泣きそうな顔になりながらも、言われたとおりにすることにしたらしい。
胸を弄んでいた手が、秘部にも到達する。
「あっ…くぅん…」
秘部の線をなぞりながら喘ぐサリー。
ゆっくりだったペースが、徐々に速くなる。
秘部からはしっとりとした蜜が滲んでくる。
なぞっていた指が、少しではあるが秘部の中に入っていく。
少しずつ少しずつ。
そして、指は秘部の中に進入した。
サリーは、徐々に指を奥へと挿入させていく。
「あぁぁぁ……」
ゆっくりと入っていく指に、サリーは快楽への道へといざなわれていく。
中指が全部入り、今度はゆっくりと引き出していく。

「はふぅぅぅぅ……」
ゆっくりと引き出し、入り口付近に到達したら、また挿入させる。
何度か、その行動を繰り返した時には、既に秘部からは大量の蜜が溢れ出てきていた。
マントは、秘部から溢れる蜜により、その部分がぐっしょりと濡れていた。
今度は、指を奥まで入れた後、左右へとゆっくり動かす。
「んっ! あぁん、はぅ」
恥ずかしさよりも、快楽の方が上回ってしまったようで、喘ぐサリー。
それを、嬉しそうな表情で見つめるパーン。
秘部をかき混ぜるように、指を動かしまくる。
快楽の絶頂が近い表情になるサリー。
「はい、もういいですよ」
その言葉に、サリーの指がピタッと止まる。
サリーは悲しそうな顔になる。
「サリーさん、マントを見て下さい」
パーンにそう言われ、マントを見つめる。
秘部から溢れ出た蜜でぐっしょりのマントが目に入る。
それを見たサリーは、顔を紅潮させて固まる。
「俺のマントをそんなふうにする娘には、お仕置きです」
そう言うパーンを見つめ、恐怖心で顔をしかめるサリーだった。

「お仕置きって、何をするつもりなんですか?」
恐る恐る訊ねるサリー。
パーンは、その言葉に返答はせず優しく微笑む。
「痛くしないので、安心して下さい」
そう言って、サリーを後ろから抱き締める。
そして、抱き締めていた手を、秘部に向かわせる。
手が、秘部に到達し触れた瞬間、サリーの体がピクッと反応する。
「サリーさん、貴女のここ…蜜がとめどなく溢れ出てますよ」
サリーの顔は、更に紅潮する。
いやいやという感じで、左右に頭を振る。
しかし、一度入った快楽のスイッチはそうそう止められるものではなかった。
パーンに触れられ、どんどん感じ、秘部からは蜜が溢れ出る。
溢れ出る蜜は、さっき以上にマントを濡らす。
それを見たパーンは、秘部から手を離し、自分の着ている鎧に手をかけた。
そして、鎧を脱ぎ始める。
脱ぎ終え、再びサリーの秘部をいじり始める。
「サリーさん、俺のがどうなってるか、分かりますか?」
サリーの耳元で、そっと囁く。
相変わらず、サリーは紅潮したままで、ゆっくり頷いた。
その反応を見たパーンは、嬉しそうに微笑む。
「じゃぁ、俺がどうしてほしいかも分かりますよね?」
泣きそうな顔しながらパーンを見つめるサリー。
「そんな顔しないで下さいよ……いつもやってくれてる通りでいいんですから」
泣きそうなサリーに、優しく囁く。
サリーは頷き、パーンの方へと向き直る。
そして、ゆっくりとパーンの下着を下げ、ペニスを下着から出す。
そのまま、四つん這いになり、ペニスを口に含んだ。

「ん…んっ……んむ……」
ゆっくりと、頭を動かし、ペニスを出し入れする。
口の中で舌を使い、亀頭をさする。
そのテクニックに、パーンは気持ちよさそうな表情をする。
「最初のころと比べて、大分上手くなりましたね」
フェラを受けつつ言う。
しかし、サリーは答えることは出来ない。
パーンは、そんなサリーの頭を優しく撫でる。
優しく撫でた手を、背中を撫でながら秘部へと持っていく。
その撫でられた感触に、サリーの動きが一瞬止まる。
「止めたらダメですよ」
パーンにそう言われ、サリーは再び頭を動かす。
サリーが動いたのと同時に、パーンもサリーの秘部をいじる。
その瞬間、またもサリーは若干、背中を仰け反らせ、動きが止まる。
「ダメと言ったはずですが……」
パーンは仕方ないという感じに、秘部をいじるのをやめる。
サリーは安堵の表情をする。
しかし、それは甘かった。
次の瞬間パーンは、自ら腰を動かし、サリーの口の中でピストン運動をした。
思い掛けないことに、サリーはむせ始め、口をペニスから離そうとする。
だが、パーンは、サリーの頭を抑え、逃がさないようにした。
サリーは、頭を振るが、パーンは離そうとはしなかった。
「ダメと言ったのに止めたからですよ」
そう言って、再びピストン運動をし始めた。
サリーは、ただただ耐え続ける。
しばらくして、パーンの動きが更に速くなる。
「サリーさん、そろそろ限界です……出しますね」
パーンのその言葉に、サリーは驚愕な顔をする。
しきりに、嫌だと首を振るが、パーンは動きを止めようとしない。
そして、遂には口の中に射精されてしまった。

予想通りのこととは言え、いきなりのことだったので、思わず口をペニスから離す。
口からは、白い精液が溢れ出す。
「飲んで下さい」
吐き出そうとしたところで、パーンがそう言ってくる。
サリーは、口を開けたかったが、言われたとおりにする。
喉を鳴らしながら、頑張って少しずつ飲んでいく。
全て飲み干し、パーンのことを見つめる。
「よく出来ました」
微笑みながら、パーンはサリーに向かって喋る。
「いつもは、口の中に出さないじゃないですか……」
消え入りそうな声で、サリーは発言する。
その言葉を聞いて、怪訝そうな顔をする。
「お仕置きすると言ったはずですが」
サリーの言葉に、パーンは言い返す。
「そうですけど……初めてな上に、飲めなんて……酷いです」
泣きそうな顔をしながら、言い放つ。
「俺の全てを受け取ってほしかったんです」
そんなサリーをそっと抱き締め、耳元で優しく囁く。
サリーは、その言葉を受け、顔を赤くしながら、俯くのであった。

パーンは、再びサリーの秘部をいじり始める。
「あっ…んぅ……」
気持ちよさにより、声が出てくる。
「サリーさん、俺…まだ足りないです」
そう言って、自分のペニスにサリーの手を導く。
パーンのペニスは、先ほど出したにもかかわらず、未だに硬くなっている。
サリーは、パーンのしたいことを読み取り、静かに頷いた。
その行動を見て、サリーを抱え上げ、ゆっくりと仰向けに寝かせる。
パーンは、その上に覆い被さり、サリーの目をじっと見つめる。
恥ずかしさのあまり、その視線をずらすサリー。
サリーの耳元に顔を近づけるパーン。
「サリーさん、導いて下さい」
恥ずかしながらも、ペニスに触れ、自分の秘部へと導く。
「あっ……」
ペニスが秘部に触れた瞬間、甘い喘ぎとクチュという音がした。
「行きますよ……」
そう言って、パーンは腰を前に押し出す。

ズチュという音とともに、ペニスは中に沈んでいく。
「んーーー………」
サリーは、中に進入する、異物に声を発する。
腰は深くまで埋まり、奥へと到達する。
次に、腰を後ろへと引き戻す。
「あぁぁぁ……」
亀頭が出そうになったら、押し入れる。
そして、奥まで到達したら引き戻す。
そのゆったりとした動きを、数回行うパーン。
中で擦れ、サリーの秘部からは蜜がとめどなく溢れ出す。
押し入れると、逃げ場を失った蜜が外に溢れ、引き出すと、その感覚に、再び蜜が溢れ中を満たす。
既に、秘部の下だけでなく、サリーの腰、パーンのついている膝まで、マントが濡れている。
パーンは、ゆったりとした行動を、いきなり強く奥まで突いた。
「あっ!」
いきなりのことに、サリーの体はビクッと跳ねる。
「いきなり、何をす…」
サリーが、喋ってる途中にもかかわらず、パーンは腰を引き出す。
「んっ……」
話している最中に快楽を与えられ、言葉が途中で止まる。
さっきよりも、速くピストン運動を繰り返すパーン。
「あっ、んっ、はっ……」
快楽の渦が押し寄せ、喘ぎを我慢できないほどになっていく。

「ダメ……あっ! ぱーんさ…ん! ひっ、もっと……やさ……しく……」
速いピストン運動のせいで、言葉が途切れ途切れでしか言えない。
「今日は、貴女の言うことは聞かないことにします。お仕置きですから」
そう答え、行動を起こす。
「いや……おねが…あっっ…い……しま……す」
やはり、パーンは止めようともしない。
「ひぅ! はっ! ダメ……」
パーンのペニスは、中で動いてる間にも、徐々に大きくなっていく。
「壊れ……ちゃうよぅ!」
サリーは、懇願する。
「壊れたサリーさんも……見てみたいな」
そう言いながら、動かし続ける。
「ダメ……いっちゃう……」
サリーは、泣きそうになりながら言う。
しかし、パーンはやめようともしない。
「俺より先にイッてはダメですよ」
更につらい条件を課してくる。
「そんな……ひど……いです」
しかし、そう言ったパーンも、そろそろ限界に近づいてきていた。
腰の動きは、今まで以上に速くなる。

「ダメ! イッちゃう、イッちゃう!!」
あまりに速いためか、声が徐々に大きくなる。
「サリーさん……中に出してもいいですか?」
その言葉に、サリーはしきりに首を振る。
「それだけはダメ……絶対にダメです」
何度も何度も、首を振っている。
「まぁ、聞くまでもなかったわけですけど」
驚愕するサリー。
つまり、断っても中出しするつもりだったらしい。
「いや、いや……」
そうやり取りしてるうちに、パーンは限界を迎える。
「うくっ……」
ドクン、ドクン、ドクン……。
熱いの精液が、サリーの中へと注ぎ込まれる。
「あああぁぁぁぁ……」
その反動で、サリーも絶頂を迎える。
中でペニスを締め付け、ペニスに残っている精液も、サリーの中へと注ぎ込まれる。
「うぅ……熱いのが中に入ってるよぅ……」
瞳に涙を浮かべ喋る。
「サリーさん、凄く良かったですよ」
パーンの言葉を聞いた瞬間、瞳から涙がこぼれた。

服を着る2人。
「酷すぎます……」
服を着ながら、パーンに発言するサリー。
「お仕置きって、言ったじゃないですか」
パーンは、そう反論する。
「ですけど……赤ちゃんできたら、どうするつもりだったんですか……」
頬を膨らませながら、サリーは言う。
その表情を見つめつつ、パーンは反省の表情をさせる。
「分かってるんですか?」
強い口調で、言ってくるサリー。
「なんか、今日のサリーさん……珍しく怒ってますね……」
サリーに対して、疑問な発言をする。
「口の中に出されて、それを飲めと言われて、挙句の果てに中出しですよ!? これで怒らないほうがどうかしてます!」
サリーは、強い口調で更に言った。
「と言うよりですね、パーンさんには、ミキリンという大事な彼女がいるじゃないですか。それなのに、私とHするって、どういうことなんですか!?」
親友の名前をあげ、パーンに詰め寄る。
「い、いやですね……確かに、そうなんですけど……」
パーンは口篭もる。
「もし、このことを知ったら、ミキリンはどう思うでしょうね?」
膨れっ面で言うサリー。
「でも、サリーさんは言いませんよね。本当に、ミキリンのことを大切に思ってますから」
パーンの発言に、サリーはたじろぐ。
「そうですけど……だけどですよ、貴方のような人に、ミキリンは任せておけないとも思ってますよ!?」
強い口調を取り戻し、そう反論する。
パーンは、そんなサリーを優しく抱き締め、そっと耳元に顔を近づける。
「信用して下さい、泣かせはしませんから……それと、このことは内密に」
そう言われ、サリーは言い負けてしまう。
結局のところ、サリーはパーンのことを想っているのも事実であり、親友のことを考えて諦めたのも事実である。
だから、サリーはパーンのやることなすことを、結局はいつも許してしまう。
しかし、サリーの気持ちや、サリーとパーンとの関係を、ミキリンは全く知らない。
この三角関係は、まだまだ続きそうである。
                         〜fin〜