私は久々に、ひとりで所属国のサンドリアに戻ってきていた。ジュノは楽しいところだけど、今の私にはちょっと賑やか過ぎる。
そう、私は寂しい女。名前はジャスミン。
だって、彼氏はHNMLSとかいうのに入って廃人達と一緒にやれNM退治だ裏世界だと出ずっぱりで、私のことなんてほったらかし。
所属しているLSメンは最近入った姫を構うのに忙しくて、やっぱり私なんて放置。
どうせお局様のエルヴァーンなんて誰もお呼びじゃないのよね。ああ、思い出したらまた切なくなってきた。
「あの、ちょっとお時間よろしいでしょうか?」
夕暮れ時のドラギーユ城前の噴水広場で、いきなり声をかけてきたヒュームの話を聞こうと思ったのも多分寂しかったから。
騎士なのか冒険者なのかぱっと見では区別のつかないその男は、声を潜めてこう言った。
「トリオン様のお妃になって、王室に入りませんか?」
……は?……
彼は、ハルヴァー宰相から勅命を受けてお妃候補を探している冒険者らしい。
なかなかいい男だ。普通のナンパでなかったのが残念なぐらい。
「王子はああ見えても好みがうるさくて。とりあえず外見から入るタイプなんですよ」
噴水脇のベンチに腰掛けた私に屋台で買ってきたジュースを勧めてくれながら、溜息をつきつつ話した。
「その点、あなたは外見は間違いなくクリアなんです。勅命を受けていなかったら俺が口説きたいぐらい」
「そんな…」
端正な顔立ちの男性に真顔でそういわれて、私は胸がドキドキした。
「…でも、王族なんて…しきたりとか伝統とか…」
「市井の者、冒険者からも広く探してますから、そのへんは昔ほど煩くないとおもいますけどねぇ、とりあえずハルヴァー宰相のお話だけでも聞いていただけないでしょうか?」
彼は私の横にさりげなく座り、あくまで柔らかい物腰で話を続ける。
「王子は一途な方です。貴女を悲しませる何物からも、守って下さいますよ」
うーん、どうしよう……うまくいけば超玉の輿よね…いかにトリオン様が内藤とはいえ、廃人彼氏よりは全然いいかも…。…ダメでもいい話のタネだし…。
悩む私。そこにとどめの一言が来た。
「婚礼の儀には、ローテ王妃もお召しになった王族専用の超豪華なドレスが用意されますよ」
「……え?」
「いや、俺もちらっとしか見てないんですけど、もうスゴイですよ。セレモニアルドレスなんてメじゃないです」
オパーラインドレスを彼氏にねだって3秒で却下された過去を持つ私には、それは何にも代えがたい魅力的な条件だった。女の子だもん、きれいなドレスきてお姫様気分に浸りたいのは本能よ!性よ!
「貴女が着ればその美しさは、ローテ王妃に勝るとも劣らないでしょう…」
それを好みのタイプの男に真正面から見つめられて囁かれたら、もう、断る理由なんてどこにもなくて。
てか、気分じゃなくてホンモノのお姫様になれるチャンスよ!逃すほうがどうかしてるわ!
「謹んで、お受けいたします」
おごってもらったアップルジュースを一気飲みし、私はドラギーユ城へ向かって歩き出していた。
「でかしたー!バッチリだ!【よくやった!】」
城に入るなり、私を抱きしめんばかりの勢いで大歓迎してくれるハルヴァー宰相。
この人も意外にカッコイイのよね。ちょっと歳くってるけど切れ者っぽいところがまたイイ。
ミッションで何度かお会いしたことのある人だったけど、こういう性格だとは知らなかったなぁ…。
「わが国所属の冒険者か……ランクも高位だ、申し分ない」
求められるまま提示した冒険者登録証に眼をおとし、宰相は満足そうに頷いた。
よかったぁ、ちょっと無理してヒクウテイ乗れるようになっておいて…。
「ところで……ジャスミン殿」
「あっ…はいっ!」
不意に名前を呼ばれ、私は慌てて返事をした。
「今宵はお時間を頂けるかな…本来なら早速トリオン王子にお会い頂くところなのだが、生憎王子は王立騎士団の視察にお出かけになっていてな、お帰りは明日の昼過ぎの予定なのだ」
「あら…」
「ジャスミン殿さえよければ、今宵はこのままドラギーユ城に宿泊して王子をお待ち頂きたいのだが…勿論お妃候補に相応しいもてなしをさせていただく」
うっそぉ!いきなりお城の豪華ディナー&スイートルームのご招待!?
「大丈夫です全然予定ないですぜひぜひ喜んで」
ジュノでのジャンクフード生活(「串焼き」「パイ」「おにぎり」のローテーション)にも飽き飽きしていた私は、二つ返事でオッケーした。モーグリに夕ご飯頼んじゃってたけど、後で連絡いれればいいや。
「それはよかった、俺もご一緒させてもらうんで、ゆっくり楽しみましょう」
私をここに連れて来てくれたヒュームの男がにこやかに微笑む。
トンッ。
それと同時に、首筋に軽い衝撃と乾いた音。
……えっ…?
視界が、ぐらっと揺れた。……な……に?
「一晩かけて、貴殿がお妃にふさわしいかどうか、ゆっくりテストしてさしあげようぞ」
ハルヴァー宰相の笑いを含んだ声と、教会の時を告げる鐘の音が聞こえる。
それがどんどん遠くなって、私の視界と意識は真っ暗な淵へ、すぅっと落ちた。
ステンドグラスをはめ込んだ細長い窓から、三日月が見える。
頭のずっと上の方で、銀の環を嵌められた私の両手首が纏められているのが見える。
吊り上げられた腕がビリビリ痺れて、指先が冷たくて、肩がとても痛い。
…随分長いこと気を失っていて、この姿勢をとらされていたのかも。
「貴殿はわが国所属の冒険者として、国のためによく尽くしてくれているようだ」
目の前のカウチに腰をおろしたハルヴァー宰相が、私を視線で嘗め回しながら呟いた。
天井から鎖で吊るされ、両脚を肩幅に開かれた状態で床の鎖に繋がれた私は、顔を背けることしか出来ない。
「冒険者としてのランクも高い。その能力、知力は王妃として相応しいものといえるだろう」
靴ごしに、紅い絨毯のふかふかした感触が伝わってくる。ビロードのカーテンや大理石の柱。恥ずかしい姿で吊るされた私の姿を映す、金縁の大きな姿見も見える。
ここは地下の監獄ではないみたいだ。…だけど来客をもてなすスイートルームでもない。
「…いっちゃあなんだけど、トリオン様って、サルなんですよ、サル」
ヒュームの男が吊るされた私の背後に回りこんだ。
「ひぅッ…」
何の前触れもなく、お尻を撫で上げられる。
「ですから、候補の女性には前もって、耐えられるかどうか、テストを受けてもらってるってわけ、です」
強くお尻の肉を揉み揉みされ、ふたつの丘の間を指がすべりおりた。ズボンの上からとはいえ、股の間まで遠慮なく触れられる。指先で突付きまわされ、奥にしまってある縦の筋を浮き立たせんとなぞられた。
「やめて…っ…」
男の執拗な指に丹念にいじられ、だんだん身体の奥が熱くなってきた。触れられているところからじくじくと、甘い痺れが広がってくる。
やだっ…こんなテストって………感じちゃってるとこ、この人たちに…見られちゃうのっ……?
「フフ、あんまり淫乱な牝も王室の品位に関わるので困るのだがな」
ハルヴァー宰相の視線が私の股間に張りつく。見られてる。そう思うと弄られてるところが余計に熱く感じられて。
「はうぅんっ…」
やだっ、こんな声っ…。
「でも宰相、バンバン跡継ぎ産んでもらうには、ヤらしいほうがいいですよ?」
男の指が、私のだいじなところをぐりぐりと突き上げてきた。ぐちゅっぐちゅっと湿った音。やだぁっ…。
「ちょっと触っただけでこんなにして。トリオン様の好みですよ、貴女は」
男が耳元で囁いた。あぁ、熱い息が首筋にかかってゾクゾクしちゃうっ。
「……あ…あッ…」
「さて、乳から見せてもらおうか。皇子や皇女の健やかな成長には母乳が欠かせぬからな、貧乳では話にならぬ」
「はい、宰相」
男の手が私の胸を掴み、もう片方の手が上着の留め金をプチプチと外しはじめた。
「…やっ……わたしっ…王妃なんてもうっ…」
必死に身体をよじってみたけど、掴まれたところが刺激されて、身体に力が入らない。
「今更遅いですよ、これは王族の最高機密のひとつなんですから」
金縁の姿見の中に、上半身を裸に剥かれた私の姿が映った。
「ほぉ、なかなかよい乳だ。感度はどうだ?」
「はい、只今」
エルヴァーンにしては大きめで形もイイと自負している乳房に、ヒュームの男の指がぐにゅりと食い込む。
「はあんっ!」
力まかせに握られ、痛みが走った。冷汗が噴き出て、男の手と擦れて、ぐちゅぐちゅ嫌な音と感触がする。
「…いたぁっ…あぁっ……やぁぁんっ…あっ……ッ!」
5本の指が無遠慮に食い込んできて、私の胸がいやらしく形を変えた。ぬめぬめと汗で光って滑って、振りたてられる度に痛みがとろけて、じわーっと気持ちよくなってきちゃう。
「よく感じるようです。乳首も勃起させはじめております」
「よし、次はそこを重点的に調べろ、試薬も使うのだぞ」
男の指先がこりこりになっちゃった乳首を摘みあげた。汗で濡れた指の腹で擦られるだけで、私はもう、頭が真っ白になって、だらしなくヨがった声をあげるしか出来なくて。
「はあっっ……うふぅんっ…やぁんっ…あぅぅっ…」
「色は申し分ないですな、個人的には若干大粒に過ぎるかと思いますが」
「トリオン様は細かいことは気になさらないから感度がよければ問題なかろう」
ひ、ひとのオッパイ勝手に評論してんじゃないわよっ…
宰相と男のやりとりに腹が立ったけれど、その間にも乳首は親指と人差し指で擂り潰され、爪を立てられていて。
「あぁっ!いやぁぁっ!あんっ!ひぅぅっッ!!」
とても反論したりする余裕はなく、手足の鎖をがちゃがちゃさせてのけぞって叫ぶ以外許されなくて。
…いやぁっ…悔しいっ…でもっ……気持ちっ………いいよぉっ……
「さて、ちょっと実験させてもらいますよ…」
ふっと、胸への責めが止んだ。
「あ……あうぅっ…?」
男が宰相から真鍮の容器に入った軟膏のようなものを受け取っているのが見える。
「…これはね、ローテ王妃もお使いになった母乳の出を良くする薬なんです。
乳腺っていう組織に働きかけて乳汁の分泌を強烈に促進するんですよ。子がいても、いなくても、ね」
言いながら掌に取り、私の乳房に塗りたくりはじめた。乳首の先っぽも指先で丹念に、たっぷり塗り込められる。
「はぁぁっ…」
塗られたところが、かーーっと熱い。乳房全体が何か、張り詰めてくる感じがするっ…。
「ほら、もう反応してきた。こりゃ期待できそうだ」
男が掬い上げるように乳房を掴んできた。
「あぁっ……痛いっ…!」
たいして力もこめられていないのに、乳房全体に鈍い痛みが走った。
「えっ……いやぁっ……なにこれっ……っ」
驚いて見ると乳房全体に青い血管が網の目のように浮き上がり、パンパンに腫れあがっている。
サ、サンダーメロンみたいになっちゃったぁ…
「ほほぅ、これはよく出そうな牝乳だ」
カウチに座っていた宰相が立ち上がり、私の乳首をぴんと弾いた。
「あぁっ!」
目眩がするほどの痛みと痺れ。それが引く間もなく男の掌が後ろから乳房を揉みはじめた。
「やだぁっ……あっ…いたぁぃっ…あっ…あぁああぅっ…!」
揉む、っていっても、岩みたいにカチカチのパンパンになっちゃってるのを、無理やり掌で押しつぶされる感じ。付け根がぎちぎち、悲鳴をあげて、先っぽにむけて熱くて鋭い痛みが勢いよく走る。
「大丈夫、ここをクリクリすると栓がとれて楽になりますよ」
掌全体で乳房を押しつぶしながら、男の指が乳首を強く摘んだ。
「きゃうぅっ!!」
そのまま捻りあげられ、ぎゅーっと握りつぶされ、痛くて痛くて涙がぼろぼろ止まらない。
「痛いよぉっ……おねがっ……あぁっ……あんっ!」
先っぽにむけて何度もしごくように力を込められる。ぢりぢり、灼けるような痛み。
「あぁぁあぁぁっ……いやぁっ…あっ……あ…!」
もう駄目。我慢できない!意識が遠のきかけた瞬間。
ぷしゃっ…!
責められている先っぽで、何かの堰が切れた。
あぁっ……何か……痛いのと一緒にどくどく出てきてるぅっ…。
「……あぁっ…うそぉ……っ」
おそるおそる胸元を見ると、私の先っぽから白い液体がぼたぼた滴っている。……うそ…こんなの…赤ちゃんなんか、産んだことないのにぃっ…。
「嘘じゃありませんよ、まだまだいっぱいでますからね」
男が掌でそれを掬い、乳房に塗りこめてくる。ぬるぬるした生暖かい感触にくるまれながら揉みしだかれ、
気持ちよくて鼻にかかった声が勝手に出てきちゃう。
「あふぅんっ…あっ…はぁあんっ…」
ぶしゅぅ…ぶしゅうっ…!
ふたつの乳房をリズミカルに揉まれ、私のミルクは片方ずつ同じリズムで勢いよく絞られた。
「あぁっ…あッ…はんッ…!」
先端をぎゅっと圧迫され、白い噴水のように弧を描いて、紅い絨毯の上に飛沫をあげて落ちる。
男にすっかり身体をあずけて、時々腰をがくがくさせて搾乳されている私のいやらしい姿が鏡にうつっているのが見えた。あぁっ…私……牝の家畜みたいっ…。
「ふむ、乳の出はなかなか良いな。では質はどうかな」
「どうぞ、お味見を」
男が宰相に向けて、私の両胸を高く持ち上げ、差し出す。
「っ…!」
ぬちゅり、と音がして、私の先っぽは宰相にしゃぶり取られた。
「……あっ……いやぁっ…だめっ……吸わないでぇっ…!」
じゅくじゅくと吸い上げられ、舌先で突付かれ、時折歯を立てられ、その度に快感の電流が走る。
舐められも弄られもしていない方の先っぽがちりちり疼いて、ぼたぼたと雫を溢し始めた。
「んじゃ俺はこっちを……」
男が前にまわり、おっぱいを溢れさせている先っぽを口に含む。
「……いやぁぁあっ……んっ……はうぅぅんっ…ッ」
乳房をこね回され、搾りながらちゅうちゅう吸い付かれて。
「あぁぁ……はんっ……ひうぅ……いぃッ……やぁんっ…!」
甘い気だるい脱力感の中、私はゆるやかに登りつめてしまったのだと、思う。
気がつくと、まっぱだかにされていた。さんざん吸い付かれたらしい乳房には紅い痣がいっぱい浮いていて、先っぽからまだ、ぽたん、ぽたんってミルクが垂れている。
「…乳汁の分泌量、質ともに申し分ありません。感度も良好です」
まるで競りにかけられた羊を説明してるみたい。男の言い草に私は少し、笑ってしまった。
…牝羊は私なんだけどね…はうぅ。
「では王族を受け入れられるかのテストに入りましょう」
男が紅い布にくるまれた木箱をうやうやしく宰相に手渡した。
「これから貴殿に使う責め具はローテ王妃も使われた由緒ある品だ、ありがたく味わうのだぞ」
もったいをつけて木箱から出てきたのは、尋常じゃない大きさの、男性のあそこを醜悪にデフォルメした、グロテスクな器具。
「…ひっ…!」
「お妃候補の秘裂を我々が犯すことは許されていないのでな、この淫具で反応を試させていただく」
思わず息を呑んだ私に、宰相がしたり顔で説明をはじめた。
「大きさに驚いたか?トリオン様は勿論、ピアージェ殿下も、いまは現役を退かれたデスティン陛下も、王族の男子は皆、計り知れない巨根を誇られるのだ。むしろそれが王族の証であり、誇りなのだ」
そんな誇りとか証って、絶対どうかしてるって!
「じょ、冗談じゃないわ、そんな道具挿れられるの絶対いやぁっ…!」
私は必死で身をよじったが、勿論誰も聞き入れてくれない。
ヒュームの男に腰をがっちり押さえられ、ぐいっと宰相の方に突き出される。
「い、いやよぉ!それだったらまだアンタ達にされるほうがっ……!」
そこに淫具を手にした宰相が歩み寄り、広げられた私の股の中心に、それを遠慮なく押し付けた。
皮なんだろうか木なんだろうか。無機質な感触がぐちゅぐちゅと音を立てて押し入ってくる。
「…いやぁっ……」
乳房と乳首をさんざん弄られて熱く濡れてしまった私。そんないやらしいトコロを環視されたまま、冷たい玩具に押し広げられ、犯される私。
「問題なく咥えこめるようですね、淫汁の分泌も上々です」
後ろから覗き込んでいたヒュームの男が、手を伸ばしてひだの部分に触れてきた。べたべた濡れ光った内側に指が滑り込み、くちゅくちゅ音を立てる。血の通った指の感触に、頭がぼぉっとした。
「ふぁうっ……っ」
そうしている間にも、淫具は私のからだの中にずぶずぶと沈んでゆく。
「…はぁっ…あんっ……やっ…うごかさないでぇ…」
宰相が手首を捻らせるたびに、つくりもののカリにおなかの中を掻きまわされる。ホンモノにはついていないイボイボで壁を擦られるとその度におなかの奥がじわっと熱くなって、お汁が溢れちゃうのがわかった。
私のピンク色に濡れた肉の中に、黒光りする淫具がすっかり埋められると、
「締め付けがはかれぬのが残念だな」
ぶちゅ、ぶちゅと音を立てて最奥への抽送がはじまった。
「…あぁあぁぁぁあぁぁっ! はぁぁんっ!」
ただただ固く、何も分泌しないまがいものの先端が私の一番敏感なところを容赦なく責め立てる。
突き上げられる度に、痛みに似た痺れと強烈な快感の電流が走り、バカみたいに甲高い声が喉から絞られた。
「いい声で啼く牝だ。トリオン様もお気に召すだろう」
宰相が片手で淫具を激しく動かし、もう片方の手で乳房を鷲掴みにする。あっという間に滲み出たミルクでぬめらされ、乳首からもジンジン、気持ちよさが広がってきた。
「やぁぁっ!あんっ!おっぱいだめぇ!はぁんっ!いいよぉっ!ひああぁぁんっ!」
淫具をつっこまれたままの腰が、勝手に動くのも止められない。触られていないほうの乳房がぶるんぶるん揺れて、先っぽから白いオッパイが噴き出ているのが見えた。
「…射精みたいですねぇ、ほら、こっちもシオ噴きそうですよ」
ひだを弄っていたヒュームの男の指が剥けてビンビンになったお豆をきゅっと摘んだ。もう片方の手は放っておかれていた乳首を摘み、根元から先端に力を込めて、また搾乳をはじめる。お豆にはぎりっと爪が立てられ、力任せにすり潰され、こねくり回される。
淫具に突き上げられ、壁を抉られ、ひと責めごとに目の奥で真っ白な光が弾けて、自分の声がどんどん遠くなってきて。
「…ひぁぁあぁぁぁぁっ…!だめぇぇぇっ! ああぁぁああぁっ!」
「イっちゃうよぉっ……!はぁぁあぁぁんあっ!!おもちゃとぉっ…クリとっ…おっぱいでぇっ…!!」
ぶしゅうぅぅぅぅっ…!
びしゃぁぁぁあぁぁっ!
乳首から白い噴水がふたつ、勢いよく天井に向けて噴き出ているのと、淫具を突っ込まれたままのあそこからものすごい音を立ててお汁の飛沫が飛び散るのを、わたしはぼんやりとはっきりと感じていた。
そのあと鎖を外されて床に下ろしてもらえて、淫具もはずしてもらえた。
ああ、終わった……そう思ったんだけど。気がついたら四つんばいにされていて。
「…で、宰相。トリオン王子には何時引き合わせるんですか、この娘」
背中のほうでヒュームの男の声がした。私のお尻の穴はこの男に犯され、ぶちゃぶちゃと粘っこい音を立てている。
「……っ……んっぅ……っ…!」
硬くて熱いものが断続的に出入りする、今まで味わったことのない感覚。
「ほら、しっかり締めて!」
時折平手でお尻のお肉をぴしゃりと叩かれ、痛くて涙が溢れて視界が滲む。
大声で叫びたい衝動がこみあげるのに、私は口いっぱいに、別の熱い滾りを頬張らされていて。
「そうだな、後二日ほど仕込んで、舌と尻をもう少し上手く使えるようになってからでよいだろう…」
笑いながら腰を動かした宰相の熱く滾ったそれが、喉の奥を先走りで灼いた。
「いいか、后など皇子を身ごもるまでは王族の性奴に過ぎぬ。…もっと舌を使わぬか!」
吐き気と涙とお尻の突き上げ。だけど髪をつかまれ顎を捻り上げられた私は、逃げることも出来ない。
「……んっ……ふぁいっ……っ」
ただ言われたとおりに舌で舐めあげ、吸い上げ、じゅぶじゅぶと唇で擦りあげてご奉仕する以外許されなかった。
ステンドグラスのはまった窓の外が、薄明るくなってきたのが見える。…ああ…もう朝なんだ…。
私…このまま…どうなっちゃうんだろう…
朦朧としてくる。…もうやだ…っ……このまま倒れちゃいたい…。
だけど。
「ーーーーーっっ!」
そのたんびに喉の奥かお尻の奥を激しく突かれかき回されて。
痛みと痺れと屈辱と快感で、私の意識はむりやり淫らな現実にひき戻されるのだった。
<終>