「こっちこっちー」
時間ぎりぎりで待ち合わせ場所たどり着いたエドをリサは笑顔で迎えた。
リサはヒューム女の種族装備に、頭には数ヶ月前にエドがあげたコサージュをつけている。
デートも久し振りだが、二人の故郷からほど近いサルタバルタの星降りの丘に
来るのも久し振りだった。
「最近ミッションが立て込んでてな・・・悪い」
「いいよいいよ。私も合成上げていろんな料理作れるようになったんだよ〜」
「ほお。楽しみだな。今度手料理でもご馳走になるか」
「うん。何がいいかなー。お寿司もにぎれるんだからねっ」
そんな話をしつつ午前0時を待つ。
ここ星降りの丘では晴れた夜午前0時を過ぎると星が降るように舞い、
非常に幻想的なのである。
二人で並んで座り、黙って星空を見上げる。もうすぐだ。
彼女リサと彼エドが知り合ったのは1年前。
チョコボでジュノに向かう途中、初期装備のヒュームの女の子が
サルタバルタを走っていたのだが、急に苦しそうにうずくまったのである。
どうやらクロウラーの毒にやられたようだった。
エドはチョコボに乗った直後で少し迷ったが、どんどん減っていく彼女のHPを
見過ごすことは出来ず、チョコボを下りてポイゾナをかけた。
リサは丁寧にお礼を言い、好感が持てたエドは彼女とフレンドになった。
その後もいろいろ面倒をみていくうちに一緒にいるのがあたりまえになり、付き合い始めたのだった。
「あ、0時になったよ。やっぱり綺麗だねー」
「ああ。本当だ」
「・・・そういう時は『お前の方が綺麗だよハニー』とか言うもんじゃない?」
「あはは。ハニーって誰だよ」
エドはリサの頭をくしゃくしゃっと撫で、そのまま肩を抱く。
ひんやりした夜の静寂の中で、お互いの体温を確実に感じる。
あったかいな。
リサが頭をエドの肩に預け、エドをそっと見上げる。
リサの「キスして」の合図だ。
エドがゆっくり顔を近づけるとリサが目を閉じる。
唇と唇が優しく柔らかく触れ合い、しばらくその感触を楽しむ。
肩を抱いていたエドの手は、リサのうなじに這わせ、髪や首筋を弄ぶ。
「・・・んっ・・」
手が鎖骨を撫でたところで感じたのかリサは堪えきれず声を出す。
一旦唇を離し、エドはリサの潤んだ目を確認する。
「感じちゃったの?」
エドは座ったまま抱きかかえるようにリサを引き寄せ、
耳元まで口を寄せて低く囁くとリサはうつむき、小さく頷いた。
「まだ大したことしてないのに・・・。相変わらず敏感だね」
「だ・・・って・・久し振りで」
うつむき、小声で反論するリサを無視して今度は耳に口づける。
耳はひんやりとしていて気持ちいい。
そのまま舌を滑り込ませ愛撫する。
「あっ・・・はぁっ・・・ぅん・・ん・・・」
耳朶を甘く噛むとリサの息づかいがさらに荒くなってきた。
エドの手は鎖骨から下に移動し、服の上から柔らかくリサの胸を包む。
先端のそれには触れないようにゆっくりと周りだけに手を添える。
こうして愛撫されて感じているリサの表情はたまらない。
恥ずかしさで閉じた目とは裏腹に漏れる吐息、
目を開ければ潤んだ瞳で俺を見上げ、さらなる快感を求めてくる。
エドはリサの身体をちょうど後ろに立っていた木に寄りかからせ胸元に唇を落とす。
そしてそのまま唇で衣服をずらすようにキスを下降させる。
「はぅっ・・・あぁ・・・」
さすがにこれ以上のことをここでするのはまずい。
エドはリサの胸から顔を上げた。
「少し、移動しよう。誰か来たら困るし」
「・・・うん」
リサはきちんと先端まで愛撫されなかったのが物足りないらしい。
「大丈夫。後でちゃんとしてあげるから」
とエドが言うとリサは顔をエドの胸に埋め、頷く。
立ち上がるとリサはエドにもたれかかるように寄り添う。
ミッションやクエストなどでは甘えないリサだが、こんな時だけ甘えてくるのが可愛い。
エドはリサを支え、ホルトト遺跡の入り口に移動した。
「声、響いちゃうよ」
リサが心配そうに言う。
「じゃあ、我慢しなきゃいけないよ。もっとも聞かれたいって言うのなら
止めないけど」
「・・・ばか。エドにしか聞かれたくないもん」
「イイコだね。今日もちゃんと言うこと聞くんだよ?」
「うん・・・」
今度はリサからのキス。
立ったまま、少し背伸びをしてエドの首に手を回す。
少しだけ口を開いてエドの舌を待つ。
リサはかなり恥ずかしがり屋で、コトが始まっても理性が薄れていかないと
なかなか積極的な行動には出ない。
最初の頃は自分からキスさえしようとしなかった。
エドは期待に応えるようにリサに舌を入れ、からませる。
くちゅくちゅと粘り気のある音が響き始める。
さっきと同じように髪を撫で、うなじから首筋、鎖骨を優しく指でなぞる。
くすぐったいのと感じるのが混ざり合い、リサは身体を小さく震わせる。
エドは手をリサの背中に回して身体を支え、唇は下へ向かい、首筋を這う。
性感帯を責められ、リサは立っているのも辛そうにしている。
「ん・・・っ・・・はぁ・・」
我慢しているのかくぐもったリサの声がエドの興奮を高める。
「種族装備なんて、今日はやけに露出度の高い服を選んだんだね」
「んんっ・・ちが・・・AF全部揃ってないし・・・中途半端になっちゃ・・から・・」
「ふぅん。素直じゃないね」
リサの手がエドの背中をきつく抱く。
「言っちゃえば?『早くエドをその気にさせたかったからです』って」
「・・・そんなこと・・・」
「そんなことあるでしょう?ほら、言って」
「・・・はや・・く、エドに・・・だ、・・抱かれ・・たかったの」
「イイコだ」
体勢を変え、エドはリサを後ろから抱きしめる。
うなじにキスをしながら片方の手で胸元の紐をほどく。
出来た服の隙間から指を入れ、ふにふにと胸の感触を味わい、
その先端部分には触れず人差し指と中指で挟んで尖らせる。
「んっ・・・ゃあぁ・・」
「どうしたんだい?して欲しいことがあるなら言わなきゃね」
「い・・じわる・・」
「そうかな?俺はちゃんとリサの希望を聞こうとしてるだけだよ」
「だって、さっき・・・ちゃんとするって・・・」
「何をすることだと思ったの?教えてくれない?」
リサは哀願するような目でエドを振り返っていたが、
諦めたようにもぞもぞと話し始める。
「エドに、ち・・くびを、触って欲しい・・・」
「よく言えたね。・・大好きだよ、リサ」
エドは恥ずかしさで唇を噛むリサの頬に後ろから口づけをし、
胸に這わせていた指でリサの乳首に軽く触れる。
リサがびくりと反応し、甘い吐息を漏らす。
リサの乳首は服に擦れただけで感じたのであろう、すでに勃っていた。
エドはリサの片方の胸だけを服から出し、強弱を付けながら揉みしだいていった。
「ん・・・うぅんっ・・・はぁ・・」
エドはリサのお腹に手を伸ばし、カスタムパンツの紐を解いていく。
「もういっぱい感じたかい?」
そう言いながら中途半端に脱げたカスタムパンツの中に手を忍ばせる。
リサのそこは湿り、下着の上から触っただけでくちゅくちゅと音を鳴らした。
「本当にリサはいやらしくてイイコだね・・・」
「あっ・・・あぁん・・」
「下着の上からでもクリが大きくなってるの分かるよ」
「やぁっ・・・」
エドが下着の上からそこを丁寧になでると、リサの我慢していた声が大きくなる。
「だめだよ。我慢しなきゃ」
「くぅ・・・ひぁあんっ・・・」
「我慢できないくらい気持ちいいの?」
「ふぁあ・・・ぅん・・きもち・・い・・・。きもちいいよぅ・・」
「可愛いよ、リサ。今日はこのままの格好でしようね」
「うん・・・エド・・したい」
中途半端に脱げたカスタムパンツを引き下げ、片足だけ抜くと、
エドはリサを壁際に立たせ壁に手をつかせる。
リサを弄んで興奮したエドの下半身ももう十分に大きくなっていた。
ズボンのベルトを外し、固く、太くなったモノを取り出す。
後ろからリサの下着をずらし、自分のモノをあてがう。
「はぅ・・」
リサが息を飲む。
エドはゆっくりと腰を進め、リサの中に入っていった。
「あ、・・・っぁあん」
「ああ・・・リサの中、気持ちいいよ」
「ぅんっ・・ふぁあっ・・・」
ちゅ・・・くちゅ・・・
二人の結合部から発する粘膜がこすれあう音と激しい息遣いが静寂の中に響き渡る。
挿入時はゆっくりと前後させていたエドだが、
今は欲するままにリサに自身をぶつけていた。
「・・・気持ちいいよリサ」
「んんっ・・はあっ・・あぁ・・エドの大きくて、きもち・・いい・・」
「・・・ああ、イキそ。中に出してもいいかい?」
「うんっ・・中に、くださ・・い。エドの・・いっぱい。あぁん・・私も・・もぉ・・」
「リサ・・・」
「あぁ・・イっちゃうよぅ・・・んぅ・・」
「いいよ、一緒にイこう」
「うん、いっしょ・・に」
「イくね、リサ・・・・・ああっ」
「エドぉ・・・・ふぁあああんっ」
「ああ、もう下着ぐしょぐしょだね、履いて帰れないんじゃない?」
「エドがいろいろするからっ」
「リサも望んだことでしょ。さ、仕方ないから下はカスタムパンツだけ履いて」
「うう・・帰ったら洗濯しなきゃ」
「さすがにモグにさせる訳にはいかないか」
「あ、モグジュノのレンタルハウスに置いてきたままだ」
「そう。なら今日はリサのとこ泊まって明日の朝自慢の手料理でもいただこうかな」
「・・・いいよ。一緒に帰ろ」
モグのいないリサの部屋で何があったかはまた別のお話。