フェイスイメージと名前とジョブ
人 F2A 「クウヤ」 狩人
猫 F6B 「ミィ・ラナー」 モンク
―――朝。
「はあっ!」
空を切る音。
板を踏みしめる音。
水がはねる音。
それらにともない響く声。
「やぁ!」
今世界の音は、ただこれらだけであった。
ここはウィンダス連邦は水の区、鼻の院奥にある広場。
モンクである彼女、「ミィ・ラナー」の毎日は、このような修練から始まる。
「ふぅ・・・。」
型を一通り済ませ、息を整える。
するとそこへ、見知った男がこちらへと歩いてきた。
「おはよう、迎えに来たよ。」
男は右手を上げ、ニコリと微笑んだ。
男の名はクウヤ。バストゥーク出身の、生粋のヒュームである。
「あ、お、おはよう。」
といいつつ、視線はあさっての方向を向く。
何度となく繰り返されたやり取りだというのに、ミィは未だに慣れていなかった。
頬を人差し指をあて、軽く掻きながら話を続けた。
「あー、なんだ。その、お前も一緒・・・に?」
クウヤはそのままミィに近づき、右手を頭へ置いて左右に動かした。
「・・・なんのつもりだ?」
「ん?毎朝練習してるから、ほめてあげようかなーっと思って。」
「そんなことで喜ぶほど少女じゃないぞ、私は。」
と、口では否定するが、耳を倒しその行為を受け入れてるミィであった。
「いいじゃないか。こうしてると、なんだか可愛く見えるぞ?」
その言葉を聴いた瞬間、ミィはパッと顔を下へ向けた。
「かっ、可愛くない。」
うつむいたまま、ぼそぼそと言う。
「可愛いって。」
可愛い可愛くないと、意味のない問答が続く。
しつこく可愛いと言ってくるクウヤに、業を煮やしたのか、
「かわいくなんかなーーーい!」
と、みぞおちに強烈な一撃が打ち込んだ。
「ぐっ・・あ・・・少しは・・・てかげん・・・し、ろ・・・よ。」
クウヤはガクンと膝をつき、そのまま地面へと倒れこんだ。
「からかうほうが悪い!そこで自分の悪ふざけを後悔しろ、バカ者。」
そう言い放つと背中を向け、腕を組む。
ミィの顔は朱に染まっていた。
それは、怒りから来る色ではなく、羞恥による染め上げだった。
・・・照れ隠しにしては、腰が入りすぎだ。
―――1分後
動く気配のないクウヤを心配してか、
「・・・。まだ起きれんのか。」
彼のほうへと向き直り、その様子を伺う。
クウヤは完全に足に来ていたのか、クウヤはその場から全く動けずにいた。
「ああ・・。誰かさんのせい、でな・・・。」
「自業自得だ、バカ。」
スッとミィが右手を差し出した。
「いつまでも寝てるな。殺人者と誤解されたくない。」
「・・まぁ、なる寸前だったが・・・。」
聞こえないように呟くクウヤであった。
クウヤは差し出された手につかまり、身体を立ち上げ―――
「あ。」
「ひにゃ!?」
立ち上がったはいいものの、足元はおぼつかず、再び倒れこんでしまった。
それも、彼女に向かって。
「ったた、しっかりせんかバカモノ!」
目を開いてクウヤの顔があった。
思わず顔を背けると、自分の腕がクウヤによって押さえつけられているのが目に入る。
再び、クウヤのほうへ目を向けると、さっきまでと違う、真剣なまなざしを向けていた。
「ま、まさか・・ば、バカ!こんなところじゃ・・。」
ミィはボッと火がついたように顔を赤くし、目を回している。
「ま、まだ心の準備というものが、あいや、出来てたらしていいって訳じゃなくて!」
突然押し倒されたのが原因か、ミィは自分で何を言っているのか把握し切れていない。
思わず、自分を組み敷く、男のほうへと目が行ってしまう。
クウヤは相変わらずじっと見つめ続けている。
「にゃ、はぁ〜〜っ!?」
空気が抜けるだけの「は」が、彼女の口から漏れる。
(ま、まさかこのまま襲われたりはしないだろうな!?い、いやそれならそれで思惑ど、
なっ、ばかなにをかんがえてふじこlp;)
様々な、おかしな考えが頭の中を駆け回る。
しかし、クウヤの様子がおかしいと気づくのに、そう長くはかからなかった。
「・・・・・。」
男は一点を見つめて微動だにしない。
彼女はその視線をたどって見ることにした。
「・・・・!?」
そこには、素肌をそのままに、空へとツンと向いた双丘があった。
倒れた拍子に胴着がはだけてしまっていたのだ。
「な、なななーーー?!」
好きな男に胸を見られる羞恥。しかも突然、野外で。
この状況が、ミィにさらなる混乱へと陥れた。
「な、バカモノ!早く、早くどけ!み、見るなぁ!」
しかし、腕は押さえつけられたままで、身じろぎをするのも困難なほどだった。
と、そこへクウヤが一言。
「触ってもいいか?」
「え・・・。」
クウヤは答えも待たずに右胸を撫でる。
「やっ、外でするなんて、やめんっ!?」
撫でるだけだった手が、突然乳首を押し込まれる。
「ここ、弱いよなぁ、ミィは。」
そのまま肋骨にこすりつけるように押しこんでいく。
「あっ!そこは・・駄目だといつも・・んっ。」
反論を遮るように唇を奪う。
舌を差込み、ミィの舌や歯列、前歯の裏や口蓋にも這わせ、口腔全てを犯していく。
「んっ・・ん〜っ!」
片腕を抑えていた手を放し、両胸とも押し込み、擦り付ける。
「んっん〜っ!ふぁ・・はっ・・はぁ・・。」
ようやく口を離された時には、ミィはすっかり出来上がっていた。
潤んだ瞳、とろんと垂れたまぶたや耳が、クウヤの情欲を煽り立てた。
「外じゃ嫌だってねぇ?じゃ、やめてあげようか?」
そう言うとクウヤは、スッと体を離した。
「こっ、ここまでしておいて、それは・・・っ。」
離れていく体を追いかけるように、クウヤを抱きとめる。
「今さら・・辞められないことくらい・・知っているだろう・・お前なら。」
そのまま押し倒し、今度はミィが上になる。
「さぁ〜知らないなぁ〜。ど〜してもしたいって言うんならしてあげるけど?」
「う、う〜・・お前って男はぁ・・。」
「して欲しかったら・・ちゃんとおねだりしないと駄目だよ。」
さわやかな笑顔を見せながら、サラッと言い放つクウヤであった。
「・・・っ、って・・欲しい・・・。」
目を伏せ、消え入りそうな声で呟く。
「聞こえないなぁ〜。ちゃんと誰が誰を、どうして欲しいのか言わないと分からないよ。」
「い、言える訳・・ないだろ。」
「どうして?」
「恥ずかし・・いに、決まってる・・・。」
「恥ずかしい?勘違いしちゃ駄目だよ。これはね、命令なんだから。」
「・・・っ、はっ。」
ミィは体を一瞬ビクっと震わせ、呼吸をも忘れそうになった。
「ほらココ、触って。」
クウヤはミィの手を取って自らの股間に導く。
「ぁ・・もう、こんなに、して・・るのか・・。」
クウヤのものは、すでに硬さを増して存在をアピールしていた。
「そ、早くミィに触って欲しくてね。ここ、舐めてくれるかな?」
股間の手をさらに強く押し付ける。
「っ・・・。」
「な・・頼むから・・。」
「す、少しだけだからな・・。」
どうやら彼女は、頼まれると嫌とはいえない性格のようだ。
というより。エッチなことに【興味があります】?
ミィは体勢はそのまま下へとずれ、クウヤのモノへ顔を近づけた。
クウヤそれを取り出すと、すでに大きくなったそれにしばらく目を奪われる。
おずおずと舌を出し、根元からその先へと舌を往復させる。
ミスラ独特の、ざらざらとした舌触り。
ヒュームやエルヴァーンの女性からは決して得られない快感に、クウヤは身を振るわせる。
クウヤのモノは次第に水気を増し、辺りに水音を響かせていった。
「早く欲しいんだろ・・?自分の準備はしなくていいのか?」
「う、うるさい・・・。」
その言葉の意味することを、瞬時に理解する。
すでに下着に染み出し、はしたなく涎を垂らすそこに指を這わす。
「ぁ・・ぁ、んっ。」
「口、止めたら駄目だろ?中に指を入れて、咥えて、一緒に動かすんだ。」
「は・・ぁあああ・・・ん、ん・・ちゅっ・・。」
ミィのそこは、まるでそうなることが必然のように、難なく指の侵入を許した。
しばらく挿入の余韻に浸りつつ、クウヤ自身に奉仕する。
「ん・・ん・・・はぁ、あ・・ぅん・・ちゅ・・ぢゅっ・・・。」
中の指を徐々にを動かしつつ、さらに舌を這わす。
舌と唇で挟み込むと、吸い付けながら上下に首を振る。
しかしそれだけでは満足できないのか、自ら腰を浮かせてミィの口を楽しむ。
「っ、手伝ってやろうか・・。」
「んっ!・・・っ・・・ぁんっ・・ん、ん・・・。」
ミィはその動きにあわせて自らの中を掻き回した。
「んはっ・・も、十分・・・だから、もういいよな・・・?」
そう言うとミィはクウヤの上に乗り、答えも聞かずに一気に腰を落とした。
「あ・・ぁあああっ・・・!」
耳と尾をピンと立て、挿入の快感に耐える。
「くっ・・我慢しきれなくなった?勝手にするなんて、はしたない猫だねぇ。」
「う、うるさい・・別にお前の許しなんていらないだろ・・・んっ、あ、あっあ!」
突然、何の前触れなく突き上げられる。
「勝手に入れたお仕置き。」
「や、いきな、んぁ!あっぁあ!」
不意を突かれたミィは、下から突かれる快感にただ翻弄されるだけだった。
「このまま・・いかせてやるよ・・!」
腰の動きはそのままに、ク○トリスへと指を這わせる。
「あっ!だぁっ、ん!・・・っ!ふ、ぁあ、ん!」
「両方責められるのも弱いよね?ほら、いっちゃいな?」
グリグリと押し込みつつ、上下にク○トリスを擦りつけた。
その強烈な刺激に、ミィは耐えるすべはなかった。
「っあ!・・・っく、っちゃぁ・・・っ!は、ぁあ!・・・っあ!?」
突然、ミィの中で何かが弾けた。
「くぁ・・・あ・・はぁ・・・あは、あはは・・・・。」
薄暗い空気の中に、乾いた笑い声が響く。
「・・・・・。」
大逆転。先にクウヤのほうがいってしまった。
「お、おまえ・・なぁ・・・もう・・はぁぁぁ〜〜〜。」
「くっ、ま、まぁさ、嫌だったんだろ?早く終わらせてやったんだよ。」
「負け惜しみにしか聞こえんが?」
ぐっと言葉に詰まるクウヤ。
「と・に・か・くだ。私がいくまで付き合ってもらうぞ。責任を取れ、責任を。」
「も・・無理っすよ、姉御・・・。」
「・・・私じゃ・・駄目なのか?たったの一回で満足してしまうほど・・・魅力ない・・のか?」
まるで恥ずかしがるように、塞ぎこむように俯くミィ。
ここで男気スイッチを押さずして何が男か!
「ぬ、ぬぉおおおおお!!」
クウヤの雄たけびに反応するかのごとく、電光石火の速さで硬さを取り戻していく。
「な、急に大き・・っあ!」
先ほどと同じく硬さを取り戻したそれは、まるでオーク戦車を思わせる猛りぶりだった。
腰を打ち付ける乾いた音が絶え間なく響き、暴走した飛空挺はただ天空を目指すのみだった。
「あっ!はあっ!激しっ!すぅん・・・だっんっあっ!」
「も、もう、で、るっ・・・っあく!」
「ぁ・・っ!・・っはぁっ!ぁ、はっん〜〜〜っ!!」
クウヤの迸りを感じ、ついにこらえきれなくなる。
ミィは口を押さえ、耳のてっぺんから尻尾の先まで、毛を逆立てて絶頂を迎えた。
脊髄、皮膚、手足の指先、脳にいたるまで、ちりちりと焼き焦げるような感覚が走る。
「はっ・・・はぁ・・は・・・凄かった・・よく頑張った・・な?」
「も・・・打ち止め・・・Death。」
「お、おい!?」
空気の抜けた風船のように、パタリと地面に倒れこむ。
それっきり、まったく動かなくなる。
「お、おい、し、死ぬなーっ!」
「し、しんでねぇ・・ぐふ。」
妙な捨て台詞を残し、意識は闇におちた。
「う・・こ、ここは・・・?」
目を開くと、そこは一面に広がる胸だった。
いや、正確には胸の感触だ。
クウヤは根っからのおっぱい星人であり、気に入った胸のデータは決して消去されない。
当然、感触もその一部であり、顔を覆うこの感触はまさに彼女の胸でしかありえない。
「でも、一応確認ってことで・・・。」
手を伸ばし、感触を確かめる。むに。むに。むにむにむnぼこっ!
「うっ・・・。」
再び、暗い闇へ旅立とうとするクウヤの意識。
それを呼び止める胸から聞こえる天の声。
「大人しく寝てろ・・・。いくらなんでも無茶しすぎたんじゃないのか?」
「ま、まぁ・・でもミィのためだし・・。」
「バカモノ・・・。」
ぎゅっと上からの圧力が増す。それに伴い、下に敷かれる物の柔らかさにも気づく。
いわゆる膝枕である。太腿の柔らかさプラス胸の柔らかさ。まさに極上の枕である。
こういう枕なら、毎晩でも使いたいものだ。
「ミィ・・・愛してるよ。」
クウヤは心の声を素直に言葉に乗せた。彼は、心のそこから幸せをかみ締めていた。
「ばっ・・!・・わ、わたし・・だって・・その・・。」
「その・・・?」
「・・・誰よりも・・ぁぃ・・・あい、らぶゆーだ。」
どうしても「愛」という言葉を口に出来ないミィは、照れ隠しもあって多言語にて告白した。
「おしかったなw まぁ、そのうち言える様になるよな。」
クウヤが手を伸ばし、ミィの頭を撫でた。
「バカ・・・何を言わせるのだ、お前ってやつは・・・。」
体を曲げ、頭を圧迫する力がさらに増す。
「あ、あの、ミィさん?」
「ん?どうした?」
「胸、当たってるんですけど。」
「当ててるのよ・・バカ。」