今日もうちはお出かけにゃ。
お出かけのときはドレスドレス♪
にゃんにゃにゃにゃーん♪
かばんの中は装備でいっぱい。
だって、にぅは戦士さんだからにゃ。
でも、戦士の格好はかわいくないのにゃ!
だから、にぅはお出かけの時はドレスでお出かけなのにゃ。
かばんの中に無骨な鎧と大量の武器を詰め込んで、ドレス姿になるミスラ。
かばんの端からはその姿とはウラハラなバーサーカーアクスの柄が覗いている。
色の淡い尻尾の先まで丁寧にブラッシングして、彼女はもぐに問いかける。
「今日のニルの準備はこれでいーかにゃ??」
いささか呆れ気味のもぐが「いーんじゃない?」と惰性をはらんだ声で答えると、
ニルなるみすらは満足げにうなずいてかばんをひょいっと肩に担いだ。
明らかに重量のあるかばんをいとも軽々と持ち上げるあたり、戦士ネコの戦士たるゆえんであろう。
「んじゃ、もぐちゃ、いってくるにゃ♪」
にゃんにゃんにゃーん………とご機嫌にモグハウスをあとにするニル。
待ち合わせはジュノ上層。
ガイドストーンの周囲には常に待ち合わせの人が佇んでいる。
その中の一人に、ニルは大きく手を振るとうれしそうに尻尾を揺らした。
「ヨルムン、お待たせにゃー!今日もかわいいニルルだおぉ」
背の高い赤髪のエルヴァーンは片手をひらりとあげた。
「おまえな。その格好で狩場行くのやめろ…。かばん圧迫するだろうが。
だから、おまえ、いつまでたっても貧乏なんだぞ……。その服持って行く分、
かばんの中身空けて来い」
やれやれ、とでも云いたげに肩をすくめつつ話す言葉などどこ吹く風で、かばんを
ごそごそとあさると、お手製らしい少しにごった色のハイポーションを赤髪のエルヴァーンに差しだす。
「試供品にゃ。あげるにゃ。人体実験なのにゃー」
にゃはははは。と笑いながらその場で足踏みするネコにヨルムンと呼ばれたエルは軽く頭を振った。
「あー………も、なんでもいいから、いくぞ。」
「はいにゃ〜」
テレポの光が二人を包み込むと、クゾッツへと二人は旅立った。
赤髪のエルヴァーンは砂にまみれた髪を軽く振り払った。
河童頭と呼ばれるぼさぼさの頭から、砂が舞い落ちる。
「こら、ニル。そっちじゃねぇ。こっちだ」
「およよ。そか。間違ったぁ」
明らかに間違った方向へと走り出していたネコの尻尾をつかんで呼び止める。
と、尻尾をつかまれたとたん、ニルが「はぅん」と何か甘ったるいものを含んだ
悲鳴をあげた。
「ヨルムン!勝手に尻尾に触ったらだめなのにゃ!」
ドレスの腰に手をあてて、怒った顔をするニルの髪の毛をわさわさっとかき回し
「あのなぁ。おまえ違う方向走ってたからだろうが」
ぱらぱらっと、ニルの金色の細い髪から、この地の砂が落ちる。
さきほどの竜巻のせいだろう。
砂を孕んだ髪を、軽く払ってやりつつ、通称ヨルムンは軽くむっとした。
何を隠そう………いや、隠すまでもないが、ヨルムンはこの馬鹿ネコが
お気に入りだった。
毎日暇になると「遊ぼうにゃー」と絡んでくるネコを連れては
ネコのスキルあげやら金策やらストレス解消やらにつれていくのも
好意があってこそなのだが………どうにもこの馬鹿ネコにはそのあたりのことが
よくわかっていないようだった。
(まぁ、いんtよんだからな。こいつ)
やれやれ………と肩を竦めつつ、こいつには首輪でもしてひっぱっておくほうが
いいかもしれんなどと一人ごちるヨルムンだった。
ようやく、本日の狩場クフタルの洞門に到着する。
入り口付近のマンティコアに素手で殴りかかろうとするニルを引きとめ薄暗い洞窟へと入る。
洞窟の暗がりの中で、ニルのドレスの白が眼に鮮やかだ。
このドレスはヨルムンからのプレゼントではない。
別の男からのプレゼントだという。
だから、ヨルムンはニルがこのドレスを着るのを酷く嫌った。
(似合ってるけどな)
「おい、ニル。いい加減着替えろ………。オイルもあるのか?」
「あるおっ。作ったもん!」
よいしょ、とかばんをおろして中をあさりつつ
「ヨルムンあっち向いててねっ!着替えるっ」
かばんの中から、無造作に両手両足両脚と装備を放り出す。
と、ニルがかばんの中に顔を突っ込むようにしてがさがさと中身を
すべて引っ張り出しはじめた。
「あぁああああ。あー!ああああ!」
にゃぁあああああああ………と、ニルの間抜けな泣き声が洞窟にこだまする。
「よるむぅぅぅん、胴装備間違ってこんなのもってきちゃったおぉぉ」
ニルの手には黒AFの胴装備が握られていた。
「おまえ、馬鹿だろ?馬鹿だな?明らかに、、馬鹿だよな。」
岩の上に座りこんで情けない顔をするニルの横に荷物をおろすと、ヨルムンは中から
スコピオハーネスを取り出した。
「ほら、貸してやるから。これ着ておけ」
「はぅぅ。ヨルムンありがとぅぅ」
脇のかなりえぐれた真っ赤なスコピオハーネスを受け取ると、
ニルは岩陰でごそごそと着替え始めた。
「じゃじゃぁああん。ニル完成にゃぁ」
岩陰から、金髪のネコがひょこっと顔を出す。
その間後ろを向かされていたヨルムンはのそりと振り返った。
ニルの耳は満足げにぴくぴくと揺れていた。
真っ赤なスコピオハーネス。
いつもならばタラスクミトンに不恰好なバローネコッシャレをはいているはずが
両手両脚も赤い。
戦AFだ。
いつもの何倍も露出の高い装備に、ヨルムンは思わず生唾を飲んだ。
「スコハー赤いから赤くなってみたのにゃ。」
似合う?似合う??と、彼女は嬉しそうに、ヨルムンの片腕をつかんで周りを
はねまわる。
スコハーの脇から、意外に豊かな乳房が見えた。
ヨルムン(通称)は自分の中で何かがぐらりと揺らぎそうになるのを感じた。
「ヨルムン貸してくれてありがとぉぉ。ニル、スコハ持ってないから嬉しいにゃぁ」
脇から見える乳房から眼を逸らし、普段ははかない戦AF脚へと眼をやった途端、
ヨルムンの胸は更にどくんと大きく脈打った。
普段であればバローネの無粋な布の下に隠された脚があらわになるデザイン。
まるでガーターベルトのようなデザインの上に、内腿の辺りが大きく露出している。
その生生しい白さに眼を奪われた。
「おーい!ヨルムン!きいてるのかにゃ?いくのにゃぁああ」
着ていたドレスをかばんに突っ込み、腰に二本の片手斧をさした。
最近のフェロー(別名愛人ゴッコ)のおかげで、クフタルはいつも満員………のはずが
今日に限って、洞窟内はやけに閑散としていた。
ギーヴルでもいるのだろうか、という嫌な予感が頭をよぎる。
ニルはご機嫌そのもので、無防備にトンコウの術すら使わずに砂の上を軽やかに
駆けている。
「ニル、気をつけろよ。ギブがいるかもしれんぞ」
はぅっ、とニルが息をのむのがわかる。
尻尾がぴんと立ち上がり、あたりの気配を探るようにくるりと瞳をまわし
そのままヨルムンへと視線をやり、うん、と大きくうなずいた。
ヨルムンの中で悪戯心がわきあがり、ニルの尻尾を軽くつかんで握り締めてみた。
ニルは、体を軽く震わせると、あわてて尻尾を振り払った。
「うにぃぃぃぃ!ヨルムンのばかっ!触っちゃだめ!」
尻尾を振り払った拍子に、悪い足場に、ふらっとバランスを崩すニルを抱きとめ、
ヨルムンはにやり、とニルに笑みかけた。
アラクネの沸く辺りの行き止まりに陣取り、荷物を降ろす。
ニルはちょっと一休み、と荷物の脇の大きな岩に腰をおろす。
クモが砂の上を歩くかすかな音以外物音はない。
ニルの正面にたつと、砂まみれのニルの耳を片手で払い、髪の毛を軽くなでた。
上から見下ろすと胸の谷間があらわになる。
ヨルムンの中で今まで眼を逸らしていた何かがむくむくと膨れ上がっていくのを、
彼は感じた。
空蝉の術:弐を唱えて、戦闘の準備をするそぶりで、ヨルムンはニルを眺める。
(無防備)
ニルはまさしくそれだった。
尻尾を軽く揺らし、何を思い立ったのか、おやつらしいクッキーを食べている。
(MPないくせに………)
「よるむ〜ん。クッキー美味しいお。いっつも肉とおスシだと飽きるし
たまにはクッキー食べようよ」
「いや、いらない。それより、さ」
「にぅ?」
にるが眼を丸くすると同時に、ヨルムンは暗闇の術を詠唱し始めた。
「にゅにゅにゅ?!」
片手に持ったクッキーをぽとりと砂の上に落とすと、ニルはあわてて空蝉の術を
唱え始めた。
そのニルの上に暗闇の術が発動。
視界を奪う。
「にやぁあああああ。ヨルムン何するのさぁああ」
あわてた拍子に、体が動き、ニルの空蝉の術が中断される。
ヨルムンはニルの体を岩場に押し付けると、両腰にさげた片手斧を
ベルトごとはずした。
「こうするんだ」
ニルを押さえつけたまま、呪縛の術の詠唱を始めるヨルムン。
いくら戦士とはいえ、エルヴァーンの力をたやすく跳ね飛ばすほどの腕力はない。
突然の予想だにしなかった事態に、ニルが眼を白黒させる中、呪札が彼女の体を麻痺させる。
「ニル。我慢できないんだ」
ニルの細い腰を抱き両足の間に片足を割り込ませ、身動きをとれぬようにして
ヨルムンやニルの唇に自らのそれをかさねた。
大きな岩の上に腰掛けていたニルを抱きすくめると、ちょうどヨルムンが俯く程度で彼女の顔が間近へと迫る。
ニルの唇はクッキーの甘ったるい味がしていた。
ニルは眼をむぎゅっと瞑り、尻尾を落ち着くなくさまよわせつつ、おびえたようにか、ヨルムンの夜叉作務衣の胸の辺りを両手で握りしめる。
舌が唇をわり、ニルの歯列をたどる。
突然のことに身を硬くする彼女をなだめるように、ヨルムンの片手がするりとのび、さまよう彼女の尻尾をつかむ。
ぎゅ、ときつく尻尾を握られると、ぴくりと体を震わせるニル。
その隙に、ヨルムンの舌先がニルの口内へと忍び入った。
忍び入った舌先で、ヨルムンは彼女の上顎の裏側をからかうようになでた。
尻尾の毛が逆立つのをヨルムンは手のひらに感じた。
「…に……にぅ」
細い声でニルが鳴く。
口内をくまなくくすぐる舌先。
かくんと力の抜けたニルを片手で支えたまま、尻尾から手を離すと、ヨルムンは
その手で、まま、ニルの脇から手をさしいれる。
「ニル、させてw」
唇を離してヨルムンは微かに艶めいた声で笑み含みにささやいた。
ついで、とばかりに、幾分力の抜けた柔らかな耳にふぅっと息を吹きかける。
ニルはふるりと体をふるわせると、再びヨルムンの体にしがみついた。
「そんな誘うよな格好するから、我慢できなくなるだろ。」
「さ………誘ってないにゃ………」
スコハの脇からしのびこんだ手のひらが、ネコの高い体温を感じる。
とくんとくんとやや早めの鼓動をも手のひらは感じていた。
「でも、ちょっとドキドキしてるでしょ?」
「そ……それは………」
ニルは口ごもると表情をみられまいとするように、ヨルムンの胸に顔をうずめる。
素肌を感じていた手のひらを抜き出し、スコハの止め具をぷつんぷつんとはずす。
(あー………これ、まじ分解【はい、お願いします】って感じだ)
もどかしさに苛立ちつつ、熱を帯び始めた股間をニルの方へと押し付け、
「ニル、させて」
抵抗するそぶりもなく、ふるふるふるふると小さく震え、
ニルはヨルムンにしがみついている。
スコハの最後のとめ具が外れると、ニルは「きゃぅ」と微かな悲鳴をあげた。
「よよよよよるむん!」
スコハが下へとずり落ちるのを拒むようにヨルムンに抱きついたまま、ニルがヨルムンの名(通称)を呼んだ。
「ん?」
「こ………こんなとこじゃやだよぅ。にぅはお外はやだよぅ」
ぎゅぅっとしがみついた体をそっと押しやるとスコハが足元にことんと落ちた。
ニルはあらわになった乳房を隠すように、ヨルムンの装備から手を離しあわてて両手で
自らの胸元を覆う。
「にゃっ」
「なんでヤなの?モグハウスでモグに見られながらがいいの?」
「にゃぁあああああああ!ちっがぁあうにゃ!」
がばっと伏せていた顔をあげてヨルムンをにらみつけふるふるっと顔を左右に振る。
「だって、人来たらやだお。にぅ、やだお。」
「大丈夫。ギヴが見張りしててくれるだろ。」
「やだっ。やだぁあああ」
「無理wそんな格好で言われてもww」
ヨルムンはニルの両腕をとると、胸を覆う手をはがしとる。
ぷるん、とミスラの形のよい乳房が大気にさらされた。
小粒の乳首は冷気に軽くたっている。
必死で顔をふるふると左右にふるニルの首筋にヨルムンはやんわりと歯を押し当てた。
ミスラの肌は柔らかで、髪の毛の付け根からは微かにネコのにおいがした。
欲望をかきたてる匂いに、ヨルムンは首筋を今度は強く吸い上げて赤い痣を残す。
ニルは唇も眼もきつく閉じ、体をこわばらせた。
「………もしかして、ニル初めて?」
片手をニルの腕から離し、乳房を掬い上げるようにしてこね回しながらヨルムンは問うた。
ぴく、とニルの両耳が揺れる。
(処女かよ)
ヨルムンの胸がどくんと高鳴り、股間のものがさらに熱をもつ。
「ねえ、ニル。教えてあげるから。俺の言うとおりにして?」
ね?と念を押すようにいいつつ、指先でかわいらしい乳首をつまみ、転がすようにいじる。
それだけで、ニルはふぅっと吐息を漏らした。
かしゃん、とニルの足の力が抜けて、ファイターカリガが岩にぶつかる。
同様にヨルムンの掴んでいた腕からも力が抜ける。
それを「許可」のしるしと見てとると、ヨルムンはニルの乳房に顔をおとした。
ふにゃふにゃの乳房のやわらかな感触。
いんtよん、脳筋ネコのくせに、やわらかいそれ。
装備の下でヨルムンの息子は鎌首をもたげていた。
乳房を嘗め回し、乳首を吸い上げ、その先を舌でつつく。
もう一方の乳房は片手で円を描くようにこね回す。
髪をやわやわとなでていた手をすべりおろし、露出された内腿をそっと撫でた。
体を時折震わせながら、ニルが徐々に感じつつあることをヨルムンは知っていた。
夜叉作務衣を脱ぎ捨て、装備の前だてを開き相応の硬さを示し始めた息子をニルの前に
差しだし、ニルの顔をヨルムンはのぞきこむ。
「ニル。俺の言うとおりしたら怖くないから。俺、ニルとしたくてこんなになってんだ。
ニル、俺のここ、見て?」
ニルはいやいやをするようにかぶりをふる。
「ニル。みんなすることなんだよ」
「………に、にぅぅぅ」
おそるおそる、と眼を開き、ぺたりと岩の上に座ったまま、ニルはヨルムンの鎌首をもたげた男根を見つめた。
「根元の方を持って、口に咥えてごらん。歯をたてちゃだめだよ」
「よ、ヨルムン。ヨルムン、にぅのこと、好き??好き??」
必死、といった表情で半裸のまま、ニルがヨルムンに問いかける、
大好きだから、したいんだよ、とニルの耳元にささやき、ニルの片手をとり、自らのモノへと導く。
「ニルは、俺のこと好きだろう?」
勝手に断定的に言い放ち、ニルの頭を優しく撫でる。
ニルはためらいがちに、ヨルムンの硬くなった息子に手を添えるとゆっくりと一度根元から先端へと撫でる。
それだけの刺激で、ヨルムンのものは更に硬度を増した。
「ニル。なめてごらん。教えてあげるから」
ニルはこくんと小さくうなずくと、先ほどの口付けでまだぬれた唇を開き、
ゆっくりとその唇をヨルムンのペニスへとかぶせた。
生暖かくぬめりのある感触が、やわらかな亀頭を包み込む。
両手両脚両足に真っ赤な装備を施したまま、半裸のニルがぺたりと岩場にすわりこんで
自らのものに奉仕する姿はヨルムンのとって、またとない悦びを与えた。
ニルは、慣れぬ様子で、いったんは咥えた亀頭から唇を離し、今度は舌先でぺろぺろと子猫が
ミルクを飲むように、ヨルムンのペニスをなめはじめた。
先端から片手で支えた根元へと丁寧にぺろぺろとなめあげていく。
真剣なまなざしで、目元に微かに朱をのせ、ぺろぺろぺろ。
瞬く間に硬さも太さも大きさも増すそれに、ニルはわずかにおどろいたように
動きを止める。
「ニルが上手になめてくれるから、感じてるんだよ。今度は咥えてごらん」
恥ずかしそうに眼を伏せ、ニルは再び唇を開くとそれでぱくりとヨルムンのペニスを咥えた。
小さな口内は、俺の知るエル♀のそれよりもはるかに狭く、俺はニルのあごが外れるのではないかと
余計な心配までしてみた。
「ニルはそのままにしてろよ。歯をあてるなよ。」
ヨルムンのものは既に十分すぎるほどに硬くなり、先端は先走りをこぼしはじめていた。
その苦味のある味にか、それともペニス自身の大きさにか、ニルの眼には微かに涙が浮かんでいた。
ヨルムンは両手でニルの頭を抱えるようにもつと、ゆっくりと動かし始める。
それにあわせて腰を前後に揺らすと、膣とは違う感触がヨルムンを包む。
喉の奥深くまで、亀頭が突くように入り込むと、ニルは苦しげに眉を寄せ、それでも
歯をたてまいとしつつ、小さくむせた。
その表情にそそられるように、更にヨルムンはニルの頭を抑え、激しくペニスを出しいれ
しはじめる。唇の端からのみ下し損ねた先走りと唾液の混じった透明な液体が糸をひいて砂に
模様を描く。
じゅっじゅっという音がニルの唇からもれる。
ヨルムンはニルの唇を犯す速度をあげ、苦しげなニルの表情をよそに、
ペニスを出し入れすることうを繰り返す。
「あ、やべ。気持ちいい。」
ニルの細い金髪を指にからめ、ぐ、と頭を固定し、そこにぐいと腰をつきいれ
「ぅぁああっ」
ペニスからは白濁した液体がびゅびゅっとリズミカルにニルの口腔内へと吐き出された。
苦味と粘液のあるそれを初めて口にしたニルは涙目のまま、思わずそれをごくりと飲み下した。
最後の一滴を出し終えるまで押さえ込んでいたニルの頭を離すと、ニルの唇から、ヨルムンは
唾液と精液にまみれたペニスをずるりと引き出す。
ニルはげほげほっと咳込んで、砂の上に口に残った精液の残渣をつぅっとたらした。
咳込むたびに、ニルの真っ白な乳房がふるふるっとふるえる。
「ニル、よくできました、だよ。気持ちよかったよ。もっともっと気持ちよくなれるよ」
おいで、というように両腕をさしのべると、ニルが抱きついてくる。
「今のがフェラチオ。知ってるでしょ?」
ニルが恥ずかしそうにうなずく。
普段の暴力的な様子からは想像もできないしおらしさに、一度放って半勃ちのペニスが
ぐいっと鎌首をもたげる。
「今からいっぱいニルにも恥ずかしいことしてあげるから」
いいつつ、ニルの両手の装備をはずし、砂の上にごとん、ごとん、と落とす。
つか、こんなもん装備してたらそら重いだろ………と心の中で呟きつつ、
ニルの上半身を完全に裸にした。
「は………恥ずかしいにゃっ」
片手でゆっくりゆっくりと内腿を撫でつつ、時折、ファイタークゥイスの下の下着の奥をつつく。
そこは確かに湿っていた。
戦闘後の汗で湿ったのとは明らかに違うものであると、
ニルの体からのぼりたつ、欲情の匂いが伝えていた。
彼女の体を持ち上げ、岩の上に座らせると、邪魔な脚装備を手荒くはずす。
ヨルムンのはだけた前立てからは力をとりもどしたペニスが立ち上がりその様子を見ているかのようであった。
脚装備のしたには、尻尾の穴あきTバックが一枚。
真っ白なそれに、ニルの愛液でできたしみがひろがっているのを見るとヨルムンは
に、と唇の端をあげた。
「ニル、俺のもの、なめながら感じちゃった??」
いいつつ、片手でニルの乳房をもてあそびながら、
もう一方の手で、ニルの下着の上から、秘部のあたりをわざとゆっくりと撫でさする。
「ぁ…ぁ、ん。にゃぅ、ぅ」
何度か割れ目の上をなでさするうちに、ニルが甘い声をあげはじめる。
吐息のリズムがやや速くなり、きゅ、とニルの細い(が、いつもは凶暴な)指先が岩をつかんだ。
「ここ、気持ちいいの?」
わかっていながら、意地悪くヨルムンは問いかけた。
こく、とニルは小さくうなずく。
「へ、変なのにゃ。バーサクともウォークライとも違うのにゃ」
(当たり前だって………)
一瞬萎えそうになるも、ニルの放つ獣の匂いにいざなわれるように、
ヨルムンはじらすような指の動きをとめ、下着を破りとった。
ざりっと、布をさく音が、静まり返った洞窟内に響く。
「にゃぁああ」
ニルは初めて♂の眼にさらされるそこを隠すようにひざをあわせようとした。
男の手はそれを拒むように両膝を押さえ、そのハザマに、顔をうずめる。
「俺が気持ちよくしてやるから、なんも考えるな。お前、いんtよんなんだからw」
♀ネコの匂いのする秘部へと顔をうずめると、ニルは恥ずかしさのあまりか
にぅにぅと泣き声をあげた。
しなやかな両足を開かせ、ちらりと頭をのぞかせた小さなク○トリスを舌先でつつく。
途端、ニルの体が今までになく、大きくびくんとはねる。
「にゃぁっ」
もう一度、今度は舌の真ん中を使ってざらりとなめるようにすると、ニルは明らかな嬌声をあげた。
「ニル、感じてるじゃん」
はぅっ、はぅっ………と、初めての感覚に荒い吐息を繰り返すニルの様子を楽しみながら
舌先でニルのク○トリスをいじめながら、ゆっくりと指で、ニルのまだ誰をも受け入れていない
花びらのまわりをなぞった。
そこは既に濡れそぼり、岩の上にシミをつくっている。
「ニル。びしょびしょだよ。ニルのお●んこ」
ニルの愛液を舌先ですくってなめると塩味と、女の味がした。
愛液を塗りこめるように、ニルのま●このあたりまでを荒っぽく舐めていく。
うっすらと口をひらいたニルの花の中央に、中指を軽く押し当てると、
花はヨルムンの指をいざなうように、うごめいた。
「ニル。ニルのここは、えっちだね。俺の指、咥えたいって云ってるよ」
「いいいい!いってない!!」
はぁっ………と、欲情の吐息を吐きつつも、必死の反論をするニル。
だが、下半身はとろけきり、愛液が次から次へとあふれ出していた。
中指をゆっくりと沈めるように押しいれると、ぬるり、とニルのそこは受け入れた、
初めての異物感に、ニルは小さく声をあげる。
「ぁ…ぅ……ん」
ゆっくりゆっくり………と慣らすように、ニルの花弁に指を出し入れするヨルムン。
指の動きにあわせて、小さくくちゅりくちゅりとぬれた音が響く。
「ニルのびしょびしょのあそこの音だよ」
すっかり硬度を取り戻したヨルムンのものははちきれんばかりで、痛みすら覚えるほどであった。
処女のニルにとって、エルヴァーンであるヨルムンのそれが苦痛を与えかねないことは確かであったが
指でニルの処女膜を奪うより、ヨルムン自身のペニスでもって、ニルのそれを破りたいという想いが
ヨルムンには強くあった。
「ニル。ちょっと痛くても我慢できるよね?ニルは強いもんね?」
とろん、と快楽に溶けたまなざしのニルの頭に、言葉が届くより前に、
ヨルムンはニルの体を抱えあげた。
エル♀を抱えあげることはかなり困難だが、ミスラの体は軽々と持ち上がる。
ふわぁんとゆれる尻尾ごとニルを抱えあげると、立ったまま、天を仰ぐ自らの物の上へと
ニルの体をゆっくりと下ろしていく。
「ニル。俺につかまってろ?」
こく、とうなずく様子が初々しくてたまらない。
ニルの濡れそぼった泉に亀頭が当たる。先端の敏感な部分がニルのそこを感じると、
ヨルムンはいてもたってもいられなくなったように、狭いニルの入り口を亀頭でぐいと押し広げた。
「ひゃぅぅ」
「行くよ?」
ニルの体を徐々に下ろしつつ、狭いニルの膣へと、ペニスをうずめていく、
あふれ出た愛液がそれをぬるりと助ける。
と、明らかに進入を拒むような硬さにぶつかる。
処女膜か………と、心中で呟き、ヨルムンは後ろの岩にもたれかかった。
「ニル。つかまっておいてね。ゆっくり腰をおろして」
ニルがゆっくりゆっくりと腰を下ろすのをみながら、ヨルムンはニルの尻尾をぎゅ、ときつく掴んだ。
ニルの体がバランスを崩すように、一気に落ちる。
ずん、とヨルムンのものがニルの処女膜をやぶり奥へとつきいった。
「にゃぁあああああああああああああああああああ」
突然の破瓜の痛みにニルが悲鳴をあげる。
その声が洞窟内にこだました。
(ま、タルタルに処女膜破られるんなら痛くねぇかもなぁ。最初がガルカじゃねぇだけ痛くないはず、と)
ぎゅぎゅっと、ヨルムンの背中にニルのつめがたてられる。
痛みに軽く眉をひそめるも、ヨルムンはそのまましたからゆっくりと運動を開始する。
破瓜の血と、ニル自身の愛液が潤滑油となり、ニルの狭い膣はきっちりとヨルムンのペニスをくわえ込んでいた。
しなやかな体をそらし、ヨルムンにしがみついたまま、ニルは本能的に腰をくねらす。
「ぁん………あ…ぁぁ……ぁ」
奥の奥まで貫かれる姿勢でニルが甘い声をあげる。
乳房がふるふるとゆれるところに、軽くヨルムンはくちづける。
ニルを抱きあげたまま、岩にもたれた姿勢から身を起こし、先ほどニルが座っていた岩に
ニルの背を押し付け、いわゆる駅弁の姿勢で、ヨルムンはより激しいピストン運動を再開した。
ぐっちゅぐっちゅと姫鳴りの音が空間を埋め尽くす。
愛液がつぅっとしずくをたらし砂にしみる。
ニルの膣は狭い上にからみついて奥へといざなうように動き、
ヨルムンのペニスを子宮口へと導く。
腰をぶつけるようにしてヨルムンは情欲のままにニルの中で自らを突き上げる。
「あ………やべ。狭くていい」
ぐっぐっぐっぐと腰を押し込むごとに、ニルがあえぎをあげる。
「………にゃぅ………ぅ…ぁ…………ぁぅっ…んっ」
はぁはぁというニルの呼吸が速度をあげていく。
「う………ん」
ヨルムンはうめきながら、ニルの奥深くへと、熱い液体をまきちらした。
ニルの狭い膣はきゅぅぅっとしまり、ヨルムンの精液を一滴残らずしぼりとるようにうごめく。
「はぅぅっ。なんか、変にゃっ」
膣の中に初めて他人のものを受け入れたニルは、精液の直撃に軽く「イき」かけたものの、
処女のニルにはまだまだエクスタシーの快感は訪れないようであった。
「ニル。気持ちよかった」
(そらそうだ。処女だし)
「に………にぅう」
初めての体験と、未体験の快楽の予兆にぼんやりとしたまま、ニルはヨルムンを見上げる。
全裸のニルを見下ろし、次はニルにエクスタシーを教えてやらねば、などと思う、
世話焼きエルヴァーンのヨルムン(本名:Gando)であった………。