ゲルスバ野営陣で木材の伐採をしている途中、見慣れぬものを見つけた。
普段はテントのようなものがはってあっただけの場所だったが、今はそのテントがなく、少し下がった坂が洞窟のように続いている道があった。
少し考えてから地図を広げ確認するが記されておらず、覗き込んでみた。
中はオークが一匹通れる程の広さで、一定の間隔をあけてうっすら明かりがともっていた。
伐採にきてたとはいえ冒険者、であるミコの冒険心をくすぐる状況に焦る気持ちをおさえて装備品を確認する。
熟練者にしか扱えない大鎌にワーカー装備一式のみで一瞬不安になったが、ここ、ゲルスバ野営陣と言えば駆け出しの冒険者が訪れるような場所でもあるので大したことはないと判断した。
木材を入り口にまとめて置き、中へと進んでいく。
湿度が高いのだろうか、じめじめした空気に包まれながら歩いていくと、鉄の柵がついている、少し開けた場所に出た。
そこよりも先にまだ道が繋がっていたので、また歩きだそうとした時
カチィッ
弓の動く音を聞き、とっさに横へ飛ぶ。
「うああっ!」
飛んだはずなのに何故か太ももを矢が射った。
確かに避けたはず、そう思いまわりを見渡すとさっきまで立っていた位置の地面に矢は深々と刺さっていた。
太ももの痛みは歯を食い縛っていても耐えられるものではなかったが、なんとか矢を抜いて投げ捨てる。
大鎌に手をかけた瞬間に地面に引き倒された。
「ミスラ…ミスラのメスか。」
片手に弓を持ったオークがミコの頭を押さえ付けていた。
「ククク、馬鹿なメスだ。仕掛け罠に簡単にかかりやがった。」
ニタニタと笑いミコの頭を掴んで上へと持ち上げる。
「あく…痛…は、放せ!」
爪先で立たせられているが、オークを睨み付ける。
しかし、頭を掴む力は想像以上に強い。
「スタ……」
スタンを唱えようとしたが途中から声が出なくて詠唱が中断された。
サイレスがかかったと気付くまで時間は掛からなかったが、何故沈黙させられたのかがわからなかった。
魔道士のオークがいたとしてもこの程度のレベル相手ならば体が無意識に抗うことができるはず。
まさか、と冷や汗が頬を伝い、次の言葉で先程抑えられなかった冒険心を悔いることになる。
「バルドニアの駐屯地から帰ってきた甲斐があったな。ぐへへ…美味しそうじゃねぇか。」
オークはミコを引き摺りながら鉄柵を開け、さらに奥へと連れていった。
サイレスを唱えたオークが鉄柵を閉めて後へつづく。
ミコの太ももの傷は出血はとまったものの、疼いていた。矢に毒か何かが塗られていたのであろう。
担がれて奥へと移動する間必死に逃げようと藻掻いたがオークがそれを許すはずもなく、ただ肩の上で揺れていた。
(ああ……こいつらどうみても格が上だよう…)
幾多の死戦を経験したからわかる力の差に怯え、絶望感が押し寄せた。
一番奥の部屋着き、乱暴に肩から落とされるとすぐに腕を捕まれ頭の上で縄を括り付けられた。
足の自由は片足しかきかず、毒に侵された方の足は地面に少し擦れただけで痺れたような感覚がしていた。
「またメスだったぞ。」
狩人のオークが言うと、物陰から一回り大きいオークが姿を現した。
「ミスラか。初めてだなぁ。」
「そうだったか?覚えてねぇや。」
腕を縛られ天井から膝をついて吊られる体勢をとらされているミコの体を舐めるように見る。
その視線に堪えられず、ミコは俯くと前髪を捕まれ上を向かされた。
「ひぃっ……」
サイレスが解けたのか、息を呑むような声が漏れた。
顔を上げさせられて視界に入ったのが巨大でグロテスクなオークの男根だった。
「しゃぶれ。死にたくなかったら俺らを満足させろぉ。」
嫌らしく口の端を吊り上げて笑い、男根をミコに近付けていく。
やだやだ…オークのなんて……死にたくないよう…死にたくないよ……
瞼をぎゅっと閉じて舌をのばし、先端を舐めた。
饐えた味と苦み、獣の匂いを感じ、舌を引っ込めたが顎を掴まれて大きく口を開けられてしまった。
「んぐぅ……んぅ……」
肉棒を押し込まれた悪臭に吐き気を催し、涙が溢れた。
「下手くそが…人間のオスのを銜えるみたいにやってみろ。」
周りで観ているオークの低く嘲笑う声を聞き、惨めで悔しくて涙の量は増したが、死への恐怖からか、舌を這わせはじめた。
亀頭に沿って舐め、鈴口を舌を尖らせて刺激する。
オークの肉棒はみるみる硬くなり、血管の筋が浮き上がった。
頭を掴まれ、前後に激しく揺すられる。先走り汁と唾液が混ざりいやらしい音が部屋に響く。
「うぐぅ…げェッ!!ぶっ……がァっ!!……」
喉の奥まで肉棒を突き刺され、苦痛の声がでる。
頭を揺さぶられる動きにあわせてオークが腰を振る。
口腔内でビクビクとオークの欲望が出口を目指して暴れるかのように動く。
「うおおぁぁ全部飲めよおおお!!!」
深く刺さった肉棒が痙攣し、ミコの喉へ直接流し込むようにドロドロの濃い、悪臭を放つ精液がぶちまけられた。
「げほッ…うげぇ………ぐぅ……」
喉に張りついている精液に不快感を覚えるが為す術はなかった。
ワーカー装備は破られ、形の良い乳房と薄い陰毛に覆われた秘部が露になった。
二匹のオークがごつごつした指で乳房を弄ぶ。
乳輪を指で円を描くように撫で、乳頭を親指と人差し指で磨り潰し口に含んで吸い上げる。
「あぁ…やめてぇ……はぁっ……」
嫌悪感でいっぱいのはずなのに、体は正直なもので、次第に快感が沸き上がってくる。
「淫乱なメスだ。つんつんに勃たせてやがる。」
「ちがぁっ…ぅ……」
「メスの匂いがしてきたぞ。おもしれぇ。」
「やだぁぁ…いやぁ!……んぅぅ……」
乳房を弄ぶ手が下へと降り、膣口を捜し当てると勢い良く指が突っ込まれる。
「にゃあ!!…やぁぁ……はぁ…ん…」
「ドロドロじゃねぇか。キモチいいか?ここか?」
指を激しく出し入れし、膣のある一定の場所を突き上げ責めた。
「あぁあああ!!……ひぁぁ…にゃぁあああ!!」
かぶりを振り、腰を浮かせて背を反らし襲い来る快感に堪えようとする。
床にはミコから出た愛液で水溜まりが作られ、それはまだ広がっていく。
顔は涙と涎、精液でべた付いており、喉を反らせ、呼吸を乱しながらも嬌声を飲み込もうとする。
「あうっ…う…かはっ………うくっ……」
唇を噛み締め、脚を必死に閉じようとする。
しかし、秘部を指で掻き回しているオークにしっかりと捕まれているため効果は得られない。
乳頭は硬く反り上がりオークに噛まれ、吸われる度に目の前が白くなるような感覚に陥り、口がぱくぱく動く。
「はっ…ああ……にぅ……はう……」
頭にまで響くような快感が背骨を駆け上がる。
「締まってきてやがる。いやらしいなぁ…ククク…」
もうだめ……イっちゃうよぉ……オークにイかされるなんて………
大きく体を弾ませ、歯を食い縛りながらも絶頂を迎える。
オークによって絶頂へと導かれたことが屈辱で、ミコは生きる気力が無くなってしまった。
「おねがい……ころして…………」
整った乳房に点々と赤く吸われた跡が残り、秘部からは止め処なく愛液を垂れ流している。
ミコは膝立ちするほどの力がなく、腕を吊られながら俯いて懇願した。
「もう…ころし…て………」
霞んだ声が涎や精液と共にこぼれ落ちる。
「がははは!!身の程ってヤツがまだわかんねぇのか!!」
一匹のオークがミコを吊っている縄を切ると、ミコはその場に力無く崩れた。
無理矢理抱き起こすと寝そべっているオークの上へミコを乗せた。
「お前飽きたらいつでも喰ってやるよ。ぐへへ!よかったなぁ!!」
寝そべるオークが自らのそそり勃つ肉棒をとろとろにとろけたミコの秘部へあてがうと先端を擦りつけた。
「あふっ……いやぁ……」
「フンッ。淫乱なメスめ。涎をだらだら垂らして喜びやがって。」
肉芽を突き、息をのんで反応するミコにオークは興奮し、膣口に先端を挿入する。
「ああぁぁぁあ!!いやぁぁ!!」
ミコの体を支えていた体をゆっくりとおろす。
ミコの狭い膣口を巨大な肉棒が壁を掻き分けて進入する。
愛液が大量に分泌されていたとしてもなかなか入らない事に気の短いオークは苛立ち、ミコの脚をつかんで一気に引き寄せた。
「はあああああ!!!………うっ……く……」
一気に奥まで銜え込んだが、内蔵を圧迫するような質量に息が止まる。
苦しくて体に力が入らず、オークの腹の上へ倒れると、オークは腰を動かしミコを突く。
「ああっ…あくっ…ふぅん……んんん…やぁ……」
中に差し込まれる度に嬌声が漏れる。抵抗する力も残っておらず、ただオークの慰み者として犯され続ける。
「はっ……う……ああん……いやだぁ……たすけ……あぁぁ…」
「お前だけ楽しそうじゃねぇか。」
先程までミコの体を支えていたオークが腰を落とし、尻尾を掴み上げてセピア色の窄みを晒す。
指をその窄みへ押し入れると、苦悶の声が聞こえた。
初めて逆流する感覚にミコはもう何も考えることが出来ず、息を乱すだけ乱して喘いだ。
「ひゃぁぁ…あああ……はぁ…っ……んん…くうぅ…」
膣内と腸内の刺激にミコは快楽の底へ墜ちる。
窄みから指を抜き取ると、オークがミコへ進入する隙間から溢れた愛液をすくい、一度舐めて自分の唾液を絡ませてから窄みへと塗り込む。
後ろからミコを抱き、膨張した肉棒を窄みへ一気に押し込んだ。
「がっ……かはっ……あか………」
必死に空気を吸い込み途切れながらもはき出す。
「おおお、お前のチ●コが動くのがわかる!!面白れえ!!」
興奮した二匹はものすごい早さで突き上げる。
「やぁ!ああ!!いやああ!!ああんっ!はぁっ!!!し、しんじゃぅよぉ!!」
涙を流し、嗚咽を交えながら高い嬌声を上げる。
もう一匹のオークが近寄り、再度口腔内を犯す。
ミコは既に二度目の絶頂を通り越し、止まらない刺激に何度も何度もイかされ続けた。
「うぐぉおおおぉぉ!!!」
雄叫び、それぞれがミコへと欲望を吐き散らす。
長い、長い射精中、ミコは気を失っていた。
オーク達は一服でもするかのような息を吐いて肉棒を抜き出す。
ミコの腹部は少しふくらんでいたが、秘裂や肛門から白濁液を大量に吐き出すともとへ戻っていった。
腕の縄を解き、代わりに家畜用の首輪をはめ、鎖で繋いだ。
ミコが意識を取り戻したのは二日後だった。
陰毛は剃られており、恥骨の上にまがまがしい獣人の焼き印が施されていた。
檻の中から外を見るとオーク達が遠征に行く用意をしているのが分かった。
「ノルバレンへいく。お前も連れて行く。」
にたりと笑い、涎をすするような音が聞こえる。
「ノルバレンの奴らにお前を貸してやろうと思ってな。」
鎖を引かれ、首に痛みが走る。
外はうっすら暗くなっており、そろそろ木工ギルドが閉店する頃だなぁと、ミコはオークに犬のように引かれながらそんなことをぼんやり考えていた。