戦士猫7A
忍者男(設定お任せ)


皇帝羽虫の髪飾り。前衛の職に身をおく者なら一度は手にしたい代物だ。
流通量は少なくはないが、その優れた効果を発揮する髪飾りは高値で取引されている。
まだ駆け出し冒険者ではあるが、ミスラの戦士、ツィーもその髪飾りを欲していた。
「162万ギル…今日こそ買えるんだ…」
街の人の使いっ走りやガラクタを売りをしてこつこつ貯めてきたお金を握り締めて競買を覗く。
「在庫1…!最終取引は140万…よしっ!!皇帝羽虫の髪飾りを140万で!」
「皇帝羽虫の髪飾り、140万ギルで落札できませんでした。」
「うう…143万ギルで!」
「143万ギルで落札できませんでした。」
こんなやりとりが10分近くも続き、所持金全額をかけても落札はできなかった。
悔しさにまみれながら在庫1という表示を睨む。
諦めて帰ろうとしたとき突然耳元で聞き慣れない男の声がした。
「皇帝羽虫の髪飾り、欲しいの?」
「えっ?」
驚き、辺りを見回すが声をかけてきた人物は見当たらない。
「100万で譲ってやるよ。俺にはもう必要が無いから。」
「本当ですか!?」
突如舞い込んだ美味しい話に飛び付き、心がおどる。
「ああ、ただし―――…」


5分後、ツィーは酒場の横の狭い裏路地を、無造作に置いてある木箱を乗り越えながら奥へと進んでいた。
突き当たった角を曲がると少し開けた道が店の裏口へとのびていた。
その途中の木箱に腰掛けているヒュームの男がいる。
見るところ、中堅の忍者だろうか、その腰には二本の刀が吊ってあった。
男はツィーの姿を確認すると頭上で手をひらひらと振った。
「よぉ。早かったじゃねーか。」
「先に…髪飾り、見せてください。」
「疑うなよ、ほれ。」
鞄から美しい輝きを放つ髪飾りを取り出して見せ付ける。
「見た?…引き返すなら今のうちだぞ。」
腕を反対側の手で握り、少し迷いがあるような素振りを見せるツィーを見ながら言う。
「大丈夫、です。」
「よし。んじゃ、いただきますっと。」
体の前で組んでいた腕を強引につかまれ、ツィーは男に引き寄せられた。
素早くチェーンメイルとホーズを剥ぎ取られ、肩を押さえ付けられてしゃがまされる。
「っい、たぁ……!」
すぐに前髪を鷲掴みにされ膝立ちにされた。
目の前には赤黒く照った男根があり、口を開けられ、すぐにそれを咥えさせらる。
「ぅぐっ…むぁ…うぅ……ぅぶっ!…」
前髪を掴まれたまま頭を前後に揺さ振られ、肉棒の先端は喉奥深くまで到達し、抉る。
「んんぅ!ぐぇ…がぁ……うぐ……んう!!っうう!……」
いきなりの暴行に戸惑い、怯えたツィーは必死で抵抗を試みる。
男に放られた剣を取ろうと精一杯腕を伸ばしたところで耳元で男がささやく。
「皇帝羽虫、いらないの?」
口の端を嫌らしく釣り上げ、にたりと笑う。
その言葉に止められ、ツィーはぐっと堪える。
男はそれを確認するとまた頭を掴んで前後に動かし、深々と咥えさせた。

「うんんっ…むぅぅ…ぐぶッ…ううゥう……」
はち切れんばかりの肉棒を強制的に咥えさせられ、さらに喉を突かれて何度も何度も嘔吐しかけたが、栓をされるように咥えさせられているため、こみ上がった度に飲み下さなければならなかった。
ツィーの限界が近付き、意識が飛びかけたそのとき、多量の粘ついた液体が喉を勢い良く伝っていった。
「がはぁっ……ゲほっ…がっ……げほッ……」
掴まれてはいたが、肉棒を吐き出し、今出された精液を押し出すようにむせる。
糸を引いて零れた精液はツィーの胸や顎を汚しながら石畳に落ちた。
真っ赤な目をして涙を浮かべ、苦しむ様をみて男の欲情を掻き立てる。

「壁に手ェつけて尻をこっちに突き出せ。」
ツィーは男に命令されるがままにその通りの姿勢をとる。
一度射精した後だというのに反り勃つ肉棒はさらなる快感を求めてヒクついていた。
立ち上がった男はツィーの腰を掴み、乾いた秘裂に精液と唾液で濡れた亀頭を摺りつける。
狙いを定めるように先端を壺口にあて、一気に突き刺した。
「あああァあ!!!――ッァああああっ…!」
受け入れるための愛液が出ていない膣に男の肉棒は容赦無く侵入し、抉るように肉壁を押し退ける。
「い、痛いぃぃ…!!やぁあああ……!!やめっ、た、すけてぇぇ………」
「っ…はっ!たまんねェな!いいよ、あんた…もっと鳴けよ……」
痛みに顔を歪め、壁を引っ掻くが、男に与えられる苦痛は大きい。
接合部からはぎしぎしと摩擦する音だけが生じ、ツィーは堪えきれない涙を流した。
「あッはぁっ!嫌ぁあ……はァっ!!あああっ!やめ、ぅああ…」
自己防衛のための膣液が滲み出て、摩擦を軽減する。
それは肉棒の滑走を促すものでもあり、今まで届かなかった子宮まで到達させてしまった。
「ようやく濡れてきたか…エロ猫ちゃんはそうやって男を悦ばせていればいいんだよ…」
下品に笑い、突き動かしながらツィーの引き締まった尻を平手で叩く。
「ああっ!!やっ…ぃや…はぁ……んぅ…っあああ!!」
叩かれるたびに尻尾がぴんとはり、身を強ばらせるため、連動して膣も男根を締め付ける。
しかし、奥まで突かれて快感を確実に得ているツィーは叩かれる痛みも快感へと結び付いていた。

「あっ…はっ……はぁん…うぁ…ああん……っん……」
快感で自分の体を支えることができず、壁をずるずると伝い、石畳に手をついた。
臀部を高々と上げたその姿は、盛りのついた牝猫の様に肉棒を貪っているようにも見える。
男はツィーの両肩を持ち、上体を起こさせるとさらに抽挿の速度を上げ、追い込む。
「あぁああー!!ダメ…だめだめ…ああっ!!ひやぁあっ!!イッちゃうっ…ああっ…イッちゃ……ああぅん!!」
涎を垂らして高く鳴き、どんどん膣が収縮していく。
「あああっっ!もぅッ!いやぁァ!!……はぁぁっ………」
背中を大きく反らして体が緊張し、不規則にビクンッ…ビクンッと震える。
絶頂を迎えたツィーなど見向きもしないでなおも責める男は、ツィーが脱力して膝を着く動きにあわせて膝を立て、肩から滑るように手首を背中で掴み、突き上げる。
「あひゃぁ…ひぁ……ぃぁ…はぅん……ひぃ……」
達して過敏になった所への鋭い刺激に耐えられず、イかされ続けた。
「ああーっ…ん………にゃ……」
甘ったるい鳴き声と共に透明な液体が滝のようにこぼれ出て止まらない。
その時、男もようやく絶頂を迎え、ツィーの中に熱い欲を長々と吐き出し、ツィーの意識は闇に落ちた。

肌寒いさで意識を取り戻すと男はもういなかった。
驚いて辺りを見回すとツィーの鞄がぱっくりと口を開いて落ちている。
しまった…そう思い、中を確認すると最悪の事態が起きていた。
せめて皇帝羽虫の髪飾りはと振り返ると、そこには所々が千切れてとても売り物にはならない、無数の虫の翅が散らばっていた。