今年の冬も街には華やかなイルミネーションが夜を飾る。
普段は世界各地に散らばって生活する冒険者達が故郷へと戻り、この時期特有の催しに参加するのである。
そう、星芒祭が近づいてきたのだ。
皆白と赤の鮮やかなローブを着て、モーグリのイタズラを楽しんでいた。
そんな中、冒険者達の輪に入れず壁に隠れながら眺めているエルヴァーンの女がいた。
着ているのは赤い王国の礼服にサブリガと寒そうな格好をしていたが本人は気にせずにじっと盛り上がる冒険者達をみていた。
彼女、ナターシャは木工の腕は師範と凄腕だが、戦うことに関しては疎かった。
決心したのか、赤い帽子をかぶり、ローブを着ていた女性に声をかける。
「あの、そのローブってどうすれば手に入りますか?」
まわりの騒がしさもあり、女性はナターシャに気付かず走ってモーグリを追っていってしまった。
「あ、あの…」
「欲しいの?ドリームローブ。」
女性を追おうと駆け出したが腕を捕まれ、そう聞かれる。
驚いて振り替えるとエルヴァーンの男性が自分の腕を掴んでいた。
「え?あ、はい…でも」
「まずあそこにいるおっさんの話を聞いておいで。俺ここで待ってるから。」
「わ、わかりました。」
男性へおじきをして言われたとおりに話を聞き、また戻ってくる。
「これで食器がもらえるから、次にローブね。おっと…お出ましだ、行こうか。」
街中に突如あらわれたトレントに圧倒されながらもみんなの真似をした。
順調にイタズラを止め、食器をもらうと要領が掴めたのか楽しむ余裕が生まれた。
「では私もう一度子供たちにプレゼントあげてきますね!」
「もうだいぶあげたから大丈夫だよ、もらっといで。」
「はい!」
男性の言うとおり、念願のドリームローブを手に入れて早速着てみる。
可愛らしい装備で少し照れながらも嬉しくて仕方ない様子だ。
「本当にありがとうございました!」
「似合ってるよ、おめでとう。」
「では私、これで…」
「ついでにドリームローブのハイクォリティも貰いなよ。すぐだから。」
「ハイクォリティもあるのですか?」
ハイクォリティと聞いて胸が躍る。
「んじゃ、こっちきて。」
再度腕を掴まれて引きずられるように工人通りへと連れていかれる。
「あの、ちょっと…!あのっ。」
男性はいつもに増して人気のない材木置場の影へ追いやられる。
「ハイクォリティはね、もっと夢を与えなきゃ貰えないの。」
後退りをするナターシャを追い詰めるように近づいていく。
「こ、こないでくださ…」
「そろそろ俺に夢与えてくれても良いんじゃない?」
ナターシャの拒絶の片手を、指を絡ませるように握り、唇を封じる。
逃れようともがく頭を押さえ付け、口づけを続けた。
「なあ、そんなサブリガはいて本当はヤってほしいんだろ?」
「そんなこと…!やっ……」素早く背後に回られ、太ももに硬く冷たい指が這う。
ローブの上から乳房を揉まれ、首筋を吸われる。
「ひゃ…ぁ……やめっ……ふぁ…」
「大丈夫だよ、すぐ気持ち良くなる。」
ローブの隙間から手を滑り込ませ、直に揉みしだき始めると次第にナターシャの体が淡く紅潮してくる。
「だめぇ…あっ…やぁん……」
足の力が抜け、男にもたれかかるとゆっくりとサブリガがおろされる。
前から男の右手が秘裂へと向かい、左手でローブの止め具を外され、たくし上げられた下着がきつそうに胸へ乗っている。
つんと空を向いている乳首を弄び、秘裂をなぞるとイヤらしい水音が鳴る。
「ああっ…はぁ…んっ……ああ…」
見ず知らずの男に犯されながらも、その状況に性的興奮を覚え、自ら腰を振る。
躰をくの字に曲げるとうまい具合に両腿に隙間ができ、男は肉芽を捜し当てた。
「ひゃぁあ!あああう!やああああ!!」
躰をくねらせて高く鳴き、男の手の動きにあわせてビクン、ビクンと震える。
「ほら、気持ちいいだろ?ん?」
膝を石畳へつかせ、豊かな臀部を突き出させるように上半身も倒し、空いている手でナターシャの両手首を掴む。
冷たい石畳に四つんばいになりながらも体は火照り、汗ばんでいた。
「気持ち良いだろ?ほら、言ってみなよ。」
「あはぁああ!イイっ、キモチイイです…ああっ!ひゃぁああ…」
嬌声をあげて愛液を垂れ流し石畳にぽたぽたと落ちる。
男は自らの膨張した一物をナターシャの秘裂へとあてがうと自身で撫でるように滑らす。
「あふっ…ああぅ…んふ……」
「ほら、いくぞ。もっとケツあげろ。」
小さく震えながら快楽を求めている膣が男根を飲み込んでいく。
赤く充血し、ぷっくりと膨らんだ秘部は唾を呑むほどのものであった。
「あああ…はぁあん…」
子宮を押し上げ、奥まで到達したことがわかると男はゆっくりと活塞を始める。
「ああっ!はぁ!あうぅん!奥にィ!奥にあたってるぅ!はぁあ!うぁん!」
とろけた瞳で彼方を見つめ、涎さえも垂れ流しながら快楽を貪る。
「ひゃああ中が、あああん!あはぁ!あああ…!いいょおぉ…」
「もしかしてすっげー痴女だったりする?喜びすぎだしw」
「はぅん!あああっ!いいの…!奥が好きなのぉ…もっとぉ…」
精一杯、快楽に溺れた顔を男に向けねだるように熱い息を吐きだす。
男が腰を打ち付けるたびに肉と肉が勢い良くぶつかり合い、その音がリズミカルに寒空の下に響く。
「あはぁぁ…ふぅん…ああっ…ああー!」
「っは…イきそう?こっちどんどん締まってきてんだけど。」
「んああっ!イきそう、イッちゃうう!ああああっ!!」
膝がガクガク震え粘り気のある愛液が男根に絡み付き絶頂へと導く。
男はナターシャの肩を掴んで上体を起こし、さらに活塞を早めていく。
上体が起きたことで一層深くまで突き刺さり、躰の中心から責め立てる。
「あああああん!だめええぇぇぇ!!ッイクイクイクイクああああああああああ!」
男が強く腰を打ち付けるとナターシャは大きく反り返り、痙攣を繰り返しなが荒い呼吸を繰り返した。
「…ふーっ…よかったわ…」余韻を楽しむかのように数回擦ってから男根を引き抜くとすぐに多量の白濁液がゴポゴポと溢れ、糸をひいて石畳へ落ち続けた。
ナターシャは尻を高く上げたまま絶頂を迎えた満足感の中を泳いでいた。
「なぁ、俺のツレが来てくれるから夢与えような。まだローブのハイクォリティには足りないからさ。」
木材のうえに座り、煙草を吹かしながら男は言う。
「あんたも与えたりないだろ?よかったなぁ。」
「はぃ…皆さんに夢を…夢をあげます…」
男の前に座り、一度射精して萎えたモノを咥え、吸いながら頭を前後に動かす。
「はは、すっげー貪欲。相当の好き者だな。」
男は口元を歪めて笑い、モノ欲しそうなナターシャの頬を撫でた。
陽も暮れかかり、イルミネーションが華やかに輝く。
星達が眠りから覚め、星芒祭の長い聖夜が訪れようとしていた。