「うぅ・・・・あぁぁ・・・・。」
行灯の炎に照らされた布団の上で、男と女が交合っていた。
男は女の尻を掴み、後ろから激しく突き込む。
女は獣のように尻を捧げ、快楽を貪り、喘ぐ。

 男の名は、鬼堂凶宗。(きどう まがむね) 21歳。
5年前、天下統一を望まぬ凡人だった父を自らの手で惨殺し、その首の前で義母を犯して孕ませた男。
(実母は彼を産んだ直後に死亡)
そして先代派の粛清後、その類まれなる武術と智謀で虐殺、略奪、強姦を繰り返し、次々と領土を広げていた。

 女の名は、凶宗の正室 お葉 17歳。
元は家臣の娘だったが、3年前、凶宗に見初められ、その日の晩に犯されて妻となった

 「と・・・殿・・・お許しください・・・・。ややこが、おなかのややこがぁ・・・・・。」
そう・・・・、お葉の腹は大きく膨らみ、3人目の命をその中に宿していた。
 「・・・・本当にやめて欲しいのか?」
凶宗は、いつもの無表情のままで知り尽くした女の膣をかき回す。
彼女が最高に感じる場所を、ゆっくり、ゆっくりと・・・。
 「んぁぁぁ・・・・・・だめ・・・だめなの・・・。」
そう言いながらも、お葉は熱い吐息を漏らし、瞳を潤ませて最高の快楽を味わう。
 「大体、腹ボテでヤるのは初めてじゃないだろ。
 こいつの兄貴を孕んだ時も中に出して、とせがんでいたくせに・・・・。」
 「そ、それは・・・。」
いくら我が子を守り、交合を止めさせようとしても、凶宗は絶対に許してくれない。
何度も何度もお葉を絶頂に追いやり、彼女が自ら中出しのおねだりをするまでは・・・・。

 「ほら、いつものように思いっきり叫べよ。そうすれば楽になれるぞ。」
 「いや・・・いやです・・・もう許・・・・あぁぁん!!」
毎晩可愛がられ、今夜も5度の射精を受けた肉穴からは激しい情交の証が滴り落ち、しとどに布団を濡らす。
首筋をちろちろ舐められ、尻を撫でられ、乳を優しく揉まれる・・・・・。
他の女を抱く時には絶対にしない、今この時だけ垣間見える彼の優しさ・・・・・。
それは、凶宗がお葉を心から愛している証だった。
 
 「ああ・・・・・ずるいです・・・。
 こんな、こんなのされたら私が逆らえないの知ってるくせに・・・・。」
いつしか彼女は自ら尻を振り始め、意図的に肉刃を締め込み、ただひたすら絶頂の悦楽を求めていた。
 「ふふ・・・・、やっぱりお葉は可愛いな。さあ・・・・。」
 「はい・・・、お葉は・・・・お葉はいやらしいお母さんです!
 おなかにややこがいるのに、殿の・・・ううん、凶様のおちんちんをくわえこんで、きゅんきゅんしめて、
 おしりをふって、穴の奥の奥に子種をほしがっちゃうんですぅ!
 あぁ、凶様、まがさまぁ!どうか、お葉にお情けを・・・・。」
 「ああ・・・・今・・・くれてやる!!」
 「きて!きて!はぁぁぁぁぁぁん!!!」
  
その瞬間・・・・・2人は時が止まったように動かなくなり、至福の時を味わっていた。
 「んんっ・・・、うぅ・・・・・はあ・・・・。」
結合を解き、新鮮な子種が肉穴から溢れ出す。
さすがに疲れたのか、お互い向かい合うようにして寝転がる。
(はふ・・・・また・・・・やっちゃった・・・・)
お葉は子を宿した腹を優しく撫で、慈しむ。
 「もう・・・・だめですよ。私と凶様の大切なややこなんですから・・・・。」
そう言って、ぷうっと頬を膨らませるが、その顔は悪戯小僧を叱り付ける母親のようでもあった。
 「ははは・・・悪い悪い。」
 「ほんとにそう思ってますか?どうせ明日の朝も私に悪戯するつもりなんでしょ?」
 「まあな。」
 「まあな、じゃないでしょ?まったく・・・・。」
凶宗のおでこをつんつんつつき、時折口付けを交わすお葉。

 「さて、そろそろ寝るか。・・・明日は面白くなるからな。」
 「?何かあるんですか?」
 「ああ、とっても楽しいことさ。」
その瞬間、凶宗は残忍な笑みを浮かべた。
 「・・・・・そうですか。」
何をするかは察しがつくが、彼女はあえて聞かなかった。
全ては愛しい人のため・・・・。
たとえそのために地獄へ落とされようとも怖くない。 
2人なら地獄の苦しみにも耐えられる・・・・。
 「じゃあ、お布団かけますね。おやすみなさい・・・・。」
 「ああ、おやすみ・・・・。」
凶宗は最愛の妻の乳を吸いながら、心地よい眠りに落ちていった・・・・・。

→第2話尼僧 お初