およそ現代の日本からかけ離れた山奥にその洋館はある。
明治か大正か、と言う造りのそれは木々の間でただひっそりと建っている。
人里離れたこのような不便な場所に一体誰が、なぜ住むというのだろう。
その答えはこの館の主人にあった。
洋館の一階。食堂へと繋がる長い廊下を彼は歩いていた。
人というにはおよそかけ離れた容姿のその「生物」。
彼の四肢は余計な肉など無く引き締まり、その筋肉満ちた体は鬱蒼と体毛が茂っている。
そう、彼はこの山奥の館に代々暮らしている「人狼族」だった。
そしてここにいる「人狼族」は彼一人である。
自然界での狼の生態を考えてもそうだが、一人の屈強な雄に数匹の雌が付き従い群れを作るのが常だ。
「人狼族」もまた然り。ただ唯一異なるのは「雌」の存在だった。
ふとその時、食堂から一人の少女が現れた。
彼女は普通の人間の容姿をしている。
「御主人様、御飯の用意が済みましたのでこちらへ・・・」
「ぐるぅう・・・」
それに答えるのは低くくぐもった獣の声。彼らは人語こそ理解できる物の話す事はしない。
食堂に着くとそこには山菜と魚が彩り鮮やかに並べられている。
だが、そのようなセットはなんら意味を成さない。
なぜなら彼はナイフとフォークなど使わないからだ。
そして出された食事を完食すると、いよいよ獣の行為が始まる…。
彼の部屋で待っていたのは先ほどの少女佐々木彩だった。
柔らかなベッドの上で服を脱いでゆく。
彩の秘所は既にぬらぬらと濡れている。
数ヶ月前、彩がここにつれてこられた時とはまるで違う。
親の事業の失敗で身売りされ仲介者のもとここを訪れ彼にあったときは卒倒しそうであった。
そして無常にも仲介者の男は言った。
「これが今日からお前の主人だ…」と。
最初は猛烈に抵抗した。かなう筈などないが許してしまえば恐ろしい事になると信じていた。
行為を必死で拒み、何度も脱走を試みたがすべて無駄に終わった。
そして彼女は堕ちた。
もう生き残る道は一つだった。
そう、この行為に快楽を見いだす道を―…。
「グゥゥゥ!」
獣は低い唸り声をあげると自らを突き出す。異常な太さと固さを持ったそれを彩はいとおしそうに舐める。
「ああっ…御主人様のおちんちん…今日もとっても固いです…っ」
睾丸からゆっくりと舌を這わせ、竿を丁寧に舐め先走りした汁をすする。
「ああっ…どんどん熱くて硬くなってるぅ…」
次第に獣のペニスが脈を打ちはじめる。
「御主人様あっ…出して下さいっ…私の口にいっぱい飲ませて下さい…っ!」
どぴゅ!ぶびゅるる!!
勢いよく彩の口に放たれた精を一口づつ味わうように嚥下してゆく。
「御主人様の精液…今日もとっても濃くって…おいしいです…」
全身に精液を浴び恍惚とした表情を浮かべると、言った。
「次はおまんこにお願いします…♪」
「グルゥゥゥ!!」
獣は彼女にあてられたかのように腰を振り自らを乱暴に叩きつける。
彼女の小さな秘所から異常なペニスが出入りする。
「あひぃっ!御主人様のすごいぃ…。もっと、もっとぉ!」
華奢な体を懸命に使い、自ら貪欲に快楽を貪る。
獣もそれに答えるかのようにますます動きを乱暴に、そして激しくしていく。
「ごりゅごりゅしてるぅ!御主人様に子宮えぐられちゃうっ!あひぃっ!いいっ!いいよぉっ!」
「ガァァアアァアアア!」
咆哮。それは間違いなく獣が彼女の中で果てた事を意味していた。
「ああっ…出てる…御主人様のピチピチの精液…いっぱい出てる…。これじゃぁ妊娠確実だよぉ…」
数ヶ月後。
そこには大きなお腹を揺すって快楽を求める彩の姿があった。
「あんっ!ひぎぃ!出してぇ!膣!膣がいいの!お腹の赤ちゃんにいっぱい飲ませてぇっ!!」
そして彩は今日も中出しされる。明日も明後日もずっと。ずっと。ずっと…。
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人狼x佐々木彩2