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21世紀初頭から始まった少子化の傾向に対し、政府はいくつかの政策を打ち出した。
出産補助金の支給、子育て減税、育児にかかる費用の補助...

しかし、少子化の傾向は歯止めがかからず、国民の総意としてさらなる政策が必要であると考えられた結果、
子供のいる家庭に対する優遇策が打ち出され、出産証明書を掲示することで公共施設が優先的に利用できたり、スーパーでの買い物が割引になるなど、出産経験は重要な国民の義務となりつつあった。

そんな中、とある私立大学が「出産経験者に対する優遇措置」を打ち出したのは、当然の傾向といえよう。

出産経験のある男女に限り受験可能な入学試験が用意された。当然これは通常の入試に比べ明らかに容易に入学可能になっており、入学後も、補助金によりほぼ無償で勉学に励むことができる。

この入試が高い人気を集めると、各地の大学はほぼ同様の試験を導入した。10年後にはこれが通常の施策となったため、事実上、大学に入学するためには出産経験が必須となった。

国民全体の生活が決して豊かでない中、大学を卒業することは勝ち組への第一歩であり、そのためには高校生の間に出産を行うことが必須となったのである。

私立高校や塾では、勉学だけでなく、子作りの指導を打ち出すところが現れた。

一般の高校でも、やがて正式な授業として性行為の指導が行われるようになった。一年生の3学期には生徒同士による性行為の実習が行われ、ここで妊娠した女子生徒は、授業の負担を減らした進学コースに進むことになる。
妊娠できなかった女子生徒についても、二年時も再び性行為の実習が行われるため、進学校では、大学への進学実績とともに、生徒の妊娠率を公表する高校が一般的となった。

生徒同士の性行為については学校側で記録がつけられており、女子生徒を妊娠させることのできた男子生徒は、その人数が内申書に記載されて大学側に申告される。3人以上の「種付け」に成功した学生はほぼ希望の大学に入れると言われていた。
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ピピー!
「おーい、整列!」

僕らがマットを敷き終えた頃、体育教師の声がして、僕らは二列に整列した。

「先週も言ったように、今日から、セックスの実技にはいる。」

体育教師の言葉に、緊張が走る。隣に並んでいる今井佳織も、手に持った赤いロープをぎゅっと握りしめた。

「今年一年間学んだことを生かして、しっかりとやってほしい。ケガのないようにな。」
「じゃあ、隣同士の男女でペアを組んでマットに移動!」

ボクと佳織ちゃんは顔を見合わせ、体育館の隅に移動する。

「よーし、じゃあはじめ!」

「...佳織ちゃん?」
「うん」

佳織ちゃんは、ロープをボクに差し出す。ボクはロープを受け取ると、佳織ちゃんの後ろに回った。

「...はじめるよ。」

佳織ちゃんは、黙ってうなずくと両手を後ろに回す。
ボクは佳織ちゃんの手首にロープを当て、最初の結び目を作った。

反対側のロープを佳織ちゃんの胸の上に回し、ぎゅっとひっぱる。佳織ちゃんが小さく息を吐いた。

「...痛かったら言ってね。」
「うん」

背中を通してもう一周。さらに胸の下を支えるように二回ロープを回すと、余った部分を背中で縛った。
体操服のよじれをなおしながら、縛りの具合を確認する。
ロープは佳織ちゃんの胸を強調するように胸を上下から支えている。

「...大丈夫?」
「...大丈夫」

「どうだ?準備できたか〜?」


体育教師の声がした。周りを見渡すと、クラスの女の子たちがそれぞれマットの上でロープに縛られているのが見える。
でも、隣のマットで、飯島理恵ちゃんだけはちゃんと縛ってもらえずに途方に暮れていた。

「なにやってんだよ?」
理恵ちゃんは、ロープがぐちゃぐちゃに絡まっていて、縛られていると言うよりはこんがらがっている。
これじゃあセックスなんてできないじゃないか。

「だってこの子が動くから...」
敬吾は不器用で、ロープの実習の時もいつもこんなことを言っている。
「しょうがないなぁ。理恵ちゃん、ぼくがやってもいい?」
「うん。お願い」

理恵ちゃんの返事を聞いて、ボクは理恵ちゃんに絡まっているロープを一度ほどいた。
理恵ちゃんは腕をさすっていたが、ボクが両手にロープを持っているのを見て、後ろを向いて手を差し出す。

あまり時間がないので、今回は簡単に縛るだけにしておいた。手首だけ縛って、余った部分は束ねて理恵ちゃんに預ける。

「ありがとう。」
「あんまり乱暴なことするなよ」
ボクは敬吾に声をかけると、佳織ちゃんのところに戻った。

周りを見渡すと、もうみんな愛撫を始めている。ブルマを脱がせているやつもいて、僕たちはずいぶん遅れてしまったみたいだった。


「佳織ちゃんごめんね。あいつ、いつもああだから」
「...うん」

佳織ちゃんはマットの上に腰を下ろした。ボクも佳織ちゃんの背中にくっついて、髪をなでる。
両手を前に回してぎゅっと抱きしめる。

「はじめるよ」
「...うん」

返事を聞かずに、ボクは佳織ちゃんの胸に手を触れる。
乳首には触れないように、指先でそっと乳首の周りをたどる。さわさわさわ。
教科書に書いてあったように、乳房に手を当て、乳首に向かってそっと指をはわせる。少し手を離すのが遅れて乳首に触れると、佳織ちゃんは「はぁっ」って息を吐いた。

大丈夫。ちゃんと感じてくれているみたいだ。ボクは少しだけ自信を持って、胸への愛撫を繰り返す。

胸もみ実習の時には、先輩の胸をいきなりぎゅうっとわしづかみにして怒られてしまった。
「そういうのは、もっと女性が感じてからする物よ。最初はもっとそぉっとさわるの」

次第に佳織ちゃんの呼吸が深くなってくる。もう大丈夫かな?
ボクは慎重に、佳織ちゃんの胸を手で覆った。手のひらに乳首が当たる。つんととがっているみたいだ。
そうっと胸をつかむと、佳織ちゃんが息を吐く。大丈夫。痛がっていない。そうっとそうっと....

佳織ちゃんが「あんっ」って声を出した。ボクはびっくりして手を止める。

「...大丈夫?」
「...はぁ、はぁ。大丈夫。」
「胸もんでもいい?」
「うん。続けて。」

ボクはふたたび、胸をさすり始める。つんととがった乳首が僕の手の中で転がる。
中指でつん、とさわると、佳織ちゃんが再び声を上げた。

僕は調子に乗ってさらに乳首を愛撫する。

「はぁ、はあ、はあ、伸一クン」
佳織ちゃんが僕の名前を呼んでくれる。「自分が感じてきたら、男性の名前を呼んでみましょう」って女子の教科書に書いてあるんだっけ。


一度手を抜いて、両手を佳織ちゃんの腰に当てる。指先をブルマに入れると、パンツごとそっとずらした。
意図を理解した佳織ちゃんは、腰を上げて協力してくれる。

足からブルマを抜こうとして、下履きを履いたままなことに気がついた。このままじゃ引っかかっちゃう。
足首まで下げたブルマから手を離し、下履きをはずす。靴下はどうしようか迷ったけれど、そのままにしておくことにした。靴下をはいたままの足首からブルマを抜く。

「....恥ずかしい」
とつぜん、佳織ちゃんが両足を閉じて横を向いてしまった。

そうだよね。いくら授業で練習してきたとはいえ、ボクとセックスするのは今日が初めてだもん。
ボクは、そっと佳織ちゃんに寄り添うと、右手を佳織ちゃんに添えた。

「大丈夫だよ。佳織ちゃん奇麗だよ。大丈夫。」

言い聞かせるようにそっと声をかける。佳織ちゃんは、最初ぎゅっと体を小さくしていたけれど、ボクが子守歌の時みたいに肩をたたいていると、次第に力が抜けてきた。

「佳織ちゃん奇麗だよ。ボク、佳織ちゃんを見てとてもほしくなっちゃった。つづけてもいい?」

佳織ちゃんが、顔を上げてボクを見る。

「うん。私も、伸一クンにしてほしい。」

よかった。ボクは心の中でほっと息を吐くと、佳織ちゃんをそっと仰向けにした。



考えていたら、佳織ちゃんから声をかけられた。

「...もう大丈夫。動いて。」
「痛かったんだ?」
「すこしね。でももう大丈夫」
「じゃあ動くよ」

そういうと、ボクは腰はゆっくりとオチンチンを抜き、もう一度差し込む。佳織ちゃんが「はうっ!」って声を上げる。
痛いのかな、と思ったけれど、ボクももう我慢ができなくなってきちゃった。

「佳織ちゃん、もう我慢できないよ」

ボクはそういうと、繰り返し腰を前後させる。佳織ちゃんの膣はとてもあたたかくオチンチンを締め付けてくる。

佳織ちゃんが声を上げ始めた。ボクももう何も考えられなくなって、ひたすら腰を振る。

「アン、あっ、アっ、アっ、アアアン!」
「佳織ちゃん、もう出すよ!」
「出して!佳織の中に出して妊娠させて!」

ドピュルルルルっ!もう何も考えられなかった。ひとりでに精液が飛び出す。ボクは思いっきり佳織ちゃんを抱きしめた。
腰を前に突き出し、少しでも精液が奥に届くようにする。
残った精液を絞り出すために、オチンチンをビクン、ビクン、ってさせると、佳織ちゃんはそのたびに「あ、あんっ」って声を上げた。
ボクはとても愛しくなって、佳織ちゃんの唇に口を付ける。

「あん。出してくれたのね」
「うん。いっぱい出したよ」
「ありがとう。」
「とても気持ちよかったよ」
「私も。」

「妊娠しているといいね」
「そうだね。」

この時期に妊娠できれば、二年生の冬休み頃に出産して、三年生の一年間を受験勉強に充てることができる。
妊娠の遅れた子はその分受験勉強に後れをとることになってしまうから、その分だけ不利になってしまうのだ。

でも、そんなこととは無関係に、ボクは佳織ちゃんが妊娠しているといいな、と思った。


おわり。

性教育実習2[寝取り]