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女性上位で優しく愛撫される小説ver.4
1 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/14(金) 12:42:49 ID:BBZ2XKmv
「ぼっちゃま、見えますか?ここに、ぼっちゃまのおちんちんを入れるん です。ほら、ここ・・・」
「また汗かいちゃったわね。──お風呂入りましょうか、一緒に?」
「しょうがないわね。後輩のしつけも先輩の務めだから」
「どう? ここ、触ったことない? すごく気持ちいいでしょ……?」
「む…………、っ、ぷは……また、大きく……んッ……」
「…あのね‥私今から巧人君に凄くエッチな事すると思うんだ…でね‥今ならまだ間に合うから、嫌だったら言って?」


年上のお姉さまにも、同い年の幼馴染にも、年下の女の子にも優しく愛撫されてイっちゃうスレです。

前スレ
女性上位で優しく愛撫される小説ver.3.5
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1076254388/l50

その他の詳しい事は>>2以降で

2 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/14(金) 12:43:30 ID:BBZ2XKmv
過去ログ

女性上位で優しく愛撫される小説2.5
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1044677038/

女性上位で優しく愛撫される小説
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1013/10138/1013834093.html

即死つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚

女性上位で優しく愛撫される小説3
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1075132334/
女性上位で優しく愛撫される小説2
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1044/10444/1044415466.html

保管庫(消滅?)
ttp://hokan.s8.x-beat.com/josei/

3 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/14(金) 17:40:05 ID:HWm3FwPq
1乙

4 名前:neko1 :2005/10/14(金) 18:28:11 ID:77P4VDqx
ちょっと書いてみた。読んでもらえれば嬉しい・・・

『ヒノキと楓』

「それではお願いしますね?」
「ええ、安心してください。」
「ヒノキ、お兄さんの言う事をちゃんと聞いていい子にしてるのよ?」
「うん、わかってる。さ、お兄ちゃん行こう?」
ヒノキに手を引かれて困っている様子の宗助を見てヒノキの母、楓は
一礼し去っていった。
ヒノキと楓は宗助のアパートの隣に母娘二人で暮らしている。
ヒノキを産んですぐ父親に離婚されたヒノキの母は良く宗助を頼ってきた。
もう40にもなろうと言うのに、楓は若々しくとても美しかった。時折、
宗助を夕食に招いてくれたりした時などに見せる憂いを孕んだ微笑は、
何度かそのまま押し倒してしまいそうになる衝動を宗助にもたらした。実際、
ヒノキがいなければそれなりの関係になっていてもおかしくはなかった
ように思える。その色気に負けて・・・と言うわけではないが宗助は
一人暮らしをはじめた5年前からずっと、この二人の女性と懇意にしている。
 今日も、楓が仕事でどうしても数日家を留守にしなければならない
と言うのでヒノキを預かる事になったのだ。
「やっぱり同じアパートでも男の人の部屋とは大違いだなー」
ヒノキは無邪気に狭い部屋の中を観察している。宗助が部屋に招かれる事は
あっても、宗助が招く事はほとんど無い。ヒノキが宗助の部屋に来たのも
まだ数回だけだ。
「そうかな?確かにヒノキちゃんの家の方が綺麗だけどね」
「お兄ちゃんだって男の人にしては片付いてる方だと思うよ?
・・・それとも女の人を部屋に入れるんで頑張ってお掃除したのかな?」
「女の人って・・・ヒノキちゃん?」
「うん」

5 名前:neko1 :2005/10/14(金) 18:29:13 ID:77P4VDqx
宗助は思わず噴出してしまった。自分よりも10歳近く年の離れた
『女の子』が自分の事を誇らしげに『女の人』と言ったのが可笑しく、
可愛らしかった。
「あ!何で笑うのよー!私だってこう見えてもやる事やってんだからね!」
ヒノキは手を腰に当てて胸を張るようにして怒鳴った。胸元には母譲りの
豊乳が(勿論、ヒノキの年でという意味だが)小さく女を主張していた。
宗助は少しだけ胸が高鳴るのを感じた。5年前にはじめてあった時は
全く感じる事の出来なかった女の色香を目の前の少女が発しているのに
少なからず戸惑いを感じた。
「やる事って・・・」
「あ、何想像してるのよ?お兄ちゃんのH!」
頬を赤らめて舌を突き出し、ヒノキはパタパタと部屋の奥へと駆けていった。
 正直言ってヒノキは美人だ。母親も女として最高クラスに入るほどの魅力
を持っているが、ヒノキの魅力はそれともまた違う。楓が熟れた果実だと
したなら、ヒノキはまだ青く甘酸っぱい爽やかな香りを放つ果実だろう。
もし自分がヒノキと同年代なら夢中になっているかもしれないと宗助は
思った。

「お兄ちゃん、お料理上手なんだね?」
ヒノキは宗助が作った食事を口に運びながら幸せそうに言う。
「まあ5年も一人暮らししてるとね」
「へへへ、手料理を作ってくれる人はいないんだ!」
「む!か、楓さんが時々作ってくれるだろ!」
「お母さんは無しよ!重要なのはお兄ちゃんには彼女がいないって事!」
楓の話が出た途端、ヒノキは少しむくれると口の中に物を詰め込んだまま
まくし立てた。
「そ、そりゃあ確かにそうだけど・・・関係ないだろ!?」
「やっぱりいないんだ!えへへ、そっかぁ〜」
宗助に彼女がいないとわかった途端ヒノキの機嫌は直ったのか、
また幸せそうに食べ物を口に運ぶ。

6 名前:neko1 :2005/10/14(金) 18:29:51 ID:77P4VDqx
「まったく・・・」
宗助は肩を竦めた。確かに今ヒノキの年代で一番興味があるのはそう言った
話なのだろうがこうも『彼女がいない』と言われると少し凹む。
「じゃあヒノキちゃんは誰か付き合ってる奴いるのか?」
「いないわよ」
少し意地悪をするつもりで言った宗助だったがヒノキが余りにあっさりと
返して来た為、毒気を抜かれる。そんな宗助を他所にヒノキは続けた。
「私はこれから手に入れるからいいんだもん。ふふ・・・」
宗助の目をじっと見つめてヒノキは微笑んだ。その微笑みは楓の微笑と
酷似していた。親子なのだから当然だが、その微笑の裏に隠された宗助
には推し量る事も出来ない淫らな欲望が、宗助の心を不安にさせた。
「ご馳走様。お皿は私が洗ってあげるから、お兄ちゃんはお風呂沸かして
きてね」
宗助の戸惑いを他所に、ヒノキは食事を切り上げ台所に皿を運んでいく。
その様子に、先程垣間見た『女』を見つけることは出来ず宗助はすぐに
その事を忘れた。

「お風呂沸いたよ」
TVを見ながらくつろいでいたヒノキに宗助が声をかけると、ヒノキは振り
向いて微笑みながら言った。
「・・・一緒に入ってもいいよ?」
「は!?」
またあの微笑だった。宗助の胸がどんどんと高鳴っていく。しかし・・・
「嘘よ!何本気にしてるのよ。やっぱりお兄ちゃんってHだね・・・絶対
覗いちゃ駄目だよ?」
また瞬時に少女の顔に戻ったヒノキは、宗助の胸元を軽く小突くと脱衣所
の扉を閉めた。直ぐにシャワーの音が聞こえ始める。
(何考えてるんだ・・・あの子は・・・)
今度は宗助の胸の高鳴りはなかなか治まらなかった。ヒノキが垣間見せる
『女』が確実に宗助の『男』を反応させていく。もしも今、ヒノキが同じ
屋根の下にいなかったならすぐにでも、押入れの奥に隠したお気に入りの
AVで自慰を始めていただろう。実際、今ヒノキが風呂に入っている間に
済ましてしまえば・・・と言う考えが浮かんでは消える。
「ああっ、もうっ!!」
頭に浮かぶ淫らな考えを宗助は必死に打ち消した。ヒノキは今日から、2日
間も家にいるのだ。こんな考えを持ってもし間違った事になれば楓に会わせ
る顔が無い。宗助はTVをつけると音量を最大まで上げた。それでも、TVの
内容は全く頭に入ってこなかった。

7 名前:neko1 :2005/10/14(金) 18:33:00 ID:77P4VDqx
とりあえずこんな感じ・・・まだもうちょっと直接的なエロに行くには
時間かかるのと、『優しく愛撫』って言うよりも『少し意地悪く責める』
って言うスタンスになってしまいそう。それさえ許容して貰えるなら
続き書いてみます。

8 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/15(土) 05:17:12 ID:QBZdOOaD
1乙
前スレから誘導できなかったみたいだし、しばらくage進行でいいかもしれん

9 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/15(土) 23:16:50 ID:EuGcgbHa
即死防止パピコ

10 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/16(日) 00:48:37 ID:Cs+7mBl9
1乙!

>>4-7
楽しみに待ってます!

11 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/16(日) 09:11:40 ID:eOunx616
新スレ、おつ!

前スレの投稿作、容量的にけっこうギリギリだったんだな。

12 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/16(日) 18:57:30 ID:dHZGjeel
即死回避

13 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/17(月) 00:06:24 ID:AF47Ip16
保管庫があったんですねえ。
便利、便利

14 名前:初心者 :2005/10/17(月) 14:57:20 ID:eioHMuIE
初めて書いて見ました。投稿します。
未熟すぎて、言葉の使い方も下手ですが、時間があったら見てやってください。
ちなみに本番はありません(笑)

タイトル「痙攣」

ビク、ビク、ビクンッ!ビクンッ…!
沙織(21歳・大学生)の膣は生き物の様に、食べるように彼氏の男根を締め付けた。
沙織「あっ、もうこんな時間!バイト行かなきゃ!」
時計は17時を回っている。中学生の塾講師を始めて2年になる。その並外れた美貌からか、その塾の看板講師となりつつあった。男子生徒からの人気も跳びぬけている。

沙織「雅人君!ちゃんと先生の話聞いてる!?」
いつも元気で真面目に授業も聞く雅人(12歳・中学一年生)が、今日はどこか生気が抜けたように感じる。
雅人「あ、はい。聞いてます」
どしたんだろ雅人君、何かあったのかな?沙織は少し心配した。


15 名前:初心者 :2005/10/17(月) 14:57:59 ID:eioHMuIE
〜授業後〜
雅人「沙織先生」
沙織「どうした、雅人君?」
雅人「ちょっと相談があるんだけど…」
沙織「相談??う〜ん、今日はちょっと無理だから、明日でもいい?」
雅人「ほんとに?全然いいよ!やった….!」
沙織「明日は私が遅番の日だし!でもこの教室ではまずいから、個別教室にしよう!」
雅人「うん、分かった!」
沙織「じゃあ、明日の授業後ね。」

沙織「どうしたのかな雅人君。」

〜翌日〜

沙織「さ、私でよけりゃ何でも話してみなさい!」
雅人「こんなこと、親にも兄弟にも言えないし、友達にも言いにくいし…。沙織先生しか相談する人いなくて….。」
いつも元気のいい雅人が今日はまるで別人だ。いったい何の相談だろう…。
沙織「どしたの雅人君??元気ないよ!万引きとかしちゃった〜!?」
沙織が元気付けようとするがそれも空しく雅人は下を向いたままだ。
沙織「ほら〜!雅人!!!ちゃんと言わなきゃ分からないでしょ!!もしかして私の事好きになっちゃったとか〜!!??なんて(笑)」
漸く雅人の口が開く。
雅人「昨日、朝起きたら、その….なんて言うかパンツに白いネバネバした液体が付いてたんです….。」
雅人は真剣な眼差しで沙織を見つめた。


16 名前:初心者 :2005/10/17(月) 14:58:41 ID:eioHMuIE
あまりに予想外の内容で、沙織はピストルで撃たれたような衝撃を受けた。
雅人「昨日から、ずっとそのことばかり考えてて、気分が悪いよ…。」
どうやら雅人は初めての射精、夢精を経験したらしい。
外見は小学生にも見える少年だっただけに、沙織は少し驚いていた。
何て答えていいのか分からず沙織は困惑する。教室には異様な空気が流れる。
暫くして、沙織の口が開いた。
沙織「雅人君、そのネバネバしたのが出たのは初めて…?驚くよね….。そんな液体が出て…。」
雅人「沙織先生、俺、なんかの病気かな…。親に何て言おう…。」
雅人は少し目に涙を溜めていた。
本当のことを言わないと、、雅人は変に誤解してしまう。
沙織は決心した。
沙織「あのね、雅人君、それは病気じゃなよよ。精子…..って言ってね、そうだなあ…ちょうど雅人君くらいの歳になるとみんな出るんじゃないかなあぁ。信じられないかもだけど。」


17 名前:初心者 :2005/10/17(月) 14:59:26 ID:eioHMuIE
雅人「精子….って保健の授業で習ったけど、あの白いのが精子なの?」
沙織「そうだよ。確かにあんなにネバネバしてるし、初めて見たら驚くよね(笑)でもそれは雅人君が大人に成りかけてる証拠なんだよ!喜ばなきゃ!」
いつの間にか空気は和んでいる。
雅人「沙織先生も見たことあるの?何で!??」
しまった…。沙織は後悔した。何て言い訳しよう…。いろいろな言葉が頭をよぎる。
沙織「あ….のね..。女も大人になると見るっていうか、まあ説明すると長くなるから気にしなくても大丈夫!」
自分でも言ってることが分からなかった。
雅人はよく納得出来ないような表情で質問する。
雅人「でも精子って何で勝手に出るんだろうね。不思議だよ。」
沙織「勝手に出ると言えばそうだけど、出したければいつでも出せるんだよ。」
雅人「本当?どうやって?」
沙織「じゃあ口で言うのも難しいから精子出すとこ見せてあげよっか….?」
雅人「何それ!?寝てなくても出せるの?」
何言ってるのだろう。沙織は改めて後悔した。
もう12歳の子供相手にどこまで話していいのか分からなくなっている。感覚が麻痺していた。
沙織の中に眠るSの本性が雅人を弄ぼうとしているのかもしれない。もうここまで来たらどうにでもなれと思っていた。


18 名前:初心者 :2005/10/17(月) 15:00:03 ID:eioHMuIE
沙織「じゃあ…パンツ脱いでちんちん出してみてくれる?」
雅人「えッ….!?」
沙織「じゃなきゃ見れないよ。だってそうでしょ…。見たくないの?」
雅人「見たいけど….恥ずかしいよ」
沙織「大丈夫、私と雅人の秘密だから。恥ずかしいことなんてないよ!」
雅人のペニスが見てみたい。12歳の少年のペニスが見たい。
罪悪感を感じながらも、沙織はそう思っていた。
雅人「じゃあ脱ぐね….恥ずかしいなあ」
沙織「どうせならパンツも一緒に脱いじゃえ!!(笑)」
沙織が自らの手でパンツも脱がせた。
12歳のペニスが露になった。

大きいッ!!
見た瞬間にそう言いそうになった。
沙織「雅人君、ちんちんおっきいね…。」
雅人「そうかなあ…。」
雅人のそれは、イタイくらいに反り返って勃起していた。12歳とは思えなかった。おそらく15センチはあっただろう。顔とペニスのギャップが沙織をドキっとさせた。
女性に性器を見せる経験など初めてだっただろう。雅人は戸惑いながらも興奮を覚えていた。
雅人「どうやって精子出すの?」
沙織「見ててね。」


19 名前:初心者 :2005/10/17(月) 15:00:46 ID:eioHMuIE
沙織の手が雅人のペニスに伸びる。
沙織「こうやってちんちんを握って擦るの。」
シュッ!シュッ!シュッ!シコシコシコシコ…。
雅人「さ、沙織先生!何するの!?」
沙織「だまってみてなさい!!」
雅人「ちょっと、やめようよ!」
雅人は、初めてペニスを擦る感覚を味わい、それが快感ではなく、ただくすぐったく感じただけのようだ。
沙織「いいから、こうやるとほんとに精子出るんだよ…!」
沙織が手の動きを速める!ずいぶんとなれた手つきで、ペニスの扱い方を熟知している。
暫くして、ペニスの先から我慢汁が流れ、それが潤滑油となり手淫を助ける。
静かな部屋に淫らな音が響き渡る。
グチュ!シコシコ…!ニュる..グチュ..シュ…!
雅人も快感を覚えたらしく抵抗を止めている。
雅人「あ、はぁ…先生…!何か変な感じ…。」
沙織「ふふ。そのままじっとしててね。」
しかし、まだオナニー経験がない雅人は、射精する気配がない。そして、あまり長引かせるのもまずい。
もっと雅人を興奮させるには…。


20 名前:初心者 :2005/10/17(月) 15:01:24 ID:eioHMuIE
沙織「雅人君、ちんちん出してるのは恥ずかしいよね?じゃあ私もマンコ見せるね!」
雅人「マンコ…?沙織先生もパンツ脱ぐの?」
沙織はだまったまま、静かにパンツを下ろした。雅人同様、沙織も興奮していた。
雅人の眼前に大人の女性器が露になった。それは今まで見てきた、少女の性器とは明らかに違うものだった。
沙織の手に包まれている雅人のペニスがビクンとうなった。
沙織(ふふ、しっかり反応しちゃって。)
沙織「ほら〜私のマンコには毛がいっぱいあるでしょ??雅人君もすぐにこんなになるんだよ。」
そして、沙織はクリトリスを剥き、少し大きめの小陰唇を広げてピンク色の女性器を雅人に見せ付ける。
沙織「ほらほらほら雅人君!よく見てごらん!」
沙織は腰を振りながら、自分の性器、クリトリス、小陰唇と指で撫で回していく。
雅人「何やってるの…先生!?マンコ触ってどうなるの!?」
沙織「私も一緒だから怖くないよ!」
教室に広がる異様な信じがたい光景…..。2人の男女が性器を露出し、その2つの性器は女の両手によって弄ばれている。
雅人は沙織を普通の年上の美人なお姉さんとしか思っていなかった。もちろんその美貌ゆえに、ドキドキしたことはある。雅人も男だ。
しかし、今の目の前にいる沙織はまるで動物のような…...野獣のような….これが本来の人間、哺乳類の姿なのかと、雅人は本能的に理解しかけていた。
そして、その視覚的刺激に、激しく性的興奮を覚える。


21 名前:初心者 :2005/10/17(月) 15:02:03 ID:eioHMuIE
響き渡る音。グチュ…シュコジュコ….ニュチャ…!
雅人「はあはぁ…あ…はあ」
沙織「う..ふん..はあ…そう…そういい子。」
愛液、唾液、我慢汁で2つの性器、沙織の両手はビショ濡れになっていた。
雅人同様、沙織も快感で頭が白くなりかけていた。

暫くして、雅人の太ももが硬直しだした。当然、沙織にはそれが射精の予兆だということが分かる。
沙織「ね〜え…、雅人君、チンチンの辺りがなんかモヤモヤしなぁ〜い?」
雅人「さ、沙織先生….!!何か変な気分….!どうなるの..?」
沙織「はあん、雅人君、そろそろ精子出るからね。その精子、私のマンコにかけてもらおうかなぁ…あ…はん」
雅人「先生..はあ何か気持ちいいよ〜!!」
沙織「ほら、雅人君、こっち来てごらん..!」
沙織が雅人の体を引き寄せる。
そして雅人のペニスを超高速でシゴく!!
同時に自らの性器への愛撫も怠らない。かなりの器用さだ。
沙織「あ…はぁ…そう!」
雅人「あ〜ッ!!!先生〜!!!」
ペニスが痙攣を始めた。その瞬間、ペニスの先を自らの性器に向ける。大量の精液が放出された。その精液は沙織の性器全体に浴びせられた。雅人のペニスは激しく痙攣を繰り返している。ビクン、ビクン….。


22 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/17(月) 15:05:02 ID:80Sd6H/P
    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 続き!続き!
     ⊂彡

23 名前:初心者 :2005/10/17(月) 15:10:25 ID:eioHMuIE
沙織「あ….はぁ…すごいよ〜雅人君!い〜ッぱい出たね、精子!」
雅人「うん…!でもちんちんが変…!ビクビクしてるよう」
沙織「気持ちよくなると男も女もそうなるんだよ…!はあ..あはん。じゃあ私もマンコがビクン、ビクンって痙攣するとこ見せちゃおうかな….!」
雅人「先生も…!?」
沙織「ほら…雅人君…私…理性が壊れそう…ほらよく見て!雅人君の精子いっぱい絡めてるよ…!」
沙織はラストスパートをかけるかのように、愛撫する指を速める。
腰指共に異様な動きをしている、
目の前にいるのは動物だ。と雅人は思った。と同時に激しい興奮を覚えた。
沙織「ほらほら….ほら雅人君、私もイクよ!!あっ…はぁん!!あ〜!!!」
沙織の膣も激しく痙攣し始めた。
沙織「早く指、マンコに入れてごらん!!」
沙織が雅人の指を自分の性器に誘う。
ビクッ…ビク..ビクビクン!!!
あまりの膣圧に雅人の指は痛いくらいに締め付けられた。

静まり返った教室に果てた2人がいた。

沙織「じゃあ、気をつけて帰ってね」
雅人「うん、バイバイ先生」

歩き出す雅人。見慣れた景色がいつもと違って見えた。
(完)


24 名前:neko1 :2005/10/17(月) 21:16:39 ID:kw/pztRN
初心者さんGJ!
しかし雅人君・・・マンコのこと知ってたとしか思えませぬ(笑)
これで完結にしちゃったのはもったいなかったような・・・
もし次書く機会があるならセリフで改行してくれると、
さらに読みやすかったです。とは言えGJでした。

自分は4〜6の続きを・・・

25 名前:neko1 :2005/10/17(月) 21:17:38 ID:kw/pztRN
『ヒノキと楓・2』

大音量のTVをボーっと眺めていると宗助の鼻を微かに石鹸の優しい香りが
擽った。と、ほぼ同時に宗助の背後から何かが覆いかぶさってきた。
「わっ!?」
「ちょっとぉ、何でこんなにTV大きくしてるの?近所迷惑だよ」
覆いかぶさってきた物・・・ヒノキは宗助の首に手を回したままTVのリモコン
を取ると電源をOFFにした。
「ずっとお風呂あいたって言ってたのに・・・聞こえなかったでしょ?」
耳元でヒノキが囁く。首に巻きつく腕は温かくほんのりと湿り、さらに鼻腔を風
呂上りのいい香りが刺激する。背中にはバスタオル一枚隔ててヒノキの乳房が
その形を変えているのが分かる。
「あ・・・あぁ・・・」
突然の接近に思考がまとまらない宗助は気の抜けた返事を返す。振り向くと、
ヒノキが火照った顔で見つめている。お互いの吐息を感じられるほどの距離で。
「イキたくないの?」
ヒノキが唇をペロリと舐めながら尋ねた。宗助の胸が激しく高鳴り、股間に血が
集まり始める。
「え・・・?」
「どうしたの?『お風呂に』行きたくないの?」
ヒノキの問いの意味を理解した宗助は、自らの妄想を慌てて打ち消すといきなり
立ち上がった。
「きゃっ!?」
宗助が急に立った為、ヒノキは後ろに尻餅をついてしまう。その反動で、タオルが
ずり落ちて右の乳房が露出した。ほんのりと朱に染まった白い肌と桃色の乳首が、
宗助の目に飛び込んでくる。
「!!」
宗助は慌てて目を逸らす。その間にヒノキもバスタオルを急いで身体に巻きつけた。
「ご、ごめん!風呂入ってくるよ!」
宗助は前屈みになりながら逃げるように脱衣所へと駆け込む。ヒノキの身体に
反応して、勃起してしまった事を知られるわけにはいかない。それに胸を見た事
だってヒノキには、ばれてはいないはずだ。このまま風呂に入って何事も無かった
かのように出て行けば全て誤魔化せるはず・・・宗助はそう思った。
・・・だが、ヒノキはそう思ってはいなかった。慌てて脱衣所に駆け込む宗助を見て、
妖しく微笑んでいた・・・

26 名前:neko1 :2005/10/17(月) 21:18:22 ID:kw/pztRN
宗助は服を脱ぎ捨てると、(大きくなったペニスが引っかかり非常に脱ぎにくかった)
身体も流さず飛び込むように湯船に浸かる。先程の強烈な映像がどうしても頭から離
れない。無理も無い、宗助が生きてきて初めて見た母親以外の生の異性の乳房なのだ
から。
そう、宗助は未だに童貞なのだ。女性と付き合ったことは何度か会ったが、チャンス
に恵まれず、さらには勇気も無く一度もSEXの経験は無い。いくら年が離れているとは
言え、そんな男が風呂上りの女に抱きつかれ、さらに裸に近い格好を見せられて興奮
するなと言う方が無理だ。
 湯船に浸かってもいきり勃ったモノは一向に静まらない。それどころか、どんどんと
硬くなり鎌首をもたげて来る。
(駄目だ・・・駄目だ駄目だ!!)
自制するため必死に頭を無に近い状態に近づけようとする。だが、妄想は膨らんでい
くばかり・・・
(くそっ!)
宗助はお湯を叩きつけるように顔を洗った。その瞬間、手にほんの僅かだが違和感を
感じた。見てみると人差し指と中指の間に、数本長い髪の毛が付着している。この長
さは当然宗助のものではない・・・だとすると・・・
(あ・・・あぁ・・・)
宗助は堪らずヒノキの髪が付着した手でペニスを掴むと激しく扱き出す。我慢の限界
だった。どうせ風呂場ならヒノキにばれる事もないし臭いも残らない。自分にそう
言い聞かせると宗助は一心不乱にペニスを扱いた。先程のヒノキの肌の感触、目に焼
きついた乳房を思い出しながらオナニーを続ける。心の何処かで、未だに自制する声
が聞こえるがもう止まる事は出来ない。先程のヒノキの声が頭に響くのだ。
『イキたくないの?』
(イキたい。イキたくて堪らない)
このまま湯船に射精する・・・宗助が決めた瞬間、『ガラガラッ』っと脱衣所の扉
が開く音がした。宗助の身体がビクッと振るえペニスを扱く手が止まる。
曇ったすりガラスの向こう側でヒノキの影が動いている。
「お兄ちゃん、着替えここ置いとくね?」
「あ、あぁ・・・」
出来るだけ冷静を装って宗助は答える。ばれてない。ばれてはいないはずだ・・・
「あんまり中で悶々としてるとのぼせちゃうよ。ふふ・・・」
ガラス越しの気配が消え、静寂が戻る。

27 名前:neko1 :2005/10/17(月) 21:19:04 ID:kw/pztRN
(危なかった・・・ばれずにすんだ・・・)
宗助は安堵の溜息をつく。さっきまでガチガチだったペニスもすっかり萎えてしまっ
ている。まさに血の気が引いたと言う奴だ。ペニスの疼きは治まってはいなかったが
流石にこれ以上続ける度胸は宗助にはなかった。
(早く出よう・・・)
宗助は身体を洗い、石鹸の泡を流すと風呂を出た。身体を拭き、ヒノキが用意してく
れた服を着ようとした宗助の手が止まる。宗助の寝巻きの上に、畳まれた衣服の中心
の一番目立つところにまるで置かれているように一本の髪の毛が・・・
(そんなはずは・・・偶然だ・・・偶然・・・!?)
否定しかけて、宗助の脳裏に先程のヒノキの言葉が蘇る。
『あんまり中で悶々としてるとのぼせちゃうよ。』『悶々としてると・・・』
果たして風呂に入っている人間にそんな言葉を使うだろうか。しかし、ヒノキが風呂
の中を覗けていたはずは無い。宗助の頭の中に色々な考えが浮かんでは消える。どの
否定も完璧な説得力は無く・・・宗助はなかなか脱衣所を出ることが出来なかった。

脱衣所を出ると、薄暗い部屋にTVの明かりがぼんやりと光っていた。ヒノキは既に
眠りについていた。布団が二枚敷いてあり、その片方で心地よい寝息を立てている。
その顔は子供のそれで、宗助に心地よい安らぎをもたらしてくれた。時計を見ると
もう2時を回っている。いつもならもっと早くに寝ていたのだろう。
(俺も寝るか・・・)
宗助はTVを消そうとリモコンに手を伸ばした時に、ふとあることに気がついた。
TVのチャンネルがビデオになっている。宗助の家にはヒノキが見るようなビデオは
ない・・・そもそもビデオなど入れて無かったはずだ。宗助は不審に思いながら
取り出しボタンを押した。機械音と共にビデオが排出される。
『淫乱巨乳妻』
ビデオテープの背についているラベルを見て宗助の心臓が縮みあがった。
(な!?出し忘れ・・・?いや、ヒノキちゃんが来るから全部押入れの奥にしまっ
たはずなのに!?)
宗助は思わずヒノキの方を振り返る。
「お兄ちゃんはそう言うのが好きなの?」
寝ていたはずのヒノキが起き上がり、勝ち誇った目で宗助を見つめていた。

28 名前:neko1 :2005/10/17(月) 21:19:39 ID:kw/pztRN
「あ・・・これは・・・違う・・・」
宗助は腰が抜けてしまったかのように尻餅をついた。
「何が違うの?ほらっ!」
ヒノキは素早く動き宗助からリモコンを奪い取り、ビデオを挿入し再生ボタンを
押す。暗い部屋にAVの淫らな音声と映像が流れる。
「お兄ちゃんこの前『使った』時、ここでイッちゃったでしょ?女優のパイズリ
で男優がイッちゃった瞬間・・・オッパイでイッちゃいたかったんだ?
いやらしい・・・これお母さんみたいだよね?オッパイ大きくて長い黒髪で、
他人の妻って設定・・・お母さんの方がずっと美人だけどさ。
・・・もしかしてお兄ちゃん、お母さんのことそういう目で見てたんじゃないの?」
「ち、違う・・・」
宗助の声には力が無い。決定的な証拠を押さえられてしまった犯罪者のように、
脅えるばかりだ。
「どうだか・・・さっきも私の事いやらしい目で見てたじゃない?
私のオッパイ・・・見たでしょ?」
「・・・」
「答えなさい。見たでしょ?」
「う、うん・・・」
「そう・・・ふふ、そんな顔しないで。別に怒ってるんじゃないのよ?お兄ちゃ
んが私やお母さんの事をどんな目で見てようが自由だもの・・・男だもん。
ザーメン溜まっちゃったらそういう風に考えちゃうのも無理ないわ」
宗助は信じられなかった。あのヒノキの口から『ザーメン』などと言う言葉が
発せられた事が・・・そして、そのギャップが宗助を興奮させていく。童貞の
宗助の中に、ひっそりと根付いているマゾ性・・・それがヒノキによって開花
させられようとしていた。
「お風呂に入る前も、入ってからもそして今も・・・オチンチン大きくしてる
んでしょ?隠しても駄目よ?お母さんが言ってたもん。お兄ちゃんは多分まだ、
童貞だから少しからかっただけでもすぐオチンチン大きくしてるって」
楓がヒノキにそんな話をしていると言う異常性に宗助が気づく事は無かった。
今置かれているこの状況の方がずっと異常で、卑猥で、宗助の心を興奮させる
為だ。
「ねえ、お兄ちゃん?お風呂でのオナニー・・・最後まで出来なかったんでしょ?
辛いでしょ?ヒノキが・・・手伝ってあげようか?」
ヒノキが邪悪に微笑む。幼いヒノキの放つ魔性の魅力に取り込まれた宗助に、
断る術は残っていなかった。

29 名前:neko1 :2005/10/17(月) 21:21:29 ID:kw/pztRN
今日はここで終了。相変わらず少ないですがご容赦を・・・
あんまり焦らすのも何なので次からはストレートに行きます。
はやく楓も出したいので・・・ではこれで。

30 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/18(火) 17:39:45 ID:eDL8eYkq
wktk

31 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/18(火) 19:31:29 ID:2F27kRY6
GJ!

32 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/18(火) 21:36:52 ID:KORcxPxD
早く続きを!頼む。

33 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/21(金) 21:12:47 ID:SoOHiojl
パンツ下ろして待ってるんだが・・・。

34 名前:neko1 :2005/10/22(土) 02:30:23 ID:cEoOJqfa
非常にまったりペースで書いてるのでパンツをはいてお待ち下さい・・・

35 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/22(土) 18:46:37 ID:xUhGwpw5
やばいドツボだこれ

36 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/23(日) 19:43:54 ID:50vDgFJj
マダー?

37 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/25(火) 02:51:34 ID:68FDO799
まちきれないよ…

38 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/25(火) 21:34:55 ID:RZIP+moV
飢えて死にそうです。

39 名前:neko1 :2005/10/26(水) 06:10:38 ID:qUyE8Zmh
待たせて申し訳ない。今夜中には投下できる予定。
その前に質問・・・ヒノキに手コキで暴発させられたあとに
「次は何処で出したい?」
と聞かれるのですが何処がいいでしょう。そこを書いたら
とりあえず投下できるだけの量が書き終わるので・・・
(順序関係なく思いついたところから書いているので)
最初のレス(ただし可能なものに限る)の希望で書きたいと思います。
どうも自分で書くと偏りがちなので・・・
今日中にレスつかなかったらレスついた日の夜にでも投下します。
「ただしオマンコは駄目。まだ童貞は捨てさせてあげない」byヒノキ

40 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/26(水) 09:00:06 ID:lRL5VbMj
パイズリキボン

41 名前:neko1 :2005/10/26(水) 09:58:46 ID:qUyE8Zmh
ではパイズリで。パイズリでイカせることろを追加したら投下します。
・・・今夜の0時くらいかな・・・それまではパンツを履いて待っていて
ください。

42 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/26(水) 22:09:03 ID:2KAb14uG
了解!!

43 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/26(水) 22:47:04 ID:pisGNYmj
ワクワクテカテカ

44 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/27(木) 00:50:33 ID:HdYDi5sb
(*・∀・)マダカナ

45 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/27(木) 00:50:36 ID:uHq5mArq
まだかよ・・・・・・・・・・。


46 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/27(木) 00:51:47 ID:uHq5mArq

( ,_`ゝ′)そちとは気が合いそうだな。

47 名前:377 :2005/10/27(木) 00:54:17 ID:L3ws2htO
お待たせしました。結構長くなってしまいましたが、
ヒノキ編終了まで書けました。それではどぞ・・・

ヒノキと楓2

「だ・・・駄目だよ・・・」
宗助の口から出る言葉に力は無かった。
「座って・・・」
「こんなの、駄目だって・・・」
「座りなさい!」
ヒノキに強く言われた宗助はビクッと体を震わせると、尻餅を
つく様にヘナヘナと倒れた。ヒノキはその様子を満足気に見つ
めている。
「ふふ・・・」
ヒノキはゆっくりと宗助の後ろに回りこむと自分も腰を下ろす。
そして宗助を背後から抱きしめると背中に耳を当てた。
「凄くドキドキ言ってるね・・・そんなに興奮してるんだ?
これからして貰える事期待して・・・そうでしょ?」
「・・・」
宗助は答えない。いや、答えられない。答えてしまえば全てが
終わってしまいそうで・・・自分が今まで築きあげてきた物が
全て壊れてしまいそうで怖かったのだ。
「何も言わないのね?でももう否定も出来ない・・・それじゃ、
次はお兄ちゃんの口からちゃんと肯定の言葉を出させてあげる」
ヒノキはそう言うと、背後から手を伸ばしズボン越しに宗助の
ペニスを掴んだ。
「うぁぁぁっ!!??」

48 名前:neko1 :2005/10/27(木) 00:55:00 ID:L3ws2htO
宗助は思わず叫び声を上げてしまった。初めて異性にペニスを
触られる・・・しかもその異性が自分よりもずっと年下のあど
けない少女なのだ。その異様性と、快感と、恐怖が一緒になって
宗助の口から飛び出たのだ。
「そんな脅えた声出して・・・失礼ね?大丈夫よ、痛くしたり
しないわ・・・凄く気持ちいいのよ?初めてだから分からない
だろうけど・・・ヒノキが優しく教えてあげるから・・・ね?」
ヒノキの声はとても優しく響き、宗助の体から強張りを解いて
いった。ヒノキもそれを感じたのか、軽く微笑んで手をゆっく
りと上下させ始める。
「あぅっ・・・ぁぁ・・・」
宗助の口から先程とは明らかに違うトーンの声が漏れ始める。
初めて感じる心地よさだった。ペニスを中心に温かい泥沼が
広がってその中に埋まっていくような・・・
「お兄ちゃんのオチンチン結構大きいね・・・って私と同年代の
子と比べてるんだから当たり前か」
ヒノキの言葉には同年代の他の男と性行為を行ったと言う意味が
含まれていたが、宗助はそれどころではない。初めて異性が布越し
とは言え自分の性器に触れている・・・その視覚的衝撃、そして
それがもたらす快感が宗助の意識を完全に奪っていた。
「あら?もう我慢汁が吹き出てきた・・・お兄ちゃん感じ
やすいのね?」
ヒノキの手に包まれたペニスの先端から早くも我慢汁があふれ出し
、ズボンに染みを作り始める。
「自分からヌルヌルにしちゃって・・・いいの?初めてなのに。
これじゃ気持ちよくなりすぎてすぐ終わっちゃうよ?」
ヒノキは手コキのスピードを上げた。先程までは速く扱きすぎると
布ズレで痛みを感じてしまうので優しく扱いていたが、潤滑液が
あれば話が違う。多少速く動かしたところで痛みを感じる事は無い。
・・・ただし激しすぎる快感が伴うが。
「あっ!あぁぁっ!!」
宗助は最早喘ぎ声を上げることしか出来なくなっていた。先程まで
心の真ん中にあった理性はヒノキの手の中に溶け消えかけている。
今、宗助の心の中にあるのは『射精するわけにはいかない』と言う
思いだけだった。この快感を少しでも味わっていたいと言う思い、
女性に、しかも自分より遙か年下の少女にいい様にイカされる訳
には行かないと言うプライド、そして未だに心の何処かにある
道徳的な拒否感・・・その全てがごちゃ混ぜになり宗助に射精を
拒ませていた。だが、現実は容赦なかった。

49 名前:neko1 :2005/10/27(木) 00:56:16 ID:L3ws2htO
「ほらほら、まだ始まったばかりなのにそんなに喘いじゃって。
まだズボンも脱いでないんだよ?このままじゃパンツの中に
ビュッビュッって白いの出ちゃうよ?それじゃ嫌でしょう?
なら我慢しなきゃ。すぐ脱がせてあげるから・・・」
ヒノキはそう言いながらもズボン越しにペニスを擦るだけで下着は
おろか、ズボンを下げる素振りすら見せない。宗助は焦っていた。
どんなに拒んだところで射精はどんどんと迫ってきている。
宗助の経験では、忍耐力ではヒノキの手コキを後数秒と言えど
耐えられそうにもなかった。
「お兄ちゃん気持ちいい?ヒノキの手でオチンチン擦られるの
気持ちいいの〜?」
ヒノキの問い掛けに宗助は何度も頷いて肯定する。
「そうそう、素直が一番。あたしみたいな年下の女の子にオチンチン
扱かれて宗助お兄ちゃんは気持ちよくって溜まりません!しかも
ズボン越しで生で触ってるわけでもないのに我慢汁ダラダラ流して
今にもイッちゃいそう!そうでしょ?」
宗助は必死に頷いた。本当にやばかった。ペニスは今にも射精しよう
としている。衣服の中でイク訳にはいかないと言う気持ちだけが
何とか射精を押さえ込んでいる。
「オチチン、ビクビクッてして来たよ。もうイクの?ほら、早くズボン
脱がないと・・・このまま出しちゃうよ〜?」
ヒノキは宗助を焦らせるように言う。宗助はズボンの留め金に
手を伸ばした。もう射精を我慢する事は出来そうに無い。せめて
外で出さないと・・・なんと言うかこのままこれからずっとヒノキ
の言いなりになってしまうような・・・弱みを握られてしまうような
そんな気がしていた。大げさなようだが、その時の宗助はそこまで
混乱し、焦っていた。
「あはっ?脱ぎたいんだ?ふふ、それまで我慢できるかな・・・
えいっ!」
ヒノキは無邪気に笑って手のスピードをさらに上げた。ゴシュゴシュ
と言う音が部屋中に響いた。宗助の背中越しにヒノキの荒い息遣いが
聞こえる。ヒノキも興奮しているのだ。自分の手で宗助を思うが
ままに感じさせ、射精させることに性的興奮を覚えているのだ。
宗助からは見ることの出来ないその表情は、まさに初心な男を狙う
熟練の女の顔だった。自分の手の平で自由自在に宗助を躍らせる事に
悦びを感じている表情だった。
「あぅぅっ、止めてっ・・・出ちゃうよっ!」

50 名前:neko1 :2005/10/27(木) 00:56:59 ID:L3ws2htO
宗助はプライドを捨ててヒノキに懇願した。もう我慢できない。
それなのに手がもどかしい程思うように動かず、未だにズボン
すら下ろすことが出来ない。
「やめて欲しいの?それなら私は別にいいけど・・・」
ヒノキはペニスから手を離す。その動きには『拒めば二度として
やらない』と言う感情がはっきりと見て取れた。
「あっ!や、やめないで・・・」
宗助は恥ずかしくて死にそうだった。年下の少女にペニスを
触って欲しさに懇願する自分・・・その姿を想像するだけで
消えてなくなってしまいたい気分だった。
「もう、どっちなの?このまま続けて欲しいの?それとも
やめて欲しいの?射精したいの?したくないの?」
ヒノキは如何にも困ったと感じで言った。だがその表情は楽しくて
仕方がないといった感じだ。
「イキたい・・・でもパンツを脱がせて・・・」
宗助はついにヒノキに頼んだ。それがヒノキとの性行為を認めると同時に、
自分がこのまま続けられれば我慢できずに下着内に射精させられてしまうと
言う事を認めることになると知っていながら・・・宗助の心は、体は完全に
ヒノキに、ヒノキのたかが4〜5cm手を上下させるだけの行為に屈服
してしまった。
「あぁ、そう言う事ね。いいよお兄ちゃん、ズボン脱いで」
ヒノキはわざとらしく言って手を離した。宗助は言われるがままズボン
を脱ぐ。
「このまま続けたらパンツの中でイッちゃいそうだったんだ?それは
恥ずかしいもんね。でもこれで外に出せるね・・・私の体にかけたい?
なんてね・・・」
ヒノキは宗助の羞恥心を煽るように言う。宗助がズボンを下ろしている
間も、その邪魔にならない程度に時折ペニスを撫でて限界寸前の状態を
キープさせるのを忘れない。
「ほら、パンツも脱いで。いよいよ生で触ってもらえるね?生の感触は
ズボン越しの比じゃないよ・・・お兄ちゃんじゃ一瞬も我慢できないで
しょうね。きっと、いえ・・・絶対にすぐイッちゃうわ。でも嬉しいでしょ?
ヒノキの手でイカせて貰えて?」
宗助は答えなかった。彼の中に残った僅かなプライドがそれを拒んでいた。
それがヒノキの癇に障った。
(ふーん・・・まだ完全にヒノキの物にならないんだ・・・お母さんは
男をモノにするのなんて簡単って言ってたけど、結構大変じゃない。
ヒノキがこれだけしてあげてるのに・・・生意気ね)
宗助の手がトランクスの両端を掴み、引き下ろそうとしたその瞬間。
「れぇろぉ〜・・・・」

51 名前:neko1 :2005/10/27(木) 00:57:34 ID:L3ws2htO
ふざけた声を上げながらヒノキが背後から宗助の首筋を舐め上げた。
同時にペニスも軽く刺激する。
「ひぃあっ!?あ、あ!あぅぅっ!?」
どぶびゅびゅっ!!
ヒノキの不意打ちに宗助のペニスは暴発してしまう!トランクスを下ろす
直前に放たれた精液がペニスを中心に宗助の肌に付着し、生温かかった。
「あ〜あ、出ちゃったね?パンツ汚しちゃって・・・後でちゃんと洗って
あげるから気を落とさないで。ね?」
嘲笑するヒノキを、宗助はキッと睨みつけた。
「な、何よ!?」
ヒノキは露骨に脅えた表情を見せる。しかし当然だが、宗助もそれ以上は
何も言う事も出来なかった。
「ふん、パンツ濡らして怒っても全然怖くないわよ!それにお兄ちゃんが
勝手にイッちゃっただけじゃない!嫌じゃないって言ったし・・・違う?」
ヒノキは元気を取り戻しまくし立てた。宗助は何も言い返せず俯いて唇を
噛んだ。自分に腹が立っていた。
(あ・・・お兄ちゃん・・・)
そんな宗助の姿を見たヒノキは胸が締め付けられるような感覚に落ちいった。
宗助の情けない姿を見ていると、どうにも耐えがたい複雑な気持ちになる。
助けてあげたくもあり、もっと突き放したくもなる。ヒノキは腹の下が熱く
なってくるのを感じた。
(私やっぱり・・・お兄ちゃんの事・・・好きだ。お兄ちゃんをもっと
気持ちよくさせてあげたい・・・もっと苛めたい!)
宗助は俯いたままトランクスを脱ぐ事も出来ない。かと言ってズボンを上から
履くわけにも行かず・・・自分では何も行動できない状態に陥っていた。
今誰かから指示をされたら相手が誰でも従うだろう。それがこの状態を
引き起こした相手であっても。それ程に宗助は自意識を失っていた。
「お兄ちゃん、そんな顔しないで・・・私も少しやりすぎたわ・・・
御免なさい」
ヒノキは宗助の前に回ると瞳を見つめながら言う。その目に見つめられると
宗助の中にあったヒノキに対する敵意は一瞬にして解けていった。それ程、
ヒノキはいじらしく、可愛らしく、女らしかった。
「今度はちゃんとしてあげるから・・・そうだ、お兄ちゃんの好きなとこで
させてあげる。あ、でも本番は駄目だよ?」
ヒノキは宗助に再び快楽と言う餌を撒いて来た。一度射精して宗助の性欲は
相当満たされている・・・しかし、それでも宗助はその誘惑を断ち切る
ことが出来なかった。彼は既にそれ程ヒノキにのめり込んでいたのだ。
最早、宗助はヒノキを少女として見ていなかった。自分よりも経験が豊富な
女・・・自分を男にしてくれる女として見ていた。
宗助はもうヒノキに逆らう事は出来ないだろう。もとより大人しい性格であり、
更に隠れたマゾ性を持っている宗助は本人は自覚していないものの、ヒノキの
言葉に従う事に密かな喜びを見出していた。

52 名前:neko1 :2005/10/27(木) 00:58:33 ID:L3ws2htO
好きな部位を選べ・・・と言われ宗助は悩んだ。何処もかしこも魅力的に
見える。宗助の視線はヒノキの体の上をしばらく迷った挙句、ある一点で
止まった。
「なぁに?お兄ちゃん・・・オッパイがいいの?」
ヒノキの胸は服の上からでも微妙にその膨らみがわかる程度の大きさだ。
ヒノキの年齢を考えれば巨乳と言っても良いかも知れないが、正直胸で
男をイカせられるか・・・と言うと難しく思える。
「あ、でも・・・胸じゃなくても・・・」
宗助は取り繕うように言った。宗助が胸を選んだのはヒノキの胸でイカせて
貰う事を期待したからではなく、彼の考える女性像が=胸であったからに
過ぎない。宗助は正直に言って胸の大きい女性が好みだ。そう、ヒノキの
母親の楓のような・・・
「余計な気を回さなくても大丈夫よ。私、オッパイで男の人イカせるの
初めてじゃないもの・・・そりゃあお母さんみたいに挟んだりは出来ないけど
小さいなら小さいなりに、やり方ってものがあるんだから」
ヒノキはそう言うと服を脱ぎ、上半身裸になった。小ぶりな胸にピンク色
の小さな乳首が上を向き、女性であることを主張している。宗助は思わず
生唾を飲み込んだ。
「どう?私の裸を見た感想は?」
「綺麗だよ・・・」
宗助は心の底からそう思った。何とも若々しく健康的なその体・・・煽情的
と言うよりは芸術的と言った方がいい、そんな気すらする。
「ふふ、ありがと♪」
ヒノキは小首をかしげて少し照れた様子を見せる。その姿もたまらなく
可愛いものだった。
「さ、お兄ちゃん・・・おいで・・・」
ヒノキは床に腰を下ろすと手を差し伸べて宗助を誘った。宗助は蛍光灯に
集まる蛾のようにふらふらとヒノキの前に歩み出る。
「まずはまた大きくしようね・・・」
ヒノキはそう言うと優しく宗助のペニスに触れた。ついに、宗助のペニスは
生の女性の肌に触れた。
「うはぁっ!?」
それだけで思わず腰が砕けそうになる。先程ズボン越しに触れられたときとは
段違いの快感だった。ヒノキの手がペニスに吸い付き、そこから快感と引き
換えに宗助の力を奪っているようだった。
「クス・・・これじゃ握ってるだけでイッちゃいそう。でも我慢して私の
オッパイでイキたいんでしょう?私の為に・・・我慢しなさい」
宗助は尻に力をいれ快感を堪え快感を堪えた。一度の射精で固さを失いかけ
ていたペニスは再び力を取り戻し、痛いほど反り返っていた。

53 名前:neko1 :2005/10/27(木) 00:59:16 ID:L3ws2htO

「こんなに感じて、すぐ大きくして・・・本気出したらすぐイッちゃうん
だろうね?お兄ちゃん、ちょっと早漏かも・・・なんてね?じゃ、イクよ」
ヒノキはペニスに唾液を垂らす。熱い液体が亀頭を包んでいく感触を宗助は
身悶えして堪える。正直言ってヒノキが何気なく2〜3度手を動かせば
簡単に果ててしまうだろう。宗助は自分が快感にどれほど弱いかと言う事を
身に染みて思い知らされていた。
「ほら、見て?私の唾液でヌルヌルになったお兄ちゃんのオチンチンが
私の乳首にキスしちゃうよ・・・」
ヒノキは手でペニスを固定すると自ら体を近づけて、胸を亀頭へと近づけて
いく。その様子を見ているだけで宗助の心は、ペニスは昂ぶり睾丸の奥に
溜まっている白いマグマを噴出させてしまいそうになる。
「ほ〜ら、ほ〜ら・・・お兄ちゃん、こんな小さなオッパイでイケるかな
って思ったでしょ?こんな膨らみかけのオッパイじゃ気持ちよくなんて
なれないんじゃないかって・・・試してみようね?お兄ちゃんが私の
オッパイの魅力に耐えられるかどうかをね」
ヒノキはそうは言うもののペニスを乳首に擦りつける様に動かす割には、
ギリギリのところで距離を取って亀頭が自分の胸に触れることを許さない。
「ヒノキちゃん・・・その・・・」
宗助はもどかしさで声を上げた。ペニスが胸に触れる事は無いものの、
ヒノキがペニスを揺らすたびに僅かだが手も動き、宗助のペニスは
その微細な振動で快感を蓄積させていく。
「なあに?お兄ちゃん」
「早く・・・」
「早くなあに?早くやめて?早く射精させて?」
ヒノキは答えがわかっているにも関わらず宗助を焦らす。これが彼女の
作戦なのだ。ただパイズリをしただけでは相手が宗助と言えど中々イカせる
ことが出来ない。だからこうやって視覚的に、精神的に宗助の性感を高め
ヒノキの胸に対する興奮を吊り上げているのだ。本格的にパイズリをする
のは宗助が完全に堕ちてからでも遅くは無い・・・
「お、オッパイに・・・でないと・・・」
「でないとイキそう?そうね、オッパイでイキたかったのにこのまま
オチンチン握り締められてたら終わっちゃいそうだもんね。いいよ、して
あげる。お兄ちゃんの望むとおりオッパイで・・・でもその前に一つ
聞かせて?」
「な、何!?」
宗助は切羽詰った声で叫んだ。ペニスは脈打ち今にも射精しようとして
いるのだ。

54 名前:neko1 :2005/10/27(木) 01:00:04 ID:L3ws2htO
「私のこと・・・好き?」
「な、何言ってるの!?」
「好き、嫌い?答えて」
「好きだよ!好きに決まってるじゃないか!」
必死になる宗助を他所に、ヒノキは落ち着いた様子で続ける。
「じゃあお兄ちゃん、私を自分の物にしたくない?」
「・・・え!?」
「私と付き合って欲しいの。これは告白よ」
告白と言わねば気づかないほどに異様な光景だった。自分よりも遙か年下の
少女にペニスを握られながら愛を告げられる・・・
「で、でもヒノキちゃんはまだ子供・・・」
「お兄ちゃんは子供とこんなことしてるのよ?子供にオチンチン握られて
腰震わせて・・・」
ヒノキは無慈悲にも宗助のペニスをシコシコと扱き始めた。
「あぁぁぁっ!?だ、駄目ぇ!!」
「今更、年の差なんて関係ない。そうよね?」
「イク!イッちゃうよぉぉ!」
「このまま手で扱き出しちゃおうかなぁ・・・彼氏でもない男にオッパイ
使うのなんか勿体無い気がするし・・・」
「いや、嫌だ!おっぱいで、オッパイでっ・・・してっ!」
「私を自分の物にしたくないの?私の物になりたくないの?私の物に
なればパイズリくらい何時でもしてあげるのに・・・」
宗助の疲弊しきった心ではヒノキの巧みな誘惑に勝てるはずも無かった。
そもそも最初の射精、即ちタブーが砕かれた瞬間からこうなる事は決まって
いたのだ。
「わかった!わかったから!付き合う!ヒノキちゃんと付き合うから!!」
宗助はついにその言葉を口にした。ヒノキの口元が吊り上る。
「うふふ!やったぁ!これで私達は恋人同士ね!!それじゃお兄ちゃん、
記念すべき付き合って一回目の射精・・・私のオッパイでイッちゃいなさい!」
ヒノキはペニスを扱きつつ体を僅かに前に出した。亀頭と胸がついに触れあい、
乳首が鈴口に割って入ろうとするその感触で宗助は限界に達した。
「うぁぁぁっ!イクぅぅぅっ!!」
ぶびゅるるっ!びゅびゅびゅるっ!!
まるでヒノキの乳首から母乳が出ているかのように押し付けられた乳首に
宗助は精液を放つ。一度目の射精よりも遙かに濃く、量も多かった。
「あっ、あたしも感じるっ・・・」
ヒノキも精液が乳首を撃つ感触に体を震わせる。
「イッてる途中で悪いんだけど・・・これからがホントのパイズリだよ?」
ヒノキは精液でヌルヌルになった胸を宗助の股間に押し付けて、体を
滅茶苦茶に動かし始めた。精液を潤滑剤にヒノキと宗助の肌の上で
ペニスが揉みくちゃにされる。イッたばかりで敏感になったペニスにそれは
度を越えた快感だった。

55 名前:neko1 :2005/10/27(木) 01:00:59 ID:L3ws2htO
「あぁぁぁぅぅぅっ!あぁぁ!!!」
「ほら、もっと感じて!ヒノキの感触を、ヒノキの匂いを体で覚えるの!
お兄ちゃんの体はヒノキの物なんだから・・・他の誰にも渡さないん
だからね!」
「ヒノ・・・ヒノキちゃん!ヒノキぃぃ!!!」
宗助は意味も無くヒノキの名を呼び続けた。そして快感が治まる頃に
思い知るのだった。最早自分が引き返せない所まで来てしまった事を。
背徳の幸せに捕らえられてしまったことを・・・だがそれでももう良かった。
ヒノキとヒノキの与えてくれる快楽があればそれで良かった。

「お兄ちゃん、きっともう私でなきゃイケなくなっちゃってるよ?」
「え?」
「度を過ぎる快感を一度に受けると時々そうなっちゃう人がいるんだって。
お母さんが言ってた。それを越える快感や興奮を覚えないと、もう射精
どころか勃起すら出来ない・・・でもいいよね?浮気の心配ないもん」
「うん・・・」
複雑な気持ちで宗助は返事をした。嫌かどうか自分でもいまいち良く
分からなかった。胸元ではヒノキが甘えた顔で見上げている。
「ねえお兄ちゃん、童貞捨てたい?ヒノキのオマンコで・・・」
ヒノキの問い掛けに宗助は一瞬言葉に詰まった。だがすぐに返事をする。
もうここで引き下がっても得など無いのだ。行くなら行けるところまで
行ってしまえ・・・
「うん」
「いいよ。ヒノキがお兄ちゃんを大人にしてあげる。でも今日は駄目。
2回も出しちゃったからお兄ちゃんのオチンチン完璧に硬くならない
から・・・来週。一週間オナニーもしちゃだめよ?硬くなったオチンチン
触ればどれだけ溜まってるかなんてわかるんだから誤魔化しても駄目よ?
今日のこと思い出してオナニーもしたいでしょうけど絶対駄目。一回でも
射精したら絶対許さないから・・・あ、大丈夫か!だってお兄ちゃん
ヒノキがいないと勃たないもんね?勃たなきゃオナニーもできないもんね?」
ヒノキの屈託の無い笑みを宗助は微妙な心境で受け止めた。
だが来週だ。来週いよいよ童貞を捨てられるのだ・・・ヒノキの体で・・・
ヒノキの事を考えた途端、宗助は股間が熱くなるのを自覚した。どうやら
宗助の肉体は本当にヒノキにしか反応できないようになってしまったらしい。
だがそれでもいい、宗助は思った。ヒノキに対する性的興奮、ヒノキが与える
魔性の快楽が宗助にヒノキに恋をしていると錯覚させていた。
魔性の少女の手の内に捕らえられた宗助は偽りの幸せに身を委ねるのだった・・・

56 名前:neko1 :2005/10/27(木) 01:02:23 ID:L3ws2htO
そして一週間後の朝・・・宗助はヒノキに呼び出されてヒノキの家を
訪ねるのだった。愛しいヒノキに己の童貞を捧げる為に・・・だが宗助は
知らない。この家にいる魔性の女はヒノキだけではない。
そしてヒノキも忘れていた。いや、油断だったかもしれない。宗助を
手に入れたことで慢心していたのかもしれない。でなければ宗助を僅かでも
自分がいない家に一人にさせることなどしなかっただろう。この家に住む
もう一人の「女」が家に一人でいる「男」を見逃すはず無いのだ。
・・・その女はヒノキを遙かに凌駕するテクニックと男を虜にする魔性の
肉体を持っている・・・ヒノキの母・・・楓もまた、宗助の心を、体を
虎視眈々と狙っていたのだ。
                          続く

ヒノキ編お仕舞い。最初の名前が番号になってるけど気にせんで下さい。
間違っただけなので。次回からは楓編になります。

57 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/27(木) 01:23:45 ID:uHq5mArq
GJ!!!早く続編希望。待ってるよ。

58 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/27(木) 01:31:18 ID:ycBt900a
キターーー(゜∀°)ーーー!!!

59 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/27(木) 02:09:13 ID:beFtrSsQ
ヒノキ可愛いな

60 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/28(金) 08:32:51 ID:osSO7cZl
>滅茶苦茶に〜
ここで我慢できなかった

ゴッジョブ!

61 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/29(土) 03:17:20 ID:J2/zupdY
うちの愚息が 暴れだした〜
たすけてヒノキ

62 名前:neko1 :2005/10/29(土) 04:26:53 ID:2Yq5+W/T
次から少しヒノキはお休みなので楓に頼んでください。
正直年上の女性の方がずっと書きやすい・・・

63 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/30(日) 03:24:33 ID:bj9rDtC9
個人的に年上の女性の方がイイ(*´Д`)
というわけで楽しみにお待ちしております

64 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/30(日) 11:52:15 ID:MQVvfMx0
よし、次はこの神様だ!俺たちは貴方を待っているッ!
毛髪力、抜・太〜!!!!

65 名前:neko1 :2005/10/30(日) 12:30:31 ID:cYQven9L
ヒノキと楓3

「あの日」から7日がたった。ついに今日が約束の日である。
あれから毎日、ヒノキと宗助は会っていた。ヒノキに
言われるがまま、普通の恋人がするようにショッピングを、
映画を、そして甘い囁きあいを楽しんだ。だが焦らすような
行為はあるものの、直接的な行為はあれ以来していない。
ヒノキからしてこなければ、宗助にはどうしようもない。
そもそも女性にどうやってそう言う話題をふればいいかも
てんでわからない男なのである。
 ヒノキに言われたとおりオナニーもしていない。いや、
正確には何度もしようとしたのだが上手くいかなかったのだ。
あれからと言うもの、普段の生活をしている時は事あるたびに
宗助は勃起してしまい、それを静めるのにとても苦労した。
だがいざオナニーをしようとすると、ヒノキの言葉が耳に響く
のだ。
『お兄ちゃんはもう私でなきゃイケなくなってるよ・・・』
すると、みるみるうちにペニスは萎えてしまう・・・切ない
疼きだけを体に残して。
そんな悶々とした一週間を過ごし、そして今朝。学校に向かう
前に、ヒノキが宗助の家を訪ねヒノキの家の鍵を渡して言った
のである。
『今日お母さん仕事だから、家は私一人なの。宗助遊びに来て
くれるよね?この一週間ちゃんと言われたとおり我慢してる
みたいだからご褒美をあげなきゃね・・・』

66 名前:neko1 :2005/10/30(日) 12:31:02 ID:cYQven9L
『学校から私が帰るまで私の部屋で待ってること。多分、私の
部屋でだったらオナニー出来るでしょうけど・・・物凄く
したくなるでしょうけど・・・絶対に我慢しなきゃ駄目。
もし我慢できなくて射精しちゃったら、お仕置きだからね』
正直、一週間の禁欲・・・それも数々の誘惑に襲われながらの
一週間を経た状態でオナ禁するのは非常に辛い。しかも待って
いる場所はヒノキの・・・一応だが付き合っている彼女部屋で
ある。妄想などいくらでも湧いてくるに違いない。だがここで、
今踏みとどまらなければ『ヒノキに筆おろし』して貰えると言う
夢のような・・・おそらくこのまま生きていればずっと童貞で
一生を終えたであろう、奥手な宗助にとって千載一遇の機会を
逃すことになる。それに性欲の対象としては勿論だが、この
一週間で宗助はヒノキの事が女性として本当に好きになっていた。
ヒノキに振り回されるように過ごしたこの一週間は宗助にとって
全てが新鮮で、魅力的だった。
自分の事を無条件で愛してくれる異性が目の前にいるのだ。
さらにその女性は美しく、魅惑的で、積極的で宗助の理想に近い
ものだった。後何年もすればその容姿も宗助の『理想』にさらに
近づくだろう。何故なら彼女はその『理想の女性』の娘なのだから。
年齢と言うタブーが外されて以来、加速度的に宗助はヒノキに
のめりこんでいった。ヒノキと会っている時はその姿に見とれ、
ヒノキに会えない時間は、隣の部屋の物音を意識しながらヒノキを
想う・・・まさにヒノキに恋をしていたのだ。
そんなヒノキに自分の初めてを捧げられる・・・それは宗助に
とってとても幸せなことだった。それをヒノキも喜んでいてくれて
いるのが宗助はとても嬉しかった。
だから何としてもオナニーを我慢しなければならない。ヒノキの為に
ヒノキの誘惑を断ち切らなければならないと言うのは何とも矛盾した
事だが宗助はそれこそ決死の覚悟でヒノキの部屋に向かったのだった。

67 名前:neko1 :2005/10/30(日) 12:31:34 ID:cYQven9L
それならヒノキが帰ってくる時間に合わせてヒノキの部屋に行けば
いいではないかとも想うが、そこは恋する男。付き合っている彼女の
部屋を見てみたい、彼女の私生活を少しでも感じたいと思うのは
仕方の無いことである。
ヒノキの家には今誰もいないはず・・・鍵を持たされているの
だからそのまま開けてはいればいいのだが、宗助は何となく気が
咎めインターホンを押してからドアノブに手を掛けた。
「失礼します・・・」
小さな声で呟きながら鍵を鍵穴に差し込もうとした瞬間、部屋の中
から物音が聞こえた。
「は〜い」
宗助は心臓が止まりそうなほど驚いた。ヒノキは学校に行っていて
いない。それなら今家にいるこの女性は・・・何年も憧れ続けた
女性の声を間違えるはずも無い。ヒノキの母、楓だ。
「あら、宗助君?どうしたの?」
水のせせらぎの様な美しい清涼感のある声が、宗助の耳を擽った。
何度見ても心がときめく。楓の姿は宗助にとって女神のような
神々しさを放っていた。宗助とほぼ変わらない身長でありながら
体の線は細く、それでいて胸と腰と太股・・・女性としての魅力を
放つ部分には理想的な膨らみを持っている。これほど「女」らしい
女性もそうはいまい。その瞳に見つめられればどんな屈強な男でも
虜になってしまうに違いない。そして少しふっくらとして、いつも
潤いを保っているピンク色の唇・・・そこから紡ぎ出される言葉は
男を酔わせ、忠実な犬に変えてしまう不思議な響を持っている・・・
「あ、あの・・・ヒノキちゃんに勉強教えるように言われて・・・
へ、部屋で待ってるようにと・・・」
宗助は咄嗟に嘘をついた。目を伏せ、どもりながら言う宗助を楓は
微笑みながら見つめている。
「あら、そうだったの。どうぞお入りになって。ヒノキが帰るまで
後二時間くらいあるわ・・・それまでお茶でも飲んでてね」
楓はすんなりと宗助を通した。楓に嘘を吐いたことが宗助には酷く
罪なことをしたように思えた。楓は宗助が娘と付き合っているなどとは
夢にも思うまい。何せ年の差があるのだ。『ご近所のいいお兄さん』
くらいにしか思っていないはずだ。もしばれたら・・・そう思うと
宗助は今すぐここから逃げ出したい気分になった。だが、今更ここで
引くのは逆に怪しまれるかもしれない・・・宗助は意を決して部屋へと
入った。


68 名前:neko1 :2005/10/30(日) 12:32:15 ID:cYQven9L
「お邪魔します・・・」
宗助は居間に通されるとお茶を振舞われた。基本的に宗助の部屋と
同じつくりだが、匂いと言い、雰囲気と言いまるで違う部屋に思える。
「こうして宗助君と二人で話すのも久しぶりね。あ、この前は本当に
有難うね?ヒノキの面倒を見てくれて・・・」
楓は宗助の隣に座ると、肩が触れ合うほどの距離まで寄り添ってくる。
宗助は鼓動が早くなるのを感じた。
「ヒノキ・・・どうだった?」
「え!?」
宗助は焦った。まさか、ヒノキとの事がばれてるのでは・・・と思った
のである。
「迷惑かけなかったかしら?」
「あ、あぁ・・・大丈夫、いい子にしてましたよ」
「そう、良かったわ。うふふ・・・」
「あ、あの今日は仕事じゃ無かったんでしたか?ヒノキちゃんが言って
ましたけど・・・」
「宗助君が来てくれると思って、休んじゃったの・・・なんてね。ふふ、
それともヒノキと二人きりが良かったかしら?」
「い、いや!そんなことは・・・」
「なぁに?大きな声上げて・・・汗かいてるわよ?」
どうかしてる・・・宗助は思った。疚しい思いがあるせいで楓の一挙一動
に不安を感じ、焦っている。一気にお茶を飲み干すと宗助は言った。
「あ、僕ヒノキちゃんの部屋で待ってます。勉強の準備もしなきゃ
いけないし・・・」
楓の答えを待つより先に宗助は席を立ち上がり、ヒノキの部屋に逃げ込んだ。
肩に楓の肌の香り・・・そして微妙に触れていた胸の感触が残っている。
とてつもない興奮に襲われていたがそれでも宗助のペニスは勃つことは
無かった。

69 名前:neko1 :2005/10/30(日) 12:33:00 ID:cYQven9L
一息つくことが出来た宗助は、ぐるりとヒノキの部屋を見渡した。
机とベッドが一つある、女の子としては装飾の少ない部屋だ。窓際に
この前のデートでヒノキが着ていた服だ。宗助の胸が再び高鳴り出した。
と、同時に今度はペニスもムクムクと大きくなっていく。
(そう言えば・・・)
部屋中にヒノキの匂い・・・香水でも使っているのだろうか?ヒノキと
一緒にいると感じる香りが満ちている。それを意識すると宗助のペニスは
さらに固さを増していく。
(駄目だ・・・駄目だぞ・・・)
それに触れたくなる欲望を宗助は必死に抑えた。ここで万が一オナニー
しようものならこの一週間の苦労が水の泡だ。それに隣には楓もいるのだ・・・
しかし、そうは思っても宗助の心はどんどんと揺らいでいった。周囲に
誘惑が多すぎるのだ。この部屋の全てが宗助を堕とそうとしていると
言ってもいい。だが、外で待つのは何とも居心地が悪い・・・宗助が
悩んでいると、扉の向こうで僅かに物音がした。だが悶々としている
宗助はそれに気がつかない。
(あと二時間・・・ヒノキちゃんが帰ってくればヒノキちゃんと初H
出来る・・・それまで我慢、我慢だ・・・)
宗助のペニスは最早完全に勃起し、ズボンが窮屈でしょうがなかった。
だがズボンを脱いでしまったら最後、完璧にオナニーを始めてしまう
だろう。
(と、とりあえず座ろう・・・)
宗助はベッドを背もたれに座り込んだ。
(ん?)
宗助はベッドと掛け布団の隙間に何かあるのを見つけ引っ張り出した。
(!!これ・・・)
それはブラジャーだった。大きさから言ってヒノキの物だろう。
(あぁぁっ!!)
宗助は危険なものでも扱うように、震える手でそれを再びベッドの奥に
押し入れる。じわぁっとペニスの先が熱くなっていくのを感じた。
恐らく先走りが漏れてきているのだ。それほど宗助の性欲は限界まで
張り詰めていた。

70 名前:neko1 :2005/10/30(日) 12:34:11 ID:cYQven9L

(駄目だ駄目だ駄目だ・・・)
呪文のように繰り返すが一向に効果は無い。そうする内に、宗助は
無意識に再び下着を取り出している。手に取っていると、一週間前の
ヒノキのパイズリが鮮明に思い出されてくる。宗助はもうたまらなかった。
今すぐこのブラジャーを使ってペニスを扱き、思うまま射精したかった。
ここが他人の家である事などもう関係ない。だが・・・ヒノキとの
初めてのSEX・・・童貞を捨てると言うこと、その魅力が何とか
宗助の精神に歯止めをかけていた。
(後2時間・・・後2時間だ・・・それだけで初Hが・・・)
宗助は何とかブラジャーを手放し、股間に行きそうになる手を抑制
する。しかし、
(あ・・・でも今日は楓さんがいる・・・いくらヒノキちゃんでも
こんな状態でSEXなんてするわけない・・・あ・・・あぁ・・・)
もう駄目だった。『今日はH出来ない』一度でもそう思ってしまった
以上、もう耐えられるわけが無かった。完全に暴走した宗助はズボンの
留め金を外し、ジッパーを下ろし下着の中から猛るペニスを取り出した。
『ジーッ・・・』
そのジッパーを下ろす音が合図だったのかもしれない。
『ガチャリ』
突然部屋の扉が開く。
「宗助君、娘の部屋で何をやってるのかしら?」
楓が、勝ち誇ったような顔で宗助を見つめた。


71 名前:neko1 :2005/10/30(日) 12:36:24 ID:cYQven9L
休日なんで朝から頑張ってみた。まだ焦らしパートだけだけど・・・
続けて本番書きます。やっぱ年上の女の方が良い・・・

72 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/30(日) 16:43:02 ID:cPqrSiju
焦らしヒデ━━━(゚A゚;)━━━!!

続きを待ってます。全裸で

73 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/30(日) 17:36:38 ID:c7Z+K2MX
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
もう死んでもいいや

74 名前:neko1 :2005/10/30(日) 22:12:05 ID:cYQven9L
今日は時間があったからかなり進めた。明日には投下できると思う。
で、また何処でイカせるか思案中。???→パイズリと繋ぐ所なので
パイズリは無し。勿論本番も無し。後ストーリーの関係上素股も無し。
(本番を連想させるものは無し)
こうなるとかなり搾られるんだけど決めかねてる・・・ので、
例の如く次のレスを参考にしたいと思います。
(変化球すぎるのも無理かも・・・)

75 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/30(日) 22:42:59 ID:0ULMnkrr
フェラチオ

76 名前:neko1 :2005/10/30(日) 22:53:48 ID:cYQven9L
了解。やっぱり手か口かくらいしかないですよね。
それじゃフェラで一発イキます・・・

77 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/31(月) 01:12:59 ID:J1TQT1U5
一発目は手でいってほしいな。口はその次で。。。

78 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/31(月) 01:44:24 ID:NiOvmyGb
足という選択肢は?

79 名前:neko1 :2005/10/31(月) 19:40:42 ID:xMXnnI3R
>>77 78
もう書き始めてしまっていたので今回は口で書きました。悪しからず。
それでは、とりあえずフェラで一発までどうぞ・・・

「ヒノキと楓」

「あ、あのこれは・・・」
宗助は下半身丸出しの状態で狼狽する。冷静な時、こんな状態の
自分を直視したら恥ずかしさで死んでしまうのではないかと思うほど
情けない姿だった。そんな宗助の様子を楓はまじまじと見つめる。
その顔には笑みすら浮かべていた。
「こんなところでオシッコじゃないわよね・・・ならオチンチン
握り締めて男がすることなんて一つしかないわよね?
ましてや勃起したオチンチンですもの・・・ね?」
「ち、違うんです・・・その、僕は・・・」
言い訳など耳も貸さず、楓はベッドに背を預けた状態の宗助に
覆いかぶさるようにして四つん這いになると、さらに逃げ道を
塞ぐがの如くにじり寄って真正面から宗助の目を見つめた。
「オナニー・・・しようとしてたんでしょ?」
「・・・・・・」
図星を突かれて宗助は何も言えなくなった。
「やっぱりね・・・すると思ってたのよ。だから外で待ってたの」
「え・・・?」
「そのブラも私が置いておいたのよ。見つけちゃったら絶対
我慢できなくなると思ってね」

80 名前:neko1 :2005/10/31(月) 19:42:42 ID:xMXnnI3R
宗助は楓が何を言っているのか理解出来なかった。それに楓の
口から『勃起』『オナニー』などと言った卑猥な単語が出てくること
事態、信じられないことだった。自分の妄想の中の楓は幾度と無く
宗助に向けてそんな単語を放った。だが、本物の楓がそんな事を
言うはずは無い。断じてありえない・・・これもまさか自分の
妄想なのだろうか・・・宗助は楓にオナニーの現場を見られた
絶望感と現実感の無さから、そんなことまで考えていた。
「まるで何を言ってるかわかってないみたいね・・・じゃあ
自分が今どう言う状態にいるのか理解させてあげるわ!」
楓は宗助の肩を押さえ体重をかけて動けないようにすると、
宗助の制ししようとするてを振り払って勃起しているペニスに
手を掛ける。
「あら・・・?まあ、失礼ねぇ・・・」
楓がペニスを掴んだ途端、ペニスは見る見るうちに萎れていく。
ヒノキがかけた暗示・・・即ち『ヒノキでなければ射精はおろか
勃起すらすることは出来ない』と言う言葉通りになっているのだ。
一週間前の宗助なら楓にペニスを触られると言う行為だけで射精
してしまっていてもおかしくは無い。
「『誰か』に言われたんじゃないのかしら?自分で無ければイク
ことは出来ないって。忠実な宗助君はその言葉に敏感に反応して
るのね・・・ホントにいい子・・・本当は私がそうさせてあげよ
うと思ってたのに。まあいいわ・・・宗助君、私の目を見て・・・
良く聞きなさい・・・」
楓は声のトーンを一つ落としてゆっくりと、囁くように呟いた。
自身を喪失してしまっている宗助はその言葉にただ従うだけだ。
「あなたの心にかかった『鍵』を今から解いてあげる・・・そう
すればあなたの心は解放されて自由に、感じたい相手に勃起出来る
ように・・・したい時に射精できるようになるわ。いい?あなたの
心の『鍵』・・・固く閉まった扉・・・私が解き放ってあげる」

81 名前:neko1 :2005/10/31(月) 19:44:10 ID:xMXnnI3R
楓はフニャフニャになったペニスを優しく愛撫しながら、宗助の
瞳をじっと見つめ顔を近づけてくる。
「私が今からキス・・・あなたの心を解き放つ魔法の口付けを
してあげる。いいわね?イクわ・・・」
楓の顔が、瞳がだんだんと近づいてくる。それに連れて宗助の
ペニスに再び熱が戻り始める。既にヒノキがかけた暗示は殆ど
解かれてしまっている。もともとたいした暗示ではない。感受性の
強い宗助であったからこそこれ程の効果があったのだ。
それが楓によるさらに強い暗示によって徐々に解除されていく。
「あ、でも気をつけて。この魔法のキスにはあなたを助けてあげる
他にもう一つ別の作用があるの・・・あなたは心を解き放つ代償に
とても感じやすい体になってしまうわ・・・とてもとてもとても、
感じやすい・・・イキやすい・・・男の子としては情けない程の・・・
早漏・・・でも仕方ないの。それはあなたの心を解き放つ為の代価。
あなたを助ける為の・・・わかるわね?」
楓の唇と宗助の唇の距離は最早数ミリもなかった。楓の唇の振動が
宗助の唇に伝わってくる。宗助は無言で頷いた。何も考えられなか
った。何も考えられない頭に楓の言葉だけが入り込んでくる。真実
として、疑う事など許されない絶対的な言葉として刷り込まれていく。
宗助のペニスは既に軽く上を向き、ピクピクと蠢いている。
「いい子ね・・・さぁ、解き放たれなさい・・・」
楓はそう言うと唇を宗助の唇へと重ねた。同時に舌を宗助の口内へと
割り込ませ、宗助の舌を絡めとり、吸い付き、蹂躙してくる。
「んっ・・・うむっ・・・んんんっ・・・」
宗助の頭のどこかでパキっと何かが割れるような音がした気がした。
同時に体内に溜まっていた何かが押し出され、浄化されていくような
開放感に満ちた感覚が宗助の体中に広がっていった。
「ちゅ・・・ぱぁ・・・どうかしら?生まれ変わった気分は?」
唇と唇の間で唾液が淫らに糸を引いていた。

82 名前:neko1 :2005/10/31(月) 19:45:31 ID:xMXnnI3R
「僕・・・楓さんと・・・キス・・・」
頭がすっきりとして正常な思考が出来るようになって来た宗助は、
唇を押さえながら言った。憧れの人とのキスはあまりに突然で、
現実味の無いものだった。
「ほら見て・・・宗助君のオチンチン、すっかり元気になったよ。
美味しそうに膨らんで・・・熟れた果物みたい。今にも果汁が
はちきれて出てきそうね。ブチュッって・・・搾り出してみようか?」
「か、楓さん!こんな事、駄目です!おかしいですよ!」
宗助は身を捩って抜け出そうとする。だが楓はそんな宗助に
お構い無しに体を屈め宗助の股間に顔を埋める。
「だ、駄目っ!ふあぁぁっ!!」
宗助は悲鳴をあげた。ペニスに熱いぬめった感触が絡みついている。
そのぬめった物体は素早く動き、ペニスにドロドロとした感触と
一緒に快感を塗りつけていく。
「んぷっ・・・ちゅ・・・可愛い顔・・・思ってた通りね。宗助君の
そう言う顔が見たかったのよね」
楓の唇が、舌が宗助のペニスに絡み、唾液を擦り付けながら扱き上げて
くる。
「オチンチン気持ちいいでしょう?お口の中がで暴れてるわよ。
吐き出しちゃいなさい・・・我慢なんかしても無駄なんだから。
さっき言ったでしょう?勃起できるようになる代わりに・・・
なんだったけ?ねえ?」
「はぅぅっ!」
凄まじい快感だ。確かに楓のテクニックは素晴らしく、それだけでも
数分続けられれば敢え無く射精してしまうだろう。だが、今はそれだけ
では無かった。快感とは別の何かがまるで精巣から精液を無理矢理
押し上げているような感覚がある。
「ザーメンが勝手にあがって来ちゃうでしょう?わかるわよ・・・だって
タマタマもキュッて上がってきてるもの。もうイッちゃうのね?
まだフェラ初めて1分位しかたって無いわよ?それでもイッちゃうの?
イッちゃうわよね・・・イカせちゃうもの・・・うふふ」

83 名前:neko1 :2005/10/31(月) 19:49:45 ID:xMXnnI3R
こんな感覚の中ではどんなに我慢強い男でもペニスを握られているだけで
イッてしまうに違いない。
「楓さん・・・こんなのおかしい・・・です・・・なんで・・・」
「何で?何でだろうね・・・宗助君のそんな顔が見たかったからかな?
私のお口でオチンチン、クチュクチュされて泣きそうになってる
情け無い顔・・・」
「やめ・・・て・・・」
宗助は懇願した。ペニスがビクビクと楓の口内で脈打ち始めた。もう限界だ。
すぐにでも離してもらえなければ確実に射精してしまう。
「やめて欲しいの?そうね・・・このまま訳も分からずイカされちゃう
のは可哀想だもんね・・・」
楓はペニスから手を離し、宗助の腰へと動かす。そして口からペニスを
解放した。解放されたペニスはビクリと脈打つが、何とか射精には到らず
限界まで高まっていた射精感も僅かに引き始める。
「何でこんな風に無理矢理、お口でザーメン搾られちゃうのか知りたいよね?
ううん、私にこんな事して欲しくないんだよね?隣の清楚で優しい年上の
おばさん・・・お姉さんだったら嬉しいな・・・そんな人がこんな風に淫ら
事するなんて信じられないよね・・・して欲しくないよね?だから・・・
・・・やめてあげない!!」
楓は腰に手を当てたまま再びペニスにむしゃぶりつき、舌を絡めながら激しく
頭を上下させる。
「あぁぁぅっ!?や、やめっ!あぁぁっ駄目っ!!」
びゅくびゅるるっ!!ぶびゅびゅっ!!!
楓の口内に、喉の奥に精液が注がれていく。宗助は楓のフェラに屈して
射精させられてしまった。楓がフェラチオを始めて丁度2分たった所だった。
あまりに早く、呆気なく宗助は射精してしまった。幾ら宗助が性的経験が
乏しいとは言えこれは余りに早すぎる。先程の楓の言葉通り、宗助は
とても敏感に、快感に忠実な体へと変えられてしまったのだ。
「んぐっ・・ぷぷぷっ・・・コクッ・・・コクン・・・」
楓は精液を余すことなく飲み干していく・・・
「あ・・・ああぁ・・・」
ヒノキに初めて射精させられたときよりも、ずっと多くの精液が吐き出され
楓に吸収されていく。
「ぷぅ・・・濃厚で美味しい精液ね。期待通りだわ・・・
まだまだこれからよ?」
楓がペニスを吐き出すと、一度だけペニスが脈打ち少量の精液が楓の
美しく火照った顔を汚した・・・



84 名前:neko1 :2005/10/31(月) 19:51:16 ID:xMXnnI3R
とりあえず一発。ヒノキとどっちが人気あるだろう・・・
これから続き書きます。殆ど仕上がってるので速ければ今日中に
続きも投下できる・・・かも。

85 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/31(月) 21:24:17 ID:9voP45ac
楓さんイイ!
期待&支援

86 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/31(月) 22:57:47 ID:zap/2VqM
年上の女性イイ!!
楓さんに一票だ。

87 名前:neko1 :2005/11/01(火) 00:23:12 ID:P4JYa74g
やっぱり今夜中は無理そうです。ばらばらに書いてたら上手く
つながらなくなってしまった。明日の9時頃に投下します。

88 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/01(火) 00:28:15 ID:vwjPNvsH
>>87
了解!!

89 名前:neko1 :2005/11/01(火) 00:35:15 ID:P4JYa74g
あ、21時の事ね・・・

90 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/01(火) 06:32:33 ID:S3dZ6w4d
自分も楓さんに一票(・Д・)ノ

91 名前:neko1 :2005/11/01(火) 21:04:11 ID:l9JhmfJk
「まだ訳がわからない?私が何でこんな事をするのか・・・
そうよね、今までご近所の優しいお母さんって感じだったもんね。
私だってもうちょっとそう言うキャラを演じるつもりだったわ。
今までと同じなら・・・でも状況が変わった・・・宗助君、あなた
ヒノキとHしたでしょ?」
「!!」

宗助は頭を殴られたような衝撃を感じた。何故、何故ばれている
のか・・・

「やっぱりね。一週間前宗助君の家から帰ってきたあの子、随分
ご機嫌で、それから毎日のようにおめかしして出て行くし・・・
それであの子にカマかけてみたの。『今日は一日中仕事でいない』
って。もしあなたとどうにかなってるなら絶対に家に呼ぶと思っ
たわ。そしてあなたは来た・・・これはもう疑いようが無いわ。
酷い子よね・・・母親の獲物を横取りするなんて」

楓が舌なめずりをしながら顔を近づけてくる。頬に付着した宗助の
精液を舐め取りながら・・・

「え・・・もの・・・?」
「そう、宗助君の事。気づいてなかったわけじゃないでしょ?

食事なんかに招待した時の私の視線・・・仕草・・・」
思い当たる節がいくつもあった。宗助が楓の作った食事を美味しい
と言いながら口に運んでいた時の熱く濡れた視線、ソファに座る楓を
何気なく見つめた時に絶妙な角度で見えた下着・・・何かの間違いか
嬉しいハプニングだと思っていた様々な事。それが全て計算ずく
だとしたら・・・

92 名前:neko1 :2005/11/01(火) 21:06:38 ID:l9JhmfJk
「ずっと思ってたのよ。宗助君がお隣さんになった時から・・・
可愛い子だなぁって。食べちゃいたいなぁってね・・・」

楓の美しい顔が宗助の目の前にある。鼻と鼻が触れ合う寸前の距離だ。
生暖かい息が宗助の顔を撫で回す。

「でもその事をヒノキにも何度も言ってたから・・・あの子あなたに
興味持ったんでしょうね。あの年齢は恋するのも突然で、
嵌まり易いから・・・あの子私の子供の頃に似て経験豊富だから・・・
宗助君みたいな初心なタイプは簡単に堕ちちゃったでしょ?
残念だわ・・・本当はそこを私が楽しみたかったのに・・・」

楓の瞳に吸い込まれるような錯覚に陥った。
もう何がなんだかわからない。だが一つだけ理解できた。
楓が自分の事を狙っていた。性欲の対象として・・・そう思い至った
途端、宗助のペニスに再び血が通いムクムクと首を上げた。

「でももういいわ。先に横取りされたならさらに横から取るだけよ。
私の娘と言ってもまだまだ子供だからね・・・私が本気になればどうと
言う事はないわ。あ、あなたは女の醜い争いなんか気にしないでイイのよ?
どっちにしろ、気持ちいいだけだからね?それで好きな方をとれば
いいだけ・・・当然私を選ぶでしょうけどね・・・」

楓はペニスを胸元に導くと、その大きな双乳の谷間を開き招き入れる。

「ヒノキもパイズリもしたんじゃないかしら?一週間たってるんだから
それなりに色んなことしたでしょ?でも所詮は貧乳よ・・・
あの子が私に勝てる要素なんて一つも無いんだから。大人の女の味を
・・・本当のパイズリを教えてあげるわ」


93 名前:neko1 :2005/11/01(火) 21:08:09 ID:l9JhmfJk
最初は両側から風船を二つ押し付けられたような感触だった。
だがすぐにその考えは間違いだと気づく。楓がペニスを挟んだ胸を
両側から押さえつけた途端、圧倒的な質量がペニスに襲い掛かった。

「あ・・・すご・・・」

宗助は思わず声を上げた。ヒノキがやっていたような『肌に擦り付ける
だけ』のパイズリとは全てが違った。快感の塊りその物に圧し掛かられ
ているようだった。

「そうでしょう?これがオッパイ・・・本物の女のオッパイよ。
男なんて女のオッパイの前では誰も素直な赤ん坊ね・・・」

足が震えて上手く立つことが出来なかった。それほどに気持ちいい・・・
いや、気色いいと言った方がいいだろう。背中の毛が逆立つような感触だった。
まるで体の芯が楓の胸で抜かれてしまったかのようだ。

「私のオッパイ気に入ってくれたみたいね。嬉しいわぁ・・・ヒノキとは
大違いでしょう?やっぱり女はオッパイが大きくなきゃ駄目よね?
ほら、こんな事も出来るのよ?」

楓は自分で乳首を捏ねる様に弄ると、甘い吐息を出すと共に乳首を
勃たせていく。しばらくすると宗助のペニスを挟んだ二つの乳房以上に
ピンク色の乳首がピンと勃ち自己主張を始めた。

「こうやって勃たせた乳首でオチンチンの頭をクリクリって撫でると
気持ちいいのよ?ほら、いいでしょう・・・はぁん・・・これは私も
気持ちいいのよねぇ・・・こうやって舐めたりも出来るから・・・
三箇所でオチンチンを同時攻撃よ?」


94 名前:neko1 :2005/11/01(火) 21:09:31 ID:l9JhmfJk
楓はパイズリと乳首パイズリと亀頭フェラを同時にこなしてみせる。
ここまで来ると宗助にも痛いほどわかっていた。楓はヒノキよりも
上手い。それも何倍も・・・格が違うという言葉が相応しいだろう。

「ほらぁ、宗助君も感じてばっかりいないで私の乳首せめてイカせてぇ?
私感じやすいから優しく乳首を責めてくれれば、きっと宗助君でも
イカられると思うわ」

楓は優しく言う。男にこんな事を言えば普通は怒りを感じるものかも
しれない。だが宗助は怒りなどはまるで感じなかった。頭にあったのは
『上手く出来るだろうか』と言う一点だけであった。
それは宗助がまだ童貞であり、両者の経験の差が明白だと言うのが一番の
理由だろう。だがそれだけではない。宗助と言う人間の性質・・・
多分のマゾ性を持ち、元より女性に自分の行動を制限される事に密かな
喜びを感じる性がそうさせていた。

「んっ、ちょっと・・・強い・・・そう、そうよ・・・いい感じよ?
あぁっ・・・そのまま続けて・・・」

宗助は楓の反応を受けて夢中になって乳首を責めた。親指と人差し指と
中指を使い、出来るだけ繊細に・・・パイズリをされていなかったら
舌も使ってみたかった。

「んぅっ・・・思ったより上手ね?いい子よ・・・私宗助君にイカされ
ちゃうかも・・・どっちが先にイカせられるか競争しようかぁ?」

楓は上気した頬でニコリと微笑むとパイズリの速度を速める。
それでも宗助の指の動きに敏感に反応し喘ぎ声をあげる。対して宗助は
最初こそ翻弄されたが、段々とパイズリの特性であるゆっくりとした
快感に慣れ始めていた。確実に射精へと向かっているがまだ大分堪える
事が出来そうだ。快感だけで言うなら亀頭に行われているキスのような
フェラの方が強い。

(・・・負けるもんか)

95 名前:neko1 :2005/11/01(火) 21:10:30 ID:l9JhmfJk
宗助は少しやる気になった。ついさっきまで楓と性行為をするのに
戸惑いを感じていたのに現金なものだ。だがそれは何も宗助が悪いと
言うわけではない。むしろ原因は楓にあるだろう。彼女が性行為の合間に
放つ淫靡ながらも明るい雰囲気が、宗助からヒノキの母と性行為をする
と言う背徳感や罪悪感を薄めていた。

「あぁぁっ、宗助君・・・上手よぉ!もっと、もっとしてぇ!」

楓はいつしか攻め手が疎かになり始め、宗助の乳首責めを一方的に受け始めた。
宗助はその反応に夢中になって、己のペンスに快感がどれ程蓄積されているかを
忘れた。無理もない。初めて女を責めるのだ。どの程度で相手がイクのか、
そのまま責め続けていていいものか、何も分からないのだ。だが楓が
己の指の動き一つで面白いように喘ぐのでその行為にのめり込み、興奮
させられていた。
しかし実のところ、楓は殆ど感じてはいなかった。それはそうだ。
技巧も何もないただ指を動かすだけの行為ではそんなに感じられるわけがない。
女の喘ぎ声は5割減程度で聞いているのが一番だが、初心な宗助は
そんなことは知らない。自分の責めが楓を感じさせているという
満足感に夢中になってそれ以外の事は考えられなかった。本当は限界まで
追い詰められているのは自分だと言うのに・・・

「あぁんっ、イクッ!!もう駄目ぇっ・・・もう・・・イッちゃうん
じゃない?」

あれだけ上気していた楓の表情がすうっと醒め、ニコリと優しく微笑む。
同時に舌を出すと胸の谷間に大量の唾液を垂らし、『本当のパイズリ』
を開始した。

「あっ!?うぅぅっ!??」

宗助は何が起こったかまるでわからなかった。イキかけていたはずの
楓が急に素面に戻ったと思ったら、まるでペニスが胸の中で溶けてしまった
かのような感触に襲われたのだ。

96 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/01(火) 21:11:30 ID:9GpZws16
支援

97 名前:neko1 :2005/11/01(火) 21:11:46 ID:l9JhmfJk

「どうしたの?もう責めてくれないの?うふふ・・・ふふふ・・・
私をイカせられると思った?ホントに可愛い子ね・・・本当のオッパイの
怖さも知らないで、無邪気に喜んじゃって・・・私の演技上手だったでしょ?」

グチョグチョに濡れた胸が猛威を奮う。宗助のペニスはまるで嵐の海に
投げ出された木の葉のようだった。胸の中で自由を奪われ思うままに
蹂躙され、高められて行く。

「あれぇどうしたの宗助君?随分余裕無さそうねぇ?それとも宗助君も
演技かな?さっきまであんなに余裕あったもんねぇ?」

楓は宗助に余裕ないことなど当然分かっている。だがそれでも宗助を
嬲るのは、この性行為において楓が真に感じる事が出来るのは、昂ぶる事が
出来るのはこの一点に尽きるからだ。宗助のような青二才の責めで楓が
感じる事はない。それなら先程のように自分で自分を慰めたほうが
ずっと感じる事が出来る。それ故に、宗助はネチネチと嬲られるのだ。
楓はそれで絶頂に達するほどに感じていた。秘部は濡れそぼり、
クチュクチュと蠢いている。そして宗助もまた楓の言葉責めを受けて
過剰に昂ぶっていた。
二人の相性は最高としか言いようがないだろう。お互いの求めるものを
自然の状態で持ち合わせている・・・ヒノキのように無理矢理宗助の
心を調教したのではない。二人の体は自然に求め合い、魅かれあった。


98 名前:neko1 :2005/11/01(火) 21:13:29 ID:l9JhmfJk
「か、楓さんっ!も、もうっ!!」
「もうイッちゃうの?ふふ、いいわよぉ・・・その代わり『オッパイで
イッちゃう!』って言いながらイクのよ?いいわね・・・さあ、イキなさい」

楓は優しい言葉尻とは裏腹にパイズリのギアを更に上げ、宗助に命じた。
そして宗助はそれに忠実に答える。

「はぁぁっ、あっ!イクッ!お、オッパイでイッちゃいます!あぁぁっ!!」

ぶびゅびゅっ・・・

宗助の精子が楓の胸元に吐き出される。楓は宗助の射精が終わっても、
ゆっくりとパイズリを続ける・・・

「私のオッパイどうだった?」
「さ、最高・・・です・・・」
「そうでしょう?パイズリの本当の怖さは潤滑液が加わってからよ?
覚えておきなさい・・・それが精液だったらもっと凄いって事もね・・・」
「・・・へ?ちょ、今は無理で・・・あっぅぅ!!」
「無理じゃないでしょう?嘘つきねぇ・・・」

楓は宗助の精液にまみれた胸で再び、パイズリを開始する。結局宗助は
楓の胸で更に二発搾り取られるのだった・・・




99 名前:neko1 :2005/11/01(火) 21:15:16 ID:l9JhmfJk
終わり。これで次はやっと本番が書ける・・・やっぱり楓に
奪わせるほうが良さ気か。

今更ながら少し文章を読みやすくする工夫なぞしてみた・・・
どうだろうか・・・あんまり変わらないかな?

100 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/01(火) 21:19:13 ID:9GpZws16
GJ!
力関係としての女性上位よりも、やはり経験値としての女性上位のほうが
ハァハァするです、はい。
このまま、楓さんとの本番を希望。


101 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/01(火) 21:41:43 ID:kqJY//GV
今初めてこのスレに来てみたけど、
最高のスレだ!!
そしてGJ!!
neko1さんは文章表現力上手だな。

102 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/01(火) 22:39:40 ID:gB1VjHeO
いいっす、いっす、GJっす

103 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/02(水) 03:36:31 ID:lDbjTEiK
やっぱ年上の女性の方がイイよ(*´Д`)

104 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/02(水) 08:18:22 ID:GLIQ47po
断然年下だよ
自分より下の人間に負けるってのが良い

105 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/02(水) 11:30:24 ID:XQRWAPnI
>>104
禿同
ヒノキにテラモエス

106 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/02(水) 13:25:40 ID:zqJ5UPxq
パラレルワールドキボンと言ってみる

107 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/02(水) 16:40:02 ID:tSKOV0od
ヒノキカモーン

108 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/03(木) 05:08:23 ID:wi6A61zF
age

109 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/03(木) 05:27:56 ID:j6G1j/Fs
                ∧∧
    ┃   ┏━┃     (,,゚∀゚)   . ┃┃
  ━┏┛ ┏━┃ ━━/ つ━━┛ ┃┃
  ━┏┛ ┛  ┃   〜( ,ノつ.      ┛┛
    ┛       ┛     (/          ┛┛


110 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/03(木) 14:09:14 ID:wAjxaFKk
楓に弄ばれたことがヒノキにばれたら・・・監禁か

111 名前:neko1 :2005/11/03(木) 15:38:16 ID:aqAk+StY
む・・・どっちを中心に書いていくべきか・・・
迷うな・・・

112 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/03(木) 21:07:29 ID:EOv7FaTB
本番いくの何か勿体無いぜ。

113 名前:neko1 :2005/11/03(木) 22:07:34 ID:aqAk+StY
正直あんまり長くする気は無かったのでこれ以上引っ張るのは
難しいかも。続けるにしても本番挟んでからにしないと無理ある展開に
なりそうだから一応次で一発いれておきます・・・

それよりも今はどっちを主役で行くかに悩んでます。スレのタイトル
の通り「優しく愛撫」って展開なら楓だとは思うんだけど・・・
「女性上位」ってとこだけを取っていいなら、楓もヒノキも、
もっとハードな展開も書けるんだけどな。

別なサイトに投稿する為に書いたSSのホンの一部を乗せるんで、
読んでみてこれくらいのレベルなら許容できるかどうか教えて欲しい。

114 名前:neko1 :2005/11/03(木) 22:09:47 ID:aqAk+StY
エルザはポカンと自分の顔を見つめる男に軽く口づけをすると、
無常に腰を振った。男の我慢が、プライドが、責任感が、
ペニスと一緒にエルザの膣内に舐め回され溶かされていく。
それら全てが精液となって尿道を駆け上がった。

「残り一秒、残念だったわね?坊やの負けよ・・・色々あって、
色々頑張ったけど・・・ぜぇんぶ、無駄。結局結末は一緒。
坊やは私に無理矢理犯された。精液を強制的に搾られた・・・
身も心も完璧に・・・私の力で犯された・・・犯されちゃったのよ?
残念だったわねぇ・・・ほら、オチンチンが膨れ上がってきた。
もう止まらない。もう止めてあげない・・・いいのよ?
イキなさい、ほらっ、ほぉらっ・・・イケッ、イケッ、イケッ!!
オチンチンから精液どぷどぷって、情けない、可愛らしい声上げながら
イッちゃいなさい!!あら?最初に言ったでしょ?忘れたの・・・
我慢なんて無駄だって。オチンチンから勝手に精液漏れちゃうって・・・
言ったでしょう?ほら、私の顔を見なさい。そう、そうよ!
屈辱でしょう?恥ずかしいでしょう?その顔が見たかったのよ!
さぁ、出るわよ。これで本当にお仕舞い・・・それで坊やの今までの
苦労は全て水の泡!・・・・・・わかってるわよ?イキたくないのよね?
イッちゃったら全部終わりだもんね・・・・・・いいわよ。
別にイカないでも・・・我慢できるのならね!
でも我慢できなくなるまで続けるわよ!坊やがオチンチンから
精液お漏らしするまで絶対にやめてあげない!さあ、観念なさい!
止めを刺してあげるわ!ほぉら!ほぉら!ほぉら!
それそれそれそれ!!!白いオシッコお漏らししちゃいなさいっ!!
イクのよぉ!!」


115 名前:neko1 :2005/11/03(木) 22:12:21 ID:aqAk+StY
ちなみにこの後は男が死んで終わりって展開・・・直接的に殺す描写は
ないけど、男の精神を徹底的に堕としてその結果として
死んでしまいました・・・みたいなのは許されるんだろうか・・・

こう言うノリのが個人的に一番書きやすいんだけどスレ違いな気もする。
やっぱり優しさは必須なのだろうか・・・

116 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/03(木) 22:21:58 ID:0s1N05A0
>>114みたいなセックルシーンは好きだけど、
虐待されたまま死んじゃうのは・・・ちとこのスレでは辛いかなあ。
>>114の後で、
「うふふ、恐かった? 君の泣きべそ、可愛かったわよ」とか
「もうちょっと修行を積んでからまた来なさい、もっとすごいことしてあげる」
とか続いたらこのスレ的になるだろうけど・・・。
虐待シチュスレはどっかにあったような希ガス。
そっちで神になったほうがよくない?

117 名前:neko1 :2005/11/03(木) 22:30:51 ID:aqAk+StY
いや、虐待とか痛いのは自分も嫌いって言うか受け付けないので・・・
>>114のはストーリーの都合上(終わらせるために)男が死んだだけです。

聞きたいのは、ああ言うちとハードな女責めHシーンの後に
取ってつけたように>>116で言ってるようなセリフを入れただけで
許されるのだろうかと思って・・・要するに普段は男に甘いけど
エロシーンの時はかなりSみたいな女が主人公でもいいだろかって
事です。

118 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/03(木) 22:38:11 ID:VJP8b0NJ
>116
同意。
後味悪いのは俺個人としてもちょっと……。
ついでに陵辱モノもなんだかなぁ……。「みんなで幸せになろうよ。」主義なので、その手の奴はスルーしてる。
確かに「もっと修行して出直して来い。」的な結末なら楽しめそう。

119 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/04(金) 07:33:30 ID:m20AOrRF
優しく=愛

120 名前:neko1 :2005/11/04(金) 12:49:43 ID:kfuNkfIx
そうか・・・ストレートに愛でいいのか。何となく大人の余裕とか、
年下にいいようにされる背徳感みたいのを出さなきゃならないのかと
必死になってた。
とりあえずヒノキと楓は後2回くらいで終わらせて、書く気が続いてたら
別な何かを愛情を意識しながら書いて見ます。一応今夜、童貞喪失編を
投下する予定。

121 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/04(金) 13:09:35 ID:xH6/qkAq
わくてか

愛があるの好きにゃあ〜

122 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/04(金) 17:02:49 ID:aINdtRRF
言葉で男を犯すのは結構重要だよ
肉体的だけではなく精神的に犯して欲しい

123 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/04(金) 18:54:48 ID:SB0G9MHw
>>114みたいなのは好きですよ
女に負けていること、攻められていること、犯されてることを
女のほうから男に分からせるのはイイ!!


124 名前:neko1 :2005/11/04(金) 21:14:07 ID:kfuNkfIx
ヒノキと楓

「流石に連続で三回も抜いちゃったらフニャフニャになっちゃた
わね?」

楓は力なく項垂れる宗助のペニスを指先で摘むと優しく微笑んだ。

「今日はここまでにしときましょうね。もうすぐあの子も帰って
くるし・・・ふふ、ヒノキが帰ってきたらヤるつもりだったんで
しょうけど、これじゃ満足に勃たないでしょうね?あの子どんな
顔するかしら・・・」

楓に言われて宗助はハッとなった。楓に夢中になっていた為に
ヒノキの存在をまるで忘れていた。今日はそもそも、ヒノキに
童貞を奪ってもらう為に来たのだ。なのにヒノキとHをする
どころか、その母である楓に弄ばれて悦んで射精してしまって・・・

『もし我慢できなくて射精しちゃったら、今度は一ヶ月は
オナニーもSEXもしてあげないからね』

宗助は青ざめる。一週間の禁欲でも狂いそうだったのに一ヶ月?
いや、そうではない。もし射精をしたのが楓との行為でと
知られたら・・・

「あ、あの!このことヒノキちゃんには絶対に言わないで下さい!」

宗助は楓に縋る様にして頼んだ。まさか言わないだろうとは思うの
だが、それでも念には念を入れておかなければならない。

125 名前:neko1 :2005/11/04(金) 21:15:07 ID:kfuNkfIx
「あら?どうして・・・?」

楓は意地悪く尋ねる。理由は分かっているのだが、宗助が狼狽する
のを見るのが楓はたまらなく好きなのだ。

「そ、それは僕がヒノキちゃんと付き合ってるから・・・」
「ふぅん、宗助君は彼女のお母さんとHしちゃうような人なんだ?」
「それは楓さんが・・・」
「何?私のせいだって言うの?確かに私から誘ったけど・・・
宗助君だってあんなに喜んでたじゃない?」

宗助は何も言い返せなかった。嫌なら嫌で無理矢理にでも断る事が
出来たのだ。だが自分はそれをしなかった・・・いや、断る気など
途中から毛頭なくなっていたのだ。

「そうです・・・そうですけどっ!でもお願いします!今日本当は
ヒノキちゃんと初Hするって事で来たんです!だから溜めて来いって
言われて・・・それすら出来なかったのに、その相手がお母さん
だって知られたら・・・僕・・・」

宗助は恥も外聞も無く全てを暴露した。兎にも角も、楓に黙って
貰わなければいけない。宗助は必死だった。だが楓の反応は宗助が
想像したものとはまるで違っていた。

「初・・・H?それ・・・初めてって事?一週間も立つのに・・・
最初の日にしたんじゃないの?」
「え?あ、そ、それは最初の日は本番まではしないで・・・で、
一週間後にねって言われて・・・」
「じゃあ・・・宗助君・・・まだ童貞なの?」
「・・・はい・・・」

126 名前:neko1 :2005/11/04(金) 21:15:51 ID:kfuNkfIx
何故そんな事を聞くのか宗助にはまるで分からなかった。だが楓の
表情はあまりにも真剣で、真面目に答えざるを得なかった。

「うふ・・・ふふふ・・・あはははっ!!」

突然楓が笑い出す。楽しくて仕方ないと言った感じだ。

「ふふ、ふふふ・・・そう、そうだったの?あの子も甘いわね・・・
他の女に取られる事なんてまず無いって思ったんでしょうけど・・・
ふふふ・・・世の中そんなに甘くないのよ・・・好きな男が初物
だってだけで奇跡的なのに・・・その場で食べちゃわないなんて、
何だかんだ言ってもやっぱり子供ねぇ、あの子も・・・」

楓は一頻り笑うと、急に真剣な表情になり宗助を見つめた。

「宗助君、今日はこれで終わりって言ったけど・・・やっぱり
やめたわ。続き、しましょう?」
「え?」

楓はキョトンとする宗助の両肩を掴んで床に押さえつける。
凄い力だった。

「な、何するんです!?」
「何って・・・初Hでしょう?」
「そ、そんな!?」
「やっぱり・・・ヒノキとしたいの?」

楓は宗助の萎えたペニスを刺激しながら尋ねる。その表情はとても
切なげで、不安気だった。まるで告白した相手の返事を待っている
少女のような表情だ。

127 名前:neko1 :2005/11/04(金) 21:16:39 ID:kfuNkfIx
「私だって・・・宗助君の事・・・好きなんだよ?」
「え・・・?」
「好きだけど・・・ずっと年上だし、一度は結婚してる身だし・・・
子供もいるし・・・だからずっと遠くからみてるだけだった・・・
今日みたいなチャンスが無ければきっとこれからも・・・今私が
どれだけ幸せかわかる?ほら、私の心臓の音、聞いて・・・」

楓は地面に組み伏せた宗助の顔を胸に抱く。優しい体温と共に、
宗助の耳に楓の鼓動が響く。それはとても速く鳴っていた。

「こんなにドキドキしてる・・・だって好きな人が目の前に裸で
いるんだもん・・・」

楓はそのまま宗助の唇を奪った。舌を入れ、宗助の舌と絡ませる。
宗助のペニスがまた固くなってくる。

「宗助君は、私じゃ嫌?ヒノキでなきゃ駄目?」

楓は真剣だった。さっきまでの余裕はまるで感じられない。宗助は
困惑した。楓は確かに宗助の憧れの人だった。一週間前の宗助だったら
二つ返事で了承していただろう。だが今は違う。真剣に答えなければ
ならない・・・

「お、落ち着いて下さい・・・ヒノキちゃんも帰ってくるし・・・」
「嫌」

楓は拗ねたように首を振る。その姿は今までの楓に無い、とても
可愛らしいものだった。

128 名前:neko1 :2005/11/04(金) 21:17:39 ID:kfuNkfIx
「取り合えず、一旦服着ましょう?それからゆっくり話しましょう」
「嫌」

楓はまた首を振る。そして再び勃起した宗助のペニスを手で固定する。

「か、楓さん・・・待って・・・」
「い・や!楓って呼んでくれなきゃ待ってあげない」

楓はゆっくりと腰を下ろしていく。楓の性器がヒクヒクと動いて宗助の
ペニスを狙っている。宗助は焦った。それだけは、それだけは駄目だ・・・

「楓さ・・・わかった!わかったからやめっ・・・あぁぁっ!!!」
「ふふ、い・や!」

にゅぷんっ・・・

水気を含んだ淫らな音が宗助の脳内に響き渡った。同時にペニスを熱く
柔らかくぬめった快感が支配した。

「あ・・・え?」
「ふふ、童貞卒業ね?」
「あぁ・・・あぁぁぁっ!!」
「動くわよ?すぐにイッちゃわないようにね?折角だから楽しみなさい」

楓が騎乗位で宗助のペニスを飲み込んでしまっていた。
宗助の『童貞』は楓の熱くぬめった膣にしゃぶり抜かれ、
消えていく。その喪失感を代償に宗助は未だかつて無いほどの
陶酔感を味わっていた。

129 名前:neko1 :2005/11/04(金) 21:18:41 ID:kfuNkfIx
(これが・・・女の人の・・・すご・・・い・・・)

自分自身が溶けてなくなっていくような気分だった。楓の膣内で
宗助のペニスは、体は溶けてなくなって快感だけになってしまっ
たような不思議な感覚。そして意識を保っていられなくなるほど
ドギツイ、ねっとりとした快感・・・気を抜くとすぐにでも射精
しそうになる。

「私のオマンコ・・・凄いでしょ?今までSEXして来た人、
何人いたかはもう思い出せないけど・・・本気で腰振って五分
以上耐えられた人いないのよ?あ、安心してね?初めての宗助君
には本気なんて出したりしないから・・・なるべく射精しないよ
うに優しくしてあげる・・・」

楓はゆっくり、ゆっくりと腰を動かす。膣内の無数の肉壁が、
楓が腰を動かすたびに上下左右に蠢き宗助を舐め尽す。

「あぁぁっ!ひぁぁぁっっ!!」
「宗助君ったら・・・凄い顔。涎流して呆けちゃって・・・
とっても可愛いわよ・・・」

宗助はもうヒノキの事など微塵も考えていなかった。いや、楓の
事すら考えていない。

(気持ちいい・・・気持ちいいよぉ・・・キモチイイ・・・)

宗助の頭にあるのはただそれだけだった。快感がまるで大きな壁の
ようにゆっくりと迫ってくるイメージ。だが宗助は身動き一つ
出来ずそれを受け入れるしかない。

130 名前:neko1 :2005/11/04(金) 21:19:33 ID:kfuNkfIx
「もう足がピンって伸びきっちゃってるのね?イキそうでしょ?
でもイケない・・・射精寸前のギリギリの快感がずっと続いて・・・
辛い?それとも嬉しい?」

完全に呆けた顔の宗助に楓は愛しげにキスを繰り返す。

「もう宗助君は私の物・・・さぁ、目を開けてちゃんと見て?
自分の初めてを奪った女の顔を・・・そしてちゃんとオネダリして
御覧なさい?そうすれば本気で腰振ってあげる・・・一秒も
待たずに射精できるわよ?」

優しい楓の声が宗助を誘う。宗助は誘われるがままに楓を見つめ、
懇願した。

「楓さん・・・も・・・イカせて・・・」
「さん?」
「あ・・・楓・・・イカせてぇ・・・」
「イキたいの?私の膣内に精液ドピュッてしたい?でも今日は
危険日だから外出しにしましょうね?」
「あ・・・あぁ・・・」

宗助は頷く。イキたくてたまらないが快感で体が痺れてしまって
自分では上手く動けない。腰に楓の綺麗な尻が乗っている。
激しくしては宗助はすぐイッてしまう為、楓はさっきから全く
動いていなかった。それでも男を狂わせる為だけに出来た楓の
膣内はウニョウニョと蠢いて宗助のペニスを責め続けている。


131 名前:neko1 :2005/11/04(金) 21:20:48 ID:kfuNkfIx
「可愛い子ね・・・もう一回言って見て?『楓のオマンコで
僕のオチンチン、男にしてください』って・・・」
「あ、楓の・・・オマンコで・・・」

宗助が楓に言われるがままのセリフを口にしようとしたその時、
玄関の鍵を開ける音が聞こえた。

『ただいまー!宗助、ちゃんと待ってた?』

ヒノキが帰ってきた。宗助はハッとなる。この姿を見られたら
全てが終わりだ。

「か、楓さん!ぬ、抜かなきゃ!!」
「また『さん』付けするんだ・・・ふん、知らない」

宗助は小声で叫ぶように懇願する。しかし楓は微笑を浮かべたまま
動こうとしない。宗助は戦慄した。楓は今、この二人が結合した
姿をヒノキに見せつけるつもりなのだ。

『宗助ー?いないのぉ?』

ヒノキの声が近づいてくる。まっすぐこの部屋を目指している。
時間はもう無かった。

「あっ、あぁっ!く、くそっ!!」
「きゃっ!?」

宗助は無理矢理、楓をどかしてペニスを抜こうとした。

「駄目よ。絶対イカせてやるんだから!」

宗助の態度を見た楓は、宗助をキッと睨むと激しく腰を一往復
させた。急激に膣内が閉まり、今までの動きがお遊びだったと
言うように激しく肉壁が宗助のペニスに擦り付けられる。


132 名前:neko1 :2005/11/04(金) 21:21:51 ID:kfuNkfIx
「宗助?」
「あっあぁぁぁっっ!!!!!!!」
「ほら、イケっ!イッちゃえ♪」

部屋の扉が開き、ヒノキが入ってくる。その瞬間、楓が膣内から
宗助のペニスを解放する。そして、絶叫と共に宗助は盛大に
射精してしまった。

ぶびゅっるるっ!びゅびゅびゅるっ!!

ヒノキが呆然と精液が迸るのを見つめる中、宗助はイキ続けた。
そして精液の噴出がおさまる。

「・・・・・・」

ヒノキは無言で部屋を出ると何処かへ行き、すぐに戻ってくる。
その手には包丁が握られていた。

「死ね!!馬鹿宗助!死ね!!」
「わっ!ちょっ、待って!」

ヒノキは何のためらいも無く脱力した宗助に包丁を振り下ろした。
宗助は寸でのところで避ける。しかしヒノキは止まらずさらに
包丁を振り上げる。

『パンッ』

乾いた音が響いた。楓がヒノキの頬を張ったのだ。そしてヒノキの
手から包丁を奪い取る。

「あなたも女なら、男を寝取られたくらいで動揺するんじゃないっ!」


133 名前:neko1 :2005/11/04(金) 21:23:08 ID:kfuNkfIx
寝取った本人が言うのもおかしなものだが、それでもヒノキの動きは
止まる。そして・・・

「うぅっ・・・うううっ・・・うあぁぁ〜んっ!馬鹿っ!
二人とも馬鹿!!死ねっ!死んじゃえ!!!」

ヒノキは大声で泣き出す。それを寝取った本人・・・楓が抱きしめて
慰める。その異様な光景を宗助は何も言えず見つめる。

「宗助君、今日は取り合えず帰って?ね?」

楓がヒノキを抱きしめたままウインクする。宗助はそれに素直に
従った。他に何が出来たと言うのだろう。兎も角、宗助は予定通り
童貞を喪失し、部屋へと帰ったのだった。その日は一睡も出来なかった。


終わり・・・取り合えずこんな展開にしたものの・・・
次をどうするべきか・・・

134 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/04(金) 22:03:49 ID:1hqASheN
鬱展開キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!

135 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/04(金) 23:40:24 ID:JNzjxBRL
ヒノキたん、童貞は取られても、まだ初中出しが残っているぞ!!

136 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/05(土) 00:57:26 ID:/pIWB2Td
GJ!!
初AFだってあるさwww

137 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/05(土) 01:31:24 ID:7CeZ00sd
AFはいやにゃ〜
でもGJ^GJ

138 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/05(土) 09:57:39 ID:YKg2ytqr
ぺニバンで処女喪失でしょう

139 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/05(土) 16:46:14 ID:wsBlcnPi
ヒノキをどう説得するのだろうか。やっぱり3Pしかないな
楓はアナルをヒノキはペニスを嬲り殺して欲しいな

140 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/05(土) 21:44:31 ID:zaBB77gP
やっぱ〆は親子丼かぁ・・・ それはそれでおもしろいな。




141 名前:毛髪力抜太 :2005/11/06(日) 21:58:27 ID:tIv2ThZR
「さあ、今日は日曜の朝な訳だが」
と、各務加奈は起き抜けの顔を洗うと、元気良く寝巻きを脱ぎ始めた。時計を見るとちょ
うど八時。お腹もいい感じに減っている。

「まずは朝ご飯だな」
着替えを済ませキッチンへ行くと、結婚して十二年目の夫婦、加奈にとっては父母にあた
る人たちが、娘の目も憚らず抱き合っていた。加奈は朝からお盛んで、と心の中で呟く。
「おはよう、パパとママ」
「おはよう」×2
加奈の父母はいまだに新婚気分が抜けないそうで、毎朝毎夜、娘の前だろうが後だろう
が平気でいちゃつくのである。夫婦仲が良いのは大いに結構なのだが、加奈が小学四年
生という微妙なお年頃である事を考えれば、少しくらいは控えるべきかもしれない。

「あれ?朝ご飯は?」
テーブルについた加奈は、朝食の用意が無い事に気がついた。すると母が、
「ごめんねえ、今朝ご飯を炊くのを忘れてたの」
とか言いながら夫と、加奈にとっては父にあたる男にキスなんぞをするのである。それを
見た加奈は何も食してないのに、
「ごちそうさま」
と言い残し、キッチンを出て行った。もちろん、いちゃつく夫婦愛にあてられ、お腹一杯で
ございますという嫌味のつもりであった。

142 名前:毛髪力抜太 :2005/11/06(日) 22:17:40 ID:tIv2ThZR
「それで、俺のところに来たのか」
午前八時十分過ぎ。柴垣良介は自宅アパートに突然、訪ねて来た少女に向かってそう
言った。ちなみに、少女というのは加奈である。

「日曜の朝にわざわざ、モテない青年の所に可愛い教え子が来てやったんじゃないか。
飯くらい食わせてくれ」
加奈は良介に向かって、そんな事を言う。実は良介は、加奈が通う小学校の担任であ
る。家が近い事と、年齢イコール彼女いない歴二十三年というキャリアを持つ良介を哀
れみ、加奈は時々、ここへやって来る。来てやっているという自負があるので、もちろん
手ぶらで来る。今日だって、まったく手土産などは無し。そのくせ、物言いがふてぶてし
い事この上ない。

「まあ、入れよ。朝飯っていっても、パンしかないけど」
「それでいいよ。あと、ミルクティーな」
「・・・買ってくるよ」
押しに弱い良介は、小銭入れを持って出て行った。その間に加奈はアパートへ侵入し、
朝八時から放送中の花弁ライダーちょびらを見る。その後は、二人はカリギュラという
アニメを見て、教育番組のささみストリート、再びアニメのお願いマイエロディと、徹底的
にテレビに齧りつくつもりだった。そしてここで昼飯も食い、それから帰宅する予定を組ん
でいる。午後からは未定だ。

143 名前:毛髪力抜太 :2005/11/06(日) 22:34:17 ID:tIv2ThZR
「各務、メープルジャム塗るか?」
「塗ってくれ。この世の終わりが来るくらいに」
良介が焼いてくれたトーストにたっぷりジャムを塗り、かぶりつく加奈。ミルクティーは
既製品だが、この際、文句は言わない。

「ウインナがあったからレンジでチンした。美味いか?」
「うん、美味しいよ。ちょっと中身が破裂してるけど」
加奈は調理途中で無念のパンクをしたウインナにマスタードベースのディップをつけ、
ぱくりと頬張った。彼女無しの独身男にしては洒落たモン食ってんな、とか思いつつ。
「なあ、各務」
「加奈、でいいよ。各務だと何だか他人くさい」
実際、他人なのだが、加奈は各務と呼ばれる事に難色を示した。いや、本当はどうで
もいいのだが、ただ何となくそうしたかったのである。

「じゃあ、加奈。この前の事なんだけど」
「この前の事、と言うと、ある小学校教師が学校で、可愛い教え子の処女を奪った話
かな?それとも、学校のトイレでおしゃぶりしてくれとねだった事?」
パンを齧りながら、加奈は良介を見た。やや、遠まわしに言ってはいるが、実はこれ、
良介と加奈の間に起こった出来事である。加奈が曖昧な表現をしたのは、怒ってい
るように見せかけて良介に罪悪感を背負わせ、自分が優位に立つためだ。

144 名前:毛髪力抜太 :2005/11/06(日) 22:52:18 ID:tIv2ThZR
「学校でやったのは、悪かったと思ってる。でもさ、俺、お前の事・・・」
「ストップ!」
加奈が良介の言葉を遮った。そして、おもむろに立ち上がると、
「テレビが見づらい」
そう言って、良介に体を寄せるのであった。

「加奈、膝の上に乗っていいぞ」
「じゃ、お言葉に甘えまして」
加奈は良介をまたぎ、膝の上に座った。これだとテーブルに邪魔されず、背の低い加奈
でも対面のテレビが見やすくなる。
「加奈の髪、いい匂いがするな」
良介が後れ毛を指で掬うと、加奈はちょっとだけ恥じらいを見せた。普段、憎まれ口ばか
りを叩く彼女にしてみれば、こういうリアクションは珍しい。

「今日一日、ここで過ごせるのか?」
「・・・多分」
「そうか。お前ん家、ずいぶん放任主義だな」
加奈の手を握りながら、どうでも良い会話を紡ぐ良介。彼女いない歴二十三年の恋愛素
人ではあるが、彼は男女の関係というものは、そういう何気ないやりとりが大切なのでは
ないかと思っている。

145 名前:毛髪力抜太 :2005/11/06(日) 23:18:39 ID:tIv2ThZR
「私、可愛げが無いから、親からもあんまり期待されてないしね」
「そんな事はないさ。それに、お前は可愛いよ」
良介の腕が優しく加奈を包んだ。羽毛を抱きとめるように優しく。しかし、少女の体は青
年の手から抜け、まるで舞うように離れていった。

「先生のエロ男」
加奈は振り向きながら、頬を染めて微笑んだ。どうやら可愛いと言われた事が、照れく
さいらしい。
「どうせ、女の子と見れば、誰にだって同じ事、言うんでしょう?」
「まさか。それが出来てたら、彼女いない歴二十三年にはならないよ」
良介は両手を上げて首を振った。何だか、説得力のあるようなないような言葉である。

「ホントかなあ」
「本当、本当だって」
「ウソくさい・・・」
加奈は唇の下に指を当て、怪しむ目つきで良介を見た。彼女は何か思案する時、いつ
もこのポーズを取る。良介はこれを見ると、加奈もただの可愛い小学四年生の女の子
だと思うのだ。

146 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/06(日) 23:26:55 ID:YB6p3oYn
抜太氏おひさしぶり支援。
現在進行形ですね。どこまで進むのか?ドキドキ

147 名前:毛髪力抜太 :2005/11/06(日) 23:35:57 ID:tIv2ThZR
「じゃあ、テスト」
「テスト?」
「そう、先生がエロいかエロくないかを調べるテスト」
加奈が突然、そんな事を言うので、良介は面食らった。まさか、教師と生徒の立場が
逆転してしまうとは、つゆほどにも思っていなかったからだ。

「第一問。今日の私は、何色のパンツを穿いているでしょう?」
「もう始まってるのか。しかも、問答無用に」
そうは言いながらも、良介はうむむと考え始めている。だが彼は、小学生の下着に白
以外の色は考えられなかった。
「白・・・かなあ」
「残念、違います。答えはこれです」
加奈は得意げな顔でスカートを捲った。すると、目にも鮮やかなピンクのハイレッグシ
ョーツがお目見えしたではないか。そうなれば勿論、第一問目の答えはピンクという
事になる。良介は生憎、正解には至らなかった。が、それ所の話ではない。

「うわっ、なんだそのエロいパンツ」
「これのどこがエロいって言うんだ?今時は、これぐらいが普通だよ」
加奈がスカートを捲ったまま、後ろを向いたり横を向いたりして、可愛いお尻を包む下
着を見せつけるので、良介は瞬きも忘れて凝視していた。しかし彼は、今日びの小学
生はなんてはしたない下着を着けているのだろうと、教師としての職分も忘れ、股間を
熱くしてしまう。

148 名前:毛髪力抜太 :2005/11/06(日) 23:54:56 ID:tIv2ThZR
「先生、何故に前かがみ?」
「それは・・・言えないな」
男根が勃起している事はバレバレだが、良介にも大人の意地という物がある。だから、
間違っても女子小学生の下着を見て興奮しましたとは言えない。ここは踏ん張り所だ
った。

「じゃあ、第二問」
「まだやるのか。それにこのテスト、受けてる俺がエロいんじゃなくて、出題者のお前の
方がエロいんじゃ・・・」
と、良介が言ってる最中に、加奈の足が勃起した男根を踏みつけた。その瞬間、加奈の
足の裏は硬い物(棒)と柔らかい物(袋)を同時に感じ取った。
「イテテ!踏んじゃいかん!」
「そこのエロい人、これは何なの?この硬くなったやつ。これの名称を答えなさい」
先日、加奈はこれで純潔を散らされていたので、そのお返しとばかりに足に力を込める。
実は良介、教職にあるのをいい事に、加奈をひとり居残りさせ、処女を頂いているので
あった。まだ一、二回の関係しか持ってはいないが、もしそれが表沙汰になれば、彼は
身の破滅であろう。加奈はそこいら辺も熟知していて、良介と接しているのだ。

「答える事が出来たら、ご褒美があるかも」
加奈が照れくさそうに言うと、良介は急に活気付き、
「はい!勃起したポコチンです」
と、叫んだ。これでも一応、彼は教育大学で高度な学問を修めた男である。しかし今、
この場を見る限り、それはまったく生かされていないように思われた。

149 名前:毛髪力抜太 :2005/11/07(月) 00:10:35 ID:U0/L73LV
「正解です!って言うか、バカじゃないのって感じ・・・」
「いや、加奈、お前・・・そこで醒めたら、俺の立場がないだろうが・・・」
加奈も自分が始めたこの遊びに、少し後悔し始めているようだった。何より、出題した
相手がこの有り様では、テストの意味合いを持たないのである。

「さすがに私も呆れた」
「俺も自分でそう思うのだが・・・」
エロい人と言われた良介が、必死になってそうではないと抗う所が、テストの重要なポ
イントなのだ。それが易々と男根を硬くし、浅ましく認めてしまっては面白みが無い。加
奈は捲っていたスカートを下ろし、下着を隠した。何だか自分が良介と同じ土俵にいる
ようで、気恥ずかしくなったからだ。

「先生はエロい人というより、バカな大人って事か」
加奈はもう一度、良介の膝の上に座った。尻の下に何だか硬い物があるが、あえて知
らんふりをする。
「否定はしないが・・・俺があまりにも可哀想だ」
小学四年生の女児に、良いように振り回された自分が惨めだと良介はうなだれた。まだ
男根は熱く滾っているが、加奈が遊びから降りてしまってはどうしようもない。先ほど、
彼女が言っていたご褒美とやらも、霞となって消えたも同然であろう。仕方が無いので
良介は男根を勃起させたまま、加奈とテレビを見る事にした。

150 名前:毛髪力抜太 :2005/11/07(月) 00:26:24 ID:U0/L73LV
「・・・・・」
加奈は黙ってテレビを見ていた。ちょうど、始まったばかりの二人はカリギュラという
アニメを彼女は毎週、楽しみにしているのだ。実を言うと、恥ずかしながら良介もこの
アニメを毎週、欠かさずに見ているので、ストーリーにはちゃんとついていけている。

「おお、加奈。カリギュラホワイトが危ういぞ。ブラックやラビアスは早く救援に行くべき
だな」
「少し黙って。それに、ブラックやラビアスは、オチンチンを硬くしてる人に、そんな事、
言われたくないと思う」
「・・・ごもっとも」
加奈は相変わらず硬化している男根の上で、お尻をもじもじさせていた。敏感な場所に
そそり立つそれが、どうにも気になって仕方が無いのであろう、何度も尻を動かし、スカ
ートの裾を直したりしている。

「先生」
不意に加奈が良介の前に立った。
「なんだ」
「十秒間、あっち向いてて」
加奈は窓の外を指差し、そう言うのである。
「何か、また新しい遊びですか」
良介は言われるがままに移動し、窓の外を見た。そしてまた、十秒ほど後に加奈の方
を見ると──

151 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/07(月) 00:36:07 ID:XelnpEFv
見ると…?
ワクワク

152 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/07(月) 00:38:55 ID:ZVMdBpHm
何と!!!!ネ申が二人も御降臨と;qwkl;slcぽ、s



153 名前:毛髪力抜太 :2005/11/07(月) 00:39:35 ID:U0/L73LV
「脱いじゃった」
と、生まれたままの姿になった加奈が、ぼそりと呟いたのであった。それを見た良介は
突然、立ちくらみを覚えた。
「先生、どうした?」
「下半身に血が回りすぎて、貧血になったようだ」
どこまで情けない男だろう。加奈はあまりの哀れさに、良介へかける言葉も見つからな
い。

「寝てていいよ。私が上になるから」
「かたじけない」
加奈は良介を寝かせると、自分は男根の上をまたぐような体勢を取った。ちょっと痩せ
気味で肌の白い加奈は、良介と比べるとやはり幼い体つきをしている。しかし、これでも
男は知っているし、自慰だってたまには行うのだ。男女の作法くらいは、経験で分かっ
ていた。

「うわっ、チンチン凄く硬い!それに熱いよ」
「俺としては恥ずかしい限りなのだが、いかんせんそいつは持ち主の意思に背いて、勝
手気ままに大きくなるから・・・」
「おかしな言い訳はいいから」
加奈は小さな手で男根を握り、女穴へ導こうとした。まだ未発達なせいか女全体に潤い
が少ないが、良介のモノ自体が大して大きくないので、挿入はそれほど難しくない。

154 名前:毛髪力抜太 :2005/11/07(月) 00:51:37 ID:U0/L73LV
「うッ」
女穴が花咲くように広がっていく。加奈は男根を逆手に握り、少しずつ胎内へ埋めて
いった。

「ああ・・・か、加奈、ワヒョー!」
「先生、黙って。ムード、ぶち壊し」
奇声を上げる良介を制し、加奈は男根を半分ほど飲み込んだ。これで何度目かの交
わりだが、回を重ねるたびに挿入が楽になっている。そして、女穴を貫かれた瞬間に
起こる、ジーンという甘い疼きも回を重ねるたびに、はっきりと感じ取れるのであった。

「はあッ!」
加奈は体を前傾させ、良介の頭の横に両の手をそれぞれついた。男根は三分の二
ほども入ったか、前述した甘い疼きが腰骨まで届くような錯覚を起こさせている。
「加奈、お前、乳首が勃ってるぞ」
「いやん」
良介に指摘されると、加奈は慌てて胸を隠した。確かに先ほどから小さなふくらみの
先端が硬く尖っていたのだ。
「やっぱり、先生はエロい」
加奈は良介の頭を手で掴み、髪をめちゃくちゃに梳いてやった。男根を三分の二も
飲み込んでいるので、せいぜいこれくらいの事しか出来ないのである。

155 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/07(月) 00:58:24 ID:f++JAiFb
支援?

156 名前:毛髪力抜太 :2005/11/07(月) 01:06:27 ID:U0/L73LV
「加奈、おっぱい触っていい?」
「揉むと痛いから・・・先っちょだけ」
加奈は頭の上で手を組むと、心持ち胸を前に突き出した。そこへ、良介の手が伸びる。

「ああ、グミを摘んでるみたいだ。ちょっと、食べてみたいかも」
「御免蒙る・・・あッ」
キュウッと乳首を摘まれて、加奈の体から力が抜けていく。まだ彼女自身も知覚しては
いないが、ここが加奈の急所なのである。特に右の乳首が敏感で、そこをクリクリとやら
れると、もうたまらない気持ちになる。気がつけば加奈は自ら腰を振って、自分に宿った
官能の灯火を燃え上がらせようとするのだった。

「乳首をいじると、俺のポコチンが食いちぎられそうになるくらい、加奈のアソコが締まる
よ。随分、ここが過敏なんだな」
「・・・今のセリフ、録音して校長先生ならびに、父兄の皆さんに聞かせてやりたい」
弱みを握られたようで、加奈は何だか腹立たしくなった。それが、物言いにもしっかり現
れている。
「ああ、そんな事言われたら、なんだか辛抱たまらなくなってきた」
「どんな性格だよ」
「いくよ、加奈」
加奈は良介と違い、まだ純粋に達する事が出来なかった。しかし、男が果てる瞬間に
出す、あの粘液の感触を胎内で確かめる事は楽しみだった。

157 名前:毛髪力抜太 :2005/11/07(月) 01:25:12 ID:U0/L73LV
「先生」
「なんだ?」
「何でもない。呼んでみただけ」
「おかしなやつだな」
事が済んでも加奈と良介は素っ裸のまま、部屋の中で抱き合っていた。実を言うと、加
奈はこの時間が一番好きである。交わった後にくる倦怠感と、何か満たされたような気持
ちが、自分を幸せにしてくれるような感じがするからだ。

「先生は私の事、好きか?」
「まあな。嫌いだったらこんな事しないよ」
「そっか」
加奈は良介の体にしがみつき、にこにこと微笑んでいる。まだ拙いが、加奈にも愛情という
ものが、次第に芽生え始めていた。と、その時である。

「こんにちは。警察のものですが、ちょっとここを開けてもらえませんかね」
と、玄関のドアを誰かが叩く音がした。しかも、訪ねて来たのは法の番人のようだ。
「な、何事だ?」
良介は身を起こし、加奈に服を着せようとした。しかし、部屋の整理が良くないせいか、加奈
の衣服はショーツぐらいしか見当たらない。
「ご近所の方からの通報で、ここにチビッコが良く遊びに来ていると聞きまして・・・柴垣良介
さん、開けてくださいよ」
「こ、ここは警察じゃないよう」
動揺した良介は、某YMOのアルバムからネタを拝借し、弁明に努めた。しかし、懐かしすぎ
て訳が分からない。

158 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/07(月) 01:27:36 ID:FoMOBEyY
リアルタイム キタ━━━!!!
ってか先生テラヤバスwwwwwwww

159 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/07(月) 01:28:32 ID:HM1pFkHD
紫煙

160 名前:毛髪力抜太 :2005/11/07(月) 01:36:17 ID:U0/L73LV
「ドアをぶち破るか。おい、ハンマーを持って来い」
「了解」
玄関からそんな物騒な声が聞こえてくると、いよいよ良介は顔面蒼白になった。このまま
では、自分は三面記事の主役となってしまう。勿論、実名報道だ。

「ああ、ドアをぶん殴ってる!ど、どうしよう、加奈」
「どうしようって言われても、ねえ」
加奈はショーツだけ穿いて、部屋の隅に蹲る。こうなってはもう、誤解は避けられそうにな
いからだ。後は野となれ、という気分だった。
「ドアに穴が開いた!もう、駄目だ!」
良介が叫んだ瞬間、警官隊が部屋の中へ突入してきた。

「あッ!部屋の中に裸の幼女が!被疑者を確保せよ!」
「わああ!助けてくれ、加奈!」
「ごめん、先生。面会には行くから」
加奈は警官隊に捕まる良介を見て、手を振った。そして、また会う日までをうろ覚えで歌う
のであったとさ。

おちまい

161 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/07(月) 01:39:14 ID:FoMOBEyY
♪い〜つまでも〜たえる〜ことなく〜♪GJ!!!!!!

162 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/07(月) 02:25:36 ID:stqn8r3i
乙でした>抜太氏
個人的には終わり方の評価が難しいですがw


163 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/07(月) 03:18:41 ID:XelnpEFv
言っちゃ悪いが面倒くさくなって無理やり終わらせたような印象を受ける
まあ、とにかく乙

164 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/07(月) 16:45:42 ID:9+BWKm3k
読み手上位でえらそうに批判するスレ
はここですか?


165 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/07(月) 17:49:39 ID:xPWq329x
>>142
>朝八時から放送中の花弁ライダーちょびらを見る。その後は、二人はカリギュラという
アニメを見て、教育番組のささみストリート、再びアニメのお願いマイエロディと、徹底的


おれ、全部見てる・・。

166 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/08(火) 00:53:20 ID:moEsx8aO
抜太さん、奈津美と恭介母子の続きもよろしくおねがいします。

167 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/08(火) 08:02:13 ID:/guYr7NR
おまいら、今日の朝日新聞朝刊の声欄を見てみろ

168 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/08(火) 08:05:45 ID:OTBh93d6
朝日なんて取ってねえ

169 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/08(火) 17:42:23 ID:/guYr7NR
>>168
かなりハァハァなことが書いてるぞ

170 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/08(火) 20:16:39 ID:clkUJTdv
お願いなんて書いてあるのか教えて

171 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/08(火) 20:37:24 ID:0fURmrDD
関東版にはそれらしいものは無い。

172 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/09(水) 12:20:47 ID:M9FuTgs9
昨日の新聞が神隠しにあったので、記憶だけで書くけど……。

スポーツジムかなんかのインストラクターからの投書で、
「最近、女性会員から性的関係を無理矢理迫られて困るという少年会員が急増している。
少年への性的悪戯は少女へのものほど世間に認知されているものではないので、
被害者である少年も周囲から変な目で見られてしまっている」

だいたいこんな感じの内容だったと思う。

173 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/11(金) 02:40:16 ID:Sfryxnsm
>>172
見るとかなりハァハァなんだけど女性会員ってオバちゃんとかなんだろうな
そりゃ嫌だわ

174 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/11(金) 08:14:52 ID:+4XT4ZJ4
たまに当たりがあるかもよ

175 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/12(土) 01:51:24 ID:ZJqtdQ/5
なんのための妄想力だ

176 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/13(日) 01:44:41 ID:RMEwFjcr
今、過疎?

177 名前: ◆GkRPJL.Q4U :2005/11/14(月) 08:14:07 ID:g35t/fd+
今週中には投下したいな捕手

178 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/14(月) 11:18:02 ID:SaGDFL1d
ワクテカ的保守

179 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/14(月) 17:18:54 ID:0jT9rYay
カラテカ保守

180 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/14(月) 20:12:24 ID:+9sVJo7q
オルテガ保守

181 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/14(月) 20:17:23 ID:fzj8c2TD
スレタイ通りの、優しく甘々な小説、please

182 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/14(月) 21:05:57 ID:UISpu1Kn
後輩にいじめられたい

183 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 00:37:09 ID:WPA/Hldm
お初です。いろいろ探してたらここがいいかな?ってことで投下させてもらいます

だらだら書いてたら、導入部が阿呆みたいに長くなってしまいました

あと、やたら登場人物や設定が多いので前書きでまとめときます

――登場人物――

―中学からの仲間―

『古屋修』…主人公、ヘタレ柔道部員二年・初段
『杉山剛』…親友、変態・柔道二段

『河井綾』…元カノ、めちゃくちゃ強い、県外の高校に通う・柔道二段

『西野葵』…先輩、姉属性、ひんぬー・柔道二段
『藤堂結花』…先輩、セクハラ大魔王、きょぬー・柔道二段

―柔道部員―

『橘大悟』…主将、大将、、いい人・柔道三段
『香坂祐樹』…副将、ウザイ・柔道三段
『荒木博志』…中堅、コンニャク・柔道二段
『高町直也』…次鋒、キチガイ、外周マニア・柔道二段
『唐沢裕行』…先鋒、ロクデナシ、口悪すぎ・柔道二段

『岡野沙恵』…一年生、非処女、まあまあ強い・柔道初段

―その他―
『浜口絵里奈』…委員長、ツン、ヲタク嫌悪・学年成績総合一位

『私立藍栄学園』…修達の通う高校。県で一番柔道が強い。スカートの生地が日本一薄い
『私立黎山高校』…綾の通う高校。藍栄の隣の県にある。柔道は全国制覇するほど強い

184 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 00:37:58 ID:WPA/Hldm
俺の名前は『古屋修』柔道部に所属する高校二年生だ。

成績は理系は学年トップ10、文系は学年ワースト10。
特に英語は一年の時、全てのテストで最下位になるという、何とも情けない結果に終わってしまった

まあ、そんな下らない自己紹介はここまでにしといて、明日も部活あるしさっさと寝よう

―翌日・明朝―
「ふぁ〜、ねみぃ…」
朝六時、普通の生徒は寝てる
今は夏だから寒くはないが、冬なんかわざわざあんな寒い中でやるなんて頭イカれてる

「よっ、修」

俺がとぼとぼ歩いてると、隣から小学校からの付き合いで同じ柔道部の友人『杉山剛』が声をかけてきた

「あー、剛。おはよう」
「毎日毎日だるそうな顔してんな」
「まーな、実際だるいし」
「ったく…おまえって奴はなぁ…」

俺は中学の時、こいつに誘われて柔道部に入った。
最初は剣道部に入るつもりだったけど、俺が入学した年に潰れた。顧問がいなくなったからだ。

で、柔道を始めたわけだが、俺は速攻で骨折。しばらく休みをとった
俺が休んでる間に剛は茶帯を獲得。そのまま差は広がり続ける

結局、三年の時には剛はチームのポイントゲッター。俺は数合わせ、引き分けりゃあいいよって感じ

三年の夏の大会
個人…全員県大会出場。俺だけ県大会初戦敗退。他の奴らはベスト16とか、剛はベスト8。
団体…市大会2位、県大会4位。どちらも俺が負けたから負けたようなもん。剛は全ての試合に勝ってる。

弱小校にしては良い成績だったので、後に俺達の世代は黄金世代と呼ばれ、柔道場には俺達の写真が飾られている。
男子5人、女子5人。
みんな黒帯、俺だけ茶帯。
みっともねぇ…


185 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 00:38:34 ID:WPA/Hldm
「でさ、お前さ河井とはどうなんだよ」
「聞くな…」
「『あやぽ〜ん』『しゅうちゃぁ〜ん』って呼びあってたじゃないか」
「ぶち殺すぞ」
「あやぽんあやぽんあやぽん」
「うるせーよ! 別れたんだよ!!」

『河井綾』俺の元カノ、今は県外の高校に通っている。
中学時代は女子柔道部の主将で学校最強の女子だった。
性格は明るくてユーモアに富んだ子。頭のねじが二三本抜けてたような気もする
誰からも好かれ、俺も大好きだった
そして、俺は三年の最後の綾の誕生日に告白した
返事はオッケー
付き合うことにはなったが、綾は柔道推薦で県外の高校に進学。高校に上がったら、お互い柔道の毎日でまったく会えなかった

その結果。綾の才能は開花し、去年の全国大会個人戦2位。オリンピックに出場できるかも!?って話まで出るほどになった

で、この前

「ごめんね、修ちゃん…部活が忙しすぎるから別れなくちゃ駄目なんだ…。修ちゃんならもっといい子見つかるはずだから……」と電話がかかってきた

綾との二年間が終わった…。エッチどころか一度もキスしてない。


「結局、河井とはヤったのか?」
剛は俺の頭の中を読んでるかのように、今考えてたことを聞く
「お前さ、一度死ねばいいと思うよ」
「はいはい、童貞君の負け犬の遠吠えっと」
「てめーも、童貞だろ」
「俺は好きで童貞を貫いてるんだ」
「あーそー」
「おっと、そろそろ時間だ。早く行かないと先輩に殴られる」
「話を逸らすなよっ!」

むかつく野郎だが、俺はこいつが好きだ。
社会に出ても、こいつと付き合っていけるといいなと思っている
でも、綾の話題を出したときは本当にウザイと感じる


186 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 00:40:14 ID:WPA/Hldm
―柔道場―
「「ちょっーす!!」」
俺と剛は大きな声で挨拶をする
意味わからん掛け声だが、今は考えないようにしよう

「はい、二分三十二秒遅刻〜」
「さっさと着替えろ」
「ま、こいつらにしちゃあ早かったんじゃね?」
「罰として外周50周だ」
「まあまあ」

上から、中堅・副将・先鋒・次鋒・大将

コンニャク→中堅
ウザイ→副将
ロクデナシ→先鋒
キチガイ→次鋒
いい人→大将

これが俺達の最初の印象だった

「やべっ、早く着替えようぜ」
「そうだな」

―稽古―
「どっぅせぇぇぇいっ!」
世界が反転する

ああ、投げられたんだ

反射的に受け身を取る

ズパーンと大きな音が鳴る
「かはっ…」

だが、衝撃は大きい
俺は、つい呻いてしまう

「どうした、古屋っ! もう終わりか!?」
「まだまだっす…!」

さっきのウザイ副将。はっきり言ってこの人は化け物だ
身長183cm、体重97kgと体格からして完璧
しかし、地方大会では二年連続二位、無冠の帝王と呼ばれるとか呼ばれないとか

187 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 00:40:57 ID:WPA/Hldm
「でえぇぇぇりゃぁぁあ!!」

隣で乱取りしている剛が技をかける

「甘いな」

相手は剛の一本背負いを耐え、体を抱え上げて豪快に後ろに投げ飛ばす大技『裏投げ』と言う技をかける

ズドーンと、さっきより大きな音が鳴る
ちなみに、剛のほうが俺よりも体格がいい

「ってぇ…」
「入り方はいいんだが、まだ崩しがなってないな」
「はい、部長っ!!」

剛の相手、身長189cm体重112kgの巨漢、この柔道部の主将にして最強の部長

「かっかっか…乗ってるなー」
「何笑ってるんすか…」
「てめーと杉山が残ってから、あいつは変わったよ」
「そうっすか…」
「無論、俺もな」

副将の糞野郎はいきなり俺の奥襟を掴み技をかけてくる

「うわっ!?」
「さぁ、やろうぜっ!!」



「じゃあ、戸締まりよろしくね」と大将
「早くしねぇと遅刻扱いになるぜ」と副将
「遅刻した馬鹿は外周10周だからね〜」と中堅
「いや、50周だ」と次鋒
「クズ共、さっさとしやがれっ!!」と先鋒
三年生が柔道場を去っていく

「ふぁ〜疲れたぁー」
寝転ぶ俺
「早くしろよ、修」
てきぱきと動く剛

「いちね〜ん、掃除頼むぞー」
「うっす!」


188 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 00:41:32 ID:WPA/Hldm
一年は総勢16人。結構いる
しかし、それは七月まで

もうすぐ長い夏休みが来る
そう、八月は合宿があるのだ

「修、何人残ると思う?」
「多くて七人…ってとこかな」
「七人…? 残ったら奇跡だぞ」
「ま、三人残りゃあ団体に出れるからいいだろ」
「そうだな…」

事実、俺達二年も去年の七月には20人を超す部員の数だった
だが、八月の合宿で俺と剛の二人だけになってしまった
あの合宿は地獄だ…思いだしたくもない…

まあ、先に地区大会があるから、そっちからだ

「さぁて、着替えるとするか」
俺は帯を外し胴着を脱ぐ
胴着の下には何も穿かない
ムレてインキンタムシになるからだ。夏ならなおさら

「さっさとトランクスはけよな」
「あちぃ〜」
「お前の汚いケツなんて見たくない」
「じゃあ、見るなよ」
「お前ぐらいだぜ、そんなにアホみたいにケツ出す奴」
「悪かったな」
「悪いから言ってる、誰かが来たら……」


「やっぽー! みんな頑張ってるー?」
「先輩、朝っぱらから素っ頓狂な声を出さないでください」

「「あ………」」

二人の女の子は、嬉しそうに金玉をぶら下げてる俺の姿を見ましたよ、ええ

「おはようございます、先輩」
「やー、修くん。相変わらず変態だねー」

「き……」

「きゃぁぁぁあああーーー!!」

「やれやれ…」


189 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 00:42:10 ID:WPA/Hldm
「古屋先輩の馬鹿馬鹿馬鹿ぁっ!!」
さっき悲鳴を上げたコイツは一年生の『岡野沙恵』

「いいもの持ってるじゃないか、修くん」
こっちは三年生の『藤堂結花』先輩。ちなみに俺達の中学の先輩でもある。

「うるせぇぞ、岡野」
「先輩の汚らしいもの見ちゃったじゃないですか!!」
「き、きたねぇとは何だよ!!」
「真っ黒でしたね、一人でばっかしてるんじゃないですか!?」

図星だ

「「ぷっ…」」

右と左から何かを堪えるような音がした

「沙恵ってば、そんなこと言っちゃ駄目だよー」
「一年にまでそんなこと言われてやがる」

二人して笑う
この二人のコンビは大嫌いだ

「はいはい、この話題はこれで終わりだ」
「次からは気を付けてくださいねっ!」
「へっ…ガキのくせにませた事言うなよ」

「どっちがガキなんだろうねー」
先輩が口を挟む
「どういう意味っすか…」
「沙恵は大人の階段のぼりまくりんぐー」
「せっ、せんぱぁ〜い…」
「な、何ぃ…?」
「何だ、修。岡野は荒木先輩と付き合ってるんだぜ、知らなかったか?」
「あぅ…杉山先輩……」

はい? 荒木って?
ああ、中堅のあの人か

―はろ〜、荒木だよ〜―

「あんなのと付き合ってるのか…?」
「あんなのとは何ですか!!」
「だってさ、あの人…コンニャクみたいな人だぜ?」
「コンニャクでもいいじゃないですか!!」

「そーそー、コンニャクでもオッケーだよー」
「まったくだ」

「何がっすか…?」


190 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 00:42:50 ID:WPA/Hldm
「だってねー」
「そうですよねー」

「今度は何っすか…」

「荒木っちは、性格はコンニャクでも、おにんにんはカチカチでごんすー」
「カチカチごんすー」
「沙恵のおまんまんにズコバコでごんすー」
「ズコバコでごんすー」
「『童貞』の修くんよりかはよっぽどマシでごんすー」
「マシでごんすー」

殺す

「剛、貴様ぁー!!」
「修がキレたー」

「先輩も犯すっすよ!!」「わーいわーい、童貞がキレたー」

「はぁ…荒木せんぱぁい…」


「何してるの結花、遅刻するよっ!」

しばらく暴れていると、もう一人の先輩『西野葵』先輩が来た

「あー、葵ぃー」
「西野先輩おはようございます」

「おはよう杉山君…って、そんなことより早くしないと遅刻するわよ!」

「「へ……?」」

「「やっべぇーー!!」」

―教室―

前の廊下

「修…」
「剛…」

「「てめぇっ!」」

お互いの胸ぐらを掴み合う
そこに黄色い甲高い声が入る


191 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 00:43:27 ID:WPA/Hldm
「うるさいっ! 黙って立ってなさいよ!!」

はいはい、うるさいうるさい『浜口絵里奈』委員長

「だいたい貴方達は遅刻が多過ぎるのよ!」
「しかたねーだろ、朝練あるんだし」
「理由にならない、なら辞めなさい!」
「学校の取得する賞が減るぜ」
「貴方は無理ね」
「何だと!!」
「何よ!!」

「おい、後ろ…」

「「はい…?」」

「はい、三人で立ってなさい」
担任に見られてました

―昼放課―

「剛、食おうぜー」
「ああ、いいよ」
基本的に俺と剛はセットで行動。ホモ疑惑浮上中らしい

「まったく、岡野のヤロー」
「ああ、岡野が非処女ってことに腹を立てているんだな」
「ちぃっ…!」
「お前もエロ本ばっか読んでないで、新しい彼女でも作れば」
「お前には言われたくないな」
「何で?」
「お前の彼女はパソコンのモニターにいるんだろ」
「問題あるか?」
「はぁ…」

剛はギャルゲーマニアだ

「二次元じゃないと、幼女を凌辱できないだろう」
「アホか…」
「何故あきれる? 現実世界じゃ不可能じゃないか」
「はいはい、わかったわかった」
「あの未発達な身体! ロリロリボイス!!」
「うるせー」
「強姦! 輪姦! レイプ! 触手! 緊縛! 獣姦!!」
「張り切るな」
「二次元サイコー!!」

しかも、エロゲーヲタクでロリコンだ…
こーゆー奴が将来、犯罪起こすんだよなぁ…


192 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 00:44:00 ID:WPA/Hldm
「うっさいわね! 変態コンビ!!」

はい、また出しゃばる

「何だよ、委員長」
「食欲無くすような事言わないで、この犯罪者予備軍」
「立たされたくせに」
「アンタのせいでしょっ!」
「あれぇ〜? 委員長が人のせいにするんだ」
「うっさい! アンタの存在そのものが目障りなのよ」
「人権侵害〜」
「アンタに人権などないわ!」

「夫婦喧嘩は犬も食わない…か…」
「「誰と誰が夫婦だって!?」」
「息ぴったしだな…」

―放課後―

「はぁ…古屋と話すと何か突っ掛かっちゃうんだよな…」

―夫婦喧嘩は犬も食わない…か…―

「夫婦……!? いかんいかん、何考えてる私!」

あいつとなんて…何もないんだから…

「あっ…西野先輩だ……綺麗だな…」

西野先輩ぐらい美人だったら、私だってあいつと…

「いかんいかん! どうした私!!」

さっさと帰って勉強しよう
よし、今日は化学と物理をやろう
今度こそ、あいつに勝ってみせるんだから!

193 名前:2/3 :2005/11/15(火) 00:44:55 ID:WPA/Hldm
俺達が柔道場に入り、着替えると、畳の上にはコンニャク荒木と岡野がイチャイチャしていた
何話してたかは知らん、必要ないことだ

「修とタケは遅刻したって聞いたよ〜、外周10周のプレゼントだ〜」
「やーい、いい気味ですね」

「岡野は間に合ったのか?」
「はい、杉山先輩。一年の教室は近いですから」
「きったねぇなー」
「古屋先輩のアレよりかはよっぽど綺麗です」
「岡野…てめぇ…」

「沙恵に変なもの見せたらしいね、じゃあタケの分も修が走っちゃいなよ〜」

ちゃんとした日本語しゃべれ

「それは名案です先輩! 杉山先輩も柔軟始めましょう」
「そうだな。他の先輩が来るまで軽く身体を動かすか」
「よ〜し始めよう〜」
「はい!」

「修は外周頑張れよ〜」

はいはいわかりましたよ

―外周り―
実際、10周は無理
ウチの高校はマンモス校で、校舎が馬鹿でかい
運動部にも力を入れているので、野球場、サッカーコート、テニスコート、プールにトレーニングルームなどなど施設も完備
いろんなものがあるので、外周り一周4kmを軽く越す

フルマラソンやれと言ってるようなもんだ
三年生達も本気で言ってるわけじゃないし、いつも二周程度で切り上げる

それにしても、いくら金使ったんだろ…

「はっ、はっ、はっ…」

五分間の間、スタミナ切れにならないように体力を付けなくてはならない
きつい稽古でへばらないようにもしなくてはならない
稽古のための練習だな、これは


194 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 00:45:29 ID:WPA/Hldm
「古屋君」

二周目を走っていると、後ろから声をかけられる

「古屋君もペナルティ?」
「そうっす」

この人はさっき、ちょこっと出てきた西野葵先輩だ

「荒木君、時間にだけは厳しいからなぁ…」
「ただ、遊んでるだけにしか見えないっすよ」
「そっかなぁ…」

西野葵先輩。藤堂先輩と同じく、中学からの先輩。
成績優秀、性格良好、スポーツ万能、おまけに美人
モテないはずがない
けど、浮いた話を聞かない謎の人

「歩こっか、古屋君」
「いいっすよ」

俺はこの人は嫌いじゃない
面倒見が良い、普通のお姉さんだ
中学の時は女子から、葵おねーちゃんって慕われていた
男子の一部も葵姉さんとも呼んでいた

ちなみに、藤堂先輩はセクハラ大魔王ってあだ名が付いている

「試合も近いのに、練習がハードだね。故障したらどうするつもりなんだろ」
「気合い入りまくってるっすからね、三年生達」
「最後の大会だし、古屋君と杉山君も強くなったからかな?」
「なんで俺達が出てくるんすか?」
「去年の地方大会覚えてる?」

去年の地方大会
先輩達は、あと一歩のところで全国への切符を逃した
俺達の通う高校『私立藍栄学園』は県で一番強い高校である。
しかし、県大会では優勝するものの、地方大会では勝てない

そう、綾の通う隣の県の高校『私立黎山高校』があるからだ

藍栄と黎山は同じ地方同士
二校は地方大会の決勝で戦うことが多い。
全国への切符は地方大会の優勝者だけに与えられる

藍栄は団体でも個人でも黎山に一度も勝ったことがないのだ


195 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 00:46:01 ID:WPA/Hldm
「香坂君(副将・ウザイ)と橘君(大将・いい人)は判定で負けちゃったんだよね…」
「あれは惜しかったっすよね」
「荒木君(中堅・コンニャク)は準決勝で腕痛めちゃって、決勝は棄権」

この三人は去年は地方大会二位という、輝かしい成績を残している
コンニャク荒木も試合になるとめちゃくちゃ強い

「唐沢君(先鋒・ロクデナシ)と高町君(次鋒・キチガイ)もいいところまで行ったんだけど…」

この二人も強い
頭は狂っているが、本気で強い

「二人も黎山の選手に負けちゃった」

黎山高校は、全国各地から生徒が集まってくる超名門校
毎年、全国大会に全階級の選手が出場
重量級は全て黎山が制してる
軽量級も確実にベスト4に食い込んでくる
団体戦は、現在8連覇中だ……

ウザイ副将もいい人の大将も、全国制覇できる実力を持っているが、黎山の選手に勝つことが出来ない
地方大会決勝戦は、実質上全国大会決勝戦と同じだ

「黎山は最強だからね…」
西野先輩は悲しそうな表情をする
「先輩は確か…綾に負けたんすよね…」
「うん…」

地方大会女子-52kg級 準々決勝
黎山高校一年・河井綾対藍栄学園二年・西野葵

開始12秒、河井の背負い投げ 一本

あっと言う間に決着がついた

先輩は試合の後、ずっと泣いていたらしい
俺はそんな事に気付かず、ずっと綾を応援していた

「あーあ、嫌な事思い出しちゃったな」
「すんません」
「そう言えば、まだ綾ちゃんと付き合ってるの?」
「別れました」
「そっか…」

先輩は少し複雑な顔をする

196 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 00:46:33 ID:WPA/Hldm
ちょっと気まずくなったので話題を変える

「あの…さっき言ってたことなんすけど…」
「古屋君と杉山君のおかげって話?」
「はい」
「二人とも二年生になって強くなったから、今年は団体で使ってみようかなって、橘君が言ってたの」
「主将が…?」
「そうよ、唐沢君と高町君って団体あんまり得意じゃないみたいでしょ」

まあ、キチガイとロクデナシだからな…

…じゃなくて、あの二人は団体になると急に実力を出せなくなる
プレッシャーに弱い人には見えないが

「だから、代わりに二人に入ってもらえれば黎山にも勝てるかもしれないってね」
「やれるだけはやってみますよ…」

去年の俺と剛は県大会敗退
そんな大役勤まるか

「大丈夫! あの合宿を乗り切ったんだから」
「まあ、そうっすけど…」
「春大会は杉山君は県大会で準優勝だったじゃない、古屋君だってやれるよ」

春大会、俺は体調不良で棄権。前日に食ったキノコにあたった

「剛と俺は違うっすよ」
「古屋君…」
「先輩も知ってるように、俺は剛のおまけっすから」「杉山君に勝てないから?」
「中学の時からっすね」

「もう…相変わらず馬鹿なんだから……」
「はい…?」
「古屋君が強くなるのと同じように杉山君も強くなってるの。同じ練習をしてるでしょ!」
「は、はぁ…」

西野先輩のお姉さん説教モード発動

「それに、階級が二つ違うんだから負けても恥ずかしくないわ」
「階級なんて関係ないっす」
「あー、もうっ! どうしてそんなに自分に卑屈なの!?」
「もともとっす」
「そっか…自信よ! 古屋君には自信が足りないのよ」
「地震っすか…P波にS波、初期微動継続時間…あとは何を暗記しとけば良かったんだっけ…?」
「何わけのわからないこと言ってるの」
「すんません」
「むぅ〜」

そう言えば、この人はからかうと面白かったな


197 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 00:47:12 ID:WPA/Hldm
先輩は少しの間、何かを考えるような仕草をする

「あっ、そうだ…。荒木君に体育準備室からマット持ってきてって言われてたな」
「あ、俺も手伝います」
「うん、ありがとっ!」

先輩の笑顔にちょっとドキッとしてしまった

―体育準備室―

「こっちって誰も使ってないんじゃないっすか?」

ウチの高校には、沢山の部活がある。それゆえ体育倉庫もいっぱいある
人なら誰でも楽な所を使いたいと思うので、不便な場所にある倉庫はただの物置になるのだ

「こ…なら…だ……こ…いよね……?」

先輩が何か呟く
小さすぎて聞き取れない

「せんぱぁーい、どれっすか?」
「あ、あのね…古屋君……」
「なんすか?」

「私…嘘付いた…」
「はい…?」
「本当はね…荒木君に頼まれたとか嘘なんだ…」

意味が分からん
嘘を付く理由がない

「で、何か用すか…?」
「あ、あのね…あの……単刀直入に言うと……」
「はい」
「私とエッチしよっか…?」

はい…? この人何言ってるの?

「あ、あ、あのね…違う…違うの!!」
「はぁ…」
「何かの本で読んだんだけど、格闘家って『童貞』を捨てると強くなるって…」

本当に何言ってるんだろこの人

「わ、私…決してエッチな女の子なんかじゃないんだからね…! ほら、古屋君に自信を付けてもらおうって…」

「いいっすよ、そこまでしてもらわなくても」
「え…?」
「そんな理由で先輩としたくないですし、俺は大丈夫っす」
「あ…」
「先輩の勇気貰いました、もう二度と弱音吐かないっす。剛にも先輩達にも負けません」


198 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 00:47:43 ID:WPA/Hldm
格好良い台詞を言ってみたはいいが

はい、俺も嘘付きました
先輩の発言で、股間がギンギンです
ぶっちゃけ、先輩としたいです

「待ってよ…」

俺は先輩の制止も耳に入れず、準備室から出ようとする

「柔道場に戻りましょう」

「待ってよ!!」

先輩が大声をあげる

「だから……っ!?」

俺が振り返ると、そこには大粒の涙を流し泣いている先輩がいた

「待ってよ……」
「先輩…」
「お願いだから…」
「どうしたんすか、今日の先輩おかしいっすよ」
「綾ちゃんだね、綾ちゃんのせいなんだね…」
「綾…?」

「別れた今でも、古屋君は綾ちゃんの事が好きなの…?」
「まあ、フラれましたけどね。俺は、まだ綾の事好きっすよ」
「やだよ…負けっぱなしは……」
「西野先輩…?」

「柔道でも負けて、古屋君の事でも負けるなんて嫌だよっ!!」

先輩はそう言うと、俺に抱きついてきた
俺は理性を保ち、冷静にこの状況を処理する

「先輩…やっぱ駄目っす……俺……」
「そんなに綾ちゃんがいいの…?」
「はい…綾は、俺のこと嫌いとは一言も言ってません…だから……」
「初めても綾ちゃんがいいの…」
「はい…綾って決めてますから…」

先輩は涙目で俺を見つめる

「そう言えば、古屋君って…ずっと綾ちゃんの事見つめてたね…」
「はい…」

綾は中二で転校してきた
席も隣で、すぐに仲良くなった
綾は柔道部に入部、ますます仲良くなった

最初は仲の良い友人だったが、少しづつ自分のなかの気持ちが変わっていって
中三の頃には、あいつのことを好きなっていた


199 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 00:48:31 ID:WPA/Hldm
「私、わかってた…ずっと、古屋君のこと見つめてたんだから…」
「先輩…?」
「骨折したやんちゃな一年生、健気で負けても負けても挫けない」

そう言えば、一年の時の俺は、まだまだ剛に勝つつもり満々だったな…

「私はそんな古屋君が好き…今でも……」
「そうっすか…」
「三年生の時に古屋君に告白しようって決めてたんだけど…その時にはもう……」
「先輩…」

「駄目だよね…私…」
「そんなことないっすよ…」

「でも、次こそは綾ちゃんに勝つ…! 柔道でも古屋君の事でも」

「先輩…だから……」

先輩は帯を外し、胴着を脱ぎ始める

「いや、だからっ…!」
「いいの、綾ちゃんには内緒にしといてあげる…だから、古屋君…しよ……」
「駄目っす駄目っすよ!!」
「私、寝技には自信あるの。知ってるよね」

先輩の寝技の腕前は中学の時からわかってる

「私、スイッチ入っちゃった…覚悟してね……」

先輩は柔道をしてるときは、人が変わったかのように冷酷になる
今まで何人もの選手を締め技や関節技で葬ってきた(大げさ)
そう言えば、綾も何度か落とされてたな

………待てよ

「先輩…」
「ご察しの通り、綾ちゃんは私怨で落としちゃったかも。ごめんね」
「先輩…離してください」
「だめ〜」

先輩はシャツとショーツだけ、しかも汗で乳首が透けて見えている

「古屋君ってば、おっぱいばっか見てる…触りたいのかな?」
「いや…違うっす…」
「はい、嘘付きぃ〜」

俺の股間に先輩の手が重なる


200 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 00:50:09 ID:WPA/Hldm
「うわ…ビンビンだね…」

情けない…

「ね…古屋君……。ううん…修くん……」
「せ、せんぱぁい…」
「もう逃がさないよ…」

そう言うと、先輩は俺の手を胸に当てる

「やめましょう…こんな事…」
「口ではそういってるけど、体は正直だね」
「先輩…」
「葵…って呼んでよ…」

どうする俺
先輩がめちゃくちゃ可愛い
理性が吹っ飛びそうなんだけど

「ねっ…呼んでよ……」
「あ、あおい…」

呼んでしまった

「うれしい…修くん……」

先輩は凄く嬉しそうに笑う
綾、ごめん。おれもう駄目だ

「葵…」
「修くん…大好きだよ……」

葵は俺に口付けする

「ん…… ファーストキスは修くんにあげれた…」
「俺も初めてっす…」
「綾ちゃんと…してなかったの…?」
「はい…」
「思春期でエッチしたい盛りの男の子をほっておくなんて、彼女失格よ」

葵はぷんぷんと擬音が聞こえるように怒る

「苦しいでしょ…脱がしてあげる…」

葵は俺の胴着をおろす
下着は穿かないので、いきり立った俺の肉棒が元気良く反り立つ

「わっ…おっきぃ…」
「恥ずかしいっす…」
「…っすは禁止!」
「は、はぁ…」
「…っすって言われると雰囲気出ないよ…」
「ふいんきっすか…」
「もぉ〜!」


201 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 00:51:16 ID:WPA/Hldm
くだらないやりとりをしていたら、葵は俺の肉棒に顔を近付けた

「えっと…初めてだからよくわからないけど……舐めれば良かったんだっけ?」

"チロ…"

「うぁ…」

俺は少し舐められただけで呻いてしまった

「修くん…可愛い……。うん、お姉さんに任せて」

"チロチロ…"と葵は俺の肉棒の先端を舐める
それだけで出そうなんだけど…

「あ…お汁が出てきた……えっと…次は………はむっ…」

葵は俺の肉棒をくわえる
突然の快感に俺は

「うおっ…!?」
「きゃっ…!」

射精ッッ!!

「びっくりしたぁ…」

俺の豪快な射精に葵はびっくりして後ろに退いてしまっていた
そのせいで、葵の身体に大量の精液をぶっかけてしまった

「ご、ごめん…」
「修くん、気持ち良かったんだね」
「は、はい…」
「良かった…」
「すんません、下着汚しちゃって…」
「あ…そうだね……凄い匂い…」
「すんません」
「じゃあ、お姉さん服脱ぐから、修くんも…ね…」

葵は精液まみれのシャツとショーツを脱ぐ
その間に俺も胴着の上を脱ぐ

「変かな…私の体……」
「綺麗ですよ」
「おっぱい、すり減ってちっちゃいよね…」
「あんま…関係ないとおもいます……藤堂先輩はでかいですし……」

「修くん、減点。お姉さんとこんなことしてるのに、他の女の子のことを話さない」
「すんません」
「わかればよろしい」

葵の胸は小さい、一年の岡野よりも小さい。推定A
ちなみに、藤堂先輩は巨乳。推定D


202 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 00:51:54 ID:WPA/Hldm
「修くん…次は、何したい……?」
「葵に入れたい…」
「何をかな?」
「俺のちんこ…」
「どこにかな?」
「葵のまんこに…」
「どうしようかな〜」

完全に主導権を葵に握られている

「よし、寝技しよ。修くんが勝てばもう入れていいよ…」
「俺が負ければ…?」
「ひみつ〜?」
「何だよそれ…」

「はい、はじめっ!」

"ぱんっ"と葵は手を叩く。寝技の開始の合図だ
俺だって寝技は得意なんだ、負けるもんか



あっと言う間に負けました

「押さえ込み〜」
「あ、あおい…この体勢って……」
「私のあそこ、よく見えるでしょ…」

今の状態、一般的に言えばシックスナインの体位
押さえ込みの一つで男同士でやると、相手の金玉が顔の近くにあるというある意味地獄な押さえ方
でも、今日の相手は女の子、しかも裸。天国のような眺め
写真や動画でしか見たことのない絶対領域がそこにある

「すげぇ…初めて見た……」
「感想はどうかな…?」
「気持ち悪い…」
「悪かったわね…」
「でも、すげーエッチな匂いがする……ひくひくいってるし、びちゃびちゃに濡れてる……」
「修くんのおちんちん舐めてたら、お姉さん…ドキドキしちゃって……」

「俺も舐めていい…?」
「うん…いいよ……」


203 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 00:52:30 ID:WPA/Hldm
俺は葵の割れ目を舌でなぞる

「ひゃんっ…」

葵は軽く悲鳴をあげる

「気持ちいいの?」
「うん…もっとして……。お姉さんも頑張る」

「んむっ…あむぅ…」

葵も俺の肉棒をくわえる
一回出したから、さっきよりかは保つだろう

「葵のエッチな汁…甘くておいしい……」
「はぁ…むぐぅ……ほぉんと……」

お互いに一生懸命、相手に奉仕する
俺の顔も葵の汁でびしょびしょに濡れている

「うむっん…ちぅ…ちゅぷ…ちゅぷ…」
「あおい…あおい……」
「んっ…うむっ…むっ……んんっ…」

しばらくの間、俺達は相手の性器を舐め続けていた

「ぷはっ……修くん…もう入れていいよ…」
「えっ、いいの?」
「お姉さんも、もう我慢できないの…修くんと繋がりたい……」
「葵…」

葵は口から俺の肉棒を抜き、俺にまたがるような姿勢になる

「お姉さんが上ね、いいかな…?」
「はい…」
「初めてだから、優しくしてね…」
「頑張ります…」

葵は少しづつ腰を落とす
俺の肉棒がだんだんと、葵の中に沈み込む

「見える…? お姉さんの中に修くんが入ってるよ」
「見えます…すげーエロいですね……」
「だって…エッチしてるんだもん……」

葵は痛いのか、顔を歪める

「修くん…いくよ……。初めての証し…見て……」

葵は思い切り腰を落とす
"ブチブチっ"と何かが破ける音がした


204 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 00:53:14 ID:WPA/Hldm
「痛っ―――――――!!」
「あ、葵っ!?」
「こ、こんなに痛いなんてっ…! 聞いてないよっ!!」

葵は大声で叫ぶ、相当痛いらしい

「大丈夫だから、深呼吸して!!」
「う、うんっ!」

すーっ、はー すーっ、はー



「う…うん、ちょっと楽になった」
「良かった…」
「あ…血が漏れてる……」
「本当に俺で良かったんですか?」
「うん…初めては修くんが良かったから……」
「う…」

「えへへ…一歩リードだね……」
「綾にですか?」

「修くん…さっきさ、綾ちゃんと別れたって言ったよね」
「はい、言いました」
「じゃあさ、綾ちゃんと修くんの関係が元に戻るまで、私の恋人になってよ」
「でも…」

実は俺自身、綾とはもう二度と付き合えないような気がしていた
あいつは、高校を出たら大学に進学。下手したら全日本強化選手に選ばれるかもしれない

いつも一緒にいてくれる葵と、雲の上の存在になりそうな綾
綾と葵…二人とも俺を想ってくれている……

俺にできることは…

「わかりました…俺は葵の彼氏になります……」
「修くん…」

葵の初めて貰っちゃったし、葵のこと特に嫌いでもないし……と、自分に言い聞かせる

「とりあえず、葵が卒業するまでですよ」

今は…これでいいんだ……、後で決めればいい

「うんっ…!!」

葵は嬉しそうに頷くと、腰を動かし始める


205 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 00:54:11 ID:WPA/Hldm
「ちょっと痛いけど…修くんに気持ち良くなってもらうんだ…」
「葵、大丈夫?」
「平気だよ…平気だから……」

俺は軽く葵の胸を触る

「あ…それ、いい……もっとして…」

優しく包み込むように撫でる

「修くん…いいよ……私……気持ち良くなってきた」

葵の声に艶が交じってきた
よかった、葵も少しは気持ちいいんだ

「い、痛気持ちいいってやつかな…これ…」
「無理だったら、言ってくださいよ」
「うっ、うん……修くんも動いていいよ……」

俺は手で葵の胸を触りながら、腰を動かす
結合部から汁が飛び散り、ぐちゅぐちゅと音がなる

「修くん…良くなってっ…きた……んっ…」
「俺もそろそろ…」
「えっ、あっ…? うんっ……お姉さん、頑張るっ…!」

葵は少し顔を歪めてはいるが、気持ち良さそうにしている

「あんっ…あっ、はぁっ……やだ…気持ちぃいよぉ……」

じゅぷじゅぷといやらしい音を奏でる

そろそろ限界…

「葵っ!」

俺は葵の名前を叫び、ラストスパートをかける

「えっ、やぁっ…!? あっ…あぁんっ!」

優しく激しく、難しいな

「うんっ、いいよっ…! 修くん…あたしも、あたしもっ!!」
「葵…葵っ!」
「一緒にいこっ…ねぇ、一緒にいこっ…」

「葵ぃぃぃっ!!」

最後の一突き、思いっきり葵に腰を打ち付ける

「あっ…!? あぁぁぁぁあああああっ―――――――!!」

"どぶっ…"と葵の中に精液を注ぎ込む


206 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 00:54:46 ID:WPA/Hldm
「はぁっ…はぁっ……」

「あおい…」
「修くん…大好き……」
「…………」
「修くん……」
「俺もだ…」

葵に口付けをする

もう、引き返せない…引き返さない……



「ん…寝てたのか……?」
すー すー

隣には熟睡してる葵

「今…何時だ……?」

げぇっ!? 二時間も寝てただと!!

「葵起きろ、早くっ!」
「ぅん…修くん……?」
「時間やばい」

「えへへ…おはよー」
「おはよー……じゃなくて、部活始まってる!」
「あ…そうだね……」
「あのなぁ……」
「いいじゃん、今日はさぼろうよ」
「そういう訳にはいかないって…」

「二人でゆっくりしようよ…ねっ!」
「は、はぁ…」
「もう一回寝技しよっか?」
「無理だろ、自分の体ぐらい自分で気付け」
「う…」

「痛いんだよな」
「うん…」
「えと…体操着ぐらいあるだろ……」

準備室を勝手にあさり、体操着を見つけだす
さすがに精液まみれのシャツは着せれない

「ほい、これを着ろ」
「うん…」
「じゃあ、葵はランニング中にこけて軽い怪我をした。これで決まりな」
「えっーー!?」
「反論は許さない」
「む〜!」


207 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 00:55:35 ID:WPA/Hldm
―柔道場―

あぁ…この人たち、馬鹿でよかったぁ……



時は過ぎて…って言っても一週間後

夏季地区大会が始まった

初日個人戦、下馬評通り藍栄学園は男子は全階級制覇
女子は、岡野・葵・藤堂先輩の三人が優勝。他の階級はベスト8とか

二日目団体戦
先鋒…俺
次鋒…コンニャク荒木
中堅…剛
副将…ウザ香坂
大将…橘先輩

まさか全戦全勝オール一本勝ちとは誰も思わなかっただろう
俺達ですら思いもしなかった

女子は岡野は負けることはあったが、葵と藤堂先輩はオール一本勝ち
優勝を勝ち取った

「修、おまえ凄いじゃないか!」
「剛だって!」

「二人とも、よく頑張ってくれたね」
「まあ、良くやった。だが、まだまだだな」
「とにかく、県大会も頑張ろ〜」
「負けるんじゃねーぞ、俺達は個人戦に専念するからよ」
「外周20周にまけといてやろう」

今日だけは、三年生も褒めてくれた

でも、一番嬉しかったのは

「修くん、やったね!!」
「あお…じゃなかった、西野先輩も!」

期限付き彼女とはいえ、優勝する姿を見せれると嬉しい
また、彼女が優勝した姿を見るのも嬉しい

「頑張って次も勝とうね!」
「うっす!」

童貞捨てると強くなれましたよ、ええ
ありがとう葵、ありがとう青春、ごめんよ綾


208 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 00:57:22 ID:WPA/Hldm
「ふふーん、修くん…童貞捨てたねー」
「わかるんですか、先輩」
「匂う、葵から修くんの匂いが僅かにする」
「そんなものですか…?」
「沙恵からも匂うよー、荒木っちの男臭がねー」
「あ、あぅ…」

関係ないが、藤堂先輩の愛読書はグラップラーKiBAと言う格闘漫画らしい

―藍栄学園・柔道場―

ミーティングも終わり、後は主将・橘先輩からの一言で今日は帰れる

「皆、お疲れさま。今日はしっかり休んでね」
「「はいっ!」」
「あー、あと…明日から期末考査だからね、頑張れ」

はぁ?

「なあ、剛…」
「明日は数学Bと物理」
「良かった、無勉でもいい…」
「明後日はライティングと地歴」
「ぬぅ…」

「赤とったら、殺すからな」
「外周100周だ」
「まあ、馬鹿古屋は無理だろ」
「僕も修くんはちょっとね〜」
「古屋、頑張れ」

「修くんは馬鹿馬鹿馬鹿ー」
「修くん、ファイト!」

コンニャク荒木と葵以外は、特別進学コース
みんな頭いいんだよな

「ひ、ひゃ〜先輩先輩せんぱぁ〜い…!」

もう一人の馬鹿・岡野沙恵15歳 学年最下位

「沙恵はお馬鹿だからねー」
「修くんも沙恵ちゃんも頑張ってね…」

葵や綾や県大会よりも、目先の期末考査……、全然勉強してねぇ……

トホホ…これからどうなることやら……

おしまい…

209 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 00:59:22 ID:WPA/Hldm
新参のくせに長々とすみません

柔道部+エロって中々無いのでトライしてみました
ちなみに、筆者は高校時代は剣道部なんでw

途中からぐだぐだになったので、まとめ

・綾は男より柔道をとった女の子
  好き↑ ↓好きだけど…
・修は未練タラタラのヘタレ
 大好き↑ ↓優しい先輩
・葵は五年間想い続けた一途な女の子

修は、とりあえず葵と付き合い、一旦時間を置いてから綾と向き合おうって、答えを出します
修は綾が好きなんだけど、葵の気持ちを無下に出来ない
優しいんだけど優柔不断な感じ

委員長は…
どうみてもいらない子です
本当にありがとうございました

変な表現とか言葉遣いとかあったら、指摘してほしいです。
全部駄目だ、一からやりなおせ馬鹿ってのはご勘弁を…w

210 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 01:25:44 ID:tDvNR6fo
「ら抜き」は個人的に萎える。

211 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 01:47:11 ID:Qtu1jeyE
はいはいわろすわろす

ヒノキと楓 マダー?


212 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 01:47:27 ID:VvfTjZ22
>>209
一つ言わせてもらえりゃ
あなたの文章から童貞フレイバーがするってことだ!

違ったらごめんね

けどGJ!

213 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 02:48:48 ID:uhaRkmtq
>>209
登場人数多すぎとか、当たり前の事が分かってない希ガス。
っていうか、設定を態々小説の外で説明する時点でアウトだべ。

まぁ、がんがれ。

214 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 02:56:21 ID:0whOUWb4
>>213の意見が的を射ている
設定説明云々もそうだが、本気で登場人物大杉
いきなり読む気なくす人間が結構いそうだ

まあとりあえず乙

215 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 10:33:58 ID:gcdymdMo
登場人物に色々な設定を設けると人物像がはっきりするからいいと思う
ただ登場人物が多すぎたな、修、葵、綾だけで良かったと思う

何はともあれGJ!

216 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 15:12:40 ID:0uVbAceg
まぁ多い人数設定で多重カップル・学園ラブロマンスでいくかもしれんし・・・。

でもこれでお終いなら、
メインは3人くらいだからOPを半分くらいでよかったかもな。

217 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 18:06:41 ID:c7mxSu9M
正直、偉そうに言うと今後の成長に期待しますってところです。
わたしは誰が誰だか分からなくなってしまいました。
でも、こんなに書ける情熱は凄い

218 名前: ◆GkRPJL.Q4U :2005/11/15(火) 22:54:48 ID:E1JZDHYq
前スレからのシリーズの続きっす
調子のって好き勝手かいてたらエロ以外の部分が妙に長くなったのでそこだけ先に投下します
エロ以外(゚听)イラネ っていう人はスルーよろしくお願いします
エロも今週中に落とす予定

この二人は多分これで最後になるかなー

219 名前: ◆GkRPJL.Q4U :2005/11/15(火) 22:56:56 ID:E1JZDHYq
秋の色もすっかり濃くなり、吹き付ける風が少々肌寒くなってきたある日。
実に珍しく、先生は約束の時間通りに待ち合わせの場所へ到着した。

「あー……、今日は雨かぁ」
残念だ。
せっかく早引けまでしたのに。
喫茶店の、柔らかな夕日が差し込む窓際の二人席で、コーヒーカップを置きながら大げさに首を横に振る。

「……どういう意味だ?」
「いえ、口にするのもはばかられますんで、」
ご自分の胸に手を当てて、良くお考え下さい。
ちなみに僕は今日も五分前行動ですが。
「ったく、可愛げのない……」
ブツブツ文句を言いながら、先生は向かいの席に座るとコーヒーを注文する。
ついでに、僕も空になったカップにお代わりを貰った。

「にしても……、なんだか妙な感じだな」
先生は、運ばれてきたコーヒーを生のままに一口飲んでから、なんとなしに呟く。
「はい?」
「こうやって外で顔を会わせるのは今までなかったんじゃないか?」
くるくると、無意味にスプーンをカップの中で回す先生はどこか楽しげである。
「あー、確かに仕事以外ではこれが初めてになりますね。」
とはいえ、顔を会わせるだけだったら仕事でしょっちゅうだったし、
その時に先生の気まぐれで体を重ねたことだって、一度や二度のことじゃない。
ただ二人とも積極的に外に出たがる性分でもなかったから、わざわざ外で会う理由もなかっただけのことだ。
今更こんなことでどうこう言って意識するほうが、よっど妙なことだろう。

「一体どういう風の吹き回しなんだ? 随分突然だったじゃないか」
「いやあ、目の前にこんな美人がいるのに、誘わないのも失礼かとこの間気付きまして」
質問に軽口を返すと、口が上手くなったな、なんて満更でもなさそうに先生が笑った。

話の流れってわけでもなかったし、突然って言われれば突然だったかな、と思う。
少し大きめの仕事を終えた先生がちょっと疲れたように見えただとか、
もう一仕事残っている先生の息抜きだとか、理由ならいくらでもつけられた。
けれど本当のところは、やっぱり理由なんてなかったのかもしれない。

「さて。 あんまりここに長居していても時間がもったいないですし。
 どこか行きたいところでもあります、せんせ?」
映画でも、買い物でも。
一応、ある程度の持ち合わせは用意してあった。
「別にこれといってないけれど……、うん、じゃあ、少し歩こうか」


週末の夕暮れ。街は休日を待ちきれない人々で賑わっていた。
一週間の仕事を終えたサラリーマンや、仲間たちと賑やかにはしゃいでいる若者たちの中、
恋人同士であろう男女もちらほらと見つけられる。
並んで歩きながら、僕と先生もそういう風に見えるのだろうか、なんて考えていた。

僕らの現状は、曖昧な関係だ。
肉体関係まであって、仕事だけの間柄とは思えないけれど、
面と向かって愛を確かめ合うなんてこっぱずかしいことはやった憶えもない。

そりゃあ、たまにはそれっぽい、良い雰囲気を感じる時だってある。
だけど、相手があの先生だ。
果たして本気なのか、遊ばれているだけなのか。

――まあ、どっちにしたって大事なのは自分の気持ちなんだろうけれど。
とどのつまり、僕はいつだって臆病なのである。


220 名前: ◆GkRPJL.Q4U :2005/11/15(火) 22:58:26 ID:E1JZDHYq

「なにか目ぼしいものでもありますか?」
通りのディスプレーで立ち止まる先生に声をかける。
先生の目は、見るというよりぼんやりと全体を眺めていた。

「別に……」
気のない返事。
陳列されている華やかな洋服やアクセサリーは、先生の興味は引けなかったようだ。

…弱った。
こんなんじゃ僕だって誘った甲斐がないし、なにより先生がちっとも楽しそうじゃない。
無理にでも何か買ってあげたら喜んでもらえるだろうか、などと考えながら、
またふわふわと歩き出した先生の後についていく。

「おっ」
不意に、先生が今までで一番活き活きした声を上げる。
見れば、交差点に面して少し大きめのビルが建っていた。

ああ、そういえば話には聞いていた。
この辺じゃ珍しいくらい大きな書店がこの間できたんだとか。

そんな記憶を引っ張り出している頃には、もう先生に腕を引かれて新品の紙の匂いがする店の中に立っていた。
先生は早くも一角で立ち読みに耽っている。

あまり意識はしていなかったけれど、このところ忙しくて本屋にも立ち寄れて居なかった。
平積みしてある新刊が見たことのない表紙ばかりで、新鮮な気分になる。
一応この業界に勤める人間としてタイトルぐらいはざっと聞いたことがあるのだが、
それだけで何がわかるというわけでもない。
これからはもう少しこまめにチェックしておいたほうがいいかもしれない。

「ん?」
平積みの中の一冊。
本の山も薄くなり、売れ行き好調と見えるその一冊に目が行った。

「うへえ、もう新刊出てるんだ」
思わず手にとってぼやく。
まったく、うちの先生とは大違い。
この間出たと思ったら、もう新しいのを出してやがる。

「ヤな奴だぞ、そいつは」
声を潜めるでもなく、いつの間にか立ち読みを終えていた先生が言う。

「へ?」
「そいつって言ったらそいつだよ。その本を書いている奴さ」
名前を言うのも嫌なのか、うんざりした口調で指示代名詞を連呼する。

「知り合いなんですか?」
「ああ、以前な。なにかの集まりで顔を会わせたことがある」
へえ、と。
狭い業界だということを実感する。

「初対面のその日のうちに、口説かれた」
「――――――」
うわぁ。
女ったらしか、色物好きかは知らないけれど、とにかく只者じゃないことだけは良くわかりました。

というかこの人は自分を口説いてきたら"ヤな奴"なんだろうか。

221 名前: ◆GkRPJL.Q4U :2005/11/15(火) 22:59:11 ID:E1JZDHYq

「気障ったらしい、聞いてるこっちがさぶくなりそうな科白を履いて来るんだぞ」
うあ、思い出しただけで鳥肌が、なんて先生が体を縮こまらせる。

思わず感嘆の声を飲み込んだ。
先生に仕掛けてきただけでなく、十分に渡り合えているとは。
ファンになろうかな、なんて本気で考えてしまう。

「それはまた……、災難でしたね」
としか言いようがない。

ブツブツとまだ怒りが燻っている先生の横で、
なんとなしに彼の新刊をパラパラめくっていると、本編のあとに著者近影を見つけた。
コメンテーターなんか引き受けているおかげで、時々テレビなんかで見かける顔。
まあ、先生とそりが合うようなタイプじゃないなあ、とは思う。

「……そういえば、先生って写真とか載せませんよね」
ふと思ったことを、そのまま口にする。

先生は、著者近影を含めてどんな取材に対しても一枚も写真を許していない。
サイン会なんかも、もっての外だ。
美人なのにもったいないなあ、なんて担当としては密かに思っていたりする。

「ああ、そういうのは出さないと決めているんだ」
初耳だった。
「ほら、私が読み手に認められたのは、あくまで作品だけだろう?
 私という個人の存在全てが認められたわけじゃない。
 そこのところを勘違いして、やたら表舞台に顔を出したがったり、
 エッセイと称して知りたくもない自身のことを語ったりするのは、愚の骨頂ってものだ」
あいにく、世の中にはそんなことさえ判らない馬鹿もいるみたいだけどな、と先生は憎々しげに付け加える。

「はあ……なるほど」
先生の持論はしっかりと芯が通っているようで、僕なんかは間抜けな返事をすることしか出来なかった。
「そういうもんですか」
「そういうものだ」
先生は迷いなく頷く。
きっと、それが自身で定めた『烏丸 黒』という作家の在りかたであり、信念なのだろう。

自分の作品に対する自身と誇り。
けれどそれは、裏返せば『黒羽 神無』という人間を、ひどく、貶めたものではないだろうか――

そんなことを、考えてしまった。


作家とその担当という組み合わせなので、基本的に先生と僕の本の趣味は似通っている。
自然、一緒に店内の本棚を回ることになった。
読んだことのある作品の感想を聞かせたり、
二人ともまだ未読の作品は並んで内容を吟味してみたり。
交わす言葉こそ少ないけれど、それは和やかな時間。
願わくば、先生にとってもそうであれば良いと思う。


222 名前: ◆GkRPJL.Q4U :2005/11/15(火) 23:01:06 ID:E1JZDHYq

「――そろそろ、飯時か」
「……ですねぇ」
二人仲良く書店の名前の入った袋をぶら下げて、腹時計を確かめる。

洒落たホテルのレストランでも予約しとけばよかったのだろうが、
なんだか構えてしまいそうで、結局、夕食の予定は決めていない。

「勿論キミの奢りだよな?」
「了解。今日は僕が誘ったんですしね。
 けど、お寿司とか言うのは出来れば勘弁してください」
流石にメニューに値段の書いてない店とかに連れてかれると破産する。
かといって女性を連れて、回ってる寿司っていうのも情けない。


「安心しなさい。キミの甲斐性にそんな期待してないから」
「むぐ……」
くすくすと笑う先生。
それはそれで心外なのだが、全くもって信実なので返す言葉もない。


「うん、じゃあ、良い店を教えてやろう」
「良い店、ですか……」
先生の言葉に、なんとなく嫌な予感を感じながら、先導する先生の後について歩き出した。


223 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 23:04:29 ID:MdNwScuU
支援

224 名前: ◆GkRPJL.Q4U :2005/11/15(火) 23:06:11 ID:E1JZDHYq
「なんだかなぁ……」
二人分の会計を終えて、財布を尻ポケットにしまいながらぼやく。
それが聞こえたのか、満腹で上機嫌だった先生が不思議そうな顔をみせる。
「どうした、口に合わなかったか?」
「いや、美味しかったですよ。美味しかったですけどね?」
いくら先生の紹介とはいえ、
女性を連れての食事で、焼肉、というのは余りに色気がなさ過ぎると思うのは、僕だけだろうか。

「…………んー?」
「いや、別にいいです。なんでもないです」
少なくともこの場でそんなことを気にしているのは僕一人だけらしいので、贅沢は言わない。

肉もビールも旨かったし、値段も良心的だったし、
野郎だけの戦場のような焼肉を考えれば、はるかにのんびりと食べられたし。
なにより、先生がご機嫌なので。

うん、まあ。
…今日のところは良しとしようか。


「しかし、良く振るなあ」
ざあざあという雨の音。
軒先で、二人して雨の町を眺める。
図らずも、最初の予言は当たってしまったらしい。
手を出して雨粒を確認する先生もなんだか複雑な表情をしていた。
これで、今度からはちゃんと遅刻してくるようにしよう、とか思ってませんように。

「車でも捕まえましょうか?」
一応折り畳み傘はあるものの、二人分にはちょっと小さいだろう。
隣の先生に目をやると、なぜか視線を外された。

「あー……、ほら。ちょっと酔っちゃったみたいだから、さ、私。
 ……少し、休んでかないか?」
「休んでく、って……」
らしくなく、先生の言葉は歯切れが悪い。
俯き加減の先生がさっきからチラチラと目線を送っている方向を見れば、
そこには、いわゆるホテル街が広がっていた。

「…………――」
間抜けな僕は、そこでようやく夕闇に隠れた先生の頬が、真っ赤に染まっていることに気がついた。

「えっ、と……」
つられて、こっちまで顔が熱くなる。
こう、なんていうか。
出先でそういう施設を利用するとなると、お互い勝手が違うようだ。

何を言っていいかわからなくなってまごまごしている僕の、その背中を押すように、
先生はやっぱり恥ずかしそうに俯いたまま、きゅっと、弱々しく僕の服の裾を掴んだ。

225 名前: ◆GkRPJL.Q4U :2005/11/15(火) 23:06:54 ID:E1JZDHYq
今日はここまで
次からエロはいりまーす

>>223支援dクス

226 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/15(火) 23:16:56 ID:XcJpjYSq
烏丸センセーキター!

227 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/16(水) 02:40:39 ID:M/zB31jS
先生かわいいよ先生

228 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/16(水) 03:26:19 ID:7k6pYLTn
久々の続きをGJ!
再び正座でお待ちしております

229 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/16(水) 20:25:41 ID:PCr6CTEo
kita.
私、前の話もメチャクチャ好きでした。先生かわいくていいわ。それに主人公が意外に男気あるのもいい。
このすれってツンデレ属性と相性合う気がする

230 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/16(水) 22:45:56 ID:iI7A9VVT
やっべ、ハロワの若佳菜先生EDをやりおえた後にきたら
なんか、先生ってだけでハァハァする。

231 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/16(水) 23:05:37 ID:edXgTSZA
テッカテカでお待ちしています
+   +
  ∧_∧  +
 (0゜・∀・) ワクワクテカテカ
 (0゜∪ ∪ +
 と__)__) +


232 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/17(木) 00:54:12 ID:pqhOmSkH
>>225
GJ!!烏丸先生やっぱかわえぇ……

ところで個人保管庫ってお持ちですか?
携帯なので過去ログが見られない、テンプレの保管庫は見づらい、と悲しい状況なので……
無性に読みたくなる時があるのでそんな時にパパッと読みたいんです。
他に何か書いてらっしゃるならば他の作品も読みたいので、何卒、お願いいたします。

233 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/17(木) 02:26:43 ID:rhEOv4Up
ネット環境を整えてにくちゃんねるが一番理想ですな

234 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/19(土) 02:46:33 ID:1oBHiKeP
期待

235 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/20(日) 22:56:31 ID:7a8CsnZ+
うちの息子も直立不動で待機しております

236 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/20(日) 23:19:12 ID:LBUmlWQw
ところで、烏丸せんせがすかちゃんのお尻を狙っているという設定は今回もスルーですか?(w

237 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/20(日) 23:20:53 ID:FtSODLjG
息子が外に出っぱなしで風邪ひきそうなんだが…

238 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/20(日) 23:23:42 ID:BWIc3kH0
すかちゃんと烏丸センセイはラヴラヴになるんだろうなあワクテカ

239 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/20(日) 23:32:59 ID:ZnsYXfGA
は…はやくぅ!

240 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/21(月) 18:00:08 ID:yK6Mv3CV
親子丼の話まだ?

241 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/21(月) 23:33:32 ID:eBdRRaTv
まずい、息子がくしゃみしだした
職人、たすけてくれ

242 名前: ◆GkRPJL.Q4U :2005/11/22(火) 01:02:11 ID:Qt0u3RSs
ごめん…風邪ひいたかも
今日落とそうと思って今までがんばってたけど、やっぱ無理
ごめんなさい
明日にはがんばって終わらせるからゆーるーしーてー

243 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/22(火) 06:46:01 ID:cB261yhd
>>242
自分の体調第一で、無理しないでくださいな。


244 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/22(火) 07:02:31 ID:Zo0V2k+q
>>242
お大事に〜
お体は大切にしてください

245 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/22(火) 07:08:27 ID:iIh9cd+7
>>242
そんなの許すはず無いでしょ!こんなに夜更かしして……
しっかり暖かいかっこうして寝なさいよ!もう。貴方の体が一番大事なんだから。ねっ?

246 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/22(火) 17:52:47 ID:QCmzYM4O
不覚にも>>245のツンデレぶりに萌えてしまった俺はもうだめぽ…

247 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/22(火) 20:00:30 ID:qHEpSMMl
>>246
安心しろ、俺も萌えたさ

248 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/23(水) 00:10:37 ID:9GZk3p5U
◆GkRPJL.Q4U氏投下マダー?(チンコ

249 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/23(水) 02:47:25 ID:AdAEDOqJ
>>248
体調不良の人間に鞭打っちゃいかんよ。

250 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/24(木) 03:37:47 ID:J0b9QfoP
ヒノキと楓マダー?

251 名前: ◆GkRPJL.Q4U :2005/11/24(木) 23:30:19 ID:VcFEuDsZ
ようやく、完成。
待っててくれた人、お待たせしました。
体調の心配してくれた人はありがとうございます。
最後まで一気に投下します。

252 名前: ◆GkRPJL.Q4U :2005/11/24(木) 23:31:02 ID:VcFEuDsZ
ラブホテルの受付という人生初の関門を突破したあと。
先生は、部屋に上がるなりキスをせがんできた。
首に手を回し、見上げるように唇を押し付けてくる。
拒まずに受けれると、すぐに侵入してきた舌に舌を絡めとられる。

「は……、んっ…………」
呼吸のために離れるのも一瞬で、またすぐに唇が重なる。
こちらも負けじと舌を動かしてみるのだが、経験不足がたたって少々形勢不利。
「ふっ、は……ん、あ…………」
胸板に添えられた指が、シャツのボタンにかかる。
唇を合わせたまま、ひとつ、またひとつとボタンを外してゆく先生はどこかもどかしそうだ。

ようやくボタンが全て外されると、先生は唇を離し、まくった肌着の中に潜り込んでいく。
相変わらず、僕はされるがまま。
情けないなんていう感情も、唾液の跡から掻き上がるゾクゾクした感覚にかき消される。
「あ、は……、勃ってる――――」
嬉しそうに、先生が囁く。
それは下半身のではなく、上半身の小さな突起。
固くなり始めたそれを唾液で濡らして、ちょん、と指でつつく。
「っは――――」
口づけ一つで感覚は嫌って言うほど研ぎ澄まされている。
せめて、声は出すまいと歯を食いしばった。

その眼前に、一本の指が差し出される。

細く、長い。
整った爪の形に、一瞬、見惚れてしまう。

「舐め、て――――」
「…………え?」
もやのかかった頭では、何を言っているのかすぐには理解できず、咄嗟に聞き返す。
長いキスのせいか、僕も先生も呼吸が乱れていた。

「指……、舐めてくれ。いつも、私が"キミの"に、してあげてるみたいに……」
先生の熱っぽい目が、ねだるように僕を見つめている。
その熱がうつったのか、それとも元々それは僕の熱だったのか。
言葉の意味を理解すると、僕はなんの躊躇もなく、その人差し指に舌を伸ばした。

「ん……ちゅ――――」
粘ついた音。
少し汗ばんだ肌の味。
ざらざらした指紋と、滑らかな爪の感触。
目を閉じると、そのどれもがひどく濃やかに感じられる。

あからさまな隠喩に、舌を這わせるたびにくらくらしてくる。
男女が逆転してしまったこの状況に、僕はもう、どうしようもなく興奮していた。

――どうか、してる。
もう、異常を普通じゃないと思う理性さえ霞んで、溶けてしまいそうな熱だけが体を支配していた。

「そう――――、もっと、絡めて…………」
先生の声が、炉に薪をくべる。
ベッドに寝かされたまま両手で先生の手にすがり付いて、唾液の音を滴らせている。

それは愛撫ともいえないような、滑稽な行為。
けれど、お互い体が火照ってきているのは確かだった。

253 名前: ◆GkRPJL.Q4U :2005/11/24(木) 23:31:47 ID:VcFEuDsZ

「は、…………ふぇ、ん……へ――――っ」
指に邪魔されて、言葉がくぐもった音になる。
それに、先生はもう一方の手で僕の頬を撫でることで応えた。
「うん、蓮川……、気持ち、いいよ……」
ただ体の末端を口に含んでいるだけ。
それだけなのに、先生は気持ち良いと声を蕩けさせる。

男女の営みなんて、そんなものなのかもしれない。
ただ触れ合っているだけでも、お互いこんなにも昂っている。

どれくらいの間そうしていただろう。
「ぁっ……、は…………、」
聞こえる吐息に甘い色が混じっていることに気がついて、目を開けた。
ぼやけた焦点が、少し遅れて先生の表情を捉える。
頬は朱に染まり、瞼はなにかに耐えるように強く瞑られていた。

「せん、せ……?」
それが辛そうにも見えて、指を口から離しながら呼びかけた。

「――っ、……はす、かわぁ…………、」
先生はうわ言のように僕の名前を呟いている。
手を伸ばすと、唾液に濡れる指をそれに絡めて、安堵したように目を閉じた。

部屋に響く水音は、滴る唾液の音じゃない。
見れば、先生は空いている左手はそのスカートの中に潜っていた。

――先生は自分で自分を慰めている。
それが、僕の脆い理性を突き崩す。

「っ、く……んっ…………」
先生は身をかがめて体重を僕に預けると、すぐ目の前で切なげな声を上げている。
体の熱に堪えきれず、自分だけ、僕を置いてけぼりにして、手淫に耽っている。

「はっ――――――、」
短く息を切る。
ぎちり、と猛った下半身が、更に一回り体積を増す感覚。


我慢なんて利かない。

こんな淫らなものを見せ付けられて、あんな緩慢な交わりで満足できるはずがない――

「ふ、ぁ……?」
ころん、と先生の体を転がして、体勢の上下を入れ替えた。
戸惑う瞳を無視して、微かに汗ばんだうなじに口付けをする。
そのまま黒い服を乱暴にたくし上げて、その中の女性的なふくらみに手を伸ばした。

「ふっ――――は、」
真白に焼けた頭で先生の体にむしゃぶりつく。
噛み付くようにうなじに舌を這わし、二つのふくらみを乱暴にこねた。

続けざまに打ち鳴らされる心臓に突き動かされて、
女の柔らかさと味に酔い痴れながら、下半身はもう達してしまいそうなほど昂っていた。

「う、ん…………んッ、」
対して、先生の声は耐えるような色しかない。
それも当然。
力任せの愛撫は本当に自分勝手なもので、苦痛を押し付けることはあっても快楽を与えるものではなかった。

254 名前: ◆GkRPJL.Q4U :2005/11/24(木) 23:32:30 ID:VcFEuDsZ

「……くッ、ふぁ、ん、」
でも、止まらない。
ブレーキはとっくに壊れている。
苦痛に喘ぐ声さえも興奮の追い風にして、獣じみた欲求はひたすら加速を続けている。
それが、まだ足りないと、頭の中で叫んでいる。
こんな上辺ばかり撫でるだけじゃ、全然足りない。



もっと。


もっと深く、

もっと奥に――――――




「――――はすか、わ…………」



「――――ぁ……」
名前を呼ばれて、さっと我に返る。
慌てて飛び退くと、瞬間、寒気にも似た罪悪感が体を駆け巡った。

「……あ、あの、」
「あ、いや……、ちが、そうじゃなくてっ、」
途端、狼狽してみせる僕に、先生は慌てて首を振る。

「服――――、皺になっちゃうから……ね?」
「あ……、す、すいません……」
いいから、と先生は笑ってくれた。
その笑顔に、少しだけ気が楽になる。

「ぅ……」
するすると先生が目の前で服を脱ぎはじめるのが気恥ずかしくて、背を向ける。
別に見たって良いのに、なんて先生が笑うのが聞こえた。

先生だけを裸にしておくわけにもいかないと、背中越しに布擦れの音を聞きながら、自分も服に手をかけた。

上半身まで肌蹴たところで、不意にこちらを見ている視線を感じる。
早々に先生は脱ぎ終えたのだろう、気付けば後ろの布擦れの音は止んでいた。

金属音を鳴らしながらベルトを外し、ズボンを下ろす。
その一挙一動をつぶさに見られている気がして――いや、実際先生は見てるんだろう――、
一瞬、最後の一枚を取り払うのが躊躇われた。

「――――どうした……?」
「――ッ!」
ぴたり、と。
躊躇っていた背中にひんやりした五指の感触があてられる。
それだけで、大きく心臓が跳ねた。

「今更、恥ずかしがることもないだろう?」
指が僕の背中でくるくると円を描く。
先生の声は楽しげで、からかわれてる気分になる。

255 名前: ◆GkRPJL.Q4U :2005/11/24(木) 23:33:13 ID:VcFEuDsZ

「ほら、こっち向いて……?」
背中の感触が離れる。
先生は、僕が振り向くのを待っている。

口の中に溜まった唾を飲み込んでも、喉は張り付くように渇いたまま。
こんな甘美な誘惑に、僕が抗う術を持っているはずがなかった。

「――――――、」
振り返って、静かに息を飲む。
薄暗い部屋の中に浮かぶ白い体は、ほんのりと赤らんでいる。
それを、なにより綺麗だと、思った。

「せん、せ――――、」
手を伸ばす。
荒ぶる感情はもう消えている。
今はただ、先生に優しくしたい。

さっき乱暴にしてしまった分、気持ちよくしてあげたかった。


「う……、ん…………」
口付けを交わしながら、先生の素肌を撫でる。
しっとりと汗で湿った体は、すべすべして気持ちがいい。

一頻り体を撫で回すと、指を滑らせ二つのふくらみを覆う。
固い蕾の感触を手のひらに感じながら、ゆっくり手を動かした。

「ふ、ぁ…………ん、」
先ほど乱雑に触れてしまったことをわびるように、柔らかく揉み上げる。

相手のための、目の前の彼女のための愛撫。
けれど、そんな重いとは裏腹に、滑らかな肌は否が応にも男としての部分を刺激してくる。
「ぁ、…………っや、」
乱れ始めた息を隠すように、勃ち上がった蕾へ吸い付くと、先生は甘い声を堪えきれずに体を震わせる。
それが楽しくて、もっと強く、吸い上げた。

「あ、は……、蓮川、赤ん坊みたい……」
小さく微笑むと、先生は抱きかかえるように僕の頭を撫で始めた。
僕は不思議な安心感に包まれながら、口の中の突起を転がしている。

「…………っ、そんなに吸っても、なんにも出ないぞ…………?」
「ん……でも、先生のここ、……なんだか、あまい、です」
きっと錯覚だろう。
だけど、僕は先生の胸から何か出ているような気がして、無性に興奮してしまっていた。

「ん、ん…………あ、――ふふ、キミのも、もう……、こんなに――――」
僕が胸への愛撫に没頭していると、
見っとも無いほどに下着を押し上げている男性器を先生の手がいきなりつかんだ。

「――――ッ、くっ、あ……」
思いがけない反撃に、仰け反る。
もう限界近くまで昂っていたそこは、少し触れられただけでもう達してしまいそうだった。

「ん、すご、…………あつ、い、」
囁きは夢現。
先生は、片手ではまだ僕の頭を撫でながら、空いている手は握ったソレを上下に擦り始める。
足元をぐらぐらと揺さぶる快感から気を紛らわすように、もう一方の乳房に吸い付いた。

256 名前: ◆GkRPJL.Q4U :2005/11/24(木) 23:34:39 ID:VcFEuDsZ

「――――、ん――――、」
「ふ、は……、っや………」
互いの熱が混ざり合い、愛撫は相乗的に速度を上げていく。
先生は僕の頭を胸に掻き抱き、下に伸びる手で急き立てるようにしごいてくる。
ぐつぐつと煮える快楽は体を巡り、頭の中を塗りつぶす。

「っ――――ハ、」
それもやがて、限界がやって来る。

下半身に溜まった熱は、ついに行き場を失い今にも決壊しそう。
最後に、それを警告するようにどくん、と脈打ったその刹那――

「ぐ――――、ぁ――――ッ!」
力いっぱい握られたソレが、悲鳴を上げる。
今まさに解放されようとしていた快楽が無理やりに押しとどめられて、思わず呻き声が漏れた。

「あ……、ごめん、ね、」
謝りながら、先生はベッドの枕元にある引き出し手を伸ばし、清潔感の漂う小さな袋を取り出す。
先生が封を開ると、中からすっかりお馴染みのゴム製品が見えた。

「やっぱり、こっちに欲しいから、さ……」
くるん、と、隙をつかれて二つ体が横に回転する。
馬乗りになった先生は悪戯っぽく笑うと、持っていた避妊具を手際よく装着させる。
屹立した陰茎全体がゴムの膜に包まれたと思うと、予告もなく、先生は一気に腰を落とした。

「――――ッ、」
「――――――ん……ぁ、」
反射的に、歯を食いしばる。
熱くほぐれた胎内の感触に、先生もずっと我慢していたしたんだろうか、なんて考えた。

「っ……は――――、」
根元まで飲み込んで、先生はただ、じっと息をついている。
包み込むような温かさに、限界近かった昂りも落ち着きを見せ始めていた。
「――――はす、かわ……」
名前を呼ばれた。
だけど先生が腰に跨ってるこの体勢じゃ、唇を寄せることもできない。

その距離。
繋がっているはずなのに、こんなにも離れているのが許せなくて、勢い良く体を起こした。

「んッ、ぁ――――」
突然の動作に驚く先生にキスをする。
それが終わって、次は右の乳房に吸い付くと、びくん、と敏感に先生の体が跳ねた。
「……ッ、は…………」
腕の中の白い体は、細く、柔らかい。
こうして抱き合えば、結合こそ浅いもののさっきよりはずっと温かだ。


それでも、まだ遠い。

薄いゴムさえ鬱陶しい。
一つになることは叶わなくても。
せめて、埋められる隙間であるなら残さず埋めてしまいたい。


だから――――



257 名前: ◆GkRPJL.Q4U :2005/11/24(木) 23:35:23 ID:VcFEuDsZ


「――かん、な――――――」
目の前の大切なヒトの名前が、初めて、口から零れた。

「かんな……、神無――――ッ」
一度呼ぶと、溢れ出すように口からついて出る。
その度に強くなる膣の締め付けに、いつの間にか体は動き始めていた。

「……ふっ、ぁ――――」
下半身はもうとろとろだ。
部屋の中は淫靡な水音で満ちている。
先生の口から漏れる甘い吐息を舐め取るように、もう一度唇を寄せる。

「ん、ぁ――――はすか、わぁ……」
背中に手を回し、ぴったりと体を寄せ合う。
口付けをして、名前を呼んで。
体全体で、がむしゃらにお互いの温かさを感じている。
いっそ、このまま溶け合ってしまいたかった。

「――――っ、」
だけど、果てがある。
どれだけ耐えたって、柔肉から与えられる快楽には限りがないし、
全て吐き出してしまいたいという欲望は昂る一方。
そしてなにより、膨れ上がるこの感情が抑えられない。

「は、す……かわ……、はすかわぁ…………ッ」
切れ切れに息を乱しながら、彼女はさっきから同じ言葉しか発していない。
自分で何を口にしているのかもわからない僕も、きっと似たようなものなのだろう。

「…………ッは、」
息が詰まる。
飛びそうな頭で、その瞬間を待ちわびている。

「ん、ぁ…………、いっ、しょ……一緒、に――――ッ!」
彼女も限界が近いのだろう。
一際強く抱きしめてくる体に応えるように、回した腕に力を込める。
「かっ、んな――――」

白色に染まる視界の中、
最後に、今までで一番深い口付けをして、――――限界を向えた。

「ん、く――――――――っ、」
「は、んっ、ん、む――――、ぁ――――ッ!」

どくん、と脈を打つ熱い塊。
深く、彼女に包まれていることを感じながら、滾りに滾った迸りを吐き出した。



ひとつだけ、心残りだったとすれば。

無粋なゴムの膜に阻まれて、それは彼女に届かなかったことだろう。


258 名前: ◆GkRPJL.Q4U :2005/11/24(木) 23:36:05 ID:VcFEuDsZ

・・・



最低限の後始末だけ済ませて、二人でシーツに包まった。

「寒くないですか?」
「ん……、平気だ」
ありがとう、と先生は僕の腕を枕にして微笑む。


白い快楽は全部吐き出して、黒い欲望はすっかり萎んでいる。
残ったのは、澄んだ、綺麗な透明の感情だ。

それを、伝えたい。


「神無――――――さん、」
腕の中の女性を呼ぶ。
さっきまであんなに乱暴に呼んでいたのが信じられないくらい。
余計な接尾語をつけたって、やたらむず痒い。

「……どうせ呼ぶなら、呼び捨てにしてくれ」
先生はぶっきらぼうに返事をする。
朱に染まった頬は、行為の余韻というわけでもなさそうだ。

「神無、」
「……なんだ?」
思い切ってまだ慣れない呼びかたをすれば、先生は恥ずかしそうに体を竦める。
それがまた可愛らしくて、幸せな気分が溢れてきた。


ばれないように、深呼吸を一つして、
小さな声で、それでもはっきりと聞こえるように、

「――愛して、ます」

今、自分の中にある、唯一の思いを口にした。

「ずっと、一緒にいてくれませんか――――?」
先生を抱いている腕に力を込める。
華奢な体は、すっぽりと腕の中に納まってしまう。

けれど、それを拒むように、先生は手を突っ張った。
「――気持ちよく、なかったか……?」
先生の声は、不安そうに震えている。
「それとも……、もう、セックスだけじゃ足りない?」
僕の担当している大胆不敵な作家先生とは程遠い。
裸の先生は、今にも泣き出してしまいそうな弱々しさがあった。

「――私は、小説を書くくらいしか能の無い人間だ。
 我侭ばっかりで、若いコみたいに可愛げがあるわけでもない。
 せいぜい、女としてキミを悦ばせてあげることくらいしか、できない」

頼むから、自分にそれ以上求めないでくれ、と。
先生は、少女のように肩を震わせていた。

259 名前: ◆GkRPJL.Q4U :2005/11/24(木) 23:36:48 ID:VcFEuDsZ

「………………、」
先生の言っていることは、変だ。


僕は先生に何をして欲しいといってるんじゃなくて、
ただ、先生にそばに居て欲しいと願ってるだけ。
大切なのは互いの利益じゃなくて、二人の気持ちだ。

感情でものを言ってるのに、損得を論ぜられたって、ピンとくるはずがない。


「――愛してます」
だから、むしろ腹が立った。

先生がこんなことを言っているのも、
先生にそんなことを言わせてしまっているのも、

僕には、我慢ならない。

「愛してます愛してます愛してます愛してます愛してます愛してます。
 世界で一番、誰よりも愛してますッ!」

「はす、かわ……?」
困惑する先生の声。

気付けば、僕はわけもわからず泣いていた。

「だから――――、そんなこと、言わないで下さい」
こぼれる涙が止まらない。
どこかツボにハマってしまったらしい。
しゃくりあげ、むせびながら、それでも涙は頬を濡らしてゆく。

「あーあー……、ほら、大の男がそんな風に泣くんじゃない」
困ったように微笑んで、先生のほうから抱きしめてくれた。
鼻を鳴らして、大泣きする僕の頭を、あやすようにぐりぐりと撫でる。
その様子は、恋人同士というよりは、まるで母と子のようだったに違いない。

ちくしょう、なに泣いてるんだ俺は。
情けないにもほどがある。

「うん……、ありがとう、蓮川――――、ずっと一緒にいよう」

口からは嗚咽が漏れるばかりで、返事は出来なかったけれど、
ただ精一杯、先生を抱きしめ返してコクコクと頭を縦に振るう。


呼吸も、鼓動も。
今迄で一番、先生を近くに感じていた。


「愛してる……よ――――、大好き…………っ」


...end

260 名前: ◆GkRPJL.Q4U :2005/11/24(木) 23:37:41 ID:VcFEuDsZ
いじょーです。
なんかキャラが一人歩きして、どんどんすれ違いになっていった感が否めないっすな。

この二人の話はこれでお終いのつもりです。
無性に書きたくなって書くとしたら、先生の苗字は変わっていることでしょう。

ちなみに、ここ以外じゃ、よそのスレでだらだら書いてるだけなんで、
自サイトなんて大層なものは持ってませんです。
申し訳ない。

じゃ、またどこかで会えましたらよろしく。

261 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/25(金) 00:05:44 ID:9Jpk9O0C
ああもう!GJだ!!
先生がかなり可愛くなってるので初期のイメージとズレたような気もするが、とにかく可愛いので良し!!
また書く気が起きる時楽しみにしています。

262 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/25(金) 00:18:10 ID:9Jpk9O0C
保管庫が見れない時は串でも刺すと見られるようです。まあ、串にもよるんでしょうが。

263 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/25(金) 00:49:34 ID:s+9pArLY
>>260
ぬあぁぁっ!
もうGJ!!ゴッジョブ!!
先生も蓮川君も
二人共カワエエよ(;*´Д`)苗字変わった先生の話
いつでもいいから
書いてくれることを
待ってるぜ。

264 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/25(金) 01:04:51 ID:BzsWMU09
>>260
GJ!!
こんなに良い作品なのにこれで終わりは寂しいですが、英気を養って別作品を投下してください。いつまでも待っていますので。

もし、またいつか、続きを投下する時は、先生の名前が「蓮川神無」になっている事を夢見ております。

265 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/25(金) 17:45:07 ID:gP4O9tdV
GJ

266 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/25(金) 22:15:52 ID:KBkti29B
GJ(・∀・)イイ!!

267 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/26(土) 01:48:21 ID:4GXQb9Fi
もし続きがあれば、
先生の苗字が変わって、家族が一人増えているw
って設定で、是非
お頼みもうしあげまする〜

268 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/26(土) 17:56:24 ID:HwzJUesa
さがりすぎ?

269 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/26(土) 22:45:41 ID:V7L1a+vT
結婚前の、もっとらぶらぶなすかちゃんと先生も見てみたいものですが。

270 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/11/27(日) 23:38:51 ID:oN3xjsBu
<政略結婚>
延々と続く儀式と式典が全て滞りなく終わり、やっとの思いで奥の間に引っ込んで、
初めて僕は、自分の妻になる人の顔をじっくりと見ることができた。
「このたび、貴方のもとに嫁いで来た。末永くよろしく頼む」
そういって、あるかなしかの笑顔を向けた玖宇皇女は、とても美しかった。
その水のように冷静な美貌に、僕はちょっと反発を覚えた。
「言われなくったって、よろしくしますよ。そうしなきゃいけないんでしょ……」
我ながら愚かしい事を言ったことだと思う。
僕の国<ナナシノ王国>の名目的な上位国である<空照(ソラテラス)帝国>の皇女、
──いや、つい先ほどの結婚式でナナシノ王妃となった女性は、
形のいい眉を僅かにひそめたが、僕の暴言に対してそれほどびっくりした風でもなかった。
たしかに、よろしくしたくなくても、よろしくしなければならない。
政略結婚とは、そういうものだ。
千年にわたって<大陸の皇帝>の座を維持してきたが、昨今は衰弱がはなはだしい老大国と、
先代──僕の父だ──の尽力のおかげで辺境王国随一の力をつけてきた僕の国との婚姻は、
双方に対して大きなメリットがある。
その政治的な好条件の前には、お互いが今日の式典まで互いの顔を見たこともない間柄だったということや、
僕が許婚との婚約を解消──これはこれで一揉めあった──したことの複雑な感情など一顧だにされない。
……ましてや、花嫁が花婿より五歳も年上だということなんか!
そう、十四歳の子供の僕は、十九歳の大人の女性を妻に娶ったのだ。
僕よりずっと背の高い皇女──まだ王妃とか、妻だとか絶対に呼べない──を見上げて、僕はため息をついた。
「そうだな。貴方と私は、よろしくやっていかなければならない。たしかにその通りだ」
皇女は頷いた。
──このひとは、大人だ。
王族として必要なあらゆる式典を儀礼どおりに執り行い、ファーストレディの責務を完璧に果たしていくだろう。
祖国では<女賢者>の異名を取った才媛である事をことさらに思い出す。
「……先ほどから気に掛かっていることがあるのだが、よろしいか?」
玖宇皇女は僕を見た。まっすぐな視線。なぜか、どきりとした。
「何でしょうか?」
「もう私に敬語を使う必要はない。今日から私は<皇帝の娘>ではなく、貴方の妻なのだから」
「でも、貴女は僕より年上だし……」
つい本音が出てしまった。
実際のところ、まわりから言われるほど、僕は<宗主国の姫君>と言う点を気にしていない。
ナナシノはもう随分前から<帝国>から独立独歩でやっている。
もちろん文化や伝統と言う点では、随分と遅れを取ってはいるけど、僕はそのことに劣等感を持っていない。
僕の国は、退廃の只中にある老国に比べれば、若くて健康的な国だから、
歴史の蓄積を補って余りある若さと活気があると確信している。
だから、僕が食う皇女に対して持っている苦手意識は、つまるところ、ごく個人的なものだ。
年上で、美人で、賢明な──政略結婚相手。
玖宇皇女はそれに気がついたらしい。何か考え込んでいる。
ひどく喉が乾いた気がして、僕は目の前のすっかりぬるくなった紅茶を飲み込んだ。
「……貴方は、異性経験はあるか?」
ぶはっ。
僕はむせこんだ。
「な、な、何を──」
「ないのか?」
「な、ないですよ、そんなの」
嘘ではない。
僕は晩生なほうだったし、父や母が亡くなって「王子もそろそろ……」と言い出す立場の人がいなくなると、
家臣たちはその手の問題に極力慎重になっていたから、問題はずっと先延ばしにされてきていた。
「私も皆無だ。つまり、男女として経験的には同レベルと言うことになる。歳のことは気にする必要はない」
そういう論法か。
──このひとは、時々ずれたところがあるように見えるが、その実恐ろしいほど賢い。
なんというか、ものすごい難しい計算式を暗算で解いていって、いきなり答えをはじき出すから、
相手は一瞬何を言われているのか、検討もつかなくなる。しかし、その言葉は問題の本質を的確に射抜いている。
「政略結婚と言うのが、気に掛かるのかね?」
──これも見事に正解だ。
僕は絶句した。


271 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/11/27(日) 23:39:31 ID:oN3xjsBu
「そりゃあ……好きあって結婚したわけじゃないし、そもそも貴女とは今日初めて顔を合わせたくらいだから……」
白状すると、それが一番僕の心に引っかかっていたところだ。──自分でも気がつかなかったが。
王族の結婚なんてそんなものと頭では分かっていた、つもりだった。
だが、実際に自分の身に降りかかってみて、しかもそれが予想も心の準備もできないまま、
あっという間にのっぴきならないところまで押し流されてしまうと、それがトゲのような痛みで残った。
玖宇皇女に反発してしまう原因──そのもやもやとした痛みの正体が、はっきりした。
彼女に指摘されるまで、僕は、僕の心の中さえも自分でよくわからないでいたのだ。
「確かにお互い好きあっての結婚ではない。──貴方は、好きな人がいたのか?」
「いや。許婚の人はいたけど、それも別に好きという間柄じゃなかったし」
「よかった。私もいなかった。──それなら、お互いがお互いをこれから好きになればいい」
なんとなく──。
なんとなく、玖宇皇女との会話の流れが分かってきたような気がする。
このひとは、すごくまっすぐに、物事の核心を捉えてくる。
祖国でも敬意と揶揄が入り混じって<女賢者>と呼ばれていたのも、納得がいく。
「これから好きになればいい──?」
どうして、こんなに言い難い結論に、こうも簡単にたどり着くかな。
そういうのは、心の中の紆余曲折を迷いに迷って長い時間かけたあげく、見つけ出す答えじゃないか。
僕を閉じ込めていた迷宮が、一瞬にして雲散霧消したことを感じて、僕は気が抜けたような笑いを浮かべた。
ああ、このひとを好きになれそうだ。
そう思ったのはあちらも同じだったようだった。
玖宇皇女の、白磁のような頬に朱がひと刷毛。──唇にはかすかだが、はっきりとした微笑。
僕は少し背伸びをした。
皇女は少し腰をかがめた。
誘われるように、僕たちはキスをした。

どちらともなくソファに座った僕たちは、唇を重ね続けた。
意外スムーズな口付ができたことに、僕は自分で驚いた。
「こういうキスの仕方なんか知らなかったんだけど──」
「私もだ。こういうのは本能らしいな」
玖宇皇女は、にっこりと笑った。
「でも──」
夫婦ならば、これから先の行為に進まなければならないけど、僕はその自信がなかった。
もじもじとする僕の髪を、皇女はゆっくりと手で梳いた。
瞳を覗き込むようにして言葉をつむぐ。
「大丈夫だ。私は貴方と一緒につながりたいと思っているし、貴方もそうだろう。
ならば、ここから先のこともうまくできると思う。──つまるところ、貴方は男だし、私は女だ。
愛し合おうとする男女は、何千年も何万年もこういうことをしてきたのだ。貴方と私も、できるにちがいない」
玖宇皇女のはげましは、僕の心臓をひどく強く打った。
年齢は関係ないといったけど、やっぱり五つ年上と言うのはこういうときに、大きい。
背中を押された僕は、シャツとズボンを脱いだ。
皇女も衣服を脱いでいく。
お互いが下着姿になった。
「──」
玖宇皇女は、年齢にふさわしく成熟した体つきをしていた。
すらりとした体つきのくせに、宮廷内のどんな貴婦人や官女たちと比べて胸も大きかったし、お尻も大きかった。
何よりも、最上等の磁器よりも滑らかな白い肌は、
彼女が千年もの間最も高貴とされている一族の出身者だという事を教えてくれた。
「──ど、どうすればいいの?」
「──貴方の好きなように」
「うん……」
僕は唾を飲み込み、皇女の胸におずおずと手を伸ばした。
下着の上から触れる。
──僕の国で使われているというコルセットではなく、柔らかいが型崩れのしない布地越しに、ほのかな体温が伝わる。
「やわらかい……」
「貴方の胸は堅く引き締まっているな……」
「一応、弓とか馬とかやっているから……」
皇女は、上半身裸の僕の胸をなぞった。
白い指先に触れられると、背筋がぞくぞくとした。
「男女の体と言うのは、大分違うようだな」
大真面目な顔で言う玖宇皇女に、僕は、彼女も初めての営みなのだということを思い出した。

272 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/11/27(日) 23:40:18 ID:oN3xjsBu
「し、下着も脱いで比べてみよう……か?」
「いい考えだ。私は貴方の身体にとても興味がある」
それはこちらも同じだった。
恥ずかしさは、わきあがるような情熱と好奇心に押し流された。
下着を脱ぐと、僕のものは跳ね上がるようにして天を指した。
「それが──貴方の性器か」
皇女が目をまん丸に見開いた。冷静な<女賢者>も、さすがに、頬が真っ赤になっている。
──僕のほうがもっと真っ赤になっているだろうけど。
「あ、貴女のも、見せて欲しい」
こんな破廉恥な要求、よくも言えたものだ。相方がストレートだとこちらも自然とそうなるのだろうか。
「ああ。──そうか、男性器はそうやって見えるが、女性器は立っているだけでは良く見えない構造だからな」
皇女は納得した風に頷いた。
「では、こうしよう。ソファに横たわってもらえるか?」
「──こう?」
「そう。それで、私がこうすれば……」
全裸の皇女は、僕の上に逆向きで乗っかった。
あからさまな光景が僕の目の前に広がった。
「これが……」
玖宇皇女の性器は、薄い桜色だった。これも薄い恥毛のおかげで、僕は彼女の全てを見ることができた。
皇女もまた、僕の全てをしげしげと見つめていた。
しばらくは、声もなく互いの秘所を観察していた二人が、本能のままに動き出すのは同時だった。
僕は皇女の、皇女は僕の秘所に口付けする。
雷に打たれたような刺激が二人の身体を駆け巡るが、奔流のような欲望は止まらない。
僕たちは、互いの性器をむさぼりあった。
知識はともかく、経験も技巧もまるでない二人は、しかし、的確に相手に快感を与えていた。
──やがて、
「あっ、も、もう、僕……っ!」
「わ、私も……っ!」
先に達してしまったのは僕のほうだった。玖宇皇女の口の中に、精を放ってしまう。
一瞬遅れて、玖宇皇女も達したらしい。股間を強く僕の顔に押し付け、状態をのけぞらせる。
力強い緊張のひと時が終わり、二人はソファの上でぐったりと伸びた。
両手や両膝で支えられることなく、皇女の体重が全部僕の上に乗ってきたが、全然気にならなかった。
僕よりも背が高く、こんなに大きな胸とお尻をしているのに、皇女の身体は軽かった。
これもきっと男と女の違いなのだろう。
やがて気がついた皇女が身を持ち上げた。
ソファの端っこにもたれかかってこちらを見る。
その表情は僕が始めてみるものだった。──もじもじしている。
「どうしたの?」
「……」
ちょっと上目使いで僕を見た皇女は、口元に片手の指先を当てた。目を閉じる。
「あっ」
僕は彼女が何をしようとしているか、わかって慌てた。
「吐き出して、吐き出してっ!」
でもその声より先に、皇女は口の中のものを飲み込んでしまっていた。
──今さっき、彼女の口の中に射精してしまった、僕の精液を。
「──」
飲み込んだ後も、皇女はしばらくもじもじしていた。
やがて──
「子種というものは、ずいぶんと濃いものなのだな。量も予想していたのよりずっと多かった。
書物に書いてあったものとは大分違うようだ──それとも、貴方のがすごいのか」
「わ、わからないよ」
「……これなら、早々に良い子を授かることができそうだ」
皇女の視線を受け止めて、僕は、欲望を吐き出したばかりの性器が、
素晴らしい速度で硬度と勢いを取り戻していくのを自覚した。
深呼吸を一つついて、覚悟のいる言葉を口にする。
「……あ、貴女とつながりたい。いいかな?」
「私も、貴方とつながって、──夫婦の交わりをしたい」
皇女の返答に、僕の欲望は完全に復活した。──どころか、先ほどよりもずっと強く。
ソファの上で下肢を大きく広げた皇女の上に僕はのしかかった。

273 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/11/27(日) 23:41:00 ID:oN3xjsBu
「濡れてる……」
皇女の女性器は、先ほど舐めた僕の唾液だけではない、透明な蜜であふれていた。
「貴方を受け入れる準備ができている、ということだ」
下から見つめながら皇女が言う。
僕は皇女の性器に自分の剛直をあてがった。
何度か滑った後、僕は玖宇皇女の中に入り込んだ。
「──っ!」
皇女が眉を僅かにしかめる。
年上とはいえ、彼女は男性経験がない。これは破瓜の瞬間だった。
「だ、大丈夫?」
「大丈夫だ。──続けて。貴方と夫婦になれて、嬉しい」
実際、十分に成熟した身体と、たっぷりと興奮していたおかげか、皇女はすぐに痛みを克服したようだった。
今までの生涯に感じたことがない快感に頭がぼうっとなっている僕に、勝るとも劣らぬ嬌声が彼女の唇から漏れた。
初心者同士の交わりは、ひどく短時間だったが、とても濃密な時間だった。
今度は、二人同時に達することができた。
僕は、口に出した時よりもはるか濃くて大量の子種を、玖宇皇女の子宮へ送り込んだ。
彼女は、先ほどよりも激しい反応を示しながら、それを全部身体の奥で受け止めてくれた。

「政略結婚か、否か──。本当はどうでもよいことだったんだね。
大事なのは、結婚した後にお互いの幸せを維持するための努力なんだ」
「──理解してくれたようだな。貴方は驚くほど聡明だ。私は、今、貴方の事がとても好きになった。一生仲良くしていこう」
「い、一生!?」
「当然だ。私は貴方の正妻──この先何があろうとも、貴方の隣にいる女は私だ。
貴方がこれから、どれだけの数の愛妾を作ったとしても、
貴方の嫡男を産む女は私だし、貴方の葬式の喪主を勤める女も私だし、貴方と一緒の墓に入る女も私だ」
ぶはっ。
僕はもう一度むせこんだ。
「あ、愛妾って……」
「作らないのか? だとしたら、とても嬉しい」
玖宇皇女は、まっすぐに僕を見つめた。
「貴方が思うよりもずっと、正妻とは貴方にとって都合のいい存在だ。
愛妾たちと違って、どんなに懇ろになってもそれがもとで後宮がややこしく乱れることもないし、
貴方の後継者争いも順当になる。もし、貴方が自分の王国の安定をのぞむのなら、まず私に子供を産ませたほうがいい。
私は貴方と一心同体だし、私も、私の産む子供も、決して貴方を裏切らないから」
皇女の論理は明快で正しい。──ついでにその未来図も、きっと言うとおりになるだろう。
「私は、貴方の適切な助言者となるだろうし、貴方の王国の忠実なナンバー・ツーになるだろう。
良い王妃と言うのは、王にとって、いかなる宰相よりも有能な後方支援者となりえるものだから」
うん。そうだ。──母上も、父上にとってそんな存在だった。
考えたら、父上と母上も政略結婚だった。
そして子供の僕から見ても分かるくらい、お互いを補い合い、そして愛し合っていた夫婦だった。
「そして私は──貴方にとって最も誠実な恋人と、貴方の後継者のよき母親を兼ねることができると思う」
背筋がちょっぴりぞくっとした。
自分の未来がちょっとだけわかったからだ。
きっと、僕の後宮には、このひと一人しか女の人がいない。
でも、そんなに悪い気分じゃない。
世界中の美女全部あわせたよりも価値のある女性がいてくれるのだから。
「うん」
僕は精一杯背伸びして、皇女──いや僕の王妃に最初の挨拶をした。
「──ようこそ。わが王妃。僕の生涯を貴女にささげたい」
「喜んで。わが王よ。──私の生涯は貴方のものだ」
そして僕と玖宇はもう一度キスをした。
政略結婚。
──たぶん僕らの子供たちは、僕たち夫婦がそういう出会いをしたことなんて信じないだろう。

274 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/11/27(日) 23:44:23 ID:oN3xjsBu
>>270-273
もとがクーデレ用のSSですので
濡れ場での女性上位分が少ないかもしれませんが。


275 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/27(日) 23:57:09 ID:nvZY+38+
GJ!
こういうのも味があっていいね

276 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/28(月) 01:34:09 ID:yz2BH+GJ
GJです!
やべぇ……かなりツボだわ。この後の二人も見てみたいなーと思ったよ。

277 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/28(月) 01:51:04 ID:IYumCIut
GJ!!!

278 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/28(月) 14:08:13 ID:ZSsNmCTK
>>274
今までにない雰囲気の話で面白かったよ、GJ!

279 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/28(月) 14:41:03 ID:lY+UO0SH
これが噂の素直クールというやつか。
いいな。GJ!

280 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/28(月) 20:31:53 ID:HE6qe4WN
先生!クーデレって何ですか?
そしてそしてGJ!

281 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/28(月) 21:10:44 ID:ob1NJEw/
エロありバージョン見っけ!
お土産にむこうのスレにあった玖宇皇女絵置いとくwww
http://sucool.s171.xrea.com/up/src/up0002.jpg

282 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/11/28(月) 22:21:34 ID:frcVeFvb
>>280
クーデレは「クールにデレる」、ツンデレに対抗する(?)新属性です。
正確にはデレではないので、素直クールが正しいかも。
他板に専門スレがあります。そこにこれのエロなし版を書きました…。

>>281
ミツケラレタ!!
というか、なんですか、この美人は!
こんなお姫様にあんなエロやらせてたのか・・・Σ(゜Д゜;)

283 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/28(月) 23:30:52 ID:F2dHFuad
今回は玖宇皇女が精神的に『上位』と言う感じでしたが、
次は玖宇皇女が書物とかで技を覚えて夫に『上位』に立ちつつ奉仕する言う展開を見てみたいものです。

284 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/28(月) 23:57:31 ID:HE6qe4WN
クールにデレる・・・あ、新しい概念だ。
他板に行ってくる!

285 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/29(火) 01:05:15 ID:KBAG3oXo
>282
何処の板かヒント下さい
携帯で探すの厳しいっす...orz

286 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/29(火) 01:35:44 ID:H2jOUsY2
>>285
http://ttsearch.net/k.html
これで『素直クール』と入れて検索するんだ。

287 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/29(火) 02:05:45 ID:ghvlbMgW
おや?確かwizのエロパロスレに…?

288 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/11/29(火) 05:58:40 ID:2Un8dJaf
>>285
どう見てもニュー速VIPです。本当にありがとうございました。

スレの流れがむっちゃ速いです。
現行スレはもう朝中に落ちそう・・・。

http://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1132844744/

↑ここの667〜673がエロなし版です。
内容は同じで濡れ場だけ抜いたものです。

>>287
はうわ…。そこに落とすSSを、ここの前スレに大誤爆しました……。



289 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/29(火) 08:02:20 ID:A+J+D1t+
VIPに存在したとは想像もしませんでしたわ。創作文芸とかかと。
ありがとう!

290 名前:285 :2005/11/29(火) 19:10:34 ID:KBAG3oXo
>286
おぉ!ありがとうございますm(__)m
こんな便利なのがあったんですねw
>288
VIPでしたか。自分も文創やら他ばかり探してましたw
リンクまで貼っていただき感謝感激です(つдT)

では、逝ってきます。

291 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/01(木) 12:34:51 ID:F7sazcOU
age

292 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/03(土) 03:51:51 ID:6SsW+uEa
期待

293 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/05(月) 02:01:23 ID:Ht6XKCrE
保守

294 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/05(月) 23:28:03 ID:N+xAiP8s
前スレのミキちゃんの続き未だ待っている俺がいる

295 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/06(火) 23:26:21 ID:KZe0en2N
ヒノキ〜

296 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/06(火) 23:40:13 ID:cqcKMgXs
烏丸せんせ〜

297 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/07(水) 02:09:41 ID:6JPQJCEQ
プロシュート兄貴〜

298 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/07(水) 10:31:11 ID:tc31O/DR
楓〜

299 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/09(金) 01:29:19 ID:YO5WHZHX
えなり〜

300 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/09(金) 22:56:56 ID:ZsIsBUzV
ここってあまりエロくないのも大丈夫ですかね?

とりあえずエロ入ってないですけど投下してみます

301 名前:彼女は××  300 :2005/12/09(金) 22:58:20 ID:ZsIsBUzV
「じゃあ元気でね、ユウ君。しっかり勉強するのよ」
2年前の春、そう言い残して、ますみ姉さんは家を出ていった。大学入学で一人暮らしをする為だ。
僕はその日の夜…泣いた。初恋の人に告白する勇気もなく、ただ見送るしか出来なかったから…

隣の家のやさしいお姉さんに恋をする…よくあるシチュエーション。けど自分が恋してみると…つらい。
昔から弟扱いされて、異性の男性として見られないから……
けどこの関係を僕は変える…変えてみせる!その為に必死で勉強してますみさんと同じ大学に合格した。
空手で体も鍛えて初段にもなれた。
僕は2年前の臆病な僕じゃない!ますみ姉さんに僕の気持ちを伝えるんだ!
そして…お付き合いしてもらうんだ!
そう地元を離れる電車の中で誓った……んだけどなぁ……

僕の名前は綾崎湧一(あやさきゆういち)。大学に合格して初めて親元を離れて一人暮しをする18才。
初めての一人暮らし…不安もあるけど、初恋のあの人と同じ大学で過ごすためなら頑張れる…と思う。
僕の初恋の女性…憧れの人…名前は森永ますみ(もりながますみ)。僕より二つ年上。
一人っ子だった僕を弟のように世話してくれた隣のやさしいお姉さん。
身長は僕より小さいけど…スタイルは抜群!一緒にプールに行った時は目のやり場に困ったりもした。
……あの身長であの胸は反則だと思うよ……
そんなますみ姉さんに会える…2年ぶりに会える!僕の心臓は電車が目的の駅に近づくにつれ早くなる。
駅に着いたのは夕方、改札を出た僕はますみ姉さんを探す。
前もってますみ姉さんには連絡してあるんだ。

「えっ?私と同じ大学に合格したの?凄いじゃない!おめでとう、ユウ君!よく頑張ったわね。
ところで住む場所は決まったの?私の隣に空き部屋あるからここにしたらどう?」
僕の報告に驚いたますみ姉さんは、こんなうれしいことを言ってくれたんだ!
もちろん僕はますみ姉さんの隣に部屋を借りることにしたんだ。
これを機会にもっと仲良くなっていつかは恋人に……夢が広がるなぁ…一人暮らしバンザイ!
入居の手続きまでますみ姉さんがしてくれた。僕がした事といえば引っ越しの準備ぐらいだ。
入学手続きの時はタイミングが悪くて会えなかったから…2年ぶりに会えるんだ!


302 名前:彼女は××  300 :2005/12/09(金) 22:58:48 ID:ZsIsBUzV
急いで改札を出た僕はますみ姉さんを探す。どこだろう…きょろきょろと探してると懐かしい声が僕を呼んだ。
「ユウ君!こっちよ!」
声がした方向を見ると……ますみ姉さんだ。2年前より綺麗になったショートカットのますみ姉さんがそこにいた。
「久しぶりね、ユウ君。ちょっと背も伸びたみたいね。体つきも男の子らしくなったじゃない。
……元気そうで嬉しいわ」
ますみ姉さん……僕はこのセリフを聞いただけで2年間の努力が報われた気がした。
「ま、ますみ姉さんこそ背が……ごめん、伸びてないね。けど胸はまた大きくなったんじゃない?」
……し、しまった!久しぶりに会えたのに浮かれて、つい思ったことを口に出しちゃった…ど、どうしよう…
ますみ姉さん胸のこと気にしてたから気分悪くなったんじゃ……
「……言うようになったわね、ユウ君。そうよ、背は伸びてないし胸は大きく……なったわよ!」
そう言って僕の頭をつかんで、む、胸に抱きかかえたんだ!…あぁ、夢なら覚めないで……
久しぶりだなぁ…抱きかかえられるのって。僕が小学校時はよくしてくれたんだ。
けど大きくなったって…前までDカップってお母さんが言ってたから今は…E、なのかな?
「こんなとこで遊んでる場合じゃないわね、とりあえず家に行きましょう」
頭を離し、そう言って僕の荷物を一つ持って歩き出すますみ姉さん。あぁ、名残惜しい…
あれ?ますみ姉さんバス停じゃないの?タクシーで行くのかな?
後をついていくと国産のスポーツタイプの車の前で止った。まさかこれ、ますみ姉さんの車なの?
ドアをノックするますみ姉さん。
「彩、ユウ君来たから家までお願いね」
車のドアが開き出てきたのは……すっごい美人!僕より少し背は低いけど165pはあるんじゃないかな?
黒い髪も綺麗で腰まである。まるでモデルみたいだ…思わず見とれてしまった。
「ねぇますみ、この子があんたの弟分なの?聞いてた話だとひょろっとしたごぼう君と思ってたんだけど…
結構いい肉の付き方してるじゃないの。自分、なにかやってるんでしょ?」
そう言って腰のはいったパンチを打つ仕草をした。いい肉の付き方?な、なんだこの人?
「は、はい。一応空手をやってまして…ついこの間に初段をいただきました」
あっそう、とつれない返事…あなたが聞いてきたんじゃなの?それはないんじゃないですか?
「…僕の名前は…」
とりあえずますみ姉さんの知り合いだろうから自己紹介しないとね。
「知ってるわ。自分の名前、綾崎湧一でしょ?ますみから聞いてるわよ。ますみ、さっさと乗ってよ、車出すわよ!」
なに、この人…失礼な人だな。こんな人がますみ姉さんとなんで一緒にいるんだ?
「はいはい。さ、ユウ君は後ろの席ね。荷物はトランクにでも載せてね」
トランクに荷物を入れて後部座席に座る僕。…この人誰なんだ?



303 名前:彼女は××  300 :2005/12/09(金) 22:59:21 ID:ZsIsBUzV

ますみ姉さんによると、この美人の名前は国生彩(こくしょうあや)、大学に入ってからの親友だって言ってた。
いつも2人でいるんだって……意外だなぁ。性格が合わないと思うけど……
同い年って言ってたから今年で21才、この車は恋人のものを勝手に借りたんだって。やっぱり我侭なんだ…
こんな気の強そうで我侭な人の恋人なんて大変だろうな…僕はますみ姉さんが好きでよかったよ。
車の中では大学のことや一人暮らしの注意点などいろんな事を教えてもらった。
最初は一緒に大学まで行ってくれるんだって。二人で通学なんて…夢が広がるキャンパスライフ!ビバ大学!
一気にやる気が出て来たぞ。
今日は近くのお店で僕の歓迎会をしてくれるみたいだ。とりあえず荷物を部屋に置く。
1Kだけど結構広い、掘り出し物の物件だな。ますみ姉さんに感謝しなくちゃ。
……この隣にますみ姉さんが……さっきの胸の感触思い出したら興奮してきちゃった。
「ユウ君、どう、結構広いでしょ?」
うわっ!いつの間に入ってきたの、ますみ姉さん!ビックリしたぁ……
「ごめんだけど、彩がご飯食べたいってウルサイから、早くお店に行きましょ。今日はおごりよ」
そう言って僕の手を引くますみ姉さん。手、手を握ってもらえた…し、幸せだぁ〜。
「遅いよますみ!アタシを餓死させるつもり?」
アパートから出てきたらいきなり怒られた。なんだこの人、機嫌でも悪いのか?
「ゴメンゴメン、そう怒らないでよ。せっかくの綺麗な顔が台無しよ?」
「フン!あんたに褒められても嬉しくないわよ」
「あら、やっぱり静馬さんじゃないとダメなのかしら?静馬さん家の奥様には……」
あれ?この人急に真っ赤になったぞ?
「も、もう、ますみったら…さっさと行くわよ!どうせいつものとこでしょ?」
赤い顔でブツクサ言ってる…この人って結構かわいいんだな。照れてるんだ。
「ふふっ、じゃユウ君行こうか。ついて来てね」
あ、手、離されちゃった…ちょっと残念。けどいつかは堂々と握ってやるぞ。
そう心に誓いますみ姉さんの後を着いて行く。ついた先はこじんまりとした……居酒屋だった。


304 名前:彼女は××  300 :2005/12/09(金) 22:59:46 ID:ZsIsBUzV

(ますみ姉さんってこんな店に来てるんだ…大人だなぁ)
へんな関心をした僕はますみ姉さんの後について店に入る。
「いらっしゃい!お?魚雷コンビの来店か!いつもの席空いてるよ!」
威勢のいいお店の人が声をかける。魚雷コンビ?なんなんだろ?
席に着いたとたん、店員さんがビールの入ったすごく大きいジョッキ(ピッチャーっていうみたい)と
普通のジョッキ二つ、それにウーロン茶が入ったジョッキを持ってきた。
「はい、ユウ君どうぞ」
そういって空きジョッキにビールを入れて渡してくれる。ますみ姉さんやっぱりやさしいなぁ…
彩さんはウーロン茶を手に取る。車だから飲めないもんね。
あれ?てことはこの大きなジョッキのビールをますみ姉さんと僕で飲むの?
ど、どうしよう…僕お酒なんて飲んだこと無いよ…オドオドする僕。
「ん?自分、どうしたの?なにビビッてんのよ」
僕の様子に気づいた彩さんが聞いてきた。
「じ、実は僕、こんな店初めてで…お酒も初めてなんです。ど、どうしたらいいんですかね…」
そんな僕に彩さんは、ははっと笑って
「ますみがいるから大丈夫よ」
「けどこんなにあるビール、僕とますみ姉さんで飲むなんて…無理ですよ」
僕の言葉にウーロン茶を吐き出す彩さん。なんで吐き出すんだろう?
「自分知らないの?……今日はちょっとしたファンタジー、見られるかもね」
そう言って不気味な笑いをした。な、なにが起こるんだ?
注文を終えたますみ姉さんがジョッキを持つ。
「彩!何に勝手に飲んでるの。乾杯がまだでしょ!」
怒るますみ姉さん、謝る彩さん。
「だって、喉乾いてたんだもん。いいじゃないの」
こうやって見るといいコンビだ。親友というのもうなずけるな。
「さ、ユウ君ジョッキを持って…では、綾崎湧一君の大学合格を祝って…乾杯!」
「乾杯!」
そう言ってジョッキを合わせる二人。僕も真似して合わせる。なんだか嬉しくなってきた。
「僕のために…ありがとうございます!」
嬉しくて頭を下げる僕。頭を上げたらますみ姉さんのジョッキ空になってる。…ええ!もう飲んだの!
「ん?どうしたの、ユウ君。…もしかしてお酒初めて?」
ビールを注ぎながら聞いてくる、ますみ姉さん。頷く僕。
「そうなんだ。じゃ、今日はその一杯だけにしておきなさいね」
優しく微笑むますみ姉さん。はぁ〜かわいいなぁ〜。
次々運ばれてくる料理はどれも美味しかった。けど初めてのビールは苦くてあまり美味しく感じなかった。
少し頭もクラクラして来たし…一杯飲めるかな?コレが大人の味かぁ…みょうに納得してしまった。
ますみ姉さん、なんでこんなの飲めるんだろう?…って、もうビールが全部無くなってる!一人で飲んだの?
唖然とする僕。だって僕はまだ一杯目の半分ぐらいしか飲んでない。あの体のどこに入るんだ?
「ねっ、ファンタジーでしょ?けどこれからよ」
彩さんがそう言った。これから?えっ?何がこれからなんだろう…
「姉さん、久しぶり!最近何で来てくれないのよ〜。俺たち寂しかったじゃないのぉ〜」
突然話しかけてくるスーツ姿のおじさん達。だれ、この人達?右手にはお酒…日本酒の大きなビンを持ってる。
不審な顔をしてる僕に彩さんが話しかけてきた。
「あの人達…ますみのファンの人達よ。まぁファンというより、ますみを狙ってんだけどね」
な、なにぃ〜!ますみ姉さんを…狙ってるだとぉぉ〜!ゆ、許せん!
「ははは、何怒ってんのよ、まぁ見てなさいよ。ファンタジーの始まりよ」
そう言って笑う彩さん。ファンタジーって…なに?



305 名前:彼女は××  300 :2005/12/09(金) 23:00:19 ID:ZsIsBUzV

開いた口がふさがらない…こういった時に使う言葉なんだ。みょうに納得してしまった。
なぜなら目の前で起きている現実に口がふさがらないからだ。
目の前には大きなお酒の空ビン(一升瓶というらしい)が6本とスーツ姿の親父が2人、私服のおじさんが2人
転がっている。あっ、もう一人増えた。計5人と7本だ。
これは全部ますみ姉さんと飲み比べをした人達だ。この店の名物らしい。周りには見物人もいる。
「自分、なに口あけてボ〜っとしてんのよ。あんたの歓迎会なんだから料理食べなさいよ」
彩さんの一言で我に返る僕。
「な、なんなんですかコレ!どういうことなんです?」
当然の質問をする僕。
「はぁ?見て分かんないの?飲み比べよ。ますみお酒強いからね」
そう言って出し巻き卵を食べる彩さん。いやいや、そういう意味じゃなくてですね…
「ますみに勝ったらますみと付き合えるのよ。っていうかますみ、自分よりお酒強い人としか付き合わないって
決めてるの…だから正式には付き合った人いないわ」
………ええ!ま、ますみ姉さんと付き合うには、お酒強くないといけないんですか?
「まぁこの人達はますみのファン。一緒に飲みたいだけみたいね。最初はそうじゃなかったみたいだけどね。
何度も挑むうちにファンになったみたい。最近はこういうのが増えてきたからますみ、酒代が浮くって喜んでるわ」
唖然とする僕……その時倒れていたおじさん一人が立ち上がり、ますみ姉さんに抱きつこうとした。
コイツなにするんだ!僕が立ち上がる前に彩さんが立ち上がり見事な蹴りを食らわせる。
あ、あれは、ブラジリアンキックだ……僕あんな蹴りできないぞ?この人何者なんだ?
嬉しそうに倒れるオヤジ。周りからは拍手の嵐だ。
「さすが殺人魚雷コンビだ!」「おお!やっぱり凄いキレのキックだな」「次誰か行けよ。浮沈艦が待ってるぞ」
拍手に答える2人、もうなにがなんだか分かりません。
「ごめんね、ユウ君。せっかくの歓迎会なのに騒がしくしちゃって…そろそろ出ようか?」
そう言って伝表を持ち立ち上がるますみ姉さん。見物人から握手を求められてる…なんなんだ?
まだ口のふさがらない僕に彩さんが話しかけてきた。
「ね、ファンタジーでしょ?…ますみ、ここらじゃ沈まない船『浮沈艦』って呼ばれてるのよ。何人もの男が
ますみを物にしようと挑んできては返り討ちにあってるの。で、ついたあだ名が浮沈艦」
彩さんの説明に、みょうに納得してしまった。って、ダメじゃないか!ますみ姉さんと付き合うには浮沈艦を沈めなきゃ
いけないの?落ち込んでふと横を見る僕。カレンダーが張ってありその上には
『浮沈艦撃墜数累計80人』と書かれてる。
そのうち僕も数に入るのかな…



306 名前:彼女は××  300 :2005/12/09(金) 23:00:55 ID:ZsIsBUzV

「ん?どうしたの、ユウ君?少し酔ったの?」
暗い顔をしてる僕を見て、心配してくれるますみ姉さん。やさしいなぁ。
頷く僕。ますみ姉さんを見てるだけで酔いました。
「そう、お酒はほどほどにしときなさいね。あんまり飲んじゃダメよ」
やさしく微笑むますみ姉さん。……説得力ゼロですよ。
「ごちそうさま、ますみ。じゃ、アタシ帰るわ。きっと拓にぃ、寂しがってるからね」
店を出たら彩さんがそう言った。
「あら、寂しいのはあなたでしょ?今日だって静馬さんが来れなくなったから機嫌悪かったじゃないの?」
ふふっと笑うますみ姉さん。そうなんだ、彩さん彼氏が来なかったから機嫌悪かったんだ。
「うるさいわね!じゃあ、ますみに綾崎君、またね」
そう言って帰っていった。いいなぁ、幸せそうだなぁ。
「じゃ、私達も帰りましょうか、ユウ君」
そう言って歩き出すますみ姉さん。あれだけ飲んだのに平気みたいだ。ほんと、ファンタジーだ。
「あ、待ってよ、ますみ姉さん!」
……ま、しばらくはこのままでいっか。会えなかった2年間を考えたらなんてことは無い。
だってすぐそばにいるんだから…お酒もがんばって強くなったらいいんだ。そうだ、努力しよう!
そしていつかは飲み勝って彼女になってもらうんだ!……う〜ん、何かが違う気がするなぁ…
僕は首を捻りながらもこれから始まる新しい生活に胸躍らせている。

だって隣には好きな人が…ますみ姉さんが住んでいるんだから…


今、僕の目の前を歩いてる女性、森永ますみは僕の隣の住人であり、憧れの人、初恋の人である。
そして彼女はお酒が強い…そう、『彼女は酒豪』なんだ。

はぁ、僕の初恋どうなるんだろ……


307 名前: 300 :2005/12/09(金) 23:02:34 ID:ZsIsBUzV
どりあえず書けた分だけ投下しました

続き物なんですが需要ありますかね?

エロにはいくつもりです

308 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/09(金) 23:09:54 ID:s+TEV/9M
GJ。キャラが立ってて良かったよ〜。
エロ楽しみにしてる!

309 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/09(金) 23:40:47 ID:kDEXbxzK
>>307
他のスレからの追っかけです。
末永く続けてください
お願いします。。。


310 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/10(土) 00:25:47 ID:v0SdULEM
>>307
追っかけ2号。
saiが相変わらずでワロスwww

311 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/10(土) 01:24:10 ID:5U5OMUyD
>>307
追っかけV3!
新展開ですね(わくてか
続きをお待ちしてます〜

312 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/10(土) 04:08:16 ID:h2MBQdVc
>>307
おっかけライダーマン
まさかここでsaiの続編がみれるとわ(゜Д゜;)

313 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/10(土) 05:00:07 ID:WZ51qNO+
>>307
おっかけライダーX

期待してるぜぇ



314 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/10(土) 07:41:36 ID:zxgJdruc
>>307
おっかけライダーブラック
GJです。続き期待してます。

315 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/10(土) 10:40:24 ID:3LyOwV/A
>>307
おっかけライダーアマゾン
G・GJ!!!!!(グレイト・グッジョブ)
続きガンガレ超ガンガレ

316 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/10(土) 12:23:53 ID:6vf/zPhb
おいおい、馬鹿の一つ覚えみたいに、他スレからのおっかけ、おっかけって……
少しはココのスレの住人のことも考えようよ。
たとえ300氏が何処かのスレで話を投下していたとしても、それの話を持ち出すのは良くないだろ。
他所の話をココで延々とするのは、ココしか見てない人にとっては只の容量の無駄遣いでしかない訳で。
内輪ネタは、それをしてる(分かる)人以外は楽しくないという事を認識してるか?
頼むからココにいる人の事も少しは考えてくり。お願いだから。

とか言いつつ、俺がおっかけライダーストロンガーだったりするのは内緒だ。
……100%被ってる訳では無いと思ったから、527氏の話題を出さなかったのだけど。
ここまで読んで、気分悪くされたらごめんなさい。

317 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/10(土) 16:51:59 ID:RoYBeRMz
おっかけスカイライダーなワケだが、
ユウ君がますみのあの事を知ったらどうなるのだろうかとワクワク。

318 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/10(土) 20:23:19 ID:VAW0WMJr
彼は悲しくて涙も流さないだろう

319 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/10(土) 22:00:53 ID:pCtwC237
どこから来たか申告ぷりーず>ライダー諸君

320 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/11(日) 01:05:01 ID:PVrVwuzc
なんでストロンガーを飛ばすの?
っつーか君ら何者?

321 名前:320 :2005/12/11(日) 01:06:19 ID:PVrVwuzc
ごめんストロンガーいたわ。
じゃあスーパー1よろ

322 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/11(日) 01:17:16 ID:WCw400AF
いい加減うざったい。

>>319
気の強い娘がしおらしくなる瞬間に… 第4章
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1133794297/

323 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/11(日) 01:28:36 ID:ePmnKGIq
おっかけ組には悪いが正直このスレだと敷居が高くね?
エロに入ってどこまでやれるか評価はそれからだけど、ここまでのところ見るべきものは特にないかな。


324 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/11(日) 01:30:01 ID:DxSyjIaZ
おっかけライダーZO(知ってる人いるかな?)
かなえちゃん出ますか?
結構好きなんだけど…

気の強い娘がしおらしくなる瞬間も萌えるよな

325 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/11(日) 03:02:52 ID:zgSg53m+
まぁここは特に絡みに力をいれるスレだからね〜
とにかく頑張ってください

326 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/11(日) 07:26:49 ID:8qDa4j8r
新規ファンのレスが少ないじゃないか。
俺は追っかけじゃないが、実にGJです。キャラが立っていて素敵。

ギー 早くエロを見たい気持ちが半分
ギー エロなしでもいい、ゆっくりじっくり味わいたい気持ちが半分
どちらが本音かはシラヌ、シラヌ

327 名前: 300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/11(日) 12:31:26 ID:Sw0VcerO
みなさんありがたいお言葉感謝です
続きを考えてたので何処に投下しようか悩んでここにしました
このスレの住人様には迷惑かもしれませんがよろしくお願いします

エロがあまり得意じゃないので保管庫の作品を見て勉強してきます

続きはもう少し待っててください


328 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/12(月) 16:34:40 ID:lCDHsgH4
もう少しってどれくらいですか?(´・ω・`)

329 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/13(火) 07:18:18 ID:PSCdgmsg
<剣術指南>

「甘いっ!」
容赦のない一撃が、僕の横っ面に打ち込まれる。
かろうじて、目の辺りは避けたが、頬骨が砕けたかと思うような衝撃に目がくらんだ。
「まだまだ──」
完全に勝負があった一撃の後なのに、兵馬は、さらに喉に突きを入れてきた。
(がはっ!)
僕は血を吐いてもんどりうった──らしい。
床に倒れこむ前に失神していたから、よくわからない。

──気がつくと、僕は道場の隅っこに転がされていた。
頬が、火のように熱い。手で触れると、血がにじんでいた。
水が欲しい。
よろよろと立ち上がり、壁伝いに廊下に出ると、葉月が通り過ぎるところだった。
「──あら、辰之助さま。気がついたのですか?」
口調は丁寧だが、針のような視線に、僕はうつむいた。
その針は氷のように冷え冷えとしていて、しかも毒がたっぷり塗りつけてある。
「うん」
「また兵馬様に負けたそうで。──いい加減、みっともないと思わないのですか」
「……すまない」
「こんな弱い殿方が許婚とは、私の立場も考えてくださいませ」
「……悪い」
「それも聞き飽きました。──どいてくださいませんか。そこに立たれると邪魔です。
お客人──でもないですが、一応そうしておきましょう──にお茶をお出ししますので」
慌てて脇に寄ると、葉月は汚い物でも見るように僕を一瞥して奥へ入っていった。
実際、今の僕は見も心もボロ雑巾のようだが、その視線が傷口に塩を塗りこまれるように痛い。
惨めな思いで縁側から降り、裏手の井戸へ向かう。
冷たい水を頭からかぶり、ごくごくと喉を鳴らして飲んでやっと息がつけた。
幸い、骨は折れていないようだ。
夏にアバラを折られて寝込んだばかりだから、軽傷なのはありがたかった。
隣藩までも知られる同年代の麒麟児・兵馬には全然かなわない。
たとえ僕が家老の跡取り息子であっても情けないものは情けなかったが、それが現実だ。
兵馬の取り巻きとか、口さがない連中は僕のふがいなさをののしるけど、
──あいつは剣の天才だ。僕なんかが敵うわけがない。
それでも、地元の名門道場の娘である葉月が許婚の僕は、兵馬に勝たなくちゃ結婚もままならない。
それはいつになることやら。
葉月が痺れを切らして僕に冷たく当たるのも、こんなザマじゃ仕方ないかな。
もっとも葉月は、初めてあったときから僕に冷たかったような気がするが。
よろめきながら中庭に戻ると、離れに入っていく葉月が見えた。
なんとなく、そちらのほうに足が向かった。
葉月が離れに茶を運んで行くということは、
そこに、葉月の父でこの道場の主である一牙斎先生が客人と会っているということだ。
盗み見する気はなかったが、ぼうっとしている頭ではそこまで考えられなかった。
ふらふらと近寄った僕がぴたりと止まったのは、離れから凛とした声が聞こえたからだ。

「──では、どうあっても立ち合いはしていただけぬと」
「当たり前じゃ。親子で立ち合う道理などなかろう」
「出立前は、私が望まぬとも何度も立ち合いをいたしましたが」
「……あ、あの頃は、そなたも修行中の身じゃ。今とは違う」
「今も修行中の身でございます。一手ご指南を」
道場破り? 一牙斎先生のうろたえる声は珍しい。
でも、……親子?
立ち合いを望んでいる人の声は──女の人のようだった。
僕は離れの裏に回った。
窓からそっと伺って、あっと声を上げそうになった。

330 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/13(火) 07:18:54 ID:PSCdgmsg

(弥生さんだ──)
一牙斎先生の前に座っているのは、葉月の姉・弥生さんだった。
先生の長女で、僕や葉月の四つ上だから、もう二十歳になるはずだ。
剣の腕はめっぽう立って、道場にいる頃から天才の名をほしいままにしていた。
今年十八になる先生の跡取り・宗太郎師範よりもずっと上だと噂されている。
──僕も、そう思う。
三年前に女だてらに回国修行に出て行く前は、兵馬や宗太郎師範もまるで子ども扱いだったから。
女でなければ、そして「もう一つの理由」がなければ、きっと道場の跡取りになっていただろう。
(帰ってきてたんだ)
僕は心臓がドキドキしているのを感じた。
葉月も美人だけど、弥生さんはもっと美人だ。
柳のようにすっとした眉をしかめる様子さえ、美しい。
ん?
眉をしかめる?
──そう、弥生さんは、一牙斎先生を睨みつけていた。
今更ながら、僕は、離れにただよう重苦しい空気を感じてたじろいだ。
そうだ、立会い──。
さっき、弥生さんは、先生に立会いを望み、先生がそれを断ったんだ。
ぼんやりと思い出した僕の目と、弥生さんの眼がふと合った。
(まずい──)
盗み聞きする気なんかなかったけど、結果として、これは申し開きのないような盗み聞きだ。
しかも、先生親子の間の微妙な問題を。
弥生さんが騒ぎ立てたら──先生に怒られ、葉月に虫けらのように軽蔑されるだろう。
僕は目の前が真っ暗になった。
だが、弥生さんは、何事もなかったように視線を戻して先生を見据えた。
「では今日のところは諦めましょう。いずれは立ち会っていただきますが」
「む──」
先生はあいまいな返事をした。こころなしか、その背中が小さく思えた。
「──お茶が冷えます」
冷たい声で、葉月が言った。
また重い沈黙が離れを支配し、僕はそっとその場を後にした。

(──弥生さん、先生と立ち合いたくて戻ってきたんだ)
それは、先生に勝てる自信と実力が付いたということだ。
近隣諸国に知られた剣豪・鳴神一牙斎先生に。
僕には到底届かない、世界。
弥生さんは、女の人なのにその世界に届いている。
兵馬に打ちのめされたことや、自分の無力さを覚えた僕は、
まっすぐ屋敷に帰る気にならなくて、夕暮れの河原に下りた。
冷え始めた空気が、熱を持って腫れあがった肌に気持ちいい。
床にぶつけた衝撃のせいか、頭はぼんやりとして、耳鳴りがひどかった。
今日は色々なことがあって考えがまとまらない。
帰ろうと思って立ち上がった僕は、ふと、土手のずっと向こうに見慣れた人影があるのに気がついた。
(──葉月?)
きょろきょろと辺りを見回して河原に降りていく許婚の様子に
ただならないものを感じた僕は、その後を付けていった。
(今日は覗き見ばかりだな)
心の中で苦笑した瞬間、僕の心臓が凍りついた。
「遅かったじゃないか」
葉月にかけられた声は、兵馬のものだったからだ。

331 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/13(火) 07:19:26 ID:PSCdgmsg

「ごめんなさい、弥生が居座っていてなかなか抜け出れなかったの」
葉月の華やいだ声が聞こえる。
四つ年上の姉を憎憎しげに呼び捨てたことよりも、声の甘さが僕を愕然とさせた。
思わず近づいて、茂みの中から向こうを伺う。
「──?!」
葉月は、兵馬に口を吸われていた。
街娘たちがうっとりと見送る美丈夫と、町奴たちが振り返る美少女が
唇を合わせる姿は、旗から見れば一幅の絵のようだったかもしれないが、
無論のこと僕は、そんな感想をもてなかった。
葉月は、僕の許婚だ。
──それが何故?!
頭の中が真っ白になる僕の目の前で、口付けは長く続いた。
二人が口付けを終えたときも、葉月と兵馬の唇は唾液の銀色の糸でつながっていた。
口を吸っている間よりも、葉月が、その糸を舌でぺろりとなめ取ったのを見た時のほうが
僕の受けた衝撃は大きかった。
だが、二人は、もっと破廉恥な事を始めるつもりだった。
「葉月、口取りをしてくれよ」
兵馬がにやにやと笑いながら言った。
「ふふふ、いいわよ」
葉月が楽しそうに笑いながら、兵馬の前にしゃがみこむ。
慣れた手つきで袴を下ろし、下帯を緩める動きを見ながら僕は、
葉月の笑顔を見たのは幾月ぶりだろうか、と馬鹿な事を考えていた。
下帯から解放されて、ぶるん、と勢いよく飛び出た兵馬の男根に、葉月が愛おしげに唇を這わす。
口を開いて先端を受け入れた。──僕の婚約者が。
じゅぷじゅぷという湿った音は、まだ性交経験がない僕が離れて聞いていても
はっきりと分かるくらいに巧みで熱心なものだった。
「ふふ、相変わらずしゃぶるのが上手いな、葉月は。
──辰之助に嫁いだら、あいつにもしてやるのか?」
「まさか。──あんな愚図にしてやるわけないじゃない。
手を触れられるのも気持ち悪いというのに」
「そりゃ、残念だ。お前の口取りは最高なのにな」
「他の男のものならともかく、辰之助のだけは嫌よ」
憎々しげに言い放つ葉月の声は、どこか遠くから聞こえるようでいて、
そのくせはっきりと、僕の頭の中に響いた。
(あいつ、そんなに僕のことが嫌いだったんだ……)
家に帰って、葉月との仲を破談にしよう、あの娘を解放してやろうと
ぼんやりと考えた僕の耳に、それをぶち壊す会話が入ってきた。
「で、辰之助との縁談は進んでいるのか?」
「ええ、父はとにかく話をまとまらせたがっているわ。
最近体調も悪いみたいだから、気力も弱って母の言いなりよ」
「はは、あの爺い、そろそろくたばるか」
「家老家との婚姻だ、目の黒いうちに決めたいよな。お前ももう少しでご新造さんか」
「ふふふ」
葉月はにやりと笑って兵馬の男根の先をじゅるりと吸い上げた。
美丈夫の端正な顔が快楽に歪む。
「おおっ、出すぞ」
兵馬が、葉月の頭を抑えつけ、眉をしかめた。
腰の辺りが小刻みに震えている。
精を放っているのだ。──僕の許婚の口の中に。
葉月は当然のように、兵馬に口内への射精を許した。
ため息をついて兵馬が男根を抜くと、葉月の唇との間を精液が糸を引いて伸びた。
「ふふ、相変わらず、すごい量ね」
葉月は口の中の兵馬の精を固めて吐き出した。
ねっとりとした塊が河原の砂の上に落ちる。
「はは、さすがに飲まないか」
「今はちょっとね。──でもあの愚図と結婚したら貴方の飲んであげるかも。
兵馬の精を飲んだ唇で、あいつの口吸いに応じてやろうかしら」
「そいつはいい」
兵馬はケラケラと笑った。

332 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/13(火) 07:20:03 ID:PSCdgmsg

川の水を口をすすぐ葉月の尻に、兵馬の手が伸びる。
「──じゃあ、縁談を決めるために、一度だけ辰之助に試合に勝たせてやるか」
「そうね。兵馬に勝てたら結婚してもいい、という感じになっているから」
「まぐれ勝ちでも何でも、御家老家と爺いにとってはそれで格好が付くだろう。
俺にも体面があるから、傍から見て八百長というのがはっきり分かる形にはするがな」
「ふふふ、けっこう負けず嫌いね」
「あの愚図にもわからせてやるのさ。次代の家老殿に、この先一生の貸しだ」
「悪い人ね」
「十日後に、爺いの前で立ち合いをしてやる。あの愚図の、最初で最後の晴れ舞台だ」
まるで芝居か何かのように、すらすらと流れるやり取りを、僕は観客のように聞いた。
「ふふ、そこに惚れているんだろ。──人妻になった葉月を抱くというのも愉しみだな」
「ええ、ちょくちょく来てよね。まあ、私は何も変わらないけど。
あ、でもこれからは私の中で出しても良くなるわね」
兵馬はニヤニヤと笑った。
「俺の子を産むか?」
「ええ。あいつとは、赤さんのできない日に我慢して二、三度やって、
あとは兵馬から精をもらうわ。──愚図の子はいらないもの」
「家老家の跡取りは、他の男のタネか」
「ふふ、兵馬の子が家老になったほうが、よっぽど藩のためになるわよ」
「それじゃ、それまでは葉月の中に出すのはご法度だな。
花嫁がでかい腹を抱えてたんじゃ洒落にもならん」
葉月は帯を解いて白い太ももをむき出しにした。
河原の大石に手を着いて、兵馬に尻を捧げる。
兵馬が背後からかぶさった。
僕の婚約者が僕の敵と交わる様子は、涙でぼやけていたはずけど、
なぜか、これ以上ない、と言うくらいにはっきりと見えた。
葉月の股間から聞こえる粘液質な音も、続いている二人の会話も頭の中に執拗にとどろいた。
「ふふ、兵馬のほうの縁談も進んでるわよ」
「ああ、弥生とか。──お前の母親は、よっぽどあの姉弟のことを嫌っているらしいな」
「もちろん。メカケ腹の宗太郎に道場の跡を継がせるなんて許せないらしいわよ、母上は。
同じメカケ腹だけど、弥生の婿に兵馬を迎えて跡を継がせたほうが何倍もマシだって。
もっとも父が死んで落ち着いたら、弥生のほうも追い出すつもりでしょうけど」
「あの女は、あの女で味がよさそうだがな」
「まあ、憎たらしい」
葉月はあだっぽく笑いながら腰をひねった。
兵馬が軽くうめき声を上げる。
二人の交わりはいっそう激しくなっていった。
ぐちゅぐちゅという粘液の立てる音と、ぱんぱんと肉と肉がぶつかる音が響き、やがて──。
「ううっ、出すぞ。顔を出せ──」
兵馬は、女陰から男根を抜くと、ひざまずいた葉月の顔の前に突き出した。
「ああ……」
葉月の顔──女が一番気を使って綺麗に見せようとする部分に、兵馬の精がかかる。
僕の許婚は、僕の敵の精液を喜んで顔に受けた。
その様子に、僕は、不思議と衝撃を受けなかった。
もう心が乾いて、麻痺してしまったからかもしれない。
ただ、僕はしびれきった頭で、
(──弥生さんまで、騙され、利用されそうになっている……)
そのことだけを申し訳なく思った。
僕が弱いから、僕が情けないから、──こんなことになっているんだ。
兵馬と葉月。
お似合いの、力のある二人。
僕の人生は、彼らの餌でしかない。
僕は怒りよりも、脱力感でいっぱいになっていた。
息をすることすら億劫になっていた。
いっそこのまま、呼吸を止めて、ここで朽ち果てたかった。
──膝を付きそうになった僕の肩に、そっと手を置いた人がいた。
のろのろと振り返って、僕は息を飲んだ。
弥生さんが、悲しい目をしてそこに立っていた。

333 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/13(火) 07:20:46 ID:PSCdgmsg

「とりあえず、ここを離れましょう」
弥生さんは、僕の肩を抱きかかえるようにして河原から去った。
一緒に歩く僕は、もう頭の中が真っ白で、どこをどう行ったのかすら分からない。
気がついたとき、弥生さんと僕は、僕の家の近くにあるうらびれたお堂の前にいた。
「ここは──?」
「私の今夜のねぐらです」
弥生さんはちょっと笑った。
ねぐら、というちょっと乱暴な言葉が、弥生さんの口から聞けるとは意外だった。
「……弥生さん、道場に帰ってきたんじゃないんですか?」
「そう……ですね。どうするか、決めかねているところです。家は、居心地が悪いですから」
弥生さんは目を伏せた。
先ほどの事を思い出して、僕も押し黙った。
「何もありませんが、少し休んでいってください」
お堂の中に入って、僕は弥生さんから水を貰った。
竹筒の水を飲み干すと、先ほどの光景が頭の中に浮かんでくる。
麻痺していた感覚が戻り、乾いた心に水気が与えられて──痛みがぶり返した。
「──葉月……」
小さい頃から、仲が良いわけではなかった。
許婚に決められてからは、ことさら僕に意地悪で冷たかった。
それが愛情の裏返しなのだ、なんて思い違いはしていなかったが、
いずれ妻に迎える以上、たとえ愛情がなくても、お互い誠実に家を守ろうとは思っていた。
それが、あんなふうに裏切られていたなんて。
しかも、葉月は、これからも僕を裏切り続けるつもりだった。
情けない。
僕はぼろぼろと涙をこぼした。
飲んだ水が全部涙になるようだった。
「葉月のこと、姉として申し訳なく思います。──あの子は、父が育て方を間違えました」
弥生さんが目を伏せながら言葉をかける。
「妾腹の私や宗太郎と違い、正妻の義母から生まれた子なので、父はあの子を甘やかしすぎました。
私が家を空けた三年間で、これほどまで心の冷たい我儘な女に育っているとは思いませんでした」
弥生さんが家に戻らないでこんなお堂に寝泊りしているのも、葉月と何かあったんだろうか。
頭の中を圧迫する葉月への怒りと絶望感の隅っこで、ふとそんな思いが浮かぶ。
眼を伏せていた弥生さんが、ふと顔を上げたので、僕はどきりとした。
弥生さんは、まっすぐに僕を見つめた。
「──勝ちたいですか? 兵馬どのに」
「それは──」
その名を聞いて、頭の中に葉月の隣に兵馬が並んで浮かび、僕は身もだえした。
葉月を抱き、僕を馬鹿にし、陥れようとしている男。
僕が絶対に敵わない事を分かっているのに、ことさら挑発してくる男。
怒りと絶望感に、嫉妬と悔しさとが加わり、僕は発狂寸前になった。
誇りまみれの床に突っ伏し、拳でどんどんと木板を叩く僕に、天から静かな声が降ってきた。
「立ち合いは十日後、と言っていましたね。──勝たせて差し上げましょう」
「……え?」
意外な言葉に、僕は思わず、息を呑んだ。
弥生さんは静かに頷いた。
「兵馬どのに、勝たせて差し上げます。向こうの思っているような片八百長ではなく。
──正真正銘、誰もがわかるような本当の勝ち方で」
「そんな……無理だよ」
あの麒麟児に、僕なんかが勝てるわけがない。
「一牙流。父が衰え、弟も未熟な今、その正統な剣理は私にあります。それを辰之助様にお授けしましょう。
流派の名誉を穢した葉月と兵馬どのを、討ってくださいまし──」
弥生さんの瞳から、すうっと涙がこぼれるのを僕は見た。
葉月と兵馬が不貞をはたらくあの光景は、
弥生さんにとっても、信じ、全てを掛けていたものが壊れた瞬間だったのだ。
「──勝ちたい」
僕自身の悔しさより、弥生さんの涙がその言葉を引き出した。
「ありがとうございます。きっと、あの悪逆の徒を討てる力をお授けします」
弥生さんは涙をぬぐって立ち上がった。

334 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/13(火) 07:21:12 ID:PSCdgmsg

──決心したつもりでいたけど、お堂の前で弥生さんに対峙した瞬間、覚悟が萎えるのを感じた。
静かに青眼に構えるだけの弥生さんに、腕も膝もぶるぶると震え、打ち込みはよろばうようだった。
こんなんじゃ、こんなんじゃ──。
必死になればなるほど、身体が動かない。
兵馬と葉月の嘲笑う声が聞こえた。
僕は、臆病者だ。それも、努力すらできない。
それがどんどんと僕の気力を奪っていった。
受け太刀をする弥生さんが、いつため息をついて木刀を投げ出すか、僕は恐かった。
やがて──。
体力はあまっているのにもう打ち込む気力さえなく、
ただ突っ立っている僕に、弥生さんがすっと木刀を降ろした。
ああ、せっかく協力してくれようとしている弥生さんにまで愛想をつかれた。
僕は情けなさでいっぱいになってがっくりと膝を付いた。
「──なかなか筋がよろしゅうございます」
「……え?」
「私の見るところ、兵馬どのはおろか、宗太郎よりも随分上でございます。十日あれば、十分」
「そ、そんな馬鹿な」
「──ただ、剣理をものにするには、辰之助様が閉じ込めているお心を開く必要がありますが」
弥生さんは、僕が予想だにしなかったことを言ってから、しばらく考え込んでいた。
やがて、弥生さんは小さく頷いて、僕を真正面から見て声を掛けた。
「そろそろ、夜になります。今はこれ以上続けても、辰之助様のお家の方が心配するでしょう。
一旦、お戻りくださりませ。……そして今宵、子の刻(午前零時)にもう一度ここに来てくださいまし。
私のほうも、準備をしておきます」
「あ、ああ、うん。……ね、子の刻だね」
弥生さんの静かな気迫に気おされ、僕は逃げるようにしてお堂を後にした。

屋敷に戻った僕は、湯を使い、床に入ったが、子の刻までもんもんとして過ごした。
稽古をつけてもらうのに、少しでも体を休めておかねばならないとは分かっていても、
今日あったいろいろなことを思い出すと、布団の中で身もだえして苦しむ以外になす術がなかった。
すっかり疲れきったころ、子の刻に近づいた。
悄然として身を起こす。
屋敷を抜け出して弥生さんの泊まっているお堂に行った。
「あれ?」
戸をあけてみると、お堂には誰もいなかった。
弥生さんはどこかへ行ったのだろうか。
やっぱり僕に愛想をつかして家に戻ったのかもしれない。
うつむいた僕は、お堂の中の雰囲気が、先ほどと違うことに気がついた。
なんだろう。──あ、床だ。
先ほど来たときは埃だらけだった床が、きれいに拭かれている。
古い木床だからぴかぴかとは言えないけど、塵一つないくらいに丁寧に掃除がされている。
「道場では掃除が最初の修行だと思いなさい」
弥生さんが回国修行に出る前、よく言っていたのを思い出した。
僕はけっこう守ってきたつもりだけど、
弥生さんが出て行ってからは道場の掃除はあんまり丁寧じゃなくなった。
宗太郎さんは師範になったし、兵馬たちはあんまりそういうことをしたがらなかったからだ。
最近では僕が掃除する姿は、連中のからかいの格好な的になっている。
「お待たせしました──」
ぼんやりとそんなことを考えていると、後ろから声をかけられた。
「弥生さん……」
「申し訳ありません。掃除に思いのほか手がかかりまして。
その後に友人の家で残り湯を貰っていたら、すっかり遅れました」
弥生さんの頬がほんのり桜色に染まっている。
こんなときなのに、僕はどぎまぎとした。
「では、中にどうぞ」
弥生さんはお堂に入って僕を手招きした。
てっきり先ほどと同じように、外で稽古するものだとばかり思っていた僕は、
ちょっと意外な感じがしたが、招かれるままにお堂の中に入った。

335 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/13(火) 07:21:38 ID:PSCdgmsg

弥生さんは、綺麗になった床にきちんと正座した。ぴしっと背筋が伸びている。
僕も相対して正座したけれど、体が痛いので背筋はあまり伸びていない。
「先ほどの件、あの後、父に問いただしてきました。──父もうすうすは知っていたようです。
兵馬どのに私をあてがうことも事実だそうです。……情けなくなりました」
黒い瞳が揺れている。──こんな弥生さんは、初めて見る。
「みんな、グルって言うことか」
「父は、ずいぶんと気が弱くなりました。もう誇りも気概もなく、義母や葉月の言いなりで
事を荒立てることなく道場を残すことしか考えておりません。
……いいえ、ずっと以前から、鳴神一牙斎は剣人の誇りを失っておりました」
弥生さんの、美しい唇がぎゅっとかみ締められた。その端がぶるぶると震えている。
一牙流剣術──鳴神家に全てを捧げてきた女(ひと)にとって、
先生や葉月の背信や、それを知って正さない態度は絶望的に悔しいのだろう。
血を吐くような告白に、かける言葉すらなくて僕は押し黙ったままだった。
「……辰之助様」
弥生さんは、小さな声で呟いた。
「何? 弥生さん……」
「勝ってくださいまし……兵馬どのと、葉月に、勝ってくださいまし」
「む、無理だよ。あいつとは、実力が違いすぎる……」
僕は自嘲の言葉を吐いた。
兵馬がたくらんでいる通り、僕は当日さんざんなぶりものにされたあげく、
誰から見てもお情けと言う形で勝ちを譲られるのだろう。
「──」
うつむいた僕の前に、何か暖かくていい匂いのするものが近づいていた。
「──大丈夫です。この手を見れば分かります……」
弥生さんが僕の手を取っていた。
「稽古を怠っていた人は、こんな手をしていません。
それに、道場の掃除、辰之助様が一人でやっておられたのでしょう?」
「な、なんで分かるの?」
「裏に干してある雑巾、全部二つ折りのまま干しておりましたもの。
あれは、辰之助様の悪い癖です。──乾くのが遅くなります」
「あ……」
そう言えば、昔そのことで弥生さんに怒られたことがあった。
「でも、絞る手はずいぶんと強くなられました。よく繕ってありますが雑巾はみなボロボロです。
知っていますか。竹刀を握る手は、雑巾を絞り上げるようにして持つのです」
「……あ」
弥生さんは僕の手をぎゅっと握った。
「掃除だけではありません。辰之助様が誰よりも基本稽古を積み重ねたこと、
このお体を見ればわかります。兵馬どのなどよりずっと上。
後は、自信を持って、この力を閉じ込めている弱気な子供の心を開いて、大人になるだけ。
──弥生はそのお手伝いをいたします」
弥生さんが立ち上がった。
僕は竹刀も取って立ち上がろうとしたが、弥生さんは首を振ってそれを止めた。
「今は竹刀は必要有りません。──お堂の扉を閉めて、閂をかけてください」
竹刀を使わない稽古? 口伝? 無刀取りの練習?
僕は混乱しながらも、弥生さんの言う通りにした。
「閉めまし──!?」
──振り向いた僕の前には、全裸の弥生さんがいた。
「──弥生が、辰之助様を、大人の男にして差し上げます。
今までに蓄えた力を全て使える、強くて立派な、大人の男に……」

336 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/13(火) 07:23:46 ID:PSCdgmsg
とりあえず前半投下。
・・・前半は愛も優しさもないNTRセックルしかなかったΣ(゜Д゜;)
ごめんなさい。

337 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/13(火) 08:04:39 ID:yXuQBhg9
イイ!!相変わらず上手いな〜。すごいよ。
後半でのエロと、鬱を吹き飛ばすカタルシスを期待してます!

338 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/13(火) 09:45:13 ID:B4O7u0zj
某格闘漫画の主人公が童貞捨ててパワーアップしたのは
理解不能だったがこちらは良いッ!
納得できるぞッ!

339 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/13(火) 10:54:29 ID:Bexhe6Ml
すげーっすね!後半メッチャ楽しみです!GJ!

340 名前: 300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/13(火) 13:36:51 ID:SPrQfXcN
続きできましたので投下します

341 名前:彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/13(火) 13:37:49 ID:SPrQfXcN

ファンタジー?な歓迎会から2週間がたち、あれ以来僕は毎晩お酒を飲むようになった。
ますみ姉さんの隠れた能力を目の当たりにしたからね。
お酒で飲み勝てたらお付き合いできる…逆に言えば勝たないとお付き合いできない。
普通の告白じゃダメなの?って思ったけどダメみたい。
実際に何人もの人に告白されてたみたいだけど全部断ったんだって。そう彩さんに教えてもらった。
なかには医学生や青年実業家なんていたらしい。僕とは月とスッポンだ。
やっぱりますみ姉さんって、人気あるよなぁ…昔からそうだったもん。
昔は生真面目だったから交際より勉強!って感じで断ってたもんなぁ。
大学に入ってからいい意味で変わったんだね、ますみ姉さん。
……けど変わるにも程があると思うよ。なんでよりによって酒豪になんて変わったんだろ?
…ハァ、またため息が出たよ。

僕は毎日のお酒飲み特訓の成果で少しづつだけどお酒が飲めるようになってきた。
ようやくビールを二本まで飲めるようにはなったけど、ますみ姉さんにはまだまだ遠い……遠すぎるよなぁ。
例えるなら竹ヤリで戦艦大和に戦いを挑むようなものかな?
それともライオンに素手で戦いを挑むつぶやき○ロー……どちらも絶望的だ…
冷静に分析した自分の立場にみょうに納得した……ハァ、気か滅入るなぁ……
おまけに同じ大学に入ったからといっても、いつも一緒にいれるわけじゃないしね…計算外だったよ。
昼間は講義が違うからなかなか会えないし夜はますみ姉さん、バイト先のファミレスで働いていることが多いしね。
好きな時に会うって訳にはいかないみたい。
ますみ姉さんのファミレスの制服姿……み、見てみたい!…写真貰えないかな?
う〜ん、近くにいるのに好きな時に会えないってのもツライんだな…
そういえば毎日ビール飲むのって結構お金かかるんだよね。
仕送りでどうにか生活は出来るけど…僕もバイト探そうかなぁ。

ますみ姉さんの高校の制服姿の写真を見ながら考える僕。壁、透けて見えないかなぁ……


342 名前:彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/13(火) 13:38:37 ID:SPrQfXcN

ユウ君が引っ越して来てから2週間、こっちの生活にも慣れたみたい。少し安心ね。
それにしても私と同じ大学に来るなんて…ビックリしたわ。
ユウ君、勉強はあまり得意じゃなかったし、体も細くて今みたいな男の子の体じゃなかったしね。
『ますみ姉さん、ますみ姉さん』って、よく私を慕ってくれたユウ君。
私が出て行く日の涙を我慢してる顔は今でもはっきり覚えてるわ。
寂しがりで気が弱くて、けどやさしい子…フフッ、ほんとにかわいい子ね。
引っ越す時は私がいなくなったらどうなるのかと心配したけど…引っ越しして正解だったみたいね。
私がいなくなった事で男の子として少し成長したみたい。
私が引っ越ししてから空手を始めたと知った時には『ユウ君が空手?』と驚いたし、
それと同時に雛鳥が巣立つような気がして少し寂しく感じたわ。
もう私の後ろをついてくるユウ君じゃなくなったのかな、と思ったけど…やっぱりユウ君はユウ君ね。
今でもこんな私を慕ってくれるなんて……うれしいわ。
けどユウ君には、早くいい人を見つけて本当の独り立ちをしてほしいわね。
…フフッ、いい人って何よ?自分自身があの人を忘れられなくて一人なのに…バカみたい。
お酒が私より強い人じゃないとダメなんて……ウソ。ただあの人を忘れられないだけ…
あの人の代わりを探してるだけ……諦めたはずなのに、忘れたはずなのに……
あんなにツライことがあったのに……忘れられない私…
フフッ、あれは天罰ね。親友を裏切ろうとした私への天罰…
あ〜あ、彩の恋人じゃなければなぁ…奪い取ったのにな。
どこかにいないかな?お酒が強く、やさしくて素敵な人。
…う〜ん、やっぱりお酒は譲れないわね。こんなことだから彩に胸の中身はアルコールと言われるのね。

そんなことを考えながらビールを飲む私。やっぱり朝はビールね。目が覚めるわ。


343 名前:彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/13(火) 13:39:26 ID:SPrQfXcN

「ユウ君バイト探してるんでしょ?紹介したいところあるんだけど、どうかな?」
渡りに船とはまさにこういう事なんだろうな。
バイト経験が無い僕にはなかなかバイトが見つけられなかったんだ。そこにますみ姉さんの助け船。
いつも困った時には助けてくれる、僕にとってはスーパーマン…いや、女性だからスーパーガールかな?
話を聞くとテニスサークルの先輩の彼氏の実家が空手の町道場をやってるんだって。
そこでチビッ子に空手を教える人を探してるみたい。
ひと月に4万円と給料はあまりよくないんだけど、好きな空手でお金が貰えるならと二つ返事でOKしたんだ。
もしかしたらますみ姉さんに男らしさを見せることが出来るかも…って下心があったのは内緒だけどね。
ますみ姉さんからバイト先を紹介された次の日、さっそくその町道場に挨拶に行く。
何事も最初が肝心だからね。館長の名前は池田清正さん。五十五才になるんだって。
息子さんがサラリーマンになってから道場にあまり来なくなったと嘆いてた。
稽古をつけてもらったんだけど…歯が立たなかった。
見た目はちょっと背の高い普通のおじさんなのに、物凄く強い!
空手って奥が深いんだな…みょうに納得してしまった。
池田館長にはこれからも稽古をつけてもらえる事になった。嬉しい誤算だ。
稽古は面接試験も兼ねていたみたいで僕は合格したんだ。
腕はまだまだだけど突きや蹴りはきれいだから小さい子に教えるにはちょうどいい、と言ってくれた。
これって褒められてるのかな?どうなんだろ?
道場には週に三日間、火木土と入ることになったんだけど…
よく考えたらますみ姉さんに会える時間が減る訳で…
かといってお金が無いのは困るし…
ハァ、一人暮らしって大変だなぁ…今更ながら実感したよ。いつかはますみ姉さんと二人で暮らしたいなぁ…
…考えてても仕方ないか。うん、まずはバイトだな!
稽古をつけて貰えて体も鍛えれるし、お金ももらえる!…少ないけどね。
お金を貯めてますみ姉さんをデートに誘おう!
そうだ、いつまでもため息ばかりじゃダメだよね、よし!がんばるか!
がんばってお酒も強くなっていつかは飲み勝つぞ!……って無理だよなぁ…

ハァ…ますみ姉さんの事を考えるとため息だらけの僕。この近くて遠い距離……どうにかできないかな…


344 名前:彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/13(火) 13:40:07 ID:SPrQfXcN

「綾崎君はあれか、女はいるのか?」
第3土曜日の夕方、チビッ子に稽古をつけた後、道場を掃除してたら池田館長に聞かれた。
「い、いませんよ!ぼ、僕にはまだそんな余裕ないですから!」
と、突然何言い出すんだ、館長は!
「はっはっはっ、いや、悪い悪い。そんなに怒らんでくれよ。しかし君位の年の頃には女の2、3人はいないと
ダメだろ。いつからいないんだ?こっちに来てからか?田舎にはいるんだろ?」
そう言って小指を立てながら笑う館長。げ、下品な人だったんですね。
「こっちに来てからって……地元でもそんな人いませんよ!」
僕はますみ姉さん一筋だったから他の女性になんて興味がなかったんだ。
「だめじゃないか、なかなかのいい顔してるのにもったいないぞ。そんなことじゃいざという時どうする?
空手や喧嘩と一緒で場数だよ。女を喜ばすには場数を踏まないとダメだぞ、綾崎君」
よ、喜ばすって…ば、場数って……バンバン肩を叩きながら笑う館長。
そういえば僕、あまりそういう知識がないぞ?
確かにそうだ、言われてみればそうだよね。このままだったらいざという時困るよね。
……まぁ、その時が来るかは分からないけどね。っていうか来るのかなぁ…来てほしいなぁ…
そんな暗い顔した僕肩を館長は笑いながら叩いてきた。
「なに落ち込んどるんだ綾崎君。よし!君の歓迎をかねてワシがいいとこ連れて行ってやる!
この間、息子に聞いてからずっと行ってみたい場所があるんだよ。さっそく行くか、綾崎君」
ど、どうしよう…正直な話、興味はある。僕も男だしね…
けどなんだかますみ姉さんを裏切るような気がして…
「なにを悩んでるんだ、綾崎君。男ならどんとぶつかれ!」
僕は強引な館長の誘いを断れずに結局一緒に行くことにしたんだ。

ホ、ホントは行きたくないんだよ?け、けど何事も経験だし、しょうがないよね?



345 名前:彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/13(火) 13:40:29 ID:SPrQfXcN

館長が連れてってくれたのはセクキャバってとこだった。なんの店なんだろう?
「か、館長、僕こういう所初めてで何がなにやら分からないんですが」
黒いスーツを着た店員に通された店の中は暗くてミラーボールが回っている。
マイクで何かを喋っているけど音楽がうるさくてあまり分からない。
「おう、ワシも初めてでよく分からん。言っただろ綾崎君、場数だよ場数。一緒に場数を踏もうじゃないか!」
一人ずつ座るように分かれたシート席。僕は席に案内される時にこの店がどんな店かを知ったしまった。
席に案内される時に通路を歩くと、他のお客さんが何をしているか丸見えな訳で……
上半身裸の女の子と抱き合って、む、胸をくわえたり、キスしたりしてる!
ど、どうしよう……ぼ、僕、場違いだよね……横の席に座った館長を見る。うれしそうだ。
(ああ〜、なんでついてきちゃったんだろ…帰りたいよ)
僕の心の叫びも空しく女の人が僕の前に立つ。し、下着姿だ!
暗くてよく分からないけど結構若い人みたい。
「いらっしゃ〜い!ミカで〜っす。ちょっとごめんね」
そう言って僕の膝の上に抱き合うように座った。…ええええ!
「お兄さん、飲み物ビールでいい?」
僕の首に両手を回して聞いてくるミカさん。訳も分からず頷く僕。心臓がバクバクしてる。
店員さんが持ってきてくれた缶ビールを落ち着くために一口飲もうとした僕。
「あはは、そう焦らなくてもアタシが飲ませてあげるわよ」
そう言って口に含み、ぼ、僕にキスしてきた!
「ふぐ!ん、んん!…ゴクゴク…ごくん」
く、口移しでビールを飲ませてくれた…う、うう…初めてのキスだったのに…涙が出てきた。
「どう?美味しかったでしょ……って、どうしたのよ!何で泣いてるの?」
そんな僕の様子に気づいたミカさん。慌てて聞いてきた。
「ぼ、僕…今のが始めてのキスだったんです…す、好きな人いるのに…う、うう…」
うつむいて肩を震わせる僕。
「え?ええ!そ、そうなんだ…ならなんでこんな店くるのよ」
当然の質問だよね。僕は来るようになった経緯を話した。
「ふ〜ん、いざという時の場数を積む為にって無理やり連れてこられたんだ…
確かに自分の男がヘタだとテンション下がるわよね……よし!アタシがレクチャーしてあげよっか!」
そういってブ、ブラを外して僕の頭を抱きかかえてきたんだ!
(い、イヤだ!やっぱりイヤだ!か、かんちょ〜助けてくださ〜い!)
もがきながら横を見ると、館長すでに女の人の胸に顔を埋めてる……ま、ますみ姉さ〜ん助けて〜
「ほら、暴れないの。…アン、乳首に当たって気持ちいいじゃない。ほら、早くくわえなさいよ…
優しくしないと嫌われちゃうぞ」
そう言って顔に胸を押し付けてきた。…や、やわらかい…
「うふふ…君かわいいから…お姉さんがいっぱい教えてあ・げ・る・ね?…チュッ!」

耳元で囁くその言葉に僕の頭はしびれて来た……やっぱりイヤだ!た、たすけて〜!



346 名前:彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/13(火) 13:40:51 ID:SPrQfXcN

今日は第3土曜日。私があの人と会える数少ない日。会えるといっても彩と3人で食事するだけ。
2人が付き合う前から続いてる食事会。けど私には凄く大事な日。
以前はよく彩と二人で家に遊びに行ったりしたけど2人が同棲しだしてからはあまり行ってない…
お邪魔虫にはなりたくないしね。
繁華街での3人での食事は楽しかったわ。この時だけは彩も私があの人に甘えるのを許してくれる。
フフッ、ユウ君がこんな私を見たらビックリするだろうな…そんな事を考えながら店を出る。

私とあの人の出会いは先輩の紹介。2人でした食事会で、いいなぁと思ったのが始まりだったわ。
その時に彩の知り合いで以前から相談されていた恋の悩みの相手だと知ったの。
友人の思い人だと知った時は諦めようとしたけど…ダメだった。
彩を裏切ってまで私の物にしようとしたの…お酒に酔ったあの人を騙して抱いてもらってね。
私、初めてだったから絶対に責任取ってくれる…そう考えて。
けど、あの人は彩のことしか考えてなかったの…あの人、私とエッチした事で後悔しかしなかったわ。
それを知った私は彩に全てを告白した…好きな人と友人、一度に2人無くすのを覚悟してね。
けど、彩は…私のために怒ってくれた。
『ますみとエッチして後悔してる?アタシの親友をバカにしないで!』ってね…
恋人は出来なかったけど本当の親友が出来た…そう、私はそれで満足したはず…
でもなぜあの人のこと忘れられないのかしら?あんな事があったから?…違うわね。
…あの人が彩と別れたりしたら、きっと私はあの人を軽蔑するわ。
……私は彩と付き合っているあの人が好きなのかしら?…自分の事ながらよく分からないわね。
自分で言うのもなんだけど乙女心って複雑なのね…

そんなこと考えながら2人の後をついて歩いていたら彩が話しかけてきた。
「ねぇますみ。あれって綾崎君じゃないの?いいの?あの子、あんなとこから出てきたよ」
指差した先を見ると確かにユウ君だった。
けどあの子が出てきたビルは……いわゆる風俗ビルというものだった……



347 名前:彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/13(火) 13:41:38 ID:SPrQfXcN

「いや〜綾崎君、実に楽しかったな。いや実に勉強になった、わっははは!」
笑いながら僕の肩を叩く館長。僕は肩を落としたままだ。
「んん?どうした綾崎君。いい子がつかなかったのか?」
「違いますよ!落ち込んでるんです!好きな人がいるのにこんな事しちゃって…う、うう…」
また涙が出てきた。
「わはは、安心しろ綾崎君!風俗は浮気には入らんぞ、そう法律で決まっておる!」
「そんな法律聞いたこと無いですよ!次からは一人で行ってください!」
肩を叩く館長、凹む僕。
ハァ、なんで断れなかったんだろ…けどやわらかかったなぁ…ますみ姉さんはもっと凄いんだろうなぁ…
「ユウ君!こんなとこで何してるの!」
うわぁ!ごめんなさい!もう変な想像しません!……って、なんでますみ姉さんがここにいるんだよ!
「ダメじゃないの!こんなイヤラシイとこに来るなんて…あなたには早すぎるわ!解ったユウ君!」
そう言って僕の耳を引っ張るますみ姉さん。イタタタ、ごめんなさい、ますみ姉さん痛いです。
「おお!静馬君!久しぶりじゃないか!元気にしてたか!」
肩を叩きながらますみ姉さんと一緒にいた男性に話しかける館長。あ、彩さんもいるんだ。
あれ?静馬?どっかで聞いたことが……イタタ、それより耳が取れそうだよ。
「ご、ごめんなさいますみ姉さん、もうしません、許してください」
ひたすら謝る僕。そんな僕を見て館長が笑いながら話しかけてきた。
「綾崎君。君、そんな事じゃダメだぞ。ここにいる静馬君を見ろ!こんなにかわいい彼女がいながら
息子と一緒に風俗に行くツワモノだぞ!君も男ならこうならないといけないぞ!わっははは!」
次の瞬間ますみ姉さん耳を離してくれた…あれ?静馬って人、顔が青くなったぞ?
「静馬さん…今の本当ですか?」「拓にぃ…ほんとなの?」
詰め寄る2人に後ずさる静馬って人。

…あ!思い出した!静馬って人、確か彩さんの彼氏だ!…ってことは、これって…まずいよね…


348 名前:彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/13(火) 13:42:10 ID:SPrQfXcN

「おお!修羅場だ、修羅場!綾崎君、見てみろ修羅場だ!わっははは!」
か、かんちょ〜、楽しんでる場合じゃないと思うんですが……
「おお!殴った、殴った。殴ったぞ綾崎君!わっははは!」
うわ!彩さん容赦なく殴ったぞ…こ、怖いよ。
震える僕。そんな僕を見てますみ姉さん話しかけてきた。
「ユウ君。私ね、エッチな店はあなたにはまだ早すぎると思うの…ユウ君男の子だから行きたいって気持ちは分かるわ。
けど二十歳までは我慢しなさいね…分かった?ユウ君」
「おお!絞めとる、絞めとる!フロントスリーパーだぞ綾崎君。わっははは!」
ますみ姉さん……言葉は優しいけど目が怖いです。これは本気で怒ってる顔だ…
「ご、ごめんなさい!館長が僕の歓迎会だって連れてきてくれたんです!イヤだって言ったけど断れなくて……
ごめんなさい!もうこんな所、二度と来ません!」
頭を下げる僕。こういう時は素直に謝ったほうがいいんだよね。ヘタに言い訳するとますみ姉さんもっと怒るんだ。
「……そう、歓迎会だったの。けどね、イヤな時はイヤって言えるようにならないとダメよ?」
「おお!落ちたぞ、落ちた!落ちてしまったぞ綾崎君!わっははは!」
優しい顔に戻るますみ姉さん、やっぱりますみ姉さんにはその顔が似合うよ。
「ゴメンネ、ユウ君。よく話も聞かないで叱ったりして…許してね」
「おお!蹴っとる、蹴っとる!落ちたところを蹴り上げとるぞ綾崎君。わっははは!」
そう言って引っ張られた耳を撫でてくれるますみ姉さん……き、気持ちいい〜
「ううん、僕こそいつも心配ばかりかけて…ますみ姉さん、いつもありがとう」
「おお!とどめだ、とどめ!馬乗りでとどめさしとるぞ綾崎君!わっははは!」
頭を下げる僕。そうだ、いつも心配ばかりかけているんだ…こんなことじゃお付き合いなんてまだまだだよ。
「ユウ君…フフッ、そんなこと言える様になったなんて…少し大人になったかな?」
「おお!動かん、動かんぞ!動かなくなったぞ綾崎君。わっははは!」
うおお!ますみ姉さんに大人になったって言って貰えたぞ!……まぁ少し大人に、だけどね。
けどこれは僕にとってはかなりの前進だ!
「彩、そっちは終わったの?……終わったみたいね」
……いつの間にか静馬って人、ボロキレになっている。
それを見たますみ姉さんはおもむろに携帯をかけ始めた。
「あっ、先輩ですか?ますみです。今日池田さん一緒なんでしょか?…そうですか、隣にいるんですね。
実はですね池田さんと静馬さん、2人で風俗に行ってたみたいなんですよ。…ええ、池田さんのお父様が
そうおっしゃってましたので間違いないと思います。…はい、静馬さんは彩により制裁済みです。
…そんな、先輩の役に立つのは後輩としてあたりまえですよ。…ええ、また情報が入れば連絡しますね。
…ええ、彩にも言っておきますね。では先輩、失礼します」
携帯を切って微笑みながら彩さんに話しかけるますみ姉さん。館長の息子さん、どうなるんだろ……こわいよぉ。
「彩、先輩が池田さんの事で何かあったらすぐ電話するように、だって」
「いつも通りでしょ?分かってるって。それよりこれ、車まで運ぶの手伝ってよ」
そう言って転がるボロキレを指差す彩さん。……彼氏、なんですよね?
「ユウ君、車まで運ぶの手伝ってくれる?」
ニッコリ微笑むますみ姉さん。そんなの怖くて断れるわけないじゃないか…
「いや〜楽しんだ、楽しんだ。面白かったな綾崎君。また来ような!わっははは!」
僕の肩を叩きながらそう言って、館長帰っていった。……もうイヤです。

僕はピクリともしない静馬さんを担いで車まで運んだ。生きてるのか?
「じゃ、ますみに綾崎君、またね」
そう言って彩さん、爽やかな笑顔を残して車に乗りこみ帰っていった。……服に返り血ついてましたよ。
「じゃ、ユウ君。私たちも帰ろっか?」
ほほ笑むますみ姉さん…かわいいなぁ。
その笑顔を見て僕はやっぱりますみ姉さんが一番だと確信する。
家に帰ったら早速お酒の特訓だ!今日は3本は飲むぞ!
……ハァ、先は遠いよなぁ……またため息が出たよ。……けど凹んでても仕方がない!がんばるか!
僕はますみ姉さんの後を歩きながら気合を入れた。

僕達の関係はほんの少しづつだけど前進してる……そんな感じかな?そうであってほしいなぁ…


349 名前: 300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/13(火) 13:45:38 ID:SPrQfXcN
今回は以上です


ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6氏の作品はやっぱり凄いですね!
いつかはこんな作品を書けるようになりたいです!



350 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/13(火) 17:05:36 ID:AY6yfGAr
>>336
相変わらず素晴らしいです。
ゲーパロ専用氏の麒麟児SSに、僕なんかが到達できるわけがない
僕は感動よりも、脱力感でいっぱいになります

>>349
300氏はあまり急いでエロ行かなくていいと思う
前作のような感じで、もう少しじっくり人物描写にスペースを割くべきかと

351 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/13(火) 19:59:24 ID:W5daof61
>>336
やっぱり主人公がバカにされると自分の事のように感じて腹立つなぁ。
こうなったら兵馬の奴を完膚無きまでに叩きのめしてやっちゃって下さい!
そりゃもう両手足複雑骨折にするくらいの勢いで!!
殺っちゃって下さいね!!!!

>>349
自分も>350氏と同意見ですね。
エロシーンよりも、登場人物をじっくりコトコト煮込んで描写した方がより物語が広がっていく感じがします。
登場人物たちもかなり濃いキャラクターが出来上がってますが、もっと濃くするくらいの勢いで。
小説として読んでて無茶苦茶面白いので、これからも頑張って下さいね。

素人が横からエラそうな口たたいてすいませんでした。

352 名前: 300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/13(火) 21:08:56 ID:SPrQfXcN
>>350、351
お二方共に、ためになる意見ありがとうございます!

大変勉強になります

確かに少し急いで書こうとしてました

これからはジックリことこといきます!

353 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/13(火) 22:16:53 ID:zZzg2252
神々がいらしてる・・・・・・どちらもエチーして幸せになって欲しいっス。

354 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/14(水) 14:39:19 ID:JcSxsIEY
ウホッ

355 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/14(水) 19:40:31 ID:gevimvbM
「彼女はバツ2」と読んだ。
熟女だと思ってワクテカした。
今はエロを待っている。

356 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/14(水) 20:13:47 ID:MK8M/zt5
剣術指南の方はアレですか?これから十日間毎日毎日、

「強くなりたくば喰らえ!!! 朝も昼も夜もなく喰らえッッッッ
 食前食後にその肉を喰らえッッ 飽くまで喰らえッッ 飽き果てるまで喰らえッッ
 喰らって喰らって喰らい尽くせッッ」

な事になるんですか?ワクワク

357 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/14(水) 23:02:09 ID:kcqw1Usp
>>350
私の書く話の中では、ライバル麒麟児はいつも最後にボロ負けしてるんですがw
努力する男と、その男一筋のエロくてMっ気ある押しかけ女房が無敵なのですwww

>>351、356
童貞捨ててパワーアップした辰之助君は
カマキリや小学生相手に大人気なく本気になるダークな主人公に・・・なるのでしょうか?w



358 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/14(水) 23:20:37 ID:8xrQgjQY
>>357
パンツ脱いでワクテカしながらゆっくり待ってます。

359 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/14(水) 23:34:10 ID:URbFXlzC
弥生と辰之助がハッピーになってくれればいいです。



ヤリまくって試合を忘れてもww

360 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/14(水) 23:57:15 ID:zt95JDPc
池田は死んでないよね…

361 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/15(木) 00:12:10 ID:+oFBWgYk
背中に鬼が現れるんですか?

362 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/15(木) 10:56:30 ID:e/YdFPAS
>>338
DEI48の事かーッ!!

363 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/15(木) 15:41:57 ID:vkGg4xcp
超遅スレですみませんがneko1氏の「ヒノキと楓」の楓編サイコーでした。

ところでneko1氏、もしや1スレで「翻弄」を書かれた1スレ266氏と
同一人物ではないですか?自分、この【翻弄】が今まで見たエロ作品
の中で一番すきなのですが。

364 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/15(木) 15:52:00 ID:s47hxDhi
辰之助は二つの意味の童貞を捨ててしまうんですかね?

365 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/15(木) 17:08:12 ID:p2MlhiAQ
ヒノキと楓、終わっちゃったの?

366 名前:neko1 :2005/12/15(木) 18:15:00 ID:MFzmHJ7i
>>363
翻弄・・・と言う作品は知りませんが自分ではないです。
2ちゃんで書いたのは他にもありますが、このスレに
あうような内容のものは「ヒノキと〜」しか書いてないです。

>>365
一応「親子編」を書く予定なのですが、現在某サイトからSS関連で
仕事を貰ってましてそっちの作品に手一杯です。
新しい作者さんも来られて、スレもかなり盛り上がっているし
このまま密かにフェードアウトさせて貰うかも知れません・・・

「ヒノキと〜」は完全版が出来たらそのサイトに乗せて貰うかも
しれません。

一応今書いてる作品は痴女ものが多く、このスレ内容とは
違うものですが・・・見かけたらよしなにお願いします。
(ちなみに肉9と言う名で書いてます。長文&宣伝スマソ)


367 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/15(木) 20:42:51 ID:8Zuny2GV
>>366 neko1さん
neko1さんのファンの一人です。痴女モノも凄く興味あります。どこのサイトで
書かれているのか、もう少しヒント下さい!お願いします!!

368 名前:neko1 :2005/12/15(木) 21:41:15 ID:MFzmHJ7i
ttp://blackcat.2kki.com/top.html

ここです。まだ2作(しかも1つは一話のみ)しかありませんが、
投稿自体は4つ終わってるのでこれからじわじわと増えていくかと・・・
痴女物は有料サイトの方に置かれているそうなので、余裕があればどうぞ。
上記のアドレスで見れる2作は無料です。
ドラマCDを出して貰えるらしいのでそちらも完成した際には、
よろしければどうぞ・・・

ちなみに、掲示板に何か書き込んでくれたりするとneko1=肉9が
喜んだり、ドラマCDの制作が早まったりするかも知れませんw

369 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/16(金) 20:05:14 ID:ZxMklx3Y
>>368 neko1さん
レスありがとうございます。これから上記アドレスのページを覗いてみます。
凄く楽しみ!これからも沢山の作品を投稿して下さい。応援しています!!

370 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/16(金) 22:13:58 ID:Y/Y815x6
<剣術指南>

お堂のゆらめく蝋燭の灯と、戸の隙間から差し込む月光の中で、
弥生さんの裸身は、しらしらと透けるようだった。
「や、弥生さん……」
「弥生はこんなことしかできませんが、殿方を大人にするには、これが一番です」
弥生さんは、目を伏せながら言った。
自分の肩を抱くようにして立つ年上の女性を前に、僕は金縛りにあったように動けなかった。
「弥生さん、なんで……。駄目だよ、いけないよ、そんなこと。
女の人の貞操は命より大事だ、って弥生さんは言っていたじゃないか……」
唾を飲み込み、かすれた声でやっとそれだけ言うと、
弥生さんは、泣き笑いのような表情を浮かべた。
「気を使わないでくださいまし。私は……生娘ではございません」
その消え入るような声に、僕は息を飲んだ。
漠然とだが、もう二十歳になる弥生さんが全く男性経験がない、とは思っていなかった。
でも考えてみたら弥生さんの性格なら、男女の秘めごとを許すのは一生の夫婦になる相手だけのはずだ。
この人の貞操は、葉月のそれなどとは比べ物にならないくらい重い意味がある。
まさに「命より大事なもの」だ。
だから僕は、反射的に弥生さんの行為を止めようと思ったのだ。
「まさか、兵馬が──」
僕は思わず、今この世で最も嫉妬と怒りを抱いている男の名を呟いた。
「いいえ、ちがいます」
弥生さんは頭を振った。
混乱している僕の心のうちを、察したのだろう、目を伏せてぽつぽつと語り始める。
「三年前、……弥生は、父に犯されました」
「──!!」
一牙斎先生が!?
「父は、その頃から、もう心も身体も病んでいました。
義母や葉月の我儘から私と宗太郎を守るのにも疲れたのでしょう。
ある日、泥酔した父は、私を呼びつけ──私を犯したのです」
「……」
弥生さんは、淡々と語ったが、その心のうちを想像して僕は慄然とした。
「一度たがが外れると、父は私に狂いました。私は、何度も何度も父に犯されたのです。
……親子でまぐわうなど畜生道にも劣る大不倫に耐え切れなくなった私は、回国修行に出ました。
父を──剣豪・鳴神一牙斎を上回る剣理を身に付ければ、あるいはこの痛みから解き放たれるかと思って」
「弥生さん……」
「でも、三年経って戻ってみれば、父はもう剣を取って勝負できる体ではありませんでした。
私が立ち合いをせまった時の、父のあのうろたえた、懐柔するような、ずる賢い、怯えた表情……。
──鳴神一牙斎は、とうの昔に生ける屍になっていたのです……」
僕は、弥生さんの能面のように無表情な貌に血の涙を見、静かな声に血を吐くほど枯れきった泣き声を聞いた。
弥生さんは、自分の呪縛を解き放つ術を、永遠に失ったのだ。
昔と変わらぬ弥生さんの中にいる、狂いたくても狂えない美しい幽鬼のような女(ひと)に、
僕は掛けるべき言葉を何も持っていなかった。
弥生さんが微笑んだ。
疲れきった、全てを諦めた、悲しい微笑だった。
「……ですから、辰之助様はお気を使わなくてよろしいのです。
汚れた女を抱くのがお嫌でなければ、弥生の身体で大人の男になってくださいませ。
辰之助様の心を呪縛しているのは、葉月や、葉月を抱く兵馬どのに対する劣等感や気おされでございます。
女を知れば、──葉月の姉である私を抱けば、きっと解き放たれることでしょう」
「──そんなこと、言うなっっ!!」
僕は怒鳴った。
怒鳴って、弥生さんに突進した。
「あっ!」
不意をつかれて、弥生さんはあっけなく床の上に崩れ落ちた。
その肩を、僕は骨も折れる勢いで抱きしめた。

371 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/16(金) 22:14:40 ID:Y/Y815x6

「そんなこと、そんなこと、言わないでよっ!!
弥生さんは、弥生さんは、汚れてなんかいないっ!」
「……」
「そんな風に弥生さんを抱かなきゃ兵馬に勝てないのなら、僕は勝てなくていい!
一生、葉月や兵馬の餌だっていい! 弥生さんがそんな悲しい思いをすること、僕は受け入れられないっ!」
後は言葉にならなくて、僕は弥生さんを抱きしめ続けた。
ぼろぼろと涙を流して、抱きしめ続けた。
やがて──僕の肩に、熱いものがぽつぽつと落ちてきた。
弥生さんの涙だった。
「……弥生さん」
「……ゎ…」
「……弥生さん」
「……ぅぅ…ううっ……うわああ〜っ!」
弥生さんは、僕より大きな声を上げて泣き出した。
一牙斎先生に襲われてからの日々、回国修行の三年間、そしてもどってからのここ数日。
弥生さんは心に閉じ込めていたものを全て解き放ち、小さな子供のように泣いていた。
僕は、どうすることもできず、ただ自分ができること──弥生さんを抱きしめることだけを続けた。

「──辰之助様を助ける前に、私のほうが救われてしまいましたね」
ひとしきり泣いた後、弥生さんは微笑んだ。
さっきの、悲しい微笑とは違う、優しい微笑だった。
何かがすとんと抜け落ちてしまったように、弥生さんは、小さく、優しくなったようだった。
その姿は風が吹けば飛んでいってしまうのではないかと思うくらいに弱々しく、
今にも消え入ってしまいそうなほどに頼りなく、でも僕にとって何者より美しかった。
「弥生さん……」
思わず、その名を呼ぶ。
弥生さんは、目を伏せた。おずおずと言葉を発する。
「でも、辰之助様には、……やはり私を抱いていただきとうございます」
「え……」
「十日後の立会い、辰之助様に負けてほしくありません。
私を捕らえていた呪縛を解いてくれたお礼をしたい、ということもあります。
でも、辰之助様に抱かれたいのは、決してそれだけの理由ではありません」
弥生さんはちょっと言葉を切った。そしておずおずと続きの言葉を口にした。
「弥生は、弥生は──辰之助様の女に……なりとうございます」
弥生さんは震えていた。
その瞳の弱々しい光を見て、僕は悟った。
今、弥生さんは空っぽだ。
過去の呪縛から解き放たれたということは、全てを捧げていた一牙流を捨てたことと同じ意味。
弥生さんは、拠って立つべきものを全て失くしたのだ。
──理不尽な世界の中で、どうしようもなく傷ついていた弥生さんは、
逆に自分を傷つけ続ける一牙流にすがり、剣を神としてかろうじて自分を成り立たせていた。
たとえ禍つ神であっても、その神を失ったことは弥生さんの精神を根底から崩壊させかねなかった。
弥生さんには、新しい神が必要で、そして弥生さんは、それを僕に求めている。
僕に奉仕し、僕に全てを与えることを欲している。
「──うん」
僕は躊躇なく頷いていた。
それがどれだけの意味なのかは、わかっていた。
弥生さんが二十年間、剣に捧げ続けていたもの──その全てが僕に転じられるのだ。
その重さ──でも、これを受け入れられなければ……弥生さんは、確実に、壊れる。
弥生さんが、壊れてしまう。
だから、僕は神様になることにした。
たとえ、他の人間に対しては鬼にも悪魔にもなろうとも、弥生さんの神様になることにした。
一生の決心は、ときに実に簡単につくことがある。
「──僕も弥生さんを抱きたい。弥生さん、僕の女になってよ」
弥生さんは涙がいっぱいたまった瞳で、でも思いっきり笑顔になって、大きく頷いた。
「はい。──弥生は、今日から辰之助様の女になります」
それは、弥生さんと僕が、昨日までとは別の人間になりはじめた瞬間だった。

372 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/16(金) 22:15:19 ID:Y/Y815x6

口付けをかわすと、弥生さんは俄然積極的になった。
「──葉月が兵馬どのにしたことの、何倍も良くして差し上げます」
弥生さんはささやいた。
それが、僕の劣等感を取り除く一番の方法らしい。
本当なのかどうかはわからない──いや、弥生さんがそういうのなら、それは全部本当なのだろう。
現に、弥生さんの口を吸ったとき、僕は心と身体の内に、かっと燃える火が灯ったのを感じた。
弥生さんの髪の匂い、弥生さんの唇の甘さ、弥生さんの舌の柔らかさ。
葉月が僕を裏切っていたことなんか、どうでも良くなってきた。
あんな女を喜んで抱いていた兵馬のことも、ものすごく小さな男に思える。
唇を離すときには、僕はもう二人に対する恐れを捨て去りはじめていた。
──残ったのは、僕と弥生さんを傷つけようとしていることに対する、冷え冷えとした怒りだけ。
いいぞ。
今の僕は、この感情を自分の思うように抑え、あるいは爆発できる。
そして僕は、怒りだけでなく、欲情もまた、意のままに操る術を身に付けてはじめていた。
心臓はこんなにどきどきしているのに、僕は慌てることなく、弥生さんの身体に触れることができた。
弥生さんの首筋に顔をうずめながら、胸乳をまさぐる。葉月よりもずっと大きい。
「弥生さん、いい匂いがする……」
「先ほどお湯を使ってまいりましたから……」
弥生さんの肌は、湯上がりの匂いだけではなく、若い娘そのものが持つ甘い香りがした。
僕はそれを胸いっぱいに吸い込む。──いいことを思いついた。
「……弥生さん、僕のためにお湯を貰いに行ったの?」
「は…い。──弥生は、辰之助様に抱かれるために……身体を清めてまいりました」
弥生さんは、顔を赤らめながら、しかしはっきりとそう言った。
思ったとおり、弥生さんは、自分で言葉にすると何倍も気が昂ぶる性癖のようだった。
興奮した弥生さんは、自分の胸を手で持ち上げ、僕に差し出してきた。
青い静脈が透ける白い乳房は、あばら家に差し込む月光に溶け込むようだ。
「辰之助様、吸ってくださいまし」
鴇色の乳首に吸い付くと、弥生さんは声を上げてのけぞった。
僕は赤ん坊のようにちゅうちゅうと弥生さんの先っぽを吸いたてた。
両の乳房を存分に吸い、僕の唾液でべとべとにすると、
弥生さんは官能に燃え立った熱く甘い息を吐いて僕の耳元にささやいた。
「辰之助様も、お脱ぎになってください……」
胴着に手をかける。弥生さんが、脱ぐのを手伝ってくれた。
褌の中で、僕の男の部分はすでに怒張を始めていた。
「ああ……辰之助様……逞しいですわ」
僕の物を褌の上から白い手で撫で回した弥生さんが、いとおしげに頬ずりする。
弥生さんに褌を解かせ、僕は男根を解放した。
「すごい……ご立派ですわ。辰之助様……」
弥生さんは目を見張った。
「──父のより、ずっと立派……」
無意識に言ってから、弥生さんは慌てた風な表情になった。
弥生さんの唇から漏れたことばは、僕の嫉妬心を炙ったが、
僕は、これから自分が何をすればいいか分かっていたので冷静に対処することができた。
弥生さんの手を取る。
「あ……」
「弥生さん、握って」
白くて暖かい手に、僕のこわばりを握らせる。
「どう? 一牙斎先生のよりすごい?」
先生の名前が僕の口から出たことに、弥生さんはちょっと戸惑ったようだが、
僕が、逸物を握らせた弥生さんの手を、その上からぎゅっと握ると、表情から迷いが消えた。
「はい……辰之助様のほうがずっと……すごいです」
「どういう風にすごいの?」
「は、はい。辰之助様のほうが…大きくて……堅くて……熱くて……」
──これは儀式だ。
一牙流の化身であり、彼女を犯して剣に呪縛した鳴神一牙斎から、弥生さんを解き放つ。
今、弥生さんの目の前にあるものが、一牙斎よりもずっと力があり、
一牙斎よりもずっと弥生さんに必要なものだと、刷り込む儀式。
弥生さんは、そのことを悟ったのだろう。
僕の男根を優しく愛撫しながら褒め称える弥生さんは、積極的にその儀式に応じようとしていた。

373 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/16(金) 22:15:46 ID:Y/Y815x6
十一
弥生さんは、僕の男根を握り締めた。
鍛え上げられた女剣士の指は、僕が思っているよりずっと小さくて柔らかかった。
弥生さんに、僕の性器を握られている。
改めてそう認識した僕が、すさまじい快感に思わずうめくと、弥生さんは本当に嬉しそうに微笑した。
弥生さんの新しい神様になるのは、一苦労だ。
でも弥生さんは、自分の未熟な神に対して、献身的で協力的な巫女だった。
「ふふ、辰之助様の先っぽ、もう、おつゆが漏れていますわ」
弥生さんは、唇を寄せた。
ちゅっ。
先端を軽く吸われる。
僕の男根はたちまち限界まで膨れ上がった。
「ふふふ、弥生が、口取りをして差し上げます」
弥生さんが唇を開けた。僕の物を、含む。
「〜〜〜!!」
柔らかな粘膜に包まれた触感もさることながら、
弥生さんにしゃぶられていることに、僕の男根はものすごい刺激を受けた。
しゃぶっている。
弥生さんが、僕の物を──。
そんなに唾液をたっぷりと塗りたくられたら、
そんなに舌を使って亀頭の縁を丁寧に舐められたら、
そんなに強く優しく先っぽを吸われたら、
僕は、もう──。
「いいのですよ、弥生の口に出してくださいまし」
弥生さんが唇を離してささやいた。
床の上にぺったりと座った僕の股の間から、弥生さんがねっとりとした視線で僕を見上げた。
「い、いいのっ?」
「ふふ、葉月は吐き出していましたね。──弥生は、飲みます」
「──!!」
さっき、弥生さんがささやいた言葉を思い出した。
(葉月が兵馬どのにしたことの、何倍も良くして差し上げます)
弥生さんは本気で、葉月の何倍も僕に奉仕するつもりなのだ。
「──弥生に、辰之助様の精を飲ませてくださいまし」
優しく微笑んだ弥生さんの唇にもう一度含まれると、僕はたちまち達してしまった。
射精は長く続いた。
細い管を熱い粘液が、どくどくと脈打って流れる。
弥生さんは、目を細めてそれを受け止めた。
永遠に続くかと思った脈動が終わり、僕が腰を引くと、弥生さんは、唇をすぼめた。
僕の男根と、弥生さんの唇とを、精液と唾液の混じりあった銀色の糸が長く伸びてつなぐ。
あ、これは、葉月と兵馬のときと同じ光景だ。
葉月は、兵馬の精を砂の上に吐き出して、川の水で口をすすいでいた。
でも、弥生さんは──。
ぐちゅぐちゅ。
弥生さんの口元から、粘液質な音が鳴った。
ああ、弥生さんが、弥生さんが。
僕の精液を口の中で味わっている。舌の上で、転がしている。
僕の子種が、弥生さんの柔らかな口の中で、あの甘い唾液に溶け込んで──。
こくん。
白い喉が鳴る。
弥生さんが、飲んでくれた。──僕のを、一滴残らず、全部。
「──おいしいです。父のよりも、ずっと味が濃くて、量もたくさん。
オスとして、辰之助様が父などよりずっと優れている証拠ですわ」
あからさまな言葉と共に、弥生さんは、鳴神一牙斎とも一牙流とも決別した。
「──兵馬。お前なんか葉月にさえ飲んでもらえなかったのに、
僕は弥生さんに飲んでもらったぞ。──葉月の何百倍も上の女(ひと)が、僕の女(おんな)だ」
僕は、葉月や兵馬へ抱いていた劣等感を完全に消し去った。

374 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/16(金) 22:16:22 ID:Y/Y815x6
十二
一度放ったばかりだというのに、僕の男根は痛いほどに怒張していた。
弥生さんと、交わる。
弥生さんを、僕の女にする。
その欲望に、僕は猛り狂っていた。
僕は弥生さんの上にのしかかった。
弥生さんは、床の上に敷いた小袖の上に横たわって僕を迎え入れた。
何処までも無防備に全てをさらけ出している弥生さんの裸身を前にして、僕は逡巡してしまう。
ああ、おっぱいにさわりたいな。
もう一回、お乳を吸いたてたくもある。
あのすべすべのお尻を思う存分撫で回したいし、
太ももに頬ずりもした。
それに、あそこ!
弥生さんのあそこをじっくりと眺めたい。
な、舐めてもいいのかな。
そういえば、弥生さんのお尻の穴はどんなふうになっているのだろう。
いやらしいことが次々と浮かんで、僕は金縛りにあった。
「──いいのですよ。辰之助様が望むこと、全て試してください」
弥生さんが、僕の欲望の全てを見通したように、優しく微笑んだ。
「弥生は、心も身体も、丸ごと全部辰之助様のものです。」
その言葉と微笑とで、僕の身体が自由になった。
今一番したいことが、はっきりする。
「弥生さん。僕は、弥生さんの中に、入りたい」
「よろこんで──」
僕は大きく下肢を開いた弥生さんの白い体の上に乗った。
もうたっぷりと蜜を吐いていた弥生さんのあそこは、僕を優しく飲み込んでいった。
柔らかな肉と、粘膜が、僕の敏感な先端を包み込み、奉仕する。
これが、弥生さん──。
弥生さんのあそこは、まるで、何百人の小さな弥生さんが、いっせいに僕に奉仕するようだった。
知識も経験もまるでなかったけど、ただもう本能が赴くまま、僕は何度も腰を振った。
すぐに絶頂感が僕を襲ってきた。
「うわぁっ、や、弥生さん。僕、もうっ──」
「いいのですっ、くださいませっ! 弥生に、辰之助様をくださいませっ!」
弥生さんが声を上げてしがみついてきた。
引き締まった脚が、僕の腰の辺りを挟み込んだ。
白い腕が、僕の首筋を抱え込む。
「弥生さんっ!!」
「辰之助様っ!!」
僕たちは、つながった部分だけではなく、身体の全てでとろけあい、重なった。
すさまじい射精感が僕を捕らえる。
弥生さんの中に、出す。
僕はもう、それだけを考えて絶頂を迎え入れた。
どくどくという命の律動の音とともに、僕の精液が弥生さんの身体の奥深くに注ぎ込まれる。
「〜〜〜っ!!」
弥生さんが、気をやった。
弥生さんが、何度も立て続けに絶頂を味わっているのが、感じ取れた。
僕も、今放ったばかりだというのに、弥生さんの中であそこがまたカチカチに膨らんで
次の射精をしようとしているのを感じた。
僕は、もう自分の身体が自分の身体じゃない感覚を覚えた。
弥生さんも、同じように感じているらしい。
──ああ、そうか。
僕の身体が、僕のものでないとしたら、それは弥生さんのものだ。
弥生さんの身体が、弥生さんのものでないとしたら、それは僕のものだ。
これはお互いが、お互いを所有している感覚なんだ。
僕と弥生さんは、そのまま朝まで溶け合ったまま過ごした。

375 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/16(金) 22:16:53 ID:Y/Y815x6
十三
それからは、めくるめくような毎日だった。
僕は、家人に悟られぬよう、最低限家に帰るだけで、
あとは一日の全部を弥生さんのお堂で過ごした。
弥生さんとは、もう回数も数え切れないほど交わった。
やりたいことを全部試そうとしたけど、後から後から欲望がわいてきて、とてもできなかった。
当たり前だ。
弥生さんは、この先、一生僕が守り、むさぼり、愛する女性だ。
十日間で味わい尽くすなんて、とてもできない。
それでも僕は、弥生さんの色々なところを知ろうと、思い切り弥生さんを求めた。
弥生さんの綺麗な顔を、兵馬が葉月にやったよりももっとたくさん、僕の精液でどろどろに汚したり、
その顔に、うんと執拗に僕の男根をこすり付けたり、弥生さんの黒髪にまでかけたり、
弥生さんのあそこを延々一刻(二時間)舐め続けて何百回も弥生さんをいかせたり、
弥生さんのお尻の穴まで犯したり、足の指で僕の男根をしごいてもらったり、
夜中に辻に引き出して、弥生さんを真っ裸にして交わったり、
森の中で弥生さんにおしっこをさせて、それをじっくりと眺めたり、
僕の屋敷の湯殿に引き込んで、弥生さんの身体の恥ずかしいところ全部を僕が洗ったり、
弥生さんが回国修行中に覚えた全国の言葉で、弥生さんにいやらしいことを大声で言わせたり、
その言わせた通りのことを実行したり、
とにかく、弥生さんに触れられるときは一秒も無駄にせずに弥生さんをむさぼった。
──もちろん、剣の修練も死ぬほどやった。
弥生さんと、一日何百本もあわせ稽古をした。
一日の何処にそんな時間があるのか、自分でも不思議でしょうがなかったが、
睡眠も、食事も、弥生さんが奨めるまましっかり取ったのに、
剣の稽古も、弥生さんとの交わりも、あきれるほど行なうことができた。
時間が、これ以上ないくらい濃密だったからかもしれない。
弥生さんの中に精を吐き出すたび、弥生さんと木刀を交えるたび、
僕の身体にしがみついていた、余分な、嫌なものがどんどん抜け落ちていくようで、
僕の剣は、自分でもはっきりわかるくらいに、疾く、鋭くなっていた。
僕は、僕が変わって行くのを自覚した。
弥生さんも、どんどん変わっていくのも。

十日間はあっという間だった。
だけど、その間を、僕は一瞬たりとも無駄にしなかった。

──朝。
兵馬が立会いを申しこむ、と言っていた日。
すっかり忘れていたが、今日は祭りの日だった。
早朝から市が立ちならび、人通りも多い。
僕は選手に選ばれてなかったが、道場も昼時に公開稽古を行う手はずになっている。
兵馬は、そのときを狙って立会いを申し込むのだろう。
人目につくことが好きな男だ。支度をしながら僕は苦笑した。
「何か──」
弥生さんが、僕の着替えを手伝いながら聞いてきた。
僕は朝一番で家を出て、弥生さんのお堂でゆっくり準備していた。
「いいや。兵馬が、今日という日を選んだのがおかしくてね」
唇に浮かんだ笑いは、自分でも獰猛なものだったと思う。
そんな僕を見て弥生さんがにっこりと笑い、すっくと立ち上がった。
「そろそろ時間です。参りましょう」

376 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/16(金) 22:17:37 ID:Y/Y815x6
十四
道場に着いた。
弥生さんは、一応は挨拶をするために、一牙斎の離れに向かった。
道場生の控えの間に入ると、すぐに兵馬が、つつ、と近づいてきた。
「今、弥生と歩いてきたな」
見下した言葉遣いは、他の人間が居るところでは決して使わない。
「……それがなにか?」
「──この十日ばかり、あまり見かけないと思ったら、二人してつるんでいたのか」
兵馬はおかしそうにくつくつと嗤った。
「ああ、弥生さんから、技を一つ教えてもらったよ」
「はっ、愚図のお前が、弥生の古臭い教えを受けて何か会得できるものがあるのか」
「うん。──お前を打ち倒すくらいの役には立つ」
「──何っ!?」
兵馬はあっけにとられたような表情になった。
今まで散々馬鹿にしてきた相手からの思わぬ反撃に、端正な顔が見る見るゆがむ。
「……そりゃあ、よかった。──じゃあ今日、立ち合おうぜ。皆の目の前で」
「いきなり、だね」
「安心しろ、今日は、最後は負けてやる。今の大口をたっぷり後悔させた後でな」
「ふうん。八百長か。──いらないよ」
「くくく、お前が知らないことがいろいろあってな。そうもいかないのさ」
「ありがたいこった。涙が出るよ」
そっぽを向いた僕に、兵馬はふふんと鼻を鳴らして背を向けた。
「──そうだ、知っているか。弥生も、俺のものになるぜ」
「へえ。……弥生さん「も」?」
「道場は俺が婿に入って継ぐことになる。それに、別の物もとっくに俺のものになっているしな」
「──」
「ま、弥生のほうは一牙斎の爺いがくたばったら、とっとと追っ払っちまうつもりだから、
欲しけりゃお前にくれてやってもいいぞ。俺がおもちゃにした後のボロクズでよければ、な」
兵馬は、振り返ってにやにやと嗤った。
この男は──。
ぴいん、と僕の周りの空気が凍ったのに気がつかない。
抑えようとしても、僕の冷たい怒りが体の外へ流れ出てしまうのに気がつかない。
こんな奴、適当にあしらって終わりにしてもいい──先ほどまでそんなことも考えていた。
今の言葉を聞くまでは。
「……兵馬」
「なんだ」
「──弥生さんと祝言は挙げさせないよ」
「ははは、そりゃ何の冗談だ。お前、あの石頭に惚れたのか」
こいつはおかしい、と兵馬はケラケラ笑いながら部屋の外へ出て行った。
──僕の言った言葉の意味を、考えもせずに。

「──辰之助どの、試合を申し込みたい」
模範演武を終えた兵馬は、皆の注目が集まる前でそう言った。
慇懃無礼。
家老の息子である僕に対して、兵馬は人前では丁寧な口調をする。
「いいでしょう。日時はいつがよろしいかな?」
僕も道場の上座という意味で兵馬には敬語を使っていた。
だが、今日は兵馬のお株を奪うほど慇懃無礼な声音だ。
兵馬が眼に怒りを浮かべた。
「……今、この場というのはいかがですか?」
「かまいませんが。ひとつ、提案があります」
「何でしょう」
「木刀で立ち合いましょう。真剣でもかまいませんが」
周りの皆の驚く声が聞こえた。
竹刀ならともかく、木刀では下手をすれば大怪我をする。
そんな戦いを、愚図が麒麟児に挑んだのだ。
「──よかろう」
兵馬は、蒼黒い顔で即答した。

377 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/16(金) 22:18:03 ID:Y/Y815x6
十五
試合は、模範試合として公開された。
家老の倅と藩内きっての麒麟児の試合、竹刀ではなく木刀、しかも何やらただならぬ雰囲気。
物見高い連中が祭りをそっちのけで道場の周りに鈴なりになった。
道場の人間の列に、葉月がいた。
顔が興奮で赤らみ、瞳がぬれたようにきらきらしている。
決闘という名の暴力沙汰。しかも自分をめぐってのこと。
葉月にとっては、最高の見世物だろう。
僕は視線を外した。
その隣で、弥生さんが、じっと僕を見つめていた。
胸元で堅く組んだ手が、僕の勝ちを信じる頭とは別に、天に祈らずにいられない心を表している。
弥生さんに小さくうなずいて見せ、僕は試合場となっている庭の真ん中に進み出た。

「──始めっ!」
開始の合図と同時に兵馬が突っ込んできた。
──遅いな。
この十日間、弥生さんの打ち込みを受けてきた僕の眼には、それは蝸牛の歩みにも思えた。
兵馬の木刀をはじく。──二度、三度。
信じられない、という表情で下がった兵馬を追わず、僕は構えを直した。
右八双。
木刀を顔の右側で構えて斜めに振り下ろす、もっとも人を斬りやすい攻撃の型だ。
ただし、その分防御しにくい。
捨て身か、あるいは圧倒的に格下相手に使うべき構えに、観客がどよめいた。
「貴様ッ!」
怒りと屈辱のあまり、蒼黒いを通り越してドス黒くなった顔をゆがめて兵馬が突進してくる。
僕はそれに合わせ、無造作に木刀を振り下ろす。
袈裟切り。
弥生さんに教わった、一番簡単な、技。
「簡単な技にこそ、実力の差が出ます。単純な技ほど、極めれば受ける手がないのです」
それが一牙流の極意だと、弥生さんは言った。
ああ、その剣理は本当に正しい。
兵馬は木刀をひねって受けようとした。木と木のぶつかる音が響いた。
木刀を合わせることが間に合って、兵馬がにやりと笑う。
──何を笑っているんだ? 
──僕の剣を受けきってもいないのに。
合わせた木刀に力をこめると、兵馬の顔が驚愕にゆがんだ。
振り切る僕の力に、兵馬の木刀が押され、片手が離れた。
しっかりと握っておかないから、そんな簡単に手を離すんだ。
いや、しっかりと握れないのか。
力が足りないな。
お前、剣士として、何を修行してきたんだ?
──教えてやろうか、兵馬。
──木刀は、雑巾を絞り込むようにして強く握れば、容易に離れない物なんだぜ。
兵馬が左手一本で持つ木刀を、僕はさらに力をこめて押し切った。

378 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/16(金) 22:18:25 ID:Y/Y815x6
十六
ぼきり。
いやな音が木刀を通じて伝わってきた。
最後の瞬間にねじりこむように押し込んだ僕の力を支えきれず、兵馬の左親指がへし折れた音だ。
研ぎ澄まされた僕の感覚に、筋や神経がぶちぶちと切れる音が感じられる。
かわいそうに。
──これじゃ、箸を持つようになれるのも一年がかりだな。
でも兵馬は、この先、この左手を使って食事を取らなきゃならない。
──何故って?
僕は飛燕の速度で木刀を切り返した。
──兵馬の右腕は、もう一生使い物にならなくなるから。
右肩に打ち込んだ渾身の一撃は、兵馬の肩骨を粉々にうち砕いた。
どんな名医でも、接ぐ骨そのものが砕けていては直しようがない。
兵馬が、かっと眼を見開いた。
──ああ、参った、をしたいんだろうなあ。
お前の気持ちが分かるよ。
まだ痛みは神経に伝わってない。お前が今感じているのは──恐怖だ。
お前を簡単に不具者にした男が、まだ目の前にいる。
僕の顔を見たお前が怯えるのは、当然だよ。
僕は、まだ「やる」気だ。手を緩めるつもりは全然ない。
毒虫を踏み潰すときよりも躊躇なく「続き」をすることがわかるだろう?
──今、僕の唇に浮かんでいる微笑を見れば。
──なあ、兵馬。
「参った」って言いたいよな。
──でもお前、今の一撃を食らったときに、息を全部吐き出してしまったよ。
それじゃあ、もう一度息を吸い込まないと、負けを認める声を出せない。
でもその前に「もう一撃」が来るのは、分かってるよな?
お前や葉月を放っておくと、弥生さんに害を及ぼす。
だから、二人とも壊れちまえ。
まずはお前からだ。
言っておいたよな?
──「弥生さんと祝言は挙げさせない」って。
さっきのお前の台詞で、はっきりわかった。
打ち下ろした木刀で、地上すれすれで巻きかえす。
下から跳ね返るような一撃は、兵馬の股間へ吸い寄せられるように伸びた。
ぐちゃり。
鳩の卵くらいの大きさのものが二つ、綺麗につぶれた感触が伝わる。
──子種がなければ、嫁取りも婿入りもできない。
もちろん、弥生さんとの祝言も、ご破談だ。
白目を剥いて倒れこんだ兵馬を、僕は冷たく見下ろした。

顔を上げ、声もなく凍りついたまわりをぐるりと見る。
一牙斎先生も、宗太郎師範も、呆然としている。
観客も、屠殺のような一方的な勝負に、唖然としていた。
葉月と眼が合った。
「──勝ったよ」
僕の言葉に、葉月が恐怖に顔をゆがませた。
兵馬を不具者にした時の、そのままの微笑を浮かべた僕が見つめたからだ。
葉月は、僕が兵馬との不貞の件を知っていることを悟った。
そして今の僕は、言い逃れも、ごまかしも、謝罪すら通じぬ相手だということも。
葉月は、がたがたと震えだした。
僕が一歩、前に踏み出すと、葉月は失禁して気を失った。
汚らわしい女から視線を外した僕は、その隣の、美しい女(ひと)に目を向けた。
「──勝ったよ」
僕の言葉に、弥生さんがにっこりと笑った。

379 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/16(金) 22:18:52 ID:Y/Y815x6
十七
それからの数刻はてんやわんやだったし、
それから数日も大騒動だったし、
それから数ヶ月も色々とあった。

──結局、僕は葉月と結婚した。
家老にもなれる家柄の僕と、郷士とはいえ土着の名門である葉月の家との婚姻は、
予定通り以外の結果を許されないものであった。
兵馬は、逐電した。
あの身体では二度と剣を持てないだろうし、どの家も継げない。
人を集めて復讐しようにも、今年から城務めを始め、立身への道を歩き始めた僕を狙うのに手を貸す人間はいない。
第一、兵馬本人が、もう僕ともう一度相対する勇気も気概もなくなっていた。
一度だけ、逐電前の兵馬を見かけたが、生ける屍のようだった。
僕はあいつを廃人にしてしまった。
二度と会うこともないだろう。でも、罪悪感はまるっきりない。
僕を裏切っていた葉月を妻に迎えたことにも、後悔はなかった。
それどころか、毎日、下城して葉月のいる家に戻るのさえ、僕は楽しみでいた。
もっとも、葉月と寝るのが楽しみなわけではないけれども。

「──ひぃぃっ!!」
土間の上で、葉月が悲鳴を上げる。
敷物を一枚敷いただけだから、床につけている膝や手の平は冷たいだろうし、痛いかもしれない。
でも僕はそんなことお構いなく葉月を犯し続けていた。
兵馬とさんざん乳繰り合っていた葉月は、十七になったばかりの女にしては十分に熟れていたから、
僕が多少乱暴に扱っても身体は対応できる。
今だって、すすり泣きながら、あそこはぐちゃぐちゃに濡れて僕をくわえ込んでいる。
売女め。
僕は、出入りの商人から買った張型を葉月の不浄の門にあてがった。
一番大きな奴。商人は、これは看板要で、本当に買う人なんかはじめてみた、と驚いた。
「そ、それはっ──」
葉月が恐怖に目を見開くが、僕は無視してそれを押し込んだ。
「ひぃぃっ!!」
めりめりと音がして葉月の肛門が裂けた。
まあ、壊れたところで別にかまいはしない。
一牙斎先生と葉月の母は、あの後すぐに流行り病であっけなく死んだ。
道場を継いだ宗太郎師範は弥生さんの実の弟だし、今回の件も薄々知っていて口出しはできないから、
葉月を守る人間は誰一人いない。
亭主である僕の意のままに扱える。
あ、もう一人、葉月を好きなようにできる人はいるけど。

「──ふふふ、いきそうですか? 旦那様」
畳の上からその人──弥生さんが声を掛けてきた。
「いや、全然。葉月は締りが悪いし。弥生さんとは大違いだよ」
僕はことさら平然とした表情を作ろうとした。
「嬉しいことをおっしゃいます。でも、嘘はよくありませんよ。
葉月も結構、味がよろしゅうございましょう?」
弥生さんは、にこにこと笑いながら腰を振る僕を眺めている。
相変わらず全てお見通しだ。
実際、葉月のあそこは結構具合がいい。
今日はもう二回射精しているのに、僕は限界に近くなってきていた。
でも僕は、にこやかな弥生さんの瞳の中にある嫉妬の光を感じ取っていた。
一牙斎先生の死後、一牙流を正式に宗太郎師範に譲った弥生さんは、剣を捨てた。
「今はもう、剣より大事なものがあります」
そう言って刀も胴着も処分した弥生さんは、すっかり女らしくなった。
僕が葉月と交わっている間、ちらちらと見せる嫉妬は以前にはなかったものだ。
弥生さんは、僕を独占したがっている。──とても嬉しい。
「や、弥生さんのあそこのほうが、ずっとずっといいよ」
「まあ」
この台詞は本心のものだ、これもお見通しで、葉月さんの笑顔が深まった。
葉月に劣らず上気した顔なのは、先ほど僕と交わったばかりだからだ。

380 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/16(金) 22:19:25 ID:Y/Y815x6
十八
──僕は、汚れた葉月を妻に迎えるのに当たって、弥生さんを妾として家に入れる事を条件にした。
事情を察した一牙斎先生や宗太郎師範は、何もいえなかった。
本人にそれを申し出るときだけ、僕はどきどきと不安になったが、
弥生さんは本当に嬉しそうな表情でそれを受け入れてくれた。
葉月の不貞を表ざたにしない以上、正妻の子である葉月を差し置いて、
妾腹の弥生さんを妻に迎えることはできない。
だから、弥生さんは妾として僕の家に入らざるを得なかったけど、
そうした表面上のことはどうでもよかったし、またどうでもよくする術を僕は知っていた。
後は、僕と弥生さんとの心の問題だけで、それは、問題にさえならなかった。
僕は弥生さんが必要だったし、弥生さんも僕が必要だった。
──僕らはもう離れられない。
弥生さんと一緒にいるために、葉月を道具として利用することを僕はためらわなかった。
「おおっ」
葉月の中に入っているというのに、声を聞いていたら、
先ほど弥生さんのあそこに入れたときの感触を思い出してしまい、僕の息が荒くなる。
葉月の中で、僕が一回り大きく、堅くなってくる。
葉月はかすれた声を上げて上体を床に突っ伏した。
──弥生さんとの交わりを済ませてから、葉月と交わる。
それが、僕が決めた我が家の掟だった。
掟は、もう一つある。
「──ううっ、も、もういきそうだよ、弥生さん……」
「まあ、旦那様ったら、そちらで出しては駄目ですよ」
弥生さんは僕を軽く睨んで下肢を広げた。
指で自分の性器を開いて見せる。
そこは、弥生さんの蜜液と、先ほど放った僕の精でぬるぬると光っていた。
「旦那様が子種をお出しになるのは、ここ。弥生のここでございます」
「わかってるさ。──僕の跡継ぎを産むのは弥生さん。葉月は石女ということにしておかなきゃね」
失神した葉月を乱暴に投げ出し、僕は土間から部屋へと上がった。
びくびくと脈打っている男根にそっと桜紙をあてがって葉月の蜜液をぬぐう。
「そんなことなさらなくても良いのに」
「弥生さんのあそこを、葉月の汚い汁で汚したくないんだよ。
それに、葉月の汁なんか借りなくても、弥生さんは十分濡れてるでしょ? ほら、こんなぬるぬる……」
「ああっ、旦那様ったら……」
覆いかぶさって突き入れると、弥生さんは声を殺してしがみついてきた。
「ああっ、や、弥生さんっ!」
あの日、お堂で初めて交わった時と同じ快楽に、僕は声を上げてうめいた。
「来てくださいましっ! 来てくださいましっ!」
すすり泣いて僕をくわえ込んでくる弥生さんに、興奮はたちまち絶頂に達した。
僕の男根はどくどくと力強く脈打って、弥生さんの中に子種をたっぷりと送り込んだ。
本当の妻の中に射精する快楽。
僕は弥生さんをぎゅっと抱きしめた。

──弥生さんは、もうすぐ僕の子を孕むだろう。
──葉月は、もう少しで壊れるだろう。

そうしたら、石女で気がふれた正妻を離縁できるし、
嫡男を産んだ妾を正室に迎え入れることに反対する者もいないだろう。
僕は、葉月や兵馬や一牙斎先生などより、よっぽど悪辣で冷酷な陰謀家になってしまった。
でも、かまわない。
剣の道を失い、僕のほかに心の拠るところを何もなくしてしまった弥生さんのために、
僕は誰にも負けられないから。
弥生さんのために、葉月や兵馬や他の人間をどれだけ傷つけても僕は平気だ。
僕は弥生さんを、弥生さんは僕をむさぼることでしか生きていけなくなってしまった。
だから、二人がお互いを求め与え合うのに邪魔なものは、すべて排除する。
(──さしあたっては、弥生さんをはやく僕の正室にしなきゃな)
花嫁衣裳を着た弥生さんは、どんなに魅力的だろうか。
弥生さんとの祝言を想像したら、僕はまたあそこがカチカチになるのを感じた。
僕と弥生さんの夜は、まだまだこれからだ。

381 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/16(金) 22:27:30 ID:Y/Y815x6
<剣術指南>後半です。
辰之助君は、エッチでダークな子になっちゃいました。
弥生さんもエロくてちょびっと壊れチックな女性に・・・。
まあ、兵馬と葉月ぶっこわした後は、二人だけにしておけば、
えんえんセックルし続けるだけなので、とても平和なはずですがw

382 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/16(金) 22:47:15 ID:Y/Y815x6
はうわ、文章挿入ミス発見

十六

お前や葉月を放っておくと、弥生さんに害を及ぼす。
だから、二人とも壊れちまえ。
まずはお前からだ。
言っておいたよな?
──「弥生さんと祝言は挙げさせない」って。
※さっきのお前の台詞で、はっきりわかった。


※さっきのお前の台詞で、はっきりわかった。
お前や葉月を放っておくと、弥生さんに害を及ぼす。
だから、二人とも壊れちまえ。
まずはお前からだ。
言っておいたよな?
──「弥生さんと祝言は挙げさせない」って。

前半もそうだけど、誤字脱字は数知れず。


383 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/16(金) 22:55:03 ID:7Jw+YOPP
黒い、黒いよ!
でもそれが(・∀・)イイ!!
GJ!!

384 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/16(金) 23:45:44 ID:jQdRfItO
黒ーい黒ーい(゜Д゜;)

さいこ〜

385 名前:351 :2005/12/17(土) 01:19:49 ID:0wfap5e+
いや〜〜。
思いっきり殺っちゃいましたネ〜〜w
気分爽快!!
つか、ちょっとダーク杉な気もしますがww
だがやはりそれが良い。
うん。
ボキャブラリーが少ない上に空気を読まない事が多い俺ですが、言うべき事はわかります。


 G J ! !
最高です!!

386 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/17(土) 01:31:52 ID:CJRL4Bl3
このスレではこういうの余り読みたくなかったぜ
他スレでならGJと言いたいがちょっとな。

387 名前:ファン1号 :2005/12/17(土) 02:59:03 ID:E9C8P1bs
ゲーパロさん最高でした!
これが溜飲が下がるってやつですね
設定のディテールもすごく良いし、今まで読んだ作品のなかで一番好きです。

388 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/17(土) 03:21:36 ID:SJWhvRLa
いや〜、GJでした
兵馬を倒す場面はスカッとしたし、
最後の葉月を犯してるシーンはゾクゾクしました

ゲーパロ専用氏のSSの主人公はいつもかっこいいです。すばらしい!

389 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/17(土) 04:19:11 ID:tQqlxyi0
黒いと萌えないことがわかった。

390 名前: 300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/17(土) 06:52:35 ID:LZ3/tXxE
ゲーパロ専用氏GJでした!

まさかこうくるとは思ってもいませんでしたが、さすがの一言です!やられました!

一応自分も続き出来ましたので投下します



391 名前: 彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/17(土) 06:53:43 ID:LZ3/tXxE

この間の土曜日はいろんな事があった…館長にエッチな店に連れていかれて、は、初めてのキスをしてしまった…
店から出たところをますみ姉さんに見られて叱られたりした。
……キスのことはますみ姉さんには内緒にしておこう。あれはカウントには入らない、ということで…
(でも、女の人の唇って…やわらかいんだなぁ……胸もやわらかかったし…あれがますみ姉さんなら…)
そんな事を講義中に考えてる月曜日。ハァ、結構僕ってスケベなんだな…知らなかったよ。

そんな講義が終わり帰ろうとした僕に女の人が話しかけてきたんだ。

「やっぱり君だ。おんなじ大学だったんだね」
そう言って僕の肩を叩いてきたこの女性は……だれだっけ?
髪はショートカット、背はますみ姉さんより少し高いぐらいかな?顔はなかなかかわいい顔してる。
こっちに来てからあまり知り合いはできてない。こんな人と会った事があるなら忘れるわけがない。
「え〜っと……すみません、どちらさまでしたっけ?」
僕の言葉に文句を言ってきた。
「え〜!あんなに相談に乗ってあげたのにもう忘れちゃったの?」
相談に乗ってもらった?ええ?そんなことしたかなぁ……
う〜ん、やっぱり思い出せない。
「まぁ暗かったし仕方ないか。けど始めての相手は忘れないでほしいなぁ」
初めての相手?………あ!ま、まさか……あなたはあの……
「あ、あの店の……」
「お?やっと思い出した?そう、あなたのファーストキスの相手のミカさんだよ!」
やっぱり!あのエッチな店で働いてる……僕が始めてキスされた子だ!

予想もしなかった出来事に焦る僕。……また昨日のこと、思い出しちゃった。


392 名前: 彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/17(土) 06:54:22 ID:LZ3/tXxE

「な、なんでここにいるんですか!…って、ええ?同じ大学?」
たしかに同じ大学って言ったよね?
「そ、アタシここの学生なんだ。学費を稼ぐため働く貧乏学生……だからまたお店に来てね、もっちろん指名でね!」
そう言って抱きついてきた!う、腕に胸が、あ、当たって……
「うふふ…どう?気持ちいいでしょ?…ぷっ、アハハハ!君、顔真っ赤だよ?ほんとかわいいねぇ」
そういってさらに胸を押し当ててきた。
「や、やめてください!ぼ、僕はもう二度とあんなお店に行きません!そう誓ったんです!」
腕を振り払って逃げようとする僕。
「あん、だめよ女の子には優しくしないと…7年間片思いの子にも嫌われちゃうよ?
せっかくこの大学に追いかけてきたんでしょ?がんばらなきゃね」
………な、なんで知ってるんだ?秘密にしてたのに……
「せっかくお店で相談に乗ってあげたのにつれないんだ……お姉さんさみしいな。
さみしいからいろんな人に喋っちゃおうかな?」
ああ!お、思い出した……キスされて胸を顔に押し付けられたとき思わず好きな人がいるって言っちゃったんだ…
で、エッチなことされない代わりに時間までいろいろ喋っちゃったんだ……ええ?いろんな人に喋る?
「そ、それは、それだけは勘弁してください!」
そんなことされたらますみ姉さんにばれちゃうじゃないか!
「どーしよっかなぁ?でもお店、来てくれないんだよねぇ…あたし、とぉってもさみしいなぁ…」
うふふっ、と笑うミカさん。な、何か企んでる顔だ、これは。
「そういえばアタシお昼食べてないからお腹すいてんだよね〜。どっかにいないかなぁ、
とぉってもさみしがりなアタシに美味し〜いご飯、食べさせてくれるかわいい子」
うう〜、これは僕にご飯を食べさせろって言ってるんだよな……かんちょ〜、うらみますよ〜。
「わ、分かりました!奢ればいいんでしょ!奢れば!」
「あっ、な〜にその態度。アタシがまるで無理やり奢らせようとしてるみたいじゃないの、失礼ねぇ。
アタシはただ一緒にご飯食べて、さみしいアタシのお話聞いてくれる人探してるだけだよ?
別に君じゃなくていいんだけどね〜。それとも君、アタシとご飯食べたいの?」
な、何だこの人!ぼ、僕の弱みに付け込んで……
「……あ、あなたとご飯が食べたいです……一緒に食事に行きませんか?ミカさん」
く、悔しい〜!何でこんな人とご飯に行かなくちゃいけないんだ!
「う〜ん、どおしよっかな〜?…うん!君、かわいいから今回だけデートしてあげるよ」
なにがどおしようかな、だよ!最初から僕に奢らせるつもりで……ええ!デ、デート?
「えええ!デ、デートってなんですか!なんなんですか!」
ご、ご飯食べに行くのがなんでデートなんだ?
「うふふ…その様子じゃデートもまだと見た!大丈夫よぉ、別に君を食べたりしないわよ。
ただご飯食べたり……うふふ、まぁ安心しなさいね」
ご飯を食べたり……うふふ、ってなんなんです?うわ!ま、また腕に抱きついてきた!む、胸押し付けないでぇ〜
「ほら!いくわよ!美味しいイタ飯屋の場所教えてあげるから!」

い、イタ飯屋?……牛丼じゃ…ダメだよねぇ。ああ、お金が…デートが遠のくよぉ、ますみ姉さ〜ん。



393 名前: 彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/17(土) 06:54:49 ID:LZ3/tXxE

(あ〜疲れたぁ〜!まぁだ体が慣れてないなぁ)
大きく背伸びをしてから家路につくアタシ。今年21才にして大学入学したのだから当然かな?
(去年までコツコツ勉強してたとはいえ、3年のブランクはきついな〜。
じっと座って話を聞くってのがこんなにシンドイってこと忘れてたよ)
この3年間で感じることのなかった心地よい疲れに満足しながら3年間を思い出す。
…高校卒業して借金返済のためすぐ風俗入り、かぁ…よく3年も頑張ったなぁ。偉いねぇアタシ、カワイイねぇアタシ!
コレも全部くそオヤジの残した借金のせいなんだよねぇ。どうせ死ぬなら金残せってんだ。
おかげで大学進学もダメになったしね……あれはショック大きかったなぁ……ポジティブなアタシが凹んだもん。
けどくさらずに3年間頑張ったかいがあるってもんよ!
返済を3年で終わらせたのは『さすがいずみさん!よっ、カワイイよ!』って感じだね。

風俗で働いてる間も勉強してたかいあって大学合格したけど……講義受けるのツライわ〜。
何がツライって夜働いてるからネムイんだよね。
さっさと学費貯めてセクキャバなんて辞めなきゃね。
……にしても昨日の客、ナニあれ?セクキャバで初キッスって……キモ!
……いざという時の為に場数を積むために来たって……キモスギ!
君にはいざという時なんて来ないよって、何度言いそうになったか。
今時いるんだねぇ。あんなピュアな心を持つ少年が……プ、プププ……あっははは!なんだぁピュアって!
けど面白い子だったなぁ。抱きついただけで真っ赤になって暴れるんだからね、新鮮だったなぁ。
きっといいとこのボンボンね。じゃないとあんなピュアボーイには育たないわ。
それにしても…7年間の片思いかぁ……暇だねぇ。よっぽどすることなかったんだろうね。
けど……恋かぁ…いつだったかなぁ、最後に人好きになったのって……忘れちゃったな。
恋なんてしてる暇なかったもんな……ちょっと羨ましいかな?
やっぱり風俗で働いてたからそういう感覚、麻痺してるんだろうね。早く元に戻さなきゃね。
まぁとりあえずは金欠のアタシのお腹を満たしてくれるお友達探さなきゃね。
そんなこと考えてたアタシの目に見覚えのある顔が飛び込んできた。

………んん?あの顔どこかで見たような?…ああ!あれって昨日のピュアボーイ!
まさかこれって運命の出会い?一夜限りの出会いだったのにすぐ会えるなんて……
そうか彼……アタシにご飯を食べさせるために生まれてきたのね!
なんて悲しい運命なの!……けど運命には逆らうことできないもんね。
分かったわ。アタシ、ミカこと佐藤いづみは………運命に従います!

……昼飯ゲェェェット!何にしようかな〜?



394 名前: 彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/17(土) 06:55:17 ID:LZ3/tXxE

(もう3時過ぎか…ユウ君もう帰ったかしら?)
今日から彩はしばらく大学に来れないみたい。あの子にもいろいろあるのね。
だから一人での帰り道、ふとユウ君のこと思い出したの。

…そういえば最近一緒にいること少ないわね。…そうだ!久しぶりに夕御飯一緒に作ろうかな?
ユウ君引っ越してきてから一度もしてないしね。
私もユウ君も今日はバイトないし、ユウ君ああ見えて料理上手いし、腕が上がった私の料理も食べてほしいしね。
ユウ君、私が料理作れるようになったと知ったらビックリするだろうなぁ。
昔を思い出し笑みを浮かべる私。

フフッ、昔は全然作れなかったしね。2人でよく留守番してた時、御飯はユウ君が担当して掃除洗濯を私が担当してた
ぐらいだしね。……久しぶりにユウ君のオムライス食べたいなぁ。今夜作ってもらおうかしら?
ユウ君に電話してみよう。友達と予定が入ってるかもしれないしね。
そういえばユウ君、こっちに来てから友達できたのかしら?そういう話聞かないわね。
他の人と出かけるって聞いたことないわね。この間のエッチなお店に館長さんと行ったぐらいよね?
……あの館長さんって大丈夫なの?ユウ君をあんな所へ連れて行くなんて……心配だわ。
かなえ先輩が仲いいって言っていたから先輩から一言言ってもらおうかしら?
先輩といえば結婚を渋ってる池田さんを外堀から攻めていくって言ってたけど…上手くいってるみたいね。
少し前はお父様と仲良くなったと言ってたから館長さんとはいい関係になってるのよね…
かわいそうな池田さん……きっと気がつけば逃げ場が無くなってるのね。
まぁいいわ。それよりユウ君に連絡して今晩の予定を聞かなくちゃ。……なにあれ?ユウ君よね?
私が見たのはイタリアレストランから腕を組んで出てくるユウ君と若い女性。

(あの女の人は最近大学で見かけるようになった人ね……ユウ君と同じ新入生かな?)
……なんだ、いい人いるんじゃないの、やるわねユウ君。
あっ、ユウ君もこっちに気づいたみたい。ちょうどいいわ、紹介してもらおうかしら。
どんな人か気になるしね……あら?少し胃がむかむかするわね?何故かしら?
……最近飲みすぎのせいかしら?少し抑えなきゃね。

そんな事を考えながらユウ君達に近づくアタシ。ん?ユウ君そわそわしてるみたい。フフ、照れてるのね。



395 名前: 彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/17(土) 06:55:58 ID:LZ3/tXxE

(なんで一人3000円もするんだよ?はぁ…イタリア料理って高いんだなぁ…)
予想外の出費に凹む僕。どうせならますみ姉さんと来たかったよ…
「ごっちそーさま〜!んふふ、結構美味しかったでしょ?」
うわっ!ミカさんまた抱きついてきたよ。
「さってと、次はどこいく?デートなんだから君が決めなさいよ。……けどホテルはまだ早いけどね〜」
へ?次って?……まさかまだ奢らす気なの?勘弁してよ!
「次なんてありませんよ!第一もう自由に出来るお金なんてありませんから!」
そう、僕って貧乏学生なんだよね。親からの仕送りで生活できるといっても食費は月3万円。
だからバイトを始めたんだ。このままじゃますみ姉さんとデートも出来ないからね。
「うっふっふ。このミカさん、そんな嘘には騙されませんよ?」
そう言ってまた胸を押し付けてきたけど、僕はそれどころじゃなかった。
ますみ姉さんがいたんだ……ニコニコしながらこっちに歩いてきてる。ど、どうしよう……

(んん?なんでリアクションしないの?このアタシが胸、押し当ててんのよ?タダで感触味わえるんだから
何か言いなさいよ!ピュアボーイのくせに生意気ね!)
反応がないので様子を見てみると、一点を見つめて汗かいてる。ん?なんだぁ?
視線の方向を見てみるとこっちに歩いてくる女が1人……あれって大学でチョー有名コンビの1人、だよね?
う〜ん、服の上からでも分かる巨乳ね。…いづみさん、完敗だわ。
「ミ、ミカさん、離れてください…」
ん?声震えてるよ?どしたの?
けど離れてと言われれば離れたくなくなるのが人情ってもんよね、逆にギュッと抱きついてやったわ。
「こんにちは、ユウ君。うふふ、デートかな?」
近くで見ると……かわいい顔してんじゃないの。…いずみさん2連敗ね。
んん?ユウ君?そういえばこいつの名前、聞いてなかったね。ユウって名前なんだ。
「あ、あの、ますみ姉さん。これはその…あ、あれなんです…」
ナニ焦ってんのピュアボーイ?…ますみ姉さん?はっは〜ん、コイツの姉貴なんだ。身内にバレるの嫌なんだね。
ますみって女よく観察して見ると育ちがよさそうな品のいい顔してんじゃん。さすがボンボン育ちね。
……一応玉の輿の保険かけとくかぁ?
「始めまして、佐藤いづみです。皆からはあだ名でミカって呼ばれてます。(源氏名だけどね)
ユウ君とは大学に入ってから親しくさせていただいてます。よろしくお願いしますね」
ニッコリ営業スマイルかますアタシ。ふっ、完璧ね。
「私は森永ますみです、ユウ君がお世話になってます。こちらこそよろしくね」
うっ、なんていい笑顔なの……いづみさん3連敗ね。
「い、いや、ますみ姉さん。コレは違うんです!話を聞いてくださいよ!」
なぁ〜に焦りまくってんの?テンパリすぎだよ、ピュアボーイ君。
「ふふ、残念ながら惚気は彩ので聞きアキてま〜す。今度詳しく聞かせてね。いづみさん、ユウ君をお願いしますね」
そう言っていい笑顔残して去って行った。お願いしますってことは…身内公認?玉の輿ゲットなの?
……んっふっふっふ、思わぬ拾い物ね。後はどうやってコイツを落とすかね。
そうだ!このアタシが3年間で培ったテクニックを披露しちゃおうかな?……ってなに泣いてるのよ!
あ〜、どうしよう?メンドクサイなぁ。……とりあえずアタシの部屋この近くだから連れ込むか。
そこで慰めながら既成事実作って責任取らせるか。うんそれでいこう。

……けど何で泣いてんの?ピュアボーイは理解できないわね。


396 名前: 彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/17(土) 06:56:40 ID:LZ3/tXxE

気がついたら僕は見知らぬ部屋にいた。何処だここ?
「お〜い?やっと正気に戻ったのかい?ピュアボーイ君」
へ?う、うわ!ミ、ミカさんなんでバスタオルだけなんだよ!
「な、なんて格好してるんですか!……ところでここって何処なんですか?」
周りを見てみるとあまり物のない質素な部屋。物がないのは僕の部屋とよく似ているな。
「んっふっふっふ…ココこそいづみさんの部屋だよ!男を連れ込んだのは君が初めてだよ、満足させてね?」
満足って……掃除でもさせるつもりかな?なんでこんなところにいるんだ?
「なにボケっとしてんの?はは〜ん、緊張してんだ?」
「いや、なんで僕ここにいるんですか?」
「へ?お姉さんに会った後、君が泣き出して動かなくなったから連れて来たんじゃないの。
道の真ん中で泣くのは恥ずかしいから止めた方がいいよ?」
お姉さんに会った?……ああ!そうだ!ますみ姉さんに会ったんだ!そして……誤解されたんだ……
「……う、うう……ヒック、ウック…」
「……はぁ、またかぁ。何で泣いてるの?男が泣いてたら嫌われるよ?」
僕はミカさんに話した。今までのことを…ますみ姉さんとのことを…

(なにコイツ、ボンボンじゃないわけ?…はぁ、そう簡単には玉の輿乗れないかぁ〜)
すべてはアタシの勘違い。話を聞いてみたら全て分かったわ。
どうやらこいつはアタシと同じく貧乏さん。
で、隣に住むますみって女(さっきの巨乳ちゃん)に恋してるんだって。
……そりゃ恋もするわ。あんなレベルの高い娘狙ってるなんて、さすがピュアボーイ。恐れを知らないわね。
けどコイツって…一途、なんだよね。そういえばアタシにもあったよなぁ〜こんな時。
こんな一途でかわいい子に想われるなんて…羨ましいな。
「…ゴメンネ、アタシのせいで勘違いさせちゃったみたいね」
泣き止まないコイツの頭を撫でながら謝るアタシ。
「いいえ、誤解されたのは僕のせいです。僕がしっかり訳を言わなかったからです。ミカさんは悪くないです」
泣き止んだけど目に涙を浮かべて言うコイツ。カ、カワイイ……
(うっ、なにコイツ……こんな可愛い事言うなんて……抱きしめたくなってきたじゃないのよ!)
気がついたらアタシ頭を抱きしめながら撫でていたの。
(…な、なに?このイメージプレイみたいな状況は?そりゃイメクラで何度かした事あるけど…リアルでするとはねぇ)
あっ、また泣き出した……しかたないなぁ、久しぶりにプレイしてあげますか!アタシも疼いてきたしね。
顔に手を添えて優しくキスするアタシ。きたきたぁ!エンジン掛かってきたぁ!
「ゴメンネ、ユウ君……お詫びに今日は慰めてあげるわ。お姉さんに任せてね」
耳元で囁くアタシ……3年間の経験で慰めてあ・げ・る…

バスタオルを取って全裸になるアタシ。……ピュアボーイ、いただきま〜す!


397 名前: 彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/17(土) 06:57:01 ID:LZ3/tXxE

(な、なんだこの状況は……なんでミカさん裸になるんだ?)
『ゴメンネ、ユウ君……お詫びに今日は慰めてあげるわ。お姉さんに任せてね』
そう言ってミカさんバスタオルを取ったんだ。下には何も身につけてなかったわけで…
だ、ダメだ!こんなことしちゃ…こういうことは好きな人同士でする事だ……と思う。
「や、止めて下さい!こんなことしちゃダメです!」
目を背けて言う僕。
「……ユウ君、今だけでいいの…今だけ貴方を感じさせて…お願いだから」
…ミカさん、涙声だ…なんで僕なんかにこんな事…
「何でなんですか…何で僕なんですか…」
「…貴方、死んだ弟にそっくりなの…名前も同じだし…今日だけでいいからお願い…」
その言葉に驚いてミカさんを見ると涙が流れだしている。……どうしよう。
「触ってみて…ほら、ドキドキしてるでしょ?貴方のせいなのよ」
僕の手を取り胸に当てるミカさん。…やわらかい。
「……お願いユウ君。今だけでいいの。今だけ私を抱いてほしいの…あの子を忘れさせて…お願い…」
その言葉に僕はミカさんを抱きしめていた……

(う〜ん、我ながら凝ったシチュエーションだねぇ。死んだ弟の変わりにエッチするって…普通ありえな〜い!
まぁ、それがプレイ的にはいいんだけどね。…童貞貰いたいけどそれはさすがにダメだよね…)
抱きしめられながら考えるアタシ。結論として素股ですることにした。
アタシの素股は入ってるみたいだって大好評だったから満足するでしょ!
さ、プレイ始めますか!あぁ、興奮してきたぁ…久しぶりだからねぇ…



398 名前:彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/17(土) 07:11:35 ID:HJ7qFtN6
抱きしめられたままコイツのアソコをさする。うふふ、今日は可愛がってあげまちゅからねぇ〜
「あっ、ミカさん、そこは……」
「ダメ!今は姉さんって言って…お願いだから……」
ジッパー下ろしながら言うセリフかぁ?……ズボン邪魔ね。脱がしちゃえ。
「ユウ君、立って…お願い」
素直に立つコイツ……アソコは半立ちみたいだけどね。
ズボンを下ろしてトランクスに手を掛ける。あぁ〜なんか禁断の愛って感じで興奮してきたぁ〜
「や、やっぱりダメだよ、ミカさん!」
むっ、まだ抵抗するか?
「ダメ!今はお姉さんよ……んん…ちゅぱ、ちゅ、ちゅちゅ…ちゅぱ…」
無理やりキスするアタシ…もちろん舌入れてあげたわ。
唇を離すと虚ろな目をしてる…あぁ〜ゾクゾクしてきたぁ〜
「ふふ、ユウ君、お姉さんと言ってね…そうしたらココにも今のキスしてあげるわ…」

トランクスの上からアソコを撫でながら耳元で囁くアタシ…もうビンビンじゃないの。

「あ、ああ…姉さんやめて…」
うふふ、ついに言いました。姉さんって言いました!よく出来ましたね、ご褒美上げますよ。
「うれしいわ、ユウ君。…私にまかせてね。上着も脱ごうか、ユウ君」
素直に脱ぎだすコイツ。脱いでる間もアソコから手は離さない。結構デカイね、こいつのって。
お?結構筋肉質じゃん、コイツ。

じゃ、始めましょうか…姉と弟の禁断の愛を…イメクラモード、スイッチオ〜ン!


399 名前:彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/17(土) 07:13:50 ID:HJ7qFtN6

(…何で服なんて脱いでるんだ僕は…こんなことしちゃダメだよ…けど頭が働かないよ…)

僕は服を脱ぎトランクス一枚になった。ミカさ…姉さんはアソコをずっとさすっている。

「こっちに来て、ユウ君…」「はい、姉さん…」
もうこれが現実なのか夢なのか分からなくなってきた…もういいや。なるようになれ…

ベットに寝かされる僕。姉さんトランクスに手を掛けてきた。
「少しお尻上げてくれるかな?」
素直に上げる僕。
「うふふ、よく出来ました。これはご褒美……チュッ…チュポッ…ジュル…ジュポッ…」

ううっ!なんだコレ!気持ちいい…アソコを見ると姉さん僕のを咥えてる…
「あっ!ダメだよ姉さん!汚いよ!」
「はむっ、んっく、ユウふんに、きはないとこなんへ、はいわよ…ジュッポジュッポジュッポ…」
ああ…姉さん気持ちいいよぉ…うう…だ、ダメだよもう出ちゃう…
「も、もうダメ…姉さん出ちゃうよぉ…」
「はぁぁ…出していいわよ。姉さん飲んであげるわ。ユウ君の飲んであげる!」
姉さん右手でしごきながら僕のを顔に擦り付けている…い、いやらしいなぁ…
口に咥えなおしてさらに激しい動きで僕を攻め立てる姉さん。
ジュポジュポジュポジュポジュポ……
「うあああ〜!ね、姉さん!でるぅ!出ちゃうよぉ〜!」
ああ!も、もうだめだぁ〜!……ドピュ!ビュピュ!ビュプ!ピュ!……
姉さんの口の中に大量に出してしまった…凄い…凄かった…
(んく、んく、ごくん)
あ、姉さん僕のを飲んでくれてる…嬉しいな。
「ケホッ…うふふ、ユウ君凄くいっぱい出たね。まだまだ出そうね」
僕の横に寝転んできながら囁く姉さん。

「次は姉さんを気持ちよくしてほしいなぁ…女の子を気持ちよくさせる方法教えてあげるね」



400 名前:彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/17(土) 07:16:59 ID:HJ7qFtN6

「ユウ君、胸触って…優しくだよ…んあ!そう、そこ気持ちいいよ…舐めて…ああん、そうよもっと舐めて…」
あはぁ…気持ちいい…かわいい子にしてもらうとこんなに気持ちいいんだ…
今までは仕事だからヌク事ばかり考えてたからね…
「お手てお留守にしちゃダメよ?…ここ、触ってね…」
右手を手に取りアソコに持っていく
あぁ…いいわ。男がイメクラにハマルの分かるわぁ…んん!
クチュ…クチュ…クチュ…
「あ、あ、あ、ああ!いい、いいわよ!ユウ君いいわぁ〜!」
乳首舐められながらアソコ弄られてる……ああん、気持ちいいわ…
「ん、ユウ君。ココ舐めて…姉さんのいやらしいココ…舐めて…」
一度体を離させて、両足を開きアソコを広げるアタシ…早く舐めて!
「すご…凄いよ姉さん…凄くいやらしいよ…」
ピチャ…ピチャピチャピチャ…ジュル、ペチャ…ピチャピチャ…
ひゃう!…あ、スゴ!…イヤ!……くうん…ああ!い、いきそ…
「ああ、凄いよ姉さん…いくら舐めてもどんどん濡れてくるよ…ベットまで濡れてるよ…

姉さんのココ、黒くてヒクヒクしてて、とてもいやらしいよ…」
ああ!凄いわ!もっと舐めて!もっとぉ!………黒い?今コイツ…アタシの黒いって言いやがったな!
「ユウ君、交代よ。姉さんがすっごく攻めてあげる」
アタシは上に乗ってコイツのアソコをアタシのクリちゃんに当たるようにして腰をスライドさせる。
もちろん右手でコイツのを握り締めながら…これがアタシの18番の素股よ!
これで何人虜にしたか……アタシがイクまで止めてやんないからね!
黒いとか言った罰よ!……気にしてんだからね……
ヌッチャ…ヌッチャ…ヌッチャ……あ、んん!い、いいわ…コイツいいもの持ってるわね…んん!
「だ、ダメ姉さん!入れちゃダメだよぉ〜!」
うっふっふ、入れてないんだよ〜だ。…んっ、気持ちいい…
「で、出ちゃう、出ちゃう、出るぅ〜!」
ネッチャ…ヌッチャ…ヌッチャ……ドピュ!ピュピュ!ピュル……
ああん、もういっちゃったの?…あれ?小さくなってきた…そうはさせないよ。
人差し指にアタシのアソコから流れてる愛液を十分に付けてコイツのお尻に突き刺す。

「いひゃう!な、何するんですか!止めて下さいミカさん!」
おお?正気に戻ったのね…けど遅いよ。人差し指をクイッとな。入れた指で前立腺をマッサージ…はい、復活しました!
「うっひゃう!み、ミミミカささんん!」
うるさいなぁ。…ヌチュ…ヌチュ…ん、あ、あ、いい、気持ちいい…
ヌッチャ…ヌッチャ…ヌッチャ…ヌッチャ…
さらに腰の動きを激しくするアタシ……アタシがイクことができたのはコイツが3回イッテからだった。



401 名前:彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/17(土) 07:18:52 ID:HJ7qFtN6

僕はベットの上で三角座りしている…全裸でだ。
「ごめんって。謝るから許してよぉ」
ぼ、僕の体……汚れちゃった……汚されちゃった……
「ねえ、ユウ君…減るもんじゃないんだからいいじゃないの。あっ、精子は減ったかな?
けど君も最初はノリノリだったじゃない?」
お、お尻に指を……それで立っちゃうなんて…僕は変態なんだ…
「シャワー浴びなきゃザーメン臭いよ?」
ますみ姉さんに嫌われる…嫌われちゃうよ…
「そんな怒んないでよぉ。気持ちよかったでしょ?5回もイッタんだから」
こんな変態…死ななきゃダメだよね…短い人生だったなぁ…
「ほらぁ、元気出してよぉ。アタシと5回もしようなんてお店だったら7〜8万かかるよ?得したじゃん!」
どこで死のう…迷惑が掛からないとこがいいな…
「仕方ないなぁ…サービスでもう一回してあげるよ」
「もう黙っててよ!こんな…汚れた僕なんて…もうほっといてよ!」
う、うう…涙が出てきた…
「ハァ?…お前今、なんて言った?汚れてる?アタシとしたからか?じゃあアタシは汚れた汚物か?もう一度言ってみろ!」
ミ、ミカさん?こ、怖い…凄く怖いよ…
「確かにアタシは3年間、風俗で体売ってたよ…あんたをいかせてあげたのもその時のテクニックだよ。
けどねぇ、汚れてるはないんじゃないの?好きで風俗で働く女がいるもんか!」
ミカさん…泣いている…
「アタシはねぇ、プライド持ってやってたんだよ?アタシにつく客全員に最高の時間を過ごして貰おうとね!
確かに安っぽいプライドかもしんないけどね…そのプライド持ってやってたことを汚いなんて言われちゃね……
風俗で体張って頑張ってる娘達全員を馬鹿にされたことなるんだよ!」

……ぼ、僕は知らないとはいえ…なんて軽はずみなことを言ってしまったんだ……


402 名前:彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/17(土) 07:20:49 ID:HJ7qFtN6

「ご、ごめんなさい!軽はずみなこと言ってしまって…許してください!」
土下座する僕。
「……気持ちよかったでしょ?そういう夢のような時間を一緒に体感するのが……風俗なんだよ」
「ミカさん…」
「違うよ、アタシのホントの名前は佐藤いづみよ…アタシこそゴメンネ。ちょっと悪乗りしちゃったわ」
そう言ってほほ笑むミカ…いや、いづみさん。
「君、カワイイから悪戯したくなったのよ…けど安心して。君、まだ童貞だから。入れてないからOKでしょ?」
「もう、いづみさん!そういう問題じゃないですよ!」
館長みたいなこと言う人だな。
「あはは!元気になったね。…もう一発しとく?今なら童貞貰ってあげるけど?」
はぁぁ、さっきの怒りはなんだったんだ?
「あ、な〜に?なんでため息なのよ?やっぱりますみ姉さんじゃないとイヤなのね…アタシは遊びだったのね」
「遊びとかそういう事じゃ……ってなんで僕の好きな人がますみ姉さんだって知ってるんですか!」
「いや、君の態度でバレバレよ?森永さんは気づいてないの?」
ええ!そうなの?僕の態度って…バレバレなの?
「なぁにショック受けてんのよ!やっぱり君、面白いねぇ〜。よし!いづみ姉さんが協力してあげる!」
そう言って僕の胸にパンチをしてきた。
「アタシに任せてよ!どんな性の悩みでも答えるわよ!遠慮しないで、友達でしょ?」

「そんな答えはいらないですよ!」
「あらぁ、付き合うようになったら必要だと思うけどなぁ」
「……その時にお願いします」
「あはは!分かったわ、期待せずに待ってるよ!とりあえずシャワー浴びてザーメン落としたら?臭ってるよ」
あう!…とりあえず僕はシャワーを借りてサッパリする事にした。

こうして僕には強力な?味方が出来たんだ…味方かなぁ。
まぁ一応女性だからますみ姉さんの気持ち分かるだろうし、いろいろ相談に乗ってくれるって言ってくれたしね。
それに……こっちに来て出来た始めての友達だしね……友達があんな事するかなぁ…
当面の目標はますみ姉さんの誤解を解くこと!いづみさん協力してくれるかなぁ…不安だ。

けどいづみさんのおかげでますみ姉さんとのデートが実現したんだ!
でもその時になぜお酒が強い人としか付き合わないって言ってるのか分かったんだ……

そしてそれ以上にショックなことも知ってしまった…
僕に出来ることって何があるんだろう…ますみ姉さん…



403 名前:300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/17(土) 07:28:45 ID:HJ7qFtN6
今回は以上です
誤字脱字てんこもりですが勘弁してください

404 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/17(土) 07:41:28 ID:Ns16SoVP
GJ! 乙です!
(*´Д`)ミカさん萌えす。ツボッた

405 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/17(土) 08:59:52 ID:ABiHIwIG
>>375あたりまでは好きな流れだった。

406 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/17(土) 10:17:05 ID:Gltd8PVH
>>403
GJ、GJ!!
>>348の館長の繰り返し台詞でも感じたのですが、複数視点なのに会話のリズムで話をテンポ良く動かすのがすごいいいですね!
溜め→爆発系で、最近溜めすぎて暴発的な話ばかりの私としては、この連鎖がとてもうらやましい。
年上の女友達とか従姉妹の姉ちゃんとかが、主人公と肉体関係持ちつつ、本命恋を応援!
というシチュはエロくて大好きです。

>>384-390
やっぱり黒杉でしたか?
>>405指摘の通り、>>375あたりがターニングポイントです。
あそこから、決闘をさらっと流して、辰之助の前から消えようとする弥生を、
辰之助「あの色ボケシチュ全部試すまで離さない」弥生「それじゃ一生かかります」
という馬鹿ップルラストも考えてたのですが、
葉月を犯してる辰之助に「旦那様が子種をお出しになるのは、ここ。弥生のここでございます」
と弥生が誘うシチュと台詞を思いつかいてしまって一気に黒モードに。
一昔前のビジュアルノベルだったら、今回のトゥルーエンドを終えてからもう一度はじめると、
戦闘シーンで選択肢が増えてて、破壊の衝動を抑える→上記のハッピーエンドルートに行けると思いますw

書いているうちに色々いじったので、全部がちょびっとずつ黒くなってのっしり重くなったのですが、
このスレ的には、どの辺が黒杉ですか?

・弥生が生娘でなくなった過去
・弥生が剣を捨ててちょっと(かなり)人格崩壊
・兵馬必要以上にボコボコ
・辰之助、葉月と仮面夫婦&壊すの決定
・弥生、それでも、つーか、それが幸せ状態


407 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/17(土) 10:18:57 ID:Gltd8PVH
それと、保管庫の管理人様、
いつも超高速の保管、ありがとうございます。

408 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/17(土) 10:39:03 ID:MXWEFXyh
大切なのは愛だ
不細工な憤りや薄汚い憎しみは要らない
そうだろ?



ごめんなさい言ってみたかっただけですorz

409 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/17(土) 10:43:56 ID:ABiHIwIG
ここが黒い

・兵馬必要以上にボコボコ
・辰之助、葉月と仮面夫婦&壊すの決定

兵馬達以上に悪役になってしまった。

410 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/17(土) 12:11:27 ID:PKDQwsfW
だがそれがいい

411 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/17(土) 12:52:07 ID:Ca7ZN/d0
この話にはこのラストが最もふさわしい気がするが。
辰之助がいくら黒いといっても、弥生には非常に誠実であるわけだし。
それに、葉月と麒麟児を野放しにしたらそれこそ後味悪い。
そんな俺は年上妻・美佐子のファン。また甘〜い続編書いてください!

412 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/17(土) 15:47:32 ID:w7Gb/rN4
黒杉とか言われても、ゲーパロ氏は自分の思う通りに書いたらいいと思います。イイヨイイヨー
欲を言えば、「女性上位で優しく愛撫される」関心の部分をもう少し多めにして欲しかったかな。
兵馬x葉月を覗くシーンと辰之助x葉月x弥生の壊しエロと比べると、メインディッシュが弱い気がしました。

413 名前:300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/17(土) 16:34:31 ID:HJ7qFtN6
>406
ゲーパロ氏に誉めてもらえるなんて…感激です!

テンション上がったのでなるべく早く続きを書こうと思います



414 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/17(土) 18:47:08 ID:1ghhhPbN
>>408-412
結局、書けるものしか書けないのですが、
他の人の感想は、ひとりで書いていると
書ける書けない、や、書きたい書きたくない、ではなく
思っても見なかったところを指摘してもらえるので貴重です。

自分で予想した最大の黒ポイント
・辰之助、葉月と仮面夫婦&壊すの決定
はやはり指摘されましたが、その他のポイントでは
予想外の結果もあって、おおー、そーなのか!と新鮮な驚きです。

あとは、「女性上位」で「優しく」「愛」でエロって、考えると難スィ……。
玖宇皇女もこのスレの王道からはちょっと外れていたし。
IDで「h」が三つも並んだので、エロエロに精進します。

415 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/17(土) 20:28:57 ID:5/iRp3Uf
ゲーパロ氏の今回の作品を見て、ブランキーの「★★★★★★★」を思い出したよ。
確かに最後は黒くなってたけど、あれぐらいでいいと思う。腐った奴を引き裂いてやるのはいいことだと思うわ。
何はともあれGJ!!

416 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/18(日) 03:13:05 ID:JrHys0Yj
ゲーパロ氏おつかれさまです。
僕はこういう感じの作品は悪くないと思いますよ。

417 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/19(月) 02:11:34 ID:4UYmnYcS
なんか最近なぜか寝取られ、鬼畜ぽいのがツボになった
前は鬱にすらなってたのにな…

418 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/20(火) 15:36:55 ID:dlGuuv+/
>>ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6

「女性上位」でも「優しく」でもないな。なんじゃこれ、スレタイ読め。投下するスレ考えろ


419 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/20(火) 18:17:13 ID:MleGPpmw
>>418
なら貴様が書いてみろ

420 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/20(火) 18:46:06 ID:54dRuN0X
スルー

421 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/20(火) 18:46:28 ID:hOR/7Mur
この「女性上位」って優位って意味だよな?騎乗位じゃないよな?
ちと気になったもので。

422 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/20(火) 18:46:56 ID:id5YYejU
煽り厨の湧く時期か。
セクロスは女性上位だし優しいし、十分このスレ向けだ。その他部分がやや多めだかな。
レベル高い職人さんがちょっと玉にキズなとこ見せるたんびに鬼の首でもとったように湧いて出てくるこういう厨房のおかげで、あれの続きも読めなくなったし、あの神も来なくなった。

423 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/20(火) 18:47:53 ID:3adDeYer
もうすぐ冬休みですね

424 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/20(火) 19:16:17 ID:54dRuN0X
スルー

425 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/20(火) 22:18:32 ID:M5HgDWVX
スルースルーいう奴もスルーできてない件について

426 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/21(水) 02:17:41 ID:T1rQokUu
>>425
それを言うと話が永遠にループします

427 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/21(水) 10:48:20 ID:DmpiSjmn
突然あらわれて、あんなにいたおっかけライダーズが、おっかけ対象の話が進んでいるのに全然レスつけに来ないのが不思議だね。
あの勢いだったらそん中の4、5人は来るんじゃない?
作者がとはいわないけど、やっぱ一人の人のにぎやかしだったんだな、あれは。


428 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/21(水) 13:03:11 ID:UnzM7v91
職人が投下した直後に空気を読めないレスをした>>405が悪い
こいつのせいで変な流れになった



429 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/21(水) 17:19:22 ID:gNFGAGso
>>427
毎回投下する度にアレだけの数のレス返されたらウザったいだけだろ。
貴方自身も427の書き込みから察するに、あのレス群は大分気に障った様だし。

一人の賑やかしだったとしても、そうでないにしても、
ココは向うとは違う住人が見ていて、違う雰囲気を持ったスレなのだから、
向うと同じノリを持ってくるのはマナー違反だろうと理解してくれたのだろう。
まぁ、もちろんソレは希望観測でしか無いのですが、
あの人(達)の書き込みを見て、長々と駄文を書き連ねた身としては、
少しは自分の気持ちも伝わったのかなぁと自己満足に浸っていた訳ですよ。

たとえ427が、300氏のおっかけに標的を変えた釣りだとしても、
俺が盛大に釣られたので、他の方は軽くスルーしてくだちい。
いつもはロムってるんだけど、今はその「いつも」の空気じゃなかったから口を出したくなっちった。
最近は比較的荒れてなかったのになぁ。板の人口増えたのかな?
今回も長文と容量の無駄使いスマソ。SSだと期待して読んだ人もすまんこ。

430 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/21(水) 19:03:06 ID:e8qyGGfF
俺はおっかけライダーアマゾンだが
俺がおっかけライダーを名乗ったのは「このスレに続編投下したんですね。前作から見てますよ」
のメッセージがこめられているわけだ。

431 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/21(水) 19:16:50 ID:EeaQmI0x
>>419
いまだにいるんだね〜こういうヤシw

「この腕前でプロのコックになれるかどうか味見してくれ」って言って、品を出してくるもんだから
こっちは食べた上で「不味い」って感想述べると、「不味いとはなんだ!じゃあおまえが料理つくれ!」
とかキレだす。

キチガイとおんなじw

432 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/21(水) 20:01:22 ID:6NQFoSYo
>>431
ん?ってことはここに投下する作者はプロの作家になれるか読者に聞いてるってことだよね?


433 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/21(水) 20:07:16 ID:hsO1uCDJ
くうき わるいよ ふんいき わるいよ
そろそろ くりすます だから
しょくにんさん えろい ぷれぜんと ください!
                 ハ_ハ
               ('(゚∀゚∩
                ヽ  〈 くりすます を ひとりみ で すごす
                 ヽヽ_)  ひとたち を たすける ために!

434 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/21(水) 20:21:36 ID:dwydOi4y
それはおかしいと思われ
その話では料理を出した側は最初に「自分がプロとしてやっていけるかを知りたいから評価してくれ」という意思を明らかにしているが
このスレの職人はその意思を明らかにしていない
つまり、評価を求めているのではなく、あくまでボランティア的な姿勢で投下している
内心では評価してほしいと思っている職人がいることも否定できないが、その意思を明らかにしていない点からそのたとえは適切でないといえる

435 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/21(水) 20:22:44 ID:dwydOi4y
アンカー忘れた
>>431に対して

436 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/21(水) 20:34:06 ID:baCNynIy
>>429
スマンコ。

>>431
>>418(お前か?)は催し物とかで
善意で無料で出してもらってるうどん食って
「これラーメンじゃねーじゃねーか!」と難癖つけて
丼にタバコの吸殻突っ込んで、その灰汁撒き散らすようなガキだ。

437 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/21(水) 21:45:52 ID:Rne/BTTw
善意でも無料でもスレ違い出されたら普通にうざいが。
該当シーンがメインならまあいいんじゃない。と思う。

438 名前: 彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/21(水) 23:56:07 ID:3ISi6TMs
ながれ読まずに投下します

439 名前: 彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/21(水) 23:56:39 ID:3ISi6TMs
(あのユウ君に彼女が出来るなんて…ビックリね。先、越されちゃったな…)
一人で取る夕食、食べる気しないな…本当ならユウ君と一緒に食べるはずだったのに…
けどユウ君はあの女と一緒…はぁ、皆先に行っちゃうのね。私だけね…先に進めずに同じ場所にいるのって。
……けど何よ、あれ。私に見せ付けるように腕組んで…だいたい私のほうが胸あるじゃないの!
あんなペチャパイより私のほうがいいに決まってるのに…
あんなのに私、負けたの?…ユウ君、女を見る目無いのね。ガッカリだわ。…はぁ、やってらんないわ。
ますます胃がムカムカしてきたわ……えっ?なんで私ユウ君に怒ってるの?
私のほうがいいに決まってるのにって、何よ?
あのおとなしいユウ君に彼女が出来たのに…祝福してあげるのが当たり前なのに…何故かしら?
……そうか、これはきっと嫉妬ね。私より先に大事な人ができたユウ君への嫉妬……情けないわね。
はぁ、ユウ君もうあの女とキスしたのかな…それとももうエッチな事してるのかな。
…あんなペチャパイ、気持ち良くないと思うけどな…
それともユウ君、静馬さんみたいに胸にはこだわらないのかな…どうなのかな?
……ああ〜もう!私何考えてるのよ!なんでユウ君の好みのタイプを気にしなくちゃならないの?
全部ユウ君のせいね!今度あのイタリア料理奢ってもらうわ。私を嫉妬させた罰よ、文句は言わせないわ。
……あ〜スッキリしないな。よしっ!こんな時は飲みに行くに限るわね!
携帯を取出し誘いの電話をかける私。ふふっ、やけ酒ね。こんなお酒に付き合ってくれるのは一人だけ。
「彩?ますみだけど…今夜暇かな?」
『なに?また飲みに行くの?アタシ無理だからね!』
何よ、私達親友でしょ?そんなつれない態度取るわけ?ならこっちも考えがあるわよ。
「あら、残念ね。…じゃ静馬さんを誘って二人きりで飲もうかしら?今夜は酔っちゃおうかな?
久しぶりの二人きりだから私乱れちゃうかもね?」
『ぐっ…アンタ性格悪くなったんじゃない?』
誰かさんの親友してたら悪くもなるわよ。
「じゃ彩、今晩静馬さん借りるわね…明日には返すわ」
『あ〜もう!分かったわよ!付き合うわよ!付き合えばいいんでしょ!』
「ふふっ、相変わらず独占欲強いのね、うれしいわ。場所はいつもの所、時間は一時間後でいいわね?」
『ああ、あそこね?分かったわ……ねぇますみ、何かあったんでしょ?後で話しなさいよ』
うっ…鋭いわね。さすがに親友……ほんと、うれしいわ。
「…うん、分かった。後で話すわ。じゃまた後でね」
電話を切る私……ふぅ。さてと、着替えようかな?

…彩なら分かるかな?何故こんなにイラつくのか…何故こんなにモヤモヤしてるのか…胃もたれ…じゃないわよね。


440 名前: 彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/21(水) 23:57:12 ID:3ISi6TMs

部屋に帰ってきたのは夜の八時過ぎ、ますみ姉さんの部屋、電気ついてないや。また彩さんと飲みに行ってるのかな?
それにしても…今日はトンでもない目に遭ったなぁ。
でも女の人とするのってあんなに気持ちいいんだ…ますみ姉さんとだったらもっと気持ちいいんだろうな…
いづみさんは入れてないから大丈夫って言ってたけど…何が大丈夫なんだ?
もっとスゴい事されたんじゃないの?
けどお陰で少し度胸がついた気がする。館長の言ってた場数を踏むってこういう事なのかな?
…よし!勇気を出してますみ姉さんをデートに誘うぞ!
…けど今日は疲れたから寝ようかな。ますみ姉さんいないしね。
……ホントに度胸、ついたのかな?

「ねぇますみ。あんたの話し聞いてたらね、昔のアタシと拓にぃを思い出すのよ」
いつもの居酒屋でお酒を飲みながら今日の事を彩に相談したの。
「あなた達を?どういうこと?あ、焼酎ハーフボトルお代わりお願いします」
「はぁ、やっぱり分かってないんだね」
頭を押さえる彩。一体なんなのよ?
「勿体ぶらないで教えなさいよ」
「だから、あなたが拓にぃで綾崎がアタシ」
…何言ってるの?私が静馬さんであなたがユウ君?
「まだ分かんないの?綾崎が何で猛勉強したか。何で空手を習いだしたか…
全部アンタに認めてもらうためだと思うよ、きっとね」
私に…認めてもらうため?
「アタシ、あの子の気持ち分かるよ。アタシも拓にぃ認めてもらいたかったから…
一人の女として見てほしいから…頑張ったもん。綾崎も同じはずだよ。アンタに男として見てほしいんだよ」
彩の言葉に戸惑う私。だって、それじゃユウ君、私の事を…
「知ってる?好きな人に異性として見られないのって…スゴく辛いんだよ…泣きたくなるんだよ…
…どんなに頑張っても相手にされない…好きで好きでたまらないのに、すぐ横にいるのに…アタシを見てくれない…
こんな悲しいことないんだよ」
彩…泣かないでよ…私まで泣きたくなるじゃない…
「アンタはね、無意識では綾崎の気持ち分かってんのよ。その綾崎が他の女と腕組んで歩いてたから嫉妬したのよ、
その女にね。アンタも拓にぃと同じよ。自分の気持ちに気付いてないだけ。アンタ、きっと綾崎が好きなのよ」



441 名前: 彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/21(水) 23:58:03 ID:3ISi6TMs

「アンタはね、無意識では綾崎の気持ち分かってんのよ。その綾崎が他の女と腕組んで歩いてたから嫉妬したのよ、
その女にね。アンタも拓にぃと同じよ。自分の気持ちに気付いてないだけ。アンタ、きっと綾崎が好きなのよ」

私がユウ君を…好き?そんなはずないわ。だってあの子は昔からの弟みたいな子だし…
静馬さんと違ってあまりお酒強くないし、ユウ君には悪いけど…頼りないしね。
男としての魅力は……皆無よね。そんなユウ君を好きなる訳……けどユウ君、純粋でやさしい……
いつも真直ぐな瞳で私を見てくれる…いつも私にやさしくしてくれる…こんな私でも…見つめてくれる……
けどユウ君はあの事を知らない……知ってるのはアタシと先輩だけ。彩にも言ってない…
ユウ君だけには知られたくない…あの事を知られたらきっと軽蔑されるわ。
……あ……そうなんだ…やっと分かった……何故静馬さんのこと忘れられないのか、好きだからじゃないわ…
あの事への罪悪感なのね…静馬さんを思い続けることは…あの事への償いなのね……
……フフッ、こんな私にユウ君を好きになる資格なんて……やっぱり無いわ……
……やっぱり彩の言う通りなのね。私ユウ君が好き…みたい。
…辛い…辛いわ…こんな気持ちに気がつかなきゃよかった…明日からどうすればいいのよ…
「ますみ?どうしたの?なんで泣いてるのよ?」
え?…ホントだ、涙出てきてる……彩に泣き顔見られたの2回目ね。
「ゴメン、アタシあんたの気持ち考えずに言いたい事言っちゃったね…友達失格だよね…」
「彩……違うわ、違うわよ」
彩を抱きしめて泣く私…
「あなたがいてくれるから私、ここにいられるの…あなたのおかげで笑っていられるのよ…
あなたが親友でよかったわ。ありがとう…ごめんね、彩…」
いつか…いつになるか分からないけど心の整理が出来たら彩には言おう……本当の事を。
…それが原因で嫌われても…いいわ。彩には隠し事なんて出来ない…もう少し待ってね彩。いつか絶対に言うからね。
打ち明けたその後も……出来ることなら友達で、親友でいてね、彩。

彩に相談したことで自分の本当の気持ち―静馬さんに対しての…ユウ君に対しての―に気づいた私。
けど、どうしたらいいのかは分からなかったわ…



442 名前: 彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/21(水) 23:58:42 ID:3ISi6TMs

「とりあえずご飯にでも誘ったら?もちろん美味しいご飯だよ」
次の日、僕は現状を打破する為に、どうやってますみ姉さんをデートに誘ったらいいかをいづみさんに相談したんだけど
…やっぱりご飯かなぁ。もっとこうデートって感じがするほうがいいんじゃないのかな?
「最初からガツガツ攻めたらアタシだったら引いちゃうね。何コイツ、必死じゃん、ってね」
そ、そうなのか、知らなかったなぁ。
「それに話を聞いてみると、君はオスとして見られてないしね。まずはオスとして見てもらうことから始めないとね。
いきなり告白しても粉々に砕け散るだけだよ。まぁ、そっちの方が笑えるけどね」
……笑いはいりません。けどそうだよね。僕って男として見てもらえてないよね。キツイよなぁ……
「な〜にくらい顔してんのぉ?よし!このいづみ姉さんに任せなさいな!きっちり2人でご飯食べれるように
セッティングしてあげようじゃないの!軍艦大和に乗った気でいなさいな!」
「えっ?ホントですか!ありがとうございます!」
頭を下げる僕、いづみさんに相談してよかったよ。
「あはは、照れるじゃないの。友達…フレンドとして当然じゃないの。まぁこのセックスフレンドに任せなさいな」
照れながら手をヒラヒラさせるいづみさん。頼りになるなぁ……ってセックスフレンド?
「な、何言ってるんですか!ただの友達です!頭に変な言葉つけないでください!」
はぁはぁはぁ……この人何処まで本気か分かんないよ。…あれ?そういえば……
「いづみさんってますみ姉さんと知り合いでしたっけ?」
「うんにゃ、あんな巨乳ちゃん知らないよ。まぁなんとかなるっしょ?」
……そういえば軍艦大和って……結局は沈むんだよね……なんだろう、この絶望感は……

「森永さん、少し時間貰ってもいいですか?」
大学の帰り道、いきなり声を掛けられたわ。あら?この人は確か……ユウ君の…彼女、よね?
「……少しなら、いいわよ」
彩に相談してから一週間。情けないことにユウ君に会うのが怖くて…ユウ君を避けてるの。
電話が来れば話すけど、顔を合わしたりはしてないわ。自分がどうなるか分からないから……
けどなんでユウ君の彼女が話しかけてきたの?挨拶しかしてないのに……
「ここじゃなんだから…喫茶店でも行きましょうか?」
喫茶店に誘う私。こんなところにいたらユウ君に見つかっちゃうわ。
店の奥の席に座りコーヒーを2個注文する。
「佐藤さん…でしたっけ?いったい何の用かしら?」
この女がユウ君を……こんな女をユウ君が……
「……そんなに睨まなくてもいいじゃないのよ。一応アタシのほうが年上なんだけどねぇ」
…ええ?そうなの?新入生だから年下だと思ってたわ。
「す、すみません。ユウ君とお付き合いされてるので、てっきり年下かと思ってました」
「あはは、そんな頭下げなくていいわよ。照れるじゃないの」
そう言って手を振る佐藤さん。結構気さくな人なのね。……ユウ君こんな性格がいいんだ……
「それに付き合ってないわよ、あんなピュアボーイとはね」
ニヤリと笑いこちらを見る…何?この女。なんかムカつくわ…え?付き合ってない?
「残念ながら今のところはただの友達よ、友達」
残念ながら今のところって?なに?……何よそのにやけた顔は……
「今のところって…何なんでしょうか?」
この女にだんだんムカついてきたわ…教えなさいよ!今のところってなんなのよ!あなたもユウ君狙ってるの!
「ん〜?それはねぇ……ひ・み・つよん」
ムカッ!ムカムカッ!
「なによそれ!言いなさいよ!」
バンッ!っと机を叩く私、静まる店内……ああ…やってしまったわ…
そんな私を見てニヤつく佐藤。この女…敵ね。



443 名前: 彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/21(水) 23:59:29 ID:3ISi6TMs

(巨乳ちゃんのこの態度……姉としての嫉妬じゃないね。女としての嫉妬だね、これは)
軽いジャブのつもりで攻撃したら意外な事実!なんだ、ピュア君脈アリじゃないの。聞いてた話と少し違うけどね。
「こほん、すみませんでした、佐藤さん。ユウ君の姉代わりとして少し心配になったもので」
頭を下げてニッコリほほ笑む巨乳ちゃん。残念ながらそんな営業スマイル、通じないんだよね〜。
もっとイジリたいけど…まぁいいわ。
「気にしてないから大丈夫よ。今日時間を割いてもらったのはね、ピュア君…綾崎君の事なんだけどね」
「ユウ君がどうしたんですか!何かあったんですか!」
おお!食いつき早いねぇ〜。……もしかして両思いじゃないの、こいつ等?アタシいらなかったんじゃない?
「なんかさぁ〜、好きな人に避けられてるって落ち込んでて鬱陶しいんだよね〜。
これだからイヤなんだよね童貞って。森永さん、お姉さんみたいなものなんでしょ?話を聞いて慰めてやってよ」
「……けど、私……」
…なんだ?この巨乳ちゃん、辛そうな顔して。…ピュア君の気持ちも知ってるみたいな反応だねぇ。
それで最近会わないようにしてるの?けど巨乳ちゃんもピュア君の事嫌いじゃないと見てんだけど
なんで会うの嫌がるんだろ?ま、いいや。とりあえずご飯に誘ってだねぇ……
「今夜綾崎を励ましてやろうとご飯食べる約束してるんだけど、アタシと2人なんだよねぇ。何かイヤじゃん?
凹んだ童貞の相手を1人でするのって」
「……」(ギロリ)
「うっ……じょ、冗談じゃないのぉ。そんな目で睨まないでよ」
な、なによこの迫力は…怖いじゃないの。
「……分かりました。ご一緒します。あなたと2人だとユウ君心配ですからね」
「あはは、安心しなよ。もう手は出さないつもりよ」
「……『もう』?」(ギロリ)
「あ、ははは……心は広く持とうよ、森永さん。じゃないとしわ増えるよ?」
だからなんなのよ!この迫力は!
「余計なお世話です!……ところで質問なんですがいいでしょうか?」
ふぅ、向こうから話題変えてくれた、助かったぁ。
「ん?いいわよ。勉強の事は勘弁だけどね」
「…この間レストランから腕を組んで出てきてましたけど…付き合ってないならなぜあんな事を?」
……何このジェラシー全開な質問は……
「あ、あれね。ご飯奢ってもらったからサービスしただけよ」
……今、一瞬明らかにホッとした表情したわね…これ確定ね。こいつピュア君に惚れてるわ。
「ということで今晩お願いね〜。あ、そうだ。携帯の番号教えてくれる?」
番号を交換して分かれるアタシ達……この番号高く売れそうだわ。くっくっく……ってちがうっしょ!
とりあえずピュア君に電話するアタシ。う〜ん、アタシっていい人ね。



444 名前: 彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/22(木) 00:00:09 ID:3ISi6TMs

『あ、ピュア君?とりあえず今夜、巨乳ちゃんと3人でご飯食べる事になったから。君、場所探しといてね』
「えっ?本当ですか!有難うございます!」
『あはは、お礼は君の、ど・う・て・いでいいからね。おいしく頂くね』
「い、いいいづみさん!」
『あっははは。冗談よ、冗談。巨乳ちゃんにはアタシから場所教えるから決まったらメールしてね』
「分かりました。どうもありがとうございます!」
『いいって、いいって。あ、そうだ。アタシ適当な理由つけて行かないからね』
「ええ!そんな…来て下さいよ、不安ですよ」
『あんたはトイレに行けない小学生か!まぁ頑張んなさいよ』ピッ
切られちゃった……どうしよう?
ますみ姉さんとはこの間イタ飯屋さんから出るとこ見られてからまともに喋ってないんだよね。
やっぱり怒ってるんだろうな……なんで怒ってるんだろ?
あ、電話だ…あれ?またいづみさん?…ピッ
『そうそう言い忘れたんだけど……君、脈有り!だよ。頑張んなさい、ピュアボーイ』ピッ
切られちゃった……み、脈有り?……う、うををををを〜〜〜〜!
高速に近い速度でグルメ雑誌をめくる僕……破けてしまった。
……結局はこの間のイタ飯屋に決めた。あそこ美味しかったもんね。
いづみさんにメールするとすぐにOKと返事が来た。
こ、これでいわゆる一つのデ、デートというやつができるんだ。
ま、ますみ姉さんとデート……緊張してきた……

午後6時30分、約束の7時に近づいてきたわね……はぁ、こんなに緊張するなら断ればよかったわ。
けど久しぶりにユウ君と食事…できる事なら2人で行きたかったわね。けど…こんな気持ちのままじゃ……
電車の中で憂鬱な私。はぁ、ため息が出てくるわ。
(ん?メールね。佐藤さん?なにかしら……ええ!佐藤さん来れないの?)
ど、どうしよう……企画した人が来れないってどういうことなの?
電車を降りて落ち着くために1カップ酒を一気飲みする私。
(いまさら断るのはダメよね……私まで行かないとなるとユウ君1人だしね…)
考えをまとめる為1カップ酒をまた飲む。
(……今まで通りに普通に接すればいいんだわ。…それが出来るかどうか…うまく乗り切るしかないわね)
気合を入れるために1カップ酒を一気飲みする私。
お願いだからユウ君、変な事言わないでよ……

午後6時50分、僕は店の前でますみ姉さんを待っている…好きな人を待つって意外といいもんだね。
ちなみにここには1時間ぐらい前からいるんだ。早く来すぎだよね。
(とりあえずこの間の、いづみさんとココに来てたことを謝って…)
ぶつぶつ言ってたら声かけられた。
「ユウ君お待たせ!佐藤さん来れないんですって?いろいろ話聞きたかったんだけどなぁ」
ふお!ま、ますみ姉さん!……久しぶりに見るますみ姉さんは、かわいい!…でもなんでお酒の匂いするんだろ?
「ユウ君、何ビックリしてるの?……さ、お店入りましょう。もうお腹ぺっこぺこなのよ」
手を引かれて店に入る僕、ますみ姉さん、何か慌ててない?


445 名前: 彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/22(木) 00:00:41 ID:3ISi6TMs

初デート?は食事だけで終わったんだ。最初はどうなるかと思ったけど上手くいった……のかな?
料理はいづみさんと食べた時より遥かに美味しかった。好きな人と食べると美味しくなるんだね。
久しぶりのますみ姉さんとの会話もはずんだ。いづみさんとの事は……秘密だけどね。
ただ……ますみ姉さん、少し様子が変だったんだ。なんていうんだろ、空元気って感じかな?
うん、あれは無理やり明るく会話してる感じだ。
会話の内容も、最近大学はどうだった?とか、彩さんがまた彼氏を殴ったとか、
ますみ姉さんの先輩の彼氏(館長の息子さん)がその先輩から逃げ出したのを捕まえたとか、
ほとんどがますみ姉さんの話だったんだ。今までこんな事はあまりなかった。
いつもは僕の話を嬉しそうに聞いてくれてたんだよ。今日は僕が話そうとしてもさえぎる様に話してきたんだ。
それに…うん、そうだ!あのますみ姉さんがお酒頼まなかったんだ!ありえないよ、これは!
朝一番にビール飲む人だよ?彩さん曰く「ますみは水分をアルコールで取る」だからね!
何かあったのかな?……だから最近会えなかったのかな?
………電話してみようかな?直接会って話したいけどもう遅いからね。まだ起きてるかな…

ふぅ、危なかったわ……少しでも酔っていたらユウ君に好きって、打ち明けてたかもしれない……
理性が勝ったわね……目の前で見たら抱きしめたくなるなんて……やっぱりしばらく会わないほうがいいわね。
……はぁ、なんでこんなことになったのかな……私のせい、よね。自業自得ってやつか……
この壁の向こうにユウ君がいるのに…好きな人がいるのに…
あれ、涙出てきた…う、うう…ユウ君…つらいよ、ユウ君……寂しいよ…会いたいよユウ君…

しばらく悩んだけど結局電話するのは止めた。
やっぱり夜遅くに電話かけるのは迷惑だしダメだよね。明日の朝にでも話をしよう。
けど、何かがあったのは間違いないと思うんだけどな…
今までは僕が守ってもらってばかりだったからこれからは僕が守るんだ!
じゃないとなんで体鍛えたか分からないよね。

ピンポーン

……だから夜遅くは迷惑でダメだと思うんだけどな…誰だろこんな遅くに……
ドアを開けるとますみ姉さんが立っていた。
「あれ?どうしたんです?ますみ姉さ……」
泣い…てる?ますみ姉さん泣いてる!え、なんで?何があったんだろ?
「ユ…ヒッ…君…わ…たし、ウッ…私ね…」
「とりあえず部屋に入ってください、何があったんですか?」
泣きじゃくるますみ姉さんを部屋に招き入れる僕。こんなの始めてみたよ。
……う!酒の匂いが…かなり飲んでるなこれは、やっぱり何かあったんだ、ますみ姉さん。
「何かあったんですか?ますみねえ…ムグッ!」
ドアを閉めたらいきなり…キスされた。え、ええ?何で?



446 名前: 彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/22(木) 00:01:14 ID:3ISi6TMs

ん…んん…んちゅ…チュチュッ…チュパッ…チュル…ジュル…んん!

し、舌が…ますみ姉さんの舌が入って来て…ええ!あ、あそこを触ってきた!う、うわ!気持ちいいよ…
ますみ姉さん、キスで僕に舌を絡めながら左手でズボンの上から僕のを触ってくる。
…はぁはぁ…気持ちいい…ますみ姉さん気持ちいいよ………けどダメだ!こんなのダメだよ!
「ますみ姉さん!どうしたんですか、止めて下さい!」
僕はますに姉さんを突き放した。だっていきなりだよ?こんなの絶対おかしいじゃないか!
絶対何かあったんだ…ますみ姉さんに何かあったんだ!
「……ゴメンね、ユウ君ゴメンね……」
「どうしたんです?何があったです!」
泣きじゃくるますみ姉さんを抱きしめて落ち着かせる。僕がいます…落ち着いてください…
しばらくすると落ち着いてきたみたい。僕に話しかけてきた。
「…ユウ君に謝らなきゃいけないの…ユウ君、私のこと好きでしょ?けど答える事できないの…」
いきなり交際断られた……ショックだ。けど僕とのことなんていい、大事なのはますみ姉さんなんだ!
「…何があったんですか。何かがあったんですよね?だからこんな事したんですよね?
だから僕と付き合えないって言ってるんですよね?何があったんですか、ますみ姉さん!」
きつく抱きしめながら問いただす僕。力になりたいんだ…好きな人の力に…
「私ね…前に一度だけ…好きになった人を騙して…抱いてもらったの。…お酒に酔ってた静馬さん騙したの!
彩の思い人って知りながら…友人の好きな人って知りながら…彩から奪い取るためにこのいやらしい体を使ってね!
彩を裏切ったのよ!私は最低な…汚い女なのよ!」
!!……正直ショックだった……ますみ姉さんがそんなことしたなんて……
「うふふ…私ね、どうしても静馬さん、手に入れたかったのよ…けど無理だった。彼、彩を選んだの…」
「……ますみ姉さん……」
「けどね、彩はね、許してくれたの…こんな汚い私を…親友だって言ってくれたの!この裏切った私を!」
ますみ姉さんまた涙流してる…
「だから私、静馬さんあきらめたの…あきらめたはずなの!」
ますみ姉さんも僕を力いっぱい抱きしめてきた…つらいんだろうな…
「たった1回だけだったのよ?私が抱いてもらえたの…1回だけだったのに…」
ますみ姉さん震えてきた…そんなにつらいんだ…抱きしめる事しかできないのがもどかしいよ…
「ふふふ…笑っちゃうでしょ?好きな人にたった1回抱いてもらっただけで……妊娠して…その好きな人の子供を
生む事もできずに流産して…殺してしまうなんて!」
に、妊娠?………流産?……頭の中が真っ白…だ……
「あの子が生きてたの…たった1ヶ月よ?私のお腹に1ヶ月しか生きれなかったの!
あの人の…静馬さんの子供、私が殺したのよ!かなえ先輩はしかたないって言ってくれたけど、私が汚い事しなければ…
私になんて宿らなければ、死ななくてすんだのよ!」
ま、ますみ…ねえ…さん…
「最近まで静馬さんをまだ諦められずに好きだって思ってたの…けど違ったの。静馬さんを想う事は…生まれる事の
出来なかったあの子への償い…あの子を忘れないためだったのよ!」
ますみ姉さん…僕を離した…あれ?いつのまにか…僕…抱きしめるの辞めてた…
「ふふ…私、すごく汚いでしょ?汚れてるでしょ?…ユウ君のこと好きだけど…愛してるけど、こんな私ときれいな…
凄くきれいなユウ君、付き合えないよ……けどね、こんな汚れた私でもユウ君の性欲処理には使えるよ?」
ほほ笑みながら僕のアソコを触ってきた…こんな笑顔見たくないよ…
「ユウ君…遠慮しなくていいよ?どうせ汚れてるから気にしなくていいよ?」
ベルトを外そうとするますみ姉さん……僕はそんなますみ姉さんを……

突き飛ばして逃げ出したんだ……最低だ僕って……何が力になりたいだよ……




447 名前: 彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/22(木) 00:01:46 ID:RNJXk7LI
今回は以上です



448 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/22(木) 00:17:15 ID:iTg7xKZy
>>431である、この俺様がきましたよ、と。

なんか微妙に話がすり替わってるような。
>>419の「文句言うヤツは自分が書け」ってことを問題視してるんだよね、俺は。

映画評論家は映画を酷評する代わりに同じジャンルで1本映画を撮らなきゃダメ
料理評論家はまずいと言う代わりに美味い料理を作って見せなきゃダメ、とか
そんな理屈世間じゃ通らんだろ?
こう書くと「いやボランティアだから対価を得る行為とは別」などという、これまた
微妙にズレたことを言い出すヤツが湧くから敢えてああ書いたんだが、盲目的な
マンセーはちょっとアンチのニオイがすると、咄嗟にアイロニカルなレスプターしか
開けねえんだなw

とにかく暗に批判を封殺するためだけのゴリ押し擁護はマジ勘弁。

449 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/22(木) 00:24:05 ID:wlYFNHLJ
>>438
これはまた、すごい展開に。GJ!
独特の文体がいい味だして読ませるねー。まあ、逃げ出したユウは最低。静馬の方がいい男だ。
次回、汚名返上編かな?

450 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/22(木) 00:30:25 ID:Y3ce00tu
ますみ姉さんフラグキタコレ
でもこれは、、どうなるんだろ?
続きに期待。焦らせるねぇ(;゚∀゚)=3

451 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/22(木) 00:30:46 ID:szQRA5a+
映画評論家も料理評論家もそれぞれの分野で深い知識と経験を持ってるから評論できるわけで
自分で書けないのにダメダメと批判ばかりするのはおかしいかと

んーでもこう言ったら批判の読者は書かない子ばっかりだから批判すんなと言ってるのと
同じじゃね?と言われたらそうなってしまう
必ずしもそうとは思わないんだけど表現が難しいや

まぁようするにこのスレに投下してくれる作者さんの作品をみんなで楽しもうってこと
長文ごめん

452 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/22(木) 00:34:52 ID:JI8LhsbT
そんな、ダメだよユウくん・・・。
てか俺ならにげねーw
普通に性欲処理に使っちまう。
別の意味でダメ人間

453 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/22(木) 00:54:27 ID:wWQT6WC0
ユウ君・・・

454 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/22(木) 01:15:30 ID:zBzRpU6P
ユウ君といづみさんがくっつくと思ってた俺

455 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/22(木) 01:42:56 ID:RGAjANdz
いや…静馬までいらん枷背負わされてるやん
静馬責任感じちゃうやんか〜

456 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/22(木) 08:13:43 ID:Emqzmegx
>>438
GJ!

>>448
言いたいことはわかるし、正論だとは思うんだけど、
読者の一般論としては、読みたいのはエロいSSなんだから、
評論家気取りは建設的な意見がないなら黙ってろ、ということジャマイカ。
華麗にスルーされている自分の立場を自覚した方がいい。

457 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/22(木) 08:14:55 ID:EedvYKgO
なにはともあれ続きワクテカ

458 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/23(金) 00:08:57 ID:O8e2PJla
>>456
スルーしなされ

459 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/23(金) 02:19:57 ID:YS3LaaHg
>>458
すまなんだ

460 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/23(金) 03:50:04 ID:8t7oqC8W
>>417
逆に、最近、こちら側が良くなった
保管庫読みました。蓮川かわいいっすね(を

461 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/23(金) 17:23:29 ID:1hVnqXkY
なんだか、
いつのまにスレタイとはかけはなれて、
ただのエヴァ専用スレになっちまったとこを思い出した。

住人も急に入れ替わった気がする。
スレに沿った内容でおねがいしますよ。

462 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/23(金) 21:23:14 ID:zfCcFw55
スレタイスレタイって言うけどかけ離れてはないんじゃないの。
単にお前さんの気に食わない味付けというだけで。
わがままイクナイ。

463 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/23(金) 22:32:27 ID:xuzLT+57
ま、普通の和姦エロ書いても合致するスレだからな。

464 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/24(土) 00:33:08 ID:s5ZmKsD3
エロくもないしおもしろくもないし
おっかけが大量に来て勝手に盛り上がってる感じ

465 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/24(土) 01:28:06 ID:a9SnWhbV
やっべー
SS書き始めたのはいいけど、
ヒロインとのなれそめが、イミテーションラヴァーズって
発売予定のエロゲーと全く一緒だ
あと、ヤンジャンのガールフレンドって漫画にも、良く似た
話があったのを今日満喫で知った
がーん
似たようなこと考える人って、結構いるね

466 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/24(土) 02:28:36 ID:TLL7UjaB
唐突に投下します。きれいなお姉さんは好きです。

467 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/24(土) 02:31:07 ID:TLL7UjaB
なかなか本番へ行かないので、エロだけ見たいってなひとは途中からどうぞ。
なかなかエロくなんないのが良いんじゃないか!って人は最初からどうぞ。

468 名前:はまさんと僕 :2005/12/24(土) 02:31:46 ID:TLL7UjaB

「うぃーっす」

家に帰ってリビングに入るなり、はまさんは古いコメディアンの挨拶の真似をした。
右手にはエビスのロング缶が握られている。はまさんの好物。
今まで握られてたんだろう空き缶たちがテーブルの上に雑然と並んでいる。

「今日は、早いんだ?」
はまさんは僕のいとこだ。8つ年上の28歳で、化粧品会社の営業をやっている。
僕は大学に通うのに都合のいいおじさんの家に居候をしていて、はまさんと一緒に住んでいる。
昔から、「はまちゃん」と呼ばれるのが嫌いで、僕はいつも彼女をさん付けで呼んでいる。
なんでも「はまちゃん」と呼ばれると釣りバカの人みたいで嫌なんだそうだ。
大学が終わって家に着くのは午後6時前だ。今日は居酒屋のバイトも無い。
そんな時間に敏腕営業職のはまさんが帰ってきているのは珍しいことだ。
もう飲んでるし。

「うん、今日ね……仕事、早引けしちゃった」
「なに、風邪でもひいた?」
「ううん……ちがうけど」
「ていうかそれだけ飲んでるんだから風邪じゃないよね、ハハ」
「まあ……ね、」
はまさんが視線を落とした。
会社で何か嫌なことでもあったのだろうか、実社会の軋轢みたいなものがあるんだろうけど、
お気楽極楽大学生活真っ最中の僕にはそういうのはわからない。
ならば僕にできるのは限られている。


469 名前:はまさんと僕 :2005/12/24(土) 02:32:50 ID:TLL7UjaB

「ふーん。あ、またキムチばっかり食べてたでしょ」
「え、なんでわかんの」
「なんでもなにも……」
テーブルの上にあるのは空のビール缶と、乱暴に箸をつっこんだキムチの空き瓶だけだ。
寒々しい。
六時前からキムチだけでビールを一人でがぶがぶ飲んでいる28才OL。
寒々しい。
年齢のことを言うとはまさんは本気で怒る。だからいいたくても言わない。
はまさんは美人だから、年齢なんて気にすること無いのに。と付け加えても
冗談にしか聞こえないみたいで、怒り続ける。
私だって隆くんぐらいの年…ハタチのころにゃあ28なんておばさんに見えてたもの。
そう言ってぷりぷり怒る。僕はおばさんだなんて思ったこと無いけど。

「あはは…いやその、めんどくさくてさぁ、なんかつくるのも」
「わかってるよ、キムチ好きだもんね」
「ん、まぁ、ね……隆くん、なんか作ってよ」
そらきた。
居酒屋でバイトしてる僕に、はまさんはたまにこうやって料理を作ってくれとねだる。
「いいけど……まだ飲むの?顔まっかだよ」
「いい!今日は飲むの!ほら、早く作って!!」
テーブルの上に雑然と並んでいるビール缶を数えた。ロング缶で3本。今手に持っているのが4本目だ。
もう随分飲んでいる。
やっぱり何か嫌なことあったんだろうか、いつもは家でこんなに飲むことは少ない。
仕事の悩みとか、社会のぎしぎしとした大気圧みたいなものについて、僕がはまさんに
してあげられることなんて皆無と言っていい。
だからせめても酒のつまみぐらいは作ってあげようと思う。


470 名前:はまさんと僕 :2005/12/24(土) 02:33:52 ID:TLL7UjaB

「いいけど……あんまり凝ったのはできないよ、きっと」
「いいー!ありがとー、だから隆くん好きー!」
「ハイハイ、ちょっとまっててね」
酔うとはまさんは明るくなる。
朝出かける時みたいな、びしっとしたスーツ姿でばっちりメイクした格好じゃないけれど、
(はまさんは美人だ、確かに年はちょっと上だけど、街で見たら振り返ると思う)
今の油断しきった姿もそれはそれで可愛いと僕は思う。
はまさんは帰ってくるとすぐにメークを落としてグレイのスウェット上下に着替える。
その素早さと変わりようと言ったら手品師も真っ青だ。

酔ってるとは言え「好き」と言われて少し胸がドキドキした。嬉しい。
もちろん、男性として見られてるわけじゃないんだろうけど、それでも嬉しいんだからしょうがない。
実に単純なワタクシ。
「ええと……使えそうなのは……ネギと卵と…納豆、か」
冷蔵庫はいつもどおり寂しかった。
この三つでできるものを脳内検索にかける。
チキチキチキ、チーン。旧式のCPU。
「ネギマヨネーズ焼きと納豆オムレツ……ならできるけど、それでいいかな」
「うん!隆くんのネギ焼き好きー!」


471 名前:はまさんと僕 :2005/12/24(土) 02:34:29 ID:TLL7UjaB

フライパンでごま油を熱する、そこに3〜4a程度に切ったネギを放り込み、
焦げ目がつくまで焼く。
焦げ目がついたら、醤油、酒、みりん、砂糖少々を混ぜたたれを一気に入れ、ざっと
からめて皿に盛り付ける。うえからマヨネーズを適量網目状にかければ
僕の得意料理、ネギマヨネーズ焼きの完成だ。所要時間わずか3分。
「はいお待たせ」
「わ、いいにおい……」
はまさんはキムチのびんに突っ込んであった箸を取り出すと、無遠慮に手を伸ばした。
ごま油と醤油とネギの焼かれたいい香りが渾然となってたちのぼっている。
「……うん、おいしい!まえ一回私もつくったんだけど、どうもこの味になんないのよね、なんで?」
「……秘密」
「けち」
「この味は一子相伝なの」
秘密はタレの割合とそれをかけるタイミング、あと絡めるときの手際のよさなんだけど、
それは言わなかった。
だってはまさんがこれを作れるようになったら、僕が作る必要もなくなる。

「はい、納豆オムレツお待たせえ」
納豆オムレツを作って持っていったころには、たっぷり作ったネギ焼きの半分がなくなっていた。
食欲旺盛。
「おー!うまそうじゃーん……ね、食べていい?」
「どうぞお」
「……うまーい!納豆うまいよー!隆くん、料理、上手だねえ」
「うんまあ、バイトで慣れてるからね」
「うん、料理上手で気が利いて、年も若いと来たもんだ。いいお嫁さんになれるよあんた!」
「はは、お嫁さんにはなれないけど」
こんなお婿さん、いらない?言外にそんな気持ちを出してみた。
まあ、そんな回りくどい表現、今のはまさんに通じるわけないし、
通じたら通じたで、いろいろ面倒なことも起きるだろうから、それはそれでいいんだ。


472 名前:はまさんと僕 :2005/12/24(土) 02:35:38 ID:TLL7UjaB

はまさんは持っていたロング缶をぐいっと煽って、トン、と音を立ててテーブルに置いた。
「隆くんも飲みなよ、まだビールあるから」
「うん、そのつもり」
立ち上がってビールを取りに行く。ついでにグラスも。
「はい、グラスも」
「あ、ありがとー。いいねー、気が利くねー」
はまさんのグラスにビールを注ぐ。黄金色の液体から泡が立つ。

「じゃあ、かんぱーい!」
はまさんのグラスにグラスを合わせる。カチン。
高い良い音が響いた。乾杯、と言ってもはまさんはもうだいぶキテいるけれど。

ぐい、久しぶりのビールは砂漠の雨みたいにのどに染み込む。
狂喜する喉。うまい。
「……っぷはぁ」
「いいねー、いい飲みっぷりだ。いやあ、若い子はいいねー!」
「なに、今日はどうしたの、こんなに飲んじゃって」
「うん?むふふ、まあー…なんだ!若い子には分かんない悩みつうのが、お姉さんには
 あるわけよお!わかる!?まだハタチだもんなあー、わっかんねえだろうなー!」
「……けっこうキテルね」
「ん?ふふ?……あー、ネギ焼きおいしー!オムレツも!あんだよ!若いのに料理上手って!
 おまえミスター味っ子かよ!」
はまさんは三村のツッコミみたいに言った。やっぱりなんかあったのだ。
「やけに年齢にこだわるね……今日、なんかあったでしょう」
「え」
はまさんが固まった。
固まったけど言いたくないわけじゃないのだ。
言いたいけどなかなか言い出しかねることがあったのだろう。それくらいは社会経験の無い
僕にだってわかる。
嫌なことがあったとき、飲み会でやけにはしゃぐことは僕にもあるからね。



473 名前:はまさんと僕 :2005/12/24(土) 02:36:51 ID:TLL7UjaB

「まあ……聞いても、僕には何もできないから、それを前提にね。辛い話は酒の場で
 笑い話にしちゃおうじゃあないか!」
できるだけ明るく振舞ってそう言った。はまさんは
「へへ……」
と薄く笑って黙り込んだ。

まずかったかもしれない。
ビールをすする。二口目のビールは驚くほど苦かった。

「あのね」
はまさんが口を開いた。
目を上げる。はまさんはいまにも泣き出しそうな顔をしていた。

「私の……彼氏がね」
彼氏のことは知っていた。もう何年も付き合っている彼氏だ。長い。
「うん」
予想通りといえば予想通りだが、どうやらやっぱり聞いても何の助言もできない。
仕事のことの方がまだ何か言えたかもしれない。
恋愛のことなんて、完全に専門外だ。それも大人の恋愛。
しまったと思ったが、はまさんの話はつづく。

「彼氏が……別れる、って」
話の核心がでろりんと現れた。予想よりお早い登場。
はまさんは涙を流し始めた。しゃくりあげている、酒のせいもあって感情のコントロールが
効かないんだろう。


474 名前:はまさんと僕 :2005/12/24(土) 02:37:29 ID:TLL7UjaB

「別れて……結婚すんだって……私より、ずっと若い、ハタチの子と」
ぐ。
それであんな絡んできたのか。
それにしても藪をつついたら大蛇が出てきた。
ずいぶん付き合ってきた彼氏が「若い女と結婚する」と言って振られた。
それがはまさんにとってどれほど辛いことか、想像できるだけに何も言えなくなった。
いや、もとから僕にはなにも言えるようなことではなかったのかもしれない。
僕にできるのは酒のつまみを作ってあげたり、はまさんにできるだけ優しくしてあげることだけだ。

「だから、ごめん……って。なんだったんだろうね、私と付き合ってる間のことは」
はまさんは隠すことなく泣き続けている。
流れる涙は柔らかな頬を伝って、あごの先から落ちる。
はまさんは鼻をすすって、スウェットの袖であごを拭った。

「うん……」
それ以外に言葉を忘れてしまったみたいに、僕はただうなづいていた。
だって彼女に何が言える?

「もう一本、飲もうか」
あまりにもいたたまれなくて、ビールを取りに行った。
はまさんは首を横に振っていたけど、見えなかった振りをして立ち上がった。
今の僕は、はまさんにかけてあげられるような言葉を持たない。
僕の人生は短すぎて、彼女に偉そうにアドバイスできるような経験は持ってないのだ。
酒に頼ろう。情けないが、それしか思い浮かばない。ほんとうに、なさけないけど。

冷蔵庫のドアを開ける。缶ビールの底がこちらを見ている。
食材はいつも少ないけど、この家の冷蔵庫からビールが切れていることはない。
左端の缶を取ろうとしたら、不意にうしろから腕が伸びてきた。

腕は首の前で組まれた。
「はまさん」

475 名前:はまさんと僕 :2005/12/24(土) 02:38:36 ID:TLL7UjaB
はまさんだ、背中に柔らかい重みを感じる。
「そのまま……ごめん、ちょっと泣くね」

はまさんはそう言うと、無様にも大声で泣き始めた。
背中に押し当てられた顔が、震えているのが良くわかる。
涙が染み込んで、背中が冷たい感じがした。
僕はとりあえず、冷蔵庫の扉を閉めた。
やっぱり僕には何もできなくて、ただ黙ってじっとしていた。
暗くて狭い台所に、はまさんの泣き声だけが響いていた。

はまさんはそのままで、五分間泣き続けた。
「ごめん、ありがと」
といって上げた顔の表情は、いささか晴れたようだ。
少しほっとする。

「隆くんは優しいね」
はまさんはそう言って笑った。目じりに浮かぶ小じわ。年相応。
でも、涙を浮かべたその笑顔がすごくかわいくて、愛しかった。
心臓がわしづかみにされた感じ。それも水仕事後の冷たい手で。

「はまさん……」
できる限りの優しい声を出した。つもりだったけれど、うまく言えなかった。
「僕は、はまさんが好きだよ。すごく。たしかに、28才だし、昔から変なこと
 気にするし、酒飲みだし、料理だって下手だけど、それは、違うんだ。
 はまさんのもっといいところは、いっぱいあるんだ。いつも明るいし、元気だし、
 いつも仕事、一生懸命だし……。すごく、素敵だと思う」

動揺していた。


476 名前:はまさんと僕 :2005/12/24(土) 02:39:25 ID:TLL7UjaB
それほど飲んだつもりはなかったんだけど、なんだろう、はまさんの涙を見て、
気が昂ぶっているのかもしれない。
はまさんもだいぶん酔ってるみたいだし、いまなら「励ましの言葉」ということにできる
と思ったからかもしれない。とにかく僕は、はまさんに僕の気持ちを告白してしまっていた。
言うつもりなんて、無かったんだけれど。

はまさんはと言えば、無表情で、酒で顔を真っ赤にしたまんま、黙って僕のほうを見ていた。
きまずい静寂。

「……って僕は思うんだけど、どうかな、元気出せそう?」
そう、励ましなんだこれは。けして愛の告白なんてものじゃない、それでないと、良くない。
だって、僕はいとこの子ってだけの関係性だし、8つも年下だし、
相手にされないのは良くわかってるから。

はまさんがようやく口を開いた。
「うん……ありがと……」
はまさんは照れたように、少し下をうつむいて両手を体の前で組んだ。
なんだろう、もっと何か言った方が良いのだろうか。
「あの」
しかし先に声を出したのは僕ではなくはまさんだった。
「私の部屋……いこ?」
急転直下。
そんな四字熟語の展開になるとは、このときは思いもよらなかった。









477 名前:はまさんと僕 :2005/12/24(土) 02:40:00 ID:TLL7UjaB
はまさんは、これは「お礼」なのだと言った。
励ましてくれたお礼。
だからこういうことをするのだと。

部屋に入るなりはまさんはぼくをベッドに押し倒した。
「わっ」
驚いて小さく叫び声を上げた僕の唇に、はまさんのたっぷりとした唇が押し当てられる。
「んっ……んぶっ……」
いきなりで事態が飲み込めず、すこし抵抗してしまった。
事態は飲み込めないけれど、執拗に送られてくるはまさんの唾液は何度か飲み込んだ。
はまさんの舌は僕の口の中でよく動く。僕はまだ事態が理解できずに固まっていた。
はまさんがようやく唇を離すと、互いに行きあっただろう唾液が糸を引いて消えていった。
残る濃厚な味と余韻。

「は、はまさん……?」
たった今まではまさんの唇が乗っけられていた僕の唇には、はまさんの感触ばかりが残っていて
上手く喋ることができない。
「隆くんが、あんなこというから……」
その先は言わなかった。
その代わりに体を覆いかぶせてきた。

やわらかい。
熱い息が耳にかかる。いや、意識的にかけられてるのだ。


478 名前:はまさんと僕 :2005/12/24(土) 02:40:45 ID:TLL7UjaB
「…………――。」
「え?」
はまさんが何か耳元で言ったけど、声が小さすぎて聞き取れなかった。

はまさんは口を近づけてもう一度言う。
「――欲情しちゃった」
ぶ。
今度は聞き取れた。
はまさんらしいセリフ。実に直接的な表現。男らしい。
そんなことを考えている余裕は無いはずだけど、心臓のペースが速くなればなるほど
頭は変にさめていって――いや、興奮しているからこそ、変なことを考えてしまうのかもしれない。

「あひゃ」
急にはまさんの舌が耳に滑り込んできた。
そんなとこ他人に舐められるのなんて、もちろん初めてだ。
きたなくないだろうか、毎日風呂上りに綿棒で耳掃除はしているけど。
「ちょっと、はまさん、せめてお風呂に入ってから……!」
女の子みたいなセリフをはいてしまった。それもベタな。
もちろん今のはまさんがそんなことを聞いてくれるはずがない。

諦めてはまさんを受け入れよう。
こんな状況を望んでいなかったわけじゃあ決してないんだから。
両手をはまさんの背中に回す。小さな背中。
はまさんは小さい人ではないけれど、女性の背中は思う以上に小さいものだと知った。
たしかに、何度か想像したような場面ではあるけれど(何のためにかは聞かないでほしい)
こんな風にそれが訪れるなんて、思いもよらなかった。


479 名前:はまさんと僕 :2005/12/24(土) 02:42:06 ID:TLL7UjaB

はまさんの舌は無遠慮によく動きまわる。表も裏も、側面も、まんべんなくぺろぺろ。
う、きもちいい。なんだこれ。
舌の感触もそうだけど、熱のこもったはまさんの呼吸がよく聞こえる。
えろい。

反応した。当然の帰結ともいえる。
なにが、とは言わないけれど。
どうやら耳が僕の性感帯らしい。
いや、自分の好きな女性に馬乗りにされていれば、何をされようがそれはそうなるか。

「…………へっへー…」
はまさんは自分の体の下から、固いものが脈打ち始めたのを確かに感じたようで、
唇の端をつりあげて、にやっと笑った。

「どうしたの、隆くん……ここ、こんなにしちゃって」
「な、は、はまさんがっ……」
「……え、へへー」
はまさんはそう言って小さな前歯を覗かせた。暗闇に浮かぶエナメル質の白。
きれいな歯並び。
でもそれは歯列矯正のおかげだということも僕は知っている。
もう十年以上前の話だけど。
歯列矯正の器具をつけている中学生のはまさんの記憶も、はるか彼方、かすかにある。
はまさんはまた唇を重ねた。今度はすぐに離したけど。


480 名前:はまさんと僕 :2005/12/24(土) 02:42:48 ID:TLL7UjaB

はまさんは僕のベルトを外しにかかった。
「わ、ちょ、ちょっと……!はまさん!?」
抗議の声を上げる間に、ベルトは外され、ズボンから抜き取られる。
ジーンズのボタンを外し、ずり下げる。トランクスも一緒に。
先ほど耳を蹂躙したはまさんの舌が、今度は僕の息子に侵攻しようとしていた。

「う」
ぺちゃっとしたはまさんの口内の感触に、間抜けな声が出てしまった。
違う、僕が言ったんじゃない。息子がそう言わせたのだ。
予告なくはまさんの頭が上下し始めた。黒髪がそれにあわせて揺れる。
はまさんの口は息子の頭を完全に包み込み、そこから下を右手で握っている。
もちろん口と一緒で右手も上下するのだ。
冷え性気味のはまさんの冷たい手が、触覚を敏感にさせる。細い指がまとわりつく。
柔らかい口と手が動くたびに、背筋を快感が立ち上っていく。
ぴちゃ……ぺちゃ……ぴちゃ……
初めて聞くような卑猥な水音と、はまさんの喉の音が、暗い室内でよく聞こえた。
はまさんが僕のモノを咥え込んでいる。そう意識したら、急に快感の度合いが増した。
「はまさん、出るッ……!!」
快感が突き抜ける。人生史上最高の射精。




481 名前:はまさんと僕 :2005/12/24(土) 02:43:18 ID:TLL7UjaB

僕は急いではまさんの顔をひきはがした。が、
間に合わずに、精液がはまさんの顔にたっぷりとかかってしまった。
大塚愛のCDジャケットを思い出した。あれは赤色だったけどこれは白い。
そうか、あれはそういう意味が隠れた写真だったのかと気付いた。
「あ、う、ごめん」
「うん、大丈夫……いっぱいでたねー、さては、溜まってたな?」
「……はい」
はまさんは顔をティッシュで拭きながら言った。
服にはつかなかったようだ、それはよかった。

「というか、恥じらいというものはないのか」
「なにが」
「きゅ、急にこんなことしたり、溜まってた?だとか」
「……28才ですもの」
はまさんはそうおどけて言うと、スウェットを上下とも脱いだ。
電気もつけてないくらい室内で、まぶしいほどに白い肌がうかびあがる。
きれいだ。
お世辞抜きでそう思った。


482 名前:はまさんと僕 :2005/12/24(土) 02:44:14 ID:TLL7UjaB
さすが大人の女性というような、黒い、レースのついたブラと、それにおそろいのショーツだ。
見覚えのあるショーツだ、そうだ。
以前、洗濯機の中にこのショーツだけ取り残されていたことがあった。
男兄弟で育った僕はこういうときどうしたら良いかわからなくなる。
とりあえずそのときは見てみなかったフリをしてふたを閉じた。
はまさんの罠の可能性もある、そう思ったからだ。
本音を言えばすぐに手にとっていろいろと試したかった。
自分でもたまに自分は変態じゃないだろうかと思う。
でもそんなことしたくなるのも、それがはまさんのだからだ、と思う。きっと。

「ぬがせて」
はまさんは唐突にそう言った。
慌てる。
はまさんの顔を見ると、にこぉっと笑った、どうやら僕の慌てる様子を楽しんでいるようだ。
なにくそ、僕だって男だ、そこまで馬鹿にされると奮い立つものがなくもない。
覚悟をきめて手を伸ばす。

ぴく。
胸に触れた瞬間、はまさんの体が震えた。柔らかい。
どうして女の人ってこんなに柔らかいんだろう。
肌も、指も、体も、女の人は全部が全部柔らかい。
筋肉までもがしなやかなのだ。

でもその男女の体の差が持つ魅力はきっとはまさんも感じていることなんだろう。
セックスって言うのは、その差異の確認行為でもあるんだ。快感を伴う。


483 名前:はまさんと僕 :2005/12/24(土) 02:45:19 ID:TLL7UjaB
壊れそうな仕組みのホックを不器用に外す。
ぷるん。
束縛からとかれる感じは確かに伝わる。
はまさんが腕を抜くと、控えめな大きさの胸があらわになる。
「あんまり、みないでよ……恥ずかしいから」
そういって少し手で隠すようにした。
「あは、あはは」
実のない笑いでごまかす。たぶん今すごい顔で見てたと思う。本性丸出しの。

僕だってハタチの男だから、昨今の巨乳ブームは嫌いじゃない。
おっきいことは良いことだ。
でも、好きになってしまった人の胸が大きかろうが小さかろうが、それはもう関係ない、
手遅れだ。もう好きになってしまっているんだもの。

「きれいだよ」といいたかったけど、歯が浮いて飛んでいきそうなのでやめた。
もともと口は上手い方じゃないのだ。白い両乳を前にしてそんなセリフ言えるか。
かわりに黙って右の乳首をくわえる。
舌先に感触。
目を瞑って舌先に神経を集中させる。転がす。
「んっ」
はまさんがくぐもった声を上げた。調子に乗って舌の動きを加速させる。
舌、と一口に言ってもいろいろな部位があるもので、それらを駆使してみることにした。
つんつん、乳首をつついてみる。乳首独特の弾力が返ってくる。
ぞりぞり、味蕾の集まった舌の表面で大きく舐めあげる。汗の味がする。
ぺろぺろ、乳輪をなぞるようになめると、舌の裏や側面の滑らかな場所が乳首に当たった。
「んん……っはあ……」
はまさんの息に熱がこもる。
「ねえ……」
下も、とはまさんは促した。そうだ、楽しくて忘れてた。


484 名前:はまさんと僕 :2005/12/24(土) 02:45:50 ID:TLL7UjaB

洗濯機の中で一度見たショーツに手を伸ばす。
よく見ると、その、大事な部分に花の刺繍がしてある。かわいい。
「……秘密の花園?」
「ばか」
はまさんは僕の冗談にいつもそうやって笑ってくれる。
その少しはにかんだような笑顔がすごくかわいくて、好きなんだ。
上目に見ると胸の間からはまさんの顔が見えた。絶景かな。

「じゃあ、とるよ」
「ん……」
ショーツをゆっくり脱がせると、むわっとした香りが広がった。
黒いレースのついたショーツは細い足首を通り、脱ぎ捨てられる。
いや、僕がやってるんだけど。

これではまさんは一糸まとわぬ姿になったわけだ。
上から下まで眺める。
「やだ、もう私、おばさんだもん」
「そんなこと……」
はまさんは自分をおばさんだというけれど、そんなこと僕は思わない。
たしかに、胸もおしりも肌も、若いときの張りは失われているのかもしれないけど、
でもその分はまさんの柔らかさが堪能できるから、好きだ。

そっとはまさんの股間に手を伸ばす。
「んっ」
湿っている。指に絡まりついてくる陰毛。
指で何回かはまさんのをなぞった。じわ、じわじわじわ、と開いていくようだ。
がば。
頭を股間に押し付けて、一度にはまさんのを舐めあげる。
「ひゃあっん」
素敵な反応。
唾液を塗りつけるように、しつこく舐め続ける。
上下に上下に、何度も。
はまさんはそのたびに体を震わせ、悶えている。
柔らかい太ももをさすって、感触と反応を楽しむ。
優しくさする感触は、鳥肌が立つような快感があるみたいで、はまさんがぞくぞくと震えるのがわかる。

丸いおしりをがっしり握り、おもいきり顔を左右に振る。
上下に動くのは速くできないから、方向を変えてみた。
「んんんっ……あっ……んんっ……」


485 名前:はまさんと僕 :2005/12/24(土) 02:46:52 ID:TLL7UjaB
効果はあるようで、ぴくぴくとはまさんの背が震えるのがよく伝わってくる。
はまさんがきもちいいなら僕も嬉しい。
どんどん続ける。
「あああっだめぇ、隆くんん……!」
びくん、と、はまさんの体が震えた。
「……んっ!……はああ、ゃぁあ、あああ……」
はまさんが息をついた。けどそれがどういうことなのかいまいちわからなかったので、
僕はまだ舐め続けていた。できるだけ速く。
「ちょ、んんん!りゅ、う、くんっ……!もうっ……!!」
はまさんの声も耳に入らない。それほど集中していた。

「りゅ、うくんっ……んんっ!あ、ああああんんんああああああああっ!」
またはまさんの体が震えた。今度はさっきのより大きい。
粘度の高い汁が、口の中に入ってきた。頑張って飲み込む。
味わうものじゃないけど、そうしたかったから飲み込んだ。
「んんんっ……っはぁああ……」
はまさんのため息。腕を額に当てて肩で呼吸をしている。



486 名前:はまさんと僕 :2005/12/24(土) 02:47:54 ID:TLL7UjaB

「……もう、驚くじゃない」
はまさんは息を落ち着けて、なんとかそう言った。
僕は僕にできることを一生懸命するだけだ。
それではまさんが気持ちよくなってくれるなら、嬉しい。

「わ、さっきあんなにだしたのに、すごい元気いいね」
一瞬何のことを言っているのかわからなかったけど、はまさんの視線が僕の下半身をばっちり
捕らえていたので、何のことか分かった。
そう、元気いいのだ。若さ。

「若いねー」
はまさんは彼氏を思い出しているのか、そんなことを言った。
「おなかも……すごいね、筋肉」
「いや、部活やめてもう筋肉しぼんじゃってしぼんじゃって」
はまさんは僕のおなかを見て目を見張った。
僕のおなかはブルース・リーが3年食っちゃ寝食っちゃ寝したくらいの割れ具合。
いちおう六つの田んぼが数えられる。角度によっては。
このセリフだけで高校三年間つらい練習に耐えたかいがあった。
本気でそう思った。
いっしょに甲子園を目指したやつらはなんて言うか知らないけど。
高校球児並みの筋肉はもうないけど、元高校球児並みの筋肉ならかろうじてある。
ジム、通おうかな、維持するために。
「んふふ、いいねー」
はまさんはそういうと僕のおなかに手を当てて、一緒に体重もかけてきた。
「わ」
後ろに押し倒された。
はまさんの胸が僕の胸に当たる。良い感触。
「……隆くん」
はまさんは僕の名前だけ呼んで、自分で挿入して行った。
「あふ」
えもいわれぬ快感。
ぬるっとしていて、あたたかい。
「んんっ……ふうぅっ……うう」
「はまさん」
下からはまさんを見上げる。表情は読み取れない。
「へへへ……動く、ね」
きっといつもの、少しはにかんだような最高の笑顔を浮かべている。
暗くてもわかる。だって大好きだもの。


487 名前:はまさんと僕 :2005/12/24(土) 02:48:46 ID:TLL7UjaB

上になったはまさんは最初は控えめに、どんどん大きく動き出した。
「んっ……んんっ……」
はまさんが動くたびに切なげな声が喉を鳴らす。
控えめな胸も動きに合わせて揺れる。
そしてもちろん、動くたびに、はまさんに包まれている僕のものが一番の快感を受ける。

聴覚、視覚、触覚。
鼻を鳴らせば、はまさんの、女のにおいをありありと感じられる。
嗅覚。
体全体が快感に包まれたような、不思議な感覚。

はまさんは僕の体をまたぎ、スクワットのように動き始めた。
「はあんんっ……はあっ……ああ……」
動きの激しさと快感で、はまさんの呼吸も荒くなってきた。
その呼吸のひとつひとつがすごくいろっぽい。
むくり。
起き上がってはまさんの体を支える。
対面座位、というんだっけ。
汗に濡れたはまさんのうなじをなめる。味覚。
「はあんっ」
はまさんは快感を隠すことはない。体全体で正直に喘ぐ。
「はまさん……」
正面からはまさんの目を見た。
すこし半目の、とろけそうな瞳。呼吸に合わせて弾む唇。
「好きだよ」
それが僕の、今思っている一番の気持ちだった。
僕はすごくはまさんが好きだ。
「……ありがと」
少しのあとに、はまさんはそう言った。
照れたような笑顔。八つ年上なのに、どうしてこの人はこんなに可愛く笑えるんだろう。
嬉しくて、今度は僕が押し倒した。
どさ。
はまさんの足が僕の腰のあたりを挟んだ。


488 名前:はまさんと僕 :2005/12/24(土) 02:50:59 ID:TLL7UjaB

はまさんに思い切り腰を打ちつける。
「ああっ、んんんっ……激し、いぃ、ね……ぇっ」
はまさんは何か言ったが、とても答えるような余裕はなかった。
ひょっとしてはまさんにも余裕はなかったのかもしれないけど。

「りゅ、うくんっ……!すごいっ…………!!」
「はまさんっ……!はまさんっ……!!」
ピストンを更に速める。はまさんの喘ぎ声も同じペースで速まる。
思い切り腰を打ちつけるたびにはまさんの体は波打って、快感を表している。
きもちいい。
好きな人と好きなことを全力でやっているんだから、当然のことだ。
一番奥で出すのが一番きもちよさそうだから、その通りにやったら、
はまさんはその日一番長い叫びを上げて、どうやら僕と一緒に果てた。



489 名前:はまさんと僕 :2005/12/24(土) 02:51:51 ID:TLL7UjaB



「……なかで、出しちゃったでしょう」
「ごめん」
うつぶせのままで答えた。
「もう……どうなっても、知らないよ」
「うん、いいよ」
「いいよ、って?」
「できちゃえば、いいと思った。だってそうでもなけりゃ、はまさんと僕……」
もうこんなふうにはならないだろう?
今日のははまさんの酔いが過ぎた上の蛮行だ。本気で僕のことを好いてくれてるわけじゃない。
それくらいの空気は読める。
「そんなこと、ないよ」
「え」

「……もう、次は、ちゃんとつけてしようね」
「それ、って……」
「ううん、若い子にカレシとられたはらいせに、若い子と付き合っちゃうのも、いいかな、なんてね」
「……ほんとに?」
「隆くんはわからないかもしれないけど、私的にはその割れた腹筋とか、ポイント高いんだよね」
やっぱりジムに通おう。
維持しなければ。意地でも。

「それに……」
「それに?」
はまさんは僕の息子に手を伸ばしながら、
「やっぱ、若い子はええのう!もうこんなにしてるじゃないかぁ!」
笑った。
えろい。
「はまさん、えろいよ」
「……28ですもの」
そういうものだろうか。
なんにしろ、とりあえず今夜はもう1ラウンド――――


結局、その日はあと3ラウンドあった。
僕もはまさんもへろへろ。
はまさんは3ラウンド終えると、ようやく満足したように眠った。
その寝顔を見て、僕も満足して、寝た。
はまさん、好きだよ――そう呟くと、眠ったはまさんの唇の端が持ち上がった。様な気がした。
はまさんと僕の関係性は大きく形を変えたけれど、どうやらよりよい形で続くことになりそうだ――――




490 名前:はまさんと僕 :2005/12/24(土) 02:52:54 ID:TLL7UjaB
おわり。です。
エロを書くのって難しいなあ……。

491 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/24(土) 02:54:50 ID:W0Trxp/G
>>490
リアルタイムで堪能させていただきましたGJです
はまさんの本名が気になったり

492 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/24(土) 03:13:53 ID:LJe7jUU5
なんか不思議な世界だなぁ…のほほんとした

493 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/24(土) 04:41:34 ID:u0Y6MOYk
何じゃこりゃ凄くイイじゃないか!
ありがたい事です。

494 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/24(土) 10:35:16 ID:N4E8bxp7
いや、面白かったです。
日常とえろが主人公の柔らかな語りで切れ目無くつながってる感じが、
ほんわかと温かくて楽しかったです。
GJ!

495 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/24(土) 14:26:16 ID:wc9Pd7n9
社の狐

「狐退治に行く」
そう宣言すると、織江は泣きそうな顔になった。
織江は、僕と同い年だが、どうしようもなく臆病だ。
女の子でもこの歳になれば、めったなことでは泣かないものだが、織江はよく泣く。
こんな子が許婚なんて、人生最大の不満ごとだ。
それなのに、僕には、森の中に一緒に行けるような人間が織江しかいなかった。
父上はとてもえらいので家来がたくさんいるけど、みんな石頭で何かとうるさい。
街の外などに出ようとすると、必死になって止める。
ご学友とやらも、みな同じだ。遠巻きにして、なにやら陰口を叩く。
こちらが近づけば、愛想笑いを浮かべて離れようとするが、
かといって離れると、今度は近づいてこっちをじろじろと見ている。
そんな連中との付き合いは、こちらの方から願い下げなのだが、
まわりに織江のような愚図女一人しかいないのは無性に腹が立つ。
でも、ここ数日、家にはめずらしく父上が戻られていて居心地が悪いし、
口うるさい叔父さんのところに通うのも同じくらい気が重い。
「……でも、お社の森には行っちゃいけないと、先生が──」
「はっ、子供じゃあるまいし」
「でも、最近は、夜盗のたぐいが江戸から流れて来たって──」
「上等じゃないか、僕が退治してやる」
「でも──」
「織江」
「……はい」
「でも、は、やめろ」
「で──はい」
「社の森に行くぞ」
「……はい」
織江は、泣きそうな顔で付いてきた。

社の森は、街の南に広がるばかでかい森だ。
古い神社があるからそう呼ばれているが、実際はそこから向こう、国境(くにざかい)の山々までを言う。
そりゃ、その中には狐なんぞ何百匹も住んでいるだろうけど、
僕が言っている「狐」は、人の姿に化けられる化物だという。
尾は七本の白狐で、御歳九百歳、いろんな妖術を使う、と言う。
──もちろん、僕はそんなこと信じてなんかいない。
でも、社の森にはなにかがいるのは確かだった。
あるいは、織江が言うような、流れ者のねぐらになっているのかもしれない。
それはそれで面白い。
狐にせよ、夜盗にせよ、僕が退治したら、まわりの連中は僕を見直すだろう。

道中、織江がぐずぐずと泣きべそをかくのを、うんと叱りつけながら歩く。
織江の怯えは、夕刻になり、森が暗がりになるとますますひどくなった。
「もう、いいからお前、帰れ」
僕はかんしゃくを起こして叫んだ。織江はびくっと身体を震わせた。
「でも──」
「泣き虫はいらない。とっとと帰れ」
織江は、身をすくませた。
「な、泣きません! 織江は泣きませんから、一緒に連れて行ってください」
目に涙をいっぱいためながら言うことばじゃない。
僕は、ふん、と鼻を鳴らして森の奥に向かった。
どうにもこいつは使えない。
苦々しい思いで唾を吐き捨てた時、僕の目に、なにか白い美しいものが映った。

496 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/24(土) 14:26:47 ID:wc9Pd7n9

「あ、あれ──」
それは、森の中を流れる小川の向こうにいた。
人──女の人だ。
でも、おばあさんでもないのに、銀のように白い髪をしている。
一丁(約110メートル)も離れているのに、その髪は、はっきりと見えた。
白い髪の女性(ひと)は、こちらに気がついたらしく、じっとこちらを見た。
それから、ぱっと身を翻して森の奥へ消えていった。
「あれ……は、狐? まさか──」
自問自答で否定しながら、僕はそれに自信がなかった。
あんな白い髪をした若い女の人なんているはずがないし、
小袖を翻して駆け出した身の軽さも、とうてい並の人間に思えなかった。
何よりも、切れ長の眼と、髪に負けないくらいに白い顔──その美しさ。
僕らは、本当に狐の変化を見たのかも知れなかった。
──呆然としていた僕たちの耳に、男の声が聞こえたのはその時だった。
「──なんだあ。ガキの声がしたぞ」
その時、近くで野卑な声があがったので、僕らは心臓が止まるくらいにびっくりした。

「──聞き違いじゃねえのか」
「いや、確かに聞こえたぜ。男のガキの声だった」
とっさに木の陰に隠れた僕らの前に、目つきの悪い牢人たちが三人もあらわれた。
「ガキだったら、かっさらって人買いにでも売るか」
「手間がかかる。畜生働きの後でこの藩から去ろうって時に、足手まといはいらん」
「それに男じゃいい値もつかんしな」
「ちがいねえ。女のガキなら、楽しんだ上に、地獄宿に高く売れるんだがな」
「どの道、ここで面を見られたんじゃ、殺すしかねえな。お頭にもそう言われてるだろ」
「この街にゃ、小うるさいやっとう使いもいることだしな。たれこまれたら、事だ」
僕は目の前が真っ暗になった。
押し入った家の人間を口封じに皆殺しにする畜生働きは、最悪の犯罪だ。
まさに畜生外道の精神をもった人非人でなければできない悪鬼の所業。
こいつらは、それをやった人間だ。──そういえば、この間東外れの庄屋が一家皆殺しにされた。
先ほどの高揚とした心が、嘘のようにしぼんでいた。
足ががたがたと震えだす。
ぱきっ。
よろめいた足が、乾いた小枝を踏んでしまった。
「なんだ──」
「誰かいるのかっ!」
牢人たちが騒ぎ始めた。
「──っ」
織江が、ぎゅっと僕の袖口をつかんだ。
そのとたん、身体の震えが止まったのは、今でも不思議だ。
その後の数呼吸の間の行動を冷静に行なえたのも。
「──織江、ここでじっとしていろ。連中はここに僕しかいないと思っている。
夕刻までここに隠れて、闇にまぎれて街に帰れ。──泣くなよ」
織江が大きく眼を見張った。
木陰から抜け出し、いったん少し離れた藪に隠れてから、飛び出す。
牢人たちは、僕が最初から藪の中に隠れていたと思ったことだろう。
「いたぞっ!」
「野郎っ!」
「待ちやがれっ!」
三人そろって追いかけてくるのを確認すると、僕は一目散に逃げた。

497 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/24(土) 14:28:29 ID:wc9Pd7n9

心臓はたちまち破裂しそうに膨れ上がったし、
この世の空気の量が十分の一にでもなってしまったように肺が痛い。
山道を逃げるのは、体力のない僕には拷問そのものだった。
牢人どもは、重い刀を下げているのにどんどん差を縮めてくる。
僕はちっとも言う事を聞かない足を呪った。
もともと駆けるのは、大の苦手だ。
剣術も、学問も全然。
偉い父上の息子としてまわりの人間はチヤホヤするけど、
その実、何にもできない僕を陰で笑っているのはよくわかっている。
だから、狐退治なんて馬鹿な事を思いついたんだ。
──ああ。にしても、なんで僕はこんなに必死に走ってるんだろうか。
そうか、織江が捕まったら地獄宿に売られちゃうからだ。それどころか殺されてしまうかもしれない。
元はといえば、嫌がる織江を無理やり連れてきた僕が悪い。
泣き虫だけど、織江は僕に逆らう事を知らない子だから。
織江は、ある上士の家の娘で、僕の許婚だけど、もとは養女だという。
父上の知り合いの娘で、その上士家の遠縁に当たることから、父上の口利きで養女に入った。
あの子を僕の許婚に決めたのも、父上だ。
そんなこともあって織江は、父上や僕に逆らえない。
それをわかっていたから、僕は織江にずいぶんひどいことをした。
愚図の僕には、織江くらいしか一緒に遊んでくれる子がいないというのに。
今日みたいに、嫌がる織江をしかりつけて望まないところに引き連れていくのはしょっちゅうだ。
嫌な奴だったな、僕は。
うん。
だから、こいつらを織江の隠れた場所からうんと引き離さなきゃいけない。
そう思ったけど、僕のやわな足は限界に来ていて、僕は牢人に追いつかれた。
「──このガキゃあ、手間取らせやがって」
牢人の一人が真っ赤になって刀を抜いた。
思わず目をつぶった僕の頭に刃が──落ちてこなかった。
「いてえっ!」
「だ、誰だ、てめえはっ!」
牢人たちの悲鳴が上がった。
そおっと目を開けると、三人は、肩や腕に刺さった手裏剣を抜こうともがいているところだった。
「次は目を狙うよ。──さっさと森から出てお行き!」
女の人のぴしっとした声がすると、牢人は口々に悪態をついて逃げ出した。
あれ、僕、助かったの?
いったい、誰が──。
僕は、助けてくれた人のほうを見て、飛び上がった。
さっきの、白い髪の女の人──狐が立っていたからだ。
その人がこちらを見て、真っ赤な口を開いた瞬間、僕はくるりと背を向けて逃げ出した。
でも、そちの方角は、ほとんど崖といってもいい坂になっていて……、
足を踏み外した僕は、谷川まで一直線に転がり落ちていった。

498 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/24(土) 14:29:06 ID:wc9Pd7n9

──気がつくと、僕は板の間に寝かされていた。
(ここは──?)
ぼんやりと眺める天井は小さく、暗くて、僕の屋敷ではないことは分かった。
どこかの小屋の、囲炉裏端に薄い布団を敷いたところに、僕は寝かされていた。
身を起こそうと動いた僕は、何か柔らかくて暖かいものが僕の身体に絡み付いていることに気がついた。
「──?」
「おや、気がついたかい?」
視界が、一気に白くなった。
目の前に、本当に目の前、五寸くらいのところに、ぬっと白い顔が覆いかぶさってきたからだ。
いや。顔だけじゃなくて、それは、髪の毛まで真っ白な女の人だった。
その人が、裸の僕を、やっぱり裸になって抱きしめて暖めてくれていたことを理解する前に、
僕は悲鳴を上げて飛び上がっていた。
「き、狐っ──!」
僕を覗き込んだ顔は、さっき河原で見た狐の化身の女性のものだった。
「狐? ──あはっ、あはははははっ」
女の人は、一瞬きょとんとしたが、やがて大きな声をあげて笑い出した。
「……」
「狐かい、私が。──あはははは。おかしいこと」
僕は呆然として女の人が笑い転げるのを見つめていた。
ひとしきり笑って、女の人は、目じりに浮かんだ涙をぬぐった。
「き、狐じゃないの?」
僕は、間抜けな声で、間抜けなことを言った。
「ん、ああ。そうね。私は狐ということにしとこうか、坊や」
女の人がからかうように言い、「こーん、こーん」と鳴きまねまでしたので、僕はちょっとむっとした。
その声に含まれている調子で、僕は、このひとは狐が化けたものじゃないことを悟る。
考えれば当たり前のことなんだけど。
「ここはどこなの? 小母さん」
今度は女の人のほうがむっとしたようだ。
つかつかと近寄って、僕のほっぺたを思いっきりつねり上げた。
「お礼も言わないうちに、小母さんなんて言うのはこの口か、この口か」
「いてててっ、ごめんなひゃい、ごめんなひゃいっ」
おば──いや、狐さんは、僕が「ありがとうございました、親切な狐さん」
と言うまで、ほっぺたをつねり上げた。
「……で、坊やは、なぜこんな山の中まで入り込んでたんだい?」
一息つくと、狐さんは布団の上に座りなおした。
間近で見る狐さんは、僕が最初に思ったよりちょっと年上に見えたけど、本当に綺麗な人だった。
まじりっけのない白い髪は絹糸のようで、それがしわくちゃなおばあさんではなくて、
こんな綺麗な女性の頭にあるというのは、ものすごく不思議な光景だった。
あるいは、やっぱり、本当の狐なのかも知れない。
「悪い奴に、追われていて……」
さすがに「あなたを退治しに」なんて言えないので、僕は、野盗に見つかってからの事をかいつまんで話した。
「最近は、この辺も物騒になったねえ……」
狐さんはため息をついた。
僕は、さっきから気になっていたことを聞いてみた。
「あの……、女の子を、見ませんでしたか?」
「ああ、坊やと一緒に来たと言ってた子かい。あの後、探してみたけど、もういなかったね。
野盗の連中につかまっている様子もなかったから、うまく逃げられたみたいだよ」
「よかった──」
僕はほうっと息をついた。織江だけは、無事でいてほしかった。
──くしゅん。
気が抜けると、立て続けにくしゃみが出た。
狐さんがくすくすと笑う。
「ほら、裸のまんまで、布団から出るからだよ。こっちにおいで」
狐さんは、手招きをした。

499 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/24(土) 14:29:42 ID:wc9Pd7n9

僕は、自分が川から引き上げられて介抱されたときのまま、裸でいることに気がついて狼狽した。
狐さんも、僕を裸であたためていた格好に、小袖を羽織っただけだが、それもまた脱ぎ捨てて、
まるっきり無頓着に布団の中にもぐりこんだ。
「──あいつらに見つかるといけないから、今晩は火を焚けないね。
今夜はこうして暖を取ろう。明日の朝一で小母さんが送ってあげる」
僕はどぎまぎした。
狐さんは、僕が見たこともない綺麗な女の人で、その──今は丸裸だ。
「い、いいよ──くしゅん!」
「くしゃみしながら、何を恥ずかしがってんだい」
狐さんは強引に僕を引っ張って、布団の中に僕を引っ張り込んだ。
ぎゅっ。狐さんに、抱きしめられる。
暖かい──。
「いい匂い──」
思わず声に出してしまって、僕は恥ずかしさに真っ赤になった。
「そうかい」
狐さんは、ちょっと照れたように笑った。その笑いに誘われるように、
「狐さん、母上の匂いに、似てる──」
気がつけば、僕はそんなことを口走っていた。
「明日にはお母さんに会えるよ、坊や」
「ううん。母上は、ずっと江戸にいるから、屋敷に戻ってもいないんだ」
実際、僕はもう何年も母上のことを見ていない。
ひょっとしたら大人になって江戸詰めになるまで会えないかもしれなかった。
父上は、この間から一時帰国で屋敷にいるけど、なんとなく顔を合わせ辛かった。
この森に来たのも、昼間はなるだけ外に出ていたかったからだ、ということを思い出す。
「……坊やも、いい匂いがするよ。なんだか、懐かしい匂い──」
狐さんは、僕の髪に顔をうずめて、すんすんと鼻を鳴らした。
まるで本物のけもののようなしぐさに、僕はどきりとした。
むぎゅ。
狐さんは、さらに僕を抱きしめた。
「この匂い──坊やは、私の知っている人に似ているよ」
「え……?」
狐さんは僕の髪に顔をうずめながら、ささやいた。
僕に聞かせるというより、自分に言うような声だった。
「怖い人だったけど、強くてね、優しくてね……」
「……僕は、強くも、優しくもないよ」
今日は、自分がいかに嫌な、役立たずの人間であるか、
強がって見ないふりをしていた現実を突きつけられた日だった。
「ふふ、そうでもないよ。坊やは、あの女の子を守ろうとしたんだろ?」
「そ、それは当たり前のことで……」
「女の子を守るのに命かけようなんて、本当に強い人じゃないとできないさ」
僕は、もじもじとした。
他の人から褒められるのは、ずいぶん久しぶりだった。
父上は、僕が小さいころは褒めるのも叱るのもいっぱいしてくれたけど、
江戸詰めが長くなっては、なんとなく僕のほうから避けていた。
自分がどうしようもない愚図だと気づいてからは、
藩にこの人ありと言われる父上のそばに近づくのが怖くなった。
母上は、うんと優しかったけど、父上についてずっと江戸に行っている。
久々の褒め言葉に僕は恥ずかしくなって、もじもじはどんどん大きくなっていった。
いや、これは違う。ただ恥ずかしいだけじゃなくて……。
「ん、どうしたんだい、坊や」
「……おしっこ行きたい」
狐さんは、笑い転げた。

500 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/24(土) 14:30:31 ID:wc9Pd7n9

「今夜は冷えるからねえ」
外にある厠に案内してくれながら、狐さんは、まだくすくすと笑っている。
木の柱を立てて筵をかけただけの厠は、土を掘っただけのものだ。
用を足したら、側に盛り上げている土をかぶせる。
いっぱいになったら、別の場所に穴を掘って場所を移転しているらしい。
僕はちょっと戸惑った。
布団の中で狐さんに抱きしめられていたときの感触を、今頃になって思い出したからだ。
狐さんはすごくいい匂いがしたし、肩にあたったおっぱいはすごく柔らかかった。
おしっこをしたいのに、僕のおち×ちんは上を向いてしまい、用を足すのは難しそうだった。
「何手間取ってるんだい」
「あ、ちょっと……」
「それじゃ、私が先に済ませちゃうよ」
「え……?」
狐さんは、厠にしゃがみこんだ。
上からかけている筵は丈が全然足りないから、狐さんがしゃがみこむと、中の様子が丸見えだった。
着物をはしょった狐さんの、お尻が丸出しになる。
白くて大きなお尻。
木陰から差し込む月光に、それはつやつやと白く光っていた。
その白いお尻の、真ん中の奥に、僕の知らない何かがあって、狐さんはそこから──。
僕は、もう少しで倒れてしまいそうになるくらい、頭がくらくらした。
狐さんは、用を足すと、小屋から持ってきた小桶の水を手ですくってあそこに掛けた。
同じ小桶に入れてきた手ぬぐいを絞って、前をよくぬぐう。
「おお、冷た。──坊やもはやく済ませちゃいな」
狐さんが小桶を残して小屋に戻った後、僕は四苦八苦しながら、なんとか用を済ませた。
でも、小桶の水と手ぬぐいであそこを洗い終える頃には、歯の根があわなくなっていた。

「ふふふ、すっかり冷えちゃったね」
ぶるぶる震えてる僕を見て、狐さんはくすくす笑った。
布団の中にもぐりこんだけど、牢人に見つかるのを恐れて火を焚けないのは、すごく辛かった。
そんな僕を見て、狐さんは土間に降りて何かごそごそしていたけど、
やがて大きな徳利とお椀二つをぶら下げて戻ってきた。
「えへへ、いい物があったよ、坊や」
「それ──お酒!?」
「ん。温まるのにはこれが一番。この間街で買ってきてもらったばかりだから、いっぱいあるよ」
お酒なんか飲んだことはなかったけど、狐さんに薦められるまま僕はちょこっと飲んでみた。
すぐに身体がぽっぽっとしてくる。
「おや、坊や、いける口だね」
狐さんは、お椀になみなみとお酒を注いで、くーっと空けた。
そっちのほうが、よっぽどいける口だ。
やっぱり寒かったのか、狐さんはどんどんお酒を干していく。
「坊や、飲んでる?」
その飲みっぷりをぼーっと見ていると、狐さんは、手を伸ばして、僕を抱きしめた。
「だめだぞ。飲まないと、あったまらないよ。
小母さんのお酒は飲めないって言うのかい? ──なぁんてね」
狐さんはだいぶ酔いが回ってきているようだ。自分から小母さんって言い出してる。
狐──小母さんは、そのまま僕の顔を両手で挟んだ。ほっぺたが、あったかくていい気持ちだ。
「え──?」
白い顔が近づいてくる。
「むぐぅっ?!」
紅を差していないのに真っ赤なその唇が、僕の唇に重なった。
え、これって、口付け──!?
突然の行為に混乱する僕の口の中に、あったかい物が流し込まれる。
手も唇も離してくれなかったから、僕はそのお酒を飲み込むしか他に方法がなかった。
「ふふふ、飲めるじゃない」
狐の小母さんはにっこりと笑った。


501 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/24(土) 14:31:08 ID:wc9Pd7n9

お、小母さんと口付けしちゃった。
正確には、したというよりも、されたんだけど。
僕は顔が真っ赤になるのを覚えた。
「おや、坊やも酔いが回ってきたね。ほっぺが火照ってきたよ」
いや、それはお酒のせいじゃなくて。
いったん意識すると、狐さんが押し付けている胸の柔らかさや、身体から立ちこめるいい匂いや
切れ長の綺麗な眼が今はとろんとしているのが、どんどん僕をどきどきさせる。
「──ふふふ。どうしたんだい、坊や。──こんなところがカチカチになっているよ」
狐の小母さんは僕の物をぎゅっと掴んだ。
「な、な、なっ……」
「坊や、さっき、私のお尻を見て、興奮してただろ?」
「──っ!」
「ふふふ、子供だと思ってたけど、もう大人になりかけなんだね」
「あ、あ、あの……」
さっきの自分の痴態を悟られていたと思うと、顔から火が出る。
狐さんの手が、僕のおち×ちんを褌の上からゆっくりさする。
「坊や、自慰はしたことある?」
「ま、まだ……」
道場で、年上の子達が話しているのを聞いたことはあり、興味がなくもなかったけど、
僕はそうした輪からも外れていたので、詳しいことは知らなかった。
「そう。じゃあ、小母さんが教えてあげるね」
褌が解かれる。
布団の中で、僕の男は、ぴんと音を立てて上を向いた。
「ふふふ、元気だねえ」
小母さんは僕のおち×ちんをゆっくりしごき始めた。
体験したことのない感触に、僕の体がびくびくと震えた。
「ん。男の子は、こうして自慰するものなんだよ。」
小母さんは、もう一度僕の口を吸った。
僕も飲んでいるので、お酒の匂いはもうしなかったけど、狐さんの甘い匂いがした。
狐さんは、そのまま僕の首筋や鎖骨の辺りに舌を這わせていく。
「ひゃっ」
ぬめぬめとした温かい舌が冷たい肌の上を滑っていく。
ちゅう。
小母さんが、僕の乳首を吸った。
「んくっ!」
「ふふふ、男の子も、ここは感じるね」
舌で嘗め回されたり、赤ちゃんみたいに吸われて、僕は悶絶した。
小母さんの舌は、僕の背中を旅して行った。
「あ……」
狐の小母さんが、四つん這いになった僕のお尻のあたりまで下がって行くと
僕は恥ずかしくなって逃げようとした。
「ん。どうしたのかな、坊や?」
「だって……」
「坊やのお尻を見せてごらん」
「は、恥ずかしいよ」
「ふふふ、坊やだって、小母さんのお尻、見ただろ?」
「!」
「小母さんの恥ずかしいところ、見えたかい?」
「み、見えなかったよ」
「そうかい。それは残念。後でいっぱい見せてあげるから、今は小母さんに見せておくれな」
「み、見たくないよ」
「ふふふ、嘘、嘘。男の子で女のあそこを見たくないなんて子、いないよ。
坊やだって、今、小母さんが見せてあげるって言ったら、急にここが硬くなったよ」
ここ、と言いながら小母さんは、僕のおち×ちんをぎゅっと握った。

502 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/24(土) 14:32:00 ID:wc9Pd7n9

「ふふふ、じゃあ坊やのを見せてもらうよ」
僕が大人しくなってしまったので、狐さんは積極的に動き始めた。
布団を撥ねのけ、互いの裸身を差し込む月明かりの下に晒す。
もっとも僕は今、四つん這いになって狐さんに後ろからのしかかられているから、
狐さんの体を見ることはできないけど。
でも、狐さんの柔らかな手や舌が這う感覚に、僕は声も出ないくらい興奮しきっていた。
お酒の勢いも手伝って、夜の冷気が肌に触れても全然寒くなかった。
「ふふふ、坊やのお尻、すべすべでかわいいねえ」
小母さんが僕のお尻をすりすりと撫で回す。
「あっ──」
そのまま頬ずりされた。多少は覚悟していたけど、これは──恥ずかしいっ。
でも、狐の小母さんは、僕にもっと恥ずかしい事をするつもりだった。
「さ、じゃあ、後ろのほうから見せてもらおうかしらね」
小母さんの手が、僕のお尻の肉を左右に割る。
僕のお尻の穴を見ようとしているんだ。
思わず手足をばたばたして逃げようとしたけど、逃げられなかった。
「ほらほら、暴れるんじゃないの。今から、たっぷり舐めてあげるからねえ」
お尻の割れ目に、つつぅ、と舌を這わせた小母さんに、僕は思いっきり抵抗した。
「だめだよ、汚いよ、そんなとこ、舐めちゃだめっ!」
「ふふふ、恥ずかしがらなくてもいいよ、坊や」
「だめっ、だめだったらあっ! そんなとこ舐めたら、小母さんお腹壊しちゃうよ!」
「まあ、小母さんの心配してくれるのかい。優しい坊やだね。──じゃ、これで大丈夫」
小母さんは、お酒の入ったお椀を手に取った。
ちゃぱちゃぱちゃぱ。
「ひぁっ!」
最初は冷たかったお酒は、小母さんが舌で肌の上に広げるように舐めていくと、
逆に温かく──熱くなってきた。
「ふふふ、消毒できたよ、坊や。だから安心して、──小母さんに舐められなさい」
小母さんが前にも増した力で、でも優しく、僕のお尻を広げた。
背中にかけられたお酒が、割れ目に沿って流れ落ちてきて──。
狐の小母さんの舌が、僕の中に入ってきた。
「んくあっ!! そ、そんな、いきなりっ!」
僕はのけぞった。
期待といっしょに、舐められる覚悟はちょっとだけしていた。
でも、最初から、その……お尻の穴の中になんて──。
「んふふっ」
小母さんは、上からお椀のお酒を少しずつたらしながら、
僕のすぼまりに舌を進入させようとしている。
お酒の混じった唾液が、僕の中にしみこんできた。
「〜〜〜っ!」
お腹の中が、じんじんと熱くなってきた。
「ふふふ、こっちから入れると、口から飲むより効くんだよ」
小母さんが口を離してくすくすと笑った。
よかった、これで終わりかな──と思ったとき、僕は前にも増してのけぞった。
つぷっ。
狐さんは、唾液とお酒で十分潤った事を確認すると、僕のお尻に、指を入れたんだ。
あの白くて、細くて、しなやかな指を。
「ひっ、あっ! あっ! あっ!!」
痛くはないけど、不思議な、そして猛烈にこみあげてくる、初めての感覚。
くりっと、僕の内部で小母さんの指が何かを探り当てる。
「ふふふ、坊やの尻子玉、みーつけた」
え、尻子玉……?
河童が取っていっちゃうという、あれ?
小母さんの指先が触れているそれは、僕の中で、たしかに丸いふくらみを持っているようだった。
──小母さん、狐じゃなかったのっ?! 河童だったのっ!?
僕は混乱してじたばたと逃げようとしたけど、小母さんが指を軽くぐりっとすると、
腰に力が入らなくなって、へたへたと崩れ落ちてしまった。

503 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/24(土) 14:32:38 ID:wc9Pd7n9

「おや、坊や、そんなにいいのかい? 男の子も、結構お尻で良くなるもんだね」
突っ伏した僕をしげしげと眺めた小母さんは、布団の上に、僕を仰向けにやさしく転がした。
「……でも、男の子なら、やっぱりこっちのほうがいいよねえ?」
小母さんの手が、僕の物を包み込んで、こすりだした。
「あううっ!」
僕は、もうじたばたする力も残ってなくて、されるがままになっていた。
「可愛い表情(かお)だこと──」
小母さんが優しく微笑んだ。でも手はいやらしい動きをしているままだ。
──やっぱり、小母さんは狐なのかもしれない。
少なくとも、河童はこんなに綺麗で優しくて意地悪じゃない、と思う。
「ふふふ、坊やがあんまり可愛いから、小母さん、うんと良くしてあげたくなったよ」
小母さんは、片手で僕のをこするのを続けながら、
もう一方の手で、お酒をお椀に注いだ。
「まずは、坊やのおち×ちんを大人にしてあげなきゃねえ」
お椀のお酒を口に含んだ小母さんが、僕の股間に顔を寄せた。
たらたらたら。
小母さんの唾液の混じったお酒が、僕のおち×ちんにかかる。
「うひゃあっ」
薄まっているとはいえ、かなりの刺激に、僕は布団の上で飛び跳ねた。
「こら、暴れないの。これですべりを良くするんだから」
狐さんは、僕の根元を指先で握った。顔を寄せる。
「うふふ、坊やのおち×ちん、お皮かむってて、可愛い」
僕の顔は、酔いだけでなく、真っ赤になった。
「そ、それはっ──まだ、僕、子供だしっ!!」
大人の男の人の物は、ちがう形をしていることは僕も知っていた。
「ふふふ、大丈夫。小母さんが、今、大人のおち×ちんにしてあげるからね」
「えっ!?」
言うや否や、小母さんは、僕の物の先っぽを咥えた。
ぢるぢるぢる。
小母さんは、口の中で、ぬめぬめとした舌を僕の先っぽに絡めた。
根元を握る指先をゆっくり動かして、引っ張っていく。
小母さんの唾液とお酒が、隙間からしみこんで潤滑剤になって……。
「うわああっ!」
ちゅるん、という音がした──ような気がした──と同時に、僕は──。
「うふふ、坊や、お皮むけたよ。ほら、こんなに立派……」
僕は、大人のおち×ちんになっていた。
「うう、じんじんするよぉ……」
前を押さえて、僕は体を丸めた。
お酒のせいか、むき出しになったおち×ちんの先っぽが本当にじんじんしていた。
「ふふふ、消毒も兼ねてたからねえ。でも大丈夫、ここからは気持ちよくなるよ」
小母さんが、下半身に覆いかぶさってきた。
また、僕の先端が狐さんに咥えられる。
でもこんどは──違う感覚。
じんじんするけど、さっきまでとは違って、
小母さんの舌が気持ちいいところに直接当たる感じ。
「ひああっ、あ、何これっ!」
「ふふふ、気持ちいいかい、坊や。じゃあ──これもあげる」
小母さんが、また指を僕のお尻に突っ込んだ。尻子玉がぐりぐりされる。
「ひっ、な、何か来るっ、小母さん、離してっ、おしっこでちゃうっ!!」
でも、狐の小母さんは、口を離してくれなかった。
僕は、びくびく痙攣しながら、こみ上げてくるものを小母さんの口に出してしまった。
どく、どく、どく。
ぴゅく、ぴゅく、ぴゅく。
それは、おしっことはちがう物とは、自分でも分かった。
出す時に、ものすごく気持ちよかったから。
小母さんは、それを、口の中に残ってたお酒と一緒に、ごくんと飲んじゃった。
「えへへ、いっぱい出たね。おいしいお神酒だったよ、坊や」
そう言って笑った小母さんは、すごく優しくて、すごくいやらしくて、すごく美人だった

504 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/24(土) 14:33:17 ID:wc9Pd7n9

「さて、今度は、坊やに見せてあげる番だったねえ」
小母さんは、つと立ち上がって僕の前で中腰になった。
膝を開いて腰を突き出したから、僕の目の前、三寸のところに、
小母さんの、あれがあった。
「坊や、よく見えるかい?」
「う、うん……」
月の青白い光が小母さんのそれを照らしていた。
「桜貝みたいだ……」
それは、母上が海で拾ったという綺麗な貝の色をしていた。
本物の桜貝の貝殻は、向うが透けて見えてるくらいに薄いけど、
狐の小母さんのそこも、同じくらい繊細に思えた。
小母さんの性器の上にある毛が、髪の毛と同じでやっぱり真っ白なせいかもしれない。
「ふふふ、ありがと」
「これが、女の人の……なの…?」
「そ。ここが、坊やのおち×ちんを一番気持ちよくさせられるところだよ」
狐さんの声と、目の前の柔らかそうなものが、僕を行動に導いた。
「お、小母さんっ──!」
「あっ」
気がついたとき、僕は小母さんの股間に顔をうずめて、それにむしゃぶりついていた。
狐さんのあそこ。狐さんの粘膜。狐さんの蜜。
ぬめぬめした襞ひだと、ぬるぬるとした粘液はちょっとしょっぱかったけど、
不思議と舐め続けたいものだった。──これが大人の味なのかな。
「んんっ、──ぼ、坊やっ」
小母さんは、僕の頭をぎょっと押しつけた。
「むぐふうっ!?」
ちょっと息苦しくなったけど、僕は頑張って舐め続けた。
「あっ、あっ、じょ、上手だよ、坊やっ」
狐の小母さんが、腰をがくがく揺らしているのがわかる。
「はふうっ」
狐さんが、こてん、と尻餅をついた。
僕は、狐さんに頭をあそこに押し付けられていたから、そのまま、そこに覆いかぶさるような感じになった。
小母さんのあそこを舐めることも続ける。
「ひあっ、だ、だめっ、坊やっ、いいっ、上手っ!!」
狐の小母さんは、いいのか、だめなのか、どっちかわからない反応をしている。
──だったら、続けちゃえ!
僕は、小母さんのあそこに思い切り口をつけてぢゅるぢゅると吸ってみた。
「〜〜〜っ!!」
小母さんは急に跳ね上がるようにのけぞると、がくっと体中の力を抜いた。
じゅわっ、と、狐さんのあそこから、蜜があふれ出した。
「お、小母さん……?」
僕はびっくりして顔を上げた。
小母さんは、ふぅふぅと荒い息をついている。
「……大丈夫。……坊や、すごいねぇ。小母さん、いかされちゃったよ」
「いかされる?」
「うんと、気持ちよくなっちゃうことさ。──坊やも、さっき、私のお口でなっただろ」
「……あ」
女の人も、あんな感じになるのか。
あれ、すごく気持ちよかった……。
思い出したら、僕のおち×ちんは、ぐぐっと硬くなっちゃった。
「ふふふ。元気だねえ、坊や。今度はもっと気持ちよくしてあげるよ」
狐の小母さんは、息を整えながら目を細めて笑った。
「さ、ここに坊やのおち×ちんを入れてごらん」
小母さんは、太ももを大きく開いて、あそこを指で広げた。

505 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/24(土) 14:33:54 ID:wc9Pd7n9
十一
「こ、ここに入れるの──?」
「そう。小母さんのここに、坊やのおち×ちんを入れるんだよ。
──それが男女のみそかごと、さ」
小母さんのあそこに、僕のおち×ちんを入れる。
そう思っただけで、頭と心臓が爆発しそうだった。
僕は、狐の小母さんが導くままに、その体の上に乗った。
カチカチのおち×ちんを小母さんのあそこにあてがう。
小母さんのあそこは、蜜でとろとろしていた。
「そう、そこよ。──ゆっくり腰を沈めて……んっ」
にゅるっと、僕は小母さんの中に入った。
「んんっ、な、何これっ!」
小母さんが僕の物をお口に咥えてくれたときも、
唾液でぬるぬるしてて、あったかくて、気持ちよかったけど、
小母さんのあそこの中は、もっとぬるぬるしてて、あったかくて、気持ちよかった。
お口の中では一枚しかなかった舌が、あそこの中には何枚も何十枚もあるようだった。
「んふふ、……どう、気持ちいいかい、坊や?」
「き、気持ち…いいですっ! 小母さんの中……っ!」
「そう。動いてごらん。もっと気持ちよくなるよ」
小母さんが僕の腰に手を回して前後にゆする。
僕は、女の子──織江が泣く時のように甲高い声を上げた。
「どう、坊や、おち×ちんが気持ちいい?」
「気持ちいいっ、おち×ちん、気持ちいいっ!」
僕があえぎあえぎ答えると、小母さんは一瞬沈黙した。そして──
「……坊や…」
「…は、はいっ?」
「……小母さんのおま×こ、気持ちいい、って言って……」
「え──?」
僕が一瞬我にかえったのは、小母さんの声がかすれ、震えていたからだ。
「気持ちいいって、言っておくれな……」
狐の小母さんが下から僕を見上げる。
すごく真剣で、すごく悲しい眼だった。
「……言ってくれたら、小母さん、坊やになんでもしてあげる…だから……」
僕はぎゅっと眼をつぶった。
今しなきゃならないことが、分かったからだ。
「うん──。小母さんのここ、すごく気持ちいいよ」
言うと同時に、僕は腰をふり始めた。
嘘じゃなかった。小母さんのあそこは、ものすごく気持ちよかった。
小母さんの真剣さに、ちょっとびっくりしていた僕のおと×ちんは、
たちまちさっき以上にカチカチになった。
小母さんの蜜と、肉襞がそれに絡みつく。
「いいの? ──私のここが、いいの?」
小母さんはおずおずと聞いてきた。
まるで織江よりももっとちっちゃな女の子のように、頼りない声だった。
だから、僕は、大きな声で答えた。
「気持ちいいよっ、小母さんのおま×こ、すごくっ気持ちいいよぉっ!!」
「ああ……」
狐の小母さんが、眼を閉じて大きく息をついた。
何か小母さんをきつく縛っていた戒めが解き放たれたような、そんな吐息だった。
「おば……」
声を掛けようとした僕を、小母さんが眼を閉じたまま、ぎゅっと抱きしめた。
「──ありがとう。坊や」
小母さんのあそこが、きゅっと締まった。
「うふふ、お礼に、うんと気持ちよくしてあげるよ」
小母さんのあそこから新しい蜜があふれ出して、僕を包み込んだ。
「うー。僕だけじゃやだ。小母さんも、気持ちよくなってよ。──いっしょに気持ちよくなろっ!」
僕の返事に、叔母さんはびっくりした風に目をあけたけど、僕と視線が合うと、にっこり笑った。
「……そうね。小母さんと一緒に気持ちよくなろうね」

506 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/24(土) 14:37:00 ID:wc9Pd7n9
十二
僕たちは動きを再開した。
狐の小母さんは声を押し殺したり、大声を上げたり、ひそひそとささやくように呟いたりしながら
僕の動きに体を合わせていった。
そのたんびに、僕のおち×ちんは、おばさんのそこに
きゅうきゅうと締め付けられたり、大胆な抜き差しに導かれたり、ひくひくと小刻みに嬲られたりされた。
やがて、僕に、ものすごく気持ちよくなる瞬間が来た。
「あっ、お、小母さん、僕、もうっ……!」
「いいのっ、出してっ、小母さんのあそこの中に、そのまま出してっ! 坊やの精を、私に注いでっ!!」
小母さんは今までで一番強く僕を抱きしめ、足を絡めたので、僕は身動きができなくなった。
「──ッ!!」
びゅく、びゅく、ぴゅる。
僕は、小母さんのあそこの中に、精を出した。
口の中に出した時よりも、もっともっといっぱい出した。
小母さんは、嬉しそうな声を上げて、僕を抱きしめ続けた。
「──ありがとう。……ずっと、あなたに、注いでもらいたかった……」
狐の小母さんが、僕の耳元でそう呟いた。
それは、僕以外の人に対するものであることは、間違いなかった。
「──」
僕はちょっと嫉妬してしまった。
ぎゅっと、小母さんを抱きしめる。
「……坊や…?」
「まだだよ、狐の小母さん。もっともっと、小母さんに注いであげるっ!」
小母さんの中に入ったままの僕のおち×ちんがまたカチカチになった。
狐さんが、声を上げる。
僕はまた腰をふり始めた。なんとなく、やり方がわかってきた。
どうすれば小母さんが喜ぶのかも。
小母さんは歓喜にあえぎ、すすり泣いて、僕を受け入れた。
「──うわっ、小母さんっ、またっ出ちゃうっ! 小母さんのおま×こに出しちゃうっ!」
「いいのっ、いいのよ、坊やっ! 小母さんの中に出してっ!」
びゅく、びゅく、びゅく。
僕は何度も叔母さんの中に僕を注いだ。
何度出しても、ぼくのおち×ちんはカチカチのままだった。
「……こっちも!」
息も絶え絶えの小母さんをうつぶせにする。
小母さんの、白くて大きくて綺麗なお尻を掴んで、左右に割った。
「あっ、坊や、そこは……」
小母さんが狼狽した声を上げる。
「こっちにも、注いであげる!」
僕は小母さんの肛門におち×ちんをあてがった。
小母さんのお尻のすぼまりはきつかったけれど、
僕の精と、小母さんの蜜でどろどろになったおち×ちんはすんなりと中に入ることができた。
おま×ことはちがう、きゅうきゅうとした締め付け。
「んんーっ!」
小母さんが声を押し殺してあえぐ。
僕は小母さんの大きなお尻を抱えて、夢中で腰を振った。
狐の小母さんのお尻の穴を何度も犯して、何度も精を注いだ。
前の方に注いだのと同じくらいの回数を果たした頃、やっと限界が来て、
僕は小母さんの体の上に折り重なるように倒れこんだ。

507 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/24(土) 14:37:41 ID:wc9Pd7n9
十三
──あなたに、優しくされたかった。
──あなたに、優しくしたかった。
──あなたに、許されたかった。
──あなたを、許したかった。

狐の小母さんが、歌っていた。
歌うように呟いていた。
僕ではない、誰かに向かっていった言葉だった。
「……小母さん……」
「ん……なんだい?」
炎のような一時がすぎて、冬の夜気さえ心地よいまどろみの中、僕と狐の小母さんは、抱き合って横たわっている。
僕はちょっと迷ったけど、聞いてみることにした。
「小母さん、好きな人がいたの? ──さっきの……」
僕の質問に、狐さんはちょっと目を見開いたけど、また眼を閉じて僕を抱きしめた。
「うう…ん。どうかねえ。自分でもわからないのさ。あの人とのことは……」
「あの人って──?」
「小母さんの髪を、こうしちゃった人。小母さんが昔ひどい事をしたんで、お仕置きをした人。
小母さんに、優しくしてくれなかった人。小母さんが、優しくできなかった人。
小母さんを毎晩抱いたのに、小母さんのあそこが気持ちよくないって、一度も精を注いでくれなかった人」
「ひどい奴だね、そいつっ──!」
「ううん。小母さんは、そうされて当然の事をその人にしちゃったの……」
「──小母さん、悪い人だったの?」
「ん……」
狐さんは、ちょっと笑った。
「そ。すごく悪い狐だったんだよ。
小母さんの相方も、悪い雄狐でね、あの人に隠れて、二匹でひどい悪さをしてたのさ。
でも悪さがばれて、雄狐は退治されて、小母さんもうんとお仕置きされたんだ。
おかげで髪の毛が真っ白になって、小母さんは今みたいな白狐になっちゃったのさ……」
「なんだか、……可哀想な話だね」
「ううん。小母さんが騙しちゃって、お仕置きされた相手も、その時は本当に怒ってたんだけど、
最後には許してくれたんだ。身体と心を治せるように、この小屋も作ってくれたし──」
「……」
「そりゃその時は、私もあの人のこと、恨んだよ。憎んだよ。
一度は気が狂って髪が真っ白になるくらい、毎晩毎晩責められたからね……。
でも……ここで落ち着いて暮らすようになると、やっぱり、
あれは、ああなるべきものだったのかも知れないって、思うようになったさ」
狐さんは、僕ではない誰かに──あるいは自分に言って聞かせるようだった。
「でも、心のどこかで、きちんと許してもらってないような気がしてたんだね。
最後にあの人と別れたとき、私はまだ気が触れていたままだったから。
お別れの挨拶も、きちんとした謝罪もできなかったから、きっとわだかまりが残ってたんだろうね……」
「──」
「でも、坊やに、気持ちいいって言ってもらって、精を注いでもらって、
うんと優しくしてもらって、坊やにも優しくさせてもらったら、
──なんだか、そいつがすっと消えちゃったよ。ありがとうね、坊や」
小母さんは眼をつぶったまま微笑んだ。そして僕の髪を優しくすいてくれた。
その手がとても気持ちよくって、僕は必死で起きていようとしたけど、すぐに眠りに落ちてしまった.。

508 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/24(土) 14:38:22 ID:wc9Pd7n9
十四
カッ。カッ。
乾いた音が聞こえて、僕は目が覚めた。
小屋の中に狐さんはいなかった。
音を頼りに、外に出てみる。
狐さんは、小屋の裏手の大きな木にぶら下げた的に、手裏剣を投げているところだった。
カッ。カッ。
小気味よい音を立てて的の真ん中に細い手裏剣が当る。
「おや、坊や。お目覚めかい。──すぐにご飯にするから、待っておいで」
僕に気がついた狐さんは、にっこり笑って最後の一本を投げた。これも真ん中に命中。
「狐さん、すごい腕……」
昨日、牢人を追い払ったのも、この手裏剣技だったんだろう。
「ふふふ。十年もこれだけやってれば、女でもこのくらいの腕になるさ」
「十年も!」
「そう……。昨日、言ったかもしれないけど、私はちょっと気が触れてた時があってねえ。
ここで療養するのに、これで心を落ち着かせたほうがいいって教わったのさ」
ふと気がついて、僕は狐さんに質問した。
「狐さん、十年もこの森にいたの?」
「ん。──最近は時々街に下りたりもするけど、それまではずっと森の中さ」
「……さみしくなかった?」
「そりゃ、さみしいよ。こんな寒い時期は特に人恋しくてね。
ふふふ、でも昨日は坊やのおかげで全然さみしくなかったけど、ね。
……あ、そういえば、──昨日のことは、誰にもないしょだよ、色々とね」
狐さんは、いたずらっぽく笑って小屋の中に入っていった。
僕は昨晩のことを思い出して真っ赤になって後に続いた。
「──でも不思議だねえ。長い間、ここに一人で住んでいるけど、
あんなになったのは、昨日がはじめてだよ。ま、兄さん以外に誰かが来ることもなかったけどね」
「お兄さん──?」
僕は朝食の干し飯を噛みながら聞いた。
「わたしの兄。昔から、随分迷惑かけてるんだ。小屋も建ててもらったし、手裏剣を教えてくれたのも兄さんさ」
「へえ。すごいんだね」
「ふふ、街で剣術道場を開いてるよ。手裏剣教わりたければ行ってごらん」
「う……ん。道場は、もう、叔父さんのところに通ってるんだけど…あんまり行ってない」
道場をサボりまくっていることを思い出して、ちょっと気まずい。
「そうかい。──ま、気が向いたら青木坂にある、庭に大きな橙が植わった道場に行ってごらんな」
「え……、そこ、牙猪斎叔父さんのとこ……?」
「おや、知っているのかい。……叔父さんっ!?」
狐の小母さんは、びっくりしたように大きな声を出した。
「え? え? え? 牙猪斎先生は、僕の母上の弟だから叔父さんだけど……。
……狐の小母さんのお兄さんが、牙猪斎叔父さん?」
「ぼ、坊や──、名前、なんて言うんだい?」
「寅之助。──七篠寅之助」」
小母さんは、呆けたように座り込んだ。

それから、狐の小母さんは、なんだか考え込んでいた。
朝食を終えて、一緒に小屋から出たけど、ずっと上の空な様子だ。
僕は僕で、なんで小母さんのお兄さんが牙猪斎先生なのか、混乱する頭で考えていた。
──だから、森のちょっと開けた場所で、牢人たちが待ち伏せしていたのに気がつかなかった。

509 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/24(土) 14:38:59 ID:wc9Pd7n9
十五
「──ははっ、手裏剣使いも、最初に腕をやられちゃ何もできねえな」
小母さんの右腕を短弓で撃った夜盗の頭目が下卑た笑いを浮かべる。
七、八人いる夜盗ども──昨日の三人もいる──もいっせいに嘲笑った。
六尺五寸(195センチ)もある化物のような大男なのに、卑怯な奴だ。
「坊や、お逃げっ!」
狐の小母さんは真っ赤に染まった肩を抑えながら僕をかばって前に出た。
「おっと、顔とねぐらを知られた以上、そのガキも逃がさねえ。
──安心しろ、お前のほうを殺すのは、俺らの慰みもんにしてからだ」
「畜生っ!」
小母さんは左手で手裏剣を撃とうとしたけど、うまく投げることができなかった。
牢人の一人が後ろから近づこうとする。
「くそっ!」
僕は木の棒を拾って構えた。
膝ががくがくする。
木刀って、どう構えるんだっけ?
頭では知っているはずだけど、普段サボっているから、身体が覚えていない。
そして、いざという時は、身体が覚えていることしか役に立たないのだ。
僕は、剣の構え方どころか、握り方さえ忘れてしまって困惑した。
その時──。
「……剣の柄は、雑巾を引き絞るようにして掴むものだ」
静かだけど、よく通る声がした。僕の良く知っている人の、声。
「──え?」
「だ、誰だっ?」
振り返った牢人たちが、暴風のように飛び込んできた二つの影に叩きのめされたのは次の瞬間だった。
誰何の声をあげた体勢のまま、あっという間に七人の牢人が崩れ落ちる。
「牙猪斎叔父さん!」
僕の通っている街道場の先生で、僕の叔父さん、牙猪斎先生は、
号の通り──叔父さんの本名は宗太郎、と言う──牙を持った猪のように猛烈な剣の持ち主だ。
それは先代で、僕にとっては母方の祖父に当たる剣豪・鳴神一牙斎にも勝るとも劣らぬ、速くて重い斬撃だった。
だけど、その叔父さんより、もっと速くて重い剣を振るう人がいた。
「──」
頭目の前に走りこんだその人は、足を止めずに無造作に八双に木刀を構え、無造作に袈裟懸けの一撃を振るった。
真剣を抜いた人間相手に、恐れも躊躇もない一撃だった。
がつん、という大きな音がして、雲を突くような大男がどう、と倒れた。
肩への一撃、それだけで鬼のような頭目は骨を砕かれ、白目を剥いて失神していた。
「──お見事。しかし、ご家老のあなたがこのような危ない橋を渡るべきではありません」
牙猪斎叔父さんが、渋い顔をして言った。
「別に危ない橋ではない──だが、たとえ、そうであっても何度でも渡るさ」
木刀を下ろしながら姿勢を正した人に、僕は思わず叫んでいた。
「父上──!」
僕の父、○○藩江戸家老、七篠大膳は大股に歩み寄ってくると、無言で僕を張り倒した。
それから、僕を引き起こすと、無言のまま抱きしめた。
殴りつけたのも、抱きしめたのも、大きくて、強くて、暖かい手だった。
しばらくそうして、父と僕が立ち上がったとき、叔母さんが深々と頭を下げていた。
「──辰之助様……」
「葉月……」
それが、父上と、狐の小母さん──葉月叔母さんが再会した瞬間だった。

510 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/24(土) 14:39:37 ID:wc9Pd7n9
十六
結局、その場は、織江──彼女が夜通し駆け戻って父上と叔父さんを呼んできてくれた──が
無事な僕を見てわんわん泣き出したので、その収拾に大わらわだった。
その後数日も、やっぱり大わらわだった。
畜生働きの夜盗が捕まったことで、城下が沸き立ってすごいことになったからだ。
父上はみんな牙猪斎叔父さんが成し遂げたことにして、表に出てこなかったけど、
僕や織江が関係していたことはすぐに知れ渡った。
叔父さんの道場に顔を出すと、みんなちょっと尊敬の眼で見てくれたし、
僕がそれに慢心することなく、もう一度基本稽古から真面目に通うようになると、
少しずつ友達になってくれる子も増えてきた。

──あの後、葉月叔母さんは、街に戻った。
叔父さんからちょっとだけ教えてもらったけど、叔母さんは、昔、父上と結婚していたそうだ。
その頃に、叔母さんは何か「悪さ」をしでかしていて、父上に「お仕置き」されて離縁されたらしい。
父上のその「お仕置き」があんまりにも厳しかったので
叔母さんは、一時期、気が違っちゃって髪の毛が真っ白になってしまったらしい。
父上はやりすぎたことを反省して、小母さんを牙猪斎叔父さんに預け、
森の小屋を作って療養させていたということだった。
何か色々会って、結局、父上は母上──弥生と言う──と結婚して、僕が生まれた。
叔母さんの言う「悪さ」と「お仕置き」がどんなものだったのかわからないけど、
今となっては、もう、お互いが許しあっているとのことだった。
それと、織江のことも、聞かされた。
織江は、兵馬さんと言う人──叔母さんの言う、悪い雄狐──が、
叔母さんにかくれて作っていた忘れ形見だそうだ。
父上は、兵馬さんにも「お仕置き」をして、兵馬さんはこの街を逐電し、隣の藩で死んでしまったそうだ。
そのことも後悔していた父は、葉月叔母さんを療養させるのと同時に、
兵馬さんの遠縁に、僕の許婚にすることを条件に織江を養女にさせたのだという。
──そうそう、織江は、あの後随分強くなった。
あの時、無事な僕を見て、ものすごく泣いてからは、一度も泣いてない。
織江が言うには、「もう一生分泣いたので、これからは泣きません」だそうだ。
最近は随分しっかりしていて、うっかりすると、僕のほうが織江に注意されたりする。
特に、僕が狐の──いや、葉月叔母さんのところで、こっそりお酒飲んでたりすると、
なぜか織江にはすぐにばれて、いつも怒られる。

叔母さんは、この一件がきっかけで森から出て、牙猪斎先生の道場に戻った。
不思議なことに、それからみるみる髪が黒くもどった。
「坊やのおかげだよ。──悪い狐は、人間に戻れたんだ」
叔母さんはそう言って笑った。
最近では、再婚話も持ち上がっているらしい。
僕は時々遊びに行くけど、もう、あの一晩のようなことはない。
ただ、葉月叔母さんはけっこう飲兵衛で、僕もちょっとお酒が好きになったので、
二人でこっそり、ひと椀ずつ飲んでたりする。──織江にはすごく怒られるけど。

511 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/24(土) 15:29:34 ID:lKAPOFWF
なるほど

512 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/24(土) 16:01:08 ID:8zlDEnTn
続編すげえ。GJ!

513 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/24(土) 16:25:35 ID:4e9ybUfO
すごすぎだよ…。GJ!
ここまで見事に纏められるとは。全作品の救いにもなっているのが、またイイ。

514 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/24(土) 17:49:06 ID:lX5LIk14
すごいっすね。途中からまさかとは思ってましたけど…続編だったんですね
メチャクチャ面白かったです!GJ!

515 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/24(土) 21:47:28 ID:DQtsKSVf
>514
そのまさかすら思いつかなかった鈍い俺……orz

>510
ゲーパロ専用氏GJ!
辰之助と葉月も結局よりを戻せたようで、非常によいエンディングを迎えられて読み手としても非常に嬉しいです。
それでは次の投下もお待ちしております。

516 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/25(日) 00:06:55 ID:8DCKeFEs
織江が年上なら今度は織江に優しく愛撫される小説を・・・・・・!

517 名前:neko1 :2005/12/25(日) 14:24:53 ID:oUp5py0h
ヒノキと楓が完成したので、投下しておきます。
諸事情により幾つかの点が変更になっています。
(主人公の名前、セリフのカット・主人公の呼ばれ方など)
結構長いので、これからと今夜2回に分けて投下します。

あれから3日が経過した。あなたはこの3日間、ろくに食事も
取らずただ自分のした事を悔やんでいた。隣から聞こえるわず
かな物音にも怯えながら、二人が何かを言ってくるのを待って
いた。

『ピンポーン』

インターホンがなり、あなたは体を震わせる。だが出ないわけ
にはいかない。何よりこのまま待ち続けていたら衰弱死してし
まうかもしれない。あなたはそれ程追い込まれていた。

「入っていいわよね?」
「こらヒノキ・・・そんな失礼な言い方したらいけません。
・・・僕ちゃん、お邪魔するわね?」

母娘はあなたに有無も言わさず部屋に入る。断れる立場にない
あなたは、そのまま二人を通す。何を言われるだろう・・・
それだけしかあなたの頭にはなかった。

「僕ちゃん・・・」

楓が憂いをはらんだ目であなたをじっと見つめる。あなたは
ビクッと身を竦めた。何を言われてもおかしくないのだ。しかし
楓の口から放たれた言葉はあなたの予想していたような言葉
ではなかった。

「少し痩せた・・・?」
「どうせ色々無駄に悩んで食事もろくに取ってないのよ」


518 名前:neko1 :2005/12/25(日) 14:25:27 ID:oUp5py0h
ヒノキの言うとおりだ。図星なのであなたは何も言えない。

「まあ・・・なら少しヒノキの相手をしてあげて。その間に
私があり合わせで何か作ってあげるから」

楓はそう言うと台所に向かう。あなたは呆気にとられて何も
言えない。

「お兄ちゃん、トランプやろうよ。神経衰弱ね」

ヒノキは勝手にトランプを取り出すとあなたの前に広げる。
あなたは何が何だかわからず戸惑うばかりだ。

「また私の勝ちー。お兄ちゃん弱すぎだよ」

まともに考えが纏まらないあなたに神経衰弱など出来る訳がない。
台所からいい香りが漂ってくる。

「もう、そんなに悩まなくってもいいってば。そりゃあ、あの時は
私もブチ切れたけど・・・相手がお母さんなら仕方ないもん。
お兄ちゃんみたいな童貞君が誘惑に勝てるわけないもんね」

一瞬、ヒノキが何を言っているのか理解出来ず呆然となる。

「ほら、ヒノキ。トランプはもう止めなさい・・・さあ、僕ちゃん。
冷蔵庫にあったもので栄養のありそうなもの作ったわ。食べて」

楓が皿を抱えて台所から出て来る。皿には豚肉と野菜の炒め物が
美味しそうに湯気を立てている。しかしそれを見てもあなたは正気に
戻ることが出来ない。ヒノキの言った言葉の意味を反芻し続けているのだ。

「ほら!お母さんがせっかく作ってくれたんだから食べなさいよ。
もー、まだ悩んでるの?この前の事は許してあげるって言ったでしょ!
今日からまた今まで通り!それでいいでしょ!?」

『許してあげる』あなたは思わずその言葉を呟いた。同時に体から
力が抜けて倒れそうになる。

「あらあら・・・本当に悩んでたのね?もういいのよ。ヒノキも
分かってくれたから・・・さ、食べて。冷めたら美味しくなくなるわ」

519 名前:neko1 :2005/12/25(日) 14:26:09 ID:oUp5py0h
楓に言われるがままあなたは箸を口に運ぶ。自然と涙が溢れてきた。

「あらあら・・・」
「もう、いい大人何だから泣かないでよね!」

涙は止まらなかった。鼻が詰まって味なんて全くわからない。
だがあなたは心から満たされていた。安堵の気持ちであなたの心は一杯だった。
あなたは無我夢中で食べ続けた。3日ぶりの食事があなたの体に
染み渡るようだった。その様子を二人はじっと見つめている。そして・・・

「お粗末様でした」

あなたが食べ終わり礼を言うと楓は笑顔で皿を片付ける。

「それじゃあ・・・歯を磨いてきてくれる?」

楓の言葉にあなたは思わず聞き返す。食べ終わって歯を磨く事は
おかしな事ではないが何か気にかかったのだ。

「あら?食事して歯を磨かないままキスするのは女性に対して失礼よ?」

キス・・・と言う言葉をあなたはまた聞き返す。

「わからない?今からHするの。わざわざ食事だけ作りに来たと思う?」

ヒノキが楓の代わりに答える。

「3日間待ったのは、成人男性の精液が約3日でいっぱいになるからよ。
『今まで通り』って言ったでしょ?お兄ちゃんは私の彼氏のままだよ。
Hするのは当たり前じゃん」
「そうよ。私の事も好きって言ってくれたでしょ?好きなもの同士が
SEXをするのは自然な事よ」

あなたは声も出なかった。あなたが悩み続けた3日間、二人はただ
あなたの精液が溜まるのを待っていただけだったのだ。

「今更逃げる・・・なんて事はないわよね?」

二人が同時に言った。あなたは頷く。逃げられるわけがない・・・
あなたはこの母娘の魔手に捕らえられた事を理解した。だがそれで
良かった。逃げたいとも思わなかった。

「歯を磨いたらはじめましょ?いっぱいイカせてあげる・・・」
「今度こそヒノキとHするんだからね。早くして」


あなたが歯を磨いて戻ると、布団の上に下着姿の二人が待っていた。


520 名前:neko1 :2005/12/25(日) 14:26:40 ID:oUp5py0h
「さあ僕ちゃん、来て。服脱がしてあげるから」

楓が手を差し伸べる。そしてあなたを抱きかかえ、手を首に回すと
優しくキスをする。

「今日はお兄ちゃんは何もしなくていいからね。って言うか何も
しちゃだめ。私達の玩具になってもらうからね」

楓のキスで恍惚となるあなたの服をヒノキが脱がしていく。そして
下着姿にすると今度は楓に変わりヒノキがキスをする。楓の優しい
キスとは違い、積極的に舌を絡める情熱的なキスだ。二人の味の
違うキスだけであなたのペニスは簡単にそそり勃つ。

「パンツも脱いで・・・あぁ、3日ぶりのご対面ね・・・んちゅ・・・」

楓はあなたを丸裸にすると、早速ペニスを口に含む。あなたは
喘ぎ声をあげようとするがヒノキに口を塞がれていて唸る事しか出来ない。

「ちょっとお母さん!最初は私がする!お兄ちゃん早漏だから
お母さんがしフェラしたらすぐイッちゃうでしょ!」

ヒノキはキスを止めると楓を押し退けるようにしてあなたのペニス
を奪う。

「あは・・・お兄ちゃんの早漏チンポ。私の物なんだからね・・・」

ヒノキはペニスを口に含もうとするが、如何せん口が小さい為、
全て飲み込む事が出来ない。技巧的にも楓の方が何倍も上手いと
言わざるを得ないだろう。

「ん〜・・・大きくて上手く出来ないっ!早漏のくせに大きさ
だけは立派なんだから・・・」
「いいヒノキ?口に入りきらない時は先っちょだけに的を絞るのよ。
チュッチュッって吸いつきながら唇でかりを締め上げたりして
・・・手で根元をしごくの」
「ムチュッ・・・こう?お兄ちゃん気持ちいい?」

楓に教えられる通りにヒノキはあなたを責める

521 名前:neko1 :2005/12/25(日) 14:27:15 ID:oUp5py0h
「気持ちいいんだ〜・・・えへへ。顔が急にだらしなくなったよ。
オチンチン感じちゃってるんだ」
「やっぱり僕ちゃんが感じてる顔は可愛いわね〜・・・でも本当に
僕ちゃんはヒノキみたいな子供に触られてるだけで感じちゃう
変態のロリコンさんなのねぇ・・・」
「む!お兄ちゃんが感じてるのはヒノキのフェラが気持ちいい
からだよ!・・・ロリコンなのは間違いないけどね」

楓の胸に体を預けヒノキにフェラをされる・・・まさに夢心地だった。
あなたは荒い喘ぎ声をあげながら少しでも長くこの幸せを感じて
いようと射精を堪える。

「乳首がピンッて勃起してるわ・・・オチンチンみたい。ヒノキの
フェラを少しでも感じようと我慢してるのね・・・健気ねぇ。
それじゃあ我慢出来ないようにしてあげるわね」

楓はそう言うとヒノキの手を取ってあなたの金玉の下に導いていく。

「ヒノキ、そこを指でコチョコチョってしてご覧なさい」
「ここ?・・・コチョコチョ・・・んっ!?うぶっ!」

びゅくびゅるっ!

突如我慢していた力が抜けて、あなたはたまらず精液を吐き出して
しまう。ヒノキが蟻の門渡りを擽ったせいだ。

「どう?僕ちゃん・・・思わずビュッてなっちゃったでしょ
・・・ふふふ。男はそこを撫でられるのが苦手だから」
「んぐっ・・・ぷはっ・・・びっくりしたぁ。
お兄ちゃん急に射精するんだもん」
「こぼさずに飲めたのね?偉いわ、ヒノキ。フェラしてる時は
どんなに沢山出されても全部飲まなきゃ駄目よ?
・・・それが自分の手で男をイカせた証なんだから」

522 名前:neko1 :2005/12/25(日) 14:27:53 ID:oUp5py0h
ヒノキにとって楓は母と言うよりも師と言った方がいいかもしれない。
若しくは肉食獣の子が母の狩りを見て学ぶのと同じだろう。
楓の教えが的確なのもあるが、ヒノキは短時間で貪欲に技術を習得
していく。天性の才能だろう。

「次は二人でしましょうか。あ、でも僕ちゃんみたいな早漏じゃ
二人でフェラしたり手コキなんかしたらすぐにイッちゃうわよねぇ」

楓は真剣に考え込む。本当の事なのであなたは反論出来ない。

「あ、お母さん!私足でやってみたい。手とか口なら何となく
わかるけど・・・足ってどうやればいいかイメージ出来ないから・・・」
「この子ったら、マニアックねぇ。どうする、僕ちゃん足でもいい?
あら・・・聞くまでもないわねぇ。すっかり回復してるわ」

楓が言うようにあなたのペニスは固さを取り戻していた。

「足でして欲しいなんて・・・僕ちゃんは根っからのマゾね。
でもその方がいいわ。これから私達2人に飼われるんですもの
・・・さ、そこに寝っころがりなさい」

楓は椅子を2つ引っ張って来るとそれに座り、もう片方に
ヒノキを座らせる。あなたは2人の足下に寝転がった。

「足コキも基本的には手コキと同じよ。オチンチンの茎をしごきながら
亀頭を責めるの・・・でも足だから繊細な動きが出来ないのが弱点ね・・・
そこをカバーするために言葉で相手を責めるの。足コキなんかで感じるのは
どうしようもないマゾだけだから言葉責めが効くのよ・・・ねぇ、僕ちゃん?」

楓は足指で我慢汁を掬いとるとペニスに塗りつけていく。
そして全体的にペニスがぬめるようになると本格的に足コキを開始する。


523 名前:neko1 :2005/12/25(日) 14:28:32 ID:oUp5py0h
「見て、ヒノキ・・・お兄さんは女の人に足でオチンチン踏まれて
感じてるのよ・・・ほら、あなたもやってみなさい」
「うん・・・あっ、ごめん!」

ヒノキは力の加減が分からなかったのかあなたのペニスを
強く踏みつける。痛みであなたは悲鳴をあげた。

「やるわねぇ、痛みを与えるのもポイントよ。優しく焦らして
感じさせてからなら痛みでイッちゃう人もいるわ」
「お兄ちゃんの悲鳴・・・可愛い〜!足コキって面白いかも!」

ヒノキと楓は縦横無尽に足をペニスに絡めていく。ヒノキが好きに
責めるのを楓がサポートする形だ。

「ほらほらぁ・・・僕ちゃんは子供にオチンチン足蹴にされてるんですよ?
恥ずかしくないの?悔しくないの?もし感じてたりしたら・・・
僕ちゃんのオチンチンもう駄目ね・・・変態ロリコンマゾ早漏チンポなんて
誰も愛してくれないし、愛することも出来ない」
「私達2人を除いてね・・・こんなお兄ちゃんでも私達だけは見捨てないよ
・・・足コキされてオチンチンから我慢汁も白いオシッコも漏らしちゃう
ような変態でもね!」

2人の言葉が足責めで朦朧となったあなたの意識に刷り込まれていく。
絶対的な言葉として・・・

「さあ僕ちゃん、言ってご覧なさい。『楓の事を愛しています。
楓にイカせて欲しいです』って」
「お兄ちゃん、『ヒノキが大好きです。ヒノキにイカせて
貰いたいです』って言って!」

あなたは叫んでいた。2人への愛を、2人への恭順を。
ヒノキと楓はその言葉を身を震わせるほどの快感と共に受け止めた。

「そろそろね・・・イキなさい。私の足に沢山、僕ちゃんの
汚らしいザーメンをぶちまけなさい」
「イクの?お兄ちゃん私みたいな子供に足コキされてイッちゃうの?
情けないねぇ〜・・・うふふ、イッちゃえ!」

2人の声が頭の中で重なる。あなたは何か言おうとした。
だがそれはただの呻き声にしかならず、代わりに盛大に精液を発射した。

524 名前:neko1 :2005/12/25(日) 14:31:05 ID:oUp5py0h
お昼はここまで。今夜に『前からも後ろからも責められちゃう』
パートを入れてヒノキと楓は終了です。
以前言ったサイトの方に投稿するようになるので、こちらに書くのは
これが最後だと思います。応援してくれた方、
どうも有り難う御座いました。ではまた今夜・・・

525 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/25(日) 14:45:11 ID:qwoZLVJc
GJ
ただ、個人的に二人称表示だと辛い。

526 名前:neko1 :2005/12/25(日) 14:47:19 ID:oUp5py0h
>>525
サイトに投稿する際にこの方がいいとの事だったので直しました。
ドラマCDなんかにした時は、この方が感情移入しやすいそうです。

527 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/25(日) 16:32:50 ID:YfPYhAGW
確かに、以前のように三人称の方が良かったな。
個人的にはヒノキの二人だけの濃厚なやつが見たかった気がしないでもない。

528 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/25(日) 22:51:55 ID:XXooqRrk
なにはともあれwktk

529 名前:neko1 :2005/12/25(日) 23:32:48 ID:oUp5py0h
残りです・・・




「あぁ・・・足でもイケたのね。いい子ねぇ、僕ちゃん・・・
これから私の体の何処でもイケるようにならなきゃね?」
「お兄ちゃん、足でイクの初めてだよね?あはっ!
ヒノキが足コキ童貞奪っちゃった!」

2人の女性の足に急所を踏みつけられながらあなたは快感に身悶えた。
快感の波が引くにつれ、自分が2人の言葉にどんどんと従順になって
いっていることを悟る。いずれは言葉責めだけでイクようになるのではないか
・・・そう思うと少し恐ろしい気もした。

「連続で2回抜いた事だし・・・そろそろ本番にしましょうか?」
「今日はヒノキとするんだよ。ヒノキがお兄ちゃんを抱いてあげる」
「さあ、僕ちゃん・・・ヒノキのキツキツ子供マンコにオチンチン挿れなさい。
子供にオチンチン犯して貰うのよ・・・嬉しいでしょう?
ロリコン冥利に尽きるわね」

楓に腰を押され、あなたはヒノキの膣にペニスを寄せていく。
初めてヒノキと関係を持ったときのような危機感は全く無くなっていた。

「お兄ちゃん、ここだよ?分かる?そうよ。ゆっくりね・・・
挿れた途端にいきなりイッちゃわないように我慢するんだよ?」

ヒノキがあなたに優しく言う。普通は立場は逆だが、経験の差から
言えばこれが当然である。

「うっ・・・んあっ・・・挿っ・・・たぁ・・・お兄ちゃんと繋がってるぅ」

ヒノキの膣にあなたのペニスが正常位で挿入される。
入り口がキツく締まりまるでペニスを食いちぎろうとしているかのようだ。

「ほら、呆けてないで腰振ってあげなさい」
「うん、お兄ちゃんのオチンチン、私のオマンコで滅茶苦茶にしてあげる」


530 名前:neko1 :2005/12/25(日) 23:33:18 ID:oUp5py0h
楓の言葉はあなたに向けられたものでは無かった。普通に考えれば男に
対するセリフだが・・・あなた自身も自分への言葉だとは思わなかった。
自分は責められるもの・・・あなたは心の底からそう思っていた。
ヒノキと楓・・・2人によってあなたのマゾ性は完全に開発されてしまっていた。

「ほら、ヒノキのオマンコどう?気持ちいいなら気持ちいいって
言わなきゃ駄目よ?」

ヒノキの言葉通り『気持ちいい』と叫ぼうとしたあなたの声は
背後から襲ってきた快感に喘ぎに変えられてしまう。

「うふふ・・・可愛いアナルね・・・僕ちゃんにそっくり・・・
こっちもしっかり調教してあげる」

楓の舌があなたの菊門を舐めまわす。腰が砕けそうになる快感だった。

「うん。これだけ解れればいいかしらね?見て、僕ちゃん・・・
今からこれで僕ちゃんを犯してあげる!」

楓は双頭のバイブを取り出すと、唾液を絡ませ片方を自分に挿入する。
あなたは焦った。いくら楓にされる事とは言え、アナルに異物を
突っ込まれるのは激しい抵抗がある。恐怖と言ってもいいだろう。
あなたはヒノキの膣からペニスを抜いて避けようとする。

「逃がさないよ、お兄ちゃん・・・お兄ちゃんがお尻をいじめられて
アンアン喘ぐとこ私も見たいの」

ヒノキが足を絡めてあなたの行動を抑制する。その隙に楓はあなたの
腰に手を当てるとあなたの菊門に狙いをつけた。

「それじゃあ僕ちゃんのバージン・・・頂くわよ。それっ!
あぁ!いい声ね!もっと鳴きなさい!すぐに喘ぎ声に変えてあげるんだから!」
「お兄ちゃんの悲鳴・・・ゾクゾクしちゃう。痛いの?
お尻痛いんだ・・・でもオチンチンは気持ちいいでしょ?」


531 名前:neko1 :2005/12/25(日) 23:33:54 ID:oUp5py0h
激しい痛みに悲鳴をあげるあなたにお構いなく二人は前後から腰を振り続けた。
ペニスからはジンジンと快感が止め処なく押し寄せ、アナルからは
ズキンズキンと痛みが断続的に襲ってきた。

「僕ちゃんの我慢汁とヒノキの愛液が混ざったお汁を塗って・・・
どう?随分スムーズになったでしょ?・・・?あら、あらあら?
どうしたのかしら?口元が緩んできてるわよ?」

痛みに食いしばっていた歯が、開きかけていた。悲鳴はとっくに
止まっている。アナルからあなたの知らない未知の快感が広がり始めていた。

「お兄ちゃん・・・お尻犯されて感じてるんじゃないの?嘘ついても駄目だよ。
私の中のオチンチンが『お尻イイです』ってピクピクしてるもの」
「僕ちゃん、素質あるわよ。お尻掘られるの初めてでこんなに感じられるなんて
・・・やっぱりマゾの子は違うわねぇ?さぁ、お尻イイって言ってみなさい。
認めればきっとどんどん気持ちよくなるわ」

あなたは言う事が出来なかった。今までの事は言われるがままになることが出来た。
だが、お尻を責められると言うのは今までとは段違いの恥辱である。
中々受け入れられるはずがない。

「強情ねぇ?粘るじゃないの・・・でも何処まで耐えられるのかしら?
だって本当はもう感じちゃってるんだものね?それを自分でも分かってるでしょう?
お尻犯されてイキそうなんでしょう?」
「お兄ちゃんの癖に生意気だよね。そうだ、こう言うときはさっき教えてもらった・・・」

ヒノキはそっと自分と繋がっているあなたのペニスの下に手を入れる。
そしてニコリと上目遣いに微笑むと蟻の門渡りを刺激した。

「あんっ!お兄ちゃんのオチンチンが飛び跳ねて喜んでる!もうイクんだね?
こうなっちゃったら男の人はもう耐えられないもん!素直になっちゃいなよ。
全部ぶちまけちゃった方が気持ちよくイケるよ?ね?言って。言いなさい!」


532 名前:neko1 :2005/12/25(日) 23:34:35 ID:oUp5py0h
精液が駆け上ってくる。噴出す寸前、あなたは叫んでいた。アナルを
犯されている事でどれだけ感じているか。羞恥心は精液が押し出してしまった。

「やっぱりお尻好きだったんだ?女にオチンチンで突かれるの大好きなんだ。
ふふふ、いい子ね。やっぱり素直な方が可愛いわよ・・・さぁ、私が腰を
突き出すから僕ちゃんも一緒に動きなさい。そしてヒノキの膣に好きなだけ
ザーメン吐き出しなさい!」

楓の腰がしなり、強くあなたの腰を打った。あなたもその勢いのままヒノキの
膣を突きあげる。途轍もない開放感が襲ってくる。

「来たっ!亀頭が膨らんで・・・イクって言って。
『ヒノキの膣でイッちゃう』って!言うの!」

あなたが叫ぶと同時に精液が迸った。

びゅくんっ!びゅるっ・・・どぷどぷっ!!

三回目とは思えないほど濃厚で大量の精液がヒノキの膣に吐き出された。

「あっ!すごっ・・・!こんなに出したらヒノキ妊娠しちゃうかも・・・
って嘘よ。ピル飲んでるから多分大丈夫。でも別にいいでしょ?
ヒノキの彼氏なんだから・・・」
「そうよ。親公認のカップルですものね・・・別に私と子作りしてもいいのよ、
僕ちゃん・・・ヒノキ、弟か妹欲しくない?」

二人は凄い事を言っている・・・だがあなたは、それがそれ程
凄い事だと感じなかった。あなたの思考はすっかり二人に毒されていた。

「ねぇ、ヒノキ面白いもの見せてあげようか?」
「え?何?見たい!」
「男の人にはね・・・お尻の奥に『前立腺』って言うオチンチン以上の
弱点があるの・・・そこを突くと・・・ちょっと待ってね?」

楓はあなたの菊門からバイブを抜くと代わりに中指を入れる。
そして何やら探り・・・そして指を止める。

533 名前:neko1 :2005/12/26(月) 00:02:48 ID:oUp5py0h
「見つけた。行くわよ。見てなさい、ヒノキ。僕ちゃんも覚悟はいいわね?」

覚悟など出来ているはずがない。だが楓はそんな事、お構い無しに
指を動かす。カリカリと引掻くような動きで前立腺が刺激される。

「うわっ!凄い!一気に勃起した・・・え?嘘っ!また射精した!?
あっ!また!凄い!!」
「ほらほら〜、オチンチン強制的に何回も射精させられる気分はどう?
僕ちゃん・・・何?辛いの・・・可哀想ねぇ・・・じゃあもっと続けましょうね」

楓の前立腺責めであなたは強制的に勃起、射精を強いられる。
それは地獄の快感だった。

「あははっ!お母さん凄い!ヒノキにも教えて!今度お兄ちゃんに試したい!」
「良かったわねぇ、僕ちゃん・・・ヒノキがお尻を犯してくれるそうよ。
子供にアナルを責められながらイク屈辱はさぞかしたまらないでしょうね・・・
でも今日は私が一滴残らず搾り出してあげるからね・・・ほら、イキなさい。
まだよ。まだイクの?嫌?嫌なら勃起するのおやめなさい・・・勃起させてるって
事は射精したいって事よ。勃起やめないの?やめないなら・・・ほらっ!
お尻グリグリってしてあげる。とっても気持ちいいでしょう?女に犯されるのが
病みつきになっちゃたでしょう?前も後ろも犯してもらって幸せねぇ?どうなの?
どっちがいいの?お尻?オチンチン?あははっ、どっちもいいの?
贅沢な子ねぇ・・・いいわ。もう1回イキなさい。お尻もオチンチンも犯して
あげるから・・・『僕を犯してください』って言いなさい!ほらほらほらっ!
そうよ!いい子ね!望み通りに犯してあげるわ!はははっ、何回イケるのかしら!
イケ!イッちゃえ!ザーメン全部射精しちゃいなさいっ!」

あなたはペニスが勃たなくなるまで前立腺を責め続けられ・・・
とうとう気絶してしまった・・・

534 名前:neko1 :2005/12/26(月) 00:03:54 ID:bMcNv3u2
「明日はヒノキとお出かけしようね。それで帰ったらまたHね・・・もう出ない?
駄目。すぐ精液作りなさい」
「大丈夫よ、精力のつく食事をこれから毎日作ってあげるから・・・」

裸のあなたを二人の裸の美女が挟んでいた。SEXを終えて三人は布団の中で
イチャつきあっていた。幸せな時間だ・・・あなたは心から思った。

「明後日は私としましょうね?僕ちゃんのオチンチン・・・今日は全部
搾っちゃったから、次は何処まで寸止め出来るかやってみましょう?」
「明々後日は私だよ。私とお母さんで週の半分づつ、
お兄ちゃんを分けることにしたの」
「それなら公平でしょう?ヒノキもそれなら許してくれるって言ったわ。
ん?日曜・・・そんなの二人でするに決まってるじゃない!休み?
愛に休みなんてあるわけ無いでしょう?ふふふ・・・」
「お兄ちゃん大好き!」

幸せだ・・・確かに幸せだが・・・枯れ果てるかも・・・あなたは思うのだった。

                          ヒノキと楓  完


終了です。読んでくれた方、感謝です。


535 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/26(月) 00:09:45 ID:JDKeuN55

正直、二人称小説ってなんか気持ち悪いね

536 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/26(月) 00:20:15 ID:4CgfjTWZ
おつかれさまです。でも二人称小説はやっぱなぁ・・・・

537 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/26(月) 00:43:13 ID:BrFJrd5m
責めて自分視点のがすんなり入れる。

538 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/26(月) 01:43:35 ID:7xqlCL2T
自分は責められるのが好きってわけじゃないんだけど、責めてる淫乱な女が好きなんだよね

だから二人称にしたのはあんまり良くないかも。
好きな人はいるかもしれないけど。

ともかく、お疲れさまでした。
次の作品もwktkしてます(・∀・)

539 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/26(月) 02:39:27 ID:9uhQBvZQ
乙。
でも二人称が尋常じゃない程萎える…
好物なシチュのシリーズだけに個人的にはすごく残念

540 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/26(月) 14:46:19 ID:bMcNv3u2
二人称がいいと言う人間もここにいる。ようは好みの問題だな

541 名前:neko1 :2005/12/26(月) 14:47:51 ID:bMcNv3u2
>>540
名前入れ忘れてた。もしも次ここで書くような事があれば二人称はやめるよ

542 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/26(月) 15:22:50 ID:bD/ArGiq
黒エンドとか鬱展開とか2人称とか、ちょい問題なほうが議論盛り上がってレスが伸びる展開な点について。

543 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/26(月) 18:30:13 ID:T+TXWppP
素直にGJ!!
職人が書いた作品に文句つけるのは問題外だと思う

544 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/26(月) 18:49:45 ID:Mdc6trOo
文句と言うか、二人称のエロは人を選ぶということだと思う。
内容も文章もGJな出来だけにorzという気持ちになるんだよ。

なんつーか。
エロ小説の主人公に自分の父親の名前が使われて萎えてしまうような感覚が襲い掛かってきた。

545 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/26(月) 19:36:20 ID:SUMJYDDd
二人称ってなんだかエロゲやっているみたいである意味新鮮かつ妙にむなしい。
感情移入出来る人もいるのだろうけど、エロゲとは違って小説だと自己を投影する
対象となる人物が思い通りに動くとは限らないわけで、感じ方もやっぱり違ったり
するわけで。それはむしろ感情移入を阻害する要因になってしまうんじゃないかな。
確かに人を選ぶと思うよ。

二人称エロ小説ってエロパロ板で初めて読んだかも。
でもこういう方向性もアリだと思うので次回作にも期待。
いろいろあるのが、いいんじゃないか。今月も豊作だなぁ。

546 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/26(月) 20:07:47 ID:4CgfjTWZ
>>>543
読み手あっての職人だと思うけど。

547 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/26(月) 21:16:13 ID:JDKeuN55
読み手あっての職人だし、職人さんあっての読み手です

読み手は職人さんへの敬意を忘れないように、けれど正直に感想を書くこと
職人はGJを貰えなかったからといって荒れずに、読み手の意見を真摯に聞くこと

そういう相互のマナーが大事なんじゃないかと、最近思う


いや、長文ごめん
さっさと今書いてるの完成させます

548 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/26(月) 21:18:50 ID:nhjxegqe
>>456
それはない。逆。
書き手が表れないスレは落ちるだけ。
読み手が半分消えても大勢に影響ないけど書き手が減ったらスレはすたれる。
つか、読み手なんかいい書き手のいる良スレならいくらでも湧いてくる。

549 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/26(月) 21:58:33 ID:zB4ZzJQK
「火吹山の魔法使い」を思い出した。たまにはこういうのもいいかな。


てゆーか途中に選択肢が欲しかったんだけど、そーゆーのはダメかな(w

550 名前:ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 :2005/12/26(月) 21:58:39 ID:+UNl9VHa
>>
>>512-515 >>546-548
書きたいものしか書けないし、
書けるものしか書けないけど、
とりあえず、<社の狐>は、
<剣術指南>の色々な感想を貰わなければ
絶対書けなかったものです。

>>516
織江は寅之助と同い歳、で書き始めたんだけど、
兵馬の忘れ形見だということは試合の前に仕込んだ子だから……
やばっ、設定ミスか、と青くなったけど、計算したら、
織江が一月生まれ、寅之助が十二月生まれなら
数え年で同じ歳になることが判明。
実は織江がお姉ちゃん属性という設定も、
一年丸々損してる寅之助(生後1ヶ月で2歳扱い)が
小さいうちはどうしても歳の割りには弱い理由にもなって万事オーライ。
辰之助と兵馬の決闘が春祭りに行なわれたことになるけど。

551 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/26(月) 23:00:49 ID:4CgfjTWZ
>>548
じゃあ聞くけどスレッドを立てるのは誰だ?
職人もいるかもしれないが、たいてい読み手じゃないのか?
読み手がスレを立てることによって職人が作品を書けるんじゃないのか?

552 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/26(月) 23:25:49 ID:rpCeMVDL
>>543
文句って言い方されるとあれだが、
もろもろ思ったこと言うだろ普通。
罵倒だけとか、ねーこと不当に貶めるとかならともかくさあ。
この程度の流れで過敏にとがめるほうが不健全てもん。

553 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/26(月) 23:32:48 ID:SUMJYDDd
読み手がスレを立てるから職人が書ける、なんて思考には目から鱗が落ちる思いです。

554 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/26(月) 23:55:14 ID:EJCFV279
書き手も建てられるだろ。普通に考えて。

555 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/27(火) 00:13:58 ID:eEff1lno
つうか書き手なしでは読めんが。
ま読み手の読み手足りうるやる気やらの
一因を担ってる場合もあるとは思うが。
一番書く気萎えるのってレスない事だし。

556 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/27(火) 00:17:05 ID:eEff1lno
二行目読み→書き。

>>554
自分で立てて続きやってた人いたね。そういや。

557 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/27(火) 01:28:40 ID:exBFE53m
女性上位と聞いて、魔女と弟子の日常Hが読みたくなってしまった。
誰か書いてくれないものか。ちょっとした設定とかも考えたが、自分では巧く書けそうにないorz

558 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/27(火) 04:46:46 ID:Z8W8thZO
>>557
違うだろ
魔法使いの先生が弟子の少女に習いたての魔術に……

559 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/27(火) 12:06:51 ID:CI/6F1O1
ますみ姉さ〜ん!!


彩ちゃんもいいけどますみ姉さんも読みたいでつ

560 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/27(火) 17:00:13 ID:e4bpvaaW
neko1氏が三人称バージョンも投下してくれたら丸く収まるといってみるテスト

561 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/27(火) 17:13:37 ID:bWIi2kr8
既に書いてあって二人称バージョンをわざわざ別に起こしたならキボン
今から書くなら、新作のがうれしい。

562 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/27(火) 19:46:22 ID:D9QUO1yW
>>557
いいなあ、それ。

いや俺も書けんけど……。

563 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/28(水) 14:00:23 ID:2ETe8Tem
職人が増えてるのに住人の過剰なクレクレと批判でまた廃れそうな予感。

564 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/28(水) 17:03:12 ID:L9OaE5j2
増え・・・た?

565 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/28(水) 19:29:30 ID:ont/wmQ9
他所と比較すればここの要望表明なんぞかわいいものだと思うよ。
むしろシチュの提案が職人を刺激するとも言えるんじゃ。
二人称はちょっと・・・と言うのは批判ではないし、書き手と読み手の
関係についてはまあ、スレ進行上のスパイスのようなものだと思えば。
現在の進行には何の問題もないと思うがなあ。


566 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/28(水) 19:45:29 ID:iILQ/POj
いやあ、>>560とか>>561とかはあつかましいダロ。
感想や要望が>>550みたいな良い効果だしてるケースもあるけど。

567 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/28(水) 19:45:52 ID:m7rb6KQf
>>557-558
魔女に「術の教授」という名目でえろんな術でおいたされた後、
くやしさ半分も手伝い、先輩風吹かせて後輩の魔女見習いの子に実験
しようとしたら、おにゃのこは存外に筋が良く、逆に術を施されて・・・。
さらにその現場を魔女に見つかって、おしおき&二人で(ry
というんでお願いします。

568 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/28(水) 19:47:58 ID:Zxa8yv90

470 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2005/12/27(火) 22:27:56 sXOM2e2t
746 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2005/12/24(土) 01:03:15 ID:0smtjhsU
>>743
…で、いまさらなにしに来たんですか?
愚痴とか罵声は間に合ってます。
といいますか、あなた案外小心者だったんですね。ちょっと失望しました。

負け犬の遠い吠えはもう、聞いててうんざりなんで…勘弁してください。

賞賛とかが欲しいのでしたら、職人らしく行動で示していただけますか?
よろしくお願いします。


471 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2005/12/27(火) 22:35:18 sXOM2e2t
500 名前: 500get! 投稿日: 2005/09/04(日) 10:20:43 ID:djWo+FJD
本格的な潰しに入るときには投下されたSSを
VIP板とか最悪板とか厨の巣窟に
コピペしてあちこちに貼りつけまくって宣伝してやるがなw
ここのリンクとともに
まあそれなりの覚悟があるなら頑張れ♪



569 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/28(水) 19:48:50 ID:Zxa8yv90
このスレでも神職人に嫉妬して、荒しているwww
自演、コピペ、粘着、職人詐称荒らし。

たいがい、ここの>1


63 名前: 春夏秋冬の作者 ◆U52prcRuF6 投稿日: 2005/11/13(日) 00:48:58 ID:wr8UbuwW
偽者多すぎですね・・・
今は別の物語を書いてます もう少しお待ちを

64 名前: 春夏秋冬 ◆BqJKiwqtfI [sage] 投稿日: 2005/11/13(日) 00:53:08 ID:CF1bOuMj
いい加減にしてくださいよ…

65 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2005/11/13(日) 01:07:43 ID:wVkD5zCk
妬みってのは、見苦しいな

66 名前: 春夏秋冬の作者 ◆KldQ1EkjuY 投稿日: 2005/11/13(日) 01:20:44 ID:rURwGZoH
実は俺が本物、とか言ってみたりするかもしれない。

67 名前: 689 ◆7mMhpffKaM [sage] 投稿日: 2005/11/13(日)

570 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/28(水) 19:50:38 ID:Zxa8yv90
482 名前:名無しさん@ピンキー 本日のレス 投稿日:2005/12/28(水) 19:07:18 rnl609gt
死刑執行人さんは、エヴァの女性キャラでは誰が一番ですか?
アスカですか?
ミサトさんですか?


483 名前:名無しさん@ピンキー 本日のレス 投稿日:2005/12/28(水) 19:08:30 rnl609gt
コピペ荒らしって、ひどいですよね。

ところで、年末はいつアメリカ(ハワイのこと)ですか?
マカダミア・ナッツは美味しいですよね。


484 名前:名無しさん@ピンキー 本日のレス 投稿日:2005/12/28(水) 19:09:41 rnl609gt
あのじさんって、誰ですか?
教えてください、死刑執行人さん。


485 名前:名無しさん@ピンキー 本日のレス 投稿日:2005/12/28(水) 19:14:28 rnl609gt
微熱ってコピペ荒らしとかして、ひどい奴ですよね。
死刑執行人さんもそう思いませんか?
>424とか、きっとそうですよね。


424 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2005/12/24(土) 20:01:07 ID:V5MPhxA4
>>423
お前はその調子でコピペ返しでこのスレを荒らしてください
お互い協力して糞スレを潰してエゴマゾ厨共を排除して
エロパロ板の正常化に勤めましょう

と、いいますか
いまさら普通にスレを楽しむ事が出きるとでもおもっていやがりますか?
本気で言ってるならおめでたいですぅw
犯されるスレの1さんw
頑張ってくだちゃいwwwwwww



486 名前:名無しさん@ピンキー 本日のレス 投稿日:2005/12/28(水) 19:16:33 rnl609gt
>>485

そうだな。あの>1は酷いやつだな。

潰されても当然だ。
お前は物の道理がよく分かっている。

微熱=あのじ=春夏秋冬=>1、ということだ。
全くヒドい自演だな。



487 名前:名無しさん@ピンキー 本日のレス 投稿日:2005/12/28(水) 19:17:43 rnl609gt
>>486
やはりそうだったのか。
自演やって荒すなんて、あいつ許せないな。
気が知れない。

571 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/28(水) 19:51:51 ID:m7rb6KQf
>>566
後の人のは、既にあるならって
二度書きさせるのを暗に諌めてるんだと思った。

572 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/28(水) 19:53:26 ID:Zxa8yv90


465 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2005/12/27(火) 22:22:57 sXOM2e2t
757 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 2005/12/24(土) 19:34:58 ID:BIijDotn
ここの1さんは書きこみを見てもわかるように
荒らしを監禁スレに誘導してこっちを繁栄させようと必死ですがw
こんな腐った性根のスレ主の立てたスレに投下はないとおもいまちゅ
投下するのはここの1の改変糞コピペくらいですw
間違い無い!!



466 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2005/12/27(火) 22:23:30 sXOM2e2t
430 名前:名無しさん@ピンキー 本日のレス 投稿日:2005/12/25(日) 03:23:00 GlJ9x/Ud
>>755
ヒャハハw


431 名前:名無しさん@ピンキー 本日のレス 投稿日:2005/12/25(日) 03:24:04 GlJ9x/Ud
もっとコピペしろぉ!スレを荒らせぇ!自作自演をしろぉ!
煽れ煽れぇぇ!
釣りもファビョりもまだ甘い!
もっと絶望を!もっと悲しみを!もっともっとだ!


432 名前:名無しさん@ピンキー 本日のレス 投稿日:2005/12/25(日) 03:25:50 GlJ9x/Ud
>>762-763
おいおい、私は違うぜ!

もっと私を楽しませろぉ!私はお前を見るのが楽しくて楽しくて楽しくて楽しくて
仕方がないんだよぉおおおお!!





コピペされた分はきっちりとお返ししますw
これぞまさにゴミ職人バリアスパイラル
ご協力感謝しますwww

573 名前: 彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/28(水) 20:57:05 ID:+v1C4nlK
ながれ読まずに続き落としますね

574 名前: 彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/28(水) 20:57:38 ID:+v1C4nlK

「ここらに来るのも久しぶりだな。…若いころはよく静馬と2人で来てたんだよ」
繁華街のネオンを眺めながら隣の最愛の人に話しかける。少し前まで同僚の静馬とよく来ていた。
そう、2人で風俗に。あの頃はお互いに寂しい独り身だったんだよ…今はお互いに恋人がいるけどな。
「な〜に若い頃とか言ってるの?直樹まだ27でしょ?まだまだ若いわよ」
腕をギュッと抱きしめてくれる…俺、お前の事好きなんだけど…ホントに好きなんだけど、けどなぁ…
「いや、そんなに若くない。…だから回数減らしてくれない?2日に一度とか…せめて一日1回に…」
そう、こいつは一日に何度も求めてくる…何をだって?そんなのSEXに決まってるだろ!
「却下。直樹に選択権ないわよ。こんな素敵な女性を置いて逃げようとするなんて…3日よ?
直樹分かってる?3日も抱いてもらえなかったのよ?どれだけあたしが心配したか…
直樹に何かあったんじゃないかって…夜も眠れなかったわ」
…そう、俺逃げちゃったんだ。いや、逃げてるつもりはなかったんだ……静馬と男2人で温泉に
浸かりに行っただけなんだよ。お互い恋人の事で相談したい事あったし、何より体を休めたかったんだ。
お互い恋人に言ったら絶対について来るからと内緒にしてたんだけど…バレた。
「心配させたのは謝るけど、一応書置き残してただろ?何で逃げた事になってるんだ?」
「……男2人で温泉なんて、絶対に浮気するつもりだったんでしょ!それとも、何?
あたしだけじゃ物足りなくなって、静馬先輩に手を出すつもりだったの?」
……かなえ、浮気するつもりなんてないよ。ただ…俺の息子にも休みが必要なんだよ!
毎日最低3回はキツイぞ!分かってくれ…っていうか俺はホモじゃねえよ!
「そんなに怒るなよ…美味しいもの食ったろ?機嫌直してくれ……なんだ?喧嘩か?」
路地裏から男達の怒鳴り声が聞こえる……懐かしいねぇこの感じ。
俺もよくやってたなぁ…高校時代は無敵だったもんな。
「直樹、喧嘩なんて無視して…3日分出して…抱いてもらうわよ?」
……喧嘩は止めなきゃダメだよね?……うまいこと軽い怪我をして治療に行かなきゃな。
3日分って10回ぐらいはヤラされる……池田直樹27才。俺、まだ死にたくないんだよ…
「そうはいかんだろ?池田道場の息子としては無駄な暴力は止めなきゃな」
「でも、直樹……あ、ほら出てきたわよ?もう終わったんじゃないの、喧嘩」
う……ホントだ。出てきやがった。今時の若者っぽいのがゾロゾロと出てきやがった。
何人かやられてるな。何対何だったんだろ?気になるな。
「ちょっと…なんで路地裏に入ってくの?あたしはいいけど……直樹もやる気ね。分かったわ、コンドーム買ってくるね」
………え?なんでそうなるんだ?ちょっとあいつ等の喧嘩相手の様子を見たいだけなんだけど?
もしかしたら大怪我してるかもしれないし…ここでするわけじゃないですよ、分かってますか、辻原かなえさん?
……分かってなかった。かなえ、ダッシュでゴム買いに行った…あいつ体育会系なんだよな。
ダッシュでコンドームを買いに行く23才・女……それでいいのか?



575 名前: 彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/28(水) 20:58:16 ID:+v1C4nlK

「うっわ〜、ボロボロだな……お?コイツ1人か?1人であの人数とやったのか…やるなぁ、コイツ。
けど、負けちゃダメだろ。喧嘩はどんな手を使ってでも勝たないとな」
そう、どんな手を使っても勝つ。それが本来の池田道場の教えだ。
最近オヤジは子供に空手を教えたりいい人ぶってるがとんでもない!
あのおっさんほど恐ろしいやつはいない。町でいきがってるガキ共相手に稽古だとよく喧嘩をやらされたもんだ。
この間もオヤジのせいでとんでもない目にあったしな。なんで風俗行ったことバラすんだよ!
おかげで静馬は彩ちゃんに粛清されたし、俺は……女の気持ちが分かってしまうこと…されちゃった…
今度お返しに行かないとな……静馬の野郎は8年前に奥歯とアバラ3本折られてからビビってるし、俺1人でやるか…
けど最近稽古してないからキビシイか…久しぶりに稽古行くかな?
…そういえば最近、ますみちゃんの後輩が道場に来てるらしいな。先輩として稽古つけてやるかな。
「……う…うう…グホッ、ゲホッ…」
お?気がついたみたいだな…こりゃ結構ひどいな…左のコブシ、折れてんじゃねえか?
「おい、大丈夫か?生きてるか?」
軽く頬を叩いて意識の確認をする。う〜ん、ダメだなこりゃ。病院行きだな。
「お待たせ直樹!コンドームと…後、縛りに使うかなと思ってスポーツタオルと包帯買って来たよ!」
……まあ何にせよタオルと包帯を買ってきたのは結果オーライだな。
「かなえ、両方貸せ」
袋を奪い取る俺。とりあえず応急の手当てをしてやらないとな。
「えっ?今日はあたしが縛られるの?」
両手を頬に当てイヤイヤって恥ずかしがるかなえ。……あれぇ?目の前に怪我人いるのにそっちに考えいっちゃうの?
「……状況を見てくれない?怪我人がいるんだよ?」
チッと舌打ちするかなえ。……コイツを病院に連れて行ったら俺がとんでもない事、ヤラれそうだな……
「あれっ?この子どこかで見た事が……」
……は?かなえの知り合いか?なら仕返ししてこないとな。……さっきの奴ら何処行った?
「………ああ!君、綾崎君でしょ?ますみの後輩の綾崎湧一君!」
「え?コイツが今、道場に来てるって子か?」
なんだ、この喧嘩ってケンカ稽古だったのか。なら負けたコイツが悪い。
「間違いないわ!この子よ、ますみに写真見せてもらった事あるわ。……けど、ますみの話ではおとなしくて
とても優しい子って話だったのに…なんで喧嘩なんてしたのかしら?」
多分オヤジにそそのかされたんだよ。可哀相にな…また1人、健全な青年が道を踏み外したか…
「……こ…ろせよ……ぼ…くを…ころ…せ…」
おいおい、なんか物騒な事言ってるぞ?
「ま…すみ…ね…さん…ゴ…メン…」
「ねぇ、綾崎君!ますみがどうしたの?」
かなえ、後輩の面倒見はいいんだよな。さすが体育会系だな。
「……に……しん……り……ざ……にげ……」
かなえの耳元で綾崎って子が呟いてる。
「………直樹、今晩のエッチはパスよ。綾崎君を手当てしてあげて…あたしは用事が出来たから、後で電話するわ」
かなえはそう言い残して走ってどこかへ行ってしまった。
こいつどうしよう?とりあえずケンカ稽古でこうなったんだろうし…道場に連れて行って手当てしてやるか。



576 名前: 彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/28(水) 20:59:14 ID:+v1C4nlK

(…ここ…どこなの?…私、確か……ユウ君に…見捨てられて…お酒を大量に飲んで…睡眠薬を…)
目が覚めると知らない天井が……私、死んだ?……死ねたのかしら…ここは天国?…いや…地獄よね…
「ますみ…起きたようね」
この声、先輩?…あっ、ここは……先輩の部屋だ。……死ねなかったんだ…私。
「ますみ…歯を食いしばりなさい。……このバカ!」
バキッ!頬に走る衝撃…グーで殴られた…口の中が血の味がする…
「あんた…死んでどうするの!死のうなんて…あたしが許さない!絶対に許さない!」
先輩……抱きしめてくれた。私が汚いって知りながら、抱きしめて……センパイ…先輩!
「…う…うう…セ…パイ…ヒッ…わ…たし…も…イヤ…なんです…ツラいんです!」
先輩の胸で泣きじゃくる私。…2度目ね、先輩にこうして胸を貸してもらうのは…

「……ますみ、少しは落ち着いた?…バカ、なんで相談しないのよ…何の為の先輩だと思ってるのよ…」
優しく頭を撫でてくれる先輩…ありがとうございます、先輩。
「……先輩、なんで私のところに?」
そう、先輩が来なければ私は死んで…死ねてたはず。
「……綾崎君に聞いたの。彼ね、町で大喧嘩して…怪我してるわ」
え?ユウ君が喧嘩?…怪我したって…
「ユウ君大丈夫なんですか!怪我ってどのくらいの怪我なんですか!」
なんで、何故なの?優しいユウ君が喧嘩なんて野蛮な事を…
「怪我は軽い打撲と左手の中指骨折。後、歯が何本か折れたみたいね」
……大怪我じゃない!……私のせい…よね。私がユウ君に迫ったからよね。
…好きな人に一度だけでも抱いてほしかったから…思い出が欲しかったから…愛した人のぬくもりが欲しかったから…
なんてバカなんだろ、私。私のせいでユウ君が……
「彼ね、あたし達が見つけた時、もうボロボロだったの…けどねますみ。あなたに謝ってたわ…逃げ出してゴメンってね」
……ユウ君……
「あの事、彼に話したんだね。…ますみ、あれはあなたのせいじゃないわ。自分のせいにしたい気持ち分かるけど…
綾崎君の気持ちも受け取ってあげて…」
「…私のせいです…私が変なことしなければ…きっとあの子は彩と静馬さんの子供として…」
…そう、私が親友を裏切ろうとしなければ…静馬さんを騙して抱いてもらわなければ…
……え?綾崎君の気持ちって?何?なんなの?
「先輩、ユウ君の気持ちって…なんなんですか?」
「あの子、結構ヤンチャ坊主なのね。直樹の実家の道場で治療したんだけど、意識を取り戻した後にあなたと静馬先輩のこと
直樹に聞いて『ますみ姉さんを傷つけた静馬って奴を許せない!僕が敵を取る』って息巻いてたらしいわよ」
…え?ま、まさかユウ君がそんな事言うわけ…私のために言ってくれる訳ないじゃない。…先輩、からかってるんですか?
「あと少しで始まるんじゃないかな?…決闘が」
「?…決闘って?…なんなんですか、先輩?」
「決まってるでしょ?綾崎君と静馬先輩の決闘よ。さ、あなたも早く準備しなさい。じゃないと間に合わないわよ」
……えええ!ユウ君が静馬さんと決闘?何故そんなことになるのよ!
「せ、先輩!なんでそうなってるんです?訳が分かりません!」
「そんなこと行けば分かるわよ。あたしも電話で聞いただけだから何故そうなったかは、よく分からないんだけど…
あなたの為に綾崎君、体張るんだから応援しないとね」
私のため?……ユウ君が私の為に静馬さんと……何故?こんな汚い、汚れてる私なんかの為に…何故なの?ユウ君…
「ほら、さっさとお風呂入って準備しなさい!彩が迎えに来るから」
……ええええ!彩も決闘の事知ってるの?何故止めないの、この人達は!
信じられない展開に呆然とする私。そんな私に先輩ニッコリとほほ笑みながら話してきた。
「ねぇ、ますみ?…あたし早く準備しろって、言ったわよね……2回も言ったわよね?」
……せ、先輩?……コ、コワイ…その笑顔怖いです…
「わ、分かりました!お風呂お借りします、先輩!」
慌ててシャワーを浴びる私。先輩の迫力に嫌な事が頭から吹き飛んだわ。
……そっか、今のワザとしてくれたんだ……ありがとうございます、先輩。……また涙が出てきたわ。

…シャワーから出ると遅いと頭に拳骨落とされた。
…先輩、決闘を早く見たいだけだったんですね。………涙、返してください。


577 名前: 彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/28(水) 21:00:07 ID:+v1C4nlK

僕が目を覚ますと布団で寝ていた。頭がズキズキする。体中も痛い。
(…ここ、どこだろ…うっ、体中が痛い…そっか、自棄になって僕、初めてケンカをしたんだ…)
そして負けて…うう、ますみ姉さんゴメン……なんであんなひどい事したんだ?ますみ姉さん辛そうだったのに…
僕が強くなろうとしたのはますみ姉さんを守る為だったのに…僕って最低だ…最低な男だ!
昨日の事を思い出したら涙が止らない…僕はますみ姉さんを傷つけた。守りたい人を傷つけたんだ!
「わっはっは!綾崎君、ケンカに負けたぐらいで泣いてどうする?よしっ、一つワシが見本を見せてやろう。
早速今晩あたり行こうか、綾崎君」
か、館長?なんでここに?ってよく見ればここって…道場じゃないか!…なんで僕、道場にいるんだ?
「そもそもケンカとは負けたと思った時が負けなのだよ。だからワシなんて今だ負けなし!わっはっは!」
僕の肩をバンバン叩きながら笑う館長。
「こら、くそオヤジ!いたいけな青年を悪の道に誘うな!…テメェには俺がそのうち黒星を付けてやるよ」
…誰、この人?オヤジって言ったよね?…あ、館長の息子さんか!
「始めまして、綾崎君。俺の名前は池田直樹、いちおうこのクソ館長の息子だ。
で、ボコボコにやられた君を、ここに連れて来て手当てしたのも俺だったりする」
え?そうだったんだ。
「ありがとうございます、池田さん!」
「苗字だとくそオヤジとややこしくなるから名前でいいよ。あとココでの先輩だから『さん』じゃなくて『先輩』な」
気さくな人なんだ。さすが館長の息子さんだな。
「で、なんで無茶なケンカなんてしたんだ?…聞いた話によると君はおとなしくて優しい子って話だが…
あんな人数相手にケンカするなんて…無茶が過ぎるぞ?」
「…………」
……あんな情けない理由なんて…話せないよ。
「だんまりか。……一応ますみちゃんに報告しなきゃいけないと思うから話してもらいたいんだがな…」
…えっ?ますみ姉さんを知ってるんですか?
「直樹先輩、ますみ姉さんと知り合いなんですか?」
「ああ、知ってるよ。俺の女…かなえの後輩だ。よく一緒に遊んだりもするよ」
…かなえ?…ますみ姉さんが言ってたあの事を知ってる先輩…だよね。じゃ、直樹先輩も聞いてるのかな?
「…先輩はますみ姉さんのこと、どのくらい聞いてるんですか…僕、昨日ますみ姉さんに聞いて…ショックで…
自棄になってケンカしたんです」


578 名前: 彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/28(水) 21:00:56 ID:+v1C4nlK

「あ〜、あれな。確かにショックだよな。静馬って一応は俺のツレなんだよな。まぁ酔っ払ってたとはいえ…
やっちゃいかんよな」
…直樹先輩、妊娠のこと知らないんだ…
「そうか…お前ますみちゃんが好きなんだな。それでケンカしたんだろ?けどお前、やる相手間違ってるぞ?
どうせやるなら静馬だろうが」
……え?なんでそうなるんですか?
「な、直樹先輩?なんで静馬さんなんですか?だって静馬さん、酔っ払っているとこをますみ姉さんに…」
「まぁ確かにそうだが静馬に捨てられ傷ついたのには違いないだろ?ならお前がやる相手は静馬なんだよ」
……確かにそうかもしれないけど、でも……
「綾崎君、事情はよく分からんが君の好きな人が静馬君に傷つけられたんだろ?なら敵を討たずにどうする?」
館長まで…
「短い間だが君を見ていて感じたことがある。君は素直で優しい男だ。それはそれで素晴らしいんだが…
残念なことに君には絶対的に足りないものがある……それは男としての強さ、だよ」
「…男としての強さ、ですか?」
なんなんだ?その強さって…
「自然界では強いオスにしかメスはよって来ない。分かるかな、綾崎君。
その子が君じゃなく静馬君に引かれたのは……君が弱いからだよ」
!……う、うう……
「弱い者にはメスは来ない…自然の摂理だよ。しかしな、綾崎君。人間は動物じゃないんだ。
肉体的強さだけじゃなく…精神的な強さ、というのもある。君が見せなくてはならないのは精神的な強さじゃないかな?」
…そうだ、僕は心が弱い…だからますみ姉さんが傷ついていたのに…助けることが出来なくて…恐くなって逃げ出したんだ。
……強くなりたい。好きな人を……ますみ姉さんを守れるような…何があっても優しく抱き締めることが出来るような…
強い男になりたい!こんなに強くなりたいと思ったのは初めてだ!
「館長、直樹先輩…有難うございます!僕…強くなります!強くなって…ますみ姉さんを…好きな人を守ります!」
さっきまで感じていた心の中のモヤモヤが一気に吹き飛んだ気がする。
「よく言った!では早速静馬君に挑戦だな。直樹、手配をしなさい」
…え?
「分かってるよ。彩ちゃんから言ってもらえばあいつは断れないだろうからな」
…ええ?
「早めがいいだろうから今日の午後三時でどうかな?場所はここを使えばいいからな。なぁに気にするな綾崎君。わっはっは!」
…えええ?
「彩ちゃんのOK出たぞ。ますみちゃんの為の決闘だって言ったら大喜びだったぞ」
…ええええ?
「そうか、よくやった直樹よ。よしっ、綾崎君。決闘まで時間があるから身を清めてきなさい。
…それに最後になるかもしれないから挨拶したい人にはしておきなさい」
…えええええ?
僕の意志に関係なく決まった静馬さんとの決闘。けど僕はますみ姉さんを守る強い男になるために戦うことにした。
静馬さん…たとえ悪気がなくても、ますみ姉さんを傷つけたことは…許さない!
お風呂に浸かりながら気合いを入れた僕。初めてますみ姉さんのために戦う…不思議と恐くない。
ますみ姉さん…僕はもう二度と逃げません!



579 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/28(水) 21:01:22 ID:Zxa8yv90
457 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2005/12/27(火) 14:57:51 YRwwzsc+
329 2005/09/24(土) 01:45:05 ID:Ztv7+jen
名無しさん@ピンキー(sage)

>>327
俺は思うんだが、職人さんはアチラのスレも見ている。
で、荒しているのがここの>1であることを知って、投下しないのではないか?

というか、書き手は>1しかいない悪寒。


458 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2005/12/27(火) 14:58:26 YRwwzsc+
投下があっても批評レスすらつかずスルーあるのみか
この現状じゃ投下する気も失せるわな


459 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2005/12/27(火) 14:59:07 YRwwzsc+
ここがどういうところなのか過去ログ読んで少しは空気嫁よ

↓はい、自演の擁護GJレスどうぞ


460 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2005/12/27(火) 15:02:00 YRwwzsc+
俺もここでは嵐になることにした


461 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2005/12/27(火) 22:18:49 sXOM2e2t
791 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2005/12/27(火) 01:55:48 ID:7EoPT7ES
ここがどういうところなのか過去ログ読んで少しは空気嫁よ

↓はい、自演の擁護GJレスどうぞ


580 名前: 彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/28(水) 21:01:41 ID:+v1C4nlK

「綾崎君、はっきり言って静馬は強いぞ?今の君ではまず勝てない…しかしますみちゃんの為に強い君を見せないとダメだ。
……好きな人の為だ、出来るな?」
……直樹先輩。急に決められた話だからかなり戸惑ったりもしたけど…ますみ姉さんのために…
好きな人を守れるくらい強くなるために…静馬さんと戦います!
「直樹先輩、相手の強さなんて関係ないんです。どんな理由があろうとも、ますみ姉さんを傷つけた人は許せません。
それに…僕が、弱い僕自身に打ち勝つために戦うんです!」
僕の言葉に頷く直樹先輩。
「よく言った!頑張れよ綾崎君!……アイツちょっと顔がいいからって飲みに行ったらモテやがるんだよ。
プロレスオタクのくせに生意気だろ?前から一度殴ってやろうかと考えてたけど…アイツ強いんだよなぁ。
だから迂闊に手を出せないんだよ。ほら、殴られるのってイヤじゃん?だからさ、俺の分までぶん殴れよ、綾崎君!」
………ハイ?な、なんですか?今の言葉は?ま、まさか、直樹先輩…静馬さんと決闘させるのは
僕のためじゃなくて…モテナイ男のジェラシー?
そ、そんなことないよね?うん、僕の考えすぎだよね…
そんな僕の後ろで館長が嬉しそうに歌を口ずさんでいる。
「決闘、決闘、楽しいな〜顎を砕いて〜目を潰す〜!鼓膜も破いて一丁上がり〜!」
……そんな物騒な歌、歌わないでくださいよ…
「あっ、大事な事言うの忘れてた。ますみちゃんも見に来るぞ。かなえが連れてくるって言ってた。
惚れた女にカッコイイとこ見せろよ!」
ますみ姉さん、来てくれるんだ…一体どんな顔して会えばいいんだ?辛そうなますみ姉さんを見捨てたのに……
…ありのままの僕を見てもらおう。それしかないよね。今は弱虫な僕だけど…いつか必ず強い男になる!
…ますみ姉さん!見ていてください!
「決闘、決闘、楽しいな〜鼻を潰して〜玉潰す〜!前歯をへし折り一丁上がり〜!」
………館長、その歌2番もあったんですね……



581 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/28(水) 21:02:19 ID:Zxa8yv90
416 名前:レス不要です 本日のレス 投稿日:2005/12/23(金) 00:41:50 OQ6yUQLL
>>7
えーとですね
そもそもエヴァ板のエロ小説スレでここがエヴァ板としてリンクを貼られた事が
エヴァオタの基地外の流入を許した原因と私は解釈してます。
基地外信者さえ駐在しなければここまで荒廃しなかったと思いますので。
つまり非は完全にエヴァ板の住人にあると断定してます。
向うを荒らす意図はまったくありません。
そもそもエヴァの話題さえなければまったく荒れませんので。
事実上の次スレの様子を御覧いただければ納得していただけると思います。
ここは自然消滅させるべきですのでコレ以上のレスは控えてください。
では、以後はMシチュスレで楽しみましょう。

こんな1の建てたスレが繁栄するはずが無いと思いマースw
せいぜいコピペ返しで必死に報復しあって潰しあってください
ばーかw


720 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2005/12/23(金) 15:30:55 bDNO65fk
SSも改変コピペONLYのうえに報復手段もコピペONLY・・・・・・プw


【監禁・調教】M男シチュSSスレ【輪姦・露出】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1110203203/l50

がんばって↑のスレにコピペ爆撃報復かまして投下を阻止してくださいwwwwwwww
結果的にエゴマゾスレ同士潰し合って両方エロパロから消えてくれれば結構!!!
エゴマゾに餌を与える職人駆除が達成されつつあります
感謝w


721 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2005/12/23(金) 16:19:12 R27ydxgF
どうやら、おまいの推測が正解みたいだな>>718よ。多分俺も同じ事考えてる





ここまで読んだ



722 名前:死刑執行人 投稿日:2005/12/23(金) 19:40:36 iZxj1vna
ごめんなさい!
実はM男スレでここのコピペを貼りまくったのは僕です!あのじさんと微熱さん
に嫉妬して散々スレを荒らして自演してましたが、
皆さんに散々叩かれて反論できないんで腹いせに向こうのスレに嫌がらせをしてました!!
しかしこのスレの>1さんが上の「w」を連呼して反論も出来ずに、「ばーか」とか幼稚園レベルの負け惜しみしか
できないクズに何の根拠も無く無実の罪を擦り付けられているのを見て罪悪感が生まれました!
また我慢できなくなって1さんや神を騙ったり、今までの通り学習能力の無い
自演コピペ決め付け荒らしをするでしょうがスルーしてください!

本当に申し訳ありませんでした!!

582 名前: 彼女は××  300 ◆k8fXz6W8GA :2005/12/28(水) 21:02:28 ID:+v1C4nlK

「彩…私あなたに隠していた事あるの…先輩とユウ君にしか話してない秘密…あなたには聞いてほしいの」
私がシャワーを浴びている間に迎えにきてくれた彩に、全てを打ち明けることにした…
……今日で全てを清算しよう。生めなかった…私のせいで生きれなかったあの子の事……全部話そう。
嫌われるならそれでもいい。もう隠す事に耐えられない…彩、今までありがとう。あなたは私の本当の親友だったわ…
「……それって綾崎が急に拓にぃと戦うって言いだしたのと関係あるの?」
「……あると思うわ。ユウ君には昨日話したの……あの子優しいから私の為に静馬さんと……」
……ユウ君、私の為に静馬さんと決闘するってホントかな?…だったらうれしいな…
……もしかしたらユウ君、まだ私のこと……嫌いになってないのかな?…けど無理よね?綺麗なユウ君に汚い私が……
「彩、車の鍵貸しなさい。…2人とも、車で待ってるから。落ち着いたら来なさいね」
かなえ先輩、気を使ってくれて有り難うございます。……彩、私のこと許してくれるかな……
「……彩、私ね……静馬さんと…したあとにね……実はね………妊娠したの」
……彩の顔を見れない……目を瞑りながら彩に告白する私。
「……静馬さんとした1ヶ月後にね…急に体の調子がおかしくなって検査してもらったの……嫌な予感はあったんだ。
……生理遅れてたしね。検査の結果は………流産だったの。すぐ入院して…手術したわ。
ゴメンネ、静馬さんの子供…私が殺したの。私のせいで死んじゃったの…私が静馬さんを騙さなければ…
汚い事して抱いてもらわなければ……あなたの子供として生まれてたのにね……ほんとバカよね、私って……」
……これで彩にも嫌われたなぁ……残念だなぁ…せっかく親友になれたと思ったのになぁ。
ふふっ、私が汚い事したせいよね。…自業自得よね。彩、ゴメンね。謝って済む話じゃないけど……ゴメンね、彩……
「……ますみ……この大バカヤロ〜!」
バシンッ!………頬に走る衝撃…ぶたれたんだ。…そうよね、許してもらおうなんて、考え甘いわよね……
「あんたねぇ、アタシをバカにしてんの?…なんでもっと早く言ってくれないの?…あんたがなにか悩んでる事知ってた…
もしかしたらって考えてた…先輩に聞いても教えてくれなかったけど、多分そうじゃないかなと思ってた…
あんたが生みたいならアタシ、拓にぃから身を引こうと思ってたんだよ?でもお腹全然大きくならないから考えすぎかなって
思ってた。……流産してるなんて…思わなかった。……なんで、1人で我慢するの?…アタシ、あんたの親友でしょ?
あんたの力になりたいのよ…なんでアタシを頼ってくれないのよ!」
………え?う…そよね?私が妊娠してるかもって思いながら…私と付き合って…友達でいてくれたの?
親友でいてくれたの?……何故なの?彩、何故私なんかに…
「彩…何故そんなに優しいの?…こんな私に…汚い私に……」
バシッ!……また叩かれた。……?彩、泣いてるの?
「なんでそんな事言うの?あんたを汚いとか言う奴いたら…アタシが殺してやるわ!
あんたはアタシの親友なんだからね?…一生の親友なんだからね!」
…あ…やぁ…許して…くれるの?
「う、くぅ…ゴメンね…ゴメンねぇ、ヒック、あやぁ……わ、わたし…ヒッ…わたしぃ…」
涙が止らない…彩、涙が止らないの…あなたのせいよ…あなたのせいなんだから…その小さい胸、貸しなさいよ…
「あやぁ…あやぁぁ〜!う、うぇ……ヒック…あやぁぁ……」

……今まで悩んでたのがバカみたい……なんで私の周りにはこんなにいい人ばかりいてくれるの?
ちょっと…いや、かなりエッチな優しい先輩。少し…いや、かなり強気な優しい親友。
私…生きててよかった…私、生きてていいんだ!…生まれてこれなかったあの子には悪いけど、私……幸せだわ。

しばらくしてから二人で車で待つかなえ先輩のところに行ったの…仲良く拳骨落とされた。……え?なんでですか?
「あんた達、お・そ・い!もう始まっちゃうじゃないの!彩!さっさと運転しなさい!」
顔を見合わせる彩と私。…ぷっ、ぷぷっ…あっはははっ!
「なに笑ってるの!さっさと行くわよ!」
有り難うございます先輩!…先輩が少し涙目になってるのは…気づかないでおきますね。

池田さんの実家の道場に着いた私達が見たのは…倒れてて必死に立ち上がろうとしてるユウ君と、
息一つ乱してない静馬さんだった。



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