インスパイア元

「いいか! 今の貴様等はクズだ! 戦場で味方の足を引っ張るただのゴミだ!
そのゴミを半年で使える様にしなくてはならない、私の苦労が分かるか?
誰が腕を上げていいと言った! まだ下げたままにしておけ!」

 夜が近づく夕暮れ時、陸軍訓練所の敷地内に女性の大声がこだまする。
その大声を上げている女性の前で、十数人の男達が這いつくばっている。
男達は腕立て伏せで腕を下げたままの体勢だ。

「そもそも貴様等、軍に志願しておきながら、その体力のなさは何だ?
腕立て10回もろくに出来ないのか! このゴミ共め!」

 教官であろうその女性は、大声で自分よりも大きい男達を貶す。
そして、腕を下げた姿勢のままの訓練兵である男達の頭を踏みにじる。
どのくらいの時間をその体勢のままでいるように、命令されているのであろうか?
訓練兵は、頭を踏みにじられるという屈辱的な行為をされても、うめき声しか出せない。

「3回目、上げ! ……貴様等はたった3回の腕立て伏せでへばるのか? このゴミ共め!」

 女性教官の声で、腕を上げようとする訓練兵達。
だが、1人を除いて腕を上げることはできず、そのままうつ伏せに倒れ込んでしまう。
そんな訓練兵達に罵声を浴びせる女性教官。
倒れている訓練兵の顔を踏み、背中を蹴飛ばし唾を吐きかける。
そんな屈辱的な行為をされても、顔を上げることが出来ない訓練兵。……ただ1人を除いて。

「貴様等のようなゴミは戦場に出ても死ぬだけだ! さっさと辞めちまえ!」
「……めません。絶対に辞めません!」

 腕を上げることが出来た唯一の訓練兵が、女性教官を睨み、口を開く。 

「……何だと? 貴様、上官に口答えする気か?」
「なんと言われようとも絶対に辞めません! 大事な人を守る為に……オレは戦うんだ!」

 訓練兵の言葉にうろたえたのか、頬を赤く染めた女性教官。
だがすぐに冷静さを取り戻し、訓練兵の頭を踏みにじり、声を荒げた。

「キ、キサマァァ……他の者はもういい、部屋に帰ってよし! 今日の訓練は終わりだ!
だが……コーネフ。貴様はまだ余力がありそうだな? 特別に鍛えてやる!
このままトレーニングルームに来い! ……二度と口答えなど出来ぬよう、たっぷりと鍛えてやる」
 
 訓練兵の言葉に怒り心頭なのか、頬を赤く染めたままの女性教官は、そう言い残してその場を去った。
コーネフと呼ばれた訓練兵が、その後を追うようによろよろと歩いていく。
コーネフのおかげで地獄の腕立て伏せから開放された他の訓練兵は、
そのよろめく後ろ姿を見送る事しかできなかった。

「コーネフ訓練兵、入ります!」

 訓練施設の中のトレーニングルームと書かれた部屋。
その部屋のドアをノックして、中からの返事を待つ。

「……コーネフ、貴様1人で来たのか? 他には誰もいないんだろうな?」
「は! 指示通り、自分1人であります!」
「……ホントに1人?」
「は! 1人であります!」
「ホントにホント? ……コーネフ君、早く入って来て。女の子を待たせるなんてダメだぞ?」
「……し、失礼します」

 ドアを開き、コーネフを招き入れる教官。
コーネフが部屋に入った瞬間、ドアに鍵をかける。そして微笑みながらコーネフの首に飛びついた。

「コーネフ君遅い! ……ねぇ、さっき言ってた、守りたい大事な人って誰のこと?」

 訓練場で見せていた態度はどこへやら?
コーネフの胸に顔を埋めながら、軍人らしからぬ細い指で、コーネフの胸にのの字を書いている。
そこにいるのは軍人ではなく、まるで恋人に甘える普通の女の子のようだ。

「そんなの決まってるじゃないか。……フレデリカのことだよ」
「アタシ? ホントにアタシのこと? ウソじゃないよね?」
「本当だよ。オレの入隊理由、知ってるだろ? 君を守る為に軍に入ったんだ。
……まさか君が鬼教官だったとは知らなかったけどね」
「エヘヘヘ、嬉しいなぁ。アタシ、コーネフ君に守ってもらえるんだ?
でもオニ教官って言い方はひどいよ。アタシ、コーネフ君に強くなってほしいからしてるのに……」

 コーネフにオニと言われて落ち込んだのか、表情が曇ってしまう。
だが、のの字を書いていた彼女の細い指は、何故かコーネフの上着のボタンを一つずつ外している。

「ゴ、ゴメン、悪気はなかったんだ。言葉のアヤと言うか……でも訓練中のフレデリカ、とてもおっかないし」 
「コーネフ君はアタシのことオニだと思ってるんだ?……もう怒った! 
そんなイジワルなコーネフ君にはお仕置きで〜す!」

 頬をプクッと膨らませ、コーネフを見上げるフレデリカ。
訓練中には決して見せることのない、彼女の豊かな表情に目を奪われるコーネフ。 
気がつけば上着のボタンは全て外され、逞しい胸板が覗いている。 

「クンクン……えへへへ、コーネフ君の匂いがする。
コーネフ君、すっごく汗掻いてたね? アタシが綺麗にしてあげるね?」

 ……ちゅ。ちゅちゅ……ちゅ。

 コーネフの上着を脱がしながら、ついばむ様にキスを降らせる。
鍛えている分厚い胸板。男の色気をかもし出している首。……そして唇。
フレデリカはキスの雨を降らしながらコーネフから上着を奪い、投げ捨てる。
そして空いた手を下半身へともって行く。
その手に触れるのは、見事に割れている腹筋。引き締まった尻。逞しい太もも。
優しく、まるで氷上を滑るかのような愛撫をする、フレデリカの細く白い指。
ズボンの上からでも十分に気持ちいいのか、恍惚の表情を見せるコーネフ。
キスを降らしながらその表情を確認したフレデリカは、妖しく微笑みコーネフのベルトに手を伸ばす。

「気持ちいい? 訓練で疲れてるでしょ? コーネフ君は何もしなくていいからね、アタシが全部してあげる」

 耳元で囁き、その耳を口に含む。
コーネフの耳に舌が這う度に背筋に電気が走り、軽く噛まれる度に声が漏れる。
そんなコーネフの様子に満足げなフレデリカ。

「んふふふふ……相変わらずコーネフ君は感じやすいね。
こっちも訓練が必要かな? アタシが……たっぷりと……訓練して……あ・げ・る」

 コーネフの耳を十分に堪能したのか、耳から口を離し、囁くフレデリカ。
コーネフもやられてばかりいられないと手を出そうとするも、
訓練での腕立て伏せが効いているのか、腕に力が入らずに反撃に出られない。

「フ、フレデリカ、君ばかりズルイよ。オレにもさせてくれ」
「ダ〜メ。腕に力が入らない貧弱君は、指を咥えて見てなさいね?」
「君が無茶な腕立てをさせるからじゃないか。30分に1回しか腕立てさせないってのは相当キツイぞ?」
「キツイからこそ訓練なのよ。コーネフ君は下半身の訓練も必要だから……頑張ってね?」
「ええ? ちょ、ちょっと待て! あまりやりすぎると明日の訓練に支障が……うぅ!」

 フレデリカは妖しく微笑んだまま、コーネフの異議を無視し、ベルトを外しズボンを剥ぎ取る。 
シャワーを浴びていない為、むせ返るようなコーネフの男の匂いも意に介さず、股間に顔を埋める。
そして下着越しにコーネフ自身を口に含む。

「んぁ……んん、すっごい匂い。コーネフ君の匂いだぁ……興奮するぅ」

 フレデリカの積極的な口撃に、完全に勃起してしまったコーネフ。
すでに下着は自身のカウパー液と、フレデリカの唾液でベタベタになっている。

「う、うぅ……フレデリカ、待ってくれ!
最近訓練疲れで処理してないから、そんなにされたらすぐに……うう!」
「んむ? ……ぷは! もうイっちゃった? こんなに早くちゃダメだぞ? 今日はたっぷりと特訓してあげるわね?」

 コーネフは、下着越しに感じるフレデリカの情熱的な舌使いに、我慢しきれず大量の精液を吐き出した。
直接触られる事なく、下着越しに攻められての射精に、男としてのプライドが音を立てて崩れ去る。
しかし、そんな男の心情など関係ないとばかりに再び攻めてくるフレデリカ。
その舌使いに、一度射精して力を失ったペニスは力を取り戻す。

「ん、ジュル…んぁ、コーネフ君の精子、すっごく濃い。よっぽど溜まってたんだ?」

 コーネフの下着を降ろし、下着とペニスに付着している出したばかりで温もりの残る精液を口に含む。
そしてコクリと喉を鳴らして飲み込み、妖しく微笑むフレデリカ。

「よかったぁ。もし薄かったら、アタシ以外の他の女に手を出したんじゃないかって、不安になるところだったわ」
「そ、そんな暇ないよ。訓練でフレデリカにしごかれてるんだから、そんな元気残ってない……うう!」

 すでに完全勃起しているコーネフを、根元から握り、搾り出すように扱き出すフレデリカ。
そして、わずかに残っていた精液を縛りだし、残っていた精液を亀頭ごとぱくりと口に含み吸い出す。

「ぢゅ、ぢゅぢゅ、ずずず……んん、アタシにしごかれるってこういうことかな?」

 しゅこしゅこしゅこ……フレデリカの細い指が、コーネフを包み、優しく扱き出す。
時折、睾丸を口に含み、舌で転がすように愛撫する。
その舌は睾丸に飽き足らず、睾丸から亀頭の先を目指してペニスを這い上がる。
チロチロと裏筋を攻めながら、徐々に上へと進むフレデリカ。
その間にも細い指は、亀頭を撫で回すように優しく蠢いている。
裏筋を蠢きながら上がっていったと思うと、また睾丸まで降りていく。
その往復を何度か繰り返していくうちに、コーネフが音を上げた。
コーネフは、先ほど出したばかりだと言うのに、
フレデリカの情熱的な口撃に、再度陥落寸前まで追い込まれてしまったのだ。

「ま、待ってくれ! そんなにされたらまたイッちまう!」
「あん、またイッちゃいそうなの? いいわよ、今度はお口で受け止めてあげる」

 あむ……すでに限界間近になっているコーネフを口に含み、喉の奥まで飲み込む。
顔を前後に動かしながら、唇で絞め付け、喉で締め付ける。
そして、空いている手では、睾丸を優しくマッサージしており、コーネフを休ませる気などサラサラないようだ。
そんな圧倒的なフレデリカの口撃に、コーネフはあっけなく降参してしまった。

「う、うう! もう出る! 出すよ……ううう!」

 ガシ!っとフレデリカの頭を掴み、腰を叩きつけるように動かし射精する。
ドクドクと喉の奥に出されるコーネフの精液。
フレデリカは嫌な顔一つせず、むしろ嬉しそうに喉を鳴らしながら飲み干そうとしていた。

「んん〜! んっく、んく、んく……かはぁ! はぁはぁはぁ、コーネフ君、2回目なのに、すっごい量。
飲みきれずに溢れちゃったわ」

 口の端から飲みきれずに溢れている精液。
それを人差し指ですくい、愛おしそうに眺めた後、口へと運ぶ。
コーネフに見せ付けるようにその精子の付いた指を舐めるフレデリカ。
その一連の動作に目を奪われ、ゴクリとツバを飲み込む。

「……あは! コーネフ君ってやらしいんだ? もうおっきくなってるよ?」
「え? い、いや、これはその……君があまりにも魅力的だから……」
「うふふふ、嬉しいなぁ。好きな人がアタシで元気になってくれるんだもん。
ねぇ、その元気なコーネフ君を……ちょうだい?」

 コーネフを咥えながら脱いでいたのか、それとも最初から穿いていなかったのか。
床に座り込んだフレデリカが、タイトスカートの中身を見せ付けるように両足を開き座っている。
フレデリカはタイトスカートの下には何も身につけておらず、
薄いアンダーヘアーの下にある、テカテカと濡れいている自分自身を指で開き、コーネフに見せ付けた。

 目の前で見せつけられている、ピンク色をしたフレデリカ自身。
フレデリカが軍の休暇で田舎に帰って来たときは、毎日のように求め合い、
何度も味わってきたはずの物が、今、目の前にある。 
自身が軍に入ってまでも守りたいと思ったフレデリカが、女の一番大事なところを見せ、ねだっている。
そのフレデリカの姿に、コーネフの体が勝手に動く。
……が、訓練の疲れか、はたまたフレデリカに二度絶頂へと導かれたせいか、
押し倒そうとするも、焦りからか、躓き、1人で倒れてしまった。

「……コーネフ君? クス、君はまだまだ体力が足りないねぇ。そんなことでアタシを守れるのかな?」
「い、いや、これはちょっと足が滑って……うを?」

 コーネフの失態に、一瞬呆れた表情を見せたフレデリカだったが、だったらこうすればいいとばかりに、
立ち上がろうとしていたコーネフを仰向けに押し倒し、馬乗りになる。

「やっぱり夜もしっかり訓練してあげなきゃね。
……ん、ほら、アタシがコーネフ君を、んん! お、犯してるのよ?」
「う、ぐぅ……ひ、久しぶりだから、そんな持ちそうにない……うを?」

 くちゅ……滑った音を出し、コーネフを飲み込む。
コーネフは、その柔らかく温かい締め付けに、情けない声を上げる事しかできない。

「久しぶりだからぁ? ……君が、んん! アタシを満足……あん! 
させた事って……んぁ、あったけ?」

 ぐちゅぐちゅとトレーニングルームに響く淫らな淫音。
フレデリカは馬乗りの状態で一心不乱に腰を振り、言葉通りにコーネフを犯している。
他の訓練兵は、まさかあの鬼教官がこのような事をしているとは夢にも思っていないだろう。

「あん! んん……い、いい! コーネフ君がアタシのお腹で暴れてるぅ〜!」

 グチュ!グチュ!グチュ!

 フレデリカはコーネフの上で、まるで跳ねる様な腰の動きをみせる。
その視線は定まっておらず、口はだらしなく開き、涎が口の端から垂れてきている。
一心不乱に腰を振っているフレデリカの下では、唇をかみ締め必死に耐えているコーネフがいた。

「あん! あはぁ……凄いよぉ、気持ちいいよぉ……コーネフは気持ちいい? アタシを感じてくれてる?」

 必死に耐えているコーネフに覆いかぶさるように倒れ込み、その唇を奪う。
喰いしばっていた口をこじ開け、舌を進入させる。
舌でもくちゅくちゅとコーネフを犯し、下半身でもグチュグチュと犯し続ける。
そんな激しい攻めに、コーネフの我慢は限界に達した。

「ん、ぐぅ……フレ…デリカ、オレ、もう……ゴ、ゴメン! うぐぅぅ〜!」
「ん、んちゅ……んむぅぅ〜! あ、熱い! お腹の中に、ドピュピュって……気持ちいいよぉ〜」

 3度目とは思えない大量の射精。その全てを受け止めようと、自身の一番奥までコーネフを飲み込む。
だが、フレデリカの子宮を満たした精液は、収まりきれずに溢れ出てきた。
それでもまだドクドクと射精が続く。
愛しい恋人との、普通の日常ではありえないシチュエーションでのSEX。
そのことがコーネフを興奮させ、3度にわたるこのような大量の射精に導いたのかもしれない。
ドクドクとフレデリカに注ぎ込みながらコーネフは思う。
 
 大変なところに来てしまったんだな、と。

 これからも度々あるであろう、フレデリカとの逢瀬に覚悟を決めようとしていたその時、

「あ、ん……まだ、出てる……んぁ、コーネフぅ……まだ、出来るよね?」
 
 妖しく光るフレデリカの眼差し。

「え? ま、まだするのか? オレ、もう限界……んむ!」
「ん、んちゅ、ちゅちゅ……あはぁ、おっきくなったおっきくなった! ん、あん!」

 コーネフの唇を奪い、舌で口内を蹂躙する。
下半身では、ギュギュギュ!と強烈な締め付けで刺激し、コーネフを奮起させる。
そんなフレデリカの攻めにコーネフの意思とは関係なく、4度完全に勃起するペニス。
慌てるコーネフをよそに、嬉しそうに微笑みながら再度、踊るような腰の動きを見せ始めた。

「は、は、はぁぁん! ふ、深い! コーネフ君が一番奥をトントンって……あん! あん! ああん!」

 フレデリカの服を脱がすことなく、3度の射精に導かれ、4度目の射精に……いや、4度で済むであろうか?
フレデリカが満足するまであと何回かかるかは分らないが、それまでつき合わされるであろうコーネフは思った。

 こっちのほうも訓練を頑張らなければ……でないと戦場に出る前に犯し殺されてしまう、と。

 自分の股間の上で、着衣のまま一心不乱に腰を振る愛しい人を見ながら、そう心に誓うコーネフであった。


「貴様等……いや、違うな。もはや貴様らなどと失礼は言えないな。……君たちは立派な兵士だ」

 半年間の訓練期間の最終日、1名も脱落者を出すことなく全ての訓練を終えた訓練兵達。
つかの間の休暇の後、部隊に配属される訓練兵の前でフレデリカは語りだす。

「この半年間、君たちには数々の理不尽な命令、罵詈雑言を浴びせてきた。
しかし君たちはそれ等に挫けず、立派に訓練を終えた。
その強靭な精神力があれば、戦場でも臆することなく戦えるであろう」

 一人一人に語りかけるように話す。その瞳にはうっすらと涙が浮かんでいる。

「もはや私からは君たちに教える事は何一つない。……だが、最後に一つだけ言わせてほしい」

 今まで見たことのないフレデリカの姿に、少し戸惑う訓練兵達。……コーネフを覗いては。

「これだけは肝に銘じておけ! ……死ぬな。以上だ。では解散!」
「「いやったぜぇぇ〜!」」

 フレデリカの言葉に一斉に声を上げる訓練生達。
お互いに肩を抱き合い、今までの地獄の訓練を乗り越えた喜びを分かち合う。
そんな訓練生の邪魔にならないようにそっとその場を離れるフレデリカ。
立派な兵士に成長した彼らには、フレデリカは必要ないのだから。
 
(あとで部屋にいくよ。訓練の成果、見せてやるからな?)

 フレデリカの耳に、愛しい人の囁きが聞こえた。
その言葉に頬を染めながら、(シャワーを浴びなきゃ)と急ぎ足で自室へと向かうフレデリカ。
訓練の終了は、彼との別れを意味しているのだ。


「あ、あ、ああ! は、激し……んあああ〜!」

 パンパンパンパン!

 逞しい背中に腕を回し、打ち付けるような腰の動きに喘ぐ事しか出来ないフレデリカ。
半年前とは立場が完全に逆転しているようだ。

「ま、またイク! イっちゃうの、もう無理! 壊れちゃう! 死んじゃうよぉぉ〜!」

 パンパンパンパンパンパン!

 まるでぬいぐるみを乱暴に振り回す子供のように、フレデリカを強引に犯し続けるコーネフ。
まるで半年間、溜まりに溜まったうっぷんを発散しているようだ。
 
「ああああ〜! イッた! イッたから! もうずっとイッてる〜! そんな激しくされちゃ……死ぬぅぅ〜!」

 
 まさかこのような方法で殺されかけるなど、思いもしなかったフレデリカであった。