ドラゴンスレイヴ

ペットは、良くも悪くも無垢な存在です。
その行動は、己の本能の赴くままか、あるいは「飼い主」を想うあまりに為されていることであり、
他者への悪意に基づくものでは、決してありません。
しかし同時に、彼らは人間社会で遵守されるべきである、ルールにも無頓着です。
全く悪意なく、そのルールを侵してしまうことも、決して少なくありません。
だからといって、それを容認してしまえば、秩序ある社会を維持することは不可能でしょう。
悪意の有無に、過失の有無にかかわらず、犯した罪の、咎は受けなければなりません。

ペットではなく、飼い主が。



申し遅れました。私は、リサといいます。
冒険者登録をしながら、王立騎士団に籍を置かせていただいている、竜騎士です。
私のワイバーン、デュークは、冒険者が長い間張り込んでいたノートリアス・モンスターを空腹に任せて食べてしまいました。
彼には普通のウサギと、Jaggedy-Eared Jack〜通称ギザ耳ジャック〜の区別がつかなかったのです。
ドロップアイテムを期待していたシーフは怒り狂い、私に賠償を命じました。
幸い、このウサギの落とすアイテム「兎の護符」は競売価格で10万ギル程度の品物です。
迷惑料も上乗せして、20万ギル払う、という私の申し出を、彼は受けてくれました。
ただしひとつだけ、条件をつけて。

「あんたのポケットマネーから20万払ってもらっても面白くねぇしな、俺の目の前で20万、稼いでみろや?」

私のワイバーンが犯した罪は、私が代わって、償わなければなりません。
彼の真意に気がつかないまま、私はその条件を、呑んでしまいました。
「指定した場所で、指定した条件の金策を用いて、賠償金20万ギルを支払う」
契約書のこの一文に込められた意味の恐ろしさを、私は今、身をもって味わっています……。



南サンドリアの、競売前。
北サンドリアに抜ける広場の真ん中に、彼は特設の露店を出しました。3日ほど前からでしょうか。
私は竜騎士のアーティファクトを素肌に纏い、その店先に立たされることになりました。
店員としてではありません、商品としてです。
大切な槍を石畳の隙間に突き立てられ、両腕を高い位置で纏められ、はりつけにされたような姿で。

「お、おい!あれみろよ!!」
「うわ、竜騎士のAFか!めっちゃエロいなー!!」
「エルヴァーンの女ってのは露出狂かよ、マ○毛まで丸見えだぜ」
「金のためでも、あそこまでやるか普通?」

通行人の、好奇心むき出しの視線とヤジが、私にざくざくとつきささります。
紫色のドラケン装備は、普通に装着していても目立つ代物です。
それを素肌に纏って、路上で縛り上げられていて、、見咎められないわけがありません…。

竜騎士のアーティファクトは、全身を覆う黒い軽鎧の上に、身体の重要な箇所を保護する紫の装甲を重ねて着用するように出来ています。
ですが、軽鎧を身に着けることは、許されませんでした。
裸に直接、紫の装甲を重ねただけの、恥ずかしい姿なのです。
上半身に身につけることが出来たのは、ベスト型のメイルと、腕を守るフィンガー装備のみ。
メイルは少しきつめに設計されているので、胸のお肉にむっちりと食い込んでいます。
乳頭が見えないのが唯一の救いですが、その下のふくらみも、下腹部も、お臍も丸出しにしなければなりません。
お臍の下には、腰の横を保護する装甲を固定するための、ベルトを締めています。
腰の横を2枚の装甲で覆う以外、下には何も穿かせてもらえません。
そうです、ベルトの下は下着すら剥ぎ取られ、私の銀色の恥毛が、風にそよいでいるのが丸見えです。
もちろんその下の、濃いピンクの恥ずかしい丘も、真ん中の縦の割れ目も、全て。
後ろから見ると、お尻もさらけ出している事になります。私のお尻は大きめなので、とても恥ずかしいです。
しかもそれだけではなくて……

「はい、タダ見はだめだよー、まもなく開店だからねギル持ってきてよー」

私と契約したシーフは、にやにやしながら通行人を追い払い、店の裏から看板を出してきました。
「【竜騎士リサちゃん】いっぱいいじめて!1000ギルより【淫乱エルメス】」
泣きたくなるようなコピーと値段がつけられています。
これが私に課せられた使命。
ここでこうやって痴態を晒し、20万ギル稼ぎあげなければ、デュークを救うことは出来ないのです。
今日で3日目。一昨日も昨日も、夕方まで、働きました。
いま、いったいいくら貯まっているのでしょうか?彼は黙って笑うだけで、見当もつきません…。

「ほらリサちゃん、シャウトして客よんでよ?! 子竜を調理ギルドに送っちまうぜ?」
通行人の視線に耐えかねて俯いていると、シーフがそういって、顎で頭の上のほうを指しました。
そこには大きな鳥かごが吊り下げられていて、中で私のワイバーン、デュークがしょんぼりしています。
デュークがドラゴンステーキにされる様を想像した私は思わず身震いしました。
「そ…それだけはやめてください…!」
彼の命令どおり、客寄せのシャウトをせざるを得ませんでした。もう何度も叫ばされていますが、慣れることなど決してありません。
「……いっ……淫乱エルヴァーン……リサのスペシャルサービスはっ……いかがですかっ……」
「あなたの……黒くて……お、大きいのっ……しゃぶ……おしゃぶりさせてぇっ……」
「が……顔射だいかんげいっ……お尻にもアソコにもっ…いれてぇっ…ぶちこんでぇっ……」

『チ○コマ○コ言っちまうとフィルターかかるからな、まわりくどいけどこれで勘弁してやる』
3日前、私にこの台詞を何度も復唱させながら、シーフは面白くなさそうに吐き捨てました。

だけど私にしたら、これでも恥ずかしくて恥ずかしくて涙が止まりません。
でもいちばん嫌なのは、こんな辱めを受けているのに、私のあそこがずくずく疼いてきていて、むきだしのスリットが、だらりと口を開け始めていることです。
じっとしているとあそこがむずむずと痒いような感じになってきて、私は無意識に脚を擦り合わせ、腰をもぞもぞと動かさずにはいられないのです。
石畳に、ぽたりといやらしい汁が落ちるのが見えました。

「シャウトしてるだけでその気になったのか?この変態女」

私の変化を目ざとく見つけたシーフがにたりと笑いながら、股に指を伸ばしてきます。
あぁ、チャットチャンネルがシャウトのままになっているのに…!
だけど、指で襞を広げられ、乱暴にかき回されては、声をとどめることなど出来ません。
「はぁぁんっ……あぁんっ…!」
南サンドリア中に、私のはしたない声と、くちゅくちゅとオツユをかき回す音が響きました。
彼は、膨らんだお豆を剥いて擦り、指先を私の中に捻じ込みながら、耳元で命令してきます。
あぁ、目の前も意識も、白く霞んできちゃいそうです…!

「あぁっ…あぁぁっ……!ぐちゅぐちゅですぅ……!リサのあそこっ…ジュースでどろどろっ…!」
「見にきてぇっ……リサの恥ずかしいところっ…いっぱい見てぇっ…!!」

頭の先まで突き抜けるような快感に逆らうことなど出来ず、私はシーフの言うままに、シャウトを続けました…。
指が胎内に入ってきています。
爪の硬い感触で内壁を擦られ、奥まで突き上げられて、私は太腿まで濡らしてしまっていました。


シャウトの効果があったのか、続々と男たちが集まってきました。
「ほーら、お客さんがいっぱい来てくれたぜ、リサちゃん」
みんな私のおっぱいを、股の間を嘗め回すように眺め、にやにやしています。
「はいみんな順番に並んでねー。お代はお釣りのないように用意してよー」
シーフは私の背中から手を伸ばし、メイルの中に手を挿しいれながらも、お客さんを仕切っています。。
ごつごつした手が、私のおっぱいを鷲づかみにし、乱暴にもみ始めました。
「ああぁあーーっ……いいのぉっ……先っぽクリクリ…いいのぉっ…!」
指先で乳首を摘みあげられ、クリクリと捻られるたびに、勝手に喉が反って、高い声が出てしまいます。

「はい、リサちゃんも準備オッケーだからねぇ、開店しましょっと」
シーフはにたにた笑いながら、私の足元に錆びたバケツを置きました。料金箱代わりです。
私の身体には、値段がつけられています。
最低料金の1000ギルならキスだけ。
3000ギルで3分間、身体を触り放題。
5000ギルでお口のサービス。7500ギルでお尻。10000ギルで…
私、今まで男性と縁がなくて、こんなこと殆どしたことがなかったのに。
まさか初めての体験が、街の真ん中でみんなに視られながら、名前も知らない人に後ろから犯されて、だなんて思いもしませんでした。
えぇ、一昨日のことです。
そのあとはもう、何人の男性を受け入れたのか、口の中に出されたのか。
悲しくなるので、数えるのはやめました…。
今日のお客さんは、私の何処を、望まれるのでしょうか。
考えただけで身体が熱くて、内側から蕩けてしまいそうなんです…。



私とデュークのこと、可哀想だとお思いですか?
少しでも憐れんで下さるなら、南サンドリアの露店に、お越し下さい。
今日は冷やかしのお客さんが多くて、シーフはいらいらしています。
私は八つ当たりされてて、あそことお尻の両方にモルボルのつるを挿れらてて、もう…おかしくなりそうです…。
ぶちゅぶちゅぐちゅぐちゅいってるの……聞こえますか?


「ほらリサちゃん、今日は大口の客取れてないんだから、しっかり客引きしてよ?」
「あぁぁっ……いらっしゃいませぇっ……きてぇっ……奥まできてぇっ……」

こんな冷たいつるじゃなくて、貴方の熱くて硬いの、いっぱい、挿れてください…。
あんっ、デュークのために、ギルも忘れずに…お願いします…。

<終わり>