赤ちゃん工場
←赤ちゃん工場 Vol.2〜新入り種付け担当、高島弘樹の日々〜


「ねえねえ、大輝君のお父さんってこないだ行った赤ちゃん工場の種付け係してるってホント?」
 その日の授業が終わったばかりの○×小学校の4年1組の教室で、江藤大輝は同じクラスの3人の少女から詰め寄られていた。その3人はいずれも美少女と言うべきルックスだった。
 津山愛花という名の少女は大輝の正面に向かい合って興味津々といった様子で顔を近づけてきた。栗色の髪をセミロングにして肩まで伸ばし、ピンク色のブラウスに赤いミニスカートを履いている。パッチリした瞳が人懐っこさを感じさせる可愛らしい女の子だった。
 高橋アリサというハーフの少女は大輝の右腕にしがみついていた。ショートヘアの綺麗な金髪は、見る者に眩しささえ感じさせるものだった。カットジーンズを履き、10歳という年齢を感じさせないほど膨らんだ豊満な胸を小さめの青いTシャツに無理に詰め込んでいた。胸の谷間に大輝の腕を挟み込み、何度も揺らして堪え難い感触を大輝にもたらしていた。
 平野由芽という名の少女は両手で大輝の左手を慎ましやかに掴んでいた。それだけでも恥ずかしいのか白磁を思わせる白い顔を赤く染めていた。肌と同じく真っ白なワンピースの腰近くまである黒髪は日本人形を思わせる美しさであり、切れ長の眼はじっと大輝の横顔を見つめていた。
「えっ、えっ、な、何っ? どうしたのみんな?」
 大輝は慌てていた。クラスはおろか学校全体を見回しても美少女ランキングの1位から3位を独占間違い無しの美少女3人が突然密着してきたのだから無理もなかった。
「だからぁ、大輝君のお父さんの仕事って種付け係なの?」
 正面にいる愛花がもう一回ハッキリと尋ねる。
「う、うん。そうだよ」
 大輝は勢いに負けて思わず答える。
「「「え〜〜〜! ホント! すご〜〜〜い!」」」
 美少女達はそろって感嘆の声を上げた。3人とも驚きと尊敬の眼差しで大輝を見ているが、その瞳の奥には熱い情熱が宿りはじめていた。
「そんな、騒ぐようなことじゃないし」
 大輝は放課後の教室を不安げに見渡した。自分と美少女3人しかいないことを確認するとホッとした表情をした。
「どうしたの? 大輝。何か気になるの?」
 アリサが大輝の様子に気が付いた。
「いや、お母さんがお父さんの仕事のことは誰にもしゃべっちゃいけないって言ってたから……」
「何でですか? 大輝さん。普通は自慢することだと思いますけど」
 今度は由芽がいつもの口調ながら丁寧な言葉遣いで尋ねた。
「女の人が……いろいろと『ユウワク』してくるから絶対ダメって言ってたんだけど……言っちゃったよぅ……」
 大輝は泣きそうな顔で俯いた。それを見た3人はお互いに顔を見合わせてアイコンタクトで言葉を交わした。
「大丈夫だよ、大輝君。私たち『ユウワク』なんて絶対しないから!」
「そうだよ大輝。私たち大輝のことが大好きだから!」
「ごめんなさい。ご心配させたみたいですね。私たちは大輝さんの味方ですから」
 三者三様になぐさめられて、大輝はようやく落ち着いた。
「ぐすっ、うん、分かった。ところで、みんなどうして僕にそんなこと聞いてきたの?」
 大輝に尋ねられて3人の美少女は急にモジモジし始めた。

「えーとね……、大輝君は将来何になるの?」
「えっ、将来? えー、まだ考えたこと無いけど……」
「大輝さんのお父さんと同じ仕事はなさらないのですか?」
「同じ仕事って……種付け係のこと? なりたくてもなれないんだぞってお父さんは言ってたし、なったらなったで大変なのよってお母さんも言ってたから、あまりなりたくないなあ」
「えー! そんなのもったいないよ、大輝。お父さんがすごいんだから、大輝もきっとすごい人になれるよ。先生が言ってたじゃん。種付け係になる人はみんなより優れた『イデンシ』を持っているって」
「でも……そんなの分からないよ。たくさんの女の人に毎日種付けできるかどうかなんて」
 その言葉を聞いた3人はニンマリした。
「「「それじゃあ、試してみましょ?」」」
 そう言いながら、3人は大輝の目の前でショーツを脱ぎだした。
「…………な、な、な、何してるの?!」
 突然の光景を目の当たりにして驚いた大輝は呆然としていた。その間に愛花はミニスカートからスルスルっとショーツを抜き取り、無造作にスカートのポケットに突っ込んだ。アリサはジーンズごと勢いよく脱ぎ、教室の後方に投げ捨てた。由芽は恥ずかしげにワンピースの裾に手を入れ、3人の中で一番最後に脱いだ。ショーツは丁寧に折りたたんでポーチにしまっていた。
「さ、大輝が種付け係に向いているかどうかテストしよ?」
 3人は机を3つくっつけ、その上に大輝にお尻を向けてかがみ込んだ。愛花はミニスカートを、由芽はワンピースの裾をまくり上げていた。アリサはすでに下半身は素っ裸だったため、そのままにしていた。
「!!! え……? どういうこと?」
 大輝は混乱しっぱなしだった。
「だからぁ、大輝君が将来立派な種付け係になれる素質があるかどうか、私たちを相手にして確かめようってことよ」
「大輝は頭も良いし足も速いからきっと将来出世すると思うの」
「それに優しいからみんな大輝さんのこと好きなんです。大人になったら他の女の人と取り合いになるでしょうから、今のうちにもっともっと仲良くなりたいんです」
 大輝は3人の言葉を頭の中で必死に理解しようとしながらも、目線は3人のお尻に釘付けだった。
 愛花は白いお尻とその周りの日焼けした褐色の太ももとまくり上げられた真っ赤なミニスカートが見事なトリコロールを形成していた。境界線がスクール水着を連想させ、大輝の下半身に刺激を与えていた。
 アリサは大きな胸と同じように大きなお尻が魅力的だった。同年代の女子児童よりもかなり大人びて見える肉体をしていた。
 由芽はワンピースから伸びる細い体をさらけ出していた。普段は外気にさらされない真っ白なお尻は、大輝に向かって真っ直ぐ伸ばされていた。
 3人ともピッタリと閉じたスリットを大輝に向けて精一杯背筋を伸ばし、尻を高く上げて男を誘っていた。
 男としての本能に突き動かされた大輝が、ふらふらと3人の無防備な美少女に食らい付きそうになったとき、突然教室のドアが開いた。

「何してるの! どういうこと!」
 大声を上げながら担任の女性教師が入ってきた。大輝はさっきよりもはるかに慌ててしまい、何も口に出せなかったが、机の上の美少女3人は落ち着いて反論した。
「何してるのって、まだ何もしてないよぉ、麗子先生」
「もう、これからっていうところなのに」
「太田先生には関係ありません」
 素っ気ない態度で介入を否定された女性教師は、動揺してオタオタしている大輝に矛先を向けた。
「江藤君! これはどういうことなんですか! 女の子にこんな格好させて!」
 教師に強く詰問されてますますうろたえた大輝は、再び泣きそうになった。それを見た美少女3人が大輝をかばって女性教師を攻撃し始めた。
「先生! 大輝君は悪くないの! 私たちが誘ったんだから」
「そうよ! 大輝が将来種付け係になれるかどうか試してるだけなの!」
「先生だってこないだの社会見学で仕事中に種付けされてましたよね。なぜ私たちのしてることに文句を言うのですか?」
 立て続けに3人まとめて言い返された麗子先生は、ぐっと詰まったが、それでも教師の威厳を保って続けた。
「だ、ダメよそんなこと! あなたたちはまだ4年生なのよ? 種付けなんてまだ早いわ!体にも悪影響があるわ!」
「じゃあどうすればいいんですかぁ」
「私たちの代わりに先生が大輝に犯られちゃえばいいんじゃない?」
「ダメダメばっかり言ってないで見本見せてくださいませんか?」
 思わぬ方向に話が広がってしまい戸惑った女教師は慌てた。
「そんなこと出来ません!」
「何でですかぁ? 大輝君がこうなったのは先生のせいなんですよ?」
「どういうこと?」
「だって、大輝君のお父さんが赤ちゃん工場で種付け係してるってことを私たちに教えてくれたのって先生じゃないですか」
 さらりと愛花が爆弾発言をした。
「ええー! バラしたの先生だったの?」
 小さくなっていた大輝が勢い込んで聞く。
「え、あ、その……私じゃないわよ?」
 麗子は言い逃れようと必死でシラを切ったが、大輝の味方を自任する少女達が真実を告げた。
「先生、嘘ついたってダメだよ。教えてくれたの先生じゃないですか」
「そうそう、『江藤君のお父さんもあそこで種付けしてたのよ』ってうらやましそうな顔で言ってたじゃない」
「先生のせいで大輝さん、辛い思いしたのですよ」
「ひどいよ、先生。黙っててって言ったのに!」
「ご、ごめんなさい。先生、悪気は無かったのよ」
 申し訳なさげに謝る麗子を見て大輝は幾分溜飲を下げたが、3人の美少女はさらにはやし立てた。
「そんなこと言ってももう遅いよ先生。大輝君が可哀想だとは思わないの?」
「罰ゲームとしてやっぱり大輝が麗子先生をレイプするべきだよね」
「誠意を見せて犯されてください、先生」
「ダメよ、そんな……罰ゲームとして教え子に犯されるなんて……」
 麗子は抗おうとしたが、3人はさらに声を上げた。
「「「ばっつげーむ! ばっつげーむ! ばっつげーむ!」」」
 逃げ場が無くなった女教師は、しぶしぶといった態度で服を脱ぎ始めた。
「し、仕方ないわね。江藤君に辛い思いさせたのは事実だから、ここでこれから江藤君にレイプしてもらうわ。ちゃんと見てるのよ、いいですか?」
「「「は〜〜い」」」

 事態の急展開ぶりについて行けなかった大輝であったが、目の前に妙齢の女教師が全裸で立っているのに気付くと口を開けて見つめたまま動けなくなってしまった。
「あなたたちみたいに机に乗って四つんばいになると江藤君のが届かないわねえ……。よし、こうしましょうか」
 大輝の意向は考慮しないまま勝手に体位を悩んでいた麗子先生は、3人とは逆に机の上で仰向けになり、両足を大きく広げて自らの腕で抱えた。
 大輝の前には、熟れた大輪の花弁が妖しく開いていた。そこはすでにうっすらと湿り始め、はみ出た肉襞が時折ヒクヒクと勝手に動いていた。
「江藤君、ごめんなさいね。お詫びとして先生を犯して」
 成人男性なら言われる前に飛びかかっているであろう、悦楽の肉体を目の前にしても、大輝は動けずにいた。正確に言うと前屈みになりながらモジモジしていたのだが、その態度に業を煮やした美少女3人は一斉に机を飛び降りるや否や、大輝の服を全部脱がしてしまった。
「まあ」「ええっ」「すごーい」「……大きいです」
 すでに張り詰めていた大輝の肉茎は、お腹に貼り付かんばかりに天を向いてそそり立っていた。それを見た4人はそれぞれの感想を漏らした。
「先生、これって大きいですよね」
「そうね、とても10歳とは思えないわ。さすが血は争えないわね」
「こんなのが麗子先生の中に入るの? 信じられない」
「大丈夫よ、高橋さん。あなたたちはまだ体が小さいから無理だろうけど大人の女性なら問題ないわ」
「この状態が『勃起』というんですよね」
「そうよ、平野さん。普段はもっと小さくなってるのよ。そうでないと不便だからね」
 大輝は先生と同級生達にジロジロ見られて恥ずかしさを感じてはいるものの、すでに自制が効かなくなっていたペニスをもてあましていた。
「先生、僕のオチンチン、すごくカチンカチンなんだけど……」
「それはね、先生のオマンコの中に江藤君のオチンチンが入りたがっているのよ」
「先生の中に?」
「そうよ。こないだの工場見学で見たでしょ。あなたのお父さんもいたじゃない。同じことをするのよ」
 大輝は眼を爛々と光らせながら、女教師の秘唇を食い入るように見ていた。
「ほら何してんの大輝君、罰ゲームなんだから先生に思いっ切りブチ込んじゃえ!」
「先生は大人だから何でも来いって言ってたよ」
「逃げないでくださいね、先生」
 美少女3人は今度は麗子先生に群がり、両手と体を固定して逃げられないようにした。
「い、行くよ、先生! 食らえっ!」
 大輝は力を込めて自分の肉棒を押し下げ、麗子のヴァギナにあてがい、腰を前に押し出した。
「ひああっ! アッ……ガァッ!」
 大人サイズのペニスが一瞬で侵入したことで麗子は強烈な衝撃を下腹部に受けることになった。
「あっ、ああ、お、奥まで来てるっ!」
 濡れていたことが功罪相半ばした。痛みはそれほど感じなかったものの一気に奥まで導くことになってしまったのだ。悶えて体を動かそうとするものの、自分の教え子達に押さえられてそれもままならなかった。
「くっ、先生、すごいチカラっ!」
「うんっ! でも、気持ちよさそうな顔してるよっ!」
「先生っ! あんまり暴れないでくださいっ!」
 3人は必死で教師を押さえ込んでいた。それほどまでに大輝の剛直がもたらした衝撃は大きかったのだ。だが大輝がピストン運動をスムーズにし始めると、抵抗は弱まっていき、ついには力が抜けたようになった。

「ああ〜〜っ! き、気持ちいいっ、そこおっ、もっと、もっとぉ!」
「うわああああああっ! すごい、先生の中、グチャグチャだあああ!」
 大輝は注挿を繰り返しながら、初めて味わう女体の快感に溺れていた。
「どう? 大輝君、気持ちいい?」
「大輝? あれっ? 聞いてる?」
「気持ちよすぎて私たちの声が聞こえてないみたいです」
 大輝は夢中で腰を振り続けた。
「あああっ! 何か、何か出るよおっ!」
 ドビュウッ! ドビュッ! ドビュッ! ドビュッ! ドプゥ! ドプッ! ドクッ!
「ああ〜、出てるぅ……、中で、奥で、いっぱい出てるぅ……イクゥ、いっちゃうぅ!」
 麗子が下腹部からもたらされる快感に全身を委ね、エクスタシーに意識を飛ばした。荒い息で呼吸を整えようとしていると、再び大輝が動き始めた。麗子の膣奥で何度も脈動した大輝のペニスは、その堅さを保ったままだった。
「え? ちょ、ちょっと江藤君? まだ……するの?」
 その問いに大輝が答える前に、周りにいる美少女達が反応した。
「やだあ、麗子先生何言ってるんですか。種付け係は何度も何度も射精するんですよ」
「そうそう、たった一回で終わるわけないじゃないですか。あんなにビンビンだったのに」
「私たちは子供なので大輝さんのお相手出来ませんから、先生が大輝さんの性欲を全て受け止めてくださいね」
「そんな……こんなのがずっと……? ちょ、ちょっと待って江藤君」
 麗子は最後の力を振り絞って両足を大輝の腰に回し、力を入れて大輝の動きを止めた。セックスを力ずくで止められた大輝は文句を言った。
「先生、何で止めちゃうの? 罰ゲームなんだからダメだよ、勝手に止めちゃ」
「「「そうよそうよ」」」
 美少女3人も加勢したが、麗子は教え子を蟹挟みにしているというみっともない格好ながら、毅然として言った。
「ダメよ。このままずっとここでこんなことするわけにはいかないわ。もうすぐ校門締められちゃうから。続きは先生の家に行ってしましょう」
「えっ、先生の家で? セックスしても良いの?」
「ええ、江藤君のおウチには先生が電話しておくから、一晩中罰ゲームとして先生をレイプしてくれる?」
 勝手に盛り上がっている男女の様子に美少女達が不満を漏らした。
「先生ずるい〜。本当は私たちが大輝君とエッチするはずだったのに〜」
「ショッケンランヨウっていうんでしょ? それって」
「私たちも先生の家に行きます。見学したいです」
 非難の声を上げた教え子達をなだめるために、女教師は妥協するしかなかった。
「仕方ないわね。あなたたちもいらっしゃい。たっぷり実演してあげるからちゃんと見ておくのよ」
 数分後、○×小学校の校門を猛スピードで駆け抜けていく、女性教師所有の車を多数の児童や教職員が目撃していた。



 彼女達は知るよしもなかった。
 この時から50年後、江藤大輝が37年間赤ちゃん工場で種付け係を勤め続け、仕事中に心臓発作で殉職し、勲二等子寿褒章を賜ることになることを。

     ☆おしまい☆