←ジェラ兄xララ
昔から気に入らなかった。
奴と同じ顔、同じ声であることが。
ほんの一瞬腹から出るのが遅かったために、奴は跡取り息子。
俺はおまけだ。
お揃いの装備をさせ喜んでいた親父の無神経さにむかつき、俺は赤魔導士の道を選んだ。
種族の適性を無視し、中庸な存在として煙たがられがちなジョブを選んだ俺に奴らはひどく落胆した様子だった。
そんなことにはおかまいなしに、俺は赤魔導士として戦いに明け暮れた。
そのうち、親父も死に奴は神殿騎士となった。
清く、正しく・・・騎士の鏡だと誰もがそう言っていた。
そんな奴が今、俺の目の前で女と交わっている・・・
しかも、血はつながらないとはいえ妹と。
俺の存在に奴らは気付いていない。
獲物に気付かれずに近づき襲うのが好きな俺は、今もその魔法を自らにかけていた。
お陰で奴らの乱れっぷりをじっくり拝見させてもらった。
この事実をだれかれ構わず話したい衝動にかられたが、それだけではおもしろくない。
(奴が苦しみ、嘆くさまが見たい・・・)
俺の欲望を満たし、奴を貶めるいい考えが浮かび、思わず声をあげて笑ってしまうところだった。
チャンスが巡ってくるまでそう時間はかからなかった。
その間、奴らは普段よそよそしくしているが、確実に心と体の関係を深めているようだ。
目線、仕草、声のニュアンス。
疎ましいことだが双子である以上よくわかる。
妹のララはそれよりもさらにわかりやすかった。
しかし、奴らは俺が関係に気付いていないと思っているようだった。
その日の朝、ララはラテーヌで行われる救助訓練に参加したいと言い出した。
『私は・・・仕事だ。』
奴は神殿警護のため付いて行ってやることは出来ないと。
その言葉に寂しげな顔をするララを見て、やつは俺にこう言った。
『ジェラ。代わりに付いててやってくれないか?』
願ってもない言葉だったが、俺はしぶしぶといった感で引き受けることにした。
『・・・仕方ねぇな。ララ、さっさと準備しな。』
『ありがとうっ ジェラ。』
いそいそと支度し始めるララの後ろ姿を、奴は愛おしげに見つめる。
そんな奴を俺は深く憐れんでやった。
もう二度と、そんな目で彼女を見ることが出来なることに・・・
『ねぇ、ジェラ。迷子さんこんなところまで来てるかな?』
くねくねした道を進みながら、ララは俺にそう尋ねた。
俺たちが救助訓練場所に着いてみると、一人の兵士が行方不明になっていた。
馬鹿な兵士もいたものだ。
しかしそのお陰で計画は進めやすくなった。
正義感の強いララは救援に志願し、俺とともにこの鍾乳洞を捜索することになった。
入り組んだオルデール鍾乳洞。
まぬけな兵士はきっと、入り口あたりでモンスターから身を隠しているのだろうが
俺はララを連れて奥深くに進んでいった。
後ろからついてくるララの声は怯えていた。
俺から見れば雑魚以下だが、彼女の実力ではとても勝ち目のない凶悪なモンスターばかりなのだろう。
『ね・・・ジュラ?聞いてる?』
『ん?・・・あぁ。』
(このあたりでいいか・・・)
俺は歩みを止め、彼女を振り返った。
『なぁ、ララ。ちょっとスキル上げ手伝ってくれよ。』
『え?でも迷子さんは??』
突然の提案に驚いている彼女へたたみかけるように言葉を継いだ。
『あとでちゃんと探すさ。ついてきてやったんだから、少しくらいいいだろ?』
ついてきてもらっている彼女は、しぶしぶ了解した。
『少しだけだよ・・・じゃあ、見てるね。』
その返事を聞いて俺はにやりとした。
『・・・いや見なくていい。』
ターゲット ララ ブライン・・・・・・・
『ジェラ!なにすんのよっ』
いきなり暗闇となった彼女は、明後日の方を見ながら俺に抗議した。
『スキル上げだよ。弱体もまだ上がるかな・・・』
ディア・パライズと続けざまに唱えてやった。
立っていられなくなり、倒れそうになる彼女を受け止めて耳元に囁いてやった。
『兄貴の時は衰弱中だったな・・・』
『・・・・・・っ!!』
俺が知るはずのない事実を聞かされ、固まった彼女の腰に装備してあった荒縄をほどき両手を縛り上げ、適当に突き出た岩にひっかけてやる。
自由にならなくなった体で、むなしい抵抗を始めた彼女に追い討ちをかける。
『兄貴にヤられてると思えばいいだろう?』
布越しに胸を強く握ってやる。
『痛いか?ヤりかたは兄貴とは違うからな。まぁそのうちお前も楽しくなるさ。』
握っていた胸の先端を引っ張り上げ、囁いていた耳たぶを甘噛みし唾液で汚す。
それだけで彼女の体は震えだし、息を荒げてきた。
『だいぶ兄貴に開発されたのな。』
嘲るようにこう言うと、彼女は羞恥で顔を赤らめ涙ぐんだ。
『泣き叫んでもいいけどな。ギャラリーが増えるだけだぞw』
そろそろブラインが解けると見計らって言ってやった。
『ひっ!!』
周りの状態を理解した彼女は短く悲鳴をあげた。
何匹ものゴブリンどもが俺たちのまわりをとりかこむようにしている。
『あんまりうるさくすると、このままここに置いてくぜ?』
自分を見るゴブリン達の好色な視線を感じ、彼女は観念したようだ。
『・・・いいこだな。ご褒美をあげようか。』
ズボン越しに陰部をさすり上げる。
『・・・はぅっ』
胸全体を強く揉みしだき、時折尖ってきた先端を押しつぶす。陰部へはおざなりな動きだが
確実に刺激を加えていった。
『ん・ん・・・あぁ・・・』
絶え間ない吐息。
布越しの刺激に物足りなくなってきたのか、彼女に変化が見えてきた。
『腰が動いてるぞ。これだけじゃ満足できないんだな?』
一瞬戸惑った彼女だが、快楽を知っている体はさらなる刺激を求めてうなずいた。
『どうして欲しいんだ?』
俺は動きを止め、彼女にやさしく尋ねた。
『あっ・・・じかに・・・・・・触ってほしいの・・・』
その答えを聞いて、俺は柄にもなく天使のように微笑んだ。
『わかった。ただし、触るだけな。』
答えるより先に一気にズボンと下着をずり下げた。
『はふぅっ・・・あっあんっ』
強い刺激を待ちわびていた陰部は指が触れた瞬間、雫をももまで流してきた。
『ぁあっ・・・あう・・・・・・んあぁっ』
もの欲しそうに口を開けている部分には見向きもせずに、花芯を責め続けくちゃくちゃいう音と彼女の声を楽しんだ。
『ジ・・・ジェラ・・・・・・お願いぃ・・・』
耐え切れなくなった彼女が俺に泣きついてきた。
(そろそろ仕上げるかな・・・)
『入れてほしいのか?』
彼女はこくこくとうなずいた。
『この指でいいんだったっけ?』
いじわるな言い方をして、彼女の体液にまみれた指を目の前につきつけてやった。
『・・・そう・・・じゃなくて・・・』
彼女はそういいながら、俺のモノに目をはわせた。
『何が欲しいかいってみろよ。いつも言ってるんだろう?兄貴に。』
『あ・・・・・そんなこと言った事ない・・・』
(ほぉ・・・)
だからといって許すつもりもなかったが。
『早く言え。それとも奴らにお願いするか?』
ゆっくりと周りのゴブリン達に目を向けた。
『・・・・・・・・・ジェラの・・・おちんちんが欲しいの・・・』
青ざめた顔をし、涙目の彼女は蚊の鳴くような小さな声でそう言った。
(そう・・・だな)
俺は懇願した目の彼女をくるりと後ろ向きにし、一気にぐちょぐちょに濡れている部分に挿入した。
『くはぁっ!』
苦しげな声を上げる彼女を無視して、勢いをつけて腰を振り上げた。
『あっあっ・・・あぁっ』
『はあ・・・もぅっ・・・・・・だ・・・だめぇっ』
腰を振るたびに、擦れあう部分からちゅくちゅくと音が漏れる。
縛り上げたままの荒縄は動きに合わせてぎりぎりと軋む。
『あぁっ・・・い・・・いくぅっっ』
ララがイク瞬間に振り出した腰の動きに耐え切れず俺も果ててしまった。
(さぁ・・・問題はこいつらか・・・)
正常な思考に戻った俺はギャラリーを見て考えた。
(今の状況でこいつら全部相手するのは面倒だな)
しばらく休息させてもらうことにしよう。
『ララ。お前こいつらの相手よろしくな。俺休むわ。』
ぐったりして返事はないが、まぁいい。
『ちゃんと見ててやるからな。』
そう言って俺はお気に入りの魔法を自らにかけた。
ターゲット me インビジ・・・・・・
これでゆっくり休める。
俺が消えたことで、ゴブリン達は先を争うようにララに群がっていった。
ざわざわざわざわ・・・・・・
もぞもぞごそごそ・・・・・・
恍惚感に身を委ねていたララは周りの気配に気付いた。
その瞬間、両腕を縛り上げていた荒縄が力を失った。
急に支えをなくした体は地面に叩きつけられ、ララは痛みに声をあげた。
何者かによって荒縄を切り取られたようだ。
(・・・だ・・・れ・・・・・・?)
起き上がって周りを確認しようとしたが、長い時間吊るされていた腕は痺れきって力が入らない。
弄ばれていた下半身も同様に・・・
仕方なく首だけを起こし周りの様子を伺った。
『あ・・・っ!』
自分より小さな、しかし凶暴なゴブリン達が複数取り囲んでいた。
ゴブリン達はじろじろとララの体を観察し、なにか彼ら同士で囁きあっているように見えた。
(にげなきゃ・・・)
言うことを聞かない体をもぞもぞと動かし、この場を抜け出そうと試みた。
ララの行動を察した一匹のゴブリンが警戒の態勢をとった。
(もう・・・だめだ・・・)
ララは死を覚悟して目をぎゅっと閉じた。
ぷにっ
(へ??)
鋭い刃物で首を切られる痛みを想像していたララの体にゴブリンは触れてきた。
そして、他のゴブリン達になにか合図のような仕草をした。
すると一斉にゴブリン達がララに向かってきた。
(まさかっ?!)
あらゆるところから伸びてきた獣人の手が、ララの体を弄る。
胸を掴み
腕に爪をたて
脇腹を突き
腿を撫でまわす
『い、いたいっ・・・やめっ・・・やだぁーーーっ』
身につけていた装備は複数の手によって切り裂かれ、奪い取られた。
ララの白く瑞々しい体が現れると、獣人たちが叫声を上げた。
『やだ・・・こんなの・・・いやぁぁ』
興奮して動きの激しくなる複数の手に、痛みと恐れ以外の感覚がララにわいてきた。
『やっ・・・あぁっ・・・はぁん』
のけぞり、弾むララの足の間に一匹のゴブリンが入り込んだ。
ちゅぽっ
『ひゃあんっ』
人ではなく、獣人達に弄ばれているのにもかかわらずララの陰部は溢れていた。
にゅるにゅるとその部分を撫で回してゴブリンが、まるで味見をするように舌を伸ばしてきた。
ぴちゃ
ちゅく
『くぁっ・・・はふぅ・・・』
ララの体は硬直し、口からは快楽を示す吐息が漏れた。
その様子を見た他のゴブリン達も、手から舌へ攻撃武器を変えだした。
『いや・・・い・いやぁ・・・あぁぁ・・・・・・ふあぁっ』
ぺろぺろぴちゃぴちゃと鍾乳洞の中に唾液の音がこだまする。
獣の匂い。生暖かい息。
『あぁっ・・・いくっいっちゃうぅ・・・やぁっ・・・やだぁっ』
ララの味を堪能した獣人が、ぱんぱんに張ってきた自分の下半身を治めるすべを探し出した。
獣人達の舌で絶頂に達し、ぱくぱくと口を開けている部分に一匹のゴブリンが気付いた。
にゅちゅぅ
『・・・はぅっ』
その中の感触に喜び、声を上げながら腰を振り出すゴブリン。
他のゴブリン達も我慢できない様子で、自分を納める部分をララの体に求めて探り始めた。
『そっそこはっいやぁ・・・!』
臀部のくぼみを探り当てられた。
声を上げ拒否するララにはおかまいなしに、垂れ流れているララの体液を塗りたくって挿入を始めた。
くちぃぃ
『いたいぃ・・・やだぁ・・・や・・・はぁっん』
二つの穴を塞がれ、痛みと快楽がララを襲った。
叫び声とも嬌声ともつかない声を上げるララの口元に、もう一つのモノが押し入れられた。
『むぐぅっ』
生臭い匂いと味が口腔内に広がる。
『うぐ・・・うぅ・・・』
3ヶ所を塞がれ、息をすることもままならなず喘ぐだけのララに侵入できなかった獣人たちは
空いている場所にモノを擦り付けだした。
『ふぐぅ・・・むぐっうぅ・・・』
一匹が達すると交代で違うゴブリンが襲いかかる。
『うぐっ・・・むぐっむぐぅぅぅっ・・・!』
絶え間なく犯され続け、ララの意識は遠くなってきた。
果てのない快楽の向こうに・・・
『おい。起きろ。』
血の匂いとともにララの意識は引き戻された。
周りには獣人達の死体が転がっていた。
(ゆ・・・め・・・?)
『ララ・・・面白く見物させてもらったよ。』
夢だと思いたかったことが現実だとわかって、ララは震えだした。
『ぃいやぁぁぁぁーーーーーっ!』
ジェラがくつくつ笑いながら近づいてきた。
『なにかわいこぶってんの?あんなによがってたじゃねぇか。』
(ち・ちがう・・・)
ララはジェラに泣きながら首を振って反論しようとした。
『そうなんだ・・・俺には気持ちよさそうに見えたけどな。獣人どもに犯されて。』
蒼白になり怯えるララを見下ろしながら、ジェラは満足げに笑った。
『まぁいい。このことはだまっててやるよ、兄貴にはw』
→ジェラxララ 2