←ジローxアデラ
←アデラ過去編陵辱表現有
俺は俺のアイディアに感謝した。
なぜならば
目の前のアデラが
半裸で
喘ぎながら
身をくねらせているからだ。
なんというか、もう、これは
絶 景
「ジェラル…ド‥はぁ……ゆるさ‥ない‥ぁぁ・はぁっ」
なぜこんなことになってるかって?
ちょっとした思い付きだったんだ。
「ジェ……どこ向いて…しゃべって…」
これを思いついたときは想像して興奮してしまった。
そして、これほどまでに上手くいくとは。
ことの発端はアデラが武器スキルを上げに行くと言い出したことだった。
いや、友人アドネールからあの話を聞いたときかもしれない。
ウィンへアドネールを迎えに来ていた俺は、そのまましばらくアドネールと共にのんびりと過ごしていた。
アデラが来るのを待ってたというのもある。
「その話」とは、水の区にあるレストランで酒を飲んでいたときに出たのだった。
にゃー にゃー
にゃー にゃー
にゃー タルっ
にゃー
「相変わらずウィンはにゃーにゃーうるさいなぁ。たく、店の中にいてもどこからともなく聞こえてきやがる」
「ジロー・・・ウィンでそれを言うか・・仕方ないだろ、ミスラは猫属性なんだからさ」
「夜行性のわりには昼間も元気だがな」
「まま、気にするな。ほら、もう一杯飲め、な」
「俺の金でございますよ。アドネール君」
とまぁ、こんな調子でアドネールと無事に合流して平和に酒盛りしていた。
知り合いの商家にアドネールの宿泊の世話すらしてやって、なんて親切なんだろうか。
そのかわりと言ってはなんだが、アドネールにアデラが怒ってて困ってると相談相手になってもらっている。
「ジロー、お前、獣使いのことあまり知らないだろ?」
「なにを?」
「獣使いがえっちするときには、強い信頼関係が前提としてあるんだ。それを築いてからやっとそういう関係になる。かなり解放的なセックスらしいがな」
「はぁ?横の繋がりが強いってのは知ってるけどさ、最後のはどういう理屈だよ」
「つまり」
アドネールは知り合いの獣使いから土産話を色々と聞いていた。
獣使いはソロゆえに戦闘はもちろん、休んでいるときも危険と背中合わせの生活をしているのだが、狩場はキャンプ地が限られておりブッキングすることが多々あるのだ。
そのために仲間と会ったときの安心感は非常に大きい。
「そりゃそうだろな。で、それがアデラが怒ってるのとどう繋がるんだよ」
「だからさ、お前は戦闘の興奮ってどうやって鎮める?」
普通の冒険者であれば、もっとも手頃なのはPTメンバーだ。
しかし獣使いは周囲にいるのは、自分とペットと敵のみの環境である。
どうしても欲求がたまった時に手っ取り早いのは、己で済ましてしまうこと。
次が、信じられないだろうがペットを使うことである。明るかろうが、開けた場所であろうが、人目がないためにその手段は奔放と言える。
「でさ仲間に会ったときに、それが信頼できる相手ならば」
「なるほど…。普段がそんななら同ジョブ相手とのセックスは解放的になるわけと…」
「そういうわけさ」
「だからあいつらは連帯感が強いのか。お互いのための秘密主義ってわけだな」
「そして信頼関係さ。お前はアデラと信頼関係築いてからヤったんじゃないだろが」
「ぅ゛…」
「獣使いになる人は、前職でいささか人間不信になってる者が多いらしいぞ」
「俺は‥アデラと築きかけた信頼を…」
「まぁ、聞く限りではトルネードで吹っ飛ばしたようなもんだな」
そんな話を聞いた俺は、アデラをウィンで見かけたときに涙が流れた。
サンドで別れたきりになってしまうと思っていたんだ。だから彼女がスキル上げに付き合ってくれと言ったときは大喜びで承知した。
「なぁ、アデラ。俺は詩/召でいいかな」
「私がサポ白だから何だって構わないわよ。回復過多でしょ?」
「だよな、召喚獣でちょっと遊んでみたくなってな」
「じゃ、行こうか」
二人ともいつも手元に置いてあるAF姿でヨアトルへと向かった。
やや敵が弱いが、アデラの低い片手剣をスキル上げるのにはいいだろう。人が来ないところもあるしな。
始めは順調にスキル上げをしていた。俺のイタズラ心がむくむくと大きくなったのは休憩しているときだった。
他のところも大きくなりそうだったのは秘密だ。
「アデラ、水精霊で汗流してやるよ」
「え!? そんな使い途もあるのっ」
「まぁ、任せろ。というわけで服を脱げ。さっさっと脱げ。今すぐ脱げ」
ブォン バチン
アデラが木に立てかけておいたシグナが唸った。
「イテテテテ!!!誤解だっ!獣AFが濡れたら重くなるだろっ」
「【なるほど】」
「バラバラを歌ってる間に下着になっててくれよ…」
「はいはい、すみませんねぇ。そんなことに気付きもしませんで」
プリプリとちょっとむくれながらアデラは装備を外し始める。
「ほれ、水精霊召喚。アデラをきれいにしてやってくれ」
もうこのときの俺はニヤニヤと破顔していた。MP回復手段を持つ俺様。
そして健やかなる息子様。さらに言うなら水エレではしゃいでいるアデラ様。
「ア・デ・ラ・ちゃ・ん」
「うん? なに変な声出してるのよ」
精霊の動きはMPがあるならば術者がある程度制御できる。水流を変化させたりだ。
「ちょ、なに? やだっ」
シャパシャパと水エレは音をたてて下から上へと流れた。
胸を隠していた下着がペロンとめくれあがった。それを見て俺は水流を止めさせる。
空中にフヨフヨと浮く水エレを纏ったアデラが俺をキッと睨んだ。
(いや、胸を出したまま睨まれても……)
「ジェーラールードーー」
「この前のことまだ怒ってるんだろ。いいかげん機嫌直してくれよ〜」
「こんなことしといて、よくもそんなこと言えるわねっ」
水エレが優しくアデラを拘束している。日差しの暖かさと、水エレの温度差は心地よいはずだ。
見た目も俺的には心地よい。これをきっかけに仲直りできるとさらに良し!
相変わらず美しい金髪が光を反射している。短いためにうなじや耳が丸見えだ。
まるで裸以上に裸になっているように見える。下着があるから半裸か。
―――さぁ、ここからが本番だ。やっほー!―――
アデラは肩から膝上あたりまでを覆う水の中へ手を突っ込んだ。下着を直そうということらしい。が、そんなことされたら目的半減だ。
シャプン
水流がアデラの腕を外へと押し出す。それを見た彼女の眉が片方だけピクリと反応した。
「どういうつもりかな、ジェラルドさん? 私はもう服を着たいんだけど」
「俺は仲直りしてアデラと色々したいんだよ」
「色々ねぇ、この色ボケ詩人がっ」
「なぁ、好きなんだよ。今はアデラとしかしたいとは思わないんだ。せっかくこんなとこまで来てるんだしさ…」
「ここへはスキル上げにきたんです」
「おっぱい剥き出しで怒ってても怖くないよ」ため息をつきつつそう呟く。
はっとした顔をした彼女の顔が、恥ずかし気にあっという間に耳まで真っ赤になって…
(ああ、また怒らせちまった…)と俺は思った。
しかし、アデラは怒らずに悔しそうに目に涙をにじませてきた。
「ジェラルドのばかっっ!!」そう言って俺に背中を向けた。
「ばかはないだろ、ばかは…」
それでも謝ろうと彼女の肩へ手をかけようと近づいた俺は
後方へ吹っ飛んだ。
アデラちゃん…振り向きざまにグーパンチなんて‥‥
「音痴詩人! こっち寄らないでよっ」(だからおっぱい出したままで暴れるなって)
「くそっ、なら俺が触れなければいいんだなっ」
俺様、ちょっとやけっぱち「ええぃ! 水エレの威力を見せてやるっ」
勢いのある言葉とは裏腹に、水エレの水流はアデラの体の表面を柔らかく撫で回す。
胸の谷間を下から上へと流れ、脚に絡みつくように腿の付け根を行き来していく。
「きゃあ、この水やらしい動きしてる」
アデラが手で水を払ったところでどうなるものでもない。
「気温も水温も悪くないはずだ。気持ちいいだろ?」
「なにいっt…」途中で言葉が止まり、表情が変わった。
「どうしたんだよ?」俺はニヤニヤしながら彼女の様子を見ている。
緩急をつけた水面が揺れ、大きく動いてアデラの脇や胸、脚の間や背中を同時に愛撫した。
「や、やめさせてよ‥‥」
彼女は腕を胸の前で交差させて、むき出しだった胸を隠した。
「やーだね」ニヤっと笑い、俺は水流の中へ戯れにドロップを10粒ほど投げ入れた。
アデラの腕で覆われた胸の隙間を水流が撫でまわす。
さらにその同じ水流がドロップを転がしたり体の凹凸にコツコツとぶつける。それはアデラへ予想外の刺激を与えた。
「服をこっちへよこしてよっ」
「だから い や だ と言ってるだろが。そうだなぁ、パンツを脱いでくれるなら服を渡してやってもよいかもしれなくもない」
「何ごちゃごちゃ言ってるのよっ」
アデラの腕が一閃してドロップがとんでもない勢いで飛んできた。 ビシッ!
「イテテテテっ! ならばこうしてくれるっ」
なんのことはない、俺はおもむろに歌いだした。傍から見たらちょっと間抜けかもしれん。
しかし流れる美声がアデラへ不思議な効果をもたらした。
対象を魅了する歌、乙女のビルレー。
アデラの腕が緩み隙間から胸が見えるようになった。表情からは険しさが消えている。
彼女の脚のわずかな隙間を、いくつかのドロップが転がっていった。
「ん…」
「なぁ、アデラ。そんな水エレとドロップで楽しいか? こっち来てくれよ」
「い‥ゃ……」
「一人でよがってる君を眺めてろって言うのか? 感じてないなんて言うなよ」
これが初めに 絶 景 と言った答えだ。
アデラは歌を聴いてからおかしいとは感じていた。
ジェラルドの目が気になって仕方ない。
胸を見られている。下着から透けて見えるであろう陰毛だって見ていることだろう。
見られていることに感じ、感じている自分を見られている。
その視線が愛撫となり、水流が刺激となってアデラを興奮させていた。
だがジローは見ているだけでは満足できない「くそっ、俺が我慢できんっ」
そのジェラルドの声と共に水エレがただの水となって足元へ流れた。
アデラは支えを失ってよろめいた。
それを見て「アデラ」と声をかけたジローが彼女の肩を掴む。
鎖骨のくぼみにできている水溜りへ唇を寄せて舌を這わせた。
「ちょ…ジェラルド…」
耳を貸さずにそのまま胸へと顔を下ろす。
「っあ…!」小さく声を出したアデラの膝が崩れた。
「アデラ、どうしてもイヤか?」
ジローはアデラを抱きかかえると、アデラが脱いだマントの上に彼女を下ろした。
じっと彼女を見つめて返事を待つ。
しかしその視線をアデラは横を向いて外してしまった。
「……ばか」それをイエスの意味と受け取る。
「ばかばか言うなよ」
彼女の顔を見つめたまま、アデラの下着へと手をかけて
「このパンツと服は引き換えだからな」と笑いながら脚から抜きとる。
「色ボケ音痴詩人!」
「へぇ、じゃあ、ここでやめちゃっていいのかい?」
アデラの膝裏に手を入れて、すらりとした長い脚を抱える。ぬちゅ…と性器を割り開く。
先ほどの水分を含み、いつもより量の多いサラサラとした愛液が流れ出ている。
「そんなとこ…見てないでよ……」
「見てるだけで溢れてきてるのにぁ」
脚から手を外して、そこへ手を伸ばしていく。襞をなぞり小さく勃っている粒を撫でる。
「はぁん……!! ぁ…」
「さぁて、返事聞いてないけど止めるかい?」
アデラの返事次第で本当に止めようと思いながらも(我ながら意地悪いな…)と感じずにはいられない。
そしてそうは思っても止められる自信は無い。
ジローは襞を撫でていた指の一本の軌道を変化させた。
「…ひぁ……ぁ…ジェ…」
アデラの中へと指を沈めていく。きゅっと指を締め返してくるのが伝わってきた。
そこ以外を触れずにアデラを見つめたまま、まだ返事を待つ。
指をゆっくりと動かして挿入する。喘ぐ荒い息が胸を揺らすのが見えた。
「アデラ、返事は?」空いていた片手でク○トリスをつまんだ。
「やぁぁ‥ぁん‥あぁぁ…」つまんだ指の腹でその肉の粒を優しく押しつぶす。
「止めていいんだな?」
くちゅくちゅと挿れたり出したりしていた指を二本に増やした。
「こんなに濡れて音すら聞こえるのに…聞こえてるだろ」
目を閉じて、かすかにアデラの顔が横に振られる。
にゅちゃ…にゅちゃ……ぬちょ…
「グチュグチュなのは何でかな〜」
「へんたい…ジェラルドっ……ハァハァ……」
性器の周りに垂れている愛液を指に塗り、ク○トリスにこすりつけた。
「!!……んんんっ」
「わかったよ、アデラがイヤなら止めるぞ」
アデラの困ったような怒ったような複雑な表情がジローを見返す。
「止めて欲しいんだろ」
だがその言葉とは裏腹にアデラの中へ入っていた指は動きを増した。
入れたままで左右に濡れた音をわざと出すかのように激しく揺らす。
「や、やめ……ぁあぁん…とめ……」
グチャグチャと動く指に合わせて腰がなまめかしく動く。
半端な快感がアデラの手を、自分自身の胸へと向かわせた。
揉むわけでもなく、ぎゅっとその手が胸を掴んで手の形に胸を歪める。
そんなアデラを見ていて、意地悪をされているのがどちらなのかジローには疑問に思えてきた。
手の動きを止めて(いいかげんにしてくれ…)と、指をヌラリと抜く。
糸を引かせて粘液をまとわせたまま、その手をアデラの細い肩にまわすと腹ばいに寝かせてしまう。両手でグイと腰を引き寄せ、背後位の体勢だ。
「アデラ、どうしてほしい? 言ってくれないとわからない」
ジローは目の前にある尻に手を置いた。
「やだ……」
「アデラ」尻をこねくる。
「…………」肘で体支えるアデラの顔が下を向いてしまう。
「アデラ」
ジローはコラルキャニオンズの前を解いて自分のモノを引き出した。
そしてタラタラと透けた液体の流れ出てるいるソコへ、熱い息をふっと吹きかける。
そこで、かすれたようなアデラの囁き声が聞こえたが、あえて聞き返してみる。
「ん? 聞こえないよアデラ?」
「…………て‥」
地面についているアデラの手が固く握られているのがわかる。
「…このまま……つ‥づけて…」
きっと彼女が見ていたらジローのことを蹴り倒したくなるような、そう思わせるような心底嬉しげな会心の笑みがジローの顔にはりついていた。
アデラの蜜壺を覆う熟れた肉は誘うように蠢き、触らなくてもダラダラと涎を垂らして、挿れてくれとジローを誘ってくる。
そんな様子が眼前にあっても挿れる前に味わいたかった。
舌を付きだしてネットリと聞こえてくるような舐め方でク○トリスをこする。そのまま襞を分けるように這わす。
肉襞の中にひときわ熱を放ち、液体が滲み出てくる深みを探し当てると舌がソコへ圧力をかけた。
だが奥までは入れずに、押しつけるようにするだけで過ぎ去る。最後に柔肉を抜けると、すぼまった穴をなぞって離れた。
ゆっくりと時間をかけた、この前から後ろへのたったひと舐めがアデラを堕とした。
「……っっ! …ぅ…あぁ…」腕からは力が抜けて、支えの肘を崩した。
アデラの顔が地面へ敷かれた布を頬擦りする。背は反り、腰から尻だけがジローのために高く差し出されているかのようだ。
短い髪では隠しきれない横顔が扇情的だ。口許に光るのは唾液だろうか。
その唇から漏れてくるものがある「んん…ぁはぁぁ‥も・もう…おねが‥…」
言葉が終わらぬうちに、濡れた音をさせてひと息に奥まで突いた。
「く……」と二人の口から息が吐かれる。
柔らかい壁が絡み付きながら硬く熱く張ったモノを咥え呑みこむ。それに抗うようにして、愛液をヌラヌラとまとわりつかせて入り口まで戻る。
外に出た粘液はタラリと腿を流れていった。再び、今度はユルリと中へ沈めていく。
粘りのある水音と「んぅう……あぁぁあん…」アデラの声が耳に心地良い。
二人とも腰を動かし揺すっては、ジリジリと確実に昇りつめていく。
地面に這いつくばった彼女の上半身がグィグィと揺れ、その体につぶされている胸が脇からこぼれふにふにと動いている。
ジローが挿れては引く。アデラの尻を押さえた両手の指が肉へ痕をつける。
アデラがジローをも濡らして、毛がベッタリと湿っているのがジローにはひどく卑猥に映った。
それでもアデラの肉を割って出し入れされる動きへ目は釘付けだ。
挿れればアデラが待ち詫びたように閉めつけて、出そうとするとすがるようにジローの肉へ吸い付いて離さない。それが見ているだけでも伝わってくる気がした。
二人の腰と尻があたると、ぶつかり合う音に二チュ…ヌチャ…ヌチャ…と濡れた音があたりに響き、さらに「ふぁ…ん…ジェラ…ぁぁ…ぁん」とコーラスが混じる。
「ア…デラ……」とジローが呼びかけて最奥へ強く突くのと
「も…あぁあん……だ…だめぇ‥‥あぁう…あぁあぁぁ……!」アデラがひときわ高い声で啼くのが同時だった。
声を上げたアデラは尿とも違う液体を漏らして体の下のマントを汚した。
ジローも、きゅーっと先から根本まで脈打つうねりに吸い取られるように締め付けられて「……く……はっ…」と熱い息を吐く。
必死の思いでアデラから抜くと、そこはジローが入っていたという痕跡を埋めていくようにトクントクンと脈打ち、ぐじゅぐじゅの蜜を溢れさせている。
「っ‥‥!!」完全に抜き出した瞬間にジローは白濁した液を放ち、アデラの腿やふくらはぎを汚していった。
疲れた二人は汚れてしまったマントの上で寝転がっていた。
しばらくしてアデラは起き上がると荷物の中から食べ物を手に、
「はぁ、お腹空いちゃった。サンドを出るときにもらったのだけど…」菱餅だ。
「んぁ? それなら俺も持ってたな」俺はほれっとアデラへ見せた。
もぐもぐと食べながら会話を交わす。
「アデラも練武祭に参加してきたのか?」
「何それ? 見張り通路の衛兵さんにもらったのよ? 桜は終わっちゃったけど気分だけでも 'ぜひ' ジローさんとどうぞって」
「衛兵? 誰だそりゃ?」
「ほら、いつも『いじょーなーし』って言ってる…えーと、んんんーと??」
アデラは名前を覚えてないらしい…。
「あぁ、あのエロヴァーンか」ま、これで通じるだろ。
「そうそうその人!」哀れ、エロヴァーン。
菱餅を食べ終わったアデラが起きて「パンツ…無い…」辺りを探す。
横で俺はニヤニヤしながら座っていると、前方の木にひっかかっているのを見つけた。
アデラが俺を睨みつけた。この程度なら怒っててもかわいい。
立ち上がったアデラがヘロへロッと地面に膝と両手を付いて、へたり込んでしまった。
「お、おい、アデラどうした!?」
「なんかバランスが取れなくて」と近づいた俺を振り返る。
「!!」二人とも驚いて声を失った。
アデラがエル少女に…なんてことだ…なんて…アソコが丸見えですよお嬢さん!!
先ほどの名残でまだ濡れている性器が、こんにちはーと顔を出している。
だがそれも体型にともなった子供のモノだ。桃色に染まったそこは、キラキラと金色の産毛があるだけのツルッとしたものだった。
いくらアデラとは言え、これは恥ずかしい。俺は目を逸らした。
するとアデラが慌てた声で「ジェラルド!? ど、どうしたのっ!?」
ぬぁ! 俺のガルカンソーセージ様がウインナーになっていやがりますよっ!!
そういや立っているのに、転んで四つん這いのアデラの尻が正面になっていたっけ。
「タル♂かよーーーーっ!!!11!!!」
《終》