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ダラン 首♂F6B ターナ 猫 F6A
何かの甘い匂いが、香炉から香る。
ダランディーガが1人で風呂に入る前に炊いたものだ。
アトルガン地方へと渡るにはまだまだ強さが足りないターナに会う為に、ダランディーガはジュノへと戻ってきた。
ダランディーガは戻ってきたその足でターナを捕まえて、ダランディーガのジュノでの部屋へとなだれ込む。
そうやってなだれ込んだ後で、ダランディーガは新大陸の匂いだけでも、と香を炊いたのだ。
風呂から上がった後でベッドの上に腰掛けて、真剣な顔をしたダランディーガが時計を見ていたが、その目をこの宿に来てからずっとソファに座ったままのターナに移した。
ターナは顔を赤らめながら顔をしかめ、鼻を押さえている。
「…鼻を押さえているようだが、きつい匂いか?新大陸の香をジーンが買いまくってさ。
それで、あてずっぽうかそれとも現地の人に調合の割合を聞いたのか、真似をして調合したものでさ。こういう香りが向こうでたまに香るんだよな」
「へ、へぇ。…きつくは、ない、よ」
「本当に?」
「本当に」
ターナが出すその声はどこか甘い事にダランディーガは気がついた。
「鎧、手入れ、しな…よ。汚い、まま…じゃ、駄目だよ」
「ああ、後でいい」
じっとダランディーガがターナを眺めている。
そのダランディーガのどこか観察するように眺める目を気持ち悪く感じ、ターナは顔を背ける。ダランディーガがベッドの枕元に置いていた小瓶を手にしてターナに近寄ると、ターナが拒否をするように近づくダランディーガの胸を手で押した。
そうやってダランディーガを押すターナの手がやけにくすぐったく感じる。
(…あれ)
防具越しにターナの腕にダランディーガの手が触れると、それだけで心臓だけではなく体までが跳ねる。ターナ自身は熱い息を吐いていると自覚をしていたが、それ以上に勝手に甘い声まで漏れてしまいそうになった。
今のターナが戦士のサポート用にと上げているのは忍者で、今着ている装備は確かに柔らかい生地の道着だ。だけど、何かが違う気がする。
(何だろう、何か、妙…だよ。久しぶりに会うからってだけじゃないよ、これ)
シュルッと衣擦れの音をさせて、ダランディーガがターナの道着の帯を解く。
「嫌だ、って、ば。ねぇ、聞いてる?」
ターナはそうは言うが、それでも拒みきれず、ダランディーガによって留め帯と太い帯をはずされた。健康的な張りのあるターナの肌がいつも以上に血色よくなっているのを、ダランディーガは見逃さない。帯を解くだけ解いて、道着は脱がさずに置いた。
「聞いてる、よ。喉渇いただろう」
「乾いてなんて、いません」
「甘くて旨いぞ。まあ飲みなよ」
ダランディーガは小瓶の蓋を開けて、それを自分が先に1口だけ飲み、再び口に含ませてちょっと嫌がるターナに口移しで飲ませる。
蜂蜜の味が強い、甘い飲み物だった。
そのまま舌を絡めて口を離すと、また口移しでダランディーガがターナに飲ませる。
その飲み物を口にすると、ターナの体の中が一気に熱くなり、ふわふわする。
(や、やだ、キスだけで…何、これ)
最後の一滴まで小瓶の液体をダランディーガが口にして、またターナに飲ませた。
何故かキスをするだけでうんといじられた後のような感覚に陥り、今度はその体からの欲求に逆らえずにターナから舌を絡める。
ターナの体がキモチヨサを求めるのだ。
私の体を触って欲しい、相手の体を触りたい。
そんな欲求が湧き上がり、止まらない。
ターナの甘い腕がダランディーガに絡まる前に、ダランディーガがそっと離れてベッドにまた腰掛ける。そうやって、離れた所からターナに向かって笑いかけた。
「おいで、ターナ」
そのダランディーガの甘い声に、ターナの体が快楽を求めて勝手に動く。
しかし何故か力が入らなくなっているターナの足のせいで、ダランディーガの腕の中に収まる前にターナの体が床にペタンと崩れ落ちた。
「な、何、ねぇ、何…?」
明らかにおかしい自分の体にターナは泣きそうになる。体の芯が熱くなり、入れてもいじられてもいないのに男を受け入れるその部分がうずいて止まらない。
今はもう、触って欲しいという気分だけではない。
もう、欲求が止まらないのだ。受け入れる部分がビクビクと痙攣して、下半身の下着が濡れてぐしょぐしょになってしまっているとターナ自身がわかる。
「…どうだ、気分は」
ダランディーガがベッドから離れてターナの前にしゃがみこんで、うつ伏せで倒れこんでいるターナの頬を撫でた。たったそれだけで、ターナは甘い声を出して喘ぐ。
ダランディーガが焦らすようにターナの耳をいじった。ターナはビクンと体を震わせて声を上げる。
「や、あ、ああん」
ダランディーガがターナの耳をいじり続けると、入れてもいないのにターナの体が跳ねて、ターナの顔が高みに昇っていく時の顔になる。尻尾まで震えて、逆立っている。
ターナがダランディーガに助けを求めるように腕を伸ばした。
「…ふーん…。2つ盛ったら結構きついんだな。お前、感じやすすぎ。ここまで来ると、薬だけで感じているのかと思えてちょっとつまらんな。様子を見るだけなら楽しいけど」
ハーッハーッと熱い息を吐いて、ターナがニヤニヤと口元を歪ますダランディーガの腕を掴む。濡れた目でターナがダランディーガを見上げると、ダランディーガは皆の前では滅多に見せない"男の顔"でターナを見下ろした。
「ねぇ、何、これぇ…。助けて、助けてぇ」
「じゃあお前が乗ってこいよ、乗れるならさ。そうすりゃ、楽になるって位お前自身がわかるだろう」
意地悪く言うダランディーガにターナは息を詰まらせて、歯を食いしばる。
「…っ、ダラン、大嫌い…!」
ターナがダランディーガから手を離して床に転がる。そして熱い息を吐いて丸くなった。
「ふ、あ、うあ…」
布が自分の肌に擦れるだけで声が出てしまうターナを、ダランディーガはジッと見ていた。ターナがついに泣き出す。
「大嫌い、大嫌いだ…!」
「じゃあ収まるまでそうやってしていなさい。大嫌いな男に触られたくないだろう」
伏せていたターナの耳がビクンと揺れる。歯をカチカチと鳴らせながらターナがダランディーガを見上げた。
「…俺は嫌いという言葉はそれが例え本気じゃなかったとしても聞きたくない。気を引く為に言う言葉だとしても聞きたくない」
ボロボロと涙を流してターナがうつむく。
「は…っ、あ、や、あ、あたし」
ダランディーガが1つ息をついて再びターナに手を伸ばした。ターナの髪にダランディーガが指をしのばせると、ターナがひあっと声を上げて体を震わす。
「触って欲しかったら…なんて、言うの」
楽しむようにダランディーガがつぶやく。
熱い息を漏らせながら、ターナは口をパクパクとさせた。
「入れて欲しかったら…言う言葉、あるでしょ。それは、大嫌いって言葉?」
髪をいじられただけで、ターナの体はビクビクと反応する。そんなターナは言われるがまま、要求されている言葉を口にした。
「ダラン、が、好き…。好きだよぉ…!」
ハーッハーッと熱く息を吐きながら、再びターナが手を伸ばす。
その手を取って、ダランディーガは手のひらを自分の指先でなぞった。
「あ、や、ああっ、ああっ!」
挿入しているような喘ぎ声を上げて、ターナが手のひらだけで乱れる。
そんなターナの腋に手を差し入れ、ダランディーガがターナを抱き上げる。ビクビクッと体を震わせて、また尻尾の毛まで逆立たせて、ターナが涙を流しながらぐったりとした。
「う…う、ふ…ぁ」
「もうお前だけ何度もイって、ずるいぞ」
ダランディーガはそう言いながらターナをベッドに横たわらせずにうつ伏せのまま上半身だけ置くような形にする。ターナが尻をダランディーガに突き出す状態で、ターナの脚のズボンを脱がせた。その間も甘い喘ぎ声を出し、ビクビクと震える。
そうやってずり降ろされたターナの下着は愛液でぐしょぐしょになっていて、糸まで引く。ズボンもその溢れ出した愛液で黒いシミが出来ていた。
「欲しかったら、尻を振って誘いな」
もうくたくたでそんな余裕なんて無いターナにダランディーガがそう言うと、ターナは弱々しくもゆっくりと尻を振る。
「ひぁ、あ」
そうやって尻を振るだけで前身に衣擦れが起きて、その刺激でターナが声を上げる。そんなターナのうなじにゆっくりとダランディーガが唇を近づけて、何度も強く吸った。
「いやぁ、ねぇ、やだぁ!早く、ねぇ、早く…ひっ、ひあぁ、あああ!」
泣き声に近い声を出してターナがダランディーガに懇願する。
懇願しながらもまたターナが頂点に達したようで、すいっと体を離したダランディーガからよく見えるその蜜壷が愛液を垂れ流しながらその上にある菊門まで引き連れてビクビクと痙攣していた。
ズボンを下ろした後に流れ出た愛液が床に零れ落ちて、床にシミを作る。
そんなターナにのしかかって、ダランディーガが剛直をターナに刺し入れようとした。
刺し入れようとダランディーガが蜜壷の入口を突くだけでまた、ターナの体がビクビクと痙攣して更に蜜壷が締まる。そしてターナが悲鳴に近い嬌声を上げた。
「うあ、お前これ、きつすぎ」
もうターナの穴が締まりすぎて、どれだけ濡れていてもいつも以上にするりと入らないのだ。ここまで狭ければ、グイグイと無理矢理差し込まないと入らない。
薬の物凄さを実感しながらもターナの処女を奪った時のようなその道の狭さに、ダランディーガの頭がちょっと冷えて1つ息をつく。
「…しまったな、2つ一気に使ったのがまずかったか。こうなっちゃ意味がねぇよなぁ…。最初から意地悪しねぇで入れたら違ったのかねぇ」
ダランディーガはうーんと唸りながらも、自分の2本の指をターナの蜜壷に刺す。
「いやぁぁ、あああ、いっちゃ、いっちゃぁぁ、ひああああ!」
すると10秒もしないうちに悲鳴を上げて、ターナが潮を吹きながらついに気を失った。
無臭の、愛液とは違う液体が床に水溜りを作る。
「ちょっと、おい、待て待てぇ。これはきっと気持ちいいを通り越して締まりすぎて痛ぇぞ。ってか、潮吹き…初めて見た」
気を失ってからも弛緩するターナの壷を指で感じながら、ダランディーガがまたうーんと唸る。
ダランディーガはその指を抜いて自分の剛直を擦り、潮を吹くまでになっていた彼女の体に挿入できなかった事に不満を感じながら、ターナのむき出しの尻に自分の精液を振りかけた。
→ダランxターナ2