実験1 コンドームを作ろう!

「姉さん……」

涙を流しながら目を覚ますのは珍しいことではない。
幼き日の、忘れられぬ心の傷を、ジョニーは今も度々夢に見る。
人と獣人との争いの狭間で、儚く無残な最後を遂げた姉のことを。
もう2度とこの広い家を暖めてくれることはない、家族のことを。

手を、握られているのに気付いた。
机に突っ伏して寝ていたジョニーの傍らには、
エルヴァーンの女性が椅子に座って、
彼の手をそっと包んでいた。

「シーリア……さん?」

彼の家を街での住居にしている4人の冒険者の内の1人だ。
このアトリエは、共同の生活空間である1階と、
それぞれのプレイベートな空間であるところの個室が並ぶ2階の間を
行き来するのに通らねばならない場所に在る。
うたた寝の最中にうなされていたであろう彼を見掛けて、
目覚めるまで付き添っていてくれたようだ。

「またあの時の夢……?」

顔を覗き込んで来る彼女に、
寝起きの半ば朦朧とした意識でありながら、
心配を掛けまいと作り笑いを向けた。

「いや……大丈夫ですよ。
もう、平気ですから」

「そう……
いつでも、昔みたいに甘えてくれていいのよ?」

物心付く前に母を亡くし、少年期に、残る全ての家族を失ったジョニーを、
シーリアは後見人として面倒を見てくれた。
父と姉の最期を夢に見て、彼女の胸で泣くこともあった。
だが、それはもう何年も前の事である。
今の彼は錬金術士として独立し、
シーリアとその仲間に街での住居を提供している立場にある。
彼女以外の居候達の前では勿論、
例え2人だけの場であっても、
甘えた言動などというのは恥ずかしくてできそうにないのだった。

「だ、大丈夫ですよ、本当に……」

微笑むシーリアを前に赤くなって俯くジョニー。

と、そんな空気を蹴破るような勢いで扉が開け放たれた。

「じょに〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

シーリアの冒険仲間にしてこの家の居候の一人、
居候4人娘の中で最も騒がしい、ミスラのターフィだ。

「あら、ターフィ……?」

「なななな、何だよ!? 夜に騒ぐなって何度も言ってるだろ!」

シーリアと居て赤くなっていたことを悟られたくなくて、
わざと怒って見せるジョニーだった。

「にぅ〜、氷クリちょ〜だいにゃ」

片手を差し出す。

「何に使うんだよ……?」

氷のクリスタルが有るか無いか、
分けてもらえるかどうかの過程はすっ飛ばされているようだ。
確かに、クリスタル合成で錬金術を立てている彼のアトリエには、
全種類のクリスタルがある程度の量常備されているのだが。

ターフィは、持って来た袋の中の物をジョニーの机の上に並べ始めた。

セルビナミルク
岩塩
シナモン
蜂蜜

「食材? これをどうするの?」

「しっつれいにゃ! 食材は調理するに決まってるにゃ!」

「誰が?」

「う・ち・が・にゃぁぁ!」

嘘だろ、とでも言いたげなジョニーの表情を見て、
ターフィが耳と尻尾の毛を逆立てた。
シーリアが困った様な表情でフォローを入れる。

「ターフィは、こう見えても料理は上手なの……」

「『こう見えても』は余計にゃ!
にぅにぅ、シーリアまで〜……」

「あ……ごめんなさいね……」

料理『は』、も問題ではないか、
と思ったが沈黙を守るジョニーだった。

「……で、これで何ができるんだい?」

「あ、もしかして……」

何が合成できるか知っているらしいシーリアが、
しかし言葉を呑み込んでしまった。

「ミスランバターにゃ」

「みすらん……バター?
エルシモ風の料理に使う特産のバターとか?」

「ちょっと違うにゃ。
普通のバターの代わりに料理に使っても、
あんまし美味しくないにゃ」

「じゃ、どうするんだよ。バターなんて、
料理に入れずに直接食べたりするもんじゃないだろ?」

「作ってみれば分かるにゃ。
だ〜か〜ら〜、氷クリ〜」

手を差し出す。

ジョニーも合成職人の端くれ。
ここまで来ると抑えきれない好奇心が湧き上がって来る。
氷の塊を取り出し、彼女に渡した。

「ありがとにゃん♪」

塊をクリスタルに分解し、ターフィは合成を始めた。

寒々しい青色の結界の中にミルクと調味料が飲み込まれ、
かき混ぜられていく。
やがて、結界の下に置かれた小さな革袋の中に、
柔らかいバターの様なものが吐き出された。

ジョニーが観察する限りでは、
色や質感は普通のバターとほとんど変わりが無いように見える。
ただ、この部屋の温度の下では、
普通のバターよりかなり柔らかい状態に保たれているようだ。
バターと呼ぶべきかクリームと呼ぶべきか……そんな感じだ。

「これで、出来上がり?」

うん、と頷き、
ターフィは指先に出来上がったバターを少し付けて、
ジョニーの顔の前に突き出した。

「味見してみるにゃ」

シーリアの前で躊躇いもあったが、
差し出されているものを忌避するのもはばかられたので、
ジョニーは素直にターフィの指先を口に含んだ。

口の中で舌を指に這わせ、バターを舐め取る。
指を舐められる感覚に、ターフィがピクリと耳を動かした。
指から口を離し、味わってみる。

「……甘い。けどバターよりアッサリしてる」

「直接舐めるものにゃから、
普通のバターより脂分を少なくして、
蜂蜜を練り込んであるにゃ。
メープルシュガーでもいいにゃん」

意識してかしなくてか、
ジョニーが舐めた指に残ったバターを、
彼の唾液と共に舐め取りながら、
ターフィは言う。

「ふむ……ミスラは菓子みたいな感覚でこれを食べるのかい?
でも、ちょっと常温では硬い感じじゃないかな。
その点は、失敗?」

「またまた失礼にゃ。
ミスランバターはそういうものにゃん。
人肌くらいに温めた時に一番美味しくなるにゃ」

まだ疑わしげなジョニーを見て、ターフィは眉をちょっと吊り上げた。

「もう〜、失敗作じゃないにゃ!
それならどうやって使うか見せてやるにゃん!
……シーリア!」

「え……まさか……」

なぜか複雑な表情で傍らで見守っていたシーリアが、
突然指名されて顔を赤くした。

「だ、ダメよ。ジョニーの前でなんて……」

「前で見せなきゃ意味無いにゃ!
サッサと脱ぐにゃん!」

「ちょ、ちょっと……脱ぐって?」

理由は分からないが迫られて困っているシーリアに
助け舟を出すつもりでジョニーが割って入った。

「じょに〜は黙って見てるにゃぁっ!」

ターフィの剥き出した八重歯に圧され、勢いを失うジョニー。

「じょに〜だって、
うちらが冒険に出たら雄達と交尾してるの知ってるにゃ」

やはり彼女達の冒険者仲間である白魔道士のイリティアから聞いた事である。
ジョニーはまた、彼女達が妊娠の恐れ無くセックスできるように、
避妊具を開発していた。
だから、姉のように慕うシーリアが、
旅先で見知らぬ男達に抱かれていることは、頭では分かっていたが、
実際には、イリティアとターフィの痴態しか見た事はなかった。

「今更恥ずかしがることじゃないにゃん。
むしろ、シーリア、じょに〜に見せたりさせたりしてあげないの可哀想にゃ。
一番親しいと思ってる自分はやれないのに、他の雄達とはやってるの、
ジョニーきっと悔しい思いしてるにゃ……」

シーリアは辛そうに視線を伏せ、少しだけジョニーの表情を見た。

確かにジョニーは、シーリアが自分ではない他の男達と交わることを思うと、
胸が潰れそう思になることがある。
幸い、そんな時はイリティアやターフィがある程度思いを受け止めてくれるため、
今までは暴発させることなくやってきていた。

「……わかったわ」

シーリアは頷き、服を掴んでいたターフィの手を退けて、自らボタンに指を掛けた。

「シ、シーリアさん……」

これから何が起きるのか半ば理解したジョニーの声は、
緊張で強張っていた。

一糸纏わぬ姿になったシーリアから、
ジョニーは目を離せずにいた。

スラリと均整の取れた褐色の身体。
エルヴァーンの女性の胸は小さいとよく聞かれるが、
それは身体全体との比率で言えば、の話であって、
絶対的な大きさではヒュームやミスラに遜色無い膨らみを有する。
そして、ウェストからヒップ、そして太股にかけての曲線は、
これ程に女性を感じさせる種族は無いと言われる通りの見事なものだった。

乳房の張りを誇るように軽く上を向いた乳首も、
髪と同じ銀色の股間の陰りも、
シーリアは隠したりはしていなかった。
異性の目にも同性の目にも、晒して恥じるようなところはないのだろう。

「……本当にするの? ジョニーの前で……」

「ぜ・ん・ぶ、見せちゃうにゃ〜」

ターフィはクスクスと笑いながら、
バターの入った革袋を片手にシーリアの前に立つ。
ミスラの目の前に丁度エルヴァーンの胸が来るのだが、
指ですくい取った少量のバターを、
ターフィはシーリアの乳首に塗り付け始めた。

「……っ」

シーリアが微かに眉を動かした。

ターフィは、二つの乳首のそれぞれに両手でバターを塗り付け、
しごく様に塗り広げていく。
バターはシーリアの体温で半ば溶け、
乳首の上でクリーム色の泡を作り始めた。

「ん……気持ち良くなってきたわ。
勃ちそう……」

みるみる内に、シーリアの乳首が、
ムクムクと勃ち上がっていく。

「さぁ、じょに〜、
片っぽづつ、オッパイを吸ってあげるにゃん」

ミスランバターの使い道は分かったジョニーだったが、
最早好奇心どころではなかった。
ターフィと並んで、
シーリアの乳房を両手に包み込み、先端を口に含んだ。

「はん……!」

両の突起をしゃぶられ始め、シーリアの身体が震えた。

ターフィは同性らしく加減が分かっているようで、
乳首を前歯に挟んで甘噛みを加えたりもする。
その度にシーリアの身体は反り返って喘いだ。

「シーリアさんっ……」

ジョニーはそんなシーリアの胸を、
夢見心地で触り、揉みしだき、先端を吸った。
最初に塗られたバターはとっくに無くなっていたが、
それでもしばらく二人はシーリアの胸を責め続けた。

「はぁ……っ、はぁ……はぁ……ん……」

すっかり息を荒くしたシーリアの胸からターフィが離れ、
再びバターを指先ですくう。
次にその指が伸びる先は、股間の茂みの奥。

「ふぁ……ん……っ」

濡れ始めていた敏感な粘膜に、
ベットリとバターをくっ付けられ、
気持ち悪そうに顔を歪める。
だがすぐにその表情は、快楽を期待するものに変わる。

「いや……早く……」

「早く、どうすればいいのかにゃ?」

意地悪く舌なめずりをしながらターフィが問い掛ける。

「早く……舐めて。バターを舐め取って!
アソコがベトベトして気持ち悪いっ……」

「仕方ないにゃ。ペロペロして取ってあげるにゃん」

「……あぁぁぁん!」

ターフィが茂みに顔を埋めると、大きくシーリアが喘いだ。

「いいわ、もっと舐めて。気持ちいいわ。
ターフィの舌ザラザラしてて、凄く気持ちいいわ」

いつもは高潔で優しいエルヴァーンの騎士であるシーリアが、
股を舐められて喘いでいる、それも、
割れ目に塗ったバターをミスラに舐めさせて。

ジョニーはすっかり勃起していた。
それを分かっているかのように、シーリアの手が彼の股間に伸びて来る。

「し、シーリアさん!?」

ズボン越しに勃起を撫でられ、更に服を解かれてそれを取り出されようとする。

「はん……ん! ……恥ずかしがらないで、ジョニー。
私を見て大きくしてくれてるんでしょ?
それに、私も……アソコを大きくしてるのよ……見て……」

ターフィが一旦シーリアの股間から口を離す。
その唇から出て来た物を見て、ジョニーは息を呑んだ。

表面で溶けたバターとミスラの唾液が混じり泡立っているそれは、
小さ目の男性器とも見えるものだった。
エルヴァーン女性特有の、興奮でクリトリスが肥大化する現象だ。
ターフィの口の中で何をされていたのだろうか、
それは真っ赤に腫れ上がって苦しそうに痙攣していた。

「初めて……見ました……」

「あなたの男の子と同じよ。
興奮すると勃ってしまって、弄ったり、
女の子の穴に入れると、とても気持ちいいの」

ターフィが、クリペニスに新たにバターをたっぷりと塗り、
指先で苛めるように塗り広げる。

「はん、やぁぁ! それ感じ過ぎちゃうわ……!」

「ふふ……さ、ジョニーは、こっちを舐めてあげるにゃん」

ターフィが、シーリアの腰を掴んで向きを変えさせる。

エルヴァーンの女性は、他種族に比べ尻の形が豊かである。
その例に漏れないシーリアの尻肉を、
ジョニーに向けてターフィが割り広げて見せた。

「やだ……そんな所……ああっ、あ、あ……!」

さすがに恥じらいの声を上げたシーリアだったが、
ターフィはの股間の突起をしゃぶって黙らせた。

尻の谷の奥に蠢く不浄の穴が、ジョニーの目に思い切り晒されることになる。
そこに、股の間から手を伸ばしてターフィがミスランバターを塗り付けた。

「だ、駄目! あん! ジョニー、そっちは駄目よ! ん……!」

ターフィがジョニーに何をさせようとしているか悟ったシーリアが、
前の部分を襲う快楽に必死で耐えながら振り向く。

「大丈夫だにゃ。
ミスランバターは、雌ばかりのミスラが、
お互いの感じる所を舐め合うために使うものにゃん。
シナモンを加えるのは、
匂いを消したり、殺菌のためもあるんだにゃ」

「だからって……お尻の穴なんて舐められたら、私、どうしたら……」

だが、もうジョニーは、誘われるままに尻肉に顔を埋めようとしていた。

「あぁぁぁぁ……」

尻に顔を密着させ、ジョニーは谷間の奥の穴に舌を伸ばした。
バターに舌先が届く。微かに盛り上がった穴の感触が分かった。
塗り広げる。

「信じられないわ、私がジョニーにお尻の穴を舐めさせてるなんて……」

「クリちゃんがますます大きくなってるにゃ」

「やだ……言わないで!」

本当に恥ずかしそうに、また同時に気持ち良さそうにしているシーリアの尻を、
割れ目の中も穴も全て、ジョニーは舐め尽くした。

「ああ……お尻が気持ちいいの……
もう駄目、ジョニー、オチンチンを見せなさい」

ジョニーはシーリアの尻から顔を離し、
振り向いた彼女に、限界までそり返っているペニスを見せた。
シーリアはそれを掴み、溢れる先走りを全体に伸ばしてしごく。

「私の後ろの穴を見て、舐めて、
オマンコを見たり舐めたりしたようにオチンチンをこんなにして……
男の子にとって、女のお尻の穴は、
オマンコと同じようにいやらしく見えるものなのかしら……
さあ、もう我慢できないでしょう。みんなで繋がりましょうね」

そう言いながら、ターフィを立たせて、その尻を抱えるように体を寄せるシーリア。

「にゃ? にゃにゃ!?」

ジョニーの机の上にターフィが仰向けに押し倒され、
そこに正常位で交わるようにシーリアが覆い被さる。
肥大化したクリトリスは、ターフィの股の穴に入り込んでいた。

そしてジョニーに向かっては、
シーリアのトロトロに蕩けた割れ目が催促をするように開いたり閉じたりしている。
そこにジョニーは自分の物を潜り込ませた。


ジョニーのペニスがシーリアの膣に、
シーリアのクリトリスがターフィの膣に納まった。

「あぁぁ……やだ、凄い気持ちいいわ……」

「にゃぁぁ、シーリアの、雄の程大きくはないけど、
硬くって、気持ちいい所に当たってるにゃぁ」

ジョニーが突くと、シーリアの腰も動き、ターフィを突く。
3人は腰の動きを合わせて、快楽を貪った。

「シーリアさん、気持ちいいです……!」

「私もよ、ジョニー……あんん」

ターフィとキスを交わし乳房を擦り合わせながらシーリアが喘ぐ。

「あの、シーリアさんと初めてのセックスですから、
もっとここで感じていたいとも思うんですけど、でも……あの……」

「え……ジョニー……ちょっと!?」

ジョニーが、シーリアからペニスを引き抜く。
そして白濁した愛液でドロドロになっているそれを、
彼女の無防備にさらけ出された上の穴に寄せた。

「シーリアさんのお尻を見せ付けられていると、
もう、こうするのを我慢できないんです」

愛液を塗り付けるように、
ジョニーの先端がシーリアの尻穴を突付く。
そこには既に、
ジョニーが舐め広げたバターが半ば溶けてトロトロと絡み付いている。

「待って……!
そこはそういう穴じゃないの……んん!?」

その唇を自らの唇で塞ぎながら、
ターフィがシーリアの尻肉を掴んで、ジョニーに向けて割り広げた。

「んんー……!」

女同士の濃厚なキスの快楽に抵抗を忘れかけるシーリアの尻に、
ジョニーは潜り込んだ。

「あーーーーーーー!」

さすがにターフィの束縛を離れ、悲鳴を上げる。

「だめ……だめ、抜いて……!」

ジョニーは激しく興奮していたが、
大切な姉のようなシーリアを傷付けるつもりは微塵も無かった。
ゆっくりと、ゆっくりとペニスを尻に沈めていく。
もっとも強烈な締め付けにより、
ゆっくり入れなければすぐに絶頂に導かれてしまいそうだった。

「うう……信じられない。
そんな所で男と繋がるなんて……」

「そう言うわりには、シーリアのクリちゃんが
うちのマンコの中でひと回り大きくなってるにゃ?」

「だって……」

「気持ちの上では抵抗はあるけど、
気持ちいいにゃ?……お尻の穴」

ジョニーが根元まで穴に埋め終え、今度はゆっくりと引き出していく。

「あぁぁぁぁぁ!」

恍惚の表情と声が、ターフィの問いに雄弁に答えていた。

「じょに〜、お尻とマンコと交互にズブズブしてみたらどうかにゃ?」

ターフィに言われるままに、ジョニーは尻穴から抜いては膣を一突きし、
膣から抜いては尻穴を一突きし始めた。

「あ! あぁ!
そんな、前と後ろ交互になんて!
クリトリスもターフィのアソコにしゃぶられてるのに……
だめっ、あぁ! 腰が溶けちゃうっ!」

「シーリアさん……興奮し過ぎて、もう出したんいです。
どこなら出していいですか?」

ジョニーが射精を訴える。
シーリアは、もはや恥じらいも無く答えた。

「お尻に射精されてみたいの! お尻の穴の一番奥に出して!
ピュッピュって、ジョニーが私を愛してる証を出して!」

すかさずジョニーが、シーリアの尻穴に根元までペニスを埋め、
それを震わせ始めた。

「あぁ、やだぁ……こっちの穴でも出てるの感じるのね……」

「にゃっ! にゃぁぁぁっ……!」

エルヴァーン女性の射精をしないペニスが、ミスラの膣内で激しく暴れ回る。
それでターフィも満足できる頂に達したようだった。
そのターフィの膣の痙攣がまた、シーリアの快楽の塊を刺激する。
シーリアはターフィと唇を合わせながら硬く抱き締め合っていた。

射精しても急激に引かない程の興奮の余韻に荒い息をつきながら、
ジョニーはペニスを射精に使った穴から抜く。
そして、バターが混じった粘液で汚れたシーリアの尻穴を、手拭で丁寧に拭き取り始めた。

「お尻を拭かれるなんて変な感じだわ……ん、やだ出ちゃう」

シーリアが、僅かな精液をピュッと尻の穴から噴き出した。
それ以上はトイレに行って出して来ると言い、
彼女は手早く下着だけ身に着けて、この快楽の部屋を後にした。
仕方なくジョニーは、
愛液のみによって汚れたターフィの性器を拭いてやったのだった。。

「にゃ、交尾した後にマンコ拭いてもらるなんて……
じょに〜、優しいけど、ちょっとこれは恥ずかしいにゃん」

戻って来ない……腸内に精液を出されてなかなか
戻って来れないことになっているのかもしれないシーリアの分も
ターフィに対して体を寄せキスを繰り返し後戯をするジョニーだった。

「バター、まだあるにゃん。使うにゃ?」

それから、シーリアとジョニーの、
姉弟のような関係には、特に変化は無かった。
……表面上は。

「もう……すっかりジョニーに開発されちゃったわね、
こっちの穴。とっても気持ちいいわぁ……」

だが二人きりとなると、
よくジョニーはシーリアの身体を求めるようになり、
彼女もまたそれを好んで受け入れるようになった。

「これで、冒険に出たら、同種族の男ともやれるんじゃないですか?
こっちの穴なら妊娠しませんし……」

しかし、エルヴァーン女性の見事な尻を見る度に、
ジョニーはそちらの快楽の穴を責めずにはいられない。

「どうしようかな……
こっちの穴はジョニーだけのものにしておこうかしら
……って、やだ、いきなり射精しないで!?」

むしろ、姉のような感覚のある彼女に対しては、
生殖のための穴よりそちらで性欲だけ処理する方が
自然なような気すらしている自分がいるのだった。

「もしかして、あなた専用の穴にするって言ったのに
興奮して出しちゃったの……?」

本当に血の繋がった姉が生きていたら、
姉のような女性に対して
こうした気持ちを抱くようにはならなかったかもしれない。

「シーリアさん……あの、こういう時だけは、
姉さんって呼んでもいいですか……?」

こうなったことが幸か不幸かはわからない。
だが、いつまでも痛ましい夢を見て泣いているよりは、
姉も喜んでくれるのではないか。

「……いつでも甘えていいって言ったでしょ。
あの時からずっと、私はあなたのお姉さんなのよ?」

少なくとも今は、この人の温もりを得られたことを、
ジョニーは幾度となく憎んできた神に感謝しているのだった。

実験3 解呪薬は作れる?
番外編