レンストリー(レン) ヒューム♂ F3A 侍
ペリカ ミスラ♀ F1A 吟遊詩人
サンドリアの中でも人ごみが出来るほどの場所。南サンドリア競売所
そうここは南サンドリア競売所前から少し離れたところなんだが
数日前に突如現れたモーグリ、俗に言うイベントモーグリとかいうやつだ。
かれこれこいつの前で俺はすでに1時間半以上待ちぼうけをしているわけで
いつものことだが俺を待たせている当の本人から連絡が一切入らない。
そういう時は俺から連絡はしないことにしている。
定期的にサーチを繰り替えし、ジュノから飛空挺に乗りサンドリア港に入港そして今南サンドリアに入ったことは分かった。
が、まだあいつはこの待ち合わせ場所にこない...
時計の針が丁度十二時を記そうとしたときに、あいつがここに現れた。
「間に合ったにゃ!」
息を切らせながら人より早い速度で走ってきたミスラが言った。
この猫こそ俺を待たせている張本人。ペリカ
「間に合ったにゃ!じゃねぇよ、まったく...今何時だと思ってんだ」
そう、俺が待ち合わせした時間は10時に南サンドリアのイベントモーグリ前だった。
しかし、今時計は丁度12時を知らせたところだった。
「でもでも、時間から2時間までは待つって約束してくれたにゃ♪」
「あのな〜、待ち合わせは10時なんだから一度ぐらい時間に間に合わせろよ。まったく...」
こいつと付き合ってからため息が絶えない。
何といってもこいつは時間にルーズで待ち合わせ時間を守ったことなど一度もなかった。
そう、俺たちはいつの間にか付き合い始め、周囲からもヴァナカップルといわれ事あるごとに冷やかされている仲だった。
「で、今回のイベントをしたいっていったのはペリカだろ。さっさとしねぇと今日で最終日なんだから終わっちまうぞ?」
「レン、よく言うじゃにゃいの!いそがばまわれってにゃ♪じゃモーグリに話し掛けるのにゃ!」
元気だけはいいが、こいつは言葉の意味をまったく分かってない。
馬鹿でルーズでどうしようもない奴だが俺のことを好いてくれてるので仕方なく今の関係が続いている。
以前ペリカが時間に遅刻したことで別れ話を切り出したが、2時間以上遅刻はしないという条件で俺たちは元の鞘に戻ったのだった。
あの時分かれていれば、今頃新しい女が俺の隣に居たかもしれないが...
普段一緒にいることでは不自由は感じない。それはそれでいいのかもしれない...
イベントモーグリが俺たちに言ったのはパーティーを組んで3国のエライ人と会いその後またモーグリに話かけろとのこと。
つまりだ、この時間から3国をすばやく回り、要人を探さないといけないわけだ。
ヒントをもらったがコレなら誰のことかその国出身じゃなくて誰でもわかりそうなヒントだった。
ここサンドではビラトロワール、バスではアヤメ、そしてウィンではシャントットの3人に会わないと報酬をもらえないということだった。
「時間がないから急ぐぞ!まずは北サンドリアからビラトロワールに会いに行こう!」
「了解にゃ!」
ペリカはそういうとすばやくチョコボのマズルカを歌った。
それは俺たちの足取りを軽やかにし走っても疲れを感じなくする歌だった。
その歌のおかげで俺たちは普通より早く北サンドリアの見張り台に到着した。
見晴らしのいい展望台に俺たちが探す人物「ビラトロワール」はいつもどおりその任務に当たっていた。
そして周囲には5人のエルヴァーン。パーティーの心得をくどく俺に叩き込んだ例の5人だ。
「ビラトロワールさん。あなたですね?今回のイベントのサンドリアの要人というのは」
俺は勝ち誇ったような顔つきで彼に言った。俺の態度を見てか隣の馬鹿猫も両手を腰に当てふんぞり返っている。
「いかにも!普段は結束力の高いパーティーを推奨する私だが今回は多種多様性に飛んだパーティーを組んで私の前にくるがいい」
何を勘違いしてか、負けじと胸を張り俺に人差し指を突きつけながら奴は言った。
「いや、パーティーを組むってか俺たち二人なんだが...別に二人でもかまわないと聞いたが違うか?」
意表を疲れたかのようにパクパクと口を動かすビラトロワール。
「【むむむ】。確かに二人でも構わないが大した報酬は与えれんがそれでもいいのか?」
顎をさすりながらいぶかしげに奴は言った。
「報酬報酬!!いいのがほしいにゃ!」
突然、馬鹿猫が奴の襟元を掴んで興奮しながら力任せに前後に揺さぶる。
俺たちヒュームと違いエルヴァーンの長い首が振り子のように揺れていた。
元モンクのペリカの力が異常であることは俺は身をもって経験してことがあった。
暫くあっけに取られていたが、血色のなくなるビラトロワールを救出すべくペリカの動きを止めさせた。
馬鹿力のミスラから解放された奴はその場に腰から砕けるように倒れこんだ。
「報酬!報酬!【お金を稼ぎたいです。】」
だめだ、完全にトリップしてやがる...
そんな馬鹿猫をなだめつつ、俺は倒れこんでいるビラトロワールに問いかけた。
「なにか別の条件で合格点をくれないか?でないとこいつ納まりつきなさそうだからよ」
隊長の危機を心配して他の5人も駆け寄り、密談を繰り広げていた。
話は短く纏まりやつらが俺たちに出した課題がこれだった。
「よろしい!では新しい課題として君達の結束力をここで見せ付けてもらおう!さぁ!服を脱ぎここで交わりたまえ!!」
尻餅をついたまま俺に人差し指を突き付け奴は言い放った。
「【えっ!?】ここでセックスしろっていうのか?」
思わず俺も提携文を使って答えてしまった。
ビラトロワールを筆頭に残りの5人のエルヴァーンもにたにたと厭らしげな笑みを浮かべる。
まさにエロヴァーン...
「ってかこんないつ誰が来るかわからないところでやれるかよっ!」
それよりなにより人が見てる前でできるかっつーの。と心の叫び...
だが、エロモードに入ったエロヴァーンは言ったからには撤回はしないと言わんかばかりだった。
「なに、心配することはない。ここに誰も侵入できないように細工をしようじゃないか。それなら問題なかろう」
ビラトロワールはにやりと笑った。
そういうと頭に時折聞こえる不思議な声が木霊する。
*一部のエリアにてシステム異常が発生したためこれより緊急メンテナンスを行います。
*北サンドリア
*該当エリアにいる方は速やかにエリアの移動を行ってください
「これでここには私達以外誰も来ることはできないはずだ。これなら心置きなく【エキサイト】プレイできるだろ?」
ば、馬鹿な!こんな一一介のNPCごときがこんな力があるとは!
俺は心の中で叫ばずには入られなかった。
と同時にここにいる6人のエロヴァーンのエロにたいする執着心に脱帽したのだった。
「分かった...とにかく時間がないんだ。手っ取り早く済ませるからしっかり目に焼き付けるんだな」
と言って俺はペリカに向き直り肩に手をかけるとそのまま一気に種族装備の服をずり下ろした。
「ぶるん」と勢い良く乳房が揺れ、みんなの目に晒される。
「にゃっ!」
驚き目をまん丸に見開いたペリカにかまう素振りも見せずに俺は乳房を鷲掴みにし力強く揉みしだく。
「にゃにゃにゃ!?」
ペリカは混乱してるようだが、じっくりゆっくり時間をかけてる間もないことはこいつでも分かるはずだ。
まだ小さな乳首を口に含み、吸い、甘噛み、舌で転がし、舐め上げる。
「にゃ...くすぐったいにゃ...キス...レン、キスしてにゃ〜」
俺の頭を撫ぜながらペリカは俺にキスをねだってくる。
胸への愛撫を中断すると俺はペリカと激しいキスを交わす。
舌を絡め、お互いの唾液を交換するように相手に注ぐ。
ざらざらの舌が俺の舌にまとわりつき、ペリカの甘い熱い吐息が漏れ始める。
俺の右手は乳房を激しく揉み、左手で小さな尻肉を鷲掴みにする。
ペリカもスイッチが入ったように俺のいきり立つものを物惜しげに右手でさすり始める。
普段にない状況下での馴れ合いに俺はいつも以上に興奮していた。
きっとペリカもそうに違いないだろう。
回りから生唾を飲む音や冷やかす口笛などが時折聞こえる。いちいち気にしていてはことが進まないが..
ペリカの息も荒くなってきたのを感じ俺は右手を彼女の秘所に添える。
邪魔になる種族装備と下着をずらし、秘裂へと指を這わせていった。
「ぬちゃり」
いやらしい音と共に秘裂から熱い愛液が滴り、俺の指を濡らす。ペリカのほうも準備ができているようだった。
その中に2本の指を入れ、激しくかき回す。のどかな鳥のさえずりが聞こえるこの見張り塔に淫靡な音が混じっていた。
「あぁん..にゃ..だめにゃ...やん...あぁ、にゃあ〜」
ペリカの甘い喘ぎ声が響く。彼女は自分で立つ力がなくなり俺に持たれかかって快楽に溺れていた。
それでも、こいつは右手に握った俺の一物は離そうとはしない。
左手の指をペリカの口に持っていくとそれを赤ん坊がママのおっぱいをしゃぶるように親指にむしゃぶりつく。
「にゃあぁ...あんああぁん....レン、ほしぃにゃ....レンのコレほしいにゃん...」
ぺリカが俺の物を激しくしごきだす。
俺も準備万端でもたれかかる彼女をそっと冷たい床に仰向けに寝かし、秘所を覆い隠す邪魔な装備と下着を剥ぎ取った。
欲情した牝独特の匂いが俺の鼻を突く。
おそらく周囲のエロヴァーンもそれは嗅ぐことができただろう。
下着の下からは人のそれと比べると多いであろう恥毛が俺の目に映る。髪の色と同じ赤色の毛が...
その下にある秘裂は俺を求めるようにヒクついて、誘惑する。
が、俺はそこに再び指を挿入した。今度は3本。
ベチャベチャと音を立て、激しく指を動かす。
秘裂の上に位置する小さな朱に染まった真珠を口に含むと舌先で突付き、転がした。
「にゃぉうん!にゃにゃっにゃっあん!!あんあん、にゃあん!」
ペリカの喘ぎも大きく体を捩り、快感を体全体で表現する。
いつもと違うこの状況が彼女の気分を寄り一層昂ぶらせていることだろう。
「ほ、ほしいにゃ!レン!入れてほしいにゃーっ」
ペリカが俺の手を握り執拗に催促する。
これ以上我慢させるのは体に毒だろうし、第一俺自体も我慢の限界に達していた。
「いれるぞ」
ペリカは自分の指を咥えたままコクリと頷く。俺は自分の一物を彼女の秘裂にあてがうとためらいもなく一気に最奥まで突き入れた。
同時にペリカは大きく喘ぎ俺にしがみつく。
彼女の中は暖かく俺の物を包み込み、中のひだが伸縮して俺に快感をもたらす。
「おぉっ」
回りの男が歓喜の声をあげる。今の俺たち二人にとってもう外野は関係ないかもしれないが...
腰を奥に突き入れたまま俺は腰を動かすことはない。
床と彼女の背中の間に自分の腕を入れ、彼女を抱え込むように抱き寄せそのまま抱き起こす。
胡坐をかき、その上に彼女を座らせるような、座位になるとペリカは自ら腰を前後に動かし出す。
以前、正常位で俺の背中が爪の傷跡だらけにされて以来、俺たちのセックスは座位と決まっていた。
「んっっくっ..にゃぁ...うぅん...んん...」
腰を艶かしく前後に動かし、自分の感じるところを探り当てるように目を閉じ行為に没頭する。
俺はそんな彼女を見つつ、乳房を揉み、乳首を口に含み噛む。
「にゃっ!あんっ!にゃにゃん...にゃ...ああぁん...にゃっ!」
どうやら快感ポイントを見つけたようだ。喘ぎ声が変わり、腰を動かすスピードが加速する。
俺は胸から手を離すと、その手を彼女の秘所にあるク○トリスを探り、それを嬲る。
そうすることによってあそこの締め付けもきつくなり、まるで搾り取るように膣が収縮している。
俺は腰を使うこともなく自分の限界が近づいていることを悟り、ペリカにそれを訴える。
「ぺ、ペリカ、俺、そろそろ...くっ、いっちまうぞっ」
爆発寸前になり俺は彼女からそれを引き抜こうとしたが、彼女は首を振り行為を中断することがなかった。
「くっ!」
頭に白い閃光が走ると共に、俺は溜まった精を彼女の中に解き放った。
熱いほとばしりを受け乱れに乱れたペリカは動きを止めた。
「にゃあぁ....」
イッてはいないが満足気に俺に体を預けてくる。
「中出ししちゃったじゃねぇか...馬鹿猫...」
「にゃぁ」
文字通り猫なで声で俺に甘えるペリカ。
いつもならこの後のまどろみを満喫するところだが正気に戻らざる得ない状況がここにはあった。
「で、満足したか?」
俺が言うのも変だと思いながら、見入ってるエロヴァーン6人衆に問いかける。
代表たるビラトロワールは顎に手を当て、短く言い放った。
「だめだ...正直姿勢が悪い。我々が肝心な部分をまったく見ることができなかったではないか...」
はぁ?俺はありったけの不満をぶちまけかけたところに追撃がやってきた。
「つまりだ、我々が見やすい体位でもう一度頑張ってもらおう。そうだな...後ろから突き入れるところを見たい!」
最後に力拳を作りエロヴァーンは力説する。
「...」
返す言葉が出なかった。
「さあ、報酬がたんまりほしければもう一戦頑張るのだ!」
多分このとき俺は呆れた顔を浮かべていたんだろう。
あまりの馬鹿らしさにこの場を後にしようとしたが、さっきのものをただ見させるのも癪に感じた俺は腹を括ったのだった。
「やぁあってやるぜ!」
2流アニメの主人公のごとく雄たけびを上げる別世界に浸っているペリカを強引に引き離すと四つん這いに床に這わせる。
「にゃっにゃに?」
わけも分からず突然突き放された彼女は疑問の言葉を発する。
キレた俺はそんなことには構わず彼女の尻を掴むと秘裂に舌を這わせ、舌を中へ侵入させた。
ここで誤算が一つ、まさか先ほど放った自分の精液を自分が舐めることになるとは...一生の不覚。
瞬時に萎え始める一物だが、ここで意地を見せなければ侍の名が廃る...自分に鞭を打ち気合で勃起させることに努めた。
□妄想□
アビリティーの名前はちがったかもしれない...
が、今の俺はそんな悠長なことを言ってる場合ではない。
硬さは不十分かもしれないがことを達するには十分な程に俺の物はいきり立っていた。
前戯も程々に俺はペリカの秘所に一物を挿入していった。
先ほど放った精液がいつもと違い異物感を与えたが返ってそれが興奮を昂らせたかもしれない。
ペリカの尻尾がピンと天井に向かって立っていた。
普段、後ろから彼女を犯すことなどなかったのでこうなることは知らなかった。
ミスラは尻尾も性感帯と耳にしたことがあったがまさにそのとおりなのだろう。
「にゃおっ!にゃぅ!ああにゃん!にゃぁっにゃっにゃっにゃあん!」
俺の腰が打ちつけるたびにペリカは喘ぎ声を搾り出す。
パンパンと肌がぶつかる音とペリカの喘ぎ声、それに俺の荒い息遣いが静かな見張り塔に響く。
俺の額から汗が滴り落ち、彼女の尻に落ちる。2回目ということもあってか絶頂がなかなか訪れなかった。
「にゃんにゃんにゃんっ!にゃっ!あにゃん!...にゃにゃにああぁん!にゃぁあん!」
ペリカの声がいつも以上に激しく、俺の気持ちも昂ぶらせていく。
「だぁっだめにゃぁ!だめっ!イクにゃっ!イッチャうにゃ!!」
首を左右に振り、普段のセックスではイクことのないペリカが絶頂を近いことを口にした。
俺はそれを導くようにひたすら必死に腰を打ちつけた。
その光景が俺にも絶頂へと導く、背筋に電撃が走ると共に俺は彼女を倒さんかばかりの勢いで腰を思いっきり打ちつけ、
彼女の中に熱いほとばしりを放った。ビクッビクッと中で爆ぜるとペリカはそのまま顔から床へと寝そべってしまった。
自然と俺の物が彼女の中から露になる。次の瞬間...
「パチパチパチ」
拍手が聞こえると共にブラボーなどという歓喜の声。口笛も混ざり俺たちは英雄のように称えられた。
照れくさく頭を掻き、それに答える俺...
「これでどうだ」
俺はビストロワールに向き直る。奴はゆっくりと頷くと俺の肩に手を置き
「合格だ!まさにベストパートナー!我々からは何も言うことは無い」
合格をもらい気を良くした俺は床に寝そべるペリカを抱き起こした。
「おい、大丈夫か?」
心配して顔を覗きこんだが小さな寝息を立て、彼女は眠り始めていた。
「さ、君達の努力が無駄にならないよう次に急ぐがいい!我々からの餞別としてこれを差し上げようじゃないか」
ビストロワールが俺にくれたもの。それは以前夏のイベントで使用されていた魔行札といわれるものだった。
「ありがとう。これがあればバストゥークまであっという間だ。ほんとうにありがおう」
あまりの嬉しさに思わず舌がもつれてしまった。といってもすでに時計の針は15時を回っておりゆっくりとしている時間はなかった。
抱きかかえて眠っているペリカをゆすり起こすと、俺たちはもらった札をその場で使った。
気がつくとそこはバストゥーク商業区。
馬鹿猫も隣で欠伸をして突っ立っていた。
「ゆっくりしてる時間はないんだから急ぐぞ」
「にゃあ!」
寝ぼけているペリカの尻尾を強く引っ張ると彼女は短い悲鳴をあげていつもの歌を歌い始める。
足取りも軽やかにたどり着いたのは、バストゥークの工業力の結晶の地、「大工房」
ここのエレベーターに乗り、大統領のいる建物の横を進み小さな砲台のある部屋、そうアヤメに会いに俺たち歩を進めた。
部屋は小さく、その中に一人の妖艶な女性【アヤメ】が居た。
「アヤメさん、貴方に会いに来ました。」
アヤメは俺たちに振り返ると、笑みを浮かべ返事をする。
「待っていたわ、すでにビストロワール殿から話は伺っています。」
よりによってあいつから連絡がいってしまってるとは予想外だった、が話が通ってるならことは早いと期待する。
「ではこの区域一体を閉鎖します」
なんで?という間も無くシステムメッセージがながれる
*一部のエリアにてシステム異常が発生したためこれより緊急メンテナンスを行います。
*大工房
*該当エリアにいる方は速やかにエリアの移動を行ってください
「これって?」
問うだけ無駄だと思いながら俺はアヤメに訪ねた。
「ビストロワール殿からあなた方が私を楽しませてくれる性行為を目の前で繰り広げてくれると聞いておりますが?違いましたか?」
このとき俺がどんな顔をしていたか鏡があったなら見たかったぐらいだった。
一瞬でも奴に期待した俺は自分を叱咤した。二度とあいつとはかかわりあいたくないと心に誓いながら...
「あの...そのですね...」
なんとか誤解を解こうと言葉をさがすが、そんな俺の気も知らずアヤメは
「騎乗位でお願いします」
淡々と俺たちに言った。つまりここでも俺たちにセックスをしろというのか...
見張り塔に行ったときからこうなる運命だったかもしれないが、
サイは投げられすでに後戻りはできない状況にまできていた。
「やるぞ...」
俺は半分眠っているペリカに向き直ると彼女を跪かせ、自ら一物をとりだしそれをしゃぶるように指示した。
さすがに短時間で2度も精を放ったそれは休養をほしがる様にうなだれていたのだった。
ペリカはまだ小さいそれを口に含むともごもごと舌で転がし口のなかで遊ばせる。
普段俺はペリカにフェラをさせない。ざらざらの舌が痛気持ち良いからだ。
それに力加減ができないこいつはフェラは下手糞だった。
しかし自分の気持ちでは勃起させることができない以上、藁にもすがる思いで彼女に頼るしかなかった。
彼女の努力のかいがあってか、俺の一物は重い鎌首を持ち上げ始めていた。
しかし、それ以上が厳しかった。そのざらついた舌が快感を与えつつも痛みも伴うため挿入に至る硬さまで達しなかった。
こっちをみているアヤメに視線を送る。彼女も心配そうにこちらを眺めていたのだった。
「どうしましたか?殿方の元気がでないみたいですが...」
「いや...その...」
返事をした瞬間俺の頭に一つの案が閃いた。
「アヤメさん、貴方も服を脱いでもらえませんか?服を着てる人に見られていると...俺、勃たなくて」
駄目元と重いながら俺はアヤメに欲求した。3回目だから勃たないという言い訳はさておき...
「わかりました...」
アヤメはそう返事をすると、ゆっくりと身にまとっている服を脱ぎ始めた。恥らう姿が俺の性欲を駆り立てる。
一糸纏わぬ姿になり彼女は胸と秘所を手で隠すようにあてがう。
「隠さないでくれないか?」
俺は更なる欲求を彼女に突き付ける。それに答え両手をまっすぐと下ろす。
恥ずかしいのか俺たちから視線を背けながら。
そんな彼女の様子を見ていると俺の一物はこれ以上ないぐらいに反り返りペリカの口を溢れさせていた。
「ペリカ、もういいぞ」
ペリカにフェラチオを中断させると俺は冷たい石の床の上へと仰向けに寝転んだ。
「おいで」
手招きをし、ペリカを誘う。彼女は自分の衣服を脱ぎ捨て、俺に跨ると手で一物を持ち自ら腰を沈めていった。
俺の物がペリカの中に入っていく、というよりペリカが俺の物をくわえ込んでいくといった表現がいいのだろうか?
俺にとって騎乗位と言うのは恥ずかしながら初体験だったりする。
オーソドックスな正常位、そしてバック。こいつと付き合ってからは座位ばかりだが...
こいつにリードされるのは癪だが、この体位事態がそういうものだと自分で納得させる。
ペリカは俺の腹に両手を置き、それで体を支えながら腰を上下に浮き沈みさせる。
その光景が俺には客観的に感じ、自分がしているにもかかわらず妙にペリカの行為が厭らしく目に映った。
しかし、ペリカの動きは何処となくぎこちない。
いつもは激しく乱れる彼女がどこかで理性を保っているかのようだった。
その原因はすぐに分かった。痛いほどに感じるアヤメからの視線。
つまりペリカは同性に見られていることで、羞恥心を捨てきれないようだった。
そうと分かった俺はペリカの細い腰をがっちりと両手で掴むと下から激しく腰を使った。
体重の軽いペリカは俺の上で跳ね、大きめの胸がぶるんぶるんと上下に揺れ、これ以上ないぐらいにペリカは喘ぎ声を上げる。
「にゃっにゃあぁ!はげっ!はげしぃにあ!レン、レン!はっにゃあ!にゃんあんあぁ!」
俺は横目でアヤメをのぞき見る。彼女の視線は俺たちの結合部にまさに釘付けになっていた。
逆に俺はアヤメのプロポーションの良さに魅入られそうになりながらも必死で腰を打ちつける。
こんな女と一度やってみたい...などと淫らなことを考えながらもペリカに休む間を与えず腰を使って自ら快感を求める。
ペリカは与えられる快感に悶えるように喘ぎ、俺の上で踊り続ける。
不純な妄想が混じり、普段の俺より早くその終焉を迎えそうだった。
「くっ!イ、イクぞ!ペリカッ!」
強い力でがっちりと彼女の細い腰を掴むと、今日で3度目の精を彼女の膣に放った。
ドクッドクッと脈を打ち、熱いそれでペリカの膣が満たされる。
過剰表現だったかもしれない、短時間で3回目の射精ともなると...
ペリカはぐったりと俺の胸に体重を預け、まどろみを感じ始めていた。
彼女に休息を与え、徐々に萎え始める一物を抜き出すと俺はアヤメに問う。
「満足いただけました?アヤメさん」
上気した頬が愛らしい、端麗な顔立ちに応じるプロモーション。
俺はこのバストゥークの中で一番の女性はアヤメだとだと思う。
大人の雰囲気を持つヒルダさん、ションベン臭いコーネリアなど足元にも及ばないだろう
「では、次はあなた方の好きな体位で行ってください。」
最初のときと同じようにまたしても照れる素振りも見せずに、そう俺たちに言った。
「次って?」
まさに鳩が豆鉄砲とはこのことだろう、まったく予想だにしてない発言に俺はびっくりする。
「2回。と伝えられていましたが、違いましたか?」
アヤメの顔に残念そうな色が浮かぶ。そんな表情をされると男は弱いもので..
「いえ、それにお答えしたいのはやまやまだが...恥ずかしながら俺の物が限界で勃たないんだ..」
嘘を吐くこともないと思い、俺は正直に彼女に答えた。
それにこいつだって...言葉には出さなかったがペリカの頭を撫ぜながら心で呟いた。
「わかりました...ではわたくしが...」
そう言うと全裸のままアヤメは俺に近づいてきた。
「...っ!」
俺はあまりの嬉しさに言葉がでなかった。最後まで言わなかったが彼女が俺にしてくれることは想像に容易い
「ほ、本当ですか!」
つい、声を荒げ俺は上体を起こした。
まさに棚から牡丹餅とはこのことだと、胸で休むペリカを脇にどけると期待に胸をふくらませアヤメの行動に息を飲んだ
上体だけ起こした俺の隣に彼女が座る。紅のルージュが妖艶に光り、俺の胸に口付けした。
「ちゅっ..」
アヤメが俺の乳首にキスをし、軽く吸いついてくる。
思わず声を出しそうになったが、羞恥心が俺を留める。
彼女の左手が俺のうな垂れる一物を掴み、右手で袋をこねはじめた。
もし、これが普段の俺ならそれだけで理性が飛んでしまうに違いなかっただろう。
彼女の愛撫に俺のものは徐々にその力を取り戻そうとしていた。
まだだ!と俺は自分に言い聞かせる。こんなところで再戦可能になろうものならアヤメの奉仕は終わりかねない。
彼女には悪いが俺の期待に添えてもらえるまで、他の事を考えその気を散らせることにした。
徒然なるままに ひぐらし すずりにむかひて 心にうつりゆくよしなし事を そこはかとな...
「ぬぉぅ!」
俺は素っ頓狂な声を上げる。アヤメが想像を絶する行動にでたからだった。
「あ、アヤメさん!一体何を!?」
必死に声を絞り出す
「知りませんか?殿方へのマッサージですよ」
そう、彼女の細い指が俺の排泄口へ侵入させ、内壁を撫ぜ言ったようにマッサージをしていた。
それによって俺の意思とは裏腹に一物は元気に反り返りいつもどおりの硬さを取り戻してきていた。
「いかがですか?」
問いかけるアヤメに返す言葉もみつからず、とりあえず【ありがとう】と感謝の言葉を言った。
相手であるペリカはすでに眠りに堕ちていた。
俺に勇気がもう少しあれば、理性を無くすことができたならこのままアヤメに襲いかかれたかもしれない。
しぶしぶ俺はいつもの相手を揺り起こし、そのまま上体を重ねていく。
「いくぞ、ペリカ」
「にゃあ....」
返事の意味は分からないが、彼女の秘裂に一物をあてがうとそのまま一気に貫いた。
アヤメの言葉に甘え、俺はいつもペリカと交わるときの体位に持っていく。
半ば強引に勃起させられたそれからはいつものような快感を感じることができなかった。
どこか麻痺してしまったような感じを受けつつも俺は腰を使いペリカに快感を与える。
「いっぱいっ!いっぱいにゃ!レンのがいっぱにゃあ!にゃにゃぁん!」
ペリカはいつも通り喘ぐ、見慣れた光景なのだがとても彼女が愛らしく思えた。
普段なら自分の快楽を求めるのだが、感じれなければ仕方ない。それでもなぜか腰は動かしていく。
悶える彼女を見て、俺はこいつをイカせてやりたいと思うようになっていた。
自分だけではなく彼女の快楽のために努力する。それもいいじゃないかと...
「立てますか?」
後ろから不意にアヤメの声がする。
「え?」
「そのままの姿勢で立ち上がれますか?」
アヤメがもう一度言う。意味は分かるがはたして立てるか?
「やってみるよ」
俺は答えるとペリカの尻を掴み自分に引き寄せるようにするとそのまま大きな重い荷物を抱え上げるように腰に力を入れ片足ずつ立ち上がった。
「にゃぁあん!」
不安定な姿勢になりペリカは俺の首に手を廻す。その手が離れれば彼女は後ろ向きに倒れかねない。
宙ぶらりんな彼女が唯一支えられている俺の両手を少しあげると支点が俺の一物に掛かり、彼女の奥の奥に突き当たる。
「レン、怖いにゃ...」
不安な顔をペリカは俺に見せる。
「まかせろ。大丈夫だ」
安定感は得れないまま俺は彼女の腰に手を廻すとゆっくりと腰を動かし始めた。突き上げるたびに先端が最奥を突き上げる。
「にゃおぅ!かっ、にゃう!にゃあおぅん!」
普段とは違った喘ぎ声でペリカは喘ぐ。声の質からも快感を感じてると俺は悟った。
慣れ始めた体位に俺は調子に乗って腰を激しく突き上げ、ペリカの体を弄ぶ。
ぽたぽたと額の汗が滴り落ちる、予想以上にこの体位が体力を消費していることに気がつき戸惑いを隠せなかった。
体力的に限界が近いかと思ったとき、ペリカの喘ぎもひときは高まり絶頂を訴えた。
「にゃあぁん!レン!レンっん!イクッイクにゃっっ!イっちゃうにゃ!あぁあぁあぁぁ!ダッダメニャッアァア!」
首を振り彼女は叫ぶ。俺もこれ以上ないぐらいに最奥を求め腰を突き入れた。
「イクーゥ!ニャー!」
泣き声が大きく響くと同時に俺も彼女の中で果てた。
無性に抱きしめたい衝動に駆られ、俺はこの馬鹿猫を力いっぱい抱きしめる、そして力を緩めるとゆっくりと床に寝かせた。
額に溢れる珠のような汗を拭うと俺は振り返りアヤメを見る。
彼女は自分の股間に手が添えられ、それが動いていたように見えたが...錯覚かもしれない...
「いかがでしたか?満足いただけましたか?」
息切れを起こしながら俺は言った。アヤメは俺たちから目をそむけ照れるように言う。
「はい、ありがとうございます。十分満喫させていただきました。合格の印を与えます」
俺はガッツポーズを作り心の底から喜んだ。これほどまでに充実感を味わったセックスは初めてだろう。
「では、時間があまりないしょうし先をいそいだほうがよろしいかと...」
床でぐったりとしているペリカを見るとすぐに移動というのは厳しそうだった。
しかし時計もすでに18時を回っておりゆっくり移動していてはそれこそウィンに着いた時には日が変わってしまうかもしれない
「これを、すこしでもあなた達の役に立ちましたらと思い準備しておきました」
アヤメは札を差し出す。「魔行札」
サンドリアでももらったアイテムで、これがあればウィンまでも一瞬で着けるアイテムだった。
俺は一礼しアヤメからそれを2枚受け取ると、すばやく衣服を着て、ペリカの分の服をまとめて鞄の中に入れる。
床で眠りに入っているペリカにマントを被せ抱きかかえると、そのまま振り向かず俺たちはこの部屋を後にした。
バストゥークの風が火照った体に気持ちよく、俺の疲れを癒してくれる。
隣で寝ているペリカに寄り添い、気だるい体を投げ出して眠ってしまいたい気分だった..しかし時間がない。
俺は自分に喝を入れなおすと、優しくペリカをゆすり起こす。
「もっと、休ませてにゃぁ...」
甘えた声で俺に要求してくる。本音を言えば俺もこのまま宿を取って寝てしまいたいところだ
「とりあえずウィンに行こう。休憩はそれからだ」
俺はアヤメからもらった札をペリカに渡して、俺もそれを使用する。
少し遅れてペリカも札を使用したが、二人して一行に移動する気配がなかった。
俺は改めて自分の手の中にある札を見直す
□チョコボ優待券□
何も言わず俺はそれを力いっぱい地面に投げつける。券はひらひらと舞いながらゆっくりと地面に落ちた。
魔行札ならまだやる気は合ったがチョコボ券ではウィンに行くのに相当な時間がかかる。
それに二人とも体力が限界に近いのは見て取れる。
「ペリカ、もういい。イベントは中止だ。こんなくだらんイベント最初から参加するんじゃなかったな...」
「にゃぁ〜」
相槌を打ち、ペリカも力なくうな垂れた。その彼女の手を取り、ゆっくりと俺たちは歩き出す。
俺たちが向かうのはバストゥークのモグハウス...心に二度と公式イベントに参加はしないと固く誓いながら...
□END??□
→ヴァカンス
→3匹の子猫
→相対の...カ