ヴァカップル

レンストリー(レン) ヒューム♂ F3A 侍
ペリカ        ミスラ♀  F1A 吟遊詩人
ミリン        ヒューム♀ F3A 白魔道士or黒魔道士


俺の目の前をマンドラゴラがちょこちょこと走る。
俺はレンストリー。通称レンと呼ばれ侍を生業としている冒険者だ。
ここ、ブブリム半島のアウトポストで俺は人を待っていた。ウィンダスティーを飲みながら
「お味はいかがですか^^?」
「あぁ、まあまあだ」
俺の隣にヒュームの女がいた、そいつの問いかけに気持ちを入れずに返事をする。
「ミリンは飲まないのか?」
隣の女、ミリンという女性に俺は言う。このウィンダスティー自体先ほど彼女が目の前で合成し作り上げたものだった。
「私ダイエットしてますから^^;」
こいつと俺はリンクシェルというもので構成されたグループの仲間だった。
今でこそ詳細は非公開にしているが、彼女はLS内でも結構人気のあるほうで白魔道士を主として冒険に出ていた。
語尾につく何か分からない表現が人気を集めているのか?LSチャットは彼女の話題が絶えない
...俺には関係ないことだが...
ところで俺と彼女がなぜここにいるのか、何をしているのか簡単に説明しなければなるまい。
あれは先日のこと、俺の彼女であるミスラのペリカが何の脈絡もなしにプルゴノルゴ島へ行きたいと言い出した。
たまたまそこに居合わせ会話を聞いていたのがこのミリンだった。
そして彼女もバカンスを兼ねて俺たちに着いて来たいと言い出し、断る理由もなく俺は快く了承した。
待ち合わせは、ここブブリム半島のアウトポストに午前9時。いつものごとく今時計は午前10時半をさしていた。
「遅いですね〜ペリカさん^^;」
「あぁ、いつものことだ。もう慣れちまった」

俺はカップのそこに残ったお茶を飲み干すと、容器をミリンに返し一礼する。
「そういえば...」
「はい?^^」
「ミリンって本名はあるのか?」
俺は問いかける。類は友を呼ぶと言う言葉がある、そうこの言葉が俺たちのLSにはふさわしかった。
奇しくも俺のいるLSは「馬鹿」ばかりで中には言葉を話せないものまで居る有様だった。
俺たちは自分の名前さえも短縮して呼び合うほどだった。俺の名前をレンストリーと呼ぶ人間はこのLSには居なかった。
「ありますよ〜^^」
彼女は無邪気に言う。彼女に興味があるわけではないが暇つぶし程度に本名を尋てみる。
「タムリンっていいます^^」
確かに俺たちのLSでは名前は3文字までと言われているがどこをどういじればタムリンがミリンになるのか問い詰めたかった。
頭が痛い...理由を問えばきっとこの頭痛はもっと酷くなるだろうと俺は思い会話と途絶えさせる。
少し時間がたった後、馬鹿猫は姿を現した。しかもチョコボに乗りながら..
「おまたせにゃ!いそいでパージ乗り場にむかうのにゃ!」
「ちょ、ちょっとまて!お前だけなんでチョコボにのって...」
といってる俺の声も聞かずにペリカはチョコボを走らせ見えなくなっていた。待ち合わせ時間や場所を決めたのはペリカだ。
何を考えてここを待ち合わせ場所に決めたのか想像するのは困難を極めたが、そんなことを考えるより俺はあいつを追いかけて駆け出していた。
「痛い;;」
俺の後ろから声がする。振り向いた俺が見たものは足首を押さえながら座り込んでいるミリンの姿だった。
「大丈夫か?」

心配して声をかける。足首をさすりながら困った顔で俺を見つめ返してきた。
「足を挫いちゃって歩けないです;;」
あぁ、予想はできていたさ、と心で呟く。きっと俺には女難の相がでてるにちがいないだろう。
俺は紳士を気取り彼女に向かって背中を向け屈み込む。
「おぶっていってやるよ」
「えぇ〜;;いいんですか〜?^^;」
言葉のところどころに喜怒哀楽が取れて見れる。正直俺にとって苦手なタイプだった。
「それにペリカが桟橋でまっていることだろう...急ごう」
俺はミリンを背中に担ぐと普段より重い足取りでビビキー湾を目指して歩みを進めていった。

俺たちはペリカの待つビビキー湾へと入り、夕日桟橋を目指して歩いていた。
「大丈夫ですか?^^」
背中のミリンが俺のことを心配して声をかける。だがその声色には申し訳なさそうな感情はこもってなさそうだった
「大丈夫だ...」
俺は無愛想に答える。疲れ以上に俺を悩ませていたのは彼女の体には不釣合いな大きな胸だった。
歩くたびにそれは揺れ、俺の背中に柔らかい感触をもたらす。健全な男にとってこれは毒に近かった。
桟橋が遠くに見えた頃にミリンは足の痛みが和らいだとの事で自分の足で歩き出すと言い出した。
「大丈夫か?」
「ええ^^ありがとうございました♪^^」
ゆっくりと俺の背中から彼女を降ろすとミリンは小さく悲鳴を上げた。

「きゃっ!><」
俺は周囲を見渡すが近くには何もいない。居るといっても遠くにダルメルが数頭見える程度だった。
「何を考えてたんですか><」
彼女は俺を指差し左手で自分の目を隠す。彼女の指が差す物は俺の股間だった。
そう、俺の一物はズボンを突き破る勢いで元気に己を主張していた。
「あぁ!す、すまん!これは生理現象だ」
「やだ〜レンさんもしかしてエッチなこと考えてたんですか!?^^;」
そういってミリンは俺に近づいてくるといきなり俺の一物に手を当てさすり始めた。
「ちょっ!?なっなにを?」
俺は逆に彼女から逃げようと一歩後ろへ退いた。が彼女は俺の物を握って離さなかった。
「レンさんの方こそ大丈夫ですか?我慢すると体に毒だって^^;」
「だ、大丈夫だ。手を離してくれないか?」
やや下から俺を上目使いで見上げてくる。
よくみるとこいつも可愛い...なんてよこしまな考えを持ってしまうと一段と俺の物は元気に反り返っていた。
「でもぉ〜私のほうが我慢できなくなっちゃってたりして」
そう良いながらミリンは俺に体を寄せ付けてくる。上から見下ろす俺からは彼女の胸元が見え、服の間からピンクのぽっちりが覗けた。
俺にはペリカという彼女がいる...だが今の状況はもったいなすぎる!
まるで天使と悪魔が俺の頭の中で戦いを始め、今まさに悪魔の槍が天使に止めをさそうとした瞬間
「/sh にゃー!レンいそぐにゃー!パージがでちゃうにゃ!!!」
ペリカのビビキー湾一帯にとどろく叫び声が響いた。それを聞いた俺は咄嗟に桟橋に向かって走り始めた。

俺にはペリカが居る!他の女に目が移りかけていた自分を叱咤する。
「あ〜ん;;まって〜;;」
俺の後をミリンが一生懸命追いかけてくる。足を引きずっている様子はなく今までは演技だったのかもしれない
桟橋にたどり着くとパージが到着してそろそろ出航しようと準備をはじめていた
ペリカは俺にパージの乗船券を手渡し、遠くに見えるミリンに手をぶんぶんと振っていた。
「/sh だめにゃ〜まだ出航しちゃだめにゃ!」
またしても馬鹿猫の叫びがビビキー湾に轟く。あいにくこのパージに乗ろうとしているのは俺たちだけだ
多少の遅れぐらい多めに見てくれるだろう...
ミリンは息を切らせながら到着すると3人同時にパージに乗り込み、それと同時に桟橋から船は離れた。

出航してどれぐらいの時間がたっただろうか?日も高く上がり時計は正午を俺たちに伝えようとしていた。
「腹が減ってきたな」
ぼそりと俺はこぼす。
「にゃ〜」
ペリカも俺に相槌を打ち、床に寝そべっていた。
「山串でも食べるか?」
床に寝そべっているペリカはお尻を高く上げ芋虫のようにもそもそと俺に近寄ってくる。
「あっ^^私皆さんの分のお弁当つくってきたんですよ^^」
「にゃ!?」
パージ上に現れた猫芋虫は俺から標的をミリンに変えてもそもそと動いていった。

ミリンの絶え間ない笑顔の中に時折冷ややかなものを俺は感じ取る、気のせいならばいいが...
「気がきくな。俺はいつも狩りに出かけるときに食べる食事に飽きてたところだ」
彼女の大きな鞄からとりだされたのは、太陽の光を浴びきらきらと輝くお米を固めた「おにぎり」という料理だった。
料理というにはそっけないが、俺はこいつが大好物だ。
珍品を中ににぎりこんだ「殿様おにぎり」というものが競売所で売られているがどうも俺の口に合わない
俺の好物はおにぎりのなかにサーモンを入れた「鮭おにぎり」だ。
気が利く女とはそういうところもひそかにチェックしていることが多々あると思い俺はミリンに訪ねる
「中身は何をいれてるんだ?」
「それは食べてからのお楽しみです^^きっと満足してもらえますよ♪」
お弁当を広げるが早いか、ペリカは両手に一つずつおにぎりを取りさらに器用に尻尾を使ってさらに一つのおにぎりを確保していた。
俺はペリカのことが理解できずに「Huh」エモーションを浮かべてみた。それを見て笑うミリン。
「じゃ、俺も一つ頂くかな」
並べられた12個のおにぎりのうち端をとるのは芸がないと思い俺は中央にある少し大きめのおにぎりを手に取った。
まず、一口...美食家ではないがおにぎりの味には少しうるさい俺が吟味する。
まだ具は口には入ってこず銀色のお米が俺の口を満たす。少し塩がきついがお弁当にするならこれぐらいでも問題ないだろう
「^^」
にこにこと俺の顔色を伺うミリンに目をあわすことなく二口目を口いっぱいに頬張る。
そしてなんとも表現しにくい食感が俺を惑わす
「これは?」
「はい^^今流行の食材のギガントスキッドをいれてみました^^」

俺の知っている文化とはまったく違った世界が彼女の中にあるようだった。
むしろ生物をおにぎりのなかにいれようものなら食材が痛み、物によっては食あたりを起こしかねない
「いや、ミリン。おにぎりは中になんでもいれればいいってものじゃないぞ」
「え〜^^;ビビキーアーチンやブラックソールの切り身とか入れちゃいましたけど^^」
頭痛がしそうになりながら俺はペリカを見る
「おいしいにゃ♪」
俺の予想とは反してペリカは美味しそうにつぎつぎと異界のおにぎりをおなかの中へ送り込んでいた。
そうだ、こいつは魚なら生でもかまわず食べる奴だった。と再認識するしかなかった。
「ミリン...一度自分でたべてみたらどうだ?」
俺は食いかけのスシおにぎりを彼女に突き出し、食べるように勧める。
「えっと^^;私ダイエット中ですから^^;」
冒頭でも聞いたことのあるセリフをいって彼女は丁重に申し出を断る。
まったく女って奴は...
この変な料理を俺たち二人であっという間に平らげる。7割はペリカがたべてしまったのだが...
食欲が満たされると次に俺に襲ってくるのは眠気だった。
波風も心地よく、静かな波音がさらに俺たちの眠気を促進する。
「ふぁ〜。少し眠るがついたら起こしてもらってもいいか?」
あくび交じりにミリンにそう告げる。ペリカはすでに寝息を立て丸くなって寝てしまっていた。
「はい^^ごゆっくりどうぞ〜♪」
彼女は答える。彼女はペリカの頭を撫ぜながら俺に答える。
「頼んだ...」
その返事を言うが早いか俺はすでに眠りに堕ちていた。

違和感を感じる...
俺はそう思い重い瞼を開けたのだった。俺が見たものは...
「おっ、おい!?」
いつの間にこういう展開になったのか分からないが俺の股間にミリンが顔を埋め
俺の一物をその可愛らしい口に含んでいた
「あ^^おはようございます^^」
彼女は長い髪を掻き揚げ俺に笑顔で答える。
「い、おはようじゃくてなにをやってんだ!?」
「え〜^^;女の子にそんなこといわせるんですか〜><」
照れながら俺から顔をそむけるミリン。しかし彼女の右手はしっかりと俺のいきり立つものを握っている。
「いや、そう言う意味じゃなくて、なんでこんな展開になってるんだ!?」
「だって...レンさんのこれがとっても元気になってたから、助けてあげなきゃと思ってつい^^;」
いったい俺は寝てる間に何を想像していたのかと自分に問う
「レンさん私のこと嫌いですか?;;」
哀願のまなざしというか困った顔でおねだりをする、そんな顔でミリンが俺を見つめてくる。
正直この手の顔にはめっぽう弱い俺が口で返事するよりはやく、いきり立つそれがびくんと脈を打つ。
「あら^^;続きしちゃいますね^^」
「あ、あぁ」
困惑してる俺はつい返事をしてしまう。それと同時にフェラチオを再開するミリン。
彼女の赤いルージュの唇に俺の物が見え隠れする。じゅぽじゅぽと音が漏れ、淫猥な感じを盛り立てる。

「うっ...」
思わず俺がうめき声をもらしてしまった。...正直上手い。
比べちゃ悪いほどペリカのそれとは素人と皆伝ぐらいの差があった。
「気持ちいいですか?^^」
ミリンが俺の顔を覗きこむように俺に尋ねる。
「あぁ...」
自分の気持ちを素直に答える俺...というか限界が近いのを悟られたかもしれない。
彼女の口いっぱいに俺の物がくわえ込まれた、かと思うと今度は先端を舌で愛撫する。
時折彼女は俺に艶かしい視線を送る、女が男慣れしていることを俺は悟った。
その時、俺の視界にペリカの寝ている姿が入ってくる。
「まった」
俺は上体を起こしミリンの動きを両手で静止させる。
「あら?いきそうでした?^^我慢しなくていいですよ^^」
完全に彼女のペースに飲まれながらも俺はそれには答えなかった。
「もういい、俺にはペリカがいるから。あいつが起きて来たらただじゃすまないことになる」
元モンクの馬鹿猫がキレたら何をしでかすか分からないのは今まで何度も経験してきている。
ましてやこんな状況をみられでもしたら俺の命も保証し兼ねないだろう
「大丈夫ですよ^^だっておにぎりには水の変わりに昏睡薬を使って握ってましたからすぐには起きてきませんよ^^」
さらっと怖いことを言ってのける。そしてすぐに再開し始めるミリン。
が、俺の我慢も限界に達し彼女の口の中でその思いを爆ぜたのだった。

射精が続く間彼女は俺の物から口を離さず、全てを受け止めると「ごく」と一度大きくのどを動かした。
「気持ちよかったですか?^^」
彼女は俺に寄り添い顔を近づけてくる。
「私も実はこんなになっちゃって...」
頬を朱に染めながら彼女が俺の手を掴む、そしてその手が導かれるのは彼女の秘密の花園...彼女の股間へと俺の手は誘導されていた。
湿気を帯びた下着に手が侵入し、彼女の秘所に俺の指が当たる。そこはすでに大洪水になっていた。
「すごい濡れてるな...」
「><」
顔を覆い恥ずかしそうに俯くミリン、理性の保てなくなった俺は彼女の細い肩に手を置くとパージの甲板に仰向けに寝かせた。
「ジリリリリーン」
その時パージにけたたましい金属音が轟く。どうやら目的地に着いたらしく桟橋へと船は近づいていった。
「むにゃ..」
ペリカが起きたことに気がつくと俺は咄嗟にミリンと離れ何もなかったように立ち上がり陸に向かってパージの甲板を歩いた。
ミリンのほうを横目で見ると彼女は慌てて衣装を調え直していた。
「ついたのかにゃ?」
そう言いながらペリカが俺のほうへと歩いてくる。なぜか四つん這いで...
「あぁ、着いたみたいだ...ん?」
俺は陸地を眺めて一度目を擦る。再度目を開いて見た光景は
「戻ってきたんじゃないか?」
どう見てもそれは出発地点のビビキー湾夕日桟橋にしか見えなかった。
「ダルメル遊覧行きってのっちゃまずかったのかにゃ?」
俺は何も言わず馬鹿猫の耳をつねってやった。

俺たちは夕日桟橋でもう一度パージの到着を待ち、今度は行き先をプルゴノルゴ島行きと確認してパージに乗り込んだ。
朝から出たはずだが無人島についたのはもう日が傾き始めていた。
「ついたにはついたがこんな時間からどうすんだ?帰るか?」
「うにゃ!潮干狩りをするにゃ!」
まさに人気のない場所、プルゴノルゴ島だけあって俺たち以外はサーチをしても誰一人いないようだった。
俺たちは500Gilを支払い潮干狩りセットを貰い受ける。人気のないこの場所でそのポイントをみつけるのはたやすいことだった。
さっそく見つけては3人で群がって潮干狩りを始める...ざくっざくっざく...
「おっシャル貝だ」
俺はシャル貝を掘り当て他の二人の収穫物を覗き見る
ペリカ...ビビキースラッグ
ミリン...パムタム海苔
大したものは出なかったようだった、ペリカはすぐさま次の獲物を見つけると目を輝かせてそこへ走っていく。後を追う俺とミリン
ざくっざくっざく...
ペリカは俺たちより先に獲物を確保し自慢げにそれを見せびらかす...ただの陸ガニの甲殻なのだが...
そんな馬鹿猫を無視をして俺はそこでもまたシャル貝を掘り当てた。
「おっ!またシャル貝!」
競売でそこそこの値段で取引されるため俺は少し嬉しさがこみ上げていた。
「シャル貝ばかり掘り当てて喜ぶなんて...レンさんって欲求不満なんですね><」
ちょっとまて!シャル貝でそういう発想に持っていくミリンのほうが
よっぽど欲求不満だと突っ込みを入れそうになるがあえて俺は放置しておく

「/sh にゃー!レンー!助けてニャー!」
ペリカの絶叫が島全体を震わす。目を離した隙にあいつは俺たちから目の届かない場所へとClamming Pointを探しに行っていたのだった
「どこだ?」
探す間も無くあいつは俺たちの元へ戻ってきた。尻尾にGrindylowというCrab系のモンスターを一緒に連れてきながら
いや、正確には連れてきているのではなくペリカの尻尾を敵がハサミで挟んでいるように見えた。
「ペリカこっちだ!」
俺は腰の刀に手をかけると距離をつめ抜きざまにそのカニを一刀両断にしてやるつもりだった
□居合い切り□
実装が待たれるこのジョブアビリティーを俺は惜しむことなくそのカニに使用した。
まるでオーディーンのザンテツケンようにカニが真っ二つになりその場に亡骸を置いていく
はずだった...しかしGrindylowは残りの片方のハサミで俺の刀を受け止めたのだった
□真剣白羽取り□
まさか!!俺は額に汗を浮かべそのカニと睨み合いお互いの隙をうかがった...
□サンダーIII□
後ろからミリンの魔法の詠唱が聞こえ、その言葉と共に俺との死闘を繰り広げたカニは黒焦げになり力尽きた。
「ありがとう、ミリン...今日は黒魔道士だったのか?」
「ええ^^敵を欺くにはまず味方からって言いますから^^;」
言葉の意味は察しかねるが確かに彼女は今日は詳細を非公開だったことを思い出す、てっきり白魔道士かと思っていたが...
「このカニ食べれないかにゃあ?」
俺が尻尾の痛みは大丈夫かと心配したが、心配をよそにペリカがGrindylowをつんつんつつきながら言う。

これぐらいの大きさなら3人分の食事にはなりそうだった。
「そうですね、私が食事つくりましょうか?^^」
不安がよぎる。快く彼女の申し出を受け入れるべきかどうかが...
「そうだな、俺はもう少しこの島で食料になりそうなものを探してくる。ペリカもミリンを手伝ってやってくれ」
見張りをつけることでミリンも料理に薬を入れたり変な行動にはでないだろう...
ペリカはビシッと敬礼をして俺を見送る、ミリンもそれにならって手を振って見送った。



キャンプ地にたいしたものは持って返ってこれなかったがそんな俺を二人は暖かく迎え入れてくれた。
晩御飯のゆでがにをたらふくに食べ、ワインも適量にたしなんだ俺は少しばかり眠気が襲ってきていた
そろそろ帰路に着こうと、焚き火の前で盛り上がってる二人に提案しようと近づいていった
「レンさんもかくれんぼしますか?^^」
俺が口を開くより先にミリンが俺に問いかけてくる。馬鹿猫はやる気満々で俺の返事を待っているようだった
「い、いや..俺はいい。そこで惰眠でも貪っておく」
俺は踵を返すと再び鞄を枕代わりにもう一寝入りすることにした
近くで二人のじゃんけんをする声が聞こえる...この季節の夜風はとても気持ちよかった

違和感を感じる...
そう思って俺は目を開けるとそこには見覚えるのある光景があった
近くにミリンの顔がある近くといっても俺の股間に..そして元気に反り立つ俺の一物を可愛い口に含んでいた。
昼間に見かけた光景とまったく同じ、ではなく違ったのはミリンが上半身裸だということだった。
そんな違いはどうでもいい、一体どういうことでこうなったか聞きたかった
「お、おい?なにを!?」
ミリンが俺の物を口から出すと、上目遣いで俺を見つめてくる。まさに可愛さアピールのいつもの角度で
「気がついちゃいました?^^;」
普通きがつくだろう、と心で突っ込む。
驚く俺をよそにミリンは少し俺のほうに近寄ってくるとそのたわわに実った乳房で俺の一物を包みこんだ
「こういうのお嫌いですか?」
ミリンの乳房のなかで俺の物が挟まれ、優しく刺激する。
まるでマシュマロで愛撫されてるような錯覚に陥るほど彼女の胸は柔らかかった。
「いや、気持ちいい」
素直に答える俺...
「立ってもらってもいいですか?そのほうが気持ちよくしてあげれますから^^」
「あぁ」
短く返事をすると俺はその場に立ち上がりミリンの好意に甘えるのだった。
大きなマシュマロに挟まれ、その胸から俺の先端だけが潜望鏡のように覗き出ていた
その先端をミリンの舌が舐める、彼女は男以上に男の感じる場所を知り尽くしているようだった。

彼女は両手で自分の乳房をもって上下させ俺に快楽をもたらす
ふと目に映る彼女の乳房のぽっちりは硬くしこり立っているように見えた
「ミリンも感じてるのか?」
俺に奉仕を続ける彼女は答えない、このまま彼女の胸に精をぶちまけたいとも思ったがなすがままに甘える俺ではない
「ミリン、もういいぞ。今度は俺が...」
俺はミリンの肩に手を置くと彼女を砂浜に仰向けに寝転ばせた。
「私はいいです^^;もう準備万端なので><」
照れる彼女が可愛らしい。自分で言うように彼女のスリットはすでに中から蜜を溢れさせていた。俺を待ち望むように
「じゃ、入れるぞ?」
彼女はこくりと返事をする。彼女のペースに飲まれてるのかもしれない、がそんなことは今の俺にはどうでもよかった
彼女の体に覆いかぶさり、自分の一物を手にとり彼女のスリットにあてがった。先端が彼女の蜜に触れゆっくりと腰を進めていく
...殺気...
おぞましいほどの殺気を背後から感じ俺は首を振り向かせた
「ペ、ペリカ!Σ(゜Д゜;」
ミリンの癖がうつったのか、思わず言葉の端に表情を走らせた。
目に見えるほどのオーラを背負ったペリカがそこに立っていた。すぐさま自分の姿も構うことなく立ち上がり彼女に向き直る。
「い、いや。こ、こっこれは!」
言い訳を言う間も無く彼女は俺に向かい走り詰め寄ってくる、そしてその拳が俺に襲い掛かってきたのだった
彼女はルルデの庭に在住するもうろく爺さんよろしく詩人サポモンクをデフォルトに行動している
あのBCで詩人とはこうあるべきと、いろいろ叩き込まれたらしい...それを聞いたとき俺はあの爺さんを恨んだものだ

俺の頭に「生きろ!」という文字が浮かび咄嗟に目を閉じ彼女の行動を見切る
□心眼□
まさに紙一重で俺は彼女の右拳の攻撃を鼻の頭をかすめながらもかわす。
しかしその後に来る左のアッパーを直撃し俺の首はこれ以上無い位に伸びきった。
そこへ右のこめかみに右のハイキックが見事にヒットした。
さすがに普段クンフーシューズを愛用してるだけのことはある。俺はそのコンボまがいの攻撃を受け砂浜に大の字に寝転んだ
のびている暇はない、次の攻撃が俺に襲い掛かるのは分かっていた。
...が体が思うように動かず上半身を起こすのが精一杯だった。
「/sh 許さないニャ!」
ペリカは再び拳を振りかぶると俺に叩きつけてきた。
だが幸いにもその拳は俺には届かなかった。
□デジョンII□
コートで前を隠しながら呪文を詠唱したのはミリンだった。
黒い煙と共にペリカの姿は俺たちの前から消えていた。
「助かった....」
俺は胸をなでおろし安堵のため息を漏らす。俺の頬に水のようなものが付着していた。
冷たくはなく、むしろ暖かい...もしかしたらペリカの奴、泣いていたのか?
顔こそ見る余裕はなかったが叫んだ声はいつもの彼女の声とは違って聞こえていた。
「よかった、無事で;;」
ミリンが俺に駆け寄ってくるが、彼女が近寄ってくるのを俺は右手で制した。

「すまん。俺はあいつを追わないといけない」
「そんなぁ;;私はどうすればいいんですか;;」
「すまん。俺にはあいつがいる、諦めてくれ」
急いで俺は脱ぎ散らかしている服をまとめ身に着けていく。
ここで彼女一人を置いて行ってもおそらく大丈夫だろう。
むしろ二人で行動しようものなら俺の身が危ないといっても過言ではない。
俺は鞄を探りアイテムを取り出す。【デジョンカジェル】これがあれば瞬時にホームポイントまで戻れるはずだ
俺はそれを右手に取り、それを高く振りかざした...
「やだ^^;レンさんったら^^;」
ミリンが俺をみて照れる。俺が取り出したのはデジョンカジェルではなくミスラの尻尾といわれる簡単にいえば大人のおもちゃだった
「し、しまった!」
そういえばこの前バストゥークにいったときに錬金術ギルドの裏でいかがわしいお店の中で購入したのだった...まだ未使用だが...
「ち、違うこれは!」
慌てて俺は鞄をさぐり今度こそデジョンカジェルを取り出す。
そして待つこと数分、魔力を帯びた杖は俺をホームポイントへと運んでくれるのだった
「私諦めませんから^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^」
殺気を帯びたその笑顔に見送られながら俺はプルゴノルゴ島を後にした。まさに悪魔の島...二度と行くことは無いだろう

俺の目の前をマンドラゴラがちょこちょこと走る。
俺はレンストリー。通称レンと呼ばれ侍を生業としている冒険者だ。
違う!冒頭に戻ってどうする!?たしかに目の前にはマンドラゴラがちょこちょこと走っている...ここはブブリム半島アウトポスト
そうか、俺は今朝、暇だったあまりここをホームポイントに設定してしまったのだった、馬鹿だ...
俺はヴァナディール1馬鹿だ...肝心なときにこんなことになるなんて、もうペリカは俺の元に戻ってこないかもしれない
だからこそ追わなければいけないこのときに、笑い話にもならないオチに自虐的に笑う
原因を作ったあの女は、俺の気持ちもしらないでLS内で盛り上がっていた
「/l 私ふられちゃった〜;;」
「/l ええ〜!?ミリンちゃんふられちゃったの!?」
「/l うん;;折角いいムードになってたのに彼ったら私を置いてどっかにいっちゃったの;;」
「/l みんなでなぐさめてあげようよ!」
「/l そうだね!どうする?今からBCでもいこうか!人集めるよ」
人の気もしらないで...とミリンをうらみながらも俺は耳障りになるリンクパールをはずした。
そのリンクパールを力任せに地面に投げつけると小さな音を立てて宝石は粉々に砕け散ったのだった。
静寂が俺を包み、さびれたアウトポストで俺の自嘲した笑い声が木霊する。
なぜか笑いながらも涙が流れ頬を伝い落ちる。空を見上げる、夜の星の輝きが滲みまるで水の中にあるようだった。
「遅刻にゃ!」
聴きなれた言葉が俺の耳に聞こえた。声のしたほうをゆっくりと振り返る。
そこにはペリカがいた
「9時待ち合わせなのに今9時半だにゃ!」

慌てて俺は時計を見る。確かに21時半...どういことか話が飲み込めないで呆然としている俺にペリカが抱き着いてくる
「いやだにゃ...今度浮気したら絶対ゆるさないにゃ...」
「すまん」
なぜここにペリカがいて俺をまっていたのか飲み込めないが、彼女のサポは白魔道士でいつもならモンクのはずだが...
きっとジュノに戻った彼女はテレポでタロンギまで行って急いでここにきたんだろう、などと勝手に推測する。
そっと彼女の顎に手を当て少し力を加え上をむかせる、そしてゆっくりと唇を重ねた
彼女の唇は震えていた...唇だけではなく肩も少し震えてるようだった。そして目から伝う涙
俺はこいつに愛されている、きっと。だからこそ俺も裏切ってはいけない。まっすぐな彼女を...
「ペリカ...抱きたい、今ここで」
唇を離すと俺は言った。彼女は首を振って俺に答える
「人が来たらはずかしいにゃ...」
「ならインビジで姿を消し照ればいいじゃないか。俺は気にしない」
確かにここは人気はないがチョコボで通り過ぎる人が時折居る、そのことを気にしてるのだろう。
俺はそういうと彼女の服の中に手を入れ乳房をまさぐる。ミスラにしてはこいつの胸は大きいほうかもしれない
先ほどのミリンと比べると小さいが...なんてペリカと以外考えるのはやめよう。
エラントプラウンドをはだけ胸に吸い付く。細い腰に腕を廻し俺に密着させる
急いでここにむかってきたのか、いつも以上に彼女の体臭がきつく感じた
「インビジかけないなら汗臭い体臭をけすのにデオ...」
□デオード□
と俺が言い終わるより早くデオードを唱えていた。自分ではなく俺に...

「俺にかけてどうす...」
「レン、あの女の匂いがするにゃ...」
「【なるほど】【ごめんなさい】」
俺は平謝りに謝る。ミスラは鼻が利くんだった、ここで再認識しておく。
柔らかいというより弾力性に富んだペリカの胸を力強く揉む、俺の手にちょうど納まるくらいのこの胸が揉みやすくて良い
以前イベントで気になっていたことを今日は試してみようと思い、右手で胸を愛撫しながら左手でペリカの尻尾の付け根をさすってみた
「にゃあん、レ、レン。なんか変な感じにゃぁ...にゃにゃぁ」
ミスラは尻尾も感じるんだな...胸の先端の突起を舌で転がしながら尻尾の愛撫を続け右手を彼女の秘所に運ぶ
割れ目にそって指をなぞるとまだ乾いている秘所のスリットの奥からねちゃと粘り気の帯びた液が溢れ出す。
「ぺリカ、そこのついたてに手を置いて」
言われるままにぺリカは木製のついたてに両手を置く。そして俺のほうへ背中を向けお尻を振って誘う
下着を剥ぎ取ると、ぺリカの匂いが俺の鼻をつく。嗅ぎ慣れたあいつの匂いだ。
秘所に両手を添え、そこを開いて舌を挿しいれる。
「んにゃあ」
背筋をそらし、体を伸ばすペリカ。舐めるたびに溢れ出てくるペリカの愛液を喉を鳴らして飲み下す。
「にゃぁ、レン...レンのが欲しいにゃ..」
催促するペリカの要望に答えず、愛撫を続ける。
興奮して尻尾がピンと立ち左手でやさしくさすりならが尻尾の下にある小さなすぼまりをペロリと舐める。
「やっ!レン、そこ汚いからだめっにゃ..」
さすがに俺もそこを責める趣味はなく、それ以上菊門を責めはしなかった

「気にするな。お前の体で汚いところなんてないさ」
そんな言葉を平気で言える自分をきざだと思いながらも俺は彼女に快楽を与えていった
「レ、レン。もう我慢できないにゃ...レンの、欲し...いにゃあ」
再びペリカが催促する。
俺のほうもそろそろ我慢の限界でズボンと下着をまとめて脱ぐといきり立つ一物でペリカを後ろから一気に貫いた。
「にゃおん!レ、レンのが入って、入ってきてるん..にゃ!」
俺は再奥を突き上げると、入り口を浅く責め、そしてまた深く俺自身を彼女の中に沈ませた。
右手を彼女の秘所に滑らせ、そこにある真珠のような小さな蕾を撫ぜる。
彼女の喘ぎ声もあたりをはばからず大きく響き、俺は少し気になり彼女の口を塞ぐ様に後ろからキスを要求する。
ペリカも首を後ろのほうに回し俺の口付けに応じる。それでも口の端からは喘ぎが漏れ彼女の興奮は収まりそうになかった。
恥ずかしいと思うから回りが気になるんだろう。その感情を捨てれば周りなど一切気にならないのかもしれない。
そう思うと俺は自分の思いの限りを彼女にぶつけていた。
むしろ覗いてる方が恥ずかしくなるぐらい俺たちはあたりを気にすることなく行為にふけった。
変態?馬鹿な奴等?
いや何を言われてもかまわない。俺は今ヴァナディールで1番幸せな二人と言ってやろう。
ペリカも最初はくの字についたてに手を置き俺を受け止めていたが、我慢しきれず徐々に上体が沈んで行き、今は地面に両手を付き
お尻だけ高く上げ、ひざ付くことなく俺を受け止めていた。
「にゃっはぁにゃん!レン..レンいつもよりな、がいにゃっん!にゃ..きもちいいのにゃぁ」
言われるように確かにいつもより俺は長く持っていた
「あ、はぁにゃぁん...レ、レン。いっいちゃいそうにゃ...」

ペリカにそう言われ俺はピッチをさらにあげ彼女を突き上げた。
次の瞬間唐突に俺は限界を感じ、彼女の再奥を力いっぱい突き上げる。
そして腰を抜くと熱いほとばしりを彼女のお尻に放ち白濁した精で汚していった。
「にゃふぁん」
ひざから崩れ落ちそうになる彼女のお腹に腕を回し、そのままペリカを抱きかかえて腰を下ろした。
「いったか?」
変な質問にペリカは首を振って答えた。
「ううん...でも気持ちよかったにゃ」
その一言で俺は満足していた。
永遠の愛なんてないかもしれないが、俺はずっと彼女との愛を守っていこうと
俺に近寄ってきたマンドラゴラに向かって誓ったのだった。

                            □END□

3匹の子猫
相対の...カ