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大学の帰り道ふと足元を見ると黒いノートが落ちていた。
「サマナーノート?」
サマナーってことだから召還とかそっち系の意味だよな・・・。
「ふん、バカバカしい」
とはいえこのノートは一種の魅力というか、バカバカしいと思いつつも僕は捨てられず家に持ち帰る事にした。
「これは、悪魔召還法の書かれたノートです?」
それには、事細かに怪しげな儀式のやり方が書かれていた。どんなのを呼び出せるのかがは書いてなかった物の
僕の好奇心を刺激するのには充分だった。
元々僕の家はちょっとした資産家で祖父や父の趣味がオカルトな骨董品収集である為か僕もそれなりの知識は持っている。
悪魔召還法が書かれた文献はなかったものの、それがいわくつきのしろものかどうかの区別は多少はできる。
中身的にはかなり細かく書かれているし紙の質もかなり年代物である。これは本物かもしれないという確信が少し持てた。
「うん、これなら簡単に道具を集めれそうだな」
とりあえず、ものは試しということで必要な道具を容易に集めれそうな物をやってみようと思った。
そして今晩、その儀式を実行した。

「汝の願いはなんだ、言ってみろ」
結論から言えば儀式は成功、このノートは本物だ。
出てきた悪魔はまぁ定番といば定番なのかもしれない、女性型の悪魔だった。
しかし、こういった時に出てくるのはムチムチボインな金髪のセクシータイプなんだろうが目の前にいるそれは
髪は肩まで伸びた黒、日本人形みたいな可愛らしくもきりっとした顔、そして可もなく不可もなくちょうどいい大きさのつんとした胸、
すらっとのびた綺麗な足、そしてまぁ定番のボンテージっぽい服に黒マントなクールビューティな外見である。
「人間よなにをぼさっとしておる、早く願いを言わんか」
「あ、いやー、ごめん初めかっら君みたいなの出てくると思わなかったから。びっくりしてなに頼むか忘れちゃった。」
「は?願いを忘れた?貴様、呼び出しておいてそのような無礼許されると・・・」
部屋が急に寒くなりゴゴゴと空気が揺れだした。
「わ、ちょっと待って。今すぐ思い出すから、あなんならその間後の本棚からなんか読んでてもいいよ、お気に召せばだけど」
女悪魔さん物分りのよい方で「そうか、わかった」というと本を漁り始めた。
(うーん、しかし困ったぞ。ああはいったけどどうせ下級なもんしか出てこないだろうと思って退魔道具中級悪魔用を用意してたから
 願い事なんか考えてなかいぞ、じいちゃん曰く人型はけっこーやばいからなフォッフォッフォだし何より美人だから僕としては乱暴な真似
 はしたくない。どうすれば・・・)
と考えながら悪魔を観察すると本をぱらっとめくってはとっかえひっかえしている、さすがに一人フェラやパピ!ヨン!とかいってるのしかないから
好みに合うのなさそうなんだろうなぁ、と上の段はあらかた見たようで下の段の方を見る為に身を屈めた。
安産型というのだろうか形のいいお尻を突き出している姿を見ると僕の中でムラムラとした何かが湧き上がってきた。
「よし!決めたぞ」
「ひゃぃ!いきなり大声をだすな棚に頭をぶつけてしまったではないか」
頭をさすりさすりしてる悪魔さん、クククこれから言うことを耳かっぽじってよく聞けよ。
「君のような女の子に!僕の子を産んで欲しい」
指を突き出してビシィと決める。悪魔さんは「?」といった表情をしてしばらく考えたような感じで
「えー、というと君の願いは私が君の子を孕めとそういうことか?」
「そう、赤ちゃんを産んで欲しいわけ」
大抵こういう場合一回エッチしちゃったらそのまま魂採られる終わりなんだろうけども、少なくともこの願いなら多少の間は楽しめるだろう。
「うーん、そういった事は前例が、でもきちんとした願いだからな・・・・よし、わかった。その願いかなえてやろう」
そのまま、ずいっと僕に近づいてくる悪魔さん。そして僕のの服に手をかけ
「あ、ちょっと待って君名前なんていうの?」
「名前?我が名はイブ、イブ・シュタンブルである。お前の名はなんというのだ」
「僕の名前は阿田無一郎、一郎と呼んでくれ」
「そうか、一郎。我を孕ませるのならしっかりと満足させてくれよ」
もちろん、そのつもりさとカウンターでいきなり彼女の唇を奪うとそのまま抱きかかえてベッドに押し倒した。

「あ、んむぅ」
どうやら不意打ちを食らったのが勘に触ったのか彼女はジタバタもがいている。
「ん、ぷは。ちょっと強引過ぎるぞ一郎。」
「いや、ほらこういうのって最初が肝心じゃない?でも大丈夫優しくするから。」
とりあえずお互い着てるものを脱いで臨戦態勢にはいる。
「ん、なんじゃ。我の体をマジマジと見てどこか変なところがあるのかのう」
・・・やばい、すっごい綺麗だ。胸はやっぱり巨乳ではないがバランスとれてる美乳だし、鎖骨からアバラにかけてのラインも綺麗、
何より少し紅潮してる顔が僕の雄としての本能を刺激した。
「いや何でもないよ、それよりも今度はきちんとキスしよう。」
細身の彼女の体を抱き寄せ、深く口付ける。ふよんとした胸の感触と絹みたいでありマシュマロみたいな感じの肌の感じが心地いい。
ちゅっ、じゅるっとイブの口腔内に舌を這わせて彼女を蹂躙する。時たまん・・・、はぁっと息がもれる。
彼女から顔をはなすとつぅーっと銀色の糸が一瞬できたあとぷっつり切れた。
「胸、触るよ」
彼女のつんと張った胸を優しく揉みあげる、その間も彼女の顔中にキスをする。
「ん、一郎。我の胸をおもちゃにするでない・・・あぅ」
ひとさし指と中指で乳首をはさむととそのままぐにぐにと強弱をつけて揉んだり、ひとさし指でくにくにといじめたりした。
顔をじょじょに下にずらしていき、彼女の桜色のそれを含み軽く吸い上げる。
「あ」と彼女の体が一瞬ビクリとする・・・悪魔って意外とこういうことなれていないんだろうか?
その後は舌で潰したり絡めとるように舐めたり甘噛みしたりした。
それらに対するイブの反応は実に初々しい、きゅっと目をつぶって子どもみたいに僕を抱きしめている手に力をいれている。
そろそろ頃合だろうと彼女の秘部に手を伸ばすひとさし指を軽くいれると案の定そこは洪水だった。
「ひゃん」
「ん、ごめん、痛かったかい?」
「い、いや、痛くはないんだが・・・ええぃ、一郎お前も男ならさっさとこぬか。さっきからねちねちねちねちと。」
顔を真っ赤にしながら喚くイブ、あぁこいつやっぱり経験少ないだろうな。
「こっちにはこっちのルールってのがあるんだよ。それに、ここはまだまだ物足りないっていってるよ」
ひとさし指と中指を突き入れて前後にピストン運動させる、彼女の締りも中々だけどやるたびネットリとした液を掻きだしているかのように
愛液が絡みついてくる。
「んんん、あ、そんな二本はずるい。」
きゅっと足を閉じ、前後運動をできないようにしてきた。馬鹿だなぁ、そんな事されたらもっとねちねちやるに決まってるじゃないか。
「あああ、中で、指が暴れて、ひゃぁ、胸吸っちゃだめ。あ、何かくる、だめ浄化されちゃう、浄化されちゃうよぉ」
キュゥっと膣内が収縮し、イブの体も一気にピンっと伸びたと思ったらいきなり体がふにゃっと弛緩した。
ふぅふぅと肩で息をするイブ、イッちゃったのかな?
「可愛いよ、イブ。」
空いている手で彼女の頭を撫でる、さらさらとする髪の感触が気持ちいい。
「くっ、種付けするだけなのだろう。これでは約束と違う・・・」
「ただ入れて、出しました。妊娠しますじゃ、僕は嫌なんだよ。それに君の反応、可愛かったし。我慢できない。」
「反応って無礼な、人間めっくぁ、んん大きいぃぃ」
本当はもっと可愛がりたかったんだけど、何かがプチっといっちゃったのでいきり立つものでイブを貫く事にした。
あらかじめ濡れていたのですんなり入る事はできたけども、予想以上に彼女の中はきつきつで今にも子種を奥に奥に流そうとしているようだった。
「おう、すっごい。きゅうきゅういってるよイブ」
小刻みに腰を動かすとイブと吐息が嬌声となって漏れてくる。背中に回されてる手も落ち着きなく動いてるし、イブ自身の腰だってぐりぐりとおしつつけてくる。
「はぁ、もぅ、もっと突いてよ、だめなの、焦らさないでぁああっくぅ」
ズンと力をこめて彼女を突き上げる、ビクンとイブの体が反応する。
ぐりぐりと息子のさきっぽを奥に奥につっこませるとコツンと何かに当たったような感触がした。
おそらくここがイブの子宮なんだろう。僕はターゲットを確認するとそのまま、抜けるか抜けないのところまで腰をひく。
「あぁん、中がひぱっられ・・・あんんん」
標的の場所さえあればあとは攻撃あるのみ、一気に僕の塊を彼女の体に押し込んでは引き、押し込んでは引いた。
「や、あ、掻きだされてるの、あふ、あ、また浄化されちゃう、白くなる、白くなっちゃう」
「くぉおおおぅ」
最後の一撃、イブの一番深いところで僕は一気にはきだした。

ぬちゃっとイブから自分のを抜いた時、溢れてきた精液がごぽっと漏れ出してきた。
我ながらよくだしたなぁー、最高記録じゃないか?
とはいえ、まだまだ僕の息子はカチコチンである。というより綺麗な黒髪がいい感じに乱れて一部肌にぺっとり張り付いて姿をみるととても扇情的でだれだってこうなるだろう。
「ん、あぁぁ、はっ人間め、よくもこのような目に」
イブが気づいたみたいだ、でもようやく手で自分の体支えているみたいだ腰ぬかしちゃったかな?
「んー、赤ちゃん作るのってさ。愛だろ?愛。」
「ふん、しかし。これでお前の願いはかなえられた、その代償もらいうけ」
「いやいや、まだですよイブさん」
ふふんと鼻をならす。
「なっ」
「確かに中には出しましたがまだ確認できていません。しっかりとお腹が大きくなって僕の子どもを産んでもらうまでが願いですよ」
「しかし、ちょっとまて、またなんで覆いうむっ」
「ぷはぁ、大丈夫。僕は極度のSじゃないしアブノーマルじゃないから君に危険なマネはさせないよ。赤ちゃんできるまで可愛がるけどね。」
「え、あぁ、もうだめ壊れる。」
「ごめんねイブ、でも君が綺麗過ぎるから。今日は止まんない。」
結局この日は4発やりました。

それからというもの、イブは僕の家で生活を始めた。僕の両親は海外にいたのも幸いで今まで一人だったのが急に華やかになった。
最初のうちは僕が家事をやっていて(やらされていたともいう)、不慣であろうイブの現代日本での生活をサポートしてあげた。
彼女はとても順応力が高く一通り機械の使い方や社会を教えるとすぐに吸収してものにした。
また住民票とかいうのも、悪魔の力とやらで簡単に作ってしまい。身分としても僕の家に住み込みで働いているお手伝いさんという事になっていた。
さて肝心の「僕の赤ちゃんを孕む」という事についてだが、彼女曰くイブの身体の構造は人のそれとはほとんど同じだが、召還されてきた時など異空間移動をした際は
なんたらとかいう因子の関係で身体の機能を少し再構成するそうで、赤ちゃんを産める身体になるには最低二ヶ月はかかるとの事だった。
この情報は僕にとっては僥倖ともいえるもので、二ヶ月間ひたすらイブを可愛がった。
もちろん、イブにとっては願い事とは外れた事なので初めは嫌がっていたのだが、こういう事にはやはり慣れていないらしく丸め込んでいるうちに自分からねだってくるようになった。
結局のところイブが妊娠したのは召還から半年後の事だったんだけど、彼女がその事を告げて来た時は二人で喜びSEX無しでいちゃついて裸で抱き合って寝た。
赤ちゃんが出来てからというものイブは家事を積極的にやりはじめ(料理もしっかりできていたのには驚いた)、精神的にも僕を支えてくれる存在になっていた。
そして出産・・・女の子だったのでカレンと名前をつけたんだけど、カレンが産まれた時は思いっきり二人で泣いた。
「イブ、僕の赤ちゃん産んでくれてありがとう。」
「一郎、私もあなたの子を産めて幸せよ。」
「でも、これで僕の願い。かなっちゃたね。」
「・・・ねぇ一郎、一人だけでいいの?子ども。」
「えっ」
「それに、私一人じゃカレンが可哀想だし。お義母様達からもあなたの事頼まれてるし・・・、それに」
「それに?」
「願いの代償は私が幸せになれれば、それでいいし・・・ううん、とにかくまだあなたの子どもが欲しいの!」
「イブ・・・もちろんさ。まだ僕の赤ちゃん産んでもらうし、そのかわりに僕が死ぬまで君を幸せにするよ。」
「あなたぁ・・・」
「イブ・・・」

「というのが僕とイブのなれそめさ」
今主は妊娠中なので変わりに料理していた御主人から我が主とのなれそめを聞いてみたのだが、なるほどそういうわけか。
ハハハ、他の使い魔達が知ったら驚いて白くなるだろうな。魔界だけでなく天界との奴らにまで恐れられている大悪魔が今では子持ち(妊娠中)の主婦だからな。
いや確かに我が主は修羅の道を歩みこういった色事には不慣れであることはわかっていたのだが、ここまでとは。
あ、御主人。肉は半生で、私火球は吐けますけど猫舌なもので。すいませんね、ありがとうございます。
「カレン、あなたもお姉ちゃんよー。」
「あー」
主は膨れた腹に乗っからせているお嬢様に優しい目に語りかけている。肉を冷ましながら世も末だなと思った。


ケルベロスxカレン
淫魔の迂闊

書く人氏による if版
オルトロスxケルベロス