←シフォンxアルサイス
←ミヅキxアルサイス
←かあさんxアルサイス
競売に出品していた品物の代金と、落札されなかった売れ残りがポストに届いている。
面倒だが、それらを整頓していると、中に見なれないものが混じっていた。
「なんだこりゃ?」
それは小さな小袋に詰まった植物の種。
差出人は・・・、フィだ。
間違って配送したんだろうか。
俺はその小袋に種と一緒に一枚の紙切れが入っているを見つけて、取り出して見る。
「この前収穫した香草の種です。いっぱいとれたので、アルサイスも育ててみてください。」
へたくそな字で書かれたそれには俺の名前が入っている。
間違って配送されたものではないらしい。
しかし、こまった。俺は栽培をしたことがない。
「くぷぷ。ご主人様、栽培するクポ?」
モーグリが俺に話しかける。
どうやら興味があるみたいだ。
「うーん、でも栽培のしかたって、よくわからないんだよな・・。」
「ボクが知ってるクポ。栽培には植木鉢が必要クポ。」
植木鉢?
そう言えば前に彫金の練習で造ったことがあるな。
あれはもう売ってしまったが、また作ってみよう。
運良く材料は金庫の中にあったので、早速合成を始める。
とりあえず、1個作ってみた。
練習で作ったときよりいいでき映えだ。
ここに土を入れて、種を蒔けばいいみたいだ。
モーグリの言うとおりに、やってみた。
が、なにもおこらない。
「なんもおきないぞ?」
「栽培は時間がかかるクポ。僕が世話をするから、ご主人様はお仕事にいってても平気クポ。」
ふーん、そうなのか。
でも、こいつってすごく忘れっぽくて、まかせっきりってのも信用できないから、ときどき様子を見に戻ろう。
俺は植木鉢をそのままに、売れ残ったものを再度競売に出品するために出かけることにした。
何日かしてモーグリに植木の様子を尋ねる。
「はわ。ちょっと見てくるクポ〜。」
慌てて様子を見に行った。
やっぱり忘れていたらしい。
後について俺も見に行ってみると、結構育ってきたみたいで、にょきっと茎が伸びていた。
「育ちが悪いクポ・・・。」
おまえが世話をサボってるからじゃないのか?
「こういう時はクリスタルを与えるといいクポ。」
クリスタル?そんなもんが植物の成長に関係があるとは。
まぁ、クリスタルには未知の部分が多いからなー。そう言う使い方もあるってことか。
とりあえずクリスタルを与えることにする。
どのクリスタルがいいかな。
風も炎も土も雷も闇も水も合成で使うしなぁ。あ、そういえばこれ、変色クリスタル。ずっと金庫に入れっぱなしだったな。これにしよう。
おれは変色クリスタルを香草の横っちょに並べて土に植えた。
クリスタルが土にとけるように姿を消すと、香草は少し元気を取り戻したようだ。
「うん。これでよさそうだな。」
花が咲くにはまだまだ時間がかかりそうだ。
俺はモーグリにきつく植木の世話を忘れないように言いつけると、今日もレベル上げのために出かけることにする。
最近は侍やってもゼンゼン誘われないので、気分転換に黒魔道士をしている。
元々多めのMPは魔道士をやっているとホントに役に立つ。
タルタルの天職だよな。
あまりにすんなりとパーティに誘われ、要求される役割を完璧にこなすことができる黒魔道士は、パーティ参加の希望を出せばすぐにお呼びがかかる。
おかげでレベルはぐんぐん上がるのだが、何日かそんな生活をしていると新しい魔法を買う金がなくなっていた。
侍でレベルを上げられないことを考えると贅沢な悩みなんだが・・・。
「はぁ、」
ジュノ下層の魔法屋で小さなため息をつく。
弱体関係の魔法は効果がよくわからなかったから、いままで買わずにやってきたのだが、最近はパーティに要求されることが多い。
必要性を感じて買いに来たのだが、食事代と新しい装備品との兼ね合いを考えると、頭が痛い。
「こんにちわっ。」
財布をのぞき込んだまま値札とにらめっこをいていた俺は、挨拶の声に振りかえる。
そこにはヒュームの白魔道士のレミールがいた。
レミールはガンビスンにヒューム専用のパンツを着ていた。生足がまぶしい。
「どうしたの?深刻な顔して。」
また顔に出ていたみたいだ。
俺は慌てて財布をしまった。先輩の俺がお金に困ってるって言うのもかっこ悪いだろ。
「いや、魔法を買いに来たんだけどね・・・。それより、ガンビスンよく似合ってるよ。種族装備もとれたんだ?」
話題をそらす。
うまく話しに乗ってくれたようで、レミールは俺に見せ付けるようにくるりと回ってにっこり笑った。
「前から着てみたかったんだ、これ。」
ガンビスンはお気に入りらしい。
俺はダブレットのほうが好きなんだけどな。動きやすいし、ポケットがいっぱいついているダブレットのほうが冒険向きだろ?
でも、レミールのガンビスン姿はたしかに可愛いかも。
「うん、かわいいな。」
素直な俺の意見に「えへへ、えへへ。」と照れ笑いを浮かべる。
服も可愛いけど、こういう仕草が可愛いんだよな。
「アルサイスもかっこいいよ、フェアリチュニック?高いんだよね―。」
そう、フェアリチュニック。競売で見つけたこれはレアものだったか。
いままで目をつけていた品なのだが、最近値段が下がってきたので買ってみた。
そのせいで魔法の値段にうなるはめになってしまったのだが、レミールにかっこいいといわれたのは嬉しい。それだけでも買った価値があるっていうもんだ。
「ぴろぴろー。」
「ひはぁ。・・って、やめろよぉ!」
「あれ、気持ちよくない?ミヅキがこうすると喜ぶって・・・。」
ミヅキのヤツ、レミールに変なことおしえやがって・・・。
・・・・・・。いや、確かに気持ちいいんだけどね?はずかしいじゃん、変な声でちゃうし・・。
「ごめんね。おこった?」
レミールが眉を八の字にして、うつむいて上目遣いに俺を見る。
わかりやすいっ。わかりやすいぞ、その表情。
俺なんかよりずっと表情に出ちゃってるんじゃないか?
「ううん。おこってないから、そんな顔するなよ。」
レミールの頭をなでてやる。
レミールはにっこり笑うと「よかった」とうれしそうだ。
こんな無邪気な笑い方をするのに、エッチなこともするんだと、その時ふっとシフォンの部屋で見たレミールの顔を思い出した。
気持ちよさそうな顔で、腰をくねらせるレミール。
ホントにあのレミールと、今俺の前にいるレミールは同じレミールなんだろうか。
とても信じられない。
かあさんの助言もあって、エッチなことをするレミールも理解をしたつもりだったが、違和感が湧き上がってくる。
本人に聞いてしまえば簡単だが、レミールは俺に見られたことに気がついていないみたいだし、見られていたと知ったら、恥ずかしすぎて口もきいてくれなくなるかも。
実際、俺がそうだったし・・・。
「あ、そうだ。アルサイス今日はジュノにいる?」
レミールがなにか思いついたように俺に聞いてくる。
俺は魔法を買うお金がないのでレベル上げにも行けないし、適当に釣りでもしようかと考えていた。
「うん、今日はレベル上げ行かないでゆっくりしてるつもりだけど?」
レベル上げに行かないのではなくて、行けないんだが、それはかっこ悪いから言わないでおく。
「わたしはレベル上げに誘われちゃったから、いってくるね。なにかお土産持ってくるよ。」
白魔道士はいつも引っ張りだこだ。
回復魔法が使える白魔道士がパーティにいるだけで旅の安全度がゼンゼン違うからな。
「気をつけてな。」
互いに手を振り合ってわかれると、俺はかばんの中の釣り竿と疑似餌を確かめてから港に向かおうと店を出る。
「ふむー。レミいい顔だったねぇ。」
店から出たところでいきなり話しかけられた。
ビックリして耳がはねる。
店の扉の脇にフィが立っていた。
「アルサイスに会うとー、レミはーしばらく機嫌がいいんだよー。」
ずいぶん間の伸びた話し方だ。
前の時もそうだったが、ドラゴンの呪いのせいで遅かったんじゃないのか?
「それでー、レミが機嫌いいときはみーんな機嫌いいからー、あたしーもうれしい。」
「フィ、カーズナかけてやろうか?」
「ん?呪いなんてかかってなーいよー」
元々こんなしゃべり方だったらしい。
いまいち、ノリがあわないっていうか、テンポが狂うな。
俺は釣りに行くことを伝えて港に向かったが、後ろからフィがついてくる。
どうやら彼女も暇なようだ。
「サカナ好きーだから、おごって?」
俺の釣果を期待しているみたいだ。
まぁサーディンの一尾くらいは譲ってもいいかな。
俺とフィは飛空挺の発着所の見える今は使われていない桟橋に出ると、使いこんでいるカーボンロッドにさびき針をしかけてさおを出した。
釣りってのは気長にやるのが基本だ、おまけに時間をかけてもバケツすらかからないことだってある。
さおを出した後はやることもないので、フィとおしゃべりするのも悪くない。
「ふーん、アルサイスってー調理はしないーんだ―?」
つかれる・・・。
このテンポでしゃべりつづけるのが、こんなにも苦痛だとは思わなかった。
フィは以外と話すのは好きなようだが、このスローテンポとときどき出てくる奇妙な単語とを理解しながらの会話は釣り以上に俺を疲れさせる。
「うん、今まで作ったことあるのはウサ肉のグリルくらいかな。」
答えながらもストレスがたまってきてる。
釣りやめて、どこかに一人で狩りに行こうかと本気で考え始めた時、釣り竿がびんびんしなった。
何かかかったらしい。ここは慎重に引き上げる。
サーディンが3尾一気に釣れた。
フィがそれに大喜びで、無邪気にはしゃいだ。
が、俺は違うことを考えていた。一回かかり始めると流れが変わるのが釣りってもんだ。
それからは面白いように魚がかかった。
竿を出しては魚がかかり、引き上げては竿を出した。
フィはそれを見て踊り出さんばかりにはしゃぎまわり、バケツにたまって行く魚に夢中だ。
おかげでつかれる会話は続けなくて済んだ。
2時間ぐらい爆釣が続いて、さびき針のため小物しか釣れなにのにもかかわらず、バケツには溢れるほどのサカナが詰まっていた。
「そろそろ引き上げようか。」
俺が竿を止めたのは日が傾き始めた頃だ。
フィは大はしゃぎで俺に続く。
「あたしがー料理してあーげるー。」
俺が料理ができないのを知ったフィは俺の部屋に来て魚を料理するつもりみたいだ。
たしかに、ただサカナを売るよりは調理して売ったほうがいい金になる。
調理のできない俺に断る理由もなく、晩飯にもありつけるのでお願いしたいくらいだった。
レンタルハウスに戻った俺はフィを部屋の中に招き入れると、サカナいっぱいのバケツと倉庫の中のクリスタルを渡した。
「どれでも使っていいから。」
「わお、いっぱーいあるねー。腕がなるーぅ。」
フィは嬉々として合成を始めた。
俺はその間に他の収穫物を整理することにした。
ジュノで釣れるのは魚ばかりではなく、まったくけしからんことにゴミの類もかなり釣れる。
その中から使えるものと使えないものをより分けて、少しでもお金にしようという魂胆だった。
「アルサイスー。できたーよ。」
しばらくゴミと格闘していた俺はフィの呼び声でテーブルについた。
そこには皿にたっぷり盛られた、大量のさばの切り身が・・・・。
「・・・・・・おい。」
まるで合成の練習をした後みたいだ。
だって、それ以外におんなじものを沢山作る理由が思いつかない。
ああ、そうか。売るためだな。これはまとまった数で売るものなんだな?
「いっただーきまーす。」
やっぱり食うのかよ・・・。
フィが手掴みで切り身を食べ始めた。
あまりおいしそうに食べるので、怒る気も起きない。
俺はため息混じりに切り身を口に運ぶ。
「うげっ。」
まずい。やっぱり生じゃダメだ。
そういやミスラって魚を生でも食べられるんだっけ。忘れてた。
フィはあんなにウマそうに食べてるのに・・・。
俺もはらぺこだよー。
仕方ないから、買い置きのアップルパイを食べた。
ようやく腹が落ち着いた時には、フィはたっぷりの切り身をたいらげていた。
しゃべりはとろいくせに、食うのは早い。しかもあれだけ大量にあった切り身が全部なくなっている。
「ごちそーさまー。うーぷっ。」
満足そうに可愛いゲップをする。
ゲップが可愛いってのもおかしいかな。
フィが食事を終えて皿を片付けに戻ったところに俺が尋ねる。
「残った魚は?」
「んー?今ので全部だよー。」
なにーー!?
お、俺の今日の稼ぎがパーかよ・・・。いや、クリスタルも使ってるから赤字?なんてこった。
もう、釣りはやめよう・・。
俺がうなだれていると、いきなりモーグリが俺を呼ぶ。
「ご主人様ー。植木鉢に花が咲いたクポー。」
落胆している俺とは対照的に、モーグリはくるくる回ってうれしそうに飛び回っている。
「あー。送った種、育てーてくれてたんだー?」
そう言えばフィから貰ったんだっけか、あの種。すっかり忘れていた。
せっかくだから育ち具合を見てもらおう。
ひょっとしたらいいものが収穫できるかも。お金になるといいなぁ。
さっそく植木鉢へフィを案内する。
鉢のソバに行くと綺麗な花が咲いていて、いい香りが漂ってくる。
「ほよ?香草の種ってー、こーんな花咲かせたっけー?」
フィがあごにてをあてて考え込んでいる。
俺は栽培で花が咲いているのを見るのが始めてだからよくわからないのだが、フィには覚えのない花が咲いているらしい。
「これー、クリスタルなーにを上げた?」
「え?なんだったかな・・・。たしか変色クリスタル。」
フィはそれを聞いてビックリした様子だ。
普通、そんなクリスタル与えたりしないんだそうだ。
「栽培はーあげたクリスタルによって収穫物ーがかわるーから、なにがとれるかわからなーい。」
当然、フィも変色クリスタルで栽培したことなんかなくて、なにが収穫できるか見当もつかないみたいだ。
一体何ができるんだろうか。
期待でドキドキしてきた。
「あれ?なーんかドキドキするねぇー。」
「え?フィも?」
ん?そう言えばなんか変な気分だ。
頭の奥がぴりぴりするというか、手足がしびれるというか・・・。
「アルサイス。それどうしたの?」
フィが俺の方を指差す。
いくらなんでも人に向かって「それ」ってことないだろう。
いや、指差してるのは俺自身ではなく、俺の体の一点。
股間だった。
「なんだ!?」
俺が視線を落とすと、そこには小山が・・・。
俺のちんぽこが物凄くボッキしている!
え?なんで?エッチなことなんてしてないし。
いきなりのボッキに俺は酷く混乱した。
「あー、そっかー。」
フィはなにかに思い当たったらしい。
手をぽんと打ち鳴らすと、こんどは自分のパンツを下ろす。
「ちょっと!なにしてんだよ!?」
慌てて目をそらす。
俺のことなんて気にもしないでフィはパンツの下をのぞきこむと、そこに手を当てて何かを確認しているみたいだ。
フィの股間から「ぴちゃ」っと言う音がきこえてきた。
「あたしーも興奮してるみたいー。」
みたいって・・・、なんで?
「あのねー。この花のーにおいのせいだーよ。」
花の匂い?
そう言えばさっきから妙に鼻をつくこの花の香り。いいにおいなのだが、かげばかぐほど脳に焼き付いてくる感じだ。
あ、聞いたことあるぞ。アロマとか何とかいったか。
花の香りには気分を落ち着かせる作用があったりするらしいが、人を興奮させるものもあるって。
偶然にできたこの花は、どうも性欲を刺激する作用を持っているみたいだ。
「んんんー。結構キョウレツかもー。」
フィの目がトロンとしてきた。たぶん俺も同じだ。
モーグリは床に落ちてぴくぴくしている。花の強烈なにおいにやられてしまったようだ。
おれはモーグリを抱えるとベッドに運ぶ。そのままにしておくのもかわいそうだ。
ベッドにモーグリを寝かせると、突然フィが背中におおいかぶさってくる。
ううい、おもい。耐えきれずにベッドの脇に倒れこむ。
「うーふーふー。」
フィが、笑っている。怖い。
目はふわふわと泳いで、それでもしっかりと俺を視界に捕らえている。
あまりに顔が近いので、フィのひとみに写った俺の顔が見える。写った俺は笑顔だ。今のフィみたいに。
「たーのしいー。ね。アルサイス、あそぼー。」
遊ぼうって、なんでいきなり服を脱がせますか?
上着の裾からフィの手が侵入してくる。
その手が俺の乳首をつまんだ。
ビックリするほど敏感になってる。俺、男なのに乳首立ってるよ。しかもびんびん感じる。
「あっ、やめろっ、うっ」
俺の反応がよっぽど楽しいらしい。フィはニマニマしならが俺の顔を見ている。
そういえば温泉の時も俺の反応を見て大はしゃぎしてたんだっけ。
あれはすっごく恥ずかしかったんだぞ。
俺があの時の再現だけはさせまいと抵抗すると、フィはいっそう手の動きを強くする。
俺はまたもや「ぁあっ」っていう情けない声を出した。
「あーっはははー。アルサイスさいこーーー。」
最高じゃねぇって。
フィは上機嫌で俺の乳首をいじりまわして、ついには上着を捲り上げて剥き出しのそれを嘗め始めた。
ザラッとした舌が力を加減しながら俺の乳首を這う。
悔しいけど、すっごく気持ちがいい。
「もーっと声出してー。」
フィが楽しそうに俺に要求するが、冗談じゃない。
こんなはずかしい声、聞かせられるか。
「あーーっあぁぁ。」
・・・我慢できない。
くすぐられたら、笑う。それくらいに自然に声が出る。無理に我慢したら窒息しそうだ。
だが、結局フィを喜ばせる結果にしかならなかった。
フィはときおり笑い声を上げながら、俺の乳首をいじるのをやめない。
それどころか強弱をつけていじって、俺の反応を楽しんでいる。
「こうするとー声がたかーくなるねー。きもちいーの?」
認めたくないが、きもちいい。
乳首がこんなに気持ちいいとは思わなかった。このまま女の子にでもなっちゃうんじゃなかろうか。
いや、それはないだろうが、少なくとも女の子みたいな声であえいでしまっているのは事実で、フィはそれを聞いて大喜びだ。
死ぬほどはずかしい。
「こんどーはこっちかなー?」
フィが俺の腹をなぞるように手を下ろし、ズボンの中にもぐりこませる。
ちんぽこに向かって進み、それを探り当てると手で包むように握った。
「もーう、かーっちんかーっちんだねー。」
ズボンが一気に下げられて、ボッキ状態のちんぽこが姿をあらわす。
ちんぽこの先から先走りの汁が溢れ出してて、フィの手を汚している。
しかもそのちんぽこにフィが舌を這わせたもんだから・・・。
「あはぁーーっあ!」
俺は背筋が引きつる思いで、大袈裟な「気を付け」の姿勢で喘ぎ声を上げた。
「あーっはーっはーっはー。」
またフィがおなかを抱えて大袈裟に笑う。
もう、はずかしいやら、頭に来るやら・・・。
わなわなと手が震えているのが自分でもわかる。
その時、俺に名案が浮かんだ。
受けに回るから恥ずかしい思いをするんだ。かあさんにしたようにフィを攻めて、俺をいじめる隙を作らなければいい。
そう決心した俺はフィにむかって攻撃に転じることにした。
「かくごしろよー!」
猛然とフィにつかみ掛かる。
フィはモンクだが、俺と同じように花の匂いにおかされているせいか、あっさりとおれの手にかかった。
床に仰向けになったフィを組み伏せるように上に乗っかると、道着の前を左右にに引っ張る。脱がせやすい。
道着の下の下着が邪魔だ。それも剥ぎ取ろうと思ったが、意外とベルトがしっかりと蒔きついていてとれなかったので、上にずらした。乳房が出れば十分だ。
「ちょーっとー。らんぼうにしなーいでー。」
フィが困り顔で文句を言うが、抵抗はしてこない。そもそも、こっちは聞く耳持たない。
手でフィの乳房を揉んでみる。かあさんから教わったように、始めは優しく。
かあさんと違って、少し小ぶりな乳房をもんでみると、意外なほどフィはおとなしくなってしまった。
目をつむって静かに呼吸している。
「んっ、んっ」
ときどき喘ぎ声がこぼれてくる。これはうまくいっているらしいぞ。
だんだんと力を入れて揉んでいく。
フィの乳房の中になにか「しこり」のようなものがあることに気がついた。気になって、もみながら探ってみることにする。俺は探求心旺盛だ。
「ああーん。あー。」
いきなりフィが声を出したのでビックリして手を離した。痛かっただろうか。
いや、今の声は違うな。たぶん気持ちのいいときの声だ。
自分なりに判断しつつ、フィの反応をうかがいながら乳房を揉む。
ここで失敗すればフィの反撃でまた恥ずかしい思いをするはめになる。俺は必死だ。
フィの乳首がとがってきた。俺はすかさずそれに食いついて舌で刺激する。
「ふうっ、ふぅあっ!」
よし、いい反応だぞ。
この調子でどんどんいくぞ。
俺はフィの乳房をもんで「しこり」を刺激しつつ、口で乳首をいじりまわした。
フィは気持ちよさそうな声を上げながら身体をくねらせるので、落ちないようにバランスをとるのも意外に大変だ。
しばらくそういう攻撃を続けていると、ふと疑問が頭をよぎる。
・・・ずっとこのまま続けるのか?
そうだ、フィを攻めている間は俺がいじめられる心配はないが、乳房を攻めるのをやめたらきっと反撃される。
その時は今まで以上にはずかしい目に会うのは確実だろう。
何とかしなくては。
俺はフィの乳房を攻めながら考えた。
結局、フィをイかせるしかないみたいだ。
となると・・・。
俺はフィの乳首から口を離すと、手では乳房を揉んだままで後ろを振り返った。
俺のお尻の下に、剥き出しのフィの性器がある。フィを満足させるにはここも攻めないとダメだろう。
俺は片方の手でそこの様子を探る。
手を触れた瞬間、「ひゃぅっ!」っと言う声と共にフィの身体がはねた。
もう性器はびっしょりだった。
「触ってもいないのに、すごく濡れてる。」
「やー、いっちゃダメー。」
フィが両手で顔を覆う。どうやら今更恥ずかしくなっているらしい。
俺の目の前で平気でパンツ下ろすくせに、どうしていまさら恥ずかしがるんだろう。
でも、これは仕返しするチャンスだ。
「フィってすごくエッチなんだな。こんなにびっしょりで恥ずかしいな。」
いじめてやることにした。
フィの顔を見て、聞こえるようにわざとはっきりした口調で言ってやる。
「ち、ちがーぅ。それーはー、、、花の匂いのせーいー、、。」
フィが今までとはうってかわってかぼそい声で言い訳する。
うわー。これは、かわいいかも。
俺の中からもっといじめてやりたいって衝動が、ぶわっと湧き上がってきた。
顔を覆うフィの手をつかんで、片方の手をフィの性器に当てさせる。
あらわになったフィの顔は真っ赤になっていて、目もウルウルだ。すごくかわいい。
その顔に向かって、じっと目を見詰めながら俺は慎重に言葉を選ぶ。
「エッチなフィは乳房をいじられると、こんな風にお漏らししちゃうんだろ?」
ちびったわけじゃないっていうことぐらい俺もわかっている。でも、それと同じくらいにぐっしょり濡れている。
「ちがうー。フィはおしっこ漏らしーてないよー。」
自分のことをフィと呼び始めた。これが地なのだろうか。
首をぶんぶんと振って否定する。その表情は真剣に俺に誤解だと訴えている。わかってるって。
でも、そんなフィを見るのがだんだん楽しくなってきた俺は、もっと意地悪になっていく。
「じゃあなに?おしっこでもないのにびしょびしょなのって、なんで?」
今は俺が優位だ。子供にするようにフィの言葉遣いに合わせて行く。
フィは言葉につまっている。
でも、言わせたい。
自分で、乳房を攻められて感じたって言わせたい。
どうすれば言わせられるだろう。
「おしっこたれのフィ?おしっこくさいよー。」
鼻をつまんで見せる。実際にはくさくなんてない。
でも、これは効果があったみたいだ。
「ちがうのー、これはーおしっこじゃなーいのー。ちがうお汁ーなーの。」
よし、次だ。
「じゃあなに?おしっこじゃなくて、何の汁なの?」
フィは口篭もる。
おれは容赦しない。
「お漏らしなんてはずかしいー。」
「ちがうのー、アルサイスがおっぱいいじるからー、感じちゃったのー。」
「おっぱいいじられて感じたから、おしっこ漏らしたんだー?」
「おしっこじゃないのー。これはー・・・。」
言え。
言え。
言え。
「これは?」
「フィのエッチなお汁な、、、のっ、、、。」
言い終わらないうちにフィがビクッと身体を揺らす。
まさか。
イったのか?
「触ってもいないのに、イったの?」
フィはぶんぶんと頭を横に振る。
でも、間違いない。フィはイった。
「いま、イったよな?はずかしいのに、触ってもいないのに、イっちゃったよな?」
面白くって、ついついフィに聞いてみる。
フィは泣き出してしまった。
腕を目にあてて、涙声で「ちがうのー。ちがうのー。」と繰り返す。
めちゃくちゃかわいい。
フィのそう言う姿を見て、俺はゾクゾクしてきた。
今までいじめられてばっかりだったけど、いじめるってこんなに気持ちいいことだったなんて。驚きだ。
泣きじゃくるフィをみていると・・・、もっといじめたくなる。
俺はフィの頭をなでた。
「お漏らしじゃなかったんだね。おっぱい気持ちよかったんだね?」
優しい声で聴く。
フィは泣き声交じりに「うん・・」とうなずいた。
俺が納得したことで安心したらしい。
ごしごしと腕で涙を拭いている。
「フィはおっぱいいじられるだけで濡らして、触らなくてもイっちゃうエッチなんだよね?」
もっといじめる。
こんなに面白いのに、やめられるか。
俺の言葉にフィは目を見開くと、また目に涙をためた。
「ほら、ここビクビクしてる。」
俺はそっとフィの性器を触った。
「ひゃぁあん!」
触った俺もビックリした。ほんのちょっと振れただけなのにフィは大きな声を出す。
「だめー。イったばっかりーだかーら、敏感なのー。」
俺は聞き逃さない。
「やっぱりイったんだな。フィはエッチだなー。」
俺自身半信半疑なのだが、本当にイってしまったみたいだ。
まだ性器には触れてもいなかったのに、なにが原因だったんだろう?
ふと視線を性器に移すと、まだヒクヒクと振るえながらいっそう汁を溢れさせている。
俺がいじわる言うたびにジュワッ、ジュワッと溢れているみたいだ。
ひょっとして、いじめられて興奮してるのか?
「フィはいじめられると感じちゃうのか?」
「!!。ち、ちがうよー。フィはーそんな・・・、ヘンタイじゃーないーよ。」
また、性器から汁がこぼれてきた。
これは間違いなさそうだ。
「また濡れてきた。フィはヘンタイだな。」
いじめられて興奮するなんて、考えられない。
フィは本物のヘンタイだな。マゾってヤツ?
「ちがうー。ちがうー。フィはーヘンタイじゃーないー。」
泣きながら必死に否定するが、そのたびに性器から汁があふれる。
俺はその性器に手を伸ばして指を入れてみた。
「ああーーー!」
かなり敏感になっているらしい。指を入れるだけで狂ったようにあえぐ。
そして中をひと掻きして、汁で指を濡らすと、それをフィの目の前に持っていく。
「こんなに濡れてるじゃんか。いじめられて興奮したんだろ?」
フィは自分の汁で濡れた俺の手から目をそらして、ぎゅっと目をつむった。
否定してこない。
目からこぼれる涙を見ていると、俺の方まで胸を締め付けられる思いになってくる。
いじめられっこの俺としては、いじめられる立場の気持ちがよくわかる。
でも、いまは心を鬼にする必要がある。
今ここでフィを征服しておかないと、後で何をされるかわかったもんじゃない。
俺はフィの性器に手をもぐりこませて、激しく中をこすった。
「フィ。気持ちよかったんだろ!?フィはヘンタイマゾなんだろ!?」
厳しく言う。
性器の中はグッチョグッチョで、俺が問い詰めるたびに反応を返す。
いくら言葉で否定してきたところで、こんな風に反応されれば否定なんてまったくの無駄だ。
「ちがうのー。フィはー、そんなーー、っっあ!」
またイくみたいだ。だがそうは行かない。
俺は性器から指を抜いた。このままイかせちゃフィを喜ばせるだけで終わってしまう。
俺の目的はフィを服従させることだ。2度と俺にいじわるできないように。
案の定、寸止めをくらったフィは不満の声を上げる。
「あー、アルサイスー。やめちゃダメー。」
「フィが素直にホントのこといわないから、もうしてあげない。」
俺は冷たく言い放った。
フィはやっぱり泣きそうな顔で「えー」と漏らすと、自分の手を性器に持って行く。
自分でする気みたいだ。
やらせるわけに行かないので、その手をつかんで阻止する。
「アルサイスー。はなーして。がまんできーなーい。」
「なにが我慢できないんだ?」
「い、イきたいのー。イかないとだーめなのー。」
「フィがホントの事ちゃーんといってくれれば、イかせてあげるよ。」
ここが正念場だ。
「うううーー。フィはエッチだから、イきたいー。」
「違うだろ。フィはいじめられて興奮するヘンタイ猫だから、いじめられてイきたいんだろ。」
「ちがうー。フィはーヘンタイじゃなーいー。」
フィがまた涙をボロボロこぼして反論するが、性器からはジュクジュク汁が溢れている。
「こんなに濡らしてさ。イかせてあげるから。フィはいじめられるとエッチになるヘンタイ猫だって、正直に言え。」
「ぁうー。フィは・・・・いじめられ・・・・・猫なのー。」
「聞こえん。もっとはっきり言え。」
これ重要。きちんと自分で認めさせないと、後でうやむやにされちまう。
「ああーぅ。フィはー、いじめられるとっ、エッチになるーヘンタイ猫なっ。あうあっ!」
あ、またイっちゃったよ。
こりゃ面白い。いじめる側だとこんなに面白いもんだとは思わなかったなぁ。
しかも、恥ずかしそうに顔を覆うフィがとてもかわいい。
俺はなんとも言えない感情が涌き出てきて、フィにキスをした。
「ヘンタイなフィ。かわいいよ。」
本音を言いながら頭をなでてやる。
フィの顔は涙でぐしょぐしょだけど「かわいい」って言われて、はにかんでいるところなんか凄くかわいいと思った。
たまらん、俺のちんぽこも最高潮のボッキレベルだ。
それにフィが気がついたらしい。
「アルサイス苦しそう。フィに嘗めさせて。」
俺は一瞬考えたけど、もうフィには俺をいじめる気なんかないだろうと思えたので、素直にちんぽこをフィの顔の前に差し出した。
「フィが上手に嘗めてくれたら、もっと気持ちよくしてあげる。」
そう言うと、フィはうれしそうに俺のちんぽこを嘗め始めた。
ここであまり情けない声を出すと俺の優位性がぐずれる。気持ちいいのだが、がんばって声を押し留める。
それでもぎりぎりになっていた俺のちんぽこは、フィの絶妙な攻撃にあっさりと爆発した。
ちんぽこはフィに咥えられたままで、口の中に出してしまった。
でも、なんだか悪いことをしたって気にはならない。むしろ満足感がある。
フィは俺の射精が終わるまでしつこくちんぽこを嘗めつづけると、吸いたててちんぽこの中から精液を搾り取ろうとすらする。
これがまた気持ちいい。
「ぉぉぉー・・・。」
我慢しきれずについ声が出たが、フィはいままでみたいな大笑いではなくて、うれしそうな笑顔だった。
俺を確認した後でちゅるっと俺のちんぽこから口を離して、精液を口の中でもぐもぐさせている。まずくないんだろうか。
俺がじっとその様子を見ていると、フィは俺の視線を感じながら精液を飲み込んだ!?
飲んじゃったよ。びっくりだ。
「んふー。おいしいよ、アルサイスー。」
しかも笑顔だ。
精液って実は美味しいものなのか?
俺はフィの口に自分の口を重ねて、キスをした。
俺の精液がまだ残っているはずだ。フィの口の中に舌をねじ込んでみると、ネチャッとした感触が俺の舌にまとわりつく。
ん、苦い。くさいし。しょっぱい感じもする。
やっぱ、うまいもんじゃない。
すぐに口を離したが、フィはとろんとした表情で俺を見上げている。
なにかを期待する目だ。
そうだった、うまく嘗めれたらもっと気持ちよくする約束だったな。
よし、そんなに欲しいならやってやろうじゃないか!
「約束だったから、もっとしてあげるな。」
「はやくー。アルサイス。もっとー・・・。」
か、かわいいい。
俺もだんだんその気になってきた。
こりゃ、長くなりそうだわ。
それでもどこかで冷静な俺の頭は、フィに優位を奪われないように策を練りつづけていた。
「お願いしな。そしたらこれをフィに入れてあげるから。」
フィの目の前で、いまだにボッキしたままのちんぽこを揺らして見せた。
まるで猫じゃらしで遊ばれる猫のように、フィはそれをもの欲しそうに見つめている。
フィが俺にお願いをするのに、大した時間はかからなかった。
あれから、小一時間くらいが経過しただろうか。
あまりに俺が強く攻めすぎたせいで、フィが気を失ってしまった。
俺の小さいちんぽこでも、満足させることができたらしい。かあさんの特訓もあって少しは上達したってことだろうか。
セックスをした気持ちよさの余韻と、フィを屈服させた満足感が俺を上機嫌にさせている。
静かに寝息を立てるフィにキスをしてから、部屋の窓を開け放つ。
既に深夜なために真っ暗な外から、さわやかな空気が流れ込んできた。
それから植木鉢の花を鉢からもぎ取ると、窓のそとに投げ捨てた。
これのせいで、またエッチするはめになったから、もう見たくもない。
ベッドにもどるとフィの横にもぐりこんで、そのまま寝ることにする。
なんかすごいつかれた。
横になるとすぐに眠気に襲われて、あっという間に夢の中に落ちた。
夢の中でレミールに会った。
彼女は悲しそうな目で俺を見つめていた。
追記
フィは後日腹を壊して寝込んだ。
切り身の中に混ざっていたイエローグローブにあったみたいだ。
→アルサイスxレミール