ヤマトxトララ
ヤマトxトララ2


ユタンガ大森林・闇曜日・お天気晴れ。

目がさめると最悪の状態だった。
私は大きな木の幹に背中を預けその木の根っこの上に腰掛け眠っていたらしく、
何故かバンザイ状態の両腕は頭の上でまとめられていて、その肘から指先までは
ネバネバしたもので木の幹にびっしりと固めつけられわずかに動かすことしかできなかった。
…思いつく犯人は一人しかいない。
ぐるりと周りを見渡してみると……あぁ、やっぱり。
「ヤマト…」
思ったとおりの人影を視界に捉え、半ば呆れてその名前を呼ぶと、
彼は満面の笑みをこちらに向けとてもとても嬉しそうな声で言った。
「おはよう、トララちゃん!」
はぁああああ…。
おはようの前に何か言うことがあるんじゃないだろうか。
わざとらしく大きなため息をついてみるもそんな密かな抵抗に気づくこともなく
ヤマトは依然輝くような笑顔でうきうきとこちらを見ている。
「おはよう…じゃなくて!これは一体どういうことかしら?」
「いやぁ…トララちゃんが、他のPTが狩ってたマンドラゴラの
夢想花に巻き込まれて寝ちゃったから運んできたんだけど…」
う、そういえば気を失う前にバラ色の世界を見た気がするわ…。
「それでぇ…その、寝顔が あまりにも可愛かったから…つい…」
'つい'で済むかー! と心の中で突っ込みを入れたが、ここは下手に出ておこう。
「そ、そう。運んでくれたんだ…。どうもありがとう。
えっと、もうだいじょうぶだから…これとって?」
ダメだろうと思いつつも上目遣いで彼の目を見つつ精一杯媚びに媚びて
儚い希望を口にしてみたけれど、予想通り彼は意地悪く笑って言った。
「うん、却下。」
や、やっぱり…?うぅ、この笑顔に逆らえない自分がイヤ…。
私が自己嫌悪に陥っていると、ヤマトはさらにトドメの一言を浴びせてくる。
「それ、クロウラーに粘糸させたからしばらく取れないしねー」
熱帯雨林の野鳥の声に混じって、ふふっ と小悪魔の笑いが聞こえた気がした…。

落ち込む暇もなく、ヤマトの顔が私の眼前に迫ってきた。
思わず目をぎゅっと閉じてしまうと、ふわりと彼の唇が私の唇に重ねられる。
軽く触れるだけのキス。何度もついばむ様に。
やがて舌で唇を丁寧になぞられ、あごをつかまれ上向けられて。
歯列を舌で強引に割り開かれて、深く、深く求められる。
「ふぅ…っ…んん…ん、ぁ…」
口でうまく呼吸が出来ないので、苦しくなって鼻で呼吸をしようとしたら
わずかに快楽の色の混じった声が漏れてしまった。
ヤマトはそれを聞き逃さなかったようで…嬉しそうに指で私のほっぺたを擦ると
唇は離さずに喉だけで くくっ と笑ってさらに深く口腔をまさぐってくる。
器用に舌を絡めとられて、ヤマトの口内に吸い込まれて扱かれる。
普段はうるさいくらいに感じるエルシモ地方独特の音…原色の昆虫の羽音や鳥の鳴き声は
今はどこか遠くの世界のことのように思えて、あわせた唇から漏れる水音と
互いの荒い息遣いだけがやけにリアルに耳に響いていた。
あまりに長く緩い、時に激しい責めに翻弄されて半ば思考を投げかけたとき
ウェストのあたりにやわやわと彼の手が触れるのを感じた。
「……っ!!」
反射的に身体がぴーんと硬直し、投げかけの思考が一気にクリアに引き戻される。
服の上からそろそろと わき腹からふとももにかけてゆっくりとその手が往復していく。
「んん…ん…ふぁ…ん…むぅ…」
くすぐったいような感覚がじわりと昇ってきて、塞がれたままの口からは
息をつく度にくぐもった声が漏れてしまっていた。
「ん…やだぁ……」
何とか体を捩って逃れようとするがろくに動くこともできない上に
両手の自由がないのでとってもバランスが悪く、しかも腰掛けさせられている根っこは
意外に高いところにあって、ちょっとでも無理に暴れれば不安定なここから落ちて
粘糸で固められているところから宙吊りになってしまいそうな状況だった。

ていうか、実は 今まさに落ちそうなんだけど…っ!

無理に暴れた反動で ぐらっ となった体が、宙に放り出され浮遊感に包まれる。

―落ちる!!
ぎゅっと目を閉じ落下するのを覚悟したが、いつまでたっても落っこちる様子はなかった。
おそるおそる目を開けてみると私の腰を抱いて持ち上げているヤマトと目が合い、
ふ と笑われて ようやく唇を開放される。
互いの舌を透明の橋が繋ぎ、木陰にいても眩しいほどの昼間の強い日射しに照らされ
きらり と一瞬の輝きを見せて熱気の中へと消えていった。

「あんまり暴れると…落っこちちゃうよ?」
そう言ってヤマトが軽く笑い、よいしょ と持ち上げられ 根っこに座りなおさせられる。
「あ、ありが…」
「まぁ、宙吊りっていうのもそそるし僕的には大歓迎なんだけど」
ええい、この男は!
一瞬でも感謝しかけた自分を呪いつつ、お礼を言いかけた口を慌てて噤んだ。

「言葉だけでも拒絶されると僕結構ヘコむんだよねえ…脱がしちゃった方が素直になるかな?」
しばらくの間私を見て何か考えていた様子のヤマトがかなり物騒な事を口に出し、
私のダブレットの裾をぐいっと捲くりあげてバンザイ状態の腕のところまで脱がせ固定した。
幸い衿の詰まったタルタル専用の下着を着けていたから肌がさらされることはなかったけど…
「ちょ、ちょっと、まって…」
「うん?」
ヤマトの長い指がシャツ型の下着の前ボタンにかかったのを見て
慌てて静止するが笑顔で返事をするだけで動きを止める気配は無い。
「やだぁ…っ、やめて…っ…」
ぷつん ぷつん とひとつずつボタンがはずされていくのを絶望的な気分で見つめ
泣きそうになりながら訴えたけれど、彼はその様子を楽しそうに眺めながら手を進めて
あっというまに私の下着のボタンをすべてはずしてしまった。
全開にされた下着の下から、男女の区別がつかないくらいぺったんこな胸や
しばしば「樽のよう」とも言われる ぽっこりと出たくびれのないおなかがちらちらと覗く。
暑い気候とはいえ曝された肌が風を感じて、自分の顔がかぁっと熱くなるのがわかった。
するりと躊躇なくヤマトの両手が私の下着の下へ滑り込んできて、
じめじめとした暑さでじっとりと汗ばんだ肌を直に触れられ 思わず身構えたが、
そのままその手を左右に軽く開かれて私の上半身は太陽の下に全て曝け出されてしまった。

「あぁ……いやぁ………」
「明るいとこでトララちゃんの裸見るの、初めてー」
「ば、ばかばか!見ないでっ!もう下ろしてよ…っ」
「やだよ…!」
「…ひゃ…っ!」
あらわになった首筋に唇が這わせられると同時にわき腹を手でまさぐられる。
だんだんと唇が鎖骨のほうへ降り、同時に手は緩やかに上へとあがってきて
私の小さな膨らみを指の腹でもてあそびはじめた。
「胸、ちっちゃくて可愛いなぁ…」
「しっ…失礼な…ぁん…ふっ…」
気にしていることをズバリ言われてなんとか言い返そうとしたけれど、
すでにぷくりと立ち上がっていた先端の周辺を舌でなぞられて
反論のために開いた口からは思わず期待するような甘い声が漏れてしまい
自分の浅ましさに顔から火が出るような思いでぎゅうっと口を噤んだ。
その反応に気を良くしたのか、ヤマトは膨らみの中心にある突起を口に含むと
軽く吸ったり舌で転がしたりしながら楽しそうに目だけでこちらを見てくる。
「可愛いって言ってるのになぁ。拗ねないでよ」
「ふあぁ…っ…んん…ん…やぁ…あぁ……」
「気持ちいい? すごいコリコリしてきたよ…ほら、こっちも」
「あぁあっ! や…んん…やだぁ…っ…さわんないでぇ…っ…っく…あぁ…ぁん…」
口と手で両方の先端を責められてどうしようもないくらいに感じてしまう。
目頭が、おなかの奥がじーんと熱い。
片方を吸われながら舌の先でレロレロされて、もう片方は爪でピンと弾かれ
かすかな痛みを与えられた後ゆっくりと優しく捏ねくり回されて。
も、だめ…気持ちイイ…っ!
このまますべてを委ねて快感に屈服してしまいそうになった。が。

―どくん

突然、下半身に感じる冷たい感触。
溶けかけた思考が羞恥心とともに急速に正気へ手繰り寄せられる。
うぅ、このままじゃ、マズイ。帰れなくなっちゃう…。

「はぅ…やぁあん…っヤマトだめぇ……!」
「ん…、何が だめ なの?」
「や…はぁん…んん…汚れちゃ…っぅ…からぁ……っ!」
「えっ? …ああ、そうだよね。パンツも脱がなきゃ汚れちゃうよねぇ♪」
「きゃ……違っ……!ああっ!」
違う。違うのよ。
「汚れちゃうからやめて」って言いたかったのに。「脱がせて」なんて言ってなー―い!
そんな弁解をする暇も無く私のスパッツは下着ごと膝の辺りまで引き下ろされてしまい
あらわにされた秘所はまだぴたりと閉じてはいたもののさっきの刺激のせいで
愛液が溢れ出し、行き場をなくして割れ目からこぼれ下着に小さな染みを作っていた。
「ちょっと手遅れだったかなぁ…あーぁ、こんなにしちゃって」
「やっ…やだ見ないで…!ねえ、服返してってば!」
「だーめ。あとでちゃんと洗濯してあげるから、脱いじゃいなさい。染みになってるし」

洗濯…?そういえば監獄でもフェ・インでも、眠っている間にいつのまにか
服も身体も綺麗になってたなぁ…。特に服なんてすっごいフカフカで……って、
そんなこと考えてる場合じゃないって!
私がくだらないことを考えている間に膝に引っかかったままになっていた
スパッツと下着はヤマトに取り去られてしまい、しかもそのまま両足首を掴まれて
ぐいっと左右に大きく開かされてしまった。
「ひゃぁん…!」
濡れたところに外気と視線を感じて、思わず目を閉じ顔をそむけてしまう。
「やだ…ぁ……恥ずかしい……!」
「トララちゃんは、恥ずかしいの好きだから嬉しいでしょ?」
「ばかぁ…嬉しいわけ…なぃ…っ」
「いつもぐちょぐちょに濡れちゃうもんね…ほら、今ももうこんなに…。
ふふ、こっちは僕が綺麗にしてあげるからね」
「え、えっ? きゃぁあっ……あんっ…」
下半身に痺れるような刺激が走ってあわてて目を開けてみると、
自分の股間からヤマトが悪戯っぽい表情でこちらを見上げていた。

…ぴちゃ…ぴちゃ…ぴちゃ…
子犬が一生懸命にミルクを飲んでいるような音が聞こえてくる。
「はぁん……ぁぁ…あ…あんっ……ひゃ…っ…ぁぁ…ぅん…っ」
「すごい…もうトロトロだよ……んっ」
「ひゃっ…やだぁ、舌…ぃ、入れないでぇ…ふぅ…っ…くぅ……っ」
「こっちも、ぷっくり膨らんじゃって」
両手でアソコのお肉を割り開かれ、割れ目を丹念に舌でなぞられると
そのゾクゾクするような感覚にヤマトの肩に担がれている足がつま先までピーンと伸びてしまう。
「ふ……くぅ……やぁん……はぁぁ……ああっ…!」
口からはもう自分でもなんだかわからないような喘ぎ声だけが呼吸のたびに吐き出され、
くちゅ…くちゅ…ぴちゃ…ぴちゃ…という淫靡な音ともにしっかりと鼓膜に刻まれて
新たな快感を生み出していた。
「キレイにしてあげようと思ったのに…余計に汚れちゃったかな」
ヤマトは意地悪な顔でそういうと目だけこっちを見たままちろりと舌を出すと、
すでにぷっくりと膨らみ ソレを包んでいる皮を押しのけて主張している私の一番敏感な
粒に近づき、触れるか触れないかの距離でわずかに上下に動かし舐める仕草を見せた。
…もう…いじわる…っ…!
悔しいけれどその誘惑に打ち勝つことができず、両足に力をいれて腰を上げ
ヤマトの口にソコを押し付けると彼の肩が嬉しそうに揺れた。
―ず・じゅ…!じゅじゅ…っ!ずずずっ…!
「あああああ!っあぁぁぁあ…!やぁ…ッ!は、ひゃ…んん…ああっ…!」
突然一気に吸い上げられ、さらには舌でなぶられて強すぎる快感に目がくらむ。
腰がびくびくとはね無意識にそこから逃れようとするが、ヤマトにがっちりとつかまれ
逃れることができないまま だんだんとその間隔が狭くなって絶頂が近いことを知らされる。
「ふ…あ…ッ!ヤマトっ!だめ、だめぇ……っ!もぅイく……っ!―――――――っ!!」

はぁ…はぁ…はぁ…
息が切れて苦しい。肩を上下させながら一生懸命に酸素を取り入れる。しかし。
「くぅ…はぁ…はぁ…ん、ちょ…っと…っ!」
「ん、気持ちよかった?」
うぅ、悔しいけど…良かった。 けど…っ!そ・の・ま・え・に!

「あぁ、お願いっ!それ・やめて…ぇっ」
ヤマトは、イった直後の敏感になっているソコを今度は指でゆるゆると擦りはじめ
私が、腰をびくんびくんと跳ねさせ背中を反らせてたまに軽く痙攣する様を
心底楽しそうに見つめている。
「はぅ…もう…っ許し、てぇ……!はぁん…っ…ヤマトぉ…」
「あぁっ!そういえば僕 伐採の途中だったんだよねぇ」
「ん…っ…はぅ…ぅ…やっぁ…さわるの、やめてえ…ぅっ…」
「行かなくちゃ!…でもどんどん出てきちゃってるしなぁ、コレ」
「ああん…っ…!やぁぁぁ…っ…っぁ…っあ!!」
…絶対、わざとだ…。
ヤマトは関係の無い話をしながら 私の懇願を徹底的に無視したあげく、
未だこんこんとソコから湧き出している蜜を指で掬って周りに塗りたくったり
すでにぐちゃぐちゃに蕩けているソコへ指を挿入したり とやりたい放題だ。
「しかしすごいねえ、これ。いつになったら止まるのかなー」
にやにやと小憎たらしい笑みを浮かべながら、大きく広げさせられたままの足の間を
覗き込まれ さらに弄くられる。
「ぁ、だってっ…ヤマト…っが、さわる、からぁっ…!」
途切れることのない緩い刺激に侵されつつも、何とか反論してみると
意外に好意的な返答が返されてすこし面食らった。
「ふぅん、僕が触らなければ止まるんだ?」
拗ねたような口調に、なんだかとてもとても悪い予感がしたけれど
快楽に蕩けた頭では冷静な判断なんてできるはずもなくて、私は…
「ぅん…っ!お願い、やめ・てぇ…!」
―私はこの返答を後々大いに後悔するハメになる。

「わかった…」
ヤマトは静かにそう言い放つと私から手を離し全ての責めを中止した。
なにか嫌な雰囲気を感じたものの、開放された安心感にほっと息をついて
脱力感に身を任せながら、まだ荒い呼吸がはぁはぁと行われるたびに
汗と唾液でしっとりと濡れて光る胸がせわしなく上下するのをぼんやりと眺める。

ヤマトは…?
あたりをくるりと見回すとなにやらかばんの中をゴソゴソと探っているようだ。
「…じゃあ僕伐採の続きしてくるから!」
あらら、機嫌悪くなっちゃったかな……。
って、違う違う! 普通怒るのは私のほうでしょ?
毅然とした態度で行かなきゃ…!
「伐採に行くなら、もういいでしょ? ここからおろしてよ!」
「嫌。素直じゃないトララちゃんにはちょっとそこで反省しててもらうから」
「は、反省って…ちょっと、ヤマト!」
まずい、わけがわからない。
むしろ反省するのはアナタなのでは?と思ったけれど
あまりの剣幕にとても口に出来るような雰囲気ではない。
とそのとき、私がぐるぐると混乱している目の前をハートマークが乱舞していった。

「Young Opo-Opoをあやつります!」
お、オポオポ!?
ううぅ、なんだかすっごいマズイ予感がする!
どうにかしなきゃ、とは思うものの手は未だ粘糸でがっちりと固まっていて全然動かない。
そうだ!イレースを使えば……。
名案だった。
さっそくサポートで唱えられるはずのイレースを詠唱してみるが発動する気配がない。
な、なんで?
よくよく行動を思い出してみる。今日は朝からヤマトと伐採に来てて…
えっと、早く移動できたほうが便利だからって二人ともサポシで…
…サポシ!?
なんてこと。今日に限ってサポシだなんて…!

最後の望みを絶たれて私が後悔やら絶望やらしている横で
ヤマトはオポオポになにやら言い聞かせている。
「いいかい、君の使命はトララちゃんを見張ることだよ。
うまく出来たらご褒美は…ほら、君の好物を用意してるからね」
「オポオポ!オポオポ!」
ヤマトがかばんから何かを取り出しオポオポにみせると
オポオポは嬉しそうに跳ねてそれを欲しがっている。
ヤマトが手に持っているそれは……パママ。オポオポの大好物だ。
「ちゃーんと出来たらあげるからね。それまでこのパママはここにしまっておくから」
そういってヤマトが、房からもぎ取った一本のパママを差し入れた先は…
「いやぁ…嘘…っ!くっ…ん…、いやぁああ!」
感じる圧迫感と、ものすごい異物感。
…ヤマトの手にあったパママは私のアソコへいれられてしまったのだ。

いくらパママとはいえタルタルにしてみたら結構大きい。
熟していてあまり硬くないのがせめてもの救いかも…。
それでもそうとう苦しいのだが、お構いなくヤマトはパママの外に出ている部分を
つかむと、私の中に納まっているソレをゆっくり外へと抜きはじめた。
「うぅ……ぁぁあ……ん…く、やだ、こんな、のっ…ふっ…ぅう」
内壁が擦れて刺激され、苦しさの中に悦びの色が混じってしまう。
ギリギリまで抜き出されると再び中へと押し込まれていく。
入りきったらまた抜いて、入れて、抜いて。
「ふぁぁん…ひっ…ああっ……ああぁん…ぁあ…あ…はんっ…」
繰り返されていくうちに、私の声からは苦しさが消え
パママを飲み込んでいるソコからはぐじゅ、ぐじゅ、と水音が響いていた。
「っはぁん…!」
何度目だろうか、奥まで突き入れられると パママはそこでとめられた。
「さて…君はこのパママが出てこないようにしっかり見張るんだよ?」
パママから手を離したヤマトがオポオポを振り返って言う。

…どういう…こと…。
ぼーっとする頭で考えてみるがいっこうに形にならない。
…それよりも…コレ、動かしてぇ…っ!
アソコに埋め込まれた異物を思わずぎゅーっと締め付けてしまうと、
引っかかりのないパママはその圧力に耐え切れずぐぐっと体外へ押し出されてきた。
「んんん…っ!」
内壁が擦れて上ずった声が出てしまう。
「ほら今、出てきちゃったから しまいなさい。」
ヤマトの声が聞こえる。と同時に足の間の下のほうから「オポオポー」と鳴き声が
聞こえてきて、視界の下から獣の手がにゅっと伸びてくると
パママの端に手のひらを当てぐぐっと中へ押し込んできた。
「あぁあああっ!」
押し込んだだけで、離れる手。
しかし押し込まれた刺激で再び中をぎゅっと締め付けてしまうと
パママがまた外へ押し出される。
するとまたオポオポの手が下から伸びてきてソレを中へと押し込んできた。
「ああ…っ!あっ!ああぁぁ…んふ…あ…ぁぁぁ…ぁん…っ」
入れられた刺激で締め付けて排出し、また押し込まれる。それの繰り返し。
…ああ、止めたいのに…っ、つい締めちゃうよぉ…。ぁあもう…気持ち、いいっ…。
「あ、あん…あぁ…あ…ふぁ…ん…やぁぁん…」
私は、ただ主人の命令を繰り返しているに過ぎないオポオポ相手に
あられもなく喘ぎ、腰を振って快感を求め続けた。

「じゃあ僕、伐採行ってくるからね」
そんな私を冷たく見下すとヤマトはまさかりを担ぎユタンガの森の中へ消えていった

「く…んん…あぁ……ふぁ……ぃ……っ……あぁ…」
ヤマトが去ってからどれくらい経っただろう。
私は未だこの快感のループから抜け出せずにいた。
それどころかこのわずかな刺激では満足できない身体が、
まるで意地悪く焦らされたときのように火照って 余計に感度を増し、
アソコからはどくどくととめどなく蜜が溢れて腰掛けている木の根っこを濡らしていた。
「はぅ……あんっ……もっとぉ……ぁぁ……」
膣圧で排出したパママを体内に戻されるたびに下腹部に甘い痺れが走り、
相手はオポオポだとわかっていてもつい、ねだるような媚びた声が漏れてしまう。
「はぁぁん…!んん…!くぅ……」
こんな刺激じゃ、イきたいのにイけない。生殺しのような状態が延々と続き
もはや恥も理性もなく腰を振って少しでも快感を多く得ようと必死だった。
そのとき。

「ちょっとぉー、ここどこよー?」
「し、白ちん声がおおきいにゃ!もうすぐカザムにつくはずにゃ!」
「さっきからそういってもう1時間も迷ってるじゃない!ほんとに着くの?」
「うぅう、がんばるにゃ…」
「ま、いいわ。ちょっと疲れたからここで一休みしていきましょうよ」
「そうにゃね…一度地図も確認するにゃ」

―うそ…人が!
こんな情ない姿を見られたらもう立ち直れない。
しかも、ここで休憩するとかいってるし…どうしよう。
おねがい…こっちにこないで…!
アルタナ様にすがるような気持ちで祈ったが、願いむなしく2つの足音はこちらへ向かってくる。
「白さん、こっちやすめそうにゃよ♪」
「あら、その大木の木陰涼しそうねー」
うううぅ…絶体絶命…!
ざっざっざっと近づいてくる足音。
ドキドキドキドキ。心臓の鼓動が早い。

「……っ!ん………!ふ……っ!!」
こんなときに…!
息を潜めたときに下腹部に力を入れてしまったためか、外へと押し出されたパママを
もはや機械的にオポオポが体内へと押し込んできて快感が突き抜ける。
―声だしちゃ…だめっ…!
唇をぎゅっと噛み、必死に声を耐えるが静まった空間に
ず…ずちゃ……ずちゃ……
と股間からいやらしい水音が響いてきた。
やだ…こんな音立てたら、ばれちゃうよぉ…
そう意識するとなぜかどくんと身体が熱くなって、無意識に腰が動きパママの出し入れを
促すと、ソコから新しい愛液がどくどく分泌されさらに大きな音を立てはじめた。
うぅ…っ…なんで濡れてきちゃうの…これじゃまるで変態じゃない…!
ぼたぼたとアソコからヨダレのように蜜が零れ落ちるのを感じる。
やだよぉ、こんなことで感じちゃうなんて…っ

ざっ  ざっ  ざっ  ざっ
じゅっ ずちゅ ぐちゅ じゅくっ

近づいてくる足音。パママが出し入れされる音。
2つの音が同じリズムで聞こえて、恐怖と快楽が入り混じりぎゅっと目をつぶる。
…あぁ…おねがい!こっちこないで…っ
足音がもうそこまで近づき、私が再びアルタナ様へ祈りかけた瞬間
「あーーーーっ!!」
びくん!
「んっ………!ぁ……っ!―――――っ!!」
見つかった…!そう思った瞬間、身体がびくんと痙攣し頭が一瞬真っ白になる。
拘束されてパママを咥えたアソコをぐちゃぐちゃにしてオポオポなんかに
もてあそばれて。しかも軽くとはいえイっちゃうなんて。
そんな自分を見ず知らずの人に見られたことを想像すると、恥ずかしくて
情けなくて…でもどうしようもないくらいに気持ちよくて、まだひくひくと動いている
ソコからはそれを知らしめるかのようにどくどくと愛液が滴り落ちていた。

…どうしよう。見られちゃった…!
やや正気に戻った頭で絶望的な状況を予想して目を開けてみたが
意外にも周囲に視界に人影はなかった。
…見つかって、ない?
まだ時々くる痙攣をなるべく音が立たないように耐えながら、
あたりの様子を伺うと木の裏手当たりから話し声が聞こえてきた。
「そーなのよー、もぉ!猫ちゃんについていったらすっかり迷っちゃってさー」
「にゃぅ…ごめんにゃ、白ちん」
「でー?ハイハイ、北に向かえばいいのね?」
「すぐに合流するにゃー。みんなごめんにゃ」
どうやらはぐれたパーティメンバーと連絡が取れて大声を上げたらしい。
もう絶対見つかったかとおもったよぉ…!
2人の足音が遠くへ去るのを聞きながら私ははぁぁと安堵のため息を付いた。

「ふぅ……ぁぁあ…っ…んっ!」
ほっとしたのもつかの間。再びパママとオポオポによる責めが始まって
軽くとはいえイったばかりの中を擦られて高い声が上がってしまう。
ぁあ、どうにか…んっ…しな、きゃ…っ
快感にのっとられそうになる思考を振り絞って打開策を考えると
ひとつだけ思いつくことがあった。ヤマトのいない今なら、できる。
…ちょっと恥ずかしいけど…背に腹は変えられない…かな…

「…フェンリル…っ!」

覚悟を決めて何とか精神を集中すると闇の召喚獣フェンリルを召喚した。
「呼んだか…?」
いつもと同じ、低い声でうなるように語り掛けてくる彼は
私のこんな姿を見ても特に動じた様子はない。
それはそれでものすごく恥ずかしいんですけど!…でも私にそんな余裕はもう無くて。
「フェンリル…これ、んっ…とってぇ…っ…ぁぁんっ…たすけてぇ…っ」

召喚獣とはいえ、情けない姿を見られて泣きたい気分になりながら指示を出すが
その間にもオポオポとパママによる責めは続いていて、声は欲情を隠せず
アソコからは相変わらずじゅぶじゅぶといやらしい水音が響いていた。
「なかなか面白い格好をしているな」
フェンリルはオポオポを私の足元から追い払うと、こちらへ近づいてくる。
「はぅ…助けて…腕が、動かなくって…」
―助かる…!
そう思って嬉々として彼に語りかけたが、予想外の反応が返ってきた。
「ふん…」
フェンリルは私の足の間から生えているパママを見ると鼻で笑い
それの端を大きな口で食わえると勢い良く私の中から引き抜いた。
「ひゃぁぁぁん…!」
いきなりの刺激に大きな声が漏れる。
「こんなモノで感じるとはな…」
身体の中から異物感がなくなりほっとしているところへ、
抜き取られていたそれが再度勢い良く挿入される。
「ああああああぁぁ!」
「浅ましいな…こんな娘が主とは」
「いやぁ!いやぁ…フェンリル止めてぇ…!」
ぐじゅぅ…じゅぽぉ…ぐじゅぅ…じゅぽ…っ
奥まで挿入されるとギリギリまで抜き取られまた奥まで挿入される。
すっかりすべりのよくなっているパママは勢い良く突き動かされても
痛みを感じることはなく、先ほどまでの緩い責めと一転して激しい快感が
頭のてっぺんまで突き抜けていく。
「ああぁぁ!やぁぁあっ!ひっ…ぁああ!」
「…助けてやろう」
「え…っ…はぁぁあ…んんん…あぁぁっ!」
「達したいのだろう?我が手伝ってやろう」

「違…っ!やぁぁぁ!ああぁ!くぅんっ…それだめぇええ!」
「助けて」ってそういう意味じゃない…ってば…!
そう言おうと思ったが奥まで突き入れられているパママを今度は上下に激しく
振り立てられ、おなかのほうにある一番イイところが何度も小刻みに擦られ
抵抗できず喘ぐことしか出来なくなってしまった。
「ああぁぁあ!やだっ…!やめてぇえ…ひ…ぁぁぁああ!」
身体の奥から ぶる、と震えがくる。
「あっ!だめっ…!イく、イっちゃう…っ!ああぁぁ!―――――っ!!」
私は腰を浮かせ背中を反らしてその快感を受け入れてしまうと
真っ白い光が見えてびくんびくんと痙攣しながら絶頂を迎えた。

「うっ…はぁ…はぁ…ひっく…ひ、ひどい…なんで、こんなっ…」
あまりの仕打ちに、目の前にいる自分の召喚獣を睨みつけ
息を切らし涙で咽ながら問い詰めるが大いなるものである彼は
そんなことで動じるはずもなく「ふん…」と鼻で笑うと
私のなかに埋まったままのパママを一息に引き抜いた。
「ぁぁ…!」
ずるり、と愛液でどろどろになったそれが引き抜かれ、向こうのほうへ放り投げられた。
「ふ…まだ物欲しそうに蠢いているな。まったくはしたない娘よ」
「…っ!」
「タルタル族は食が進まなかったのだがな…まあいい、気が変わった」
意味深なセリフを吐くと私の身体が光に包まれる。
「ルナーロア」
粘糸でがちがちに固まっていた腕が自由になって急激にバランスが崩れ、
どさっと地面に叩きつけられた。
「いった……ぁい…」
そんなに高い場所ではなかったが全身に痛みが走りうめき声を上げて突っ伏すが、
突然肩の辺りに衝撃が走りものすごい力で引っ張られあお向けられる。
「喜べ、娘。我がものとしてやろう」
目の前にある大きな大きな獣の口。
両手が、フェンリルの前足にのしかかられ動かせない。
―食べられる…!?

そう思ったが、違った。
内ももに当たる硬い感触。
あわてて下を見るとものすごくグロテスクな…およそタルタルの身体には
収まらない大きさの赤黒い塊が視界に入った。
―嘘…!あんなの入ったら…死んじゃう…
「き、帰還しなさい!!フェンリル!!」
「無駄だな…そのような乱れた心では我を制御できまい」
契約の元 命令を行うが、神たるフェンリルを制御するには生半可な集中力では
効かない。ましてこんな状況では…!
血の気が引き、さぁっと青ざめるのが自分でもわかる。
「やだ…っ!!やめてぇええ!」
「神たる我がものとなれるのだ…もっと喜べ?タルタルの娘よ」
冗談じゃ ない !
なんとか逃げようと身体をよじってみるが、押さえつけられた腕に狼の爪が食い込み
千切れるような痛みが走る。
抵抗むなしく私のアソコに黒い塊があてがわれるとその硬い感触に驚き、脅え、
恐怖と混乱で身体は震え、涙を流して叫ぶ。
「いやぁぁああ…!助けてぇ!ゃ、まと…ヤマトーー…っ!!」
「まったく騒がしい娘だ…。これ以上うるさくされても適わんな。いくぞ…」
ぐいっ!と押し入ってくるものすごい質量。
あぁ…もうダメ……
私は絶望し諦めて全身の力を抜いた。
そのとき。

がしゃがしゃがしゃがしゃ じゃきん! ずがーーーーん!

「ぐあぁああああああ!」
ものすごい音とうめき声がして、私の身体は突然に自由を取り戻した。
上に覆いかぶさっていたフェンリルは…向こうの壁に激突して倒れている。
混乱する頭を整理し、何とか上体を起こすと背後から先ほどの がしゃん がしゃん と言う音。
くるりと振り返るとそこには…

漆黒の重鎧・ホーバークに身を包み、同色の鎌を振りかざしているヒューム。
チェラータの影になって顔は良く見えないけど、雰囲気でわかる。
「ヤマトっ…!」
私は嬉しさと安心から、駆け寄り飛びつこうとしたが影になっていたその表情を近くで
見てしまって驚きででぺたりと尻餅をつきその場に硬直してしまった。
目が!目が据わってる…!
彼は私をちらりと見ると笑顔を向けて片手で制し、あきらかな怒気を発しながら
ゆらり と倒れているフェンリルのほうへ近づいていき鎌を構えた。
「ちょっと、ヤマト…っ!」
おもわず声をかけるが、彼の耳には届かない。
「おのれ小僧…!ふざけた真似を…!」
立ち直ったらしいフェンリルがうなるように恨み言を発する。
「……それは僕のセリフだし」
ヤマトの声が冷たく凛と響き、横たわったままのフェンリルの首を踏みつけると
その首筋に漆黒の鎌を当てがった。
「人間程度の力などで我を押さえ込もうとは、笑止!」
フェンリルの大きく裂けた口から嘲笑が漏れるが、ヤマトは動じない。
「は!犬風情が僕のものに手を出そうなんて…それこそ笑っちゃうよ」
「こらぁ!いつ私がヤマトのものに…っ」
思わず癖で突っ込みかけたが二人にギロリと睨まれて言葉の続きは声にならなかった。
うぅ、ここは熱帯ユタンガ大森林のはず…。
なのに…っ、なのになんでこんな寒気がするのよぉぉ…。
にらみ合ったままの二人。
「いい加減に上からどいてもらおうか…」
先に動いたのはフェンリルだったが、
「馬鹿な……動かん!」
下からヤマトを吹っ飛ばすべく力を込めたフェンリルが
その身体の自由が利かないことに驚きの声を上げる。
「逃げれるわけ、ないでしょ?」
その様子をみて冷たい声でヤマトが言い、その手にぐっと力を込める。
「もう二度と動けなくしてあげる…!」

ヤマトが鎌を振り上げてフェンリルの首めがけて一息に振り下ろす。
「ヤマトっ!!だめ―――――っ!!」
反射的に悲鳴のような大声を出して叫ぶが、その勢いは止まらない。
その瞬間。
唐突にフェンリルの大きな体がフッと消え、ヤマトの鎌は思いっきり地面に叩きつけられた。
あ…?MP…切れ、たぁ…。
自分の魔力がすべて尽きたのを感じへなへなとその場へ倒れこむと、
ヤマトがあわててこちらへ走りよってくるのが見えた。

「トララちゃん!!だいじょうぶ!?」
「ヤマト…ありがと…。もぉ、怖かったんだから…!」
「うん、ごめん…」
裸の私を抱きかかえてマントでくるりとまいてくれるヤマト。
助かったことに安心して。来てくれたことが嬉しくて。
そのおおきな胸に抱きかかえられるとつい甘えたい気分になってしまう。
「鎧…冷た…」
すり…と胸に頬を寄せると金属の冷たい感触がひんやりと伝わり気持ちよかった。
そのまま上を見上げると、チェラータを脱いだヤマトが珍しく困ったような顔をして
力ない笑顔を浮かべ「ごめん…」とつぶやいた。
キス…して欲しいな…。
こんなときだけ調子いいなぁとは思ったけど、これくらいイイよね?
いっつもいろいろされてるんだもん。そう自分に言い訳し彼の首に手を回そうとする、が。
…こういうときタルタルは損だ。
短い腕は一生懸命伸ばしても彼の首に回すには足りなくて
私は仕方なく彼の装備の肩口をきゅっとつかみ ぐい とこちらへ引っ張ると、
察しの良い彼は嬉しそうに笑い私の背中に腕を回して顔を近づけてくる。

「…誰のもの?」

お互いの唇が触れそうな距離まできて止まり、唐突に問いかけられた。
「え…っ」
目を開けるとすぐ近くにヤマトの真剣な表情があって、思わずドキッとしてしまう。
…もしかして、さっき「僕のもの」に突っ込んじゃったから?
そう気づくと途端に彼が可愛く思えて、笑みがこぼれてしまいそうになった。
あぁ…私もうダメ。きっとこの人からは逃げられないんだ。
強引でわがままだけど…可愛くて優しくて、何をされても結局許せてしまうから。
「言ってよ…」
切なげな表情でもう一度問われる。
「ヤマト、の……んっ」
私の答えは、激しい口付けに飲み込まれて最後まで発することができなかった。

いつの間に夜になったんだっけ…。
マントに包まれたまま地面に横たえられ、隣でヤマトの鎧ががしゃんがしゃんと
脱ぎ捨てられていくのをぼんやりと眺めながら、そんなことを考えていた。
そのうちに彼が下着姿になったのに気付いて、あわてて目をそらして向こうへ寝返りを打ち
飛び上がった心臓を深呼吸をして落ち着けていると後ろから彼が近づいてくる気配がした。
「おまたせ」
耳元でささやかれて 肩をつかまれてあお向けられてしまうと、くるまっていたマントが
はだけて肌があらわになったがそのまま押し倒されてしまった。。
はにかむような笑顔で私に覆い被さっているヤマトも 裸で。
初めて見るヤマトの身体は、思っていたよりもずっと逞しくて思わず赤面してしまう。
―そりゃそうだ…獣使いったってバリバリの前衛職だもんね…。
首筋から肩へつながるしなやかなライン、程よく筋肉の付いた胸元、割れた腹筋。
同種族の男性にはないその魅力につられ ついつい身体のラインを目で追っていくと
薄く6つに割れた腹筋の下で すでに存在を主張しはじめていたソレが視界に入ってしまい、
心の中で叫び声をあげてあわてて顔を背けた。
ううぅ、びっくりした! なにあれ…なにあれ!
さっき見たフェンリルのモノよりははるかに現実的なサイズだったけど、それでも大きい。
少なくとも昼間に入れられたパママよりはおっきかった。

私が赤くなったり青くなったりしながらうーうー唸っているのを見て気付いたのか、
ヤマトは くす と笑ってやさしく頬をすり寄せてくると
「だいじょぶだから」
そう言って首筋に ちゅ と口付けられた。
首筋と鎖骨にキスをされながら頭の後ろに手を回し ポニーテールを結っている
紐をするりと解かれると、茶色い髪がばさりと広がって地面に落ちてきた。
ヤマトは私の鎖骨を丹念に舌でなぞりながら、きつく結った跡の付いてしまっている
その髪を優しく手櫛で梳いてくれる。
髪をさわられる心地よさと鎖骨から来るぞくぞくとした感覚が頭の中で絡み合って
くすぐったいような感触に思わず身を捩ってしまうと、その隙間から腕が背中に回される。
身体が密着して肌が触れる感触にドキッとしたが その重量感にわずかに顔を歪ませてしまった。

「重い?」
…ばれちゃった。
一瞬の表情の変化を見逃さなかったのか、ヤマトが心配そうに顔を覗き込んでくる。
「大丈夫」と言いたいところだが、彼の上半身のさらに半分くらいでしか圧し掛かられて
いないのに結構な圧迫感があってとてもじゃないけど集中なんて出来なそうだった。
うー…ヒュームってこんなに重いのか…。
種族の違いを何気ないところで見せ付けられて、自分の貧弱さを呪いつつ
落胆に眉毛を下げて「ごめんなさい…」と正直に彼に謝った。
ヤマトは身体を少し浮かせて私との間に空間を作ると、唇に軽いキスをくれる。
そしていつものように意地悪く笑って言い放った。
「そんなことで謝るくらいならがんばってもらおうかなぁ」
そういわれるや否や私の世界はぐるりと回転し、気がつくと意地悪く笑ったままの
ヤマトの顔を見下ろしていた。
「きゃっ…」
「あ、こら! 隠しちゃだめ!」
私はヤマトの胸の上にまたがるような格好で座っていたのだけど、チョコボの鞍よりも
広いくらいのヒュームの胸の広さをまたぐために大きく脚を広げていたわけで…
つまり全部丸見え状態だったわけで…それに気付いて急いで手で隠そうとしたけれど
察知したヤマトにすばやく両手をつかまれて阻止されてしまった。

「やだ…っ!恥ずかしい…ってば…ぁ」
「だめ、ちゃんと見せて…」
じっ、とヤマトの視線が身体の上を這う。
ぺったんこな胸も、おなかも、小さなつま先から、むちむちに張った太ももまでも。
…そして彼の胸の上で大きく開かれてあらわになっている脚のあいだも。
じっくりと時間をかけてすべてを視姦される。
私の身体は恥ずかしさで火照ってしまっていて、アソコがむずむずとしてつい彼の
胸の上にある脚をもぞもぞと動かしてしまう。
「やっぱり可愛い…」
その様子を満足げに見つめていたヤマトは私の両手の拘束を解くと、
その手を私の小さな膨らみへと伸ばした。

「ひゃん!」
いきなり先端をつまみあげられて軽く引っ張りながら、指の間でクリクリと転がされる。
「ひ…ああぁ!やんっ…ぁああ……はぁん…ぁぁ…ぁぅ…」
突然の強い刺激に、ソコをつまみ上げられるたびに頭がくらくらしてしまう。
指の腹で先っぽを何度も擦られて、腰にじーんとした感覚が広がってくる。
「ああぁ……はぁぁあ…んんっ!…ぁっ…ああ…ぁあ…」
大きく脚を開いてまたがっているため彼の胸にくっついているアソコがムズムズと疼いて、
いやらしく腰を動かして自分から擦りつけ求めてしまう。
それをみてヤマトがにやりと笑い、私の両足をつかむとぐいっと手前へ引っ張った。
―倒れる!
急に引っ張られたために後方へバランスを崩し、反射的に後ろ…ヤマトのおなかあたりに
手をついてしまうと背中がそって腰を前に突き出している状態になってしまった。
…つまりヤマトの眼前に自分の秘所を思いっきり晒してるってことに…!
あわててもどろうとしたけれど、おなかを押さえられちゃって前へもどることが出来ない。

するりとヤマトの手がソコへ伸びてくる。
…くちゃ……
「……っふぁ……!」
湿った音が響き、下半身にビリッと快感が走る。
「すごい濡れてる」
「…ぅう……だってぇ……」
ソコの状態を知られて、恥ずかしくて涙が出そうになる。
しかしその間にも私は、くちゃくちゃとソコをかき回すヤマトの指を求めて
貪欲に腰を動かしてしまっていた。
「あぅん…っ……イイ、…あっ…ヤマトぉ、もっと…っ…!」
「やらしいなぁ。自分で腰振ってこんなにしちゃったの?」
「だってぇ…っ…だって…ああぁん…やぁ…っ、ああ…そこぉ…いいよぉっ」
だって、今日一日ずっといじられてたんだもん…!しょうがないじゃない…!
そういいたかったけど、頭が快感に支配されて言葉が喘ぎ声にかき消されてしまう。

いつものように焦らされることはなく、望んだ快感が与えられていく。
ぷくりと膨らんだ芽を摘み上げられ蜜を塗りこまれてゆるゆると擦られると
腰がびくびくと跳ねてしまう。
ぱっくりと開いてだらだらと蜜をこぼしているソコには二本の指をくわえ込み
中をぐちゅぐちゅとかき回されるたびに背中をのけぞらせて喘いだ。
「くっ…ああぁ…やぁん……だめ…っ…はぁああん…っ」
「すっごいひくひくしてるよ…もうイきそう?」
私がどんな状況かわかってるくせに、意地悪くきいてくるヤマト。
でも今日はダメ…!まだ…っ!
「ヤマト…っ!だめ、だめぇ、やめて…ぇっ……」
限界まで上り詰めた身体をぴんと伸ばして耐えて、涙を流して頭を振りながら拒絶する。
「トララちゃん…?」
さすがに不審に思ったのか、ヤマトが責めの手を弱め聞いてくる。
涙に濡れた瞳で、彼を見下ろして言う。
「おねがい……ヤマト、で……イかせて……」

途端にすべての責めが中止されて、身体が反転し地面に押し倒される格好になった。
「そんな可愛いこと言われたら、僕もう限界なんだけど…っ」
切ない声で切羽詰った風に言われてドキッとする。
唇が降りてきてふわりと口付けられると、秘所に硬い感触があてがわれるのを感じた。
先ほどみたその大きさを思い出して一瞬身体を硬くしたが、
「ちから抜いて…」
耳元でそうささやかれ、目を閉じて全身の力を抜いた。

…ぐちゅ……

淫靡な音が響いてソレが体内へと押し進められる。
「…んっ…!」
ものすごい質量に思わず息を詰めて身体を硬くしてしまう。
「こら、ちから入れちゃダメだって…」
そういわれても…っ!
そんなの入れられて、力むなって方が…むりっ…!
「うぅ…ヤマトぉ……くるし…」
「…やっぱり、やめる?」
思わず口をついて出てしまった言葉に、ヤマトの表情が曇る。
違うの。苦しいけど。して、欲しいの。
「やだ…。する…」
下腹部の圧迫感に耐えながら何とか搾り出すけれど、一向にそこから進むことが出来ない。
「仕方ないな…」
私の状態に焦れたのかヤマトはそう呟くと結合部から蜜をたっぷりと掬い上げ、その上で
ちょこんと顔を出している芽にそっと触れた。
「ぁぁあぁ…っ!ひゃ…うぅん…やぁ…っ!」
先ほどまで散々弄られていたソコはすぐに刺激を受け入れて快感を生み出していく。
その隙に少しずつ大きな塊が中へ中へと押し込まれてくる。
「ごめん…トララちゃん…」
額に汗を浮かべたヤマトが複雑な表情で見下ろしてくる。そして。

「ああぁん…っ…!ひ、あああああああぁぁあっ!!!」
突然、勢いをつけたソレが一息に中へと収められた。
「はっ…ぁ…っはぁ……っぁ…」
あまりの苦しさにもう言葉が出ない。
「ごめんね…苦しいよね」
中に入ったヤマトは動かずに頬を撫でたり髪を梳いたりしてくれている。
なじむまで待ってくれるつもりなのだろう。
「だいじょ、ぶ…」
その気持ちに答えたくて何とか言葉を発すると、ヤマトが笑顔を見せ
「ほら、見て…」
そう言いながら私の腰をぐい、と持ち上げて結合部の見える体勢にさせられる。
「すごいよ、こんなとこまで入っちゃった…」
見ると私のアソコは、さすがにすべてとは行かなかったものの
ヤマトのソレのほとんどを飲み込み、ひくひくといやらしく動いていた。
「すご…はいっちゃっ…たぁ…」
思わず感嘆の声が漏れる。同時に身体のおくがどくんと熱くなるのを感じた。

「…動くよ」
短くそういうと、ヤマトはゆっくりと腰を引きはじめた。
「んんんん……っ!」
すごい。身体の中のすべてが引きずり出されるような快感が頭を突き抜ける。
「く、きつ…っ…」
ヤマトの表情が、歪む。
「やぁぁっ!はぁぁあん…!」
やがてギリギリまで引き抜かれるとまたぐぐっと押し入ってくる。
最初のような苦しさはなくて、内壁を押し開かれるその感覚に思わず高い声を上げてしまう。
ぐちゅ…ぐちゅ…
徐々に結合部から湿った音が漏れ、ヤマトの抽送がスピードを増してくる。
でもそれでも全然痛くも苦しくもなくて…

ぐちゅん…ずちゅ…ぐちゅ…ずっ…
「はぁあん…!ああ…あぁぁあ…あーっ…!!」
「く、トララちゃん…気持ち、いい…?」
「あ!ぅん…っ…いいよぉ…!ヤマト…もっとぉ…」
自分から腰を振って求めながら精一杯に甘える。
もっと。もっと。
ヤマトの大きなソレが奥を突くたびに身体をピーンと伸ばして悦び、
おなかのほうのイイところをぐりぐりと擦られるたびに髪の毛を振り乱して悶えた。
も、気持ちい…どうなっちゃっても…!
そう思った瞬間、角度をつけて挿入されさらに激しい動きでぐりぐりと擦られる。
「ああぁああ!だめっ…!ソコだめぇえ…ひゃぁあん!あぁぁんっ!」
「ん、ここ?ここがイイの?」
だ、ダメだってば…!
そういったのに意地悪くグリグリと擦り続けられる。
ああ、もうほんとにだめ…っ!
「ぁぁぁぁあ…!…っイイ、ぁもう…っ…イく…!…ヤマトぉ…っ…―――――っ!」
びくびくびくっ!
体中をものすごい痙攣が襲ってきて頭が真っ白になって何も考えられなくなる。
「く…っ…そんなに、締めたら……僕も、もう…っ!」
ヤマトが自らも絶頂を迎えるために腰を私に打ち付けるたびに
頭の中が ぱしん とフラッシュして腰ががくがくと痙攣し続ける。
「ん…っ、トララちゃん…出すよ…っ…」
そう聞こえた直後、身体の中に熱いものが放たれるのがわかった―――。

オポオポーオポオポー
遠くからオポオポの鳴き声が聞こえて目が覚めた。
はぅ…私また、寝てたの…?
そう思ってあたりを見渡すと、探していた人物は意外にも近くにいた。
すこし身体を伸ばして、眠っているヤマトの頬にキスをすると
再び彼の腕の中にもぐりこんでヴァナで一番幸せな二度寝につくことにした。

                                 *end*


7夜目40氏によるイラスト

ユーリ
ターキィxユーリ