←ヤマトxトララ
←ヤマトxトララ2
←ユタンガ巡業
←ユーリ
ユーリ Hum♀ F1A(ポニテ金髪)
ターキィ Elv♂ F6B(トサカ赤髪)
「んっ……んん……あぁ……」
両脚の間に差し込んだ指先を動かすたびに腰が浮き上がるような快感が走り
かすかな水音と荒い息、たまに堪え切れなくなった声が一人きりの空間に空しく響く。
もうかなりの時間この行為を続けてはいるが、ソコに感じる痺れるような快感とは裏腹に
待ちわびている瞬間は一向にやって来る気配がない。
「もうっ…!」
体力的にも精神的にも限界を感じたあたしは、自分の中に収めていた2本の指を一気に引き抜いて
自分の愛液でどろどろになったその手を見つめながら大きな溜息をついた。
「はぁぁ……なんでこんなことになっちゃったのかなぁ…」
重くなった身体をそのまま後ろへ倒し、ばふっと勢い良くベッドに沈みこむと
枕元に乱雑においてある雑誌のうちの一冊を適当に手繰り寄せてバサバサとページをめくった。
自分で言うのもなんだけどあたしは結構キレイ好きなほうで、普段なら絶対にこんなところに
雑誌を山積みにしたりはしない。荒れているのにはちゃんと理由がある。
一言でいえば、「イけない」のだ。
といってもまったく感じなくなってしまったわけではなくて、
刺激を与えれば普通に快感を感じることができるんだけど……。
絶頂を迎えるときのあの突き抜けるような感覚。これが一向に訪れないのだ。
原因はたぶん、こないだのアレ。
欲求不満の絶頂だったあたしは、友達の彼氏をオカズに自慰行為に耽っているところをうっかり
LSの仲間に見られてしまったのだ。……しかも、よりによって達する瞬間をバッチリと。
鍵をかけないでそんなことしてたんだから自業自得といえばそれまでなんだけど。
それ以来たとえ鍵をかけていたとしても何故か落ち着かなくて行為に集中できないし、
たまに「いい感じに昇りつめてきたなー」って思ったときも、肝心なところでドアのほうが
気になってしまって……そうなると無意識に感覚をセーブしてしまうのか、どうしてもそこから
先へと進むことができずに、結局悶々とした日々を過ごしているってわけ。
「誰かにやってもらえたら楽なんだけどなぁ……」
我ながら大胆発言だな、とは思うものの正直それくらい切羽詰ってるのも確かだった。
かといって、恋人がいるわけでもないし……
頼める男友達なんてのもいないし、知らない人は怖いから当然却下だし。
……ん?
ページを繰っていた手が、危ない思考とともに止まりそこにあった記事に目が釘付けになる。
「これ、いいかも…!」
あたしは脱ぎっぱなしになっていたエラントスロップスを拾い、急いで身に付けると
机の上にあったお財布をひったくって勢いよくル・ルデの庭へと飛び出した。
「ハァ…ハァ…」
数分後。
息を切らしてモグハウスへ戻ってきたあたしの目の前には緑色のグロテスクな物体があった。
モルボルのつる…通称「モルつる」。
瞬時に傷を回復する薬「ハイポーション」の原料として常に需要の多い素材だけど、
薬品に合成するにはかなりの練金術スキルが必要だとか。
もちろん、あたしにそんな練金スキルがあるわけで無く……
いや、仮にスキルがあったとしても今この状況でハイポーションは作らないだろう。
じゃあ何でマズルカ全速力で顔を真っ赤にしてまでこれを買ってきたのかというと――
鍵がしっかりかかってるのを確認してから、さっき穿いたばかりのスロップスを下着ごと
いっぺんに脱ぐと、白い下着の中心から脚の間まで粘り気のある透明の液体が糸を引いて、
独特の匂いが部屋に広がっていくのを感じる。
その光景に興奮を覚えつつも、新しい刺激に期待を膨らませて手早く件のモルつるを手に取ると
練金素材コーナーで一緒に購入してきたスライムオイルをたっぷりとそれに塗りつけた。
「うわぁ……」
オイルを塗られてテラテラと妖しい光を放ち、よりグロテスクになったその緑色のつるが
時々脈打つようにぴくりと蠢く様をみて思わず感嘆の声が漏れてしまう。
期待からか体の奥からじわりと蜜が溢れてくるのがわかり、あたしはたまらなくなって
膝を曲げて足を左右に大きく開脚すると、それを両脚の間へ導き割れ目へとそっとあてがった。
「ちょっと、怖いけど……っ」
それでも好奇心には勝てずに、ゆっくりと自分の中へとつるを押し込んでいく。
「―――――――っ!」
通常自分でするときに入れる指よりも、はるかに質量のあるその塊が中へと押し入ってくるたびに
下腹部に言い様のない圧迫感と痺れるような快感が走った。
もうこれ以上押し込めない と思ったところで手をとめて、おそるおそるソコを覗き込んでみたが
結構奥まで押し込んだつもりのつるはごく浅くにしか入っていなくて少し安心する。
「けっこう入ってる感じするのになぁ……っ、んっ!ああぁ、やっ……ダメっ!」
ほっと息をついていたところへ、つるが急に暴れだし我慢できずに大きな声を上げてしまった。
しかしうねうねと蠢くソレはぐじゅぐじゅといやらしい水音を立てながら不規則な動きで
遠慮なくあたしの内壁を擦り上げていく。
「ひ、あ…ぁ……ぃやぁっ……くぅ……」
今までに感じたことのない刺激に足を開いていられなくなり何かを掴みたい衝動に駆られて
うつぶせになって近くにあった枕を掻き抱くと、それに口元を押し付けて思う存分嬌声を上げた。
「んんっ!ん、んっ……ふぁ……ぁん…」
体内へと挿入したつるは浅くしか入ってないとはいえ、ぐりぐりと入り口周辺の壁を擦ったり
細くなった先端が少し奥を犯してきたりしてあたしを悦ばせる。
うつぶせになっていた身体はおねだりをするように、お尻を高く上げた四つんばいのような体勢へと
自然に変わり、恥らうことなく腰をくねらせて快感を追求する。
――この調子なら、今日はイけそう…!
そう思い、さらに大きく足を開きお尻を高く突き出した瞬間
「ひ、あああ……いい、あ…イく…イっちゃ……」
腰から体全体にぶるっと震えが来て、あたしの身体は久しぶりの絶頂を迎えようとした。
ガン!ガン!
「おい、ユーリ!!いるかー?」
びくんっ!
突然にモグハウスのドアが叩かれ、ずっと待ちわびていた絶頂へと動きかけていた
あたしの脳裏に、一瞬にしてあのときの悪夢が甦ってきて思わず身体を強張らせた。
しかも扉を叩いているのはよりによってあの時と同じ。エルヴァーンのシーフ・ターキィだった。
――鍵、閉まってるもの。居留守にしておけば平気…。
そう自分に言い聞かせつつ、一応足元に丸めて置いてあった毛布を下半身に掛けて
ベッドの端っこに膝を抱えて座り彼が帰るのを待つことにした。
そうだ。とりあえずコレは一旦抜いておこうかな…
股間のモルつるのことを思い出し、外に出ている部分をつかんで引き抜こうと力を込めてみる、が。
おかしい……。こんなことってあるんだろうか。
「ぬ、抜けない……?」
ぱっくりと開いたソコへと突き立てられている緑色のつるは、どんなに力を入れて引っ張っても
なぜか抜ける様子がないのだ。それどころか自ら奥へと進んでいっているような気すらする。
「う、嘘でしょ……?」
「おーいユーリ、いねえのか?」
ターキィがガンガンと扉を叩く音があたしを余計に焦らせる。
なんとかしなきゃ!まっすぐやってもダメそうだし、ちょっと回しながら引っ張ってみようかな……?
あたしは再び両手でつるの根元をつかみ、それをゆっくりと回転させてみた。
「!!……ぁ……っ!!」
その途端つるがものすごい勢いで暴れだし、今まで届かなかった箇所を次々と刺激していく。
すでに我慢は限界に達していたがここで声でも出そうものならターキィに居留守がバレてしまう。
なんとか耐えようと腹筋に力を込めたら、締め付けられて窮屈だったのかさらに攻撃をはじめてしまった。
あたしは自分の膝を抱え声を出さないよう必死に耐えた、が……
「ぃや……っ!!あああああ!ひぃ、あぁぁ……!」
瞬間、おなかの方にあるコリっとした引っ掛かりを先端で執拗に責められて、
あたしの身体はあっけなく陥落してしまった……。
「ユーリ!おいっ、今のなんだよ?大丈夫か!?」
うっ……やっぱり、聞こえてちゃってた……?
ドン、ドン!とターキィが扉を叩くけど、あたしはどうすることもできなくて
つるから与えられる刺激に、ただただ喘ぎ続けるしかなかった。
「あぁ、あ……んん…!ひぁ、だめぇ……」
つるに中を犯されながらもそれを引き抜こうと必死になっていると、いつのまにか
静かになっていた扉のほうから、カチャ!と軽い音が鳴ったのに気づく。
え、まさか……!
「ユーリ!無事か!?」
がちゃん、と施錠してあったはずのドアが開きターキィが部屋へ入ってくる。
あたしはとっさに下半身に毛布を掛けなおして、弾みで出そうになった声をぐっと飲み込んだ。
鍵は何度も何度も確認したはず。間違いなく閉まってた。なんで……?
「た、ターキィ……どうしてっ……?」
「お前、俺のジョブを何だと思ってるわけよ?」
不思議に思って問うと、彼は悪びれもなく、あまり器用には見えないその手の中でちゃりちゃりと
スケルトンキーを玩びながらにやりとして見せた。
「鍵……開けたの……っ?し、信じらんない!バカぁ!」
「な…っ、元はといえばお前が死にそうな声出してっからだろ!
ったく、人がせっかく心配してやったのに……キー1個無駄にしちまったじゃねーか」
「なんですってぇ………っん………!」
人ん家の鍵勝手に開けておいて何よその言い草は!
ついカッとなっていつもの調子で口喧嘩になりかけたが、アソコのモルつるがまた激しく動き出すのを
感じて、あやうく出てしまいそうになった声を唇を噛んで耐える。
うぅ、こんなモノ入れて悦んでるなんてこの意地悪な奴にバレたら一生笑いものにされるに決まってる!
なんとしても我慢しなくては。あたしは目をぎゅっと閉じて息を止め肩を強張らせて必死に快感を耐えた。
しかしそれがマズかった……。
耐えることに集中して過ぎて、ターキィが近くに寄って来ていたことに気づかなかったのだ。
気が付いたら彼はものすごく近くにきていて、その長い指があたしの膝の毛布を掴んで……
「お前何やってんだよ?さっきからモゾモゾと……」
「嫌ぁ!だめぇっ!!」
気づいて、叫んだときにはもう遅かった。
「お、まえ……」
「やだぁ……みないでぇ……」
膝に掛けていた毛布は一瞬にして剥ぎ取られ、あたしのあそこが、もぐもぐと美味しそうにモルつるを
咥え込んでいる光景がしっかりと彼の目の前に晒されてしまったのだった。
「……あー…っと、邪魔したな……っ」
先に動いたのはターキィだった。
不自然に目を逸らし、顔を耳まで真っ赤にしながら扉に向かって歩いていく。
「……ま、まって!」
「な、なんだよ。あ、べ、別に誰にも言わねーぞ」
「そうじゃ、なくて……ぇ……」
こうなったら、転んでもタダでは起きないもんっ!
思考の切り替わりの早さに自分でもびっくりしたけど、ここまで見られてしまったのならもうどんな恥を
晒しても同じだし、それに今この状況で頼まなければきっと後々もっと恥かしいことになる……。
そう決心して、帰ろうとしていた彼を呼び止めた。
「なんだよ……?」
「ぁ……あのね?これ、抜けなくてぇ……んっ…お願い、助けてぇ……!」
「ったく、なにやってんだかな……」
しぶしぶあたしのお願いを了承してくれたターキィが、ぶちぶちと文句を言いながらこちらへくる。
……目は明後日の方向を見たままだけど。
「だぁあらいっつも後先考えてから行動しろって言ってんだろ!?」
「ご、ごめんなさい……でもっ……ぅん…ゃあ……っ」
いつもと同じ。あたしがヘマしたときには必ず飛んでくるターキィの怒鳴り声で一瞬身を竦めたけど、
もう本当にそれどころじゃないんだってば!
「ねぇ……はやくぅ……」
申し訳ないと思いつつも泣きそうな声で促すと、彼は「ちっ」と舌打ちをして口を開いた。
「そっち手ェついて……おら、もっとケツ上げて脚開け」
「!!う…ぅん……っ」
そ、そんな口調で言わないでよぉ……。
四つんばいになったあたしのお尻がぺちんと軽く叩かれて、さらに命令口調で恥ずかしい体勢に
なるように促されると、おなかの奥からじわっと熱いものが溢れてくるのがわかってしまった。
虐められるのに弱いってことは自分でもわかってはいたけど、こんな奴の言葉でもしっかり
感じてしまう自分の体が恨めしい。
のろのろと言われた通りの体勢をとると、丸見え状態になったソコに刺さるような視線を感じて、
思わずきゅうっと締め付けてしまい再びつるの怒りに触れてしまった。
「や……ぁああん……ひぅ……はぁん……!」
ターキィの目の前だというのに、我慢しきれずあたしは腰をくねらせながら喘いでしまう。
アソコからはぐじゅぐじゅとものすごい水音が響いて、新しい愛液が次から次へと溢れてくる。
「あぁんっ……いやぁ…っ…ああぁあ……あぁっ…!」
「おとなしくしてろよ、頼むから」
あたしのあまりの痴態に呆れてか、背後から溜息混じりの声が聞こえた。
「やぁぁあ!見ないでぇ……みないで…っ……!」
「馬鹿、見なきゃ抜けねえだろ……ったく、誰の頼みでやってると思ってんだよ」
あたしの懇願はぴしゃりと却下され、腰をぐっと押さえつけられて強制的におとなしくさせられる。
そしてターキィのもう片方の手があたしのソコへ伸びてくる気配がして……
「あーぁ、ドロドロだな」
「やぁん……っ、ぃ、言わないでぇ……」
彼は、きっと目の前の光景をそのまま口に出したのだろう。そういう奴なのだ。
でも困ったことに、この状況でそれは効果てきめんである。
言われるなり、体の奥がカーっと熱くなりアソコからはどくどくと新しいお汁が出てきちゃって、
それを吸ったモルつるがびちゃびちゃとさらに激しい音を立てながらあたしの中をかきまわしてきた。
「いやぁああ!ぁっ…ひゃぁあん!あぁぁ……っ!」
「ああもう、こんなことで感じるなよ。恥ずかしい奴だな……」
「あぅ……っ……」
激しい動きで中を刺激され声を我慢することすらできずにみっともなく喘いでしまうと、心底呆れた
ような声で言われ、情けないような申し訳ないような気持ちになって目の端に涙が滲んできてしまった。
「さっさと取っちまうぞ。ほら、力抜けよ」
そんなあたしの様子を気にもせず、ターキィがモルつるに手を掛けてぐいっと引っ張る。
「ぅん……っ!ぁあ……ぁ……んん…!」
ずるり、と引き抜かれる感じがして、身体の中からすこしずつ圧迫感が消えていく。
――あぁ、マズい。気持ちいい、かも……っ!
「はぅうん……いゃあ………あっ……んっ……」
ゆっくり、少しずつ、だが確実に引き抜かれていくソレが、その大きな面積で広範囲に刺激を与えてきて
今までの責めとは違ったその感覚にぶるっと身震いする。
マズいよぉ……こんなとき、に……っ!……でもっ!
しばし理性と欲望の狭間で彷徨ったが耐えられるわけもなく、
あたしの思考はあっさりと快感に蕩けていってしまった……。
「やぁ……やだぁ……っ!はぁんっ……んん…っ、イイ、よぉ……!」
抜いてほしいけどっ…やっぱり抜かないでぇ…っ!あぁ、もっと動かして……このままイかせてぇ…っ!
「……動くなっつーの、抜けねえだろ!」
「あぁぅ……いやぁ……っいやぁ!だめ……っ!」
欲望に耐え切れなくなり、わずかに動かして快楽を貪っていた腰を再度ぐっと押さえつけられてしまい
行き場のない切なさが涙になって流れ落ちる。
そして――
ぐじゅ…じゅぽぉ……
「あぁぁ……!」
「お、やっと抜けたか……。」
淫靡な音とともに体の中からつるが完全に引き抜かれ、背後から疲れきったターキィの声が聞こえてきて、
自分勝手だとはわかっているけど、どうしても収まらなかったあたしはつい叫んでしまった。
「なんで……っ!なんで抜いちゃうのぉ…?」
「あのなぁ!お前が抜けって言ったんじゃねえか!!」
「そうだけど…っ!だって……だってっ!」
もう自分でも何を言ってるのかわからないくらいに取り乱していたけど、収まらない気持ちと
下半身の疼きで気が狂いそうなあたしにとってはたいした問題ではなかった。
「どうすりゃいいんだよ……」
理不尽なあたしの態度に怒っているのだろう、吐き捨てるようにターキィが言う。
ぱっくりと口を開けてだらだらとだらしなくよだれをたらしているソコに、もう一度なにかを
入れて欲しくて。あたしは腰を高く上げてお尻を突き出し、躊躇なく懇願した。
「おねがい!いれて、イかせてぇ……ね、なんでもイイからぁ……っ!」
言ってからものすごく恥ずかしくなったが、今更後戻りはできない。
だけど背後のターキィは一向に動く気配がなくて、焦れたあたしは
少しでも快感を得ようと自分の手をそろりと股間へ伸ばそうとした。
その時。
骨ばった手で腰をがしっとつかまれた。
「なんでもいいって、言ったな?」
くちゅ、という音がして何かが入り口にあてがわれ、割れ目の上を滑るようにソロソロと往復し始める。
「ぁふぅ…っ……いい、からぁ……おねがい、も…挿れてぇ……」
焦らすようなその動きにいよいよ限界を感じて、あたしは泣きながらターキィにお願いをした。
「……後悔、するなよ」
直後、ものすごい質量が身体の中へ押し入ってくるのを感じた。
「や、ぁあん……おおきい…っ…!」
「そりゃどーも……っと、く、きついな……」
熱を帯びたその大きな塊が、壁を押しのけて少しずつ少しずつ奥へと進んでくる。
「やぁ……ぁ……っ!…んっ……くぅ……」
少し抜いては突く、の繰り返し。おなかに感じる圧迫感は相当なものだったかが、それ以上にソレに
擦りあげられる快感のほうが大きくて、緩慢なその進行にあたしの身体は極限状態だった。
――あぁ、もうこのまま動かしたいよぉ……!
そう思った瞬間、腰を掴まれている手にぐっと力が入り
「ぁ、ああぁぁああ!」
「ぐっ……」
いままでに経験したことのないぐらい奥を貫かれて、その強すぎる快感に背筋がぴーんと伸びてしまう。
わずかな痛みはあったものの、散々焦らされたあたしの身体はすぐにソレを快感として受け入れた。
「ああっ…イイ…よぉ……!ねぇ…これ、なに……っ?」
あまりの気持ちよさに蕩けた頭で背後に問いかけると、ターキィが大きなため息をつくのが聞こえた。
「お前ね……自分から誘っといて今更……」
耳元で切なげに囁かれて不覚にもドキッとしてしまったが、彼の言った言葉の意味はよくわからなかった。
「意味、わかんない……っ…ってばぁ…!」
「あぁ…最悪だぜ……ほんっと、鈍い女…!」
半ば怒ったような口調で、ターキィがあたしの腰を抱えて上体を起こさせる。
その状態で少し下を見ると、あたしのアソコが見えるわけ、で……。
「……っ!」
「わ・か・り・ま・し・た・か・?」
その光景に思わず息を呑むとあたしの中に自分を沈めているターキィが、耳元に意地悪い声で囁いてくる。
「う、うそ…ぉ……、こんな、の…っ…」
「……嘘とかいうなよ」
「だ、だってぇ……気持ちいい……っ!」
「じゃあ別にいいだろ。…ほら、集中しろよユーリ。」
不毛な言い争いをしていると、ぽんっと前に推され再び四つんばいにさせられた。
ターキィが自身の熱を、ずるりと引き抜いていく。
「ひ、ぁあああん!だめぇ……っ……」
身体の中身すべてが引きずり出されるような感覚に陥り、目をぎゅっと閉じた。
やがて、一番先端の引っかかる部分ギリギリまで引き抜かれたソレが再び内壁を掻き分けて
奥へと押し入ってきて、最奥まで突いたところでまた引き抜かれていく。
「あぁぁ、あっ、やぁんっ、はぁっ…!!」
延々とその快感が繰り返されるうちに、結合部からぐちゅ…ぐちゅ…と湿った音が漏れてきていた。
「あぁっ……はぁん…っ…イイよぉ……あぁ、タ、キィ…もっとぉ……」
ぐちょぐちょに濡れてしまって滑りがよくなっているのか、抽送の速度がだんだんと速くなってきて、
何度も何度も腰を打ち付けられて奥を突かれるたびに、頭がぱしぱしとフラッシュしてしまう。
――もぉ、イっちゃいそう……
絶頂が近づき、突かれるたびにあたしの腰はびくびくと跳ねてターキィのモノを締め付けていた。
「やぁああ!それだめぇ…っ!!ひゃ、あぅうん!」
突然、電流のような快感が足の先まで駆け抜けていく。
ターキィの手がいつのまにかあたしの股間へと伸びてきて、結合部の上でぷくりと熟れて
顔を出していた芽をきゅっと摘んだのだ。
「おとなしく、してろよ」
あたしはバタバタと暴れてその強すぎる刺激から逃れようとしたけれど、
片手で腰を抱え込まれて固められてしまい、動かすことすらできなくなってしまった。 7夜目167氏による挿絵
「ああぁ…あぁん!やだぁ…擦らないでぇ……はぅ、そんなに、したら…っ!」
そのごつごつとした手でソコを擦り上げられた途端、身体の奥からぶるっと震えがくる。
ああ、久しぶりのこの感覚……っ!
「や、ターキ……っ!だめッ…もぅ、イく……っ!―――――っ!!」
びくびくびくっ!と自分の身体が痙攣して、同時にアソコがぎゅうっと締まるのがわかり
ターキィの存在を中に感じながら、あたしはようやく久々の絶頂を迎えた。
「やべ…俺も…っ!」
そしてその直後、ターキィが深く腰を打ち付けてきて、最奥に彼の熱いものが放たれるのを感じたのだった。
「………」
「………」
部屋の中は静かだった。
速かった鼓動も苦しかった呼吸も整って、ただ沈黙があるだけだった。
「ね、ターキィ……」
「ぁんだよ……」
思い切って口を開くといつもと変わらない憎たらしい答えが返ってくるが、構わずに続けた。
「ありがと……」
「……おう」
ぶちぶちと小言を言いながらも、顔を真っ赤にしてそっぽを向く。
不覚にも、少しだけ…本当に少しだけ、その表情が可愛いなんて思ってしまったので、
あたしは彼の赤くなっている長い耳に口を近づけて
「また今度、して欲しいな……」
と小さく囁いてみた。
そのときの彼の…バードがククル豆食らったような表情を、私はきっと一生忘れないだろう。
一瞬の後正気に戻った彼は、必死に笑いを堪えるあたしのおでこを眉間に皺を寄せて小突きながら
「そのうちな」
と短く答えたのだった。 7夜目40氏による挿絵
*END*