ミカさんの受難
こんなMaatじいさんは(・∀・)イイ!

「ちくしょー!またハズレかよ!」
大トカゲの死体を前に、ヒュームのモンクが悔しげに叫ぶ。
南グスタベルグ西部。今日もこの辺りは希少価値の高い脚装備『リーピングブーツ』を狙う多くの冒険者たちで賑わっていた。
彼はそのアイテムを落とすノトーリアスモンスター『Leaping Lizzy』を見つけ、倒すことに成功したようだが・・・・
結局、目当てのブーツは手に入らなかったようだ。
「あーあ・・・なんか疲れた・・・モグハウスに帰って一眠りすっか・・・・って、なんだこりゃ?」
帰路に着こうとした彼は見慣れない立て札を目にして足を止めた。
「グスタベルグ名物・・・だんぐるふ温泉・・・?」

「いらっしゃいませーー!!モンク一名様ごあんなーい!!」
「へーい!ささ、お客さん。うちの温泉で、冒険の疲れをじっくりと癒していくといいでやんすよ」
―立て札の案内を頼りにモンクの男がやってきた先には、まさしく温泉場が存在していた。
木造の脱衣所にはご丁寧に『男湯』『女湯』『混浴』などと書かれたのれんが下がっており、
その前で二人の男―ヒュームとタルタル―がモンクを出迎えた。
「えっと・・・ここってマジで温泉なワケ?」
「はい、マジで温泉でございます」
営業スマイルでヒュームの男『タク』はそう答えた。
「この西にある『ダングルフの涸れ谷』はかつてガルカたちの温泉地として賑わっていた場所でやんす。
あっしらはそれを現代に蘇らせた、と言う訳でやんすよ」
誇らしげに解説するタルタルの男『ポンタ』。
そう、彼らこそがこの南グスタベルグに突如として出現した温泉場の仕掛け人であったのだ。
まあ、地理的なことを言えば『だんぐるふ温泉』ではなく『ぐすたべるぐ温泉』が正解なのだろうが
ガルカの温泉場の昔話にあやかって、『だんぐるふ温泉』にしよう、とポンタが提案したのである。

タクとポンタは軍資金稼ぎのために冒険者相手に商売をしようと考え、NMを狙う中級冒険者や、
経験を積もうとトカゲやカニなどと戦う初級冒険者たちで賑わう、ここ南グスタベルグに目を付けたのである。
利用するのは西部に数ヶ所湧き出ている温泉である。ここの一部を温泉場に改造して、料金を取ろうと目論んだのだ。
二人は拙い木工スキルを駆使して脱衣場を製作し、つるはしで岩を削って浴場らしく見せることに尽力した。
そして浴場の周りを木壁でかこみ、ついに『だんぐるふ温泉』は完成したのである。

最初二人は、材木やつるはし等を購入するためにつぎ込んだ金のことを考えると
『はたして元が取れるのだろうか?』
と不安だったのだが・・・それは杞憂に終わった。
NM退治や修行に疲れた冒険者たちだけではなく、
かつての自分たちの過去を偲んだガルカたちが噂を聞きつけてはるばるとやってきたのである。
お土産品として作った「トカゲ饅頭」や「クゥダフもなか」も好評を獲ており、売り上げを伸ばしている。
『だんぐるふ温泉』は確実に観光地として注目されつつあった。
タクとポンタも、もともとは冒険のための資金稼ぎの為に始めた事業だったのだが、
『もう冒険者なんてやめて、この温泉で喰って行こうか?』
なんて考える始末であった。

そんな順風満帆のだんぐるふ温泉に近づく黒い影があった。
「―ふーん・・・あそこが最近ウワサの『だんぐるふ温泉』か・・・」
尻尾をふりふり、『ヴァナ・ディール観光マップ』を片手にミスラのモンクがつぶやいた。
どうやら、彼女も温泉が目当てのようである。
たっぷりとした胸をこれまた目のやり場にこまる胴装備のしたに詰め込んだ彼女の名は・・・ミカ。

今、ダングルフ温泉に嵐が巻き起ころうとしている・・・・


「あ、兄貴ぃー!!た、大変でやんす!!」
「ど、どうした!客からクレームでも来たのか?」
「い、いや・・・あ、あの女が・・・ミカが来るでやんすよーーー!!」
「・・・なーーーーー!?」
血相を変えてやってきたポンタの報告に、タクも思わず大声をあげる。
ミカ・・・かつてタクとポンタが旅をしていた時に関わったミスラの娘である。
とある事情で体調を崩したミカに対して、二人は様々なえろえろ行為をしまくったのだが、
その後回復した彼女にボコボコにされてしまったという過去があるのだ。
−その女が来る。かつての惨劇が脳裏をよぎり、タクは眩暈がした。
「あっしが買出しから帰る途中、あの女が観光マップをもってこっちに向かっているのを見たでやんす。
あっしは先回りして戻ってきたでやんすが・・・もうそろそろ、うちへ到着する頃でやんすよ」
ポンタはもう顔面蒼白である。あの時のミカの苛烈を極めた報復は、いまだ彼らの精神にトラウマとして残っていた。
・・・無論、自業自得ではあるのだが。
タクが歯噛みして呻く。
「くっ・・・有名になってしまったばかりにあの女が客としてうちにやって来るとは・・・」
「ああ・・・あっしはもうあんなヒドイ目にあうのはごめんでやんす。そ、そうだ、『休業中』の看板をたててごまかせば・・・」
「―いや、まて。ポンタ」
慌てまくるポンタを、いきなり冷静な口調になって静止するタク。
「これは・・・俺たちにとっての試練かもしれない・・・」
「は?」
妙にシリアスな表情で語り始めるタクを、ポンタがポカンとして見つめた。
「この温泉を続けていくにせよ、冒険者を続けるにせよ・・・あの女の恐怖を心の底から取り除けないかぎり、
俺たちはこれ以上前に進むことはできねぇ・・・俺はそう思う」
「!!!」
ずがーん!と雷に打たれたようなショックをうけ、ポンタは硬直した。そして・・・
「おおおお!!兄貴ぃー!!渋いでやんす!!カッコよすぎるでやんすーー!!」
怒涛のような勢いで感動の涙を流すポンタ。
「あの女を迎え撃とうぜ、ポンタ。俺たちの・・・未来を掴み取るために!」
「うおお!!あ、あっしは兄貴についていくでやんす!!」
こうして、なにやら熱血な雰囲気(どことなく安っぽい)が漂うなか、『対ミカ接客作戦』が動き出したのだった。

『いらっしゃいませー。だんぐるふ温泉へようこそー』
だんぐるふ温泉に着いたミカを出迎えたのは従業員と思しきヒュームとタルタルであった。
「へぇ、けっこういい雰囲気じゃない。・・・って、あんたらそれはナニよ?」
ミカが怪しそうに二人を見つめる。まあ無理も無い。
従業員二人が『ポーンマスク』を装着して素顔を隠していたからである。
無論、二人の正体はタクとポンタだ。確かに怪しいが、まだ正体を知られるわけにはいかない。
「ま、まあ、コレは我々のユニフォームのようなモノでして・・・」
怪しげな風貌の従業員は妙に落ち着かない様子であるが、生来大雑把な性格をしたミカはそれ以上突っ込むことはしなかった。
「ふーん・・・まぁいいけど。んーと、入浴料は200ギルだっけ?」
と、財布の中身を確認するミカをヒュームの従業員が制止した。
「あ、それなんですけど。実はですね・・・よっと!」
すぱぱーん!!ぱぱーーーん!!
「ひゃっ!?」
突然の破裂音。タクとポンタがエアボーン、桜花絢爛などの仕掛け花火を発射したのだ。
「・・・な、なに?」

目をぱちくりさせるミカの頭上に桜花絢爛のピンク色の花びらが舞い降りてくる。
「おめでとうございますー!!あなたはわがだんぐるふ温泉の一万人めのお客様でございますーー!!」
「へっ?い、いちまんにん・・・って?」
唐突な展開にあっけにとられるミカ。
「今回一万人めのお客様には特別サービスでやんす〜!
料金無料の上に、わがだんぐるふ温泉の誇る”スペシャル温泉”にご案内するでやんすよーー!!」
「ええー!タダ?しかもスペシャル!?ホントにぃ?」
やっと自分の身に起こった幸運を理解できたのか、ミカの表情がパッと輝いた。
スペシャル温泉・・・やはりスペシャルというからには一般客とは違う特別なサービスがつくのだろうか。
それとも、特別な効能のある温泉か?
ミカは瞳を輝かせながら想像を膨らませていく。
「はいっそれではさっそく!お客様をスペシャル温泉へごあんなーい!!」
「はーい!でやんす」
「んふふー。スペシャルかぁ・・・わくわく」
うれしそうに尻尾をふりながらポンタに先導されていくミカ。

その先にどんな淫靡なワナが待ち構えているとも知らずに・・・

「まぁ・・・そんなに期待したほどでもなかったかな・・・けど」
スペシャル温泉、といっても温泉自体はそれほど特別な感じはしなかったが、
各種ドリンク類や名物トカゲ饅頭が呑み放題、食べ放題というのは結構嬉しい。
美しい月明かりの下でパインジュースをぐいっ、とあおると、ちょっと贅沢な気分に浸ってしまうミカである。
「ぷはー・・・きてよかった。冒険もいいけど、たまには息抜きも必要だよねぇ・・・」
湯船につかりながら、ミカは大きく伸びをした。
その拍子に見事な巨乳がブルンとゆれ、湯面にぶつかってちゃぷん、と水音があがる。

『おおおお〜〜〜・・・・・』
木壁に穿たれた小さな穴を覗き込みながら、男が感嘆の声をあげる。
「へへへ・・どうでやんすか、お客さん。極上の眺めでやんしょ?」
「ごくっ・・・あ、ああ・・・すげぇよ・・・ハァハァ」
ポンタにお客さんと呼ばれたその男は、荒い息をつきながらのぞき穴の向こうの絶景に目を奪われていた。
ちなみに彼は昼間にリーピングブーツを狙ってトカゲを倒していたあのモンクである。
ポンタに『1分間200ギルでいいモノをみせてやるでやんすよウッシッシ』と怪しげな誘いをうけ、
スペシャル温泉の隣にある隠し部屋に連れてこられたのだが・・・既に彼は1200ギルも払って覗き続けていた。
ミスラとしては常識外れなその見事な美巨乳が湯船にたぷんたぷんと浮かんでいる。
湯につかってピンク色にほてったその肌もたまらなく男の欲望を刺激してくる。
「ねぇ、お客さん。ホントに見るだけでいいんでやんすか?」
ポンタが再び男に問いかける。
「お客さんがお望みなら さらにグッドなサービス を提供するでやんすよ。・・・5000ギルで、ね」
「うぐ・・・だ、だがなぁ・・・」
これ以上のグッドなサービス。もうここまでくるとその内容は想像がつくというものだが・・・

「5000ギル・・・・くっ・・・・5000・・・ギル・・・」
呪文のように『5000ギル』を呟きながら激しく葛藤するモンク。
おそらく提供されるサービスとはあのミスラのカラダであろう。
しかし彼のような中級冒険者たちにとって、5000ギルはとてつもない大金である。
『ああ・・・でもなぁ・・・あんなすげぇ乳めったにお目にかかれねぇだろうし・・・しかも触ることなんて・・・ましてや犯れるなんて・・・・』
5000ギルあれば装備も買い換えられる。戦闘用の食費だって大切だ。ダメだ、目先の欲望に惑わされては。
「お客さん、今が千載一遇の機会でやんすよ。あんなエロいオッパイ、今を逃したら二度と触れないでやんすよ?」
「う、うう・・・・エロいおっぱい・・・しかし金が・・・」
「あのミスラの娘はねぇ、乳を責められるのが好きなんでやんすよ。
乳首をチュウチュウ吸われたりペロペロ舐められたりするだけですぐにイっちゃうエロ乳なミスラなんでやんすよ」
ポンタの声はまさに悪魔の誘惑のごとく、男の欲望を強烈に刺激していく。
「ハァハァ吸ったり舐めたりするだけでハァハァああでも5000ギルは大金でもエロ乳が目の前にハァハァ」
そろそろモンクの理性はかなりヤバイところまで来ているようだ。
『くくく、もう一押しでやんすね・・・』
「−お客さんのテクしだいでは、あの娘を持ち帰ってもらってもいいでやんすよ?」
「な、なにぃぃぃぃぃぃ!!??」
ポンタの衝撃発言に激しく動揺するモンク。

「サービス時間中に、もしもお客さんがあの娘に

『わたしはモンクさんの肉奴隷になります』

と言わせることができたら、そのままお客さんのものになる、ということでどうでやんすか?」
うまくやれば アレが 5000ギルで 俺の所有物?
「ほ、本当だな!?本当に、俺があの娘を持って帰っちまってもいいんだな!?」
「だから、お客さんの実力しだいでやんすよ。
・・・さぁ。 や り ま す か ? や り ま せ ん か ?」
「や、やる!!やらせてくれっ!!うおおおっ、ぜ、絶対にモノにしてやるからなぁ!!」
ついにポンタの誘いに乗ってしまうモンク。彼のズボンの股間部分はパンパンに膨れ上がっていた。
既に彼の脳内ではミカとのめくるめく肉欲の毎日が浮かび上がっているのだろう。
「はぁい。では、前金5000ギル頂くでやんす」
嬉々としてギルを支払うモンクを見上げながら、してやったりとほくそ笑むポンタであった。
『どうやら接客作戦の第一段階は成功でやんすね。あとはタク兄貴の仕込みがうまくいっていれば・・・・』


「すいませーん、パインジュースおかわりくださーい。あ、それとクウダフもなかも持ってきてー」
裏方で怪しげな取引が行われていることなど露知らず、温泉でサービスを満喫するミカ。
そんな彼女の声に応えるかのように湯煙の向こうからゆらりと何者かが近寄ってくる。
「あ、従業員の人?それじゃおやつはそのへんにおいといて・・・」
しかし、人影はミカの声など聞こえないかのように、湯船のほうに近づいてくる。
「?・・・な、ちょ、ちょっとぉ・・・?」
温泉の従業員とはいえ、裸を見られるのは抵抗がある。
ミカはその豊かな胸を両手で覆い隠して(手で簡単に隠せるような代物でもないが)、その人影の様子を伺った。
「え、ええっ!?な、なによあんた!?」
湯煙のむこうから現れたのはミカのまったく知らないヒュームの男だった。
しかも男は全裸である。がっしりとした体つきの彼が冒険者の端くれであることはなんとなく想像がつく。
その男は湯船につかったミカを欲望に染まった目で見下ろしており、はぁはぁと荒い息をついている。
男の股間には青黒い血管を浮かべてピクピク動く激しく勃起した肉棒が、これでもかとばかりにそそり立っていた。
「へへっ・・・いやぁ、ここでスペシャルなサービスが受けられるって聞いてさぁ・・・」
ニタニタと下卑た笑みを浮かべながら、モンクの男が言う。
「さ・・・サービスぅ?な、なんかの間違いじゃない?だってここでサービスを受けてるのはあたしだし・・・」
ミカは従業員と客の間でなにか話しの食い違いがあったのではないか、と推測した。
「いやぁ、間違ってないさ。だって、俺は あんたがサービスしてくれる って聞いたんだからさ」
「・・・・っ!?」
その男の言動に、ようやく身の危険を感じたミカはとっさに身構えた。
ザブンっ・・・男が湯船に侵入してくる。
「近寄るんじゃないっ!」
自分に近づいてくる男を睨み付けて、ミカが激しい調子で恫喝する。
「いい!?痛い目にあいたくなかったら、さっさとここから出て行きなさいっ!!」
ミカの見たところ、この男の実力は中級レベルといったところか。
はっきりいって、ミカの鉄拳の2,3発でも食らわせればあっという間にのしてしまえるだろう。

だが男はミカの恫喝など全く耳に入っておらず、彼女が大声を出すたびにプルンプルン揺れるその美巨乳に目を奪われていた。
「ハァハァ・・・こ、この乳がもうすぐ俺のモノに・・・・ハァハァ」
「っ・・・!!ど、どこを見てんのよこの変態っっっ!!」
ついにミカが怒りの拳を握りしめ、
「こんのぉぉぉぉーーーーーーーっ!!」
男のアゴへむけてその剛拳を叩き込んだ!!
・・・ぼこっ。
「・・・え?」
アゴを紛砕し、歯を数本ぶち折り、血反吐をまきちらしながら温泉場の外まで男の体を吹っ飛ばすかと思われたミカの拳だが、
なんと男のアゴの部分で情けない音を立てただけで終わってしまった。
「えぇっ・・・な、なんれ・・・?」
『何で?』と言おうとしたミカだが・・・呂律がまわらない。
「ふ、ふぇ・・・した・・・舌が、し、しびれるるら・・・!?」
違う。舌だけではない。まるで全身から力が抜け落ちていくような。
そこへ、今度は聞き覚えのある声が浴場に響いた。
「へっへっへ・・・どうよ、ミカさん。俺の作っただんぐるふ温泉名物、トカゲ饅頭の味のほうは?
いっぱい食ってもらえて光栄だぜ」
声のしたほうに顔をむけると、そこには別のヒュームの男の姿が。
「!?あ、あんたは・・・・?」
さっき玄関で会ったヒュームの従業員、なのだが・・・ボーンマスクを外した彼の顔には、なんとなく見覚えが・・・・
「あ、あーーっ!?あんたは、あの時の・・・!」
そうだ、かつてロンフォールで出会ったエロ冒険者の片割れ!ということはもう一人のタルタルの従業員も・・・!

ついにミカは全てを悟った。
自分はこの連中にハメられたのだ。この温泉の記念すべき客だという嘘にまんまと騙されて・・・!
そして自由の利かなくなったこの体。
さっきからさんざん飲み食いしていた饅頭やジュースに何らかの薬品を仕込まれていたに違いない!

『は、話がうますぎると思ったら・・・・』
ミカは自分の迂闊さを呪った。だが、もう遅い。モンクの男は既にミカを後ろから抱きすくめるような体勢で、彼女の巨乳を鷲みにした。
むにゅうっ・・
「お、おおおお〜!!すげぇぇぇ!!そ、想像以上にやわらけぇよぉ〜!」
「や、やめぇ・・・やめへよぉ・・・」
『ああ・・・だめ・・・振りほどけない・・・力が・・・入らない・・・!』
「やめるわけねぇだろぉ・・・へへぇ、たぁっぷりと可愛がってやるよぉ・・・」
うっとりした表情でミカの乳の感触を楽しむモンク。
もみもみもみもみぃ〜
「や、やぁっ・・・な、なんれあたしのまわりにはこんなおとこばっかりぃい・・・くううっ」
ミカのそのボヤキにタクが呆れたように呟く。
「・・・普段からあんな露出した装備しといてよく言うぜ」
「しょ、しょうが・・・ないれひょう・・・ふ、ふつうの装備じゃあ、むねがきつくて、はいらないんだからぁ・・・・」
「な、なるほど・・・そういうことだったのか・・・」
納得するタク。巨乳には巨乳なりの事情があるのだった。
そんなミカの悩みなどどこ吹く風で、モンクの手はさらに激しく乳をなぶり続けた。
むにゅむにゅむにゅうっ・・・ぐにぐにぐにぃ〜
「やあぁ・・・いたいっ・・・つよくにぎらないでぇっ・・・!」
「へへ、何いってやがる・・・ほれ、乳首もしこってきてんじゃねぇか」
そう、ミカの巨乳の先端部分はだんだんと充血し、固さをましてきている。
モンクは胸をもみしだきながらその乳首を指先で軽くつまんでみた。
「ふ、ふあぁぁぁぁっ!」
「うほほ、すげぇ反応・・・乳が感じやすいとかいわれてたが、これほどとはなぁ」
「やだ・・・それいじょう、いじらないでよう・・・」
「やだね。もっと遊ばせてもらうぜ」
っきゅううっ!
「ひぃぃぃっ!」
モンクがミカの乳首を抓りあげる。

「あああっ、いたいよおお・・・ちくびぃ・・・つねらないでぇっ・・・」
「ははは、いいねいいねその反応。さっきの強気はどこにいったんだか」
サディスティックな性格らしいモンクはさらに乳首をいじり続ける。
「あ、ああ・・・いじらないで・・・だ、だめ、あたし・・・・」
「ん・・・?」
モンクはミカの反応が変わってきているのに気がついた。
内股をもじもじさせながら、腰がふるふると震えている。
「へへっ・・濡らしてんのかよ。やっぱし乳がいいんだな」
「ああああ・・・ち、ちがうう・・・・」
「ああん?じゃあ、ちょっと確かめてみようか?」
モンクが片方の手を乳からはなし、ミカの股間のあたりをまさぐり始めた。
くちゅん・・・・
「ひんっ・・・・」
「お?なんだよこの音は?やっぱり感じてたんだなぁ、ははは」
くちゅくちゅくちゅ、くちゅくちゅくちゅ・・・
ミカの股間でモンクの指先が踊るように動く。そのたびにいやらしい水音が周囲に響いた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・・も、もう我慢できねぇ・・・・!」
ざぶんっ・・・
モンクはぐったりしているミカを湯船の中で押し倒し、両足を左右にひろげた。
「さぁーて・・・それではコイツの出番だな・・・」
モンクはいきり立つ股間のモノを握りしめると、ゆっくりとミカの秘所へと近づけた。
「あ、ああ・・・・」
ミカが絶望的な呻き声をあげる。
くちゅり・・・・ちゅぶっ・・・・ずぷぷ・・・・ずぶううっ!
ついに。モンクのペニスがミカのヴァギナに挿入された。
「おお、おおおおおお!!い、いいぜぇぇぇぇ!!」
モンクが歓喜に叫んだ。

「う、うあああっ・・・は、はいっちゃったぁっ・・・・はぁぁっ・・・!」
ミカが観念したかのように呟く。
「ははは、ど、どうだ俺のチンポは?気持ちいいかぁ?んん?」
「やだぁっ・・・きもひいいわけ・・・・な、ないれひょおぉぉ・・・・」
「へぇ、そうかい。ならこれでどうだ?」
じゅぶっ・・・じゅぶっ・・・・じゅぶっ・・・じゅぶっ・・・・
モンクが腰を動かし始める。最初はゆっくりと、そしてだんだんとスピードを速めていく。
「ああ・・・き、きもちよくなんて・・・・ふぁぁ、きもちよくなんてぇぇぇ・・・・!」
「ははははぁ!いいぞいいぞおお!うああああ、た、たまんねぇぇ!!」
ペニスを包み込む熱い肉壁の感触にモンクは興奮の叫びをあげた。
さらにモンクは目の前でブルンブルンと別の生き物のように跳ね回るミカの巨乳を鷲みにし、強く握り締めた。
「ああああっ!きゃあぁぁぁぁーーーーー!!」
「おおお、すげぇ!!ち、乳をいじればいじるほど・・・ま、マ○コが締め付けてくるううう!!」
じゅぼっ、じゅぼっ、じゅぼおっ!むにゅむにゅむにゅうう!!
「ど、どうだぁ!まだか!まだ気持ち良くならないってのかぁ!?」
「ふあああ!!き、気持ち、いいい!!気持ちいいよおおお!!おっぱいも、おま○こもぉ!!」
「そうかそうか・・!どうだ!もっとほしいか?気持ちよくして欲しいか!?」
「き、きもちよくしてぇ・・・きもちよく、してほしいよおお・・・・」
「な、なら・・・俺のモノになれ!『わたしはあなたの肉奴隷になります』って言ってみろ!」
そうだ、この台詞を言わせればこの女は俺のものだ。
「え、ええっ・・・そ、それは・・・・うああっ・・・・」
さすがにそんな宣言をしてしまうほど理性はふっとんではいないようだ。
『ま、まだか・・・!』
そのあいだにも、モンクの射精衝動はどんどん高まってくる。
―自分がイッてしまったらサービスはそれまでだ。
『しょ、しょうがねぇ・・・いったんこいつをイかせてやるか・・・!』

そう決めたモンクはペニスを挿入したまま、ミカの乳首にしゃぶりついた。
「あ、ああっ!!やぁぁ!ちくび、いいよぉ!もっと、すってぇぇ!」
彼女のもっとも弱い部分を責められて、ミカは急激に高められていく。
「や、やあああ!いっちゃううう!!いっちゃうのぉぉぉ!!」
「え・・・う、うああ!し、締め付けるなぁっ・・・・お、俺まで出ちまう・・・・・ぬおおあああ!?」
「ふああああ!!!い、いっくうううううううっっ!!ンああああーーーーーっっっ!!!!」
「うあああ・・・・!だ、だめだ・・・・!ち、ちくしょおおおおおーーーーーーっっ!!」
二人の絶叫があたりに轟いた。・・・そして。
どびゅうううっ!!どびゅっ!!びゅるるるるるっ・・・・びゅるっ!!
ミカの膣内にモンクの精液が大量に放出される。
「あ、あああ・・・・ち、ちくしょう、ご、5000ギルがぁ・・・肉欲の日々が・・・・ああ・・・・」
「はーい、サービス終了でーす。いやぁー、残念でしたねぇ、お客さん」
がっくりとうなだれるモンクに対して能天気に声をかけるタクであった。

―とぼとぼと浴場を出て行くモンクの後ろ姿を見届けると、タクは湯船の縁でぐったりしているミカを見やった。
「へへ・・・けっこうあんたも楽しんだみたいだな」
「う、うう・・・・あ、後で覚えときなさいよっ・・・・」
「ふふん、言っとくけど、まだまだサービスタイムは終わってないんだぜ?」
「・・・えっ?」

「はーい、兄貴ぃ。次のお客さん連れてきたでやんすよー」
ポンタが連れてきた次の客は一人ではなかった。
エルヴァーン、ヒューム、タルタル・・・さまざまな種族の男たちが十数人。もちろん、全員が全裸である。
連中は先ほどのモンクのようにニヤニヤとした笑みを浮かべながらやってきた。
「人数がはけないんで、この際ミカさんにはまとめて相手してもらいやしょう」
「ま、まとめて・・・・!?」
ミカの気が遠くなる。これだけの男どもを相手にしろっていうの・・?
「そうだな。ミカは強いから、これだけの男なんてちょいちょいっと相手できるよなぁ〜」
「そ、そんな・・・ちょっとまって・・・・!」
「はーい、それではサービスタイム、スタートでやんす〜!」
ポンタの非情な合図とともに、複数の男たちが湯船に飛び込んできた。
「へへへ・・・見れば見るほどエロいカラダしてるよなぁ・・・」
「さっきの男なんかよりももっと気持ちいいことしてやるよ」
「むほほ、やっぱこの乳でパイズリだよなぁ、パイズリ!」
「俺ケツの穴いただきー」
「ミスラとま○こしたいハァハァ」
それぞれ自分の欲望を隠そうともせず、股間の肉棒をたぎらせながら、ミカをぐるりと取り囲んだ。
「あ、ああ・・・やめて・・・・た、たすけて・・・・」
数本の肉棒に囲まれながら許しを乞うミカだが、そんな言葉を聞き入れる者などだれもいない。
そして。いまだ抵抗できないミカの肉体に、男たちは覆いかぶさっていった・・・・


「ではさっそくいただいちまうか♪」
ぐちゅうう・・・モンクの男が放った精液と、ミカが垂れ流した愛液とが混ざり合いドロドロになったマ○コに、
禿のヒュームのチンポが淫猥な音を立てながら進入していく。
「ふ、ふあああっ!!」
「へへ、どうだ?さっきの男と俺のチンポ、どっちがいいよ?」
「や、やぁだっ・・・こんなぁ・・・・ああ・・・・」
「くう〜、いい締りしてやがるぜ。こんなエロマ○コ、なかなか相手できねぇだろうなぁ・・・」
「へへ・・・じゃ、じゃあケツ穴もらうぜ・・・・よっと」
今度はタルタルの男がミカのアナルにぺニスを挿入してくる。
ずぶううう・・・・
「おああ・・・あ、熱いぜ・・・最高にいいケツ穴だ・・・・」
「う、うあああっ・・・お、お尻にも入って・・・・ああああっ!」
禿ヒュームとタルタルに二穴を責められ、ミカは悶絶する。
「おっとと、お口にもお邪魔するよ」
ずい、とペニスを口につっこんだのは長髪のエルヴァーン。
「はぁはぁ・・・おい、しっかりなめろよ・・・・」
「む、むうう・・むぐぐぐうううう・・・・・んぐう、むちゅうっ、ちゅばっ・・・」
しかたなく、エルヴァーンの太いペニスを舌で懸命に奉仕するミカ。
「ちっ、穴は全部ふさがれちまったか・・・」
「いやあ、まだまだ使えるところはあるだろ?」

「よし、じゃあ俺はこいつで・・・」
別の男がまた一人、今度はミカのシッポを自分のペニスに巻きつけてこすり上げた。
しゅっ、しゅっ、しゅっ、しゅっ・・・
「くううう〜、ミスラはこのシッポのフサフサ感がたまらないんだよなぁ〜」
ミカのシッポを犯しながら男がうっとりとつぶやく。
「うほっ、そういうやり方もありか・・・」
「気持ちよさそうだな。俺もあとでやってみよっと」
『や、やだぁ、シッポでするなんて・・・なにかんがえてんのよぉ・・・』
全身を肉棒で犯されるその感覚に、ミカはさらに上り詰めていく。
その間にも、マ○コとアナル二つの穴の中を男たちの肉棒が何度も往復する。
「むうう、むふうふう・・あふう、ふおぅっ・・・」
下半身から伝わってくる甘美な振動に必死に耐えながら、口での奉仕も続けさせられるミカ。
男たちが腰を突き出すたびに、ミカのたっぷりとした乳もたゆんたゆんと躍動する。
『おおおおお〜・・・・』
これでもかとばかりに揺れまくる乳を目の当たりにしてどよめきの声があがる。
「すげぇ迫力・・・やっぱコレをつかわねぇ手はないよなぁ」
一人のタルタルがそう言ってミカの乳首に吸い付いた。
ちゅううっ、ちゅぱ、ちゅぱ・・・れろれろっ・・・ちゅーちゅー・・。
『やあっ・・・ああ・・・すわれてる・・・・またおっぱいすわれてるう・・・・』
「ぷはっ・・・でへへ、これだけでかいと吸いがいがあるなぁ」
「思い切り吸ったらミルクとかでたりして?」
誰かの言った言葉に、タルタルはニヤリと笑うと
「・・・よし、試してみるか」
再びミカの乳首に吸い付き、さらに強く吸引した。
ちゅうううううううう!
「ふうあああ!ひいうぅ!んんむうう〜!!」

チンポをくわえたままのミカの口から喘ぎ声が漏れる。
「ん〜、やっぱりミルクはでないかな・・・むん」
ちゅるるるるっるるるる・・・・・・
『やああ・・・おっぱいの先が、ヘンになるう・・・』
「うあ、ちょちょっとまて。そんなにコイツの乳を刺激したら・・・うあ、マ○コの具合が・・・ぐわ!」
タルタルが乳首をせめるほど、ミカの肉壁は強く禿ヒュームのペニスを締め付けていく。
「あああ、くそ、い、いっちまう・・・!おおっ!!」
・・・たまらず、ミカの膣奥へと放出してしまう禿ヒューム。
「あ、ああ・・・・こっちも、そろそろ・・・う、うおっ!」
口で奉仕させていた長髪のエルも、ミカの顔面へ精を放ってしまう。
「おい、出したんなら早く代われよ!お、俺ぁもうがまんできねぇんだからよ!」
禿ヒュームが渋々場所を譲ると、早速次の男が侵入してくる。
『あ、ああ・・・こんな・・・いつまで続くの・・・・?』
次の男は腰をカクカク動かしながらミカの膣内を突きまくる。
「おい、タル公。お前ばっかり乳で楽しんでんじゃねぇよ」
数人の男たちが男根をしごきながら、ミカの巨乳へとそれを突き出してくる。
「そのオッパイで、俺らのチンポを慰めてくれや」
そういって、彼ら自身の肉棒をたわわな乳肉に押し付ける。
「おほほ、すげぇすげぇ・・・オッパイにチンポが飲み込まれちまいそうだ」
数本のグロテスクな肉棒にミカの巨乳がこねくり回され、ぐにぐにと形を変える様は淫猥この上ない。
「いやああぁぁ・・・おっぱいが、おちんちんでおっぱいがいじめられるぅ・・・・・!」
「くううう、い、いいぜこの乳・・・さ、最高だ・・・・!」
「あ、ああ。この弾力、柔らかさ・・・・こんな気持ちいいモノがあるなんて・・・ううう」
「はああ、や、やべぇぇよお・・・おっぱいで擦ってるだけで、い、イきそうだ・・・・ああ」
「ち、ちくしょう、おれもダメだ・・・くっ、こうなったら・・・このまま乳にブッかけてやる・・・・」
乳を責める男たちは夢中になって肉棒をこすりつける。

「あああ、や、やだっ・・・おっぱいあついよぉ・・・・・」
そして、乳を責めていた男たちの体が一瞬、硬直し・・・
どぴゅうっ!びくっ!どぷうっ・・・・!
彼らのペニスからほぼ同時に、真っ白なマグマが噴出し、ミカの美巨乳に降りかかった。
『あああ・・・せいえきがぁ・・・・お乳にいっぱいかかってるよう・・・』
「おいおい、お前らちょっと早すぎじゃねぇ?」
「い、いやあ、この乳がすげぇんだよ・・・・チンポが吸いつけられるみたいで、もうたまんねぇ・・・・」
「へぇ・・・そんなにすごいのか。ようし、じゃあ今度は俺の番だ」
そういって別の男たちが更にミカの乳を責めにかかる。
『ああああ・・・だ、だめぇ・・・気持ちよすぎるぅ・・・』
マ○コを、アナルを貫かれ、口を責められ、巨乳を責められうちに、ミカは全身を襲う快楽を楽しみ始めていた。
『もっと欲しい・・・きもちよくなりたい・・・』
―ミカのカラダからは、料理に仕込まれていた薬の効力はすっかり失せていた。
だが、ミカは動けるようになった体を脱出のためでなく、更なる快楽を求めるために動かし始めた。
「はああん・・・ね、ねぇ・・・もっと・・・もっと突いて・・・あ、あたしも、もっとうごくからぁ・・・っ」
「こ、この・・・おおっ!?な、なんだ急に締まりが・・・・うああ!?」
「ふああ、もっと、もっとぉ・・・あたしのおま○こ、めちゃくちゃにしてぇ・・・」
ミカは自分から腰をふり、目の前の肉棒に自分からしゃぶりつき、空いている手でさらに別の肉棒を刺激していく。
「はあ、おちん、ちん・・・はぁ、いっぱい・・・んああ、ぴちゃ、れろ・・・」
ずんっ!ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ・・・
「うあああ、また、締まりが強く・・・お、おいタル公!お前もケツのほうきっちりせめやがれ!!」
「わ、わかってるよっ・・・・むんっ!」
アナルを犯していたタルタルも、より一層力をこめて腰をピストンさせる。
ずんっ、ずんっ、ずんっ、ずんっ・・・・
「は、はは、最高の温泉だなぁっ・・!こんなエロミスラとマ○コできるなんてよお!」

「まったくだぜ・・・1発5000ギルってのはキツイけどな・・」
「あああああああ!す、すごいよぉ!おしりも、おま○こもぉ!もっときてぇ!おちんちんきてぇぇ!!」
「あああ、だ、だめだ・・・・い、いく・・・出ちまうっ!」
「こ、こっちも限界・・・・う、うおおおお!!」
「い、いくうううううっ・・・・・ま、またいっちゃううううううっっっ!!!」
ミカが絶頂に達した瞬間・・・数人の男たちも同時に射精した。
大量の精液がミカにかかり、全身を汚されていく・・・

それからも、スペシャル温泉での輪姦は続いていた。
温泉場には硫黄の香りならぬ、栗の花のような香りがあたりに立ち込めている。
そんな中で男たちは入れ替わり立ち代り、ミカを犯し続けていた。

「はあ、はあ、はあ・・・おおお、い、いっちまう・・・・おおおおっ!」
びくんびくんと体を震わせると、エルヴァーンの男がミカのマ○コで射精した。
「う、うああ・・・ぼ、ぼくも・・・・ふああ、い、いっちゃうよ、くうっ!」
ミカの口にペニスを突っ込んでいたタルタルが口内に射精した。
「ち、乳がぁ・・・おお、たまんね・・・・くはぁっ!!」
乳首に亀頭をこすりつけていたヒュームが射精した。
「あああっ・・・せ、精液がぁぁ・・・・精液でおぼれちゃうう・・・すごい、におい・・・」
ドロドロの白濁液で全身を染め上げながらうっとりとミカが呟く。
タクとポンタもちゃっかり参加しており、ミカのカラダをたっぷりと楽しんでいた。
何回も何回も、ミカのマ○コで、アナルで、手で、口で、射精した。
「ああ・・・もっとしてぇ・・・おま○こも、おしりも、おっぱいも・・・もっと犯してぇ・・・」
じゅぷっじゅぷっじゅぷううっ!!しこしこしこ・・・・ぺろぺろ、ぴちゃぴちゃ・・・・
「ふああ、ま、またいっちゃう・・・ふあああああっ・・・気持ちいいぃぃぃっ!」
そして、さらに新鮮な精液がミカの全身に浴びせられていく。
肉欲に満ちた宴はいつ果てるともなく続く・・・かに見えた。

「・・・・ていうか・・・あのミカ・・・・お、俺、そろそろ限界なんだけど・・・・ぬ、ぬおお!?」
「んふううっ・・・・ぺろっ・・・ちゅぱっ・・・・なんでぇ?もっともっとしようよぉ・・・・」
ペニスをしゃぶりながら、ミカがとろんとした瞳でタクを見上げる。
「だ、だからもう無理だって・・・お、おきゃくさぁん!ど、どなたか俺のかわりにミカの相手してやってくださいよー!」
タクが周りにむかって助けを求める・・・が、彼の声を聞き届けることができるものはいない。
「も、もうお金なんていらないですからー!お願いですだれかー!助けてー!!」
「い・・・いや・・・・も・・・・もう無理だって・・・・・」
「もう・・ケムリもでないっす・・・」
「・・ら・・楽園の扉が・・・見える・・・・」
タクの必死の叫びに対し、息も絶え絶えといった客たちの弱弱しい声があがる。
スペシャル温泉にはミカに精力を吸い尽くされた客たちが死屍累々と横たわっていた。
そんな中、ポンタも湯船の中にプカプカと、水死体のごとく浮かんでいた。
「あ・・・・あにきぃ・・・・もうむりでやんす・・・・もう、いってきのこらず・・・しぼりとられたでやんす・・・・ごぼごぼごぼ・・・」
そういい残すと、ポンタは力尽きたかのようにブクブクと湯の中に沈んで行った・・・。
『あああ・・・・なんてこった・・・・この女を・・・調教するつもりがこんなことになっちまうなんて・・・』
はっきりいって、タクはスイッチの入ったミカの貪欲ぶりを甘く見すぎていた。
十数人の客が足腰立たなくなるほどミカが盛ってしまうとは思ってもいなかったのだ。
「んふふ・・・まだまだ大丈夫だってば。ほらぁ、こうすれば・・・」
ぱふんっ・・・
ミカがその豊かな胸でタクの力を失っている肉棒を優しく包み込む。
「あ、ああっ・・・・またその攻撃・・・・や、やめて・・・・」
ぷにゅぷにゅっ・・・こねこねこね。
「ふふ、だめよ。ほうら・・・またむくむくふくらんできた・・・・」
そうだ、他の客はみんなこの攻撃にやられたのだ。

『あああ・・・や、やわらかい・・・気持ちいい・・・うおおお』
凶悪なほど魅惑的なおっぱいを使っての、ミカのふかふかパイズリ。
この天国のようなまろやかな感触に力を取り戻せない肉棒は無い。
もちろん、タクのペニスもこの快楽には抗えるはずもなく、硬さを取り戻してしまう。
さらにその豊かな胸はペニスだけでなく、タクの睾丸まで柔らかくつつんでくれるのだからたまらない。
「ん・・・ちゅぱっ・・・れろれろ・・・ちゅう・・・・」
そして時おり加えられる舌先での愛撫。敏感な鈴口を丹念に刺激され、タクは身を震わせる。
「ねぇ・・・このままあたしのおっぱいで、いかせてほしい?」
あああ・・・・いや、今度イッたら死ぬかも・・・いやでも気持ちいいし・・・・
葛藤している間にもミカの乳肉はくにゅくにゅとうごめき、ペニスをマッサージする。
チンポがとろけるような激烈な快楽の嵐の前に、タクの理性も風前の灯である。
「うう・・・このまま・・・ああ、い、いかせてくれ・・・」
ああ、もうどうでもいいや。こんな気持ちいいオッパイで逝けるなら本望だ・・・
「ふふ、それじゃあねぇ・・・
『わたしはあなたの肉奴隷になります』
・・・って言ったらイかせてあげる」
「・・・げ!?」
悪戯っぽく微笑んで言われたその一言に絶句するタク。
『そ、そうくるかこのアマ!?』
「うふふ、さあどうするのかなぁ・・・ほらほらぁ、返事はどうしたの?」

むにむにむにっ・・・・むきゅうううっ・・・・・
「う、うああああ・・・・そ、それはぁ・・・」
絶妙な圧迫でタクのペニスを刺激し、肉棒への快楽を維持し続けるミカ。
タクのペニスは深い胸の谷間で挟まれたまま、苦しそうにもがいているように見える。
イきそうでイけない、そんな生殺しのような感覚がタクを追い詰めていく。
「くおお・・・・い、イかせてくれぇっ・・・!こ、このままじゃ、お、俺は・・・・ぬあああああ!!」
「まだ返事が聞こえてこないわね〜。ねぇ、どうするの?」

「ぬああ!!うぐぐ、おおっ、『俺は――』」


―どぴゅっ。


―そして、数日後。
だんぐるふ温泉は今日も冒険者たちでにぎわっていた。
トカゲ饅頭やクウダフもなかは相変わらず売れ行き好調、リピーター客も順調に増えている。
以前とちょっと違ったところといえば、従業員の構成が変わったことだろうか。
「こらぁー!タク!雑巾がけはもっと腰を入れてごしごし拭く!ポンター!クウダフもなか10ケース、とっとと準備しなさい!」
『は、はいいいいいっ!!』
ミスラの娘がヒュームとタルタルの男を怒鳴りつけている。
「とほほほ・・・俺たちの温泉が・・・乗っ取られちまったぁ・・・」
と、タク。
「なんでこうなっちまうんでやんすかねぇ・・・・はぁ・・・」
と、ポンタ。

あのスペシャル温泉での『特別サービス』の後、ミカはここの温泉に居座ってしまい
いつの間にか女将として君臨していたのだった。
「・・・タクぅ、なんか文句でもあるの?宣言したわよねぇ、『俺はあなたの・・・』」
「わわわ、わかってますっ!わかってますともお!!」
半泣き状態で雑巾がけを続けるタク。あれ以来、ミカにまったく頭が上がらない。
しかし、心の中では
『ち、ちくしょおお〜今にみてろよおお。必ず、必ず下克上果たしてみせるからなぁ〜』
と、誓うのであった。・・・こりない男である。

「あー、そうそう」
ミカが思い出したように言う。
「今夜あたり、またスペシャル温泉でサービスタイムするから。掃除のほうしっかりしといてねっ」
「ノリノリでやんすね・・・ミカねぇさん・・・・」
「今日は何人の客が無事に出てこれるんだろうな・・・」
鼻歌を歌いながら去っていくミカの後ろ姿をみながら、タクとポンタはふう、とため息をつくのだった。

<ヴァナ・ディール観光マップより>
だんぐるふ温泉 入浴料、200ギル。
効能:肩こり、リュウマチ、疲労回復。
名物:トカゲ饅頭、クウダフもなか。
あと、女将の気まぐれで『スペシャル温泉』が開放されることが有り。(詳細不明)
この時に訪れた貴方はラッキーかも?

『あつまれ!だんぐるふ温泉』 おしまい


へなちょこミカと爆炎のギース
『彼』になにが起こったか
『ムバルポロスの虜』