ミカさんの受難
こんなMaatじいさんは(・∀・)イイ!
あつまれ!だんぐるふ温泉

まだまだミカがへなちょこだった頃のお話。
(ちなみにこの頃の彼女は戦士でした)

東サルタバルタ。
魔法国家として知られるウィンダスの近隣に広がる、どことなくのどかな雰囲気が漂う草原地帯である。
「んにゃあぁーーーー!?」
そんなサルタバルタの草原を悲鳴を上げながら駆けていく一人のミスラの姿があった。
彼女の背後からは数人のカラス男『ヤグード』たちが迫ってきており、傷だらけでぼろぼろのミスラに対してにやけるように嘴を歪めている。
俗に言うトレインというやつである。
獣人たちはすでに彼女に手が届きそうな距離まで接近していた。
そんな彼女らの様子を高台から見つめる小さな影があった。
「…ったく、ミカのやつ」
それはタルタル(♂)の黒魔道士であった。
「毎度のことながら、なんでこんな場所でリンクさせちまうのかねぇ?」
呆れたように呟くと彼もまた、彼女『ミカ』の逃げる方向へ向かって駆け出した。

「お、追いつかれる…ダメ…!?」
ヘトヘトになったミカが観念したその時、彼女の視界に見覚えのある姿が飛び込んできた。
「これで何度目だろうな…いい加減にしろっての」
憎まれ口をたたくのはタルタルの黒魔道士。
「ギース!ちょうどいいとこに…!」
「だまってそのまま走れ。そいつらまとめてブッ飛ばすからよ」
ギースと呼ばれたタルタルは小声で呪文の詠唱を始める。
「やーっ!もーダメー!!」
ヤグードのとどめの一撃がミカに放たれようとしたその時、ギースの詠唱は終了し、呪文が完成する。
「…ファイガU」
ぼぼおおおおん!!
複数のヤグード達はいきなりの業火に包まれ、悲鳴を上げる暇も与えられず一瞬にして消し炭と化す。
「あっつうううう!!し、シッポが焼けたぁぁぁ〜!」
シッポに焦げ目をつくったミカがなにやら喚いている。ほんのちょっぴり巻き込まれたらしい。
「おっとわりぃ。タイミング間違っちまったか」
全く悪びれた様子もなく、ギースはそういってニヤリと笑った。

空が夕焼けに染まる頃。二人は岩陰の手ごろな岩に腰をおろしていた。
「…今どきサルタバルタでトレインかますやつなんてお前ぐらいなもんだよ」
先ほどと同じく呆れ口調で話すギース。
「だって…岩かげにあんなに隠れてるなんて思わなかったんだもん…」
そう言って、火傷したシッポをいたわりながらミカはぷうと頬を膨らませた。
「いつも言ってるだろ?鳥野郎に喧嘩売る時は周囲に気を配れって。大体お前は大雑把すぎるんだよ…」
拗ねるミカに対してギースの説教が続く。いつもこの調子だ。

ミカが失敗する→ギースが助けに来る→ギースの説教。

こんなパターンがしょっちゅう繰り返されるのである。

「そんなんじゃ、いつまでたっても一人前の冒険者になんてなれないぞ。注意力散漫なやつってのはな、要するに…」
「ああー、もうわかった!わかりました!今度からはちゃんと注意して戦います!注意しますとも!」
「いっつも返事だけはいいんだよな…」
そう言って苦笑するギース。
(そうだ、こいつはガキのころからそうなんだ…)
二人はウィンダスで幼少期をすごした幼馴染である。
ミカが軽はずみな行動を起こしてギースが助ける、そのたびにミカは次からは気をつける、大丈夫だと言い張る。
そんな関係は二人が冒険者になっても変ってはいない。
「なぁ、ミカ。やっぱりなぁ、その…お前、冒険者はやめといたほうがいいんじゃないか」
「むー。なんでよ?」
「見てらんないんだよ、お前のドジぶりは…いつ死んじまうのかと、こっちがハラハラするんだ」
「…大丈夫だってば。ちょっとずつだけど、あたしだって強くなってるもん」
「お前の問題はそれだけじゃない。その…ソレだよ」
ギースがミカの胸に目をやり、すぐさま照れたように目を逸らす。
ミカの初期装備の下に無理やり詰め込まれた豊満な胸。ぱっつんぱっつんに張り詰めた装備は今にも弾け飛んでしまいそうに見える。
「そんなんじゃ、その…お前にフィットする装備品だってなかなか見つからないだろ」
ギースはそう言いながら、『ひょっとしたら、ミカの胸がでっかくなっちゃったのは俺のせいか?』なんてことを考えていた。
(そうだ、あれはたしか、ミカが学校の給食に出てきたセルビナミルクが飲めなくて泣いていたとき…)

ミカ 「ふにゃああぁ、ミルクなんてきらいだにゃぁ。もうのみたくないにゃ〜」
ギース「えっとさ、ミカ。お前らミスラの狩人が強いのは、毎日セルビナミルク飲んでるかららしいぞ」
ミカ 「ええっ、それほんとにゃ!?」
ギース「そうだよ、ミカ。おまえも将来は強い冒険者になりたいんだろ?だったらがんばって飲めよ」
ミカ 「うん、のむにゃ!いーっぱいのんで、ミカはとーってもつよいぼうけんしゃになるのにゃー!」

幼少のギースはミカの好き嫌いが直るようにそんな方便を口にした訳だが、
それ以来、ミカは1日にミルク瓶3本を飲むことを日課にし続けるようになったのだ。
(やっぱし…毎日ミルク飲んだからこんなんなったのかなぁ…)
ミルクを飲んだら乳がでかくなる、なんてのは迷信だと思ってはいるのだが…実例が目の前にあるのだから世の中わからない。
「ま、まあ、たしかにあたしにあう胴装備なんてめったに無いだろうけど」
「とにかく、いろんな面でお前は冒険者には向いてない」
「もー!どうしてそんなに冒険者を辞めさせたがるのよ!」
ギースの厳しい物言いに、ついにミカは怒り出した。
「心配してくれるのはありがたいけど、あたしが好きで選んだ道なんだから、好きにさせてくれたっていいじゃない!」
「それは…」
ギースが口ごもる。ミカはわかってない。ミカにとっての敵はモンスターや獣人だけではないのだ。
自分が他の冒険者の男たちにどんな目で見られているか、まったく気がついていない。
自分にどれだけの魅力があるか、そんな自覚もまるでない。
彼女がサルタバルタで己を鍛えているときでも、女日照りの男どもは遠くから虎視眈々と彼女の体を狙っている。
だからギースはそんな野獣のような男たちの魔手から彼女を守るために、熟練の冒険者にもかかわらずサルタバルタに留まっているのだ。
ミカはさらに捲くし立てる。
「もうあたしだって子供じゃないんだから!ギースにそこまで言われる筋合いなんて無いわよ!」
「なにぃ…!?」
さすがにギースもムカっときた。
(…しょっちゅう俺に助けられてるくせに、『筋合いなんてない』だとぉ?)
「よくそこまで偉そうに言えたもんだなっ!?俺が側にいなきゃお前なんて今ごろ鳥野郎の餌になってるところだぞ!!」
ヤグードが人肉を食べるなんて話はあまり聞かないが、それはそれ、売り言葉に買い言葉というやつである。
「よ、よけいなお世話よ!あ、あんなやつら、あたしが本気になったら楽勝だったんだから…!」
「な…!!」
先ほどの失敗をまったく反省していないミカの発言に、ますます腹をたてるギース。
(こ、こいつは…!!こうなればちょっと怖い目に合わせるしかないな・・・!!)

そう決意すると、ギースはゴホンと咳払いをし、声を低くして語り始めた。
「…あのな、ミカ。男どもがお前のことどう思ってるか知ってるか?」
「…何いきなり話かえてんのよ」
ギースの声のトーンが変わったことに訝しげな表情をうかべるミカ。
そんなミカに、ギースはニヤリと不気味な笑みを返した。

「…知らないのかよ。みんなお前のことを 『 犯 し た い 』って思ってるんだぜ?」

そう言ってギースはゆらり、と立ち上がる。
ミカは一瞬、何を言われたのかわからなかった。
「おか…って、え、ギース…?」
ギースのただならぬ雰囲気を感じとり、ミカがたじろぐ。
そんなミカに対し、ギースが呪文を唱え始め、そして…
「バインド」
戒めの魔法を解き放つ。鈍い光がミカの体を包み込んだ。
「!?ちょっと…ギース!?何すんのよ!」
体の自由を奪われて動けないミカに対してゆっくりと歩み寄るギース。
「なーに。ちょっと世の中の厳しさを教えてやろうと思ってな」
そう言いながら、ギースはミカの胸元に手を伸ばしていく。
「やだ、やめて…!」
ミカの静止の声も聞かず、初期装備の取り外しにかかるギース。
…たぷんっ。
と、音がしそうなほど豊かな胸があらわになる。

「いやあっ!?」
ギースのとんでもない行動に悲鳴をあげるミカ。
「こんなに成長してたとはなぁ…どれどれ、感触は、と」
ぷにゅん…とギースの小さな手がミカの巨乳に触れる。
「ちょっと…ギース、やめて…」
「おお〜、こりゃすごいな。俺の手がめりこんじまいそうだ」
むぎゅむぎゅと強めに乳をもみながら感触を楽しむギース。
「やだ…痛いよ、ギース…!」
「俺は気持ちいいぞ。ほれ、ここもいじってやる」
乳を揉みしだきながら指先で乳首を強めに摘まんでみる。
「ひぃ…っ!」
「お、どんどん硬くなってきてるな。乳首が感じるのか?」
「そんな…ひどいよ…ギース、なんでこんなことすんのよぉ…」
怯えを含んだ声でミカが抗議する。そんなミカの言葉に対し、ギースが冷たい口調で言い放つ。
「俺が今までお前のこと守ってなかったら…他の男どもからもっと酷いことされてたんだぜ?例えば…」
ぐい、とギースが自分のズボンを引きおろすと、見事に彼の股間でそそりたつペニスがあらわになった。
「ひっ!?」
グロテスクな物体をいきなり目の前に突きつけられ、小さく悲鳴をあげるミカ。
「こんなこと、されたりしてな!」
ぐぐっ!
「はむうっ!」
怯えるミカの口にギースの肉棒が突っ込まれる。
「んーっ!!んーーーっ!!?」
「お、おお…気持ちいいな。ほらミカ、こういうときは舌をしっかり使うんだ。ほら」
そう言って、腰を動かし始めるギース。ノドの奥までガスガスとつつかれるミカは目に涙を貯めながら必死に耐えている。
(怖いよ…ギース…やめてよ…やめてよぉ…!)
その間にも、ギースは乳への責めを緩めない。乳首をクリクリとこね回し、指先で押し潰す。
「ひ、ひああう…や、やめへ…」
「はあ、なんか気持ちよくなってきたなぁ。なあミカ、このまま口に出すぞ?」
「んむううっ…むううぐううう…」
ミカが拒否の声をあげるが、ギースの腰はさらにスピードを上げていく。

「くう…出る…おおっ!」
びくん。びゅるるるっ…。
「むうう…っ!んぐううううっ!!…げほっ!!げほっ…」
ノドの奥に灼熱の精液を浴びせられ、ミカは思い切りむせた。

「…っくううぅ〜、はあ、スッキリした」
たっぷりとミカの口に放出し、すがすがしい表情のギースだったが・・・
「…」
「あ。…ミカ?」
ぐったりしているミカの姿を見て、急に罪悪感が沸き起こってくる。
(しまった…やりすぎたかな?)

「ぐすっ…」
鼻をすする音。
「えっ…」
「ひっく…ひどいよ…ひどいよぅ…ギース…」
地面にぽたぽたと水滴が落ちる。
(あ…)
泣いてる。ミカが泣いてる。ぽろぽろと大粒の涙を流しながら。
それを見た途端、ギースの胸中に猛烈な後悔の波が押し寄せてきた。
(何やってんだ!!俺はっ!!)
「す、すまんミカ!ちょっと脅かしてやろうと思っただけなんだ!つい調子に乗っちまった!ほんとすまん!」
自分の間抜けさを呪いながら必死にミカを慰めようとするギース。
「な、ミカ、ごめんよ。頼むから落ち着いて…」
おろおろしながら呼びかけても、ミカはただしゃくりあげるばかり。
「ぐすん…えぐぅ…っ…ばかぁ…ギースの…っ」

どばきいいいいぃっ!!
「ばかぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!!!」
「ぐはぁぁぁぁっ!!」
ミカのマイティストライク発動!!拳がギースの顔面にクリティカル!!
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
泣きながらその場を走り去るミカ。そのまま彼女の姿は夜の闇の中へと消えていく…
「あ…ちょ、ちょっとミカ…ま、まって…」
鼻血をボタボタ垂らしながらミカに呼びかけるギース。もちろんその声は彼女には届かない。
(くそ…最悪だな…俺ってやつは…)
自己嫌悪にかられるギースだったが、ふと地面に目をやると、再び表情が引きつった。
「あぁ!?あいつ『ミスラセパレーツ』着け忘れていきやがった!」
そう、そこには先ほどギースが引っぺがしたミカの装備が落ちていた。
と、いうことは…今のミカの上半身はすっぽんぽんのままである。
「や、やばい…み、ミカ、どこだー!?ミカーッ!!」
血相をかえたギースはミカの装備を握り締めて、彼女の姿を追って闇夜の中を駆け出した。

「馬鹿…ギースの馬鹿…!!」
すでに日は暮れ、星がきらめく夜空の下をミカは泣きながら走り続けていた。
彼女の頭の中には、ギースの言葉が繰り返し浮かんでいた。
『みんなお前のこと犯したいと思ってるんだぜ』
『俺が今までお前のこと守ってなかったら、他の男どもからもっと酷いことされてたんだぜ』
ギースはその事を彼女に身をもって教えようとしたのかもしれない。
「だからって、だからって…!」
(いくらなんでも、あそこまですることないのに!)
怖くて、悔しくて、涙が止まらない。
「嫌い…もうギースなんて…大嫌い…」
ミカがそうつぶやいたそのとき。
「よう、おねーさん。彼氏と喧嘩でもしたのかい?」
「えっ…」
軽薄そうなヒュームの男の声がミカにかけられた。
男はニヤニヤといやらしい笑みを浮かべながらこちらに歩み寄ってくる。
「うほー、随分と嬉しいカッコしてんじゃーん」
さらに、もう一人の男(こちらもヒュームだ)の声が背後から聞こえる。
「え…あ、きゃああっ!!?」
ミカはようやく今の自分の姿に気がついた。
(さ、さっきギースに脱がされたまんまだった…!)
そう、装備を剥がされ、見事な美巨乳をさらけだしたままである。
ここまでこんな格好で走って来たのかと思うと、恥ずかしくて顔から火が出そうになる。
そんな彼女に揶揄するような口調で軽薄男が言う。
「へへへ、そんなかっこでこんなとこにいるなんて…おねぇさん、ひょっとして痴女?」
「な…ち、ちが…」
両腕でなんとかその巨乳を隠そうとしながら反論しようとするが・・・。
「痴女でもなんでもいいや。こんな可愛い巨乳ちゃんとヤれるんならね」

「!?」
男たちの目的を理解し、身を硬くするミカ。
「そういうこと。んじゃあ、いただきまーす」
前から、背後から、男どもが迫ってくる。
「いやああっ!!」
彼らは自分よりも遥かに腕のたつ冒険者のようである。ミカは抵抗しようとするが、あっさりと地面に組み敷かれてしまう。
「へへっ、ほらほら、暴れても無駄だよぅ」
足装備も無理やり取り外され、薄めの恥毛に覆われた股間がさらけ出される。
「やめてぇぇぇっ!さわらないでぇっ!!」
半狂乱になって金切り声をあげるミカだが、男たちはまるで意に介さない。
「すんげぇおっぱいしてんなぁ〜」
そう言って片方の男がミカの胸の谷間に自分の顔を埋めた。
「むお、ほおおお、やわらけぇ〜。こんなおっぱい初めてみるぜ〜」
「くくく、乳首の味はどうだろうねぇ」
ミカの先端をもう一人の男がぺろりとなめあげる。
さらにこりこりと乳首を摘ままれ、ひねられ、こねくりまわされ…
「あああっ!…はぁあ、ああーっ!!」
二人の男に巨乳を嬲られながら、じわじわと気持ちよさが湧き上がってくる。
「おねぇさん、おっぱいが感じやすいんだね」
「ちがっ…!感じてなんかっ…!」
「なら、もっと責めてみようか」
ぐにぐに、もみもみとこねまわすたびに、いやらしく形を変えていく豊満な胸。
『やだぁ…気持ちよくなっちゃう…こんなやつらに…いじりまわされて…ああっ…!』
彼女の意思に反して、胸に与えられる刺激は確実に彼女の性感を高めていく。
「へへ、おま○この具合はどんな感じかなぁ〜」
言いながら、ミカの股間を覗き込む二人。
「おいおい、見ろよ。おっぱい責めてるだけで、もうアソコはグチョ濡れだぜ」
「ははは、やっぱり感じちゃってんだー」

「やだぁ…見ないでよぅ…」
ぬちゃっ、くちゃっ…軽薄男がマ○コに指を出し入れしてみる。
「おっ、この感じ…!?おねぇさん、ひょっとして処女っすか!?」
「おいおい、マジかよ。こんなエロいおっぱいしてるくせに処女!?」
思わぬ幸運にますます色めき立つ男たち。
「よ、よーし。んじゃあこのボクがおねぇさんの初めてのオトコになってあげちゃおっかなぁ〜」
軽薄男がミカの股の間に割り込むと、ズボンの下からずい、と自らの一物を曝け出した。
黒光りする凶悪なシルエットは早く大暴れさせてくれといわんばかりに、ビクンビクンと激しく脈動している。
「ひぃ…!い、いやぁぁぁぁぁぁ!!」
恐怖のあまり悲鳴をあげるミカ。
犯される。こんな奴らに。
ミカは自分の無力さをやっと思い知った。
『ああ…ギースの言ったとおりだ…ギースに守ってくれなかったら…あたしなんて…』
何もできない自分が悔しくて、ぽろぽろと涙が溢れ出る。
男の一物はミカの未開通のおマ○コに、すこしずつ進入していく。
「くうう…やっぱり狭いなぁ…」
「へへ、もう一気にぶち破っちまったらどうだ?」
男どもの会話など、もうミカの耳には入ってきてはいない。
『あたし…全然わかってなかったよ…ギース…ごめんなさい…ごめんね…』
「ふふ、それじゃおねぇさん、痛いけど我慢してねぇ…」
そして、ミカの純潔を散らすべく、男が腰を突き出そうとした瞬間―

「ミカぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーッッ!!!」

絶叫のような呼び声が周囲に轟いた。
そして彼らの前に現れる、一人のタルタルの黒魔道士の姿。

「!?」
「な、なんだ…?」
訝しげな声をあげて、その闖入者の方を見やる男たち。
そのタルタルは職業専用装備『アーティファクト』に身を包んでいることから、かなりの実力者であることは予想できるのだが…
「ギー…ス…」
間一髪で駆けつけたタルタルの黒魔道士の姿に、ミカがその名を呼ぶ。
「なっ…ぎ、ギースだとぉ?」
その名を聞いた男たちの顔色が一瞬にして蒼白に変わった。
「そ、そんなわけないだろ…あのギースがこんなところにいるなんて…」
うろたえる男たち。『ギース』という名を聞いて思いつく人物といえば、ただ一人しかいない。

『爆炎のギース』…ヴァナ・ディールの冒険者でその二つ名を知らぬものはほとんどいない。
数年前彗星のごとく現れたこの若き黒魔道士は最も得意とする火系魔法を駆使し、数々の戦功を挙げた。
彼の黒魔法の威力はウィンダス口の院院長アジドマルジドに迫るほどだとも言われ、屈強の獣人達からも怖れられているという。

「はは…そ、そうだよな、そんなとんでもないやつがいるわけ…ない…よな?」
男たちは目の前の現実を懸命に否定しながら、しかしタルタルの男が放つ強烈な威圧感に完全に圧倒され、全く身動きが取れないでいる。
ギースは瞳を怒りの炎に燃やしながら、地獄の底から響くような声で言葉を発した。
「貴 様 ら ぁ … 」
「ひぃぃっ!?」
「ミ カ に 何 を し た ぁ ッ !!!」
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!
耳をつんざくような爆音。
ファイアVの超高温火炎がミカを犯そうとしていたヒュームの上半身を包み込んだ。
「ギャアアアアアアッッ!!!???」
絶叫。だがその叫びはすぐにやんだ。
不埒な軽薄男の上半身が、その甘いルックスもろとも、瞬く間にただの炭へと姿を変えたからだ。

軽薄男の上半身が真っ黒になって崩れ去るのを見届けると、ギースはもう一人の男のほうへと視線を向けた。
「うひっ…ひぃぃぃぃいいいいいいいいいい!!!!」
もう一人の男が恐怖にかられて情けない悲鳴をあげる。
「な…なんでだよ…なんであの『爆炎のギース』がこんなとこにいるんだよぉぉぉぉ!!!」
そう叫ぶと、男は踵を返して大慌てで逃げ去ろうとする。
だが、ギースの次の詠唱はすでに終わっていた。
「フ レ ア !!!」
ギースがその言葉を放つと、真夜中だというのに周囲は昼間のように明るく照らし出された。
そして悲鳴をあげる暇もなく。
男の全身は原子のチリと消えていた。

「ミカ…」
ぐったりとしているミカを抱き起こすギース。
「よかった…ミカ…」
彼女をその小さな腕で抱きしめながら。
ギースはただ、その言葉を繰り返した。

ぱちぱちと炎が爆ぜる焚き火の傍らで、ミカが寝息を立てている。
そんな彼女のとなりに腰をおろしたまま、ギースはその可愛らしい寝顔を眺めていた。
「…昔は、よく一緒に昼寝したっけなぁ」
独り言を口にしながら、昔を思い出してみる。

「ミカ、俺は冒険者になるんだ。そしてアジドマルジド院長や英雄カラハバルバよりも、もっともっとすごい魔道士になってやるんだ」
「ギースがぼうけんしゃになるならミカもなるにゃー。すっごくつよくなって、ギースをピンチからまもってあげるのにゃー」
さんさんと輝く太陽のもとで、幼い二人は子供なりに将来をかたりあっていた。
「えー、ミカは無理だよ。ドジだし、失敗ばっかりするんだもん」
「むー、そんなことないにゃ!ミカはギースよりももっとすごいぼうけんしゃになるにゃ!そいでギースといっしょにぼうけんするのにゃー!」

「俺よりすごい、か」
木陰に吊るされたハンモックに寝そべりながら、幼いミカはそう宣言していた。
(今でも…お前はそう思ってるんだよな)
大きくなって、世の中の現実が色々と見えてきた今でも、ミカは自分を追い続けている。
そして、いつかは自分を越える冒険者になりたいと願っている。
自分はミカという冒険者にとっての目標なのだ。
ギースにはそれがわかっていた。

―なら、自分が冒険者として彼女にしてやれることはなんだろう?
傍にいて守り続けることだろうか、それとも…

「んん…あ、あれ…ギース…?」
「―ああ。気がついたか」
目をさました幼馴染の姿に、安心したような息をつくギース。
「そっか…あたし、またギースに助けてもらったんだね…」
はぁ、とため息をつくミカ。そして顔をあげて、ぽそりと言った。
「ごめんね、ギース」
珍しい、ミカからの謝罪の言葉。
「なんだよ、らしくないな。…ていうか、俺も謝らなきゃいかんよな」
そう言うと、ギースは土下座の姿勢で、先ほどの行動を謝罪した。
「ごめん。本当に、さっきはごめん。怖がらせて、悪かった」
しかしミカはゆっくりと首をふり、言葉を続けた。
「ううん、あたしのほうこそ。ギースはいつもあんな奴らからあたしのことを守ってくれてたのに、あたしってば自分の弱さを棚に上げて…」
ミカはさっきの二人組の所業を思い出したのか、そこまで言うとぞくりと身体を震わせた。
「ミカ…」
「でもね、ギース。やっぱり、あたしは冒険者をやめたくない」
力強くそう言うミカの瞳には、昔将来を語りあったあの時の輝きがそのまま宿っていた。
「ああ、わかってるよ。お前のガンコぶりはな」
ミカの新たなる決意の言葉に、ギースは苦笑で答えた。
「元気に走り回ってるほうが、やっぱりお前らしいからな」
「うん…ありがとう」
ミカがにっこりと微笑みを浮かべる。
「さてと。それじゃあいったんモグハウスへ戻ろうか…」
と、ギースが立ち上がったそのとき、ミカが彼を呼び止めた。
「あ、ギース。ちょっとまって…あのね」
ミカは座したまま、なんだかもじもじしている。
「ん?なんだ?」
「ギース、言ったよね…『男はみんな、お前を犯したいと思ってる』って…」
「ん…そう、だな」

頬を指先でぽりぽりとかきながら答えるギース。
(我ながらストレートな発言しちまったなぁ…)
「ギースもそう思ってるの?」
「…え?ええっ!?」
一瞬、ギースは硬直してしまう。
「だから、あの…ギースも、あたしのこと、おかしたい、ていうか…エッチなことしたいって思ってるの?」
頬を赤らめながら、ギースを上目づかいに見つめながら、ミカが問う。
「そ、それは!!エッチなことって…なんていうかその」
いきなりのとんでもない質問に、狼狽しまくるギース。
「おもわない…の?」
潤んだ瞳でギースをじっと見つめるミカ。
(うぐ…やばい。可愛い…)
「えーと…思う、よ。さっきのアレもその…ほんのちょっと本気だったし」
正直に言ってしまうギース。その間にも彼の心臓はバクバクと激しく脈打っている。
「そっか…そう思うんだ…ふーん…」
二人の間をしばし沈黙のときが流れる。
その沈黙を破ったのはミカだった。
「ギース。えっちしようか」
「…ええーーーーー!!?」
驚愕の声をあげるギース。
「そんなに驚かなくてもいいじゃない」
「い、いや、そのいきなりすぎて。なんでそういう方向にいっちまうんだ?」
「えっとね…さっきの男に襲われたとき…あたし思ったの」
ミカは顔を真っ赤にしながら続けた。
「ああ、これがギースだったらよかったのに、って。ギースだったら嫌じゃなかったのにって」
「ちょ、ちょっとまて!さっき俺がやったときはヒドイとか言って泣いて逃げただろうが!?」
「そ、それでも…そう思ったんだもん。初めては、ギースがいいなって…」
そういって、恥ずかしそうにうつむくミカ。

「ギース…だめ?」
「いや、そんなことない」
ギースは地に腰をおろしたままのミカにそっと近づくと、そっと彼女の唇に自分の唇を押し付けた。
「それじゃ…あたしは初めてだから、ギースに任せちゃうね」
「いや…俺もうまくできるかどうかわからんぞ」
ギースは苦笑を浮かべて、言った。
「なんせ俺も、初めてだからな」

ちゅっ…ちゅうっ…ちゅぱっ…
「ん、んむう…ふう、んん〜」
お互いの舌をじっくりと味わうように、長い長いキスをする二人。
『ギース…した、あったかい…』
『ミカの舌…なんかざらざらしてて…きもちいいな』
やがて、息苦しくなった二人は唇を離した。互いの舌からつう、と唾液の糸が引く。
「やっぱり…恥ずかしいね」
「そうだな。ガキのころに何度もしたのにな」
もちろん、その頃はふざけ半分のお遊びのキスだったわけだが。
「それじゃ…脱ぐね。ちょっとあっちむいてて」
「ああ…じゃあ、俺も」
お互いの背後で、緊張しながら生まれたままの姿になっていく二人。
「…いいよ」
「ああ」
再び向かい合うと、ギースは思わず息をのんだ。
「うは…やっぱり、お前…すごいな」
ミカは恥ずかしそうに胸と股間を隠しながらギースの前に立っている。
「ぎ、ギースだって…すごいことになってるよ?」
普段はかなり小さいはずのタルタルのぺニスが、大きくふくらんでそそり立っている。
「こんなに大きくなっちゃうんだ…」
ミカはギースに近づくと、彼のペニスにそっと手を触れた。

「おおうっ」
「えっ…痛かった?」
「い、いや。ちょっと気持ちよかった。もうちょっと、触ってくれるか?」
「う、うん」
指先で、つう、となでてみる。ペニスがうれしそうにぴくぴくと震えている。
「震えてる…なんか可愛い…」
「そ、そうか…?ふうう、も、もうちょっとそいつを擦るみたいにしてくれ」
「こするって…こうかな」
しゅっ、しゅっ、しゅっ…
「そ、そうだ、そんな感じ…!くう、いいぞ、ミカ」
(うわぁ…すごく熱くなっちゃってる…)
指先でこすりながら、まじまじと彼の肉棒をみつめるミカ。ふと、彼女があることを思い出す。
「そ、そういえばコレ…さっき、あたしの口のなかに入ってきたんだよね…」
「あ、ああ、そうだけど…あ、おいミカ!?」
『はむっ…』
ミカが肉棒の亀頭部分を口に含んだ。
「み、ミカ…そんな無理しなくても、いいぞ…」
「ら、らっへ…はっひは、ふほっふ、ひほひほはほうらっらはら…」
『だ、だって、さっきは、すごく、きもちよさそうだったから』と言っているらしい。
(えっと…それから舌を使うんだっけ?)
口のなかでぺろぺろと亀頭部分を舐めまわしてみる。
(こういうのが気持ちいいのかな?)
指先で肉茎の部分をこすり続けるのも忘れない。
れろれろれろ…こし、こし、こし…
「ああ…ミカ…そ、そんなにされたら…ううっ…」
何かをこらえるように、ギースが呻く。
ミカの口の中で、どんどん熱量をましていくギースの肉棒。
(あれ…?な、なんか先のほうがぬるぬるしてる…これって、せいえきかな)
そのヌルヌルの正体はいわゆる我慢汁と呼ばれているものだが、ミカはよくわかっていないようである。

ミカは舌先で、ヌルヌルの液体がにじみ出てくる鈴口部分をつついてみる。
「う、うあ…ま、まて、そこは敏感なところで…くうう〜っ」
(あ…なんか変な味がする…ん…ギースの、味…?)
うっとりしたように汁を味わうミカ。
(んん…もっとぬるぬるだして、ギース…ギースのぬるぬる、ほしい…)
執拗にペニスの先端を舌先で刺激するミカ。ギースのペニスはその刺激の前に爆発寸前である。
(あ…なにこれ…びくびくして…)
「う、うあああ、限界だぁ…ミカぁ…で、出るう…くう!!」
「え…!」
びくんっ!
ギースの体が大きく震えると同時に、ミカの口の中に熱い液体が飛び込んできた。
「きゃんっ!!」
びっくりしたミカは思わずペニスから口をはなしてしまう。だが、まだ射精は終わっていない。
ドピュン!!ビクビクッ!!ドッピュウウゥッ!!
「う、うわぁ、とまらんっ…くうああ!」
ビュルルッ!ビュルルルルッ!!
「ああっ…やぁぁぁんっ」
我慢に我慢を重ねて飛び出した精液がミカの顔に、胸に、腕に、腹に降りかかっていく。
「ああ…す、すまんミカ…あんまり気持ち良すぎて…」
「うわぁ…すごいにおいがする…こんなにいっぱい…はあ、」
どろどろの精液にまみれた自分のカラダを見ながらミカが呟く。
「うれしいよ…ギースがこんなにも気持ちよくなってくれて…」
上気した表情でギースを見上げるミカ。
さらにミカは、彼のペニスに付着した精液を、舌でぺろぺろと舐め取り始めた。
「み、ミカ…もういいよ…次は俺の番だ」
ふにゅっ…
「あんっ…」
「今度は、優しくさわるよ」

そう言って、ギースはミカのたっぷりとした胸をゆっくりと愛撫し始めた。
「あったかいな。ミカのおっぱいは」
「は、はずかしいよぉ…はぁんっ…」
ふにっ…ふにゅう…くにゅっ…
やさしく、円を描くようにゆっくりと愛撫する。そうしているうちに、ミカの先端部分も充血し、堅くしこってくる。
その乳首をギースは優しく口に含んだ。そしてゆっくりと、乳首を舌先で転がしてみる。
「はぁ…ふぁ、やぁん…ちくび、きもちいい…ふああ」
さらに、今度は乳首を軽く吸ってみる。
ちゅ…ちゅぱ…ちゅう…ちゅうう…
強すぎないように、痛くないように、やさしく、やさしく。
「はぁぁ…気持ちいいよ、ギース…もっと…赤ちゃんみたいに、おっぱい吸ってぇ…」
(赤ちゃん〜?)
ミカは自分の胸に吸い付いているギースの行為をみてそう言ったのだろうが…
常々身長にコンプレックスを感じている彼にとってはちょっとカチンとくる言葉である。
(いくらタルタルとミスラに身長差があるからって、このアマ…)
かりりっ…
「んひゃあっ!」
乳首に軽く歯をたててみると、ミカが今までとは違う反応を返した。
「どうした?乳首が気持ちいいんだろ?」
「き、きもちいいけど…あひんっ!」
さらにギースは今まで優しく愛撫していた手の動きを強く、激しく変化させる。
ぐにゅっ、むにゅにゅっ!
「ああ、やぁん!い、いきなり強くぅ…!あうううんっ!」
しかし、ミカはいやがるどころか、されるがままに彼の激しい愛撫を受け続けている。
「んん?なんだミカ…おっぱいは激しく触られるほうが好きなのか?」
「う、うん…そ、そうかもしんない…んはぁっ!」
「そうかそうか。なら、こうだ!」
むぎゅう!むぎゅぎゅううう〜!!
ギースはミカの巨乳を容赦なく揉みしだきはじめた。

タルタルの小さな手が、愛撫というよりは家畜の乳を搾るような手つきでミカの巨乳をこねくりまわす。
「ひゃあああっ!やあああんっ、お、おちちが搾られるみたいっ…ああああっ!」
「はぁ、はぁ、ほんとに何が詰まってるんだろうな、このオッパイは。やっぱりミルクかぁ?」
「し、しらないよぉ、そんなことぉ…んああっ!!」
夢中になってミカの乳を責めまくるギース。
「は、はぁぁ、だめぇ、それ以上揉まれたらぁ…あ、あたしもう…!」
「おいおい、オッパイだけでいきそうなのか…?」
「う、うん…はぁ、お、お願いギース…あ、あたしのエッチなおっぱい、いかせてぇ!」
(ほんと、処女なのにすごい感じっぷりだよなぁ)
「可愛いな、ミカ。ならのぞみ通り!」
ギースが、ミカの乳首を口に含むと、思い切り強く吸引した。
じゅるるるっじゅるじゅるじゅるぢゅうううううう!
乳首にいきなり激しい刺激をあたえられ、
「ひいい!いっくううううう!!んにゃああああーーーーーーーっ!!」
ひときわ大きな悲鳴を上げて、ミカは上り詰めてしまった。
「ぷはっ…ほんとに感じやすいオッパイだな。じゃあ、今度は下を責めてやるよ」
ギースはミカの足を広げてその間にもぐりこむと、すでにびちょびちょになってしまっているおマ○コに触れてみた。
「ごくっ…これが女のアソコか…」
初めて目の当たりにする女の聖域に、息をのむギース。
くちゅん…
「ひああああうっ!」
「う、うわっ!?」
ミカの反応に思わず驚いてしまうギース。
「そ、その反応は大げさすぎるだろ、ミカ」
「お、おおげさなんかじゃ…ないよぉ…はぁ、ぎ、ギースがさわると、すごく気持ちいいのぉ…」
可愛いことを言ってくれる。
「…じゃあ、もっと触ってみるか」
ぬちゅ…クチャッ…グチュン…
「ひ、ひああ…ら、らめぇ…へ、へんになっちゃうよぉ…」
「そんなにいいのか…なら」

ギースが自分のギンギンに張り詰めた一物をにぎりしめて言う。
「手でさわっただけでそんなに気持ちいいなら、これを入れたらどうなっちまうんだろうな」
「あ…!」
その言葉を聞いて、ミカがカラダを強張らせる。
(あ…それ、いれちゃうんだ…)
「ミカ。…いいかな?」
「いいよ…ギース…お願い」
ギースの一物が、ゆっくりとミカのおマ○コに近づいていく。
くちゅっ…ぬちゅう…肉棒と花びらが触れ合った拍子にいやらしい音が聞こえた。
「ここ…だよな。よっ…」
ちゅ…くちゅう…つるっ。
「あ、あれっ?」
入らない。たしかにこの部分のハズなのだが。
(もう一度だ。…よいしょっ…)
つぷっ…
(ん!ちょっと入るぞ!やっぱりここだ)
四苦八苦しながら、なんとか入り口を探り当てるギース。
その後も、角度や力加減を考慮しながら、少しずつ、狭い通路を進入していくギースのペニス。
しかしやがて、ペニスの先端は何かに押しとどめられたように進めなくなってしまった。
(処女膜…ってやつだな)
「いよいよだぜ…ミカ…」
ごくん、と唾をのみこむギース。
「うん…ギースぅ…」
ミカはぎゅっと目をとじる。
「…いくぞっ」
ギースは腰に力をこめて、ミカの中を貫いていく。
ぷつっ…ぷち…
なにかが千切れるような、そんな感覚。
「あううっ…」
そして生まれた痛みに苦悶の声をあげるミカ。

「み、ミカ!大丈夫か!?」
「んん…へ、へいき…大丈夫だから、そ、そのままきて…」
「で、でも!」
「お願い…ギース…やめちゃやだ…あたしと…最後まで…」
「あ、ああ…!」
ぶつっ…ずっ…ずずっ…ずいっ!
「うああああっ!!」
「お、おおおっ…は、入ったぁ…!!」
ついに。ギースのペニスは根元までミカの胎内に挿入を果たした。
「ああ…は、はいっちゃったぁ…ギースのおちんちんがぁ…はぁ…」
「み、ミカ…まだ痛いか?」
「い…痛いよ…はぁ、でもいいよ、気にしないで。動いちゃってもいいから…」
(とはいえ、やっぱり無茶はできないな…)
「よ、よし…じゃあゆっくりいくからな」
ゆっくりと、ゆっくりとミカの胎内で動き始めるギース。
(うあ…なんだ、これ…むちゃくちゃきついぞ…)
開通したばかりのミカの女の部分が、ぎりぎりとペニスを締め付けてくる。
「あうっ…はううっ…」
ミカが苦しげな声をあげる。
「ミカ…まだ辛いか?」
「う、ううん…だんだんマシに、はぁ、なってきた…はぁぁん」
「よし…じゃあ、もうちょっと早く動くからな」
ずっ…ずずっ…ず…
(お、おお…ちょっとずつ、スムーズになってきたか?)
「ん、んん…はぁ、な、なんか…ちょっと、気持ちよくなって、きたかもぉ…」
「俺も気持ちいいよ、ミカ。じゃあ、もうちょっとペースあげるからな」
ずぷっ、ずぷっ、ずぷん、じゅぷ、じゅぷん…
「だんだん音がいやらしくなってきたぜ、ミカ」

「はぁぁ、いいよお…きもちいい…ギースぅ…もっとしてぇ…」
「もう全然辛くないみたいだな」
「うん…ふふ、ギースが上手にしてくれたから…かな…?あぁっ…」
「そりゃどうも…くっ、それにしても…ミカの中、熱くて、とろけそうだ…」
「ギースぅ…気持ちいい?ふああ、あたしの中、気持ちいいの?」
「ああ…!最高だよ、ミカ!おおおっ!!」
「はうん、う、うれしいよ…ギース…」
さらにずんずんと腰のスピードを上げていくギース。
「ああう、き、きもちいいよお…すっごく、きもちいい…」
「初めてなのに、こんなに感じちゃうなんて、いやらしいよな、ミカ?」
「ち、ちがうよ、ギースが…ギースがしてくれるから、あああっ!」
ズチュ、グチャッ、ブチュ、ブチュンッ…
「ああ…お、俺も…うう、すごい…ミカ、気持ちいいよ!」
下半身を汗と愛液にまみれさせながら、グチュングチュンと淫猥な音をたててギースが腰を打ち付けると、
ぶるんぶるんと大きな乳房が上下左右に動き回り、玉のような汗があたりに飛び散っていく。
「ミカ…おっぱいの動きもすごくいやらしいよ」
「はぁっ、ああう…もっとみて…やらしいおっぱい、揺れてるところ…」
二人は互いに腰を必死にぶつけ合いながら、頂点にむかって突き進んでいく。
「あ、ああ、はあああ・・・あたし、も、もうだめぇ…いっちゃうううっ!いっちゃうよおおおーっ!!」
「ああ、俺もだミカ!俺も…一緒にいくからな!!」
二人の腰の動きは最高潮に達しようとしている。
ズブッ!ズプン!ズチュウ!ブチャッ!ブチュウウ!
「!ギースぅ…いっちゃう…!あああ、いくいくいくうううううーーーーっ!!」
「ミカぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ!!」
どぴゅううっ!!どぴゅううう!!びくんびくん!!びゅるるるるる!!
ミカの胎内へと、ギースの熱い精液がたっぷりと注ぎ込まれていく。
「あああ…でてるぅ!…ギースの精液がぁ…はぁぁ…」

「う、うああ…ま、まだ出るぞ…うおっ」
ビュル、ビュルルル、ビクン、ドピュウッ!!ピュッ…
「ああ…お、おなかいっぱいになっちゃう…ギースので、いっぱい…」
うっとりとした表情で呟くミカ。
ギースは射精が終わると、ゆっくりと、ミカの中から肉棒を引き抜く。
にゅぽっ…ごぽり。
ミカの胎内に注ぎ込まれた大量の精液と、彼女自身の破瓜の血が混ざり合った液体がどろりと流れ出した。

「しちゃったねぇ…とうとう」
「ああ…そうだな」
体にまとわりついた汗や精液をふきとったあと、二人は裸のまま肩を寄せ合っていた。
夜空はだんだんと白み始め、星々の輝きも消えうせようとしている。
「もうすぐ朝だね…。今日は修行はおいといて、一休みしようかな」
「そうしとけ。体調の管理だって冒険者にとっては重要なことだからな」
そう言うギースの横顔を眺めながら、ミカが語りかける。
「ね、ギース」
「ん?」
「…あたし、いつか絶対ギースに追いついてみせるからね」
「…追いつけるのか?この 『爆炎のギース』 に」
不敵な笑みを浮かべてみせるギース。
「追いつくよ。絶対にね」
確信に満ちたかのように、力をこめて言い放つミカ。
朝日に照らし出される彼女の姿が、ギースにはとても美しく感じられた。

その後、ギースはまたしばらくミカのお守りを続けていた。
ミカは失敗を何度も繰り返し、説教を毎日続けられながら、それでも少しづつ、強く成長していった。
そしてギースは…ある日ミカの前から姿を消した。
「もう俺のお守は必要ない。一人前の冒険者なら、自分の身は自分で守らなくちゃな」
そういい残して、どこかへ旅立っていった。

だが、ミカは不思議と寂しさのような物は感じなかった。
むしろ、ギースに一人前として認めてもらえたことが嬉しかった。
やがてミカも、サルタバルタを離れて広い世界へと旅立った。
ミカは思う。
冒険者として己を鍛えていれば、いつの日かまたギースと出会えるだろう。
だから、寂しくなんてない。

ミカは今日もヴァナ・ディールで戦う。
同じ世界のどこかにいる、『爆炎のギース』と再び出会う日を夢見ながら。

『へなちょこミカと爆炎のギース』 おしまい

『彼』になにが起こったか
『ムバルポロスの虜』